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逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

何故ニセ科学批判が批判されるのか

2008年12月05日 | 疑似科学・ニセ疑似科学批判

『全ての人はニセ科学には反対する』

基本的に『ニセ科学に反対』とか『ニセ科学は広まって欲しくない』とかの意見に対して誰も反対していないだろうと思います。
たぶん今現実にニセ科学にどっぷり首まで浸かっている人でも、意見を聞けば『ニセ科学には反対』の立場でしょうね。

ニセ科学は、自分ではニセ科学とは言わないので『ニセ科学反対』なら全員一致する可能性さえ有るでしょう。
ですから意見の不一致はニセ科学に対する態度ではなくニセ科学の定義の方なのでしょうか、?
此れがそれぞれ別々なので意見が一致せず話が噛み合わないのだろうか。?

『ニセ科学を信じることを許してはならないか? 』見たいな一般人を攻撃する話になると普通の人は付いていけなくなる。
しかもニセ科学批判のやり方が被害(影響)の大きさと関心の大きさとの相関関係が一致しているようには決して見えない。
ネット社会では大問題の水伝ですが一般社会では、教育関係者以外は「水からの伝言」にそんなに関心は有りません。




『マルチ商法とニセ科学』

今、普通の日本人が一番引っかかりやすいニセ科学の一つにマルチ商法が有るが、国会でも問題になったマルチはニセ科学の宝庫で、日本で2000万人が被害をうけているらしい。

典型的なマルチ商法で扱う健康商品の手口で特に厄介なのが「一時的に悪化はしますが、続ければ必ず治ります」などと言うのがある。
これでクーリングオフの時間を上手く凌ぐわけです。

マルチというのはニセ科学でも有るがニセ宗教(カルト)にも良く似ています。
まあ色々と揃えてうっかりするとたちまち数十万円を巻き上げられてる仕掛けになっていますが、何しろ参加者(会員)は自分しか知らない真理を見つけたと信じていて、心配して『止めた方が良い』という周りの者はアホ扱いするか、悪の手先と看做す。
価値観が全く狂わされていて、自分が騙されているなどとは思いたくない。
そういう意味でエラク宗教(破壊的カルト)臭い。




『似ているニセ科学とニセ科学批判』

熱心に何かをしていると対象物に似てくる話が有りますね。
ニセ科学と宗教(カルト)には関連性が有るのですが、ニセ科学批判を熱心にしている人の主張もエラク宗教臭いんですよ。
ニセ科学とニセ科学批判とは対になっているのでしょう。
実に面白い現象です。
別に宗教臭いから悪いとはいっていません。山形大のapjさんのようにニセ科学に対して裁判まで起こそう何てのには誰にでも出来る事ではなく頭が下がりますが、ニセ科学にピンからキリまで有る様にニセ科学批判にも同じ事が言える。

となれば、私のようなニセ科学批判・批判が当然に必要になってくるわけです。
其の中でもkikulogの菊池誠氏は最悪。
ニセ科学批判は客寄せの無料で配る100円の餅焼き網か笊程度、本当に売りたいモノは数十万円の羽毛布団(9・11陰謀論退治)で、あれは単なるペテン師ですよ。





『ニセ科学が流行る不思議』

科学万能のこの世の中で何故これ程までにニセ科学が蔓延るのか不思議に思われまませんか。?
『ニセ科学は悪』などとニセ科学を道徳的に判断するのではなく科学的に理解しないと物事の本質は見えてきません。
今の一部のニセ科学批判は限りなくニセ科学に近づいてニセ科学に似たものになっています。

ニセ科学の基本は『各自の持っている正常な価値判断の基準を狂わせる』事なんですよ。
此の世には所謂ニセ科学だけでなく間違ったものや好くないもの、迷惑になるものは数知れない。
其の中でも何が一番大事で、何が大事でないか。?
社会にとって、自分にとって何が大事で何が大事ではないか。?
この事を正確に判断する事が出来ればニセ科学を含め物事の問題点のあらかたは解決します。
例えば、田母神俊雄前航空幕僚長は日本の過去の栄光が一番大事だと主張する。中山成彬前国土交通相は全ての原因は日教組たと主張する。
竹中平蔵は金持ちがもっと大金持ちになったらみんなが金持ちになると主張する。



『最悪のニセ科学は新自由主義』

歴史も教育も経済もみんな科学の一分野で、我々みんなに大きく影響する。
この連中の主張こそ最大のニセ科学だとは思われませんか。
この人達の主張する愛国心も過去の栄光の歴史も日教組問題も大金持ちの生活もこの人達だけが関心が有る問題で、教育や軍事や経済では枝葉末節な瑣末な事例の一つにすぎません。
其の下らない些細な事柄をさも重大事のように大騒ぎして肝心の一番大事な事柄からは目を逸らす。
ニセ科学がどうのこうのと水騒動に関心が有るのは一部の教育関係者だけです。
美しい結晶が出来ようが出来まいが世の中の大勢に影響は有りません。


今の世の中で一番影響が有るのは新自由主義と其の行き着いた先の世界最終戦争(対テロ戦争)の行く末で、全ての結束点は9・11事件です。
瀕死の重体の患者の頭の薄毛とか足の水虫を心配しても仕方が無いでしょう。
確かに気にしている人は気に成るでしょうが、しかし何が一番大事かの価値観の基準が一番大事です。

過去の栄光の歴史が一番大事だと田母神を支持する中西輝政京都大学教授が危険で有る様に、9・11事件政府報告書を信奉する菊池誠大阪大学教授の危険性に気が付くべきです。




『価値判断の基準を狂わせる』

一度身に付いた知識や経験を狂わす事は難しいが、各自が持っている判断基準の方は簡単に誤魔化せる。
ニセ科学での騙しの基本的な手口が『各自の持っている正常な価値判断の基準を狂わせる』様なやり方なのです。

具体的に言うと、マルチ商法でよく使われる手口は『石油由来の成分は危険』だから『天然由来の成分を使っている』ので安全である、何てのが有ります。
普通の庶民が何と無く信じている『天然がよくて科学物質は危ないかもしれない』を拡大解釈して『化学物質は危険』と信じ込ませ化粧品や洗剤などを高額で買い取らせるわけです。
化粧品に限らず全ての商品の判断基準は色々な要素を組み合わせたもので簡単には判断できないのに、『天然だから』とか『石油由来だから』好い悪いが簡単に判断できると信じ込ませる。
『石油由来』見たいな簡単で単純な指針だけが全てに優先されると誤解させ『各自の持っている正常な価値判断の基準を狂わせ』間違った結論に誘導する訳です。
被害者は何が自分にとって大事で、何がそうでないかの基準が狂わされる。


一部の『ニセ科学批判』が限りなくニセ科学に近づいて来ているといっている理由は、社会全体にとっては関心のない(極一部の関係者だけが関係が有る)水からの伝言のような問題を、さも社会全体が其の為に悪くなるかのような誤った主張はマルチ商法の常用する典型的な『各自の持っている正常な価値判断の基準を狂わせる』手法だということです。

ニセ科学非難によく見られる「頭ごなし」「決めつけ」「教条主義」と言う様な表現方法の事では有りません。
それらはニセ科学批判が煙たがられる事は有るでしょうが、最大の問題点ではない。



『水からの伝言で悪くなったのか』

価値観の基準とは文字どうり『それぞれ個人が持っている価値感』のことです。
何が一番世界や自分にとって価値が有るのか、無いのかの判断基準のことで、此れが狂っているとどれ程の知識があってもどうしようも有りません。
ニセ科学にもピンからきりまで。
ニセ科学批判もそれに対応しておりピンからきりまで。
何が大事かの判断が狂っていては幾等目的が崇高でも何の役にも立ちません。

今の日本が日教組のせいで悪くなっていると思っている中山成彬と同じ様に、まさか皆さんは今の日本が『水からの伝言』のせいで悪くなって来ている何て思っていないでしょうね。
今の日本や世界を悪くしている『ニセ科学』とは、グローバルスタンダードや規制緩和万能、市場原理主義の『新自由主義』という名のニセ科学ですよ。
これにみんなが苦しめられている。
ニセ科学『水からの伝言』に苦しめられている人がこの社会に全くいないとは言いませんが、世間全体にとっては枝葉末節な些細な悪い事例の一つにすぎません。

頭の薄毛とか足の水虫も気にしている人にとっては確かに大問題かもしれないが、人の生き死にから見れば瑣末な事柄である。
最大のニセ科学、対テロ戦争もその原因に成った9・11も新自由主義も眼中に無いかの様に『水からの伝言』程度のニセ科学批判を行う滑稽さ。愚かしさ。

『各自の持っている正常な価値判断の基準を狂わせる』とは其の事を指しています。
菊池誠氏を批判しているのもその様な意味からで氏個人に対しては何ら含むものは有りません。
911に対して菊池氏は討論を回避して何ら答える気はさらさらないようですよ。
誰かと議論したいからグログを開設している皆さんや私とは正反対の立場の様です。
答えられない、答えたくない不味い質問に対しては『既に答えています最初からブログ記事を読みなさい』と突っぱねる。
しかし其の答えとは『その問題に対しては議論が収束シテイマセン』なんですよ。
余り真面目とは言えない態度ですね。






『菊池誠氏の大きな勘違い』

ニセ科学のネタは其れこそ浜の真砂以上にあり完全に絶滅させる事は出来ませんし、流行るには流行る理由がある。
ニセ科学には其々何かの客(被害者)を引きつける利点を必ず持っているんですよ。
だから流行る。
悪い事だけなら流行らず何もしないでも其のうちには勝手に廃れます。

菊池氏の其れは『ニセ科学批判』ですね。だから二重に欺瞞的で悪質です。
菊池氏の『ニセ科学批判』は客寄せの安い餅網焼きで、網は偽者ではないかもしれないがやっている商売そのものがインチキです。
極簡単なトリック何ですが善良な人は、善良であればあるほど大概は引っかかります。
もう少し疑り深い方が騙されなくて済む可能性があるでしょう。
菊池氏のブログ記事kikulogを精細に読めば『ペテン師である』は当然の感想です。
菊池氏が自分の都合の悪いコメントにもマトモに返事していると勘違いしている時点で、この世の中には悪人は居ないとでも思っているかのごとき警戒感の無さです。
トンデモナイ悪党は此の世には沢山います。菊池氏が其の一人だとは言いませんが。
菊池氏は単なる道化役者ですよ。
実名でアメリカ政府公式報告書を全面支持している人物は世界広しと言えど菊池氏一人です。
幾等なんでも、そんな恥ずかしい事が出来る者はいないし、本人に余程の勇気が無いと出来ませんよ。
もちろん日本では只一人。菊池氏以外には誰もいない。
何事であれ、ただ一人の人物なので多少は叩かれるのは仕方が無いでしょう。
科学者でNHKのムペンバ効果はインチキ(ニセ科学)と明確に批判したのは大槻義彦ぐらいだった。
もちろん大槻氏もよってたかってみんなに叩かれていたし、ただ一人ならある程度は致し方が有りませんね。


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12 コメント

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最悪のニセ科学は (愚樵)
2008-12-06 05:55:54
「最悪のニセ科学は新自由主義」ではないと思います。経済学そのものでしょう。

金利にいかほどの科学的根拠もありません。しかし経済学は、科学的根拠のない金利を根拠にしてさまざまな経済原則を打ち立て、金利があたかも科学的な原理のように装う。需要と供給が価格を基準に均衡するというミクロ経済学のセントラルドグマも科学的には嘘です。完全情報市場などといった経済学の想定は物理的にあり得ないし、そもそも人間がすべて「合理的」に行動するわけではない。が、科学の装いをまとった経済学は、すべての人間を「合理的」に行動するよう誘導するんですね。

ニセ科学の追究はそれはそれで意義のあることでしょうが、わかりやすい『水伝』等のニセ科学でお茶を濁しているだけでは、単に科学の有効性を宣伝して科学教を布教したいという程度にしか受け取れませんね。
経済学はニセ科学か? (ブログ主)
2008-12-06 12:16:52
コメント有難うございます。
愚樵さん。根本的な疑問がいいですね~え。
普通の人が理解出来ない金融デリバティブ商品を作り上げた金融工学などの近代経済学がニセ科学に限りなく近いのは事実ですが、しかし『経済学がニセ科学』との説には無理が有りそうです。
資本とは何か、利潤とは何か、貨幣とは何か、何故恐慌が起こるのかを解明したマルクス経済学をうっかり忘れていませんか。
実験国家ソ連が崩壊してマルクスは間違っていたなんて説が唱えられているが今では資本主義の総本山が揺らいでいる。
折角マルクスが利潤や市場のメカニズムを解明したのにマルクス経済学を科学としてではなく宗教として取り入れたロシアの実験は挫折してしまうが、あの失敗した社会制度でもみんなが真面目に働いたら上手く行ったらしいですよ。ところが予定どうりには行かなかった。
インフレも無い失業の倒産も無いある意味では理想国家だったがみんなが真面目に働く事は無かった。破綻して当たり前です。

『水伝』についてですが、
『単に科学の有効性を宣伝して科学教を布教したいという程度にしか受け取れませんね。』

其のとうりですが、宗教としての『科学教』の布教活動(ミッション)と言うよりも私には『科学教』の信徒による異端狩り、宗教裁判のように見えます。
普通の裁判では原告と被告とがある程度は対等な関係に有りますが、宗教裁判はそうではない。
宗教裁判の怖いところは、告発された異端者は自ら罪を認め謝罪する以外に助かる道は無いことでしょう。
異端者が論争で勝って宗門側が間違っていたなんて認めることは天地がひっくり返っても起こらない。
そういう意味ではニセ科学批判は宗教裁判に似ています。
そういえば99・9%有罪に成り告発を否認すれば厳罰が待っている日本の刑事裁判も宗教裁判に似ていますね。恐ろしい話です。
マルクスですか (愚樵)
2008-12-06 19:33:48
>マルクス経済学をうっかり忘れていませんか。

効用価値説も労働価値説も、どちらも科学的とは言えないと思っています。価値基準の選定のあり方が恣意的だと思います。もっとも科学的なものに近いのはケネーの重農主義経済でしょう。

>私には『科学教』の信徒による異端狩り、宗教裁判のように見えます。

同感です。
コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-12-07 10:21:05
愚樵さん。
『もっとも科学的なものに近いのはケネーの重農主義経済でしょう。』そうそう。そんな風に「あれはこうだ此れはこうだ」あれでもないこれでもないと論争するのが科学です。
色々な仮説が提示され何回も検証され少しづつ科学が進歩していく。
しかし旧ソ連のように検証する事も無く反論も許さなくなった段階で科学であったはずのマルクス主義が簡単に宗教に変質したんでしょうね。
どんな科学でも簡単に宗教に進化?(変質)します。
中学高校の授業で教えられる数学の殆んどはピタゴラスの解明した範囲程度なのですが、当時のギリシャの数学はれっきとした宗教団体ピタゴラス教団のものだった。
簡単に検証可能な数学でも宗教に成れるなら、実際の検証が難しい経済学などの社会科学なんか簡単に宗教に成れる。
科学と宗教は言葉も違い概念もまったく違い、一般には相反するものと考えられているが本当はこの二つを完全に分離するのは難しい。

だからどちらに分類すれば分からないものも数多い。
今大流行のCO2による地球温暖化説なんかはニセ科学の可能性が高いがニセ宗教臭くもある。
温暖化懐疑論に対する感情的反発なんかはカルト臭がプンプンとする。
気象学も経済学も科学者たちが実験検証する事が困難で、今の世界と過去の歴史的事実を解析することしか出来ない。(実験する事が事実上不可能)
しかし正しく解析すれば可也な部分まで事実の検証は可能です。
検証可能だから「気象学」や「経済学」は科学に成れたわけです。

しかし現実世界から完全に遊離して『減税すればするほど税収は増える』と主張したレーガノミックスなんかは完全な宗教ですよ。
市場原理主義、新自由主義もニセ科学でもあるが、完全に現実世界からは遊離した脳内世界の産物です。そういう意味で多分宗教ですよ。
『価値判断の基準を狂わせる』で (カーク)
2008-12-09 00:13:06
思い当たるのが、ブッシュの言った、「テロにつくか、アメリカに付くか」です。
アメリカに味方しないのは、すべてテロリストみたいな言い方は、私の中に怒りの炎を燃え上がられましたが、アメリカは正しいと思った人も多いのでしょうね。
カークさんへ。 (東西南北)
2008-12-09 04:29:53
 本当にそうですよね。アメリカ政府も反科学的で違法であって、同時多発テロを敢行したテロ勢力も反科学的で違法なんです。これが正しい科学的な価値基準です。わたちたちは、テロ勢力もアメリカ政府も共に監視し、批判していく主権者としての人類として人類の力で平和社会を実現していくという価値基準を科学的な人権論、法理論、哲学、世界観として確立し、間断なく学習・教育し、民主主義運動、平和運動、労働運動していく必要がありますね。

 それにしても人類への不信、人類への「あいまいさ」が非科学、オカルトとして目にあまるイデオロギー状況です。「人類は共に生きる存在かどうかわからない」「共にいきながら、ともに殺し合う存在だから、軍事力と外交力を組み合わせるしかない」というオカルトなど典型ですね。人類は共に生きる存在であるから、殺し合いの手段である軍事力はいらないという世界観が科学的な法理論なんですよ。ともあれ、正当防衛を否定しては「黙って殺されろ」となりますから、正当防衛、集団安全保障は必要ですね。
カークさん。コメント有難うございます (ブログ主)
2008-12-10 15:04:18
ブッシュの主張した単純な善悪二元論にカルト宗教(原理主義)を感じた人は多かった思いますが、不思議な事に世界中が反対したイラク侵略と違いアフガン進攻に対して当時は賛成の方が圧倒的に多かった。
違法であれ無法であれ強引であれイスラム原理主義憎しで世論は固まっていた。
原因は9・11事件で何回も何回も放送された高層ビルが崩れ落ちる映像が目に焼きついていて正常な判断力を人々から奪っていたのでしょう。
マスコミの力を総動員すれば人々を短時間であればいとも簡単に集団ヒステリーに近い状態に簡単に成るというよい見本です。
如何に人々が単純な誘導(洗脳)に乗せられやすいか、人々の知識や経験を狂わす事は難しいが『価値判断の基準を狂わせる』は実に簡単に出来るかを証明した恐ろしい事件です。
東西南北さん。コメント有難うございます (ブログ主)
2008-12-10 15:24:20
>『正当防衛、集団安全保障は必要ですね。』

基本的に戦争は国際条約違反です。第一次世界大戦の悲惨な教訓から日本も参加して1928年パリ不戦条約が結ばれ国権の発動たる宣戦布告、戦争は違法とされ、世界的な軍縮が行われる事になる。
ところが翌年に勃発した世界大恐慌の結果、状況は一変し日本やドイツ、イタリアなどの後発の先進工業国の経済が極度に悪化。これ等の国は軍国主義的膨張主義路線で経済の行き詰まりを解決使用として世界と衝突して第二次世界大戦に突き進んで行きます。
第二次世界大戦が日本にとって自衛の戦争との認識はなにも田母神の発明でもなんでもなく当時の日本人の常識だったんですよ。
日本は自衛を理由に自殺的な真珠湾攻撃に突き進んでいった。
だから戦後定められた平和憲法では自衛戦争の抜け道を塞ぐ目的で9条の戦争放棄と軍備の全廃が盛り込まれ、そのために日本は63年間も戦争をしないで済んでいる。
自衛戦争を認めては駄目です。
憲法9条1項の戦争放棄は日本憲法だけの特色ではなく良く似た条項はヨーロッパ諸国では多くの国で採用されている。
世界中の憲法に無くて日本の平和憲法だけに有るのは9条の2項の再軍備の禁止、国防軍の放棄ですね。
イタリアもドイツも、其の他多くのヨーロッパ諸国で戦争を合法としている国は一カ国も有りません。しかし自衛戦争を合法としているんですよ。
自衛戦争が合法なら自衛軍も合法です。だから国防軍が各国にある。
そして世界中での戦争を続けているアメリカ軍ペンタゴンの名称も国防総省で戦争省では有りません。
NATO諸国は、この『自衛戦争』と言う名の抜け穴を使ってイラクやアフガンに派兵してアメリカの戦争の手伝いをさせられているのが現状です。
自衛戦争の合法化は堤防に穿たれる穴と同じで、遠からず戦争と言う災難が其の国を襲うのは目に見えています。
ですから今の日本の9条2項の偉大さと重要性が際立っているのです。
>ニセ科学とニセ科学批判とは対になっているのでしょう (そっかー)
2009-05-19 20:56:41
「水伝」みたいな取るに足らないものを、持ち込む側も持ち上げて騒ぐ側も
胴元は同じだと思いますよ。


http://taraxacum.seesaa.net/article/39671834.html

国際勝共連合の名で前からやってましたね。
Posted by べるの(たんぽぽ) at 2007年04月22日 20:47

勝共連合の存在も、アベの祝電が発覚するまで、
わたしは、知らなかったよ...(泣)
Posted by たんぽぽ at 2007年04月23日 01:13
世の中には不思議なものがある (ブログ主)
2009-05-20 10:07:15
そっかーさんコメント有り難う御座います。

(誰かが)長年にわたって政治ブログを書いていてですね、『勝共連合の存在』を『知らなかった』の一言では済まされないでしょう。
何とも不真面目で不勉強です。
ただこの場合には裏があるかも知れませんね。
差別(レイシズム)専門のブログを書いていて、解放同盟も差別の存在も『今まで自分は全く知らなかった』と主張する多文化・多民族・多国籍社会で「人として」 の仲@ウキウキ氏。
彼はたんぽぽ氏のお友達ですが、ご丁寧にも解同の創立総会が開かれた京都に20年以上も住んでいると言う。
しかの解同問題が唯一最大といっても良い京都市長選が直前に行われていた。

誰かが『○○を知らない』と言った場合に考えられる事は、一般的には本人は正直に喋っている『本当に知らない』場合ですね。
其れ以外に考えられることとしては真っ赤な嘘をついていて『本人自身が○○である』場合である。

仲@氏は正真正銘の解同活動家で、ブログ名さえ解同のスローガンです。
左右の違いを超えて反対している稀代の悪法『人権擁護法案』に賛成しているトンデモナイ人物ですが、長年護憲左派ブログと思われていて、今でも(護憲派ブログ世界で)色々と活動している有様である。
何ともはや。こんな事では自民党などの改憲勢力に勝てるはずも無く、護憲派の一人としてもどかしくも有り恥ずかしくもある。
たんぽぽ氏はこの仲@氏と同じ行動を取っているので解同活動家で有ると思われるが、ひょっとすると勝共連合とも関係しているのかもしれない。
何しろたんぽぽグループには極右と思われる黒クラ川何てモノまでまでが存在するので『何でもあり』で、普通の常識は通用しません。


それにしても「水伝」みたいな取るに足らないもので、関係ない一般人が大騒ぎ出来るのでしょうか。?
不思議で不思議でなりません。
確かに、我々一般市民には全く興味が無い蝿の視力の研究に一生を捧げる科学者もいるでしょう。
その様な関係ない外野から見れば興味の薄い事柄でも一生懸命研究する科学者がいるから科学は発展する。
山形大のapjさんのように自分の学問分野の功績にならなくても積極的にニセ科学批判を行っている人もいるがこれはこれで大切な話ですね。
ただ自分が関心があるからと言って関係ない人々にまで強制するのは筋違い。
誰も彼もが蝿の視力に興味を持っている世界は別の意味で気持ち悪いですよ。

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