須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

飛騨高山から13年ぶりの再会

2010年09月10日 | スタッフより
昨日、お客様が須永博士美術館に来られ、

「すみません、ご結婚されて名字は変わっていると思いますが、“しょうこさん”っていらっしゃいますか?」

と。

「はい! わたしです!」

と答えると、

「高山から・・・」

と言われ、すぐにわかりました。

旅館 清龍さんのご主人でした

最初の言葉通り、初めてお会いしたのは、1997年3月
須永博士の手伝いを始めた翌年、小国でひとりで留守番している時に来られたお客様でした

“飛騨高山”という、地名は知っているけれど行ったことのない場所から来てくださったお客様と出逢えたことが嬉しくて、当時23歳だったわたしの記憶にしっかりと残っています。

その時に一緒に来られていた赤ちゃんが、今は中学2年生だそうです

このあとずっと連絡は取っていなかったのですが、今年に入ってから、ふと思い出しお手紙を書いたのがきっかけで、お返事をいただくと、今は旅館のほかにホテルもされているとのことで、とてもお忙しい日々をお過ごしの様子がわかりました

初めてお会いした時の写真があったので一緒にみると、

「若いなぁ! なんか、当時の自分にこうして会うと恥ずかしいなぁ・・・」

とご主人がおっしゃいましたが、そうだ、私もあのころは独身で、まだ何もわからない頃だったなぁ・・

ただひたすら、須永博士の旅についていくだけ

そんな感じだったなぁ・・・

久しぶりにあの頃を思い出しました。

いただいたお手紙もとって会ったので13年ぶりに読ませてもらうと、

「今回の九州への旅は1泊2日の強行日程の中で小さな子供がいたこともあり、大変疲れて小国町へたどりついたのですが、須永先生の作品をみて疲れも吹き飛びました。

2回目でしたが、期待を裏切らない町ですね!

私も飛騨の高山で旅館を営んでいる以上、やはり来ていただくお客様には喜んで帰っていただきたいという思いはずっと持っているつもりです。」

と。ありがたいお便りです。

また今、自分がこの年齢になってこのお手紙を読ませてもらったことが本当に良かったです。

お客様を迎える側として、このような気持ちをずっともち続けること、大切ですね。

そして、購入された作品は、今も旅館に展示してくださっているそうで、ホームページの中にも何点か写っていました

(清龍さんホームページより)

「旅館に展示するのは、お客様に見せたいのではなく、従業員が見ることにより、やさしい気持ちでお客様に接してもらえたらなぁという気持ちからです。」

とも書いて下さっていました。

嬉しいです

また昨日の出逢いで、わたしもやる気が沸いてきました

そして、いつの日か、家族で飛騨高山へ行きたいなぁ・・・
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