逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

絶対命題アプリオリを疑う「麻生太郎は何を間違ったのか」

2013年08月06日 | 政治

『疑いなきもの(アプリオリ)を疑う科学』

アプリオリの語源はラテン語の a prioriで『先天的な』『より先のものから』の意味で、アリストテレスやプラトンなどギリシャ哲学では『論証の土台となるすでに正しいと決定されている絶対的命題』(原理)をアプリオリと定義した。
近代哲学の祖ともいうべきカントの認識論でもアプリオリは認識・概念など議論する全てのものの土台となる『論理的に先立つもの』であり、すでに正しい事が証明されている『絶対的な命題』(原理)とされている。
哲学的な思考方法では『論理的に先立つ』、正しいとされている『絶対的な命題』を土台として、演繹的にすべての物事が証明される訳です。
絶対命題アプリオリは、『我思う、ゆえに我あり』のデカルトなどとも共通しているし、『始めに言葉ありき』の旧約聖書の考え方とも共通する哲学論議の王道であるが、残念ながら普遍的な真理を客観的に求める科学(唯物論)とは相反する宗教的な観念論であろう。
『疑いないことを疑う』懐疑精神から科学が生まれ、議論する事さえ恐れ多い絶対命題『アプリオリ』を認める態度から宗教が生まれてきたのです。

『近代科学と一神教精神の分離と葛藤』

『近代科学』は西欧一神教的世界観から出発しているのですが『宗教』というアプリオリ(議論以前の既に正しい絶対命題)を疑う姿勢から科学が分離し行く。
この事は何やら600~700万年前の人類の直立二足歩行をはじめて類人猿との分離が起こったような話です。
二足歩行が類人猿と人類の分岐点であったように、『疑いないことを疑う』とは科学と宗教の分岐点で、『全ての物は疑いうる』というような科学的な懐疑心のないものは何時でも先祖の『宗教』モドキに変質していきます。
ふつうの自然科学にも絶対命題アプリオリとしての『原則』はある。しかしその出発点は『論理的に先立つ、すでに正しい事が証明されている絶対的な命題』ではない。
科学のアプリオリとは哲学とは180度逆で、元々は一般的に個々の事物の検証作業の積み重ねから帰納法的に導き出された推論(仮説)だったものなのです。沢山の『論』や『仮説』のうちで、演繹的に正しさが証明されたものだけが『原理』(アプリオリ)と呼ばれ現在まで残っているのです。
議論も検証も無しの、『最初から決まっている絶対命題』的な発想は科学には存在しない。
600万年前に分離したチンパンジーやボノボとと人類のDNAの相違点は数パーセントの少なさなのです。DNAレベルなら98%は共通なのです。
それなら、近代科学と宗教が完全に分離したのは僅か150年前なのですから、やっぱり両者には共通のDNAを持っている。
油断すると、何時でも宗教的なアプリオリが復活する危険があるでしょう。

『下世話な政治の話に戻すと、』

詐欺師や嘘つきの発言だから『嘘だ』とも、知恵足らずの阿呆太郎の発言だから『間違いである』とも、そんなに簡単に断定出来ないのです。
何故なら詐欺師(嘘つき)とは100%嘘を言う人のことではなくて、嘘と真実を巧妙に摩り替える人のことですね。どの部分が嘘であるかは分からない。
阿呆な人も同じで、必ず『間違う』は勘違いである。
実は『間違い』と『正しい』との区別が付かない、正誤が混乱している人のことなのです。
日本政府のナンバー2である麻生財務大臣(副総理)が憲法改正は『ナチスの手口に学ぶ』と発言して大ニュースとなり世界中のバッシングに合う。
麻生太郎は『阿呆である』は、ほぼ絶対命題アプリオリ的な事実であるが、アホの発言だからと言って自動的に『間違いである』とは決まらないのである。

『実は正しかった石破茂や麻生太郎』

驚愕的な自民党№2の石破茂幹事長の『国防軍の命令拒否は死刑』は、前提となる条件設定が根本的に違っている可能性が高い。
いくら軍事オタクの石破茂でも大事な参議院選挙の3ヶ月前の時点で、『命令拒否は死刑か懲役300年』が、自民党に不利になる程度の計算は出来ると思うのですよ。
『嫌だ』と拒否しただけで死刑は、いかにも不味すぎる。(命令違反では無く、拒否である点に注意)
それなら何を石破茂は語っていたのか。
今の日本国にとって、憲法改正もTPPも消費税も大問題ではあるが、もっと大事なのは間違いなく原発事故ですよ。
何と、たった2年で福島では2000人に1人の割合で小児甲状腺がんが爆発的に発症している。
しかも今の原発自体も危険な兆候がいっぱい。
2年前の3月14日夜、『原発が爆発する』と被災民を放置して自衛隊が100キロ圏内から逃亡した破廉恥な事件は多くの人が知らない。
石破茂は『自衛隊の命令拒否は死刑か懲役300年』とは、自衛隊の逃亡阻止を目的に発言している。
防衛省の内局を廃止して直接政治家がシビリアンコントロールする制度に改めようとしていますが、これも同じ意味です。
毎日新聞の論説委員が事故時に『命を捨てる覚悟の原発要員の確保』の必要性を書いているが、これも同じ趣旨ですね。
福島第一原発の格納容器から水蒸気が立ち上り、今回とうとう東京電力が認めてたが事故以来1日400トンの冷却水が海にダダ漏れ状態なのです。
原発ですが少しも収束していないばかりか、爆発から2年以上経って崩壊の危険があるのですよ。多分。
それなら命令拒否が死刑か懲役300年の話しも少しも不思議でない。 これは原発事故では当然の常識なのです。

『実は正しかった麻生太郎の指摘』

1930年代の世界で、一番民主的なドイツ憲法を改正されることなく、独裁を達成したナチスの手口を真似するとの麻生太郎の阿呆話ですが、 新聞とか護憲派が『事実と違う』『とんでもなく悪い』と噛み付いているが勘違いですね。
何故なら麻生太郎は、別に講演で80年前のワイマール憲法やドイツの歴史解釈をしていたのではなくて、あくまで内向きの日本国内の改憲派の集会での講演です。
話の前提は、あくまで今の日本限定の話なのです。
そして今は21世紀の2013年である。
今の世界で一番民主的な憲法と言えば、戦力の保持を禁じた(国家の主権の最重要部分を制限した)我が日本国の平和憲法なのだと、実は麻生太郎は言いたいのです。
自民党は基本的人権を『公共の安寧』を理由にして制限する憲法案を出したが評判が悪すぎて、これでは話にもならない。
麻生太郎や安倍晋三が目論んだ方法(憲法明文の変更)で日本国憲法を旧大日本帝国憲法に似せるとの改憲は、無理があることが明らかなのです。
麻生太郎は、現自民党が目指していた改憲が頓挫した『明らかな事実』を踏まえて、→
世界一民主的な今の平和憲法を、改憲することなく→
『ナチの手口を真似て』名目上はそのまま残すが、→
ヒットラーの行ったように『凍結状態にして実質的に廃棄する』との、→
『ナチスの手口を真似て、誰にも気が付かれず平穏に』改憲すると、本音を正直に語っている。

『長年にわたって「ナチスの手口」を真似ていた自民党』

『ナチスの手口』との麻生太郎の表現であるが、憲法の条文には一切手を触れずに、憲法自体を無力化するとの『ナチスの手口』は、ヒトラーの専売特許ではないし自民党の新戦術でも無い。
麻生太郎や安倍晋三以前の(昔からの)長年の自民党の既定路線である。
話は逆で、実は半世紀以上も前から日本国で続けている改憲手法が、『名前を変えずに、中身を変える』だったのである。
我が日本国ではわざわざ麻生太郎が『ナチスの手口』と指摘しなくても、珍しくも何とも無い『普通のこと』ですよ。
今回『ナチスの手口に似せて』、『誰も騒がず(気が付かないうちに)平穏に改憲する自民党』との、長年隠していた最重要な機密を言ってしまった麻生太郎。
人間が正直すぎる。
『命令拒否は死刑か懲役300年』と主張した石破茂の同類項ですね。
石破も麻生も、一見すると無茶苦茶なのです。
ところが、発言自体は、少しも間違っていなかった。
これこそ紛れもない自民党の本音であり、日本国の隠されていた『真実』であった。

『世界一民主的だった日本国とワイマール共和国』

余り認めたくは無いが、今の病的に極限まで右傾化した日本ですが、憲法だけなら1930年代の世界大戦前夜のドイツと瓜二つです。
ドイツのワイマール憲法は改正も廃止もされなかった。
同じく日本国憲法も廃止も改正もされていない。
ところが、事実上政権党によって無視されて廃棄状態であり、憲法違反の違法行為が罷り通っているのが今の日本ですよ。
今の日本国憲法の運命(置かれている厳しすぎる条件)は80年前のワイマール憲法と同じなのですよ。
違いはドイツは短期間だったので騒動になり、日本は半世紀以上の長時間なので誰も気が付かない。(疑問に思わないので騒動になりようが無い)
麻生太郎の7月29日講演は、一言も間違っておらず100%正しかったのである
ヒトラーのナチスですが第二次世界大戦の日本の東条英樹の日本政府とは大違いなのです。
日本では国家の命運を決める大事な戦争中にもかかわらず、開戦した東条英機は3年間政権がもったが小磯國昭は9ヶ月足らず、鈴木貫太郎は4ヶ月で日本の敗戦で崩壊する。
敗戦後の東久邇宮はたった54日、幣原喜重郎は7ヶ月で退陣する有様。
1年で首相が次々変わる回転ドア状態で、今と丸っきり同じ。
対してナチスドイツは1932年に選挙で政権を握ってから1945年5月に崩壊するまで13年間もの長い間ヒトラー一人が政権を握っていた。
一見すると、ころころ短時間で政権が変わる風に見える日本だが、実質的には日本新党の細川内閣や民主党の鳩山、管、野田を含めて看板が違うだけで中身は68年間も同じ(ナチスの手口を真似た)自民党だったのである。

『余りに時期と内容(ナチスを真似る)がぴったりなので爆笑』

安倍内閣では、内閣法制局長官に元フランス大使で集団的自衛権行使容認派の小松一郎が就任する。
内閣法制局長官人事は通常は順送りで次官が就任する慣例だったが、今回はまったく畑違いの人選で、憲法解釈で『外堀を埋める』との邪まな思惑が露骨である。
今人事に対しては、元内閣法制局長官の阪田雅裕が、『内閣法制局長官が時の政権によって解釈を変更できるなら、企業のお抱え弁護士と変わらない』と、怒りの本心を語っているが、確かに阪田雅裕の発言自体は間違いではなく、まったく正しい。

『元法制局長官の心配事』

阪田雅裕は、『憲法や法令の解釈は論理の世界で、人が好き放題に解釈できるものではない。』とか、
『内閣法制局の長官が交代したからといって、見解が好きに変わるものではないし、もしそうなら法治国家ではあり得ない。』とか、
『内閣法制局長官が時の政権によって解釈を変更できるなら、企業のお抱え弁護士と変わらない。』とか、
『自衛隊が地球の反対側まで行って戦闘行為に加わることができるようにしたいのなら、改憲してからだ。』とか、批判する。
しかし時の政権におもねり、最大限『憲法や法令を好き放題に解釈してきた』のは、他でもない内閣法制局自身である。
この大嘘つきが。
なにも東大法学部卒でなくとも、普通の小学生でも高学年なら誰でも戦力の不保持の日本国憲法9条と世界有数の軍事力の自衛隊が矛盾するぐらいの読解力はあるのですよ。
いくら正しくとも、『お前が言うな』。
腹が立つ。

『最大の懸念事項とは、日本国の安全保障である』

第二次世界大戦後の世界秩序では、ドイツのナチスや日本の軍国主義を否定することで成り立っている。
具体的には世界大戦に勝利した連合国(UN)が、そのまま国際連合(UN)として、敗戦国のドイツや日本の政治体制を解体して、過去と無縁の『新しく民主国家として再出発』している、との建前なのである。
世界大戦後68年も経った今でも国連憲章には敵国条項が有り日本やドイツに軍事的侵略の兆候があれば中国、アメリカ、ロシアなど常任理事国は武力で懲罰することが出来る。
今の日本国は、『敗戦以前の日本帝国とは無縁である』との国連(UN)が認めた前提条件で存在を許されているのである。
日本国ですが恐ろしいことに(国連憲章では)、もしも1945年以前の大日本帝国と同じであると看做されたら、自動的に連合国軍(UN)の攻撃対象になる危険があるのですよ。
この恐ろしい事実を熟知しているドイツの政治家は、昔のドイツ第三帝国と今のドイツは無縁であることを、ことあるごとに強調する。

『日本国の存亡にかかわる「歴史の修正」の危険度』

ドイツの『ナチスの否定』とは、自国の『安全保障』でもあるのです。
我が日本国は微妙で、旧陸海軍省が管轄していた靖国神社への閣僚や国会議員の集団参拝に代表されるように、『日本が悪い』と確定している戦後秩序を何とかして修正したい。
ミレニアムの1999年に小渕啓三首相が旧日本帝国の日の丸君が代を正式に国旗国歌に制定するし、東京都などは教育現場に強制するなど、未だに大日本帝国との縁が完全には切れていない。
歴史修正主義の今の日本は安全保障上、危機的な状態なのです。
日本にとって、『靖国参拝』や『日の丸掲揚』は、国家の危機を招くのである。
今では普通になったので誰も驚かないが、日本政府や閣僚などが記者会見する壇上に『日の丸』が仰々しく掲げられるようになったのは極最近の出来事なのです。
下痢で政権を投げ出した『美しい国』(レジームチェンジ)の安倍晋三首相の時から(今までの長い間の日本国の慣例を完全に無視して)唐突に、突然始まっているのである。
『日本国』としては日の丸や君が代の使用は極めて限定的で、今のような無差別な乱用は6~7年前から始まった、まったく新しい風習なのである。
それ以前の10年前の自民党や日本国政府は『日の丸』の持つ、危険な意味(日本国と大日本帝国の関連性)を知っていたので記者会見では決して壇上には飾らなかった。
別に昔の日本政府(自民党)が、中国や韓国が怖かったから『日の丸』を飾らなかったのではない。
アメリカの怒りが、心底怖かったのである。

『実は安全保障だった、一神教徒の神への信仰』

世界第三位の軍事大国だった日本はアメリカによって徹底的に叩かれて産業など国力の95%を破壊され全土が焼け野原。降服を拒んだ日本には情け容赦なくヒロシマナガサキには核攻撃まで加えられる。
日本は無謀にもアメリカなど欧米列強の世界秩序に戦いを挑み、完膚なきまでに打ちのめされる。アメリカは、歯向かう相手には容赦は無いのである。
アメリカによって完全に破壊された日本は、その後態度を改めて『安全保障』として日米安保を結ぶが、この態度はキリスト教などの『神』と、意味するところが同じなのです。
一神教の神への『信仰』とは、人間側の生き残りの為の『安全保障』であった。
少しでも歯向かう者には超越的なパワーを持った神(GOD)の過酷で度外れた恐ろしい報復がある。
そもそも68年前も今も同じで、日本を亡ぼすことが出来る超越的な圧倒的パワーを持っている存在は世界中で、唯一アメリカだけなのである。
『神が怖い』欧米一神教徒は自分の身を守る目的で否応無く、『安全保障』として一神教を信仰する。
それなら日本人にとっての『GOD』はアメリカで間違いない。
この事実を昔の自民党は熟知していたので緊急避難としてとりあえず『安全保障』条約を結ぶ。
ところが敗戦後68年が経過して、今では完全に日本国にとっての安全保障の『本当の意味』が忘れられているのですから恐ろしい。

『極限まで劣化している、今の自民党』

自民党のナンバー2である党幹事長だった野中広務や古賀誠、加藤紘一は病的に右傾化した自民党内では最早居場所が何処にも無くなっている。
何と自民党の天敵であった、日本共産党機関紙の赤旗で自分の主張をするまでに、世の中が完全に様変わりしているのですから驚き呆れる話である。
日本の社会全体が右傾化して仕舞い、政権与党の自民党がナチスそっくりの極右政党に変わっている。
その分、穏健になった野党の共産党が昔の自民党が居た場所(リベラル保守)の位置に納まっているのでしょうか。
麻生の『ナチスの手口を真似る』発言で日本国の国際的な信用が血まみれになっている、とんでもなく大事な時期に日本の国会では、能天気にも無責任な極右自民党が『副議長選挙での二重投票』で大騒ぎしていた。
そもそも与野党の対決法案の投票と意味が違っていて、議長の選挙は単なる儀式(セレモニー)で投票結果は、最初から与野党の話し合いで決まっている。
与党の自民が大騒ぎした複数投票よりも、全会一致の筈の副議長選の無効票や白票の方が、より問題は大きい。
第一党自民党の山崎正昭前参院副議長の議長選出は万票(241票)だったが、参議院第二党民主党の輿石東前参院議員会長の選出は、野党時代の遺恨を根に持った自民党が大人気なく嫌がらせを行って紛糾。議運での各党の話し合いで『輿石の副議長』で決着している。
ところが決定に従いたくない不満分子の一部議員が子供染みた嫌がらせで、白票や無効票を投じたのである。(投票結果は賛成226票の他に、白票11票、無効票1票、棄権2人)

『議会審議の形骸化による参議院の劣化、もっと劣化していた極右自民党』

出席議員数よりも投票数が3枚多かったことを取り上げて与党の自民党が大騒ぎしたが、共産党が『時間の無駄である』と指摘、再投票して話は円満解決。
自民党ですが、これでは政権与党ではなくて丸っきり野党ですよ。
今の自民党は、たったの3年の野党暮らしで、すっかり野党ボケして仕舞っている。余程、共産党のほうが責任ある与党らしい。
前回の国会審議では与党の側が審議拒否する前代未聞の椿事があったが、今回も同じレベル。
与党なら、議事を速やかに進めるのが筋。野党は逆で、少しの手違いでも、大袈裟にして審議を遅らせるのも党利党略からは(政権に無いので)戦術として仕方がない。
今回正しい投票用紙が事務方の単純ミスで、重なったまま議員に配布する。
受け取った議員がミスに気が付かず、そのまま2枚とも投票した。
国会での投票とは、一般市民(有権者)の選挙のような投票箱への『秘密投票』方式では無い。
副議長選に限らず、国会議員では一人一人が演壇まで行って『手渡し』方式で投票する。ところが、一人から投票用紙を二票受け取ったのに、その時点で間違い(単純すぎるミス)に気が付かなかったとは絶句するしか無い。
今回のような御粗末なミスは、そもそも起きようが無いのである。(3人の議員を含む多数の関係者のお粗末な単純ミスが短時間で3回連続して起きているのである。3×3=9?)
単純な勘違いで2枚受け取った何処かのお馬鹿議員が二枚とも投票したが議員数よりも1枚でも多ければ、ミスは明らかなので即無効である。
無効なら、即座に再投票されるので実害はまったくない。
しかも自民党が大騒ぎした『犯人探し』ですが、もしも見つかった議員が自民党だったら大恥ですよ。(社民党の又市征治氏と沖縄選出の糸数慶子氏は投票用紙が重なっていて二重投票したと認めているが、他の1名は名乗り出ず不明)
しかも普通の常識なら、自民党の可能性が一番高い。
何故なら、今回は自民大勝で議会の慣例に無知な大量の質の悪い阿呆の新人議員を自民党が抱えている。
議員数よりも投票総数が多い議会内の不正投票がそのまま通用することは絶対にありません。
今回は大騒ぎした自民党の大失敗を多分、共産党が助けたのでしょう。
(党名は昔のままの共産党だが中身がリベラル保守の穏健な政党に変化していた)
ところが自民党は騒動を反省するどころか、名乗り出た野党議員2名だけを『懲罰委員会にかけろ』と未だに言い張っているのですよ。これでは丸っきり80年前のナチ党の真似である。
『ナチスの手口を真似る』と平気で口に出す極右政党の自民党ですが本人達が気が付いていないだけで、すでに3年も前に(保守党だった)『自民党』は完全に死んでいるのです。

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4 コメント

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意味が変わった8月。 (ネプギアソリッド)
2013-08-06 18:41:55
日本の8月は、大帝国の行った愚かな負け戦への反省の月で、広島長崎の悲劇の月だった。
最近は誇りだとか、帝国の戦争は悪く無かったと教化される月です。
テレビや週刊誌は皆、愛国主義に走りました。
今の日本は確実に戦争への道を歩んでます。
次の無条件降伏の時こそ亡国へ導いた、メディア関係者、御用知識人、宗教者を断罪されて欲しいです。
ごめんなさい。うなぎ (農婦)
2013-08-06 21:59:33
50年前、ワタシは。鰻を食べた事が有ります。笑わないで下さい。平成元年後、異常に鰻がたべられましたわたくしの義弟は浜名湖の近くに住まいしてる為、鰻を食すルコと多々ありました。ほんとに美味しかったです。私は三陸の浜辺で20011年3/11まで住んでました。海の幸、山の幸の恩恵で、お金がなぅても生きていけるかも、!と、思って、起き楽に今日まで来ました。
意味が変わってはだめです。 (農婦)
2013-08-06 22:12:52
先の戦争がいかに間違いであったかは、これからも検証されるべきであり。歴史をよく考察されなければ
前に進まないと思います。私はただの年寄りですが63歳の年寄りでさえ不安です。皆さん生きるとはどういゆことなのですか?わたしは解りません。ただある時期美味しいと食べる事が美味しいと、感じた時がよかったのかも。今は何も美味しいものも、楽しい事もありません。
愛国心は、ならず者の最後の避難場所 (宗純)
2013-08-08 11:50:40
ネプギアソリッドさん、農婦さん、コメント有難うございます。

『国のため』というのは悪党の最後の言い逃れであるのですが、今回の麻生太郎のナチスの手口発言や橋下徹の従軍慰安婦発言では、日本の国際的な信用が血まみれになっている。
主義主張を超えて、本当に少しでも日本国の為の思うなら、両人とも即座に公職を辞するべきでしょう。
色々言い訳すればするほど、日本の対外的なダメージは倍化するのです。
西郷隆盛のような、『命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。』
なのですが、名前も官位も金も欲しがる橋下徹や麻生太郎は、社会にとて、もっと始末に困る。
昔の日本や日本軍が悪くなかった、過去を悪く言うのは『自虐史観だ』とのお馬鹿なネットウョですが、安全保障とは何であるかとの根本的な誤解ですね。
ナチスや大日本帝国が悪であるとの前提で、今の世界秩序が出来上がっているのですよ。
イスラム原理主義を標榜して破壊工作に走るアルカイダと同じで自分たちが世界秩序に挑戦しているのだ。世界全体に対してとんでもなく危険な危なすぎる挑発行為を行っているとの自覚無しには『自虐史観』などと主張するべきでない。
ところが自虐史観といいながら日米条約との対米従属を恥ずかしげも無く主張する。基本的に無茶苦茶なのです。
ドイツがナチスを全面否定するのは、実は自国の安全保障なのですよ。
少しでも過去との連続性を主張すると、ドイツが叩かれると良く知っているので、バッシングの口実をあらかじめ防いでいるのです。
ところが、このドイツと対照的なのが我が日本国。
昔の大日本帝国との連続性は、今の日本にとっては安全保障上の一番の危険な要素なのですね。
靖国神社の参拝が、どれ程日本国にとっては恐ろしいことであるかとの観点が完全に抜け落ちているのですよ。
日本の神様は、人間を助ける存在ですが、
欧米一神教のGODは少しでも自分の決定に逆らう者は情け容赦なく亡ぼすのです。日本人は根本的に世界を勘違いしているのです。
ドイツは二回も連続して袋叩きにあったので、恐ろしさが身にしみているが、
日本は一回だけなので今では全員が恐ろしさを忘れて仕舞ったのです。もう一度酷い目に合えば目が覚めるのでしょうが、今のところは見込みが薄い。何とも情けない話ではあるが何とも仕方がない。



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