逝きし世の面影

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福島第一原発事故 破廉恥な情報偽装の連鎖

2011年05月23日 | 軍事、外交

『世界に恥を曝したセミのション便』 白々しい自衛隊(嘘つき三兄弟)の弁解

『爆発リスク覚悟、陸自ヘリが緊迫の放水作戦』(2011年5月21日)
東京電力福島第一原子力発電所で自衛隊ヘリが3月17日に実施した空中からの放水作戦で、ヘリの機長らが読売新聞の取材に応じ、緊迫した機内の様子を振り返った。
ヘリ2機は、陸自第一ヘリ団(千葉県木更津市)に所属。17日午前、3号機の使用済み核燃料プールに対し、交互に計4回にわたって海水を投下した。
1番機で作戦を指揮した加藤憲司隊長(39)に最終的な出動命令が下ったのは当日早朝。前日に別のヘリが放水を試みた際には放射線量が高く断念し、この日は、被曝(ひばく)線量を抑えるため、300フィート(約90メートル)の高度を20ノット(時速37キロ)で通過しながら水を投下する作戦を立てた。機体には放射線を防ぐタングステンのシートと鉛板を敷き詰め、隊員は防護服の上に鉛板が入ったチョッキを着用、体内被曝を防ぐヨウ素剤を服用した。当時、露出した核燃料に水を掛ければ水蒸気爆発が起きる危険もあった。「多少のリスクは覚悟していた。いかに正確に飛行するかに集中した」と1番機の伊藤輝紀機長(41)は振り返る。(読売新聞)

『邪悪の連鎖』

東京電力が2ヶ月間の悪質な印象操作の結果、十分に国民を騙したと勘違いして大震災以降隠し続けていた原発を襲う7メートルの大津波(東電規格では14メートル)の映像を公開した。
メディアリテラシーがあれば一目で分かる程度の馬鹿ばかし『真っ赤な嘘』を日本のマスコミが誰も指摘(批判)しないので、今回自衛隊も東電の真似(不真面目な情報操作)をして良いのだと思ったようです。
日本の自衛隊の腰抜けぶりを白日の下に曝け出したセミのション便の放水作業から『2ヶ月も時間が経ったので』(マスコミが総出で『被災地支援の自衛他』を宣伝したので)十分に国民が忘れていると勘違いして、東電と同じ真っ赤な大嘘を恥ずかしげも無く発表する。
日本のマスメディアが作り出した『邪悪の連鎖』か、印象操作、情報操作の臨界状態である。
東電にしろ自衛隊にしろ、その鉄面皮な厚かましさには驚くしかない。
昔から『人の噂も75日』と言うが、まだたったの2ヶ月しか経過していないので、今回は人々が完全に『忘れてしまう』には早すぎて『大失敗』している。

『事実経過』

事実とは違いすぎる低俗な『お笑い』は吉本新喜劇並の東電、自衛隊に任せて3月時点での本当の事実経過を簡単に記して置こう。
『3月16日福島第一 自衛隊ヘリの放水は見送り』
防衛省によると、福島第一原子力発電所の3号機へ水を投下する自衛隊のヘリコプターは、上空を飛行中の隊員が受ける放射線量が規定された50ミリシーベルトの上限の4倍の毎時200ミリシーベルトと、大幅に超えることから16日の作業を断念した。
(地上で給水活動に当たる人員は100ミリシーベルトの被曝上限を緊急時に250ミリシーベルトまで規定を臨時に緩和したのですが、国家の危機よりも自分の人命優先の自衛隊はその5分の1の数値を厳守)
小学生でも判るペテンである。
『50ミリシーベルトの上限の4倍の毎時200ミリシーベルト』の防衛省の言い訳だが、200ミリとは1時間浴び続けた積算値のことで、数秒で終わるヘリの放水作業なら1/1000程度で0・数ミリシーベルト。
この恥ずかしすぎる防衛省の任務放棄の弁解を一言も批判しないで、そのまま放置するマスコミは社会の木鐸としての役目を放棄している。
『17日夜のNHK報道』
自衛隊によると16日に高度30mで250ミリシーベルトの値だったので断念した。
しかし再開された17日は高度100mで87・7ミリシーベルトだったので『下がっていると』と判断して水の投下を100mの高度で行ったとしているが、これでは自衛隊は痴呆状態か大嘘つきである。
責任逃れの悪質なデマ宣伝の類であり支離滅裂、何とも腹立たしい限り。
距離の二乗に反比例して放射能の数値は弱まるので、昨日の16日時点でも100mの高度なら30メートルの数値の11分の1程度であり、それなら23ミリシーベル以下だったのですよ。
(自衛隊発表が正しいと仮定すれば)
何と、自衛隊は自分達だけの安全を最優先して『放射能汚染』を恐れるあまり、政府の命令を無視して1日間も任務放棄している間に事態は極度に悪化して4倍近い87・7ミリシーベルトまで急上昇していたのです。

『最低でも300メートル以上を飛行』 こしぬけが責任逃れの口から出まかせ

緊急に給水活動が必要な使用済み燃料棒を貯蔵するプールが存在するのは、格納容器建屋(60メートル弱)の5階部分のオペレーションルームに併設されているが、何とこの高さが40メートルです。
それなら我らが自衛隊が最初の3月16日時点で発表した『30メートルでの測定値』とは何処で計ったのか。
呆れかえる馬鹿ばなしか妄想の類で、悪質な作り話である。
2ヶ月経ってから自衛隊から発表された数値300フィート(90m)から放水とあるが(実際の放映されたビデオ映像では)建屋のすぐそばの排気塔の高さ(120メートル)の倍以上を飛行しており、それなら300メートル程度の高度からのセミのション便の放水作業だった。
全ての国民(日本だけではなく世界の人々も注目)が見ているのに平気で3分の1以下に数値を小さく誤魔化すとは絶句するしかない。
誰にでも、それこそ小学生にでも判る程度の全くの明確な『嘘』であり、このような人を小馬鹿にした真っ赤な嘘を、人前で平気な態度で喋る恥を知らない自衛隊の厚かましさには呆れる。
基本的に法令によりヘリは鉄塔(120メートル)よりも低い高度は飛ばないのだが、3月に100メートルの数字を出した手前、自衛隊としては引っ込みがつかなくなった結果の嘘の連鎖反応である。
今回は新しく自衛隊が言い出した『水蒸気爆発の危険性があったので云々』の言い訳であるが、当時は誰一人もそんな主張はしていないし勿論肝心の自衛隊自身が言っていない。
この言い訳は二ヶ月が経過した後で東電がメルトダウンを認めた後知恵で仕入れたらしい『知識』による姑息な恥ずかしい、苦し紛れの自衛隊の責任逃れの嘘である。
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2 コメント

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はじめまして (ttt)
2011-05-23 15:19:17
『嘘も100回言えば本当になる』
パウル・ヨーゼフ・ゲッペルス


タダほど高いものはなく、TVがタダだと喜んでいるうちに、結局は高い高い代償を払うことになるのですね。。。

情報に対して受身のままではお金だけでなく、命まで左右することに。

ネットで労力使って情報を探すか、外国語を勉強して海外のニュースから情報を得るか、どちらにせよ自分で考えて判断する能力が欠かせないですね。

これからも時々お邪魔させていただきます。


tttさん、はじめまして (宗純)
2011-05-24 12:01:16
コメント有難う御座います。これからも宜しく御願い致します。

東電にしろ自衛隊にしろ、何故これ程までに厚かましく恥知らずなのかと考えたら本当に腹立たしいですね。
何故彼等がこれ程厚顔無恥なのかの謎ですが、矢張りみんなが怒らないからですね。
だから今のように東電や自衛隊は平気で嘘を恥ずかしげも無く垂れ流すのです。
何故多くの市民が当然の怒りを表さないかの謎ですが、実は東電や自衛隊の小学生でも気が付く程度のあからさまな真っ赤な嘘が、実は気が付いていない。
だから一般市民のみんなは腹も立たないのですが、何とも情けない話です。
責任の有る人や偉い人は初歩的な子供騙しの嘘をつく筈が無いとの思い込み(既成概念)に支配されていて、目の前に有る真実が目に入らないのです。
事実は常識の正反対で、実は我々のような責任や権威が無い一般人では何かの間違いを犯しても正直に謝ることが可能なのですが、これが権威や責任が有ると謝ることが出来ないので、うそで誤魔化す必要性が生まれてしまうのです。常識の盲点見たいは話ですね。

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