抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

私でなければならない、(できない?)治療が増えていて……。

2018-03-04 | 歯科治療




歯医者は多く、虫歯は少ない。

衛生教育もして、栄養もいい。

なのに、何故、こうも、インプラントが増えているのか。=抜く(

抜かれる)歯が増えているのか?

素直に考えて、おかしいでしょう?


金は、人間を変えます。

今、歯医者は、
(歯を残そうとは思っていません。)

抜いてから後の事ばかりを考えている。

それが、私が、直接、目の当たりに、日々、経験している実状です。

(あなたの、その歯です、今、あなたの目の前の歯医者は、あなたのその歯を、抜いてからのことだけを、考えているのです。)


抜いてからの後の事に、頭を巡らし、算盤をはじいている。

それが、今の歯医者の、歯科界の実態です。(もちろん、大学病院も、です。)


[…ある人が、それを、インプラントマフィアだ。インプラントマフィアの仕業だと、云いました。……警告したのです。]


【私は、歯を残す、できるだけ抜かない治では、誰に対しても、勝てるとは、勝るとは云いませんが、負けません。優ります。諦めません。

謙虚にはなりますが、謙虚に接しますが、決して、謙遜はしません。】


歯医者が、厚生省から嫌われ、厚生省を怒らし、厚生省から軽く扱われるようになったのは、(前にも記しましたが、)……


50年くらい前です。

せっかくの、厚生省からの〈医者になれ。〉という提案を、断ったからです。

目先の利益、儲けだけの為に。

《金の為に、プライド=誇り(矜持)を捨てたのです。》

で、今さら、自分達を医者にしてくれ、医者として扱ってくれ、と頼んでも。

自業自得です。

おごっていたのです。傲慢だったのです。

まあ、歯医者は愚かだった。バカそのものだったのです。

(敢えて、嫌われることを覚悟で言わせてもらうと、東大出の医者の父も、よく言っていました。

《あの時、厚生省に断らなければ…。歯医者はバカだったんだよ。

本当、残念なことをしたんだ。》と。)

父は、勤務医で、地味でした。


[私は、小学校時代、子供心に歯医者の、ゴルフだの、別荘だの、海外旅行だのと、それはそれは、派手な贅沢な生活ぶりに、羨ましくもあり、驚いていました。

しかし、心のどこかに、歯医者のその人間の軽さを、真面目な医者の父と比べて、軽蔑もしていました。]



スタートラインです。改めて、再スタートラインです。

抜いてしまう歯医者が、また増えています。

抜かれてしまう患者さんが、また増えています。


天才、フィギアスケーターの、羽生結弦は言ってます。

「努力しても報われない。」と。

これは、天才ならではの、奥深い言辞で、

彼は、《努力するな。とは言ってません。》

天才故、凡人には、できない、安易に、想像つかないほどの、努力をしているのです。


結果、羽生結弦は、はっきりと、応えたのです。

「努力は報われない。」と。


発明王、エジソンは云いました。

「天才は、1%の才能と、99%の努力だ。」

これを、お門違いの精神論に置き換えて、

「努力は、才能に勝つ。」等と、全くの腑抜けの事を言う愚か者がいます。(特に、教育者なんかに。)

エジソン、自身、自分の真意が、間違って伝わるのがやで、きちんと、強調し直しました。

「私は、天才には、1%の才能こそが、大切なんだと云いたかったんだと。」

で、こう、エジソンは、囁いたと伝えられています。

「天才は、努力を厭わないよ。自ずと、努力している。…、しかし、努力は報われない。」と。


くどいようですが、天才フィギアスケーターの、羽生結弦も、エジソンも、

努力するな。
 努力しても無駄だとは、言っていません。

「努力は報われない。」と、繰り返しているのです。


 【努力は報われない。と、はっきりと、言い切れるというのは、

誰よりも、努力しているから、言い切れるのです。】


羽生結弦は、普段、日々、怠らないで、していることは、コーチから言われた、基本のステップの繰り返しです。

退屈なくらい、つまらない、ステップの、基本の繰り返しを、ただただ、忠実に繰り返すのです。


そこから、天才ならではの、発想が、浮かび、閃き、あの華麗なステップ、ジャンプ、演技に繋がり、天才フィギアの技術、芸術になるのです。


エジソンの、電球1つを発明するのに、その失敗の山、試行錯誤は、伝説とか、何とかではなく、実際に検証すると、常軌を逸しているものでした。

(電気のない生活なんて考えられません。電気は空気です。)


〈天才は、飽きない。厭きない。厭わない。嫌がらないのです。〉

常に、基本の修練、研鑽を怠らず、初心を忘れず、また、初心に還ることも、厭わないのです。


[天才というのは、アスリート、学者に限らず、芸術、文学、芸能、スポーツ、文化…政治家、経済人、経営者だって、みんな、どの業界、天才には、共通する資質があるのでしょう。]


もちろん、私は、天才ではありません。そこらにころがっている、どこにでもいる凡人です。


しかし、こと、歯を残す、できるだけ、歯を抜かない治療に関しては、私には、才能とセンスと優れた発想があります。


しかし、それも、その治療技術(スキル)を保ち、高め、向上さしていくには、日々の勉強はもちろんですが、…

私も、日々、退屈なくらいの基本手技の繰り返しの修行、研鑽をしています。


歯の神経は直径で、0、1㍉~0、8㍉です。

そこに、針を通すのです。手の、指先の、微妙な繊細な感覚、直の感覚を、常に、備え、研ぎ澄まし、指に、体に覚えさしておくことが大切なのです。

(この感覚は、手袋をしていてはだめです。)


医者も、優秀な医者は、常に、直の感覚の訓練、研鑽をしています。


しかし、私は、天才ではありません。ただの凡人です。

正直、この手技の訓練は、退屈だし、飽きてきます。

つまらないし、時には、辛いです。


それでも、まあ、リラックスタイムを入れながら、日々、指先の技術(スキル)の訓練を継続しています。


見るだけでは駄目だし、第一、歯の神経は、直径で0、8㍉以下、しかも、ひとりひとり、形から長さから、前歯から奥歯まで、すべて違います。


個々すべて、異なっているのです。

マイクロスコープ云々ではありません。

神経の入り口付近は見えても、中までは、光が入りません。見えるわけがありません。


徹底して、常に、基本手技の訓練、研鑽を繰り返し、怠らないことが不可欠です。


そんな僅かな才能の私でも、
「あーあ、努力は報われないなあ。」嘆くこともあります。

三年ほど前ですか。…

大学病院も含めて、5~6軒の歯医者で、抜く以外にないと言われ、

私でも、駄目なら、抜いても…ということで、

4ヶ月くらいで、6回ほど通い、

(1回に、1時間以上の治療をしました。)

左上の前歯でした。

もちろん、保険もきちんと適用しました。


「しかし、この歯は、しっかり噛めるように残すは、難しいです。」
と、私が説明したら、

その患者さんは、
「では、6回分の治療費と交通費を返してくれ。」

と言ったのです。


この事は、前にも触れましたが、

私も、至らないことはありましたが、交通費まで返せ、という経験はありませんし、今もって、この時だけです。


私は、しかし、治療費は返しました。

(悔しかったし、理不尽だとも思いましたが、授業料だと思って。)

友人、医者、歯医者、法律関係者からも、返すことはないし、今後の、他の医者、歯医者の為にも、そんなことするな、とも、忠告、叱責されましたが。

弁護士に頼んだら、弁護士費用だけで返済金を越えます。

《しかし、私は、断じて、金を渋ったのではありません。》


この患者さんは、〈杉並の当たり屋婆さん、TとかM〉とか言われている人だと、法律関係者が言っていました。


医者、歯医者とかに限らず、コンビニ、ご近所、界隈、また、旅行先でも、ナンクセをつけては、小金(こがね)をせびっているのです。

言われてみると、小派手で、小綺麗な格好はしていました。

孤独な婆さんかな?とも、実際、感じていました。


私は、悔しかったし、努力は報われないな、とも思いましたが、私の心のどこかに、この歯を抜かず残せたら、我ながら、たいしたもんだぞ、という、色気というか、小さな野心というか…ダメ元で、やってみたいな、という、傲りもあったというのも否めません。


野心は必要な時もありますが、自惚れ、傲り、上から目線はいけません。


【人間、特に凡人は、謙虚さを失うと、野心は邪心になり、肝心の使命感を失ってしまいます。】


それもあり、私は自戒と反省、猛省、理不尽だと、悔しかったですが、治療費を返しました。

下品な、下衆(ゲス)な笑いを浮かべて、その当たり屋婆さんと言われている老婦人は、勝ち誇ったように、帰っていきました。

(老後の生き甲斐なのでしょう。さもしく、寂しい、はた迷惑な生き甲斐ですが。…老醜です。)


私の診療所には、相談も含めて、全国から、こうして駆け込んで来ます。

遠くからも、通院している人も、少なからず、います。(恐縮します。)

今、歯医者は過剰で、歯科医院はコンビニより、はるかに、多いのが、現状です。

しかし、まともな、真っ当な歯科医院は、せいぜい、十軒に一軒くらいです。


インプラントを、腎臓病の持病を持っている人にして、より、悪化させ、会社も休み勝ちになった人。

(義歯に変えたが、これがまた、合わない。)


また、(これは、私も、なんとも云えませんが、)……インプラントの具合が悪く、乳ガンが、悪化し?、32歳で亡くなった人。


インプラントで、噛みづらく、…「では、インプラント代は返すから、他の医院でやり直してくれ。」と言われ、…「うちには、申し訳ないが、もう、来ないでください。」と。

とにかく、やり直すか、金を返してほしいか。等々。


体はもちろん、目、鼻、耳、関節……等々の不具合。

これらは、私の診療所に来院した、ここ3、4ヶ月のほんの一部です。。


しかし、医学的に、インプラントとの、因果関係の証明は、極めて困難。

概ね、泣き寝入りです。


ただ、(私ひとりでも)、毎月のように、インプラントで、インプラントでなくても、歯を抜いて(抜かれて)、不具合を訴え、来院する人がいるのに、なかなか、その実態を把握できません。


インプラントマフィア達が、ひたすら、明るみ出ないように、出さないように、シンジケートのように網を巡らせ、隠蔽工作をしているからです。


大学病院も、教育の一環として、インプラントをやりたがっています。


私の診療所には、紹介も含めて、全国の大学病院からも、患者さんが来ますが、なかでも、東京近辺では、相変わらず、昭和大学の歯学部の入れ歯は、最悪ですね。

そのレベルの低さに、歯科医師会も、以前にも、昭和大学に、注意換気を促したのですが。

何しろ、昭和大学は、すぐ、インプラント科に回すのです。

ただ、私が強調したいのは、昭和大学の、その義歯の酷さ、レベルの低さ、(技術はもちろん、学問的にも。=全く、分かってない。)という現実、事実です。

「義歯は噛みにくいからインプラントにしましょう。」なんていう甘言、誘いに、乗ったら、騙されたら、いけませんよ。


まともな義歯を作れない奴が、まともなインプラントを作れるわけがありません。

当然、自明、当たり前ですよね?

「その義歯も具合いいかもしれませんが、ちょっと、インプラントも検討してみては?」と、丁寧に説明するのが、普通、当然、当たり前、です。


まともな義歯ができない歯医者に、インプラントをされたら、障害者=片輪(かたわ)にされますよ。

昭和大学に限らず、学生のレベルはもちろん、教える方も、初心に還って、出直さないと。


【医学部・歯科】にしないと!

だって、東京医科歯科大学のインプラント科にしてもね。そのK教授の施したインプラントの後遺症に、日々、苦しんでいる患者さんを、私は、ここ2年、至らぬとはいえ、誠心誠意、見て、観て、診て、尽くしてます。


教育の一環とはいえ、インプラントのモルモットにされてはね。たまりません。


インプラントで、死人が出ないと、メディアも取り上げないのでしょうかね?

11年前ですか、インプラントでひとり、死んでます。

しかし、これも、インプラントマフィアは、あくまでも、術者の責任に転化、強調し、インプラントそのものの危うさには、触れようとしません。


隠蔽します。極力、明るみには、出そうとしません。隠します。

金のためです。必死です。


マスコミも、なかなか、歯の話題では売れますん。

出版不況だし、私も分かります。

理解してます。


で、インプラントマフィアの、そのシンジケートの、豪華な?舘の、広告です。

歯科には、先端機器も、先端技術もないのに。、

新しく?綺麗に?塗り替えているだけです。

その豪華さは、清潔とは無縁です。


〈私は、決して、派手でなく、清楚な、消毒の行き届いた、その清潔さこそを大切にし、重んじます。〉


私の拙著、【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】

改めて、よろしくお願いいたします。

いい本です。絶対(今、また、)ためになります。


【インプラントマフィアなんかに、負けていられません。

…インプラント後遺症に、日々、苦しんでいる多くの人のためにも。日常生活にも支障をきたしている人達のためにも。】


ある意味、インプラントのためにも、インプラントを障害者製造器にしてはいけないでしょう。


《抜け抜け詐欺の、障害者製造業の、横行、インプラントの暴走を抑えないといけません。…緊急に。》


私のインプラント批判を堂々と掲載してくれた[週刊ポスト]の小学館。

で、私に好意的で、私の大好きな[週刊現代]の講談社さん。


で、何より、私を、テレビにラジオに、と、評価のきっかけを作ってくれた、毎日新聞、[サンデー毎日]の、毎日新聞社。


私の儲けは、いりません。不用です。

また、発信させてください。(ささやかでも。)


正直、自費出版ではダメなのです。
自己満足になりがちで、読む人も、そうなりがちになります。

正直、出版社のブランド、レッテル、お墨付き、後押しが、不可欠です。

よろしくお願いいたします。


どうか、患者さんも、騙されず、乗せられず、あきらめないでください。

近々、[女性セブン]に、私が載ります。(二回目かな。)


患者さんも、あなたが、その歯、その自分の歯を、嫌いにならない限り、歯を大切に、いとおしく、可愛がってあげてください。

安易に、抜かない(抜かれない)でください。

あきらめないでください。……!


「艱難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す。ー聖書」………。

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