須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

夢実現へ

2008年04月01日 | 須永博士の人生
【24】夢実現にむかって

詩人になる・絵を描いて生きていくという夢はあきらめていませんでした。近所の喫茶店に絵を飾らしてもらったり、写真屋の中にも飾ってあったりしていました。

そして、もうひとつの仕事、それが、カメラの修理を下請けすることでした。
店頭で預かったカメラを、銀座のカメラメーカーへ持って行きました。
その行き来する道の途中に、
「銀座三愛みゆき店」がありました。

「水森亜土展覧会」

と書いてありました。
中に入ると、かわいい絵がたくさん飾ってありました。

「いいなぁ~。こんなところで、自分も展覧会をしたいなあ・・。」

そして、受付にいた女性の顔は、今でも忘れません。
ドキドキしながら・・・。

「この場所は貸してもらえるのですか・・?」
と聞くと、

「はい。まず作品を見せていただき、この店に合うものでしたらお貸しいたします。」
と、担当者さんの電話番号を教えてもらいました。
もう、うれしくて、嬉しくて・・・・。
まだ何も決まっていないのに嬉しくて。

そして、
近所の喫茶店で2回展覧会をしたときの作品を持って担当者の、前田さんに会いに行きました。

「これは面白い。
 やりましょう。」

これが、「第3回 小さな夢の展覧会」です。
 須永博士 27歳でした。

【25】今も忘れない一言・・

この展覧会が大成功に終わり、前田さんの紹介で全国にある三愛さんのお店を作品を持ってまわりました。
新宿、川崎、函館、札幌、北九州、神戸、金沢・・・。そして自分に自信がつき、池袋パルコ、上野ABABなど、自分から交渉に行き、開催してきました。
それから現在まで、詩人としての人生、ノンストップです。
全国各地での展覧会も、覚えているだけで1300回は越えています。
たくさんの出逢いがありました。

しかし、今も、第3回目の展覧会で出逢った家族の事が頭に焼き付いています。

2歳と、5歳くらいの女の子、それとお父さんお母さんが来て、色紙を2枚、購入してくれました。そのとき心に決めたことがあります。

「よし、この子達が大きくなるまでに、もっともっと素敵な絵や詩をかく人になるぞ!!」

です。今もそのときの気持ちはしっかりと持っています。

【26】人生を振り返り

 今、詩人として生きていられることは
「奇跡」です。
「夢は絶対にあきらめない。」
「自分がやると決めたら、最後までやり続けていく。」

この事をやり続けてきて、今があります。
 
 あなたへ

絶望の時こそ
失敗のときこそ
ひとりぼっちのときこそ
もしかしたら
道は広くひろがっているかもしれません
花がたくさん咲いているかもしれません
優しい人が待っているかもしれません
自分に素直になるときです
自分の心を決めるときです
明日への夢を持つときです
人間
もう駄目だと思ったときこそ
大きな心で
ひらきなおって
覚悟を決めて

 さあ 第一歩

です

自分の本当の夢に向かって
明るく元気に
素敵に
挑戦です

あなた、幸せになってください。
すてきな人生を生きてください。

       須永博士 旅の詩人  
        2008年4月1日 東京にて


(本日の画像は、須永博士から届いたFAXの一部です。)
2008年3月22日から続いた「須永博士人生編」は、ここで一度終了いたします。
まだ取材を続けていき、続編をいつかやりたいと思っています。
40年以上の旅での出逢い、挑戦、失敗は、どんなものがあったのか、など・・・。

毎日長い文章になっていましたが、お読みくださりありがとうございました。
須永博士は今日も、あなたの幸せを願って詩を書き続けています。
        須永博士美術館スタッフ しょうこ

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2 コメント

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壮大な人生の抒情詩 (muro)
2008-04-01 21:02:48
今、詩人として生きていられることは
「奇跡」です。
・・・と おっしゃているように、これまでの須永先生の人生の一端に触れて 私も「奇跡」という言葉に共鳴しています。
まさしくそのとおりですよね。

幾多の困難・試練を乗り越え
「人のために生きる」を前面に打ち出し
これまでの人生を歩んでこられました。
これからも その人生は変わらないでしょう。

先生が、度々口にされることがあります。

 中原中也、宮沢賢治などをはじめとする著名な詩人は そのほとんどが 短命で 作品の数も少ない。
 須永は このとおり 今も元気で たくさんの本を世に出し 各地で講演会を開いている。
 まったく 違うんだよなあ。

という主旨の内容です。

須永先生は これらの詩人の本を読まれて
生きる勇気と 感動をつかまれました。
ご自分も そのような詩人になりたい・・・という願望を抱かれたんだと思います。

でも現実は 正反対の状況なんですね。
それは 須永先生が「人のために」生きてこられたからだと思います。

正統な詩人(この表現が適切かどうかは疑問ですが)は、読者を自分の世界へと引き込みます。
宮沢賢治などは その顕著な例ですね。
ところが須永先生は、自分が相手(あなた)の世界へ入り込んで その人のために詩を書くんです。
ですから 今 このとき この瞬間を生き
たくさんの人々と出逢う必要があるんです。
人々が須永先生を必要としているんです。

このことが「偉大な詩人」と「旅の詩人」の相違点だと私は感じています。


最後の詩 とってもいいですね。

周りには いろんなものがあり 
いろんなことが起こっているんです
ただ 気がつかないだけなんです。
殻を破って 一歩を踏み出すことです。
きっと いままで知らなかったこと
気づかなかったことが 見えてきますよ。

しょうこさん 3月22日から ほんとうにお疲れ様でした。
毎日たくさんのFAXを送られる須永先生のパワーや勢いも凄まじいものがありますが、
それをキッチリまとめ上げて こういう形にされた
しょうこさんのご努力には 頭が下がります。
まさに 須永先生の抒情詩ともいえるものです

ほんとうにありがとうございました。
返信する
覚悟を決める (なかむらえり)
2008-04-02 12:30:35
こんばんは
ご無沙汰してます。
まずは先生はじめしょうこさんがお元気そうで何よりです。
私もこの度おかげさまで4月から看護師国家試験に向けて、先生の詩を机の前とデスクシートの下と携帯の待受画面にして時間と自分との闘いを頑張ってます。

合格したら
必ず 小国に行きます!

夢を実現させる秘訣
『あきらめない』
毎日呪文のように
となえながら今日も机に向かってます!
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