世界雑感☆新しい世界は日本から始まる☆

世界の激動を感じつつ、日本経済への応援メッセージを徒然に綴るページです。
ご訪問ありがとうございます。

【出口なき「双子のバブル」延命日米共同作戦、開始!】危機の本丸:米金融システム⑨

2014-11-09 00:00:29 | アメリカ

前回からの続き)

 本稿中段で、債券の「双子のバブル」のことを個人的なイメージで2匹の「マシュマロ・マン」のようだ、なんて言い表しました。で、米映画「ゴースト・バスターズ」のクライマックスに現れる本物のマシュマロ・マンはニューヨークの街を破壊しようと大暴れするわけですが、こちらバブリーなマシュマロ・マンたちも同じようにニューヨーク・・・のウォール街を壊滅させようとしています。

 「そうはさせじ!」と立ち向かうのがゴースト・バスターズならぬ米FRBです。イエレン隊長(FRB議長)率いる彼らの「武器」は利上げ資産売却米国債不動産担保証券)。これによってバラマキ過ぎたマシュマロ、じゃなかったQEマネーをかき集めようとするわけですが、そのあまりの多さにタジタジです(資産価格が暴落し、金利は急騰してしまう)! もはやウォール街の栄華は風前の灯か・・・?

 と、そこへ、どうしたことか、遠く太平洋のかなたから日銀が登場! で、何をするのかと思ったら、何と!マシュマロ・マンたちにエサ(緩和マネー)を供給! 唖然とする(?)わたしたち日本国民をそっちのけにして日銀はこう言い放つ・・・「アメリカ様!もはやマシュマロ・マン[双子のバブル]とともに生きる道しかございません!」―――。1031日の日銀の追加緩和決定に関する黒田総裁の会見が、このように聞こえたのですが、空耳でしょうか・・・

 というわけで、(ECB[欧州中央銀行]、というかドイツには振られたみたいだけれど・・・?)いよいよFRB&日銀連合軍による「トモダチ作戦」、ではなく「出口」なき「マシュマロ・マン延命作戦」が始まりました巨大ゴースト退治(バブル最終清算)を断念し、これらとの永遠の共存の道を選択した両者は、はたして「本丸」=米金融システムを死守できるのか!?

(「危機の本丸:米金融システム」おわり)

金融・投資(全般) ブログランキングへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【米銀への危機伝播は不可避... | トップ | 【2015/10税率引き上げ、見送... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アメリカ」カテゴリの最新記事