須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

2年ぶりの再会 祐誠高校3-1の教室へ

2017年07月31日 | スタッフより
7月25日(火)、福岡県久留米市にある、祐誠高校さんに須永博士が行ってきました。

おじゃましたのは、普通科特選コース 3年1組の教室へ。

このクラスの皆さんと前回お会いしたのは、2015年7月17日。今から2年前の、皆さんが高校入学してから初めての夏でした。

その時の様子











特別選抜コースはこちらのページのように、1日9時間の勉強!!

高い目標を持ち、難関と言われる国公立大学・有名私立大学合格を目指して日々勉学に熱い気持ちで取り組む皆さんです。

1年生の時に、担任の先生にお呼びいただきました。

その時も、皆さんにお話ししたのは、その皆さんのまっすぐな気持ち、成績優秀という力を、「人のために生きる」ことに向けてほしいという須永博士の願いです。





勉強で成績がいい  それだけで無い、人間として生きる大切なことを皆さんの人生にプラスして欲しいという想いでした。


それからも、担任の先生が何度も小国まで来て下さり、皆さんのがんばりを話に来て下ったり、皆さんからもメッセージをいただいたりする中で、3年生になった皆さんに会いに行こう!!

と今回行ってきました。

今回は、須永博士が皆さんに会って伝えたいこと、皆さんに聞きたいこともあり、夏休みの課外授業のあとにお時間をいただいて、教室におじゃましました。


すでに3-1の教室は担任の先生所有の作品でギャラリーのようになっていますが





2年前と同じように、皆さんで、持っていった作品を飾りました。







15分ほどで飾り、その後は、第二回目の講演の始まりです。

最初に黒板に書いた言葉



「祐誠高校 3年1組のあなたへ

あなたは

凄い人間なんです

それを だしきって

世の中を

そして日本を

動かしてください

あなただから

やれるんです」


須永博士は、子どもの頃は勉強がまったくできない人間でした。だから、祐誠高校3-1の特選コースの皆さんと2年前に会った時に、「成績優秀」の皆さんは須永博士にとって未知の世界の高校1年生でした。

大きな高い夢を目指し、将来の目標とする職業に就くための勉強をしている皆さんに会って、伝えたいことが心から次々と湧いてきていた2年前から、またこうして会いに来れるということはこれまで無かったことです。会いに来て下さることはあっても・・・

須永博士も自問自答していました。

「自分は、またこうしてみんなに会いに来た。自分から行くということはほとんどありません。

自分は何をしようとしているんだ」

と思いながら、今日、祐誠高校3-1の教室に来て・・・

黒板に書きました。

※以下、録画した映像から、文章にして内容を一部紹介します。

「必ず

3-1の中の ひとりが、

“オンリーワン”

世の中を動かす人になる

なれる」

自分の力で、そういう人間になってほしい。

私は、詩で、人の心を揺さぶってきた。

私は願います。

この中の“ひとり”

自分が覚悟を決めて、『やれる』と思えばやれるんです。

そして、君たちがやってほしいことがあります。

それは、




「本物の人間に会え」

そうすると、本物の事を教えてくれます。

自分が経験してきました。

やったことの無い人に聞くと「やれるわけがない」と言われます。

一流の人、本物の人は、一流のこと、本物の事を教えてくれます。

その道のプロ、一流の人に会って下さい。

おじさんも、今まで53年間『詩人』で生きてきました。

前にも話したように、21歳のころ対人恐怖症になり、人前に出ると体が震える

「あぁ、俺って生きること 何も知らないな。出来ないな。

だれも相手にしてくれないな。

どうやって生きたらいいのかな。

だれか教えてくれ・・・」

そんな絶望、孤独、どん底の状況の中で心に浮かんだ言葉があります。

今も、その言葉一つで生きてきました。 


その言葉が




「自分でやれ」

です。

その言葉一つで

自分で絵を描き、

自分で書を書き、

自分で詩人を目指して生きてきました。

いつも言っている言葉があります。

「人のやれることは  みんなやれる

人のやれないことをやった時

人は“凄い”と言って集まってくる」


そしてもうひとつ、自分がしてきたこと、そしてしたいことがあります。




75歳の自分がやれることそれは「集中力」

これしかないなぁ。

何を作るのでも、毛穴ひとつまで集中して作っています。

やってごらん、本当に毛穴ひとつまで集中する気持ちで

それを出来た時に、必ず自分の作りたいものができるよ。

私が作ってきたものは、本当に、すべて針の穴が通るくらいペンを持つ指先に集中して作っているよ。

自分の書いた線が気に入らなかったら、それはボツになる。

1mmも狂わないで書いている。

でもそれは、計算ではできない。お金で“いくら”とかではない。

自分が書いたもの、作ったものを手にした人、見た人が喜んでくれるものを作る。

その想いで、ひとつひとつ作ってきた。

「人のために

全身全霊で生きる」

貧しくてもいい、みすぼらしくてもいい、

ただ、人のために一生懸命生きていれば

きっと、だれかが手を差し伸べてくれる。

自分は、これからもう一度原点に返り、周りの人が幸せになるよう

人のために生きられる人間になりたい。

そう思っています。

祐誠高校の

たったひとりのあなたへ

「君がいないと まとまらない」

「どうしても君が必要なんだ」

そういう人になってもらいたい。

自分の生きる信念をもって生きて下さい。

「人の信念」じゃない、「自分の信念」

人は人、我は我

大切なのは“自分”

私は自分の“自然体”で“自由に”、“自分の生き方”で生きている。

だからここまでこれた。

今、75歳になるけれど、今が一番。一番詩人として詩を書ける。

21歳の時、対人恐怖症になったあの時から、必死になって「詩人になりたい」「絵描きになりたい」と願って生きてきた。

みんなに言いたい。

「あなたが オンリーワン」

あなたたちに、立派な身体と心をもった人間になってほしい。

それともう一つ、

生きている上で私がもった、大切なもの

それは

「夢」

です。

今も「詩人」という夢を目指して生きています。

これからまた、旅で出逢った感動の実話を伝えてゆこう。それを聴いた中の一人が、「よし、やろう」と思って、そういう人間になる人がいてくれればいい。

みんな、頭の良いのはわかる。そこに、自分の中に“生きる気力”があれば、もっとすごいことができるということは、最初から分かっている。

だから、頭だけ使うのではなく、ころから心も鍛えてほしいと思って今日ここまできたんだよ。

みんな、がんばってね。





こんな話を、約1時間させていただきました。

皆さん、受験までのあと半年、さらに大きな努力の日々が続くと思います。

これからの皆様の人生を、須永博士も応援しています!



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