須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

おじいちゃん

2012年06月23日 | スタッフより
数日間、ブログをお休みさせていただきました。

また、今日から書かせて頂きます

6月19日に、主人の父が75年の生涯を終え、旅立ちました。


ちょうど60歳になったばかりの1997年8月に脳内出血で倒れ、命は助かったものの、左半身不随になってしまい、それからの15年間は身体が自由に動かない中でも、不満ひとつ言わずに一生懸命がんばって生きてきました。

昨年4月に胃がんがみつかり、もしかしたらあと3ヵ月・・・もって1年・・・と病院で言われた中、ここまで本当にがんばりました。(本人には伝えないまま。)

私が主人と結婚したのは1998年7月。熊本の病院と湯布院の病院に入院後、ちょうど自宅に帰る頃でした。

主人の母は、主人が4歳の頃、母が33歳の時に事故で亡くなってしまいました。

それから、お父さんと2人・・・言葉にはできない苦労を重ねてきています。

そんな主人と出逢い、「これからは私も手伝うから、幸せになろう」と、私も決意の上での結婚でした。

主人は、当時中津江というところでログハウスを作る仕事をしていました。のちに須永博士美術館で私と2人、一緒に仕事をしています。

今は、本当に幸せです。どんな苦労だって、ひとりじゃないんだから。なんでも乗り越えられます。

お父さんが須永博士美術館に来ることもよくありましたので、玄関やトイレに手すりをつけました。これも、他のお客様にも喜んでいただけました。

子供達も、おじいちゃんが大好きで、じいちゃんの片腕となり、いろいろなお世話を手伝ってくれました。

一緒にトランプをしたり、じゃんけんをしたり、動く右手でいっぱい遊んでくれました。

昔は釣りや、うなぎを捕まえたりしていたそうで、その話しをしてくれたり、ニワトリも飼っていたそうで、そのニワトリをさばいて食していたとか・・・そのさばき方を教えてくれたり・・・(実際にはしていないですけどね。)

思い出がたくさんあります。

じいちゃんとの別れの日、私たち家族全員が、ずっとじいちゃんのそばにいることができました。

また、この時のこと、お話ししたいと思います。本当にすごい最期でした。

無事に、お別れもでき、今は心から「おじいちゃん、ありがとうございました。長い人生、おつかれさまでした。」という気持ちです。

主人は、もう一人じゃない。大切な家族もいる。父は、やっと天国の母に会えているでしょう。今は自由になった身体で・・・。

本当に穏やかで、優しくて、みんなのことを想ってくれるおじいちゃんでした。
ありがとう。ゆっくりと、天国でみんなの成長を見守っていてください・・・。

私たちも、これからもさらにがんばっていきます

今年4月15日、一緒に桜を見ることができました。その時の写真です。
よかったら、見て下さい。








須永博士美術館前の桜。主人とおじいちゃんと・・・。



写真を撮ろうって言ったら、敬礼をしたので、私たちも真似して・・・。



もうひとつ、皆様にお話ししたいことがありますので、続きます・・・。
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