“米、クラスター弾使用”
バグダッド市民死傷
聖職者が告発
【カイロ=松本眞志】イラクのイスラム聖職者協会(スンニ派)は四日、米軍が首都バグダッドでクラスター(集束)爆弾を使用し、市民が死傷したと非難しました。クラスター爆弾は、爆発時に多数の子爆弾をばらまき、その多くが不発弾となって子どもを含む非戦闘員も犠牲にする非人道兵器です。
同協会の電子サイトによると米軍は二日、バグダッドのアラメル地区で砲撃を実施し、クラスター爆弾を使用。このとき市民の家屋が破壊され、一人が死亡、九人が負傷したといいます。
聖職者協会は「クラスター爆弾使用という米軍のイラク市民に対する継続的犯罪を告発する。米軍の行為は市民が安全に生活する基本的権利を侵害するものだ」と告発。イラク政府に対しても、交渉中の米軍地位協定を締結すれば、米軍の犯罪の責任を負うことになると警告しました。
「5月に禁止条約採択 国際会議」
クラスター爆弾については、今年五月に百カ国以上の政府が参加してアイルランドで開かれた国際会議が、日本を含む全会一致で禁止条約案を採択したばかりです。
米国は主要保有国でありながら、ロシア、中国などとともに条約には不参加。クラスター爆弾の禁止を望む世界の多数の声に背を向けています。
2008年7月7日(月)「しんぶん赤旗」
『クラスター爆弾とは』
クラスター爆弾は、たくさんの(数個から2000個位)小さな爆弾を入れた親爆弾を目標の上空で爆発させて子爆弾を広範囲にばらまき、それらが地表に到達すると一斉に爆発するように設計されている兵器です。つまり、ばら撒かれた子爆弾のどれかが目標に当たればよいというものなので、目標の近くに一般市民がいれば巻添えを食うことになりますし、目標に命中しなかった子弾の数十%は不発のまま地上に転がるか、木の枝に引っかかって残り、戦闘行為の終了後にも一般市民を脅かしつづけます。
数十から数百の子弾の運搬方法として、地上発射では大砲、曲射砲、ロケット、多連装ロケット、ミサイルがあり、空中投下では爆弾、ミサイルがあります。子弾は、使用目的によって、焼夷弾、徹甲弾、破片弾、それらの複合弾があります。
地面や木にひっかかっているクラスター爆弾の不発弾が、無差別に一般市民を殺傷し、戦争や紛争の後、長期に渡り多くの子どもを含む一般市民の命を奪い、大けがを負わせています。ですから、クラスター爆弾の不発弾は、「事実上の地雷」と呼ばれます。
クラスター爆弾の不発弾は、すぐにも爆発する状態にあるので、除去がとても困難で、そのためには、莫大な費用と時間がかかります
【ベイルート/レバノン AFP】レバノン政府は「クラスター爆弾反対の日」の4日、首都ベイルート(Beirut)で、クラスター爆弾の不発弾撤去の作業を行った。同時に、06年11月の7日から17日にジュネーブで開催される特定通常兵器使用禁止制限条約(Convention on Certain Conventional Weapons、CCW)の運用検討会議(Review Conference)に先立ち、国際社会にメッセージを発信した。
イスラエル軍による、2006年7月から8月までの攻撃では、レバノン南部の789箇所以上に集中砲爆撃が加えられた。クラスター爆弾の40%が、地上への落下の衝撃で爆発しなかった。これら不発弾は、民政用地、農地、宅地、学校の敷地、およびインフラ設備に残留。経済発展の長期的な妨げとなるほか、子どもをはじめとする、民間人の生命を脅かしている。
『クラスター爆弾使用禁止に』
2007年2月22日から23日クラスター爆弾禁止に関する国際会議が、ノルウェーで開催され、2008年中にクラスター爆弾の使用・製造・移動・備蓄の禁止条約を実現させることを目指すという内容の「オスロ宣言」が採択された。
2008年5月28日のダブリンでの国際会議で、無力化機能を有する一部の型を除いて禁止する条約案が合意され、既存のクラスター爆弾の殆どが禁止対象となった。
2006年7月レバノンのシーア派系武装勢力ヒズボラ(神の党)の掃討のためイスラエル軍がレバノンに侵攻した『レバノン侵攻』戦争末期に大量に使用され大問題になった歴史がある。
レバノンに侵攻したイスラエル軍が、撤退直前の数日間でクラスター爆弾の集中的使用を行った為に、100万発以上の不発弾がレバノンに残され、今なお被害が後を絶たない。
このイスラエルのレバノンで大量使用したクラスター爆弾の悲惨な実情が世界に発信され、その事が世界世論を動かし、07年のオスロ合意やダブリンでの使用禁止決議へと繋がった。
『残虐な兵器を使い続けるアメリカ軍』
非人道兵器であるクラスター爆弾を、2003年のイラク戦争で、米軍が占領したイラクの首都バクダットに、2008年の現在も使い続けているのが『対テロ戦争』の実情である。
クラスター爆弾は攻撃兵器としても有効だが、イスラエル軍が、レバノン撤退の直前に大量投下したように、本来の使用法は負け戦の撤退時に敵の進攻を阻む目的で使われ、自軍の占領地や自国内では使われない。
イラク戦争から5年後の現在でも、イラクの首都(バクダット)一つ完全に掌握できない今のアメリカ軍は,完全に負け戦のサイクルに嵌ってしまっている。
負け戦のアメリカ軍に、物資を運んでいる日本の航空自衛隊は、いったい何の目的でイラクに留まっているのだろうか。?
不思議でならない。
バグダッド市民死傷
聖職者が告発
【カイロ=松本眞志】イラクのイスラム聖職者協会(スンニ派)は四日、米軍が首都バグダッドでクラスター(集束)爆弾を使用し、市民が死傷したと非難しました。クラスター爆弾は、爆発時に多数の子爆弾をばらまき、その多くが不発弾となって子どもを含む非戦闘員も犠牲にする非人道兵器です。
同協会の電子サイトによると米軍は二日、バグダッドのアラメル地区で砲撃を実施し、クラスター爆弾を使用。このとき市民の家屋が破壊され、一人が死亡、九人が負傷したといいます。
聖職者協会は「クラスター爆弾使用という米軍のイラク市民に対する継続的犯罪を告発する。米軍の行為は市民が安全に生活する基本的権利を侵害するものだ」と告発。イラク政府に対しても、交渉中の米軍地位協定を締結すれば、米軍の犯罪の責任を負うことになると警告しました。
「5月に禁止条約採択 国際会議」
クラスター爆弾については、今年五月に百カ国以上の政府が参加してアイルランドで開かれた国際会議が、日本を含む全会一致で禁止条約案を採択したばかりです。
米国は主要保有国でありながら、ロシア、中国などとともに条約には不参加。クラスター爆弾の禁止を望む世界の多数の声に背を向けています。
2008年7月7日(月)「しんぶん赤旗」
『クラスター爆弾とは』
クラスター爆弾は、たくさんの(数個から2000個位)小さな爆弾を入れた親爆弾を目標の上空で爆発させて子爆弾を広範囲にばらまき、それらが地表に到達すると一斉に爆発するように設計されている兵器です。つまり、ばら撒かれた子爆弾のどれかが目標に当たればよいというものなので、目標の近くに一般市民がいれば巻添えを食うことになりますし、目標に命中しなかった子弾の数十%は不発のまま地上に転がるか、木の枝に引っかかって残り、戦闘行為の終了後にも一般市民を脅かしつづけます。
数十から数百の子弾の運搬方法として、地上発射では大砲、曲射砲、ロケット、多連装ロケット、ミサイルがあり、空中投下では爆弾、ミサイルがあります。子弾は、使用目的によって、焼夷弾、徹甲弾、破片弾、それらの複合弾があります。
地面や木にひっかかっているクラスター爆弾の不発弾が、無差別に一般市民を殺傷し、戦争や紛争の後、長期に渡り多くの子どもを含む一般市民の命を奪い、大けがを負わせています。ですから、クラスター爆弾の不発弾は、「事実上の地雷」と呼ばれます。
クラスター爆弾の不発弾は、すぐにも爆発する状態にあるので、除去がとても困難で、そのためには、莫大な費用と時間がかかります
【ベイルート/レバノン AFP】レバノン政府は「クラスター爆弾反対の日」の4日、首都ベイルート(Beirut)で、クラスター爆弾の不発弾撤去の作業を行った。同時に、06年11月の7日から17日にジュネーブで開催される特定通常兵器使用禁止制限条約(Convention on Certain Conventional Weapons、CCW)の運用検討会議(Review Conference)に先立ち、国際社会にメッセージを発信した。
イスラエル軍による、2006年7月から8月までの攻撃では、レバノン南部の789箇所以上に集中砲爆撃が加えられた。クラスター爆弾の40%が、地上への落下の衝撃で爆発しなかった。これら不発弾は、民政用地、農地、宅地、学校の敷地、およびインフラ設備に残留。経済発展の長期的な妨げとなるほか、子どもをはじめとする、民間人の生命を脅かしている。
『クラスター爆弾使用禁止に』
2007年2月22日から23日クラスター爆弾禁止に関する国際会議が、ノルウェーで開催され、2008年中にクラスター爆弾の使用・製造・移動・備蓄の禁止条約を実現させることを目指すという内容の「オスロ宣言」が採択された。
2008年5月28日のダブリンでの国際会議で、無力化機能を有する一部の型を除いて禁止する条約案が合意され、既存のクラスター爆弾の殆どが禁止対象となった。
2006年7月レバノンのシーア派系武装勢力ヒズボラ(神の党)の掃討のためイスラエル軍がレバノンに侵攻した『レバノン侵攻』戦争末期に大量に使用され大問題になった歴史がある。
レバノンに侵攻したイスラエル軍が、撤退直前の数日間でクラスター爆弾の集中的使用を行った為に、100万発以上の不発弾がレバノンに残され、今なお被害が後を絶たない。
このイスラエルのレバノンで大量使用したクラスター爆弾の悲惨な実情が世界に発信され、その事が世界世論を動かし、07年のオスロ合意やダブリンでの使用禁止決議へと繋がった。
『残虐な兵器を使い続けるアメリカ軍』
非人道兵器であるクラスター爆弾を、2003年のイラク戦争で、米軍が占領したイラクの首都バクダットに、2008年の現在も使い続けているのが『対テロ戦争』の実情である。
クラスター爆弾は攻撃兵器としても有効だが、イスラエル軍が、レバノン撤退の直前に大量投下したように、本来の使用法は負け戦の撤退時に敵の進攻を阻む目的で使われ、自軍の占領地や自国内では使われない。
イラク戦争から5年後の現在でも、イラクの首都(バクダット)一つ完全に掌握できない今のアメリカ軍は,完全に負け戦のサイクルに嵌ってしまっている。
負け戦のアメリカ軍に、物資を運んでいる日本の航空自衛隊は、いったい何の目的でイラクに留まっているのだろうか。?
不思議でならない。
それに追従する日本も…
これは本当に破滅の道に突き進んでいるとしかいいようがないですね…
『破滅の道に突き進んでいる』は、正常な判断力が有れば誰でも、そう思います。
国際情勢や経済や政治の知識がある田中宇氏が『自滅政策』の結論は、ブッシュが『正常な判断力』で行動しているのなら正しいが、私の判断では連中は正常では有りません。
ブッシュ政権を判断するに当たって『宗教』の問題を抜きにしては田中宇氏のように判断を間違う。
歴代アメリカ政権の中でも、あれ程宗教的な政権はありませんでした。連中は経済でも政治でもなく宗教的な理由で行動しています。
対テロ戦争は、宗教戦争ですよ。
イラク戦争の原因が、巷間言われているように『イラクの石油』が原因なら、今のように戦争が長引き採算が全く合わない事が判れば早々に終結するはずです。
イラク戦争も対テロ戦争の一環の宗教戦争なら、そう簡単には収まらないでしょう。
その中のブッシュ大統領の願い事だそうです。
圧政から自由な世界を望みます。饑餓、病気による圧政あらゆる圧政からの自由。自由への普遍的な望みが実現される世界を願います。また、人間の暮らしを良くし、私達の環境を守る新技術の進展を望みます。全ての人に神のご加護を。
今誰が、世界で一番圧制を強いていると思っておられるのでしょうね。
このブッシュ大統領の場合は最期の一言、『全ての人に神のご加護を。』ですね。
ただし、「全ての人」のなかに無神論者は『悪魔の手先』で『ケダモノ以下の存在』なので入っていません。
イスラム教徒などの正しい『神』を信じない異教徒も勿論入っていません。
聖書では『神は、自分に似せて人を創った』とあるので神(イエス・キリスト)に似ていない人々(白人以外の人々)は、この場合の人では有りません。
たしかに日本人も大日本帝国時代に中国人や朝鮮人に対して、激しい人種差別を行った。
しかし幾等なんでも程度というモノがある。
アメリカがやったような家畜として異民族を競りにかけて売買する程の差別は行っていないし、人間牧場もやっていない。人の頭の皮に賞金を出す事もやっていない。幾等なんでも其処までの悪逆非道はやっていない。
私もここ何日か創価学会についていろいろと調べてみましたがどうやら日本にとってかなりの驚異的存在になっているようですね…
なんとかしなければいけないのでしょうがあまりにも背後関係が大きすぎますし相変わらず売国政治家が利権目的で利用しているみたいですね…
アメリカに劣らず日本も末期現象ですね。
大勝利の原因はキャスチングボードを握った公明のオカゲ。
カルト団体が日本の運命を決めるようでは『末期現象』である事は間違いない。
カルトは、常人の正常な感覚や判断からかけ離れた言動をする。何をするか解らないので普通の人々は『恐ろしい』と思う。
今、創価学会が続けている宗門や元公明党委員長の竹入氏や矢野氏に対する『犬畜生』とか色々聞くに堪えない誹謗中傷キャンペーン。
如何考えても、あれでは組織(創価学会)の為に成らない。
あんな、普通の常人の感覚なら恥ずかしい行為が十数年も続けている異常性に、信者たちが全く気がつかないらしいところが異常で、カルトの特徴です。
カルトといえば、半年も経つのにたんぽぽ集団は『水からの伝言騒動』での恥ずかしいネガティブキャンペーンを、懲りもせずに未だに続けている。あの連中もカルトの一種ですね。
2008/6/19のブログから、
“ブッシュ米大統領 不支持率NO1。弾劾された最高司令官”の書き込みから、もしかして、これはテロではなくパルチザンと考えればどうなのでしょう。
あなたその答えが“アフガンニスタンにしろ、イラクにしろ明らかに外国軍隊の不法占領に対するレジスタンスのゲリラ戦、パルチザン闘争と解釈するのが正しいでしょう。”
でした。
2008/7/9の“米クラスター弾使用、米軍が首都バクダットを空爆”の『残虐な兵器を使い続けるアメリカ軍』の中で、“非人道兵器であるクラスター爆弾を、2003年のイラク戦争で、米軍が占領したイラクの首都バクダットに、2008年の現在も使い続けているのが『対テロ戦争』の実情である。”
と書き込んでいますが、これは『対テロ戦争』ではなく、『対レジスタンス』若しくは( )を付けてでも対レジスタンスを入れなければと思いますけれど・・・・・・・。
新聞、ラジオ、TV、すべてのメディアで、赤旗までもが対テロ戦争です。
下野していた自民党が社会党とくっついた村山内閣のあたりからかな、すべての党が一段階ずつ右へ移動した。
9.11からすべてのメディアも対テロ戦争で統一されたと思う、右移動したんですね。
あなたのブログぐらい『対レジスタンス』でいいのではないですか?
ベトナム戦争の頃はすべてのメディアがゴ・ジェン・ディム アメリカ傀儡政権に対抗するベトコンと言っていましたよ。
今までの歴史的事例としての「対レジスタンス戦争」とは性格が異なります。
侵略軍に地元住民たちが抵抗する形の「対レジスタンス戦争」は古来から有りましたが、「対テロ戦争」は歴史上の先例と似ているようで、似ていない。
どういう違いかと言うと、
「対レジスタンス戦争」では、侵略した軍隊は「対レジスタンス戦争」を欲したのではなく侵略の結果として対レジスタンス戦争になってしまっている。目的ではなく結果です。
しかしブッシュの戦争は違います。
最初から「対テロ戦争」(対レジスタンス戦争)を宣言して決して終わらない100年戦争を始めています。
結果ではなく、それ自体(対テロ戦争)が目的だったのです。
此れは今までの歴史上初めての新しい形の戦争形態に見えるが、ジョージ・ブッシュには、全く新しい歴史を開いたり、社会を新しく塗り替えるだけの頭は有りません。
だから「対テロ戦争」は、たぶん歴史上何度も繰り返された悲惨な宗教戦争の21世紀的な偽装でしょう。