邦画ブラボー

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「幕末太陽傳」

2004年09月06日 | ★ぐっとくる時代劇
フランキー堺主演。幕末の江戸・品川宿を舞台にした人情劇、群像劇。
古典落語がベースに据えられています。

フランキーといえば、「私は貝になりたい」での名演技が知られていますが、
この映画では、肺病を病みながらも
明るくシブトク生きる男を演じて、
キネマ旬報男優賞ならびにブルーリボン男優主演賞を受賞しています。

ちゃっかりしてるくせに愛嬌があって人が良い、
こんな主人公、
誰だって応援せずにはいられなくなるでしょう。
彼をとりまく人々も愉快で魅力的です。
遊女役の左幸子と南田洋子が信じられないくらい(失礼)美しい。

見終わった後、
「なあに、なんとかなるさ!」「なんとかなって欲しい!」「なんとかなってチョウダイ!」
と主人公と自分自身にもエールを送りたくなること請合いです。

人生、どう生きるかは自分次第。
深刻な状況をカラッと笑い飛ばす、そんな生き様気持ちいいです。
とてつもなく楽しいんだけど、なぜか泣けてくるんだよなあ。

昭和32年度 川島雄三監督作品。
助監督と脚本には今村昌平の名が。
音楽は黛敏郎

共演は豪華です:左幸子、南田洋子、石原裕次郎(高杉晋作役!)、
芦川いづみ、金子信雄、山岡久乃、小沢昭一、殿山泰司、
小林旭、美青年の頃の岡田眞澄など。

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