旧陸羽街道を向小路から円通寺に向かっていたならば、左手の低地(北上川の西側)に色づいた麦畑が広がっていた。思わずそこへ下りて行った。
《1 麦秋》(平成24年7月5日撮影)
奥にみえる林が
《2 下根子桜の台地・八景》(平成24年7月5日撮影)
その足でそこを訪れると、詩碑入口には
《3 オオバジャノヒゲ》(平成24年7月5日撮影)
杉林の中には
《4 ウマノミツバ》(平成24年7月5日撮影)
《5 ドクダミ》(平成24年7月5日撮影)
《6 詩碑》(平成24年7月5日撮影)
《7 ムラサキシキブ》(平成24年7月5日撮影)
さて、詩碑を後にして再び向小路に戻ろうとしたならば
《8 『おくら』の前に》(平成24年7月5日撮影)
《9 「案内板」が新たに建っていた》(平成24年7月5日撮影)
いつの間に建ったのだろうか。
たしかに現在宮澤賢治の「墓」は身照寺にあることになっているが、亡くなった直後には当時の宮澤家の菩提寺安浄寺に葬られたし、併せてここ賢治詩碑の基にも分骨されて葬られた。
それ故だろうか、松田甚次郎が『土に叫ぶ』を出版した年、昭和13年11月にその本をもってこの詩碑を訪れ、帯同した吉田コト、佐藤しまの3人で一緒に「雨ニモマケズ」を大声で詠んだという。そして、この詩碑の横にはこの松田甚次郎が分骨されて葬られている。なお、ここには小倉豊文の妻の分骨もされているはずだ。
一方、
《10 身照寺》(平成24年7月5日撮影)
《11 〃 》(平成24年7月5日撮影)
《12 〃 》(平成24年7月5日撮影)
《13 〃 》(平成24年7月5日撮影)
《14 〃 》(平成24年7月5日撮影)
《15 五輪塔は賢治の供養塔、右の骨堂が宮澤家の墓石》(平成24年7月5日撮影)
身照寺のお家の方にお聞きしたところ、宮澤家を当寺に改葬する際に、賢治のお骨は新しくて他のものと区別出来たのでこのような形で埋葬できたということであった。また、菊池忠二氏によれば「有縁の信徒が敷地を求めて堂宇を建立して、これを南部日実に寄進したのが昭和3年であった」(『私の賢治散歩 上巻』(菊池忠二著)191pより)ということであったが、その方から、それが「花巻教会」といわれるものであり、昭和21年に現在地に移転し、宮澤家の改葬は昭和26年の出来事であったということを教わった。
続きの
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奥にみえる林が
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杉林の中には
《4 ウマノミツバ》(平成24年7月5日撮影)
《5 ドクダミ》(平成24年7月5日撮影)
《6 詩碑》(平成24年7月5日撮影)
《7 ムラサキシキブ》(平成24年7月5日撮影)
さて、詩碑を後にして再び向小路に戻ろうとしたならば
《8 『おくら』の前に》(平成24年7月5日撮影)
《9 「案内板」が新たに建っていた》(平成24年7月5日撮影)
いつの間に建ったのだろうか。
たしかに現在宮澤賢治の「墓」は身照寺にあることになっているが、亡くなった直後には当時の宮澤家の菩提寺安浄寺に葬られたし、併せてここ賢治詩碑の基にも分骨されて葬られた。
それ故だろうか、松田甚次郎が『土に叫ぶ』を出版した年、昭和13年11月にその本をもってこの詩碑を訪れ、帯同した吉田コト、佐藤しまの3人で一緒に「雨ニモマケズ」を大声で詠んだという。そして、この詩碑の横にはこの松田甚次郎が分骨されて葬られている。なお、ここには小倉豊文の妻の分骨もされているはずだ。
一方、
《10 身照寺》(平成24年7月5日撮影)
《11 〃 》(平成24年7月5日撮影)
《12 〃 》(平成24年7月5日撮影)
《13 〃 》(平成24年7月5日撮影)
《14 〃 》(平成24年7月5日撮影)
《15 五輪塔は賢治の供養塔、右の骨堂が宮澤家の墓石》(平成24年7月5日撮影)
身照寺のお家の方にお聞きしたところ、宮澤家を当寺に改葬する際に、賢治のお骨は新しくて他のものと区別出来たのでこのような形で埋葬できたということであった。また、菊池忠二氏によれば「有縁の信徒が敷地を求めて堂宇を建立して、これを南部日実に寄進したのが昭和3年であった」(『私の賢治散歩 上巻』(菊池忠二著)191pより)ということであったが、その方から、それが「花巻教会」といわれるものであり、昭和21年に現在地に移転し、宮澤家の改葬は昭和26年の出来事であったということを教わった。
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