花を愛でてはいけない春が来るなんて
誰が夢見たというの？
さよならも告げられない春が来るなんて
誰が願ったというの？
握手も、ハグも許されない春が来るなんて
誰が望んだというの？
悲しみに沈んだ春が来るなんて
誰も、祈りはしなかった・・・。
何気なく過ぎていった春がただなつかしい・・・。
久し振りで、仲良しの友人とランチに出かけた。
まだ、桜は二分咲き位だったけど、道には雪柳や、黄色のレンギョウ、紫の大根の花、白い花にらが一斉に咲き出していた。
いよいよ、春本番
いつもの喫茶店は、幾分客の入りが少ないようだった。
ランチは、選べるパスタセットにした。
明太子パスタ、サラダ、コーヒー、オススメのショートケーキがついて１２００円は、お得。
ショートケーキは、陶器のカップに入っていて、苺がたっぷり
海を見下ろすホテルのランチではないけど、つかの間コロナを忘れられた・・・。
朝から雨が降り続いている。
雨音が高く、一向に止む気配がない。
昨日より１０度も気温が下がって、冬に逆戻りだ。
昨日は、桜の開花宣言が出そうな暖かさだったのに・・・。
例年、この時期、有給休暇の消化で休みを取っている。
旅に出たり、日頃観られない映画を観たり、ショッピングをしたり楽しい休みになるはずが、今年は一変した。
5月には、クロアチアに旅行の予定を立てていて、予約していたが、それもキャンセルした。
世界中がコロナに、侵略されているのだから、致し方ない事だと分かっていても、ため息が出る。
手持ちのマスクも底をつき、布マスクを2枚手作りした。
花粉症ではないので、普段ならマスクなんてしたくない。
でも、通勤電車でマスクをしてなかったら、まるで犯罪者を見るような、視線が注がれる。
庭の勿忘草が、雨に打たれて悲しげに咲いている。
テレビを点ければ、コロナのニュースが延々と流れている。
通勤電車やバスもいつもの朝と比べたら込み具合が明らかに少ない。
道路も空いてるみたいで、渋滞もほとんどない。
モーニングセットを提供している駅前の喫茶店もガランとしてる。
人は何処にいったのか？
ああ、長い行列発見！
開店１時間半前のドラッグストアに、トイレットペーパーを求めて大行列。
国の発表では、十分に在庫があると言っているのに、現実はこの有様だ。
開店と同時に、店になだれ込めば、お一人様一個限定で販売されるらしい。
専業主婦の友人が、買ってきてあげるとメールくれたけど、週末に並んでみることにする。
歌の文句じゃないけれど、この頃、少し変よだ。
まるでホラー映画のようだ。
