何度も何度も何度も、観たくなる映画というのは
そうそうあるものでは無いが
この映画はそんな一本。
貧しい百姓たちに雇われた七人の侍が
野盗と化した野武士の一群に立ち向かう。
ただそれだけのストーリーなのに
ずずずと引き込まれ、釘付けにされてしまう。
俳優たちの見事な演技、ラストの死闘の素晴らしさ。
ユーモアも交えた忘れがたい台詞の数々・・馬も!
昔々「天国と地獄」と一緒に見た。
再び観て、あっけにとられるダイナミズムと
七人の侍、ひとりひとりの魅力に充分に酔った。
で、先週からず~っと観ています。
三船が百姓、そして侍をののしるシーン、子供を救った後泣くところ、
木村功が宮口精二に
「あなたは素晴らしいひとです!」と言う場面、
その後の宮口の表情などなど、挙げていたらきりがないほど
好きなシーンがある。
昔見たとき大仰に感じたテーマ曲も
今夜これを書いている間中、頭の中でグルグル鳴り続いている。
国の宝ですね、やっぱり。
1954年 黒澤明監督作品 脚本 黒澤明 橋本忍 小国英雄
撮影 中井朝一 音楽 早坂文雄 美術 松山崇 剣術指導 杉野嘉男
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貧しい百姓たちに雇われた七人の侍が
野盗と化した野武士の一群に立ち向かう。
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ユーモアも交えた忘れがたい台詞の数々・・馬も!
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七人の侍、ひとりひとりの魅力に充分に酔った。
で、先週からず~っと観ています。
三船が百姓、そして侍をののしるシーン、子供を救った後泣くところ、
木村功が宮口精二に
「あなたは素晴らしいひとです!」と言う場面、
その後の宮口の表情などなど、挙げていたらきりがないほど
好きなシーンがある。
昔見たとき大仰に感じたテーマ曲も
今夜これを書いている間中、頭の中でグルグル鳴り続いている。
国の宝ですね、やっぱり。
1954年 黒澤明監督作品 脚本 黒澤明 橋本忍 小国英雄
撮影 中井朝一 音楽 早坂文雄 美術 松山崇 剣術指導 杉野嘉男
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「七人の侍」良いですよねえ。
トラックバックさせていただきました。よろしく。
豪快だけど隅々まで見たくなる映画ですね。
これからもよろしくお願いいたします。
もし仮に日本映画に国宝の称号を与えるとしたらまず間違いなく「七人の侍」が筆頭にあがるでしょうね。(黒沢監督は「そんなのナンセンス」といって辞退するかもしれませんが・・)でもこの映画が世界に与えた影響の大きさを思えば・・と思います。ちなみにスピルバーグの「プライベートライアン」も間違いなく「七人の侍」ですよ。
コメントいただき嬉しいです。
私などが言うのもなんですが、
すごい映画というのは
何度観てもやはりすごいものなのですね。
当たり前ですけど。
何年かおいて見ると
またすごいなあと思うのでしょうね。
「プライベートライアン」ですか。
なるほど~~
探してみると意外な映画にもあるのかも
しれませんね。興味ひかれます。
黒澤映画のビデオ放映権がアメリカに売られていた時代か英語の字幕をスケッチブックに隠してみたこともあります。40年間に渡って観続けていることになりますが、年齢を加えることで各登場人物への思い入れが変わっていくことが自分でも面白くなっています。いまなら勘兵というところでしょうか。
40年間とは・・すごい!
年齢によって登場人物への思い入れが変わるって言うのは非常に興味深いです。
勘兵衛ですか!シブ~~~!
私は久蔵ですね。
カッコイイですよね~。
好きな台詞は何でしょうか?
「アイツには人には言えねえ悩みがあるんだな・・・まるでシン張り棒がかかった小屋みてえだ」
「開けてみろ!」
・・っていうのもイイですね。
素晴らしく、
それが名優によって演じられるのですからこたえられませんわ。
「今度もまた負け戦だったな・・」
『七人の侍』は、“慈父”の如き包容力の勘兵衛・求道心と優しさとを併せ持つ久蔵・たくましい体の中に童心がいっぱいに詰まっている菊千代・少年の純粋さがけなげな勝四郎などなど……どれをとっても魅力的なキャラクターがそろっていますね。
ただし、私が一番好きなのは前半で侍探しをする百姓たちと勘兵衛&勝四郎が泊まる木賃宿に同宿している、両の眉毛が繋がっている馬方(人足?)です。
彼が勘兵衛たちに対して怒りを発したとき、観ていて目にえらい汗をかいてしまいましたわ……(笑)。
たびたび百姓たちを嘲笑する嫌なやつかと思っていたら、本当は彼は自らが貧しく力のない百姓と同じ側の人間であることを自覚していて、百姓たちを助けられない自分に対して強いいらだちを覚えているがゆえに百姓たちに当り散らしていた……ということが一瞬にしてわかる、忘れられない劇的なシーンでした。実に見事な脚本だと思います。
勘兵衛は最初から百姓たちを助けたいと思っていたとしても、この眉毛が繋がっている男の言葉が直接のきっかけになったですから、結構重要なキャラですよね。
凡夫たる自分は勘兵衛にも久蔵にも菊千代にもなれないことは充分に自覚していますが、せめていざというとき、侍たちに怒りの言葉を浴びせたこの眉毛の繋がっている男くらいの勇気を……と思ったりします(笑)。
魅力的な人物が沢山出てくるこの作品中でも
眉毛男?は印象的でした!
男が茶碗の飯をつきつけてぶちあげた時は、
私もぐぐぐっときました。
勘兵衛の心も動かした、イイ男でした!
眉毛もたいへん印象的でしたねえ。(三大眉毛男?)
私はバンビのような勝四郎(笑)も大好きです。
脚本といえば、
他にも
「首を斬られるときに髭の心配してどうする・・」、「侍は酔いつぶれるほど酒は飲まぬものだ」とかちょっとした台詞も
受験生みたいに紙にでも書き写して壁に貼っておきたいと思いました。
また、
野武士の寝ぐらに
火が放たれたことを知った時の女の心情を、
変化する表情によって表現したところ、利吉に再会した場面でも
台詞をあえて無くし行動させたところがこれまたすごいと思いました。
シーンごとに、考えさせられたりうなずいたりが満載の、偉大な作品だと思います~