鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

県が設置する野球場の参考事例を視察

2022年04月24日 | 議会活動
令和4年4月24日(日)

 静岡県が設置を計画している、浜松市遠州灘海浜公園(篠原地区)に建設予定の野球場を中心とした施設の参考とするため、福岡県内の野球施設を視察しました。

 訪れたのは、福岡市内にある「雁ノ巣レクリエーションセンター」と筑後市にある「タマホームスタジアム筑後」、「福岡paypayドーム」の3カ所です。


(雁ノ巣レクリエーションセンターにて)


(タマホームスタジアム筑後にて  メインスタジアム)



(第2グラウンド)


(屋内練習場)



 静岡県が設置予定の野球施設は、西部地区を候補地として相当前から検討されてきましたが、ようやくここ数年の間に具体的な候補地や設置案についてまとまりつつあります。県内には、県が設置した野球場として、東部に愛鷹球場(収容人数1.3万人)、中部に草薙球場(収容人数2.2万人)があり、西部にも野球場整備の実現への期待が高まっていました。

 県議会でも、所管する建設委員会において設置に向けた議論が進み、私の所属する会派でも、プロジェクトチーム(PT)を設置し、内容を精査するとともに、国内各地の野球場を視察し、その参考例として情報を集めています。

 当初検討材料になかった、環境への影響のうち、整備予定地域周辺にはアカウミガメの産卵地があり、施設による夜間照明が生態に与える影響が大きいとして、ドーム型による光を遮った設備が必要という声も上がり、環境保全団体の意見などを聴取する機会もありました。これらによる建設コストも相当膨らむことから、さらに建設について踏み込んだ議論が必要となっています。

 県は6つの案を提示し、一つ目は「ボールパークを核としたスポーツ公園」として、野球をする方々の聖地として、野球の魅力発信、視野拡大、技術の向上を図るとともに、幅広い県民の拠点となる公園を目指すとし、幅広い野球利用者のニーズに対応できる充実した野球施設として、メイン球場1面、サブ球場3面、ソフトボール場1面の案。
 二つ目は、「木々と水辺に囲まれた自然・スポーツ公園」として、遠州灘海岸に隣接する特性を活かし、豊かな水辺環境の中で野球を中心としたスポーツやレクリエーションが楽しめる公園で、水遊び場やカヌー等の水上スポーツが体験できる池やビーチスポーツが行えるスポーツ公園の案。
 三つ目は、「みんなが楽しめる健康・スポーツ公園」として、幅広い年齢層の県民が健康づくりに取り組むことができる公園で、子ども広場や健康増進拠点を配置する案があります。

 これらの全てを県が整備するのか、市との分担など棲み分けなどの方向性も明確にして、この事業を進めていく必要があります。

 私たちは、公園整備のうち野球場を中心とした部分に絞り込んで、議論を進めており、そのための事例について調査を行ってきました。

 今回の視察では、いずれも福岡ソフトバンクホークスの2軍や本拠地として使用されている施設で、特にタマホームスタジアム筑後は、私たちの理想とする施設と感じました。関係者からは施設内設備や運営等について詳細な説明を受け、ハード面だけでなくソフト面での対応も参考となりました。
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