敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

藤色のまち

2022年11月29日 | 身辺雑記

 

俳優座『雉はじめて鳴く』静岡巡演は

浜松公演を終え、今日は浜北にて上演。

きのうは休演日だったので、独り藤枝へ。

 

冒頭の写真はJR藤枝駅の階段。

〈蹴球都市FUJIEDA〉と読むのだろう。

藤は市の花であり、僕のようなサッカー好きは

藤枝東高校のユニフォームを連想するし、

Jクラブ「藤枝MYFC」のカラーも藤色だ。

 

 

「藤枝」は来季からJ2に昇格。

街中にそれを祝い応援しようとする

フラッグやポスターを目にした。

 

サッカー王で良いニュース……

と言いたいところだが、清水と磐田が

トップカテゴリーから陥落し、

来季J1から静岡のクラブ0の衝撃

 

えと、そんなために訪れたわけではない。

前述『雉~』が明日、藤枝市民劇場での例会なので、

前乗りして打ち合わせ。

それから「白子ノ劇場」にも顔を出した。

市役所、市民会館、市民劇場のかたまる地から

徒歩で10分強に作られた小さな小屋である。

 

もともと「小劇場演劇」から始まった「演劇制作」。

あ、私が 今は「新劇」に身を置くけれど、

今尚その架橋を目指しており、ある意味で『雉~』も

小劇場iakuの横山拓也氏と、新劇の俳優座のコラボだ。

 

逆に「白子ノ~」で俳優座の小さな作品を観てもらう、

そんな可能性を求めて、足を向けた。

・・・そこでの話は改めますが。

 

いたるところで藤枝カラーを目にしながら、

柿の実幼稚園年長組で、わたし「藤組」だったことを

思い出したりもしました。

 

ちなみにサムライブルーのタケも柿の実OB。

わたしは彼の先輩にあたるのだε=ε=┏(・_・)┛

・・・ちいちゃな自慢でーす。

  

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遠州旅情

2022年11月28日 | 身辺雑記

 

最近見かけなくなった形の地図。

・・・昭和的な案内板(正式名称を知らない)が

沢山並んでいたのは遠州鉄道「第一通り駅」を

出てすぐの高架下でした。

 

 

商店街おのおのが工夫をこらす様が

まだ店の開かない時間帯から感じられ、

……と、ここ数日わたしは「浜松」に居て

当たり前に話を進めたけれど、

たまさかこの頁に迷いこんだ人もいるかも。

少し説明を加えることにします。

 

遠州浜松。

かつては浜松県(1871年~1876年)だった遠江国

(とおとうみのくに)。

現在の静岡県西部の中心で人口は約80万人。

 

この街で芝居を見続ける団体が「浜松演劇鑑賞会」。

前述の駅から左に進むと事務所があり、

その会員に支えられた『雉はじめて鳴く』公演が

25~27日、アクトシティ浜松大ホールにて、

無事3ステージを終えた。

 

 

事務所裏手には、奇しくもバー「オペラ座」。

昨日のブログに、バーの多い街と書いたが、

この地域の言葉「だもんで」を店名にしたバーも。

 

 

三日滞在できたので、なんとか名物の餃子と鰻を

口にすることができた。

勿論。

たったの72時間で、この街の魅力が判るはずはないが…。

 

そうそう。

某放送局の人気番組「72時間」。

テーマ曲は松崎ナオ『川べりの家』だ。

オフィシャルのビデオクリップには

下北沢の「ぐらばー亭」が登場し、

女主人公や常連、さらには松崎自身が

映し出されるのだけれど、それは別の話。

 

横に長い静岡県。西部、中部、東部の境は川。

 

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バーな街?浜松

2022年11月27日 | 身辺雑記

浜松といえば、鰻。近年では餃子のまち。

もちろんスズキの本社のある政令指定都市。

 

そんな浜松での公演の合間を縫い、

次の例会地・浜北を訪れた。

浜北へはJRではなく「赤電車」こと遠州鉄道で約20分。

かつては浜北市。2005年に編入合併し浜松市浜北区。

この地を拠点に「浜松北市民劇場」は40年にわたり活動。

(以前の名称は浜北市民劇場)

打合せを終えて、21時頃に浜松に戻ると、

くだんの名物よりもバーの盛り上がりが目についた。

ま、時間帯もあったのでしょうが……。

若者や外国籍の方々がサタデーナイトを楽しんでいました。

盛り上がっている風景をとも思いましたが、

肖像権等かんがみて自粛。

もちろん仲間に加わることも我慢してホテルへ。

 

以上26日の話。

あけて本日、日曜日は『雉はじめて鳴く』

浜松での千秋楽。明日はオフ。

わたしは本隊をはなれて帰京となります。

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雉、浜松にて

2022年11月26日 | 俳優座

 

11月24日、午前6時過ぎに激しい雷

そして雨。けれど間もなくやみ晴れた。

 

昨日は師走の手前とは思えない暖かな、

いや暑いとさえ思える晴天の浜松で、

搬入、仕込を経て待ちに待った『雉はじめて鳴く』

静岡巡演のスタートを切った。

今日もお陽様のしたで上演。

 

俳優座としては2019年『北へんろ』以来の、

個人的には初めての浜松である。

 

 

最近はサイネージが本当に身近になった。

アクトシティ浜松大ホールにも……。

25~27日の3ステージ。

写真一枚目は、会場B1ロビーの床面。

いろいろ洒落ている建物です。

二枚目は会場1階ロビーの、例会に迎えられた俳優座の作品群。

そしてサイネージが三枚目。

最後の一枚は楽屋ホワイエに飾られた「花」。

各部屋にも大小さまざま、華やかに迎えていただきました。

 

 

12月7日まで静岡各地を巡ります。

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雉、相模原で

2022年11月23日 | 俳優座

『雉はじめて鳴く』静岡巡演のためのゲネプロを

神奈川県相模原市の南市民ホールにて。

 

 

21日に小屋入り。仕込~場当たりから、

22日は場当たりの残りと公開ゲネ。

そして、バラして荷積み。

 

本公演『猫、獅子になる』を終えて15日から

本格的な稽古を重ね、約一週間で仕上げた。

再演ではあるが二人キャストが入れ替わり、

裏方も、舞台監督含め半数以上が新顔に。

良い意味でフレッシュな『雉~』は

いよいよ25日、静岡県へ。

 

      

 

説明の必要がないかもしれないけれど、

写真は相模大野駅のツリーである。

つい公演に忙殺され意識が向いていなかったが

街はクリスマスな雰囲気。

そして勿論、サッカーW杯である

 

リアルタイムでいえば間もなくドイツ戦が始まる。

・・・ここで話を『雉~』に戻せば。

主人公のひとり、舞原健はサッカー部員。

三年が引退し、新チームのキャプテンを引き受ける。

2022年11月23日。22時少し前。

相模原での準備は昨日完了。

カタールの闘いは、あと数分、、、。

 

 

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雉、静岡へ

2022年11月18日 | 俳優座

 

いよいよ迫った『雉はじめて鳴く』静岡巡演。

浜松~(浜北)~藤枝~富士~三島~伊豆~(清水)

・・・基本「市」の名前で表記。

ただ浜北は現在合併して浜松市浜北区だからカッコ書き。

同様に清水も静岡市清水区となっているので同じく。

さらに詳しく、団体名でいえば・・・

浜松演劇鑑賞会、浜松北市民劇場、

藤枝市民劇場+島田市民劇場、

富士山演劇鑑賞会、伊豆市民劇場+沼津市民劇場、

夢すていじ.いず、清水市民劇場+静岡市民劇場

・・・という並びになる。

いずれにしろ約二週間の旅公演だ。

 

帰京後、おやこ劇場での例会も控えている。

高校を舞台にした本作を若い世代に観劇いただく好機の、

まずは第一歩になると良い。

 

(上)職員室での場面、(下)担任・浦川と生徒・舞原。

*撮影:森田貢造(初演舞台写真より)

 

11月22日、相模原でのGPを経て、25日から静岡へ。

どんな出会いがあるだろう……。

全日程には帯同できないが、期待は大きい!!

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猫から雉へ。

2022年11月16日 | 俳優座

11月4日(金)~13日(日)、俳優座劇場で上演。

劇団俳優座No.351『猫、獅子になる』の集合写真。

 

8050問題を描いた舞台だったわけだけれど

ひきこもりについて、漠然とした印象から、

「恐らく自らを守る最後の手段だったのだろう」と

思いに変化が生まれた。

・・・そんな声が多く聞かれました。

声高にテーマを叫ぶ作品ではなかったけれど、

多くの共感を得られた舞台でした。

 

未だ余韻は冷めませんが、間髪入れず

『猫~』と同じ横山拓也(作)×眞鍋卓嗣(演出)の

『雉はじめて鳴く』の稽古が始まっています。

14日『猫~』の後片付けを済ませて昨日から『雉~』。

 

撮影:森田貢造

 

懐かしい、2019年の稽古風景の一部。

上演は20年1月10日(金)から19日(日)、俳優座劇場。

思えば……二十四節季七十二候の「雉始雊」に

ほぼドンピシャの公演でした

 

そして2022年11月。浜松を皮切りに静岡県下を巡ります。

詳しくは改めます。

 

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マエカノを祝す。

2022年11月14日 | スポーツ

横浜Fマリノスが2022シーズンのJ1リーグを制した。

えと、マリノスとマエカノの誤打ではないです。

⚽⚽

川崎に生まれ育ったので地元愛はある。

ただ幼き頃、プロ野球のホエールズが去り、

翌年オリオンズがやって来たけれど

91年に千葉へ去った そんなトラウマの中。

・・・と、その前に。

ホエールズは、現在のベイスターズ、

オリオンズは、今のマリーンズ。念のため。

 

92年、プロサッカーのヴェルディ川崎は

我が街を名乗りながら、「心は東京」が溢れ出ていて、

実際しばらくして東京にホームタウンを移した。


なんてゆー歴史があるものですから、

川崎市民であり、神奈川県民でもある私は

日本リーグ時代から応援していた日産自動車を

「我がチーム」とした。

歴史的なJリーグ開幕戦で、宿敵ベルディを破った

「トリコロール」\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/

さらには1995年初優勝

2003、04年にはリーグ2連覇!

監督は岡田武史。就任初年度からてっぺんを捉えた。

数々の素敵な思い出がある。

しかし。

ミスターマリノスと呼ばれた男達をはじめ、

クラブを支えたプレーヤーの冷遇が目立ち始めて、

ついには2016年、俊輔が去ることになる……。

私もマリノスに別れを告げた。

 

2019年、圧倒的な強さをみせた15年ぶりの優勝

(ベスト11に4人、得点王は仲川とマルコス)を

物理的にも心象的にも遠くから見つめ、

磐田サポーター(俊輔とともに移籍?)として称えた。

 

今季の優勝は11月5日(土)。

プロ野球のヤクルト同様、一時独走したが、

3連覇を目指すフロンターレの猛追にあって、

通算5度目のリーグ制覇は最終節まで持ち越された。

俳優座の『猫、獅子になる』上演二日目、

ニュースで知ったのは翌日曜日だった。

 

地元愛でいえば……

川崎フロンターレのサポートが本当なのだ。

が、わずか1シーズンでJ2に降格となった

サックスブルーへの想いは捨てられない。

しばらくJ2での戦いが続きそうだが、必ずや!

 

 

そして、フットボール的には、いよいよW杯だ。

 

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猫、獅子の見た・・・

2022年11月13日 | 俳優座

 

PKを蹴るキッカーがシュミットで

ゴールマウスを守るGKもシュミット。

あるいは

戯曲『ROSE』では、ウクライナで生まれたローズが

波乱万丈の半生を行き抜き、アメリカに渡り、

ローズ姓のホテル経営者と結婚。ローズ・ローズとなり、

ホテル名を「W・ローズ」として大成功する。

・・・これは芝居の大切な部分ではないのだが、

そもそも今日の本題とは、また別の話(*)。

 

ただ、このような〈重なり〉が世の中には出現する。

冒頭の写真は、六本木の俳優座劇場の掲示板・・・

「獅子」がタイトルについたポスターが並んだ。

偶然なのだが……たまたまついでにいえば、

私の元職(1997年~2009年)と現職(2018年~)の

劇団だったりもする。

手前、劇団俳優座『猫、獅子になる』(現職)

奥が劇団東演『獅子の見た夢』(元職)である。

 

 

『猫、獅子~』の舞台写真。

左から清水直子、安藤みどり、塩山誠司(少し奥目)、

岩崎加根子、滝佑里(かなり見えにくかもですが…)

他、志村史人、若井なおみ、野々山貴之、

小泉将臣、髙宮千尋の10名のキャストで、

今月4日から昨日まで、10ステージを駆け抜けました。

 

そういえば、横山拓也×眞鍋卓嗣の俳優座公演第二弾

『雉はじめて鳴く』はCOVID-19が我が国で爆発前に

公演を終えることができたが、今回も七波から八波の狭間

(もちろん細心の注意と対策のなかの準備だったが)に

閉幕を迎えられた。

そう、雨も一日も降らなかった

 

そして休む間もなく『雉~』の稽古に入ります。

し、し、静岡の巡演が25日から始まるので!

そのことは明日以降に。

 

来場いただいた皆様、気にかけてくだささった方々に

改めて感謝の意を表して、次への第一歩を踏み出します!

 

(*)蛇足。

『ROSE』の主人公・ローズの口癖も

「それはまた別の話」であった。

志賀澤子の一人芝居として2012年から上演を始め、

今なおシアターχで主に月一のロングラン公演中だ。

が、これも、今日のブログとは別の話である。

 

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猫、10日ではままならん。

2022年11月12日 | 俳優座

花火は、丹念に長い時間を費やして作りあげて、

一瞬にして打ち上がり、消えてなくなる。

ただ、その大きな華が人々を元気づけ……

(ここで言う「大きな」は尺玉の寸法ではなく

空に描かれる大きさのことだと添えておく)

……また長く記憶に残るのと同じように、

演劇もまた、稽古を積み上げた時間に比して

観劇者と出会う時間が余りに短い芸術である。

 

それを覚悟で携わっているのだけれど。

『猫、獅子になる』はその想いが格段である。

 

 

(評・舞台)俳優座「猫、獅子になる」 絶望から救う、賢治童話の慈愛:朝日新聞デジタル

 かわいそう、イーハトーブが決め台詞(ぜりふ)だった。慈しむ心、全てが可能な理想郷を意味する宮沢賢治の思いを梃(てこ)に、「8050問題」に切り込んだ「猫、獅子...

朝日新聞デジタル

 

 

 

俳優座「猫、獅子になる」

80代の親が50代の子を養う「8050問題」の今を照らしだすドラマだ。注目の劇作家、横山拓也の繊細なせりふがさえ、俳優座の世代を超えた演技のアンサンブルが光る。3度目の横...

日本経済新聞

 

 

上記は一例で、多くの新聞に劇評を載せていただいた。

またSNSにも有難い声が多く呟かれております。

明日はいよいよ千秋楽。

しかし、この10日10ステージで終わる舞台ではないと、

背中を押されているのは誤解でも過信でもないと思う。

 

Tシャツも台本も完売した物販コーナーを眺めながら……

まずは台本の増刷に取り掛かろう。

俳優座のオンラインショップに挙げねば・・・

 

(左から)清水直子、安藤みどり、塩山誠司(奥)、岩崎加根子、滝佑里(みえづらいですが)

〈撮影:坂内太〉

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