敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

コルチャックと余録。

2020年05月06日 | 俳優座
【2年前に亡くなった俳優座の加藤剛さんが、
ライフワークとして舞台で演じていた役がある。
実在したポーランドのユダヤ人医師で教育者、
作家でもあったヤヌシュ・コルチャック……】
で始まるのは、毎日新聞5月5日付朝刊の「余録」。
そのタイトルは・・・
『2年前に亡くなった俳優座の加藤剛さんが…』。

蛇足ながら「余録」は同紙一面コラム欄。
興味のある方は、お読みくださいませ。
いまどきはネットでも読めたりするとか…
(本当にデジタルに疎いアラフィフ。
本稿後段でも、それは明確化します)

故加藤の舞台から「こどもの日」に寄せて、
所謂「こどもの権利条約」へと進み、
コロナ禍でのこどもの現況までを論じています。

コラム文中にも、1989年に国連※が採択した
「条約」と書かれていますが、
まず1924年に国際連盟(1920―46年)が
「児童の権利に関する宣言」として採択し、
1959年、拡張された宣言を国際連合が採択、
更に30年掛かって条約となり、翌年9月2日発効。
ただし日本では94年5月22日※※から効力が発生。

そして。
条約は成ったけれど、条文通りの権利は今尚、
世界で満たされていない。勿論、日本でも……。



俳優座の話に戻ります。
コロナ自粛の中、他のアーティスト同様、
映像による発信に取り組んでいる今日この頃。


まず俳優座YouTubeチャンネルを開設。
有馬理恵、田中美央、谷部央年ら中堅、
田中孝宗ら若手に加え、研究生も網羅。
また。
別枠で「俳優座子ども劇場」もアップ
・・・されています。

まったくのノータッチゆえ、ただただ
見るだけなので多くは語れないけれど…。
「舞台」では歴史がありますが、
Webでは新参ゆえ試行錯誤な感じです。
ぜひ温かい目で見守ってください。

映像でいえば、更なる企画も推進中
・・・それも、老兵はあまり役に立っていないけど。



※国際連合(1945年10月24日~現在)。
国際連盟は1946年4月20日正式解散し、
その資産と役割を継承。
つまり、便宜上二者は重複存在。

※※1994年5月22日といえば
スピードスケートの高木美帆の生まれた日。
彼女は1500mを1分49秒83で駆け抜けるが、
条約発効までは長い時間が費やされた。
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