抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

死の初心=最初が物理と化学が性交して生物が生まれたのです。

2021-06-26 | 歯科治療

【前提を失ったら、真の目標を失う。

今の歯科=歯医者が、それです。】


頑固な、医者が、リモートでは、看護学の講義はできない。

と、講義を断ったそうです。

看護というのは、

「患者を直に、抱きかかえるものだ。」

「リモート等、前提を失った看護学の講義は無理、無駄だ。」

と。


コロナ禍で、世界中、社会生活の前提が、崩されました。

歯科も、もちろん、コロナ禍に、大打撃を被った(こうむった)のですが、


【実は、歯科は、ここ10年、否、もっと前から、既に、前提を失っていたのです。】


昔、といっても、50年前位でしょうか。

《歯科の医療費は、日本の医療費全体の1割でした。》


今は、到底、1割に届かず、加えて、歯医者の過剰。

その全医療費の1割に満たない医療費を、過剰な歯医者が、貪り(むさぼり)、醜く、取り合っているのが現状です。


日本の医療費は、年、45兆円位でしょうか。(今後、もっと増えるでしょう。)


そのうち、歯科はせいぜい4兆円。

素直に、歯医者の頭数(あたまかず)で割れば、ひとり年400万円です。


そんな、単純なもんじゃない、というかもしれません。

それは、違います。


勉強、学問、考察は不可欠です。

[しかし、例え、AIだろうが、スパコンだろうが、

【学問の大原則は、シンプル化=単純化、端的にあるのです。】]


頭の悪い奴、バカな奴ほど、複雑に言うものです。

というより、シンプルに言えないのです。


分かってないから、単純化できず、難しく言って、(バカにありがちの)偉そうに振る舞うのです。


こういうのは、たくさんいて、自分は理解しているのです。(独りよがりなものもありますが。)


ただ、頭が悪く、それを伝える能力がないのです。


例えば、天才打者のイチローは、よく、

「簡単なことを、難しく言う。」と、言われてます。


これは、やはり、イチローは、頭が悪いのですね。

とりわけ、読解力がないのです。

まあ、かの天才、長嶋さん等、

「ホームランの秘訣は?」

と、聞かれて、

「ビューっと!だよ。」

と言ったそうですが、ここまでいったら、憎めません。


ただ、はっきり言えることは、イチローにしても、長嶋さんにしても、

天才ですが、(頭が悪いというより、)

謙虚ではない、ということです。


その点、王貞治さんは、

「王シフトの逆に、ちょこんと打てば、簡単ですよね。」

と、聞かれた時、

「イヤイヤ、私はそんな器用な人間ではありません。

そこしか打てないのです。」

と、非常に、柔らかく応えていました。

天才で謙虚で、人格者だと、思いました。


とにもかくにも、才能あるのは、まあ、ひとつの得だし、徳です。


《頭が悪くて、謙虚でないのが、歯科です。》

で、今後、ますます、老人の医療費が、かさみ、歯科の医療費は、増える見込みはありません。


【いいですか。歯科の大前提は、歯を残すことなのです。】


歯医者の無力と愚かさが、すべてですが、国も、全く軽く扱い、取り上げず、取り合わず、無視に近いです。


歯科医師会など、仲良しグループで、在って、無いようなものです


(第一、歯科医師会に入会していない歯医者の方が、多いです。)


《多くの人が思う以上に、歯が、歯科医が、軽く、極めて、軽く扱われ、あしらわれているのが、現状、現実です。》


国がそうなら、

で、

結果、


【自ずと、自然、

歯医者自身も、

患者も、歯を、歯医者を、軽く見ます、扱い、接するようになります。】


[で、因みに、現在、薬剤の全医療費に占める割合は、2割以上、歯科の医療費の倍以上です。]


美容整形以外、医者が、テレビ、ラジオ等、メディアで、自院を宣伝してますか?


薬は宣伝してますけど、歯周病等、白い歯、云々、グダグタと


私は、歯の悪い人も、(インプラントも)障害者と言って、はばからないです。

私も、歯が悪いです。


障害者でない人はいません。


障害は、不健康ではありません。

【不健康は、意識のみにあります。】


歯医者は、頭が悪く、謙虚でなく、なりふりかまわず、歯を抜こうとします。


それは、ひとえに、金です。

貧すれば、鈍す。


で、歯医者は、歯科の前提を失い、


前提のあるなしすらも、分からず、

今や、

《歯科の前提は、歯を抜くことに、すり替えています。》


で、そこから、インプラントで儲けよう。


貧乏人には、安い義歯をあてがい、合わなくなったら、

どうせ、また、歯を抜いて、入れ歯を作り替えればいい。


何度も、作り替えて、

適当に、その間、そうじだ、手入れだ、クリーニングだと、来させて、


で、できれば、ローンを組んででも、インプラントにする。


残った歯には、なるべく、高いセラミック等を勧める。

金属は高騰していて、保険では赤字だから、

「金属は、体に悪いし、見た目も悪い。」と、騙す。


で、金がない人には、安価で、粗悪なプラスチックを被せる。

「保険でも、白くきれいなものを。」

と、また騙す。


金属は、保険でも、金合金なら、当然、安全だし、歯を削る量も、プラスチックの3分の1以下で済みます。


まあ、プラスチックが、壊れたり、

(プラスチックは、見た目も不自然ですから、)

と、高価な、セラミックや、人工ダイヤモンドに変えていく。


《背に腹は代えられない。》

何しろ、こうしないと、保険では喰えない。


とにかく、金属の高騰を、国は抑えようとしない。

歯科医師会も、しないし、無力で、できない。


もちろん、歯科の医療費を増やすなんてことは、到底しない。


ここに、今の日本のからくりが、縮図があるのです。

〈格差と分断です。〉


政治家の仕事のひとつ、というより、

【政治家の仕事は、国民から、金を集めることに尽きるのです。】


いかに、国民を騙して、巧みに、金を取るか、です。


ストレスは、金で解消されることもあります。


《運と欲は金で買えません。》

どういうことでしょうか?


今、コロナ禍と、オリンピックで、金がありません。


だから、ここ数年、金持ちと貧乏人に二極化しているのです。


もともとは、2006年前後からの小泉政権の郵政民営化と医療改革からです。


言うまでなく、郵政民営化も医療改革も、大失敗でした。


しかし、失敗したからこそ、格差は、ますます拡がり、それを、誤魔化し、隠ぺいするために、


安倍政権が誕生し、

カジノと観光に走りました。

で、オリンピックです。


その目論見は、コロナで、すべて崩され、日本は沈没したのです


で、国は、金持ちを優遇し、で、ひたすら、二極化したのです。


歯科もそうです。

コロナで、潰れ、廃業する歯医者も増えましたが、

保険で、とにかく、患者を、安価でこなし、

同時に金持ち優遇の治療をするのです。


潰れた歯医者を吸収し、

その歯医者を雇う。

自転車操業ですが、金を動かすのです。


それには、

【歯を残すという歯科の大前提を崩すことなのです。】


というのは、

歯を残す治療は、保険ではは採算が合わないし、


歯を残す治療は難しく、

教えている暇はないのです。


だから、歯を残す治療に、治療費を掛けるか、

なのですが、

その治療技術(スキル)は、難しく、


歯科の前提を、歯を抜くことに、歯科医師会も、国も変えたのです


で、歯科を、コンビニ化し、

国民に、歯医者は医者でないと、喧伝し、


ワクチン接種も、(医者ではない)歯科医師にもと、…

と、歯医者は医者でないとと刷り込み、知らしめて、(マインドコントロール)したのです。


ボンクラな歯医者は、ワクチン接種をさせてもらって、医者扱いしてもらった、と、

プライドも、恥じも外聞もなく喜んでいるというバカさ加減です。


私など、歯を残す専門医は、

歯の神経に、日々、麻酔です。


注釈等、お手のものです。

(看護師も臨床検査士も、注釈の上手い人はたくさんいます。

およそ、無益なのは、歯科衛生士位です。)


安倍首相は、

「日本は、民主主義の国だからこそ、

新聞は、平気で、私の悪口を書ける。

共産主義の国では許されないのです!」

と、盛んに言ってましたが、


共産主義の国だったら、

自分の私的なお花見に、税金(国民の金)を何千万円と使い、

自分のお気に入りの議員に、選挙資金1億5000万円をあげたりしたら、


ましてや、その金で買収してら、

共産主義国家なら、死刑です。


ましてや、自分の女房の不正を隠ぺいするために、公文書を改竄したら、

原理主義的な国なら、公開死刑です。


「日本が、自由に平気で、私の悪口を言えるのは、日本が素晴らしい民主主義国家だからです。」

などと、よく言えたものです。


オマエこそ、民主主義だからこそ、のうのうと、今だ、贅沢な暮らしをしていられるのに。

オマエが言うな!です。


しかも、改竄を不正だと、言った役人を殺しておいて。


だからこそ、また私は、共産主義には反対です。


どんなに、時間がかかっても、少数意見を取り入れ、結果、多数決でも、民主主義がいいのです。


しかし、今の日本は、報道の自由度が、世界で50位以下です。

民主主義でもないのです。

生半可な、独裁です。


【民主主義の前提は、国民に応える。】

ことです。


で、

[〈応える〉の語源は、責任を取る、というのをご存じですか。]


歯を残す専門医、その難しい治療技術(スキル)を、


そのスキルに拘るには、

私も、時に、患者に理解を求め、

患者さん選ばなくては、誠意、全力を尽くせません。


(金ではありません。使命です。)


ただ、歯科の前提が、歯を抜くことと、喧伝され、

歯科がコンビニ化(実際、歯科医院は、コンビニより多い。)


コンビニ化されては、

患者も国民も、二極化され、


歯医者も歯も、大切にしなくても、大丈夫、高いも安いも、その時、その時、その場、その場でやりかえればいいなどと……。


医科も歯科も、

医者も歯医者も、リモートでは、できないのです。

コンビニではできないのです。


サービス業ではないのです。

利益を上げればいいというのではないのです。

《患者様ではないのです。

患者さんです。》


おだてて、持ち上げるのではなく、

体を治すのです。


歯も体です。

しかして、ことに、とりわけ、歯科は、

死ななければ、

(どうせ、歯医者は医者でないし、)

と、歯を安易に、抜いてはいけないのです。


【歯科の前提は、歯を残すことです。】

前提を失ったら、医科も歯科も、

国も個人も、狂います。


世界に拡がってい
る、

二極化、格差、…隠ぺい。

今後、どうなるかどうするか、

どうしたらいいか…。

正直、私は分かりません。


ただ、

歯科とコロナ禍には、その縮図があります。


私は日々、見て、観て、目の当たりに接しています。


コロナとインプラントの後遺症に。

見て、接して、診ています。


私は、歯を残します。

私が残せない歯は、残らないのです。


私の本、

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】


【歯医者のホントの話・KKベストセラーズ】

電子書籍でも、新聞、雑誌でも、

医科でも、医学的にも、評価されています。


医科はもちろん、歯科と薬と、

歯の神経治療、

及び、歯と遺伝等々、よりいっそう、勉強し、見識を深めます。


私は、歯を残します。

というより、抜きたくないのです。

シンドイですが、こうなると、意地です。

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