抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

良くない《医者、歯医者の典型》とは?

2013-03-25 | 歯科治療

良くない《医者、歯医者の典型》とは?(悪口、罵りではなく。真面目に。ヤブ医者とは…?
  というより、その品性、人間性を疑る医者とは?)

   先日、5年ぶりに、ある患者が来院しました。
  丸5年です。それでも、2年は通院してたので、記憶にはあり、ちゃんとカルテも残ってました。

  と、その患者が言います。
 「先生、ご無沙汰してます。実は、転勤し、私もサボっていたのですが、2年前から会社の近くの歯医者に通ってます。

 5年前の 先生の治療とは別の歯の詰め物が取れたのと、4年近く歯のメンテナンスもしてなかったし…。
  で、2年前、5年前の先生の入れた金属が古いからと、そこの先生が大きく削って被せたんです。
で…半年前、〈冠が合ってない,と…。〉
また新しく被せ直しました。

  そしたら、腫れて痛くなり、その歯医者に見せに行ったら、これは歯が腐ってるので、抜いてインプラントがいいと言うんですよ。

  で、5年前の治療もよくなかったし…と、私に何度も繰り返すんです。

 まあ、インプラントはコストもかかる。5年前の先生の治療云々と…。」

  都内のいいビルでドクター二人位の、60才以上のベテランの、それなりにはやっている歯科医院です。

   正直なところ、5年ぶりに来院して、他の歯医者の見解を鵜呑みにして、
 それを言いにくる、この患者さんの真意、常識にも、疑わしいものがあります。

   要は、歯を抜くことになった医学的な根拠や、
   私が常々述べているインプラントの全身への医学的影響を気にしてるのではなく、

    インプラントは金がかかるから、どうしよう?
   ちょっと最初の治療した私にも話して、
 あわよくば、私も含めてインプラントにかかる金を少しでも考慮できれば…、
 と、いう(何か)本音が見えるんですね。

   この5年ぶりの患者さんの態度、物言いに…。
  腹の中が見えるんです。
    《金と権力と女は、ごく常識的な判断を狂わす。》とはよく言ったものです。

  週刊誌、新聞の社会面など、皆、金だ、権力だ、スキャンダルだで、まさに、普通の人の常識が崩れ、殺人もあるし、どこかに金と権力と女が絡んでます。

  私も含め自戒せねば。
 この患者さんはインプラントのお金をどこかで工面したいと、常識的判断を狂わしています。

  しかし、私が許せないのは、自分の治療のいたらなさを、前の医者のせいだと言った医者です。

  原則、自分以前に治療した医者の悪口は言うものではありません。

 ごまかせとか、患者を騙せとかではありません。
  自分が、治療する前に、その以前の治療経緯などから、自分以前の治療に触れるのは当然でしょう。

  それでも、以前の治療した医者の悪口は言うものではありません。

  ましてや、この歯医者のように、自分の治療の不手際、失敗(あえて、失敗と言わせてもらいます)を、以前の治療のせいにするなど、論外です。医者以前、その人間性まで疑ります。

  私は医者の資格はないと思います。

  悪口は説明ではありません。

  悪口は信頼を築きません。

  悪口はマイナス思考、悪口には前進はありません。

 《悪口は批判とは、似て非なるものです。
  批判ではないのです。》

  時には、ストレス解消、悪口もいいでしょう。
 酒飲んで、一休み、後退するのも必要です。

酔っぱらって、クダマイテ二日酔いもあるでしょう。

  息抜きも大切です。

  それは仕事への活力、糧としてでしょう?

ストレス解消です。

  そりゃ、酒の席の悪口は愉快な時もあります。
  しかし、仕事中は酔っていられません。

  プロフェッショナルな人間は
  プロであるほど、同業者の悪口は言いません。

  繰り返します。
悪口は批判とは違います。…。

  《結果、この5年ぶりに来院した患者さんの歯は、私が抜かずに治しました。》が……。

  しかし、私は愉快ではありません。

  この患者さんの歯を抜くと言って、私の治療を悪く言った歯医者にはもちろん、

 それを鵜呑みにした 当の、この患者さんに対しても、好感は持てませんでした。


  正直、虚しかったです。

何事にもですが、
 特に、医療行為は、【ウソをつかない,…
  逃げない,…
 ごまかさない,…。
 このシンプル・イズ・ベストの原則が、最重要なのです。】

 5年間、症状なかった私の治療した(金属、それも、歯の中に納めてたものを)
  古いからと、2年間で大きく削り、二度、被せ直し、

  あげく、腫れたら、
 「抜いて、インプラントにしましょう。」         と、告げ、抜く理由を、
 5年前に治療した私のせいして、【インプラントにして、3年に渡って、儲けようとした歯医者。】

 【それを鵜呑みにして、私に少しでもインプラント代を、すけてもらおうとした患者。】

 あえて、言わせてもらいます。
  金(かね)に溺れ、踊らされ、

 ごく常識的な判断は勿論、一時的にせよ、人間性をも喪失していると思います。
  断言します。

 …ただ、この患者さんは金に余裕があったら、金を払い、インプラントにしてたわけです。

 あえて、言います。この歯医者に騙されて!…。
  口(クチ)あけてナンボ?
  の、歯医者(医者にも)居るのです。

 口(クチ)だけの輩が…。

  しかし、治療技術《スキル》の伴わないなんて、論外です。

言語道断です。

  ただ、こんな、医者、歯医者は1% 居るか居ないかですよ。(1%でも充分、多いですが。)

 この場合は患者さんの方も非常識ですが。

 金(かね)と金儲けと責任逃れ、保身、言い訳、言い逃れ…。

  【岡目八目】,他人の振り見て我が振り直せ。

  他人事ではありません。
  私も、欠点だらけの、取り柄の少ない男です。

  でも、歯を残す、できるだけ抜かない、
  治療技術《スキル》は、…やはり、其なりのかなりのレベルかな……レベルです。

 日々、反省、勉強、修行…誠実に, …自惚れず。

  歯科の初心は、まず、その歯が残るか残せるか。

   この歯は残るか残せるか、です。

  《抜くだけなら、【医者の方】がずっと上手いかもしれません。

 インプラントも然りです。》

  ウソをつかない。逃げない。ごまかさない…。
 ……シンプル・イズ・ベストです。

  初心不可忘。…
 ……。
最重要なのです。


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インプラント事故、《雑感》…。

2013-03-13 | 歯科治療


  インプラントで死亡事故を起こした、東京の飯野先生が有罪になりました。

  もちろん、私は飯野先生と知り合いではありません。

飯野先生は、本来、勉強も、実績もある先生だと思います。(本当です。)

 ただ、医者、歯医者、真面目な患者の話を聞くと、だんだんと医療常識から、かなりはずれた治療をするようになってきてしまったようです。

……
 まさに、金儲けの治療だったのでしょう…。

 私はインプラントを勧めませんが、再三、繰り返してるように、
   インプラントを全否定するものではありません。

  ただ、【有罪】
というのは、相当のものだったのでしょう。

  私は、(もちろん、大多数の良識ある人達も)
  原則、【過失は罪ではない】と、信じ、思っています。

  もちろん、酔っ払い運転、居眠り運転、無免許運転など、とんでもありません!

  大罪です。

 ただ、規則を守り運転してて、いきなり、車の前に飛び出してきたら、急ブレーキをかけても、
  ぶつかります。

 これは、弁護士、検事、裁判官、医者、患者等、真面目な人達の意見、実際の分析からの結論ですが、

 医療訴訟の100件のうち、医者に否があるのは、
  1件か2件です。

 100件のうち2件、おかしな医者がいるのも充分こわいですが、

  大多数の医療訴訟は、報じませんから、

 とんでもない医者が報じられると、まるで、多くの医者が悪いように思われがちです。

  医者の多くは、多くの医者は、患者さんの治療に全力を尽くしています。

 患者さんの快復に努め、その全快を信じ、祈っているのです……。

  誠意を尽くしているのです。本当です。

みんな、一生懸命ですよ!

 だからこそ、あえて、断言します。

 【過失は罪ではないのです。】

 そりゃあ、命に関わることです。医療行為は重く、責任が伴うのは当然です。

 人間、誰しも間違いはあるし、する。完璧などありえない!
 と、簡単に言えるものではありません。

 しかし、やはり、人間のすることです。
 ミスはあります。
 完璧ではありません。

 何事も、100%はあり得ません…。

  あまり、ミスだ、ミスだと攻められ、責められたりすると、…
 「こうすれば、こうやれば、この手術をすれば、この治療を施せば、生きられる……。
  でも、上手くいかなければ、死ぬ……。

  だけど、このままでも、このままでは、間違いなく死ぬ!…死ぬのは時間の問題だ…。」                     と、いう状況、ジレンマに陥り、迷った時、

 「…いいや、何もせずにいる方が、いいや、無難だ。訴えられ、責められたらやだ…。」

 と、【いい意味での思いきった治療】をしなくなります。

 悪い意味で、【無難に…して…治療を逃げてしまいます。治療をしなくなってしまう】のです。

なかでも、 特に歯科は、歯を抜かなくても、残さなくても……。

 抜いても死なないし、
 うまく、インプラントにすれば儲かるし、


 たいして、儲からなくても、義歯(取り外しの入れ歯)にすればいいや……(くどいようですが、インプラントは入れ歯の一環です。)

 と、なってしまうのです。

俗に云うところの《やらずの大関。》です。

ストレスになるし面倒だ…何もしないでおこう…です。

  だからこそ、
 【原則、過失は罪ではないのです。】

  医療行為に限らず、何事にも、過剰に攻めすぎない、…責めすぎないことだと思います。

  其が、お互いの為…ひいては自分の為です。

 キリストではありませんが、規則を破った者に多くの民が石をぶつけた時、
 「…おまえたちの中で、罪をおかしたことはない、と、言い切れる者はいるのか!…この者に石をぶつけることができる資格のある者がいるのか?…!」

 皆…石をぶつけるのをやめました。


まあ、
  そんな中、インプラントで、【有罪になった】というのは、
飯野先生は、初心を忘れ、…

 何時からか、初心を見失っていたのでしょう。
 ……。

 お金、金儲けにも、目を眩ませていたのでしょう。

本来の 自分を亡くしていたのです。


 金は、時にごくごく常識的判断を、時に、しばしば、簡単に狂わします。
  「…えっ!あの人が……?」
 殺人事件をも起こします…。…
 ですよね?…。

 世の中、毎日、古今東西、金の絡まない事件はありません。

《金(かね)は、宗教です。麻薬です。トリツカレルと自分を失います。》

 自身、日々、自戒を込めて、反省です。

常に、 《初心忘るべからず》が、日々肝要です。

 《歯科の初心は、
 まず、歯が残るか、
 抜かず、
  残せるか……
 なのです。》


 で…その原点から、
 歯を抜く、被せる。
 充填する。

  義歯、インプラント(インプラントは入れ歯の一環です。)と、進めるわけです。


 なるべく、抜かず、もちろん、不必要に削らずに……。


ところで、

   歌手の〈都はるみ〉=みやこはるみさんは、
  もう20年以上前ですか、…二年、歌手活動をやめ、その間、

  インプラントを相当、埋め込んだそうです。

 確か、ラジオでも本人も言ってました。

  相当の金もかけて。

 「……取り外しの入れ歯(義歯)では歌えない、と…。」

 私は、義歯でも歌えると思いますが、

 それはともかく、

 インプラントは、直接、骨に埋め込む分、顎関節を直撃します。

  自分の歯は、優れた、それは優れた、精巧な【歯根膜】というクッション=感覚器があるので、顎関節を直撃しません。
  これが肝要で、その考慮がないと、

 顎関節は、腰と同様、体の関節の全ての関節を支配する、【要(かなめ)の関節】なのです。

 体を支配する中心的な、要(かなめ)の関節なのです。

 自分の歯、自分自身の歯には関節を直撃しない仕組みがあるのです。

 【歯根膜】には、(人間には)【神の技】としか思えない、それこそ、人智の到底及ぶことのできない(まだ解明もされてない…理屈抜きの精巧な仕組みがあるのです。…!

     都はるみは、インプラントを契機に、明らかにアクションも迫力もなくなりました。

体調をしばしば崩し、ずっと病気がちです。

 年齢はまだ60代です。まだ充分若いです。

  先日、復活コンサートをしましたが、元気なく、正直、全く声は出ていませんでした。

  気管と喉を病んでたということでした。

  あの声、あの関節の動きでは、耳(場合によっては目も)悪くなってるんじゃないかなあと、思われます…。

  インプラントの丁寧な定期的なケア、噛み合わせのチェック。

  そもそも、インプラントの噛み合わせはきちんとしてたのか?

  ただ、いずれにしても、インプラントは顎関節を直撃しますからね。

 《食い縛り》等、含めた、3~4ヶ月に1回の口腔のメンテナンス。

 毎食後、1回、3分以上、の正しい歯ブラシ……等々…。

  プロの歌手です。当然、していなければなりません。…!

  酒飲んで、時に、憂さ晴らし。(いいよね、ストレス解消です。)

 でも、歌手です。声が出なくて、体調がすぐれなければ、ストレスも何もありません。

  憂さ晴らしどころか、気分が沈み、それこそ、憂鬱で精神も病みます。

  私の最も尊敬してる作家、《坂口安吾=サカグチ アンゴ》ではありませんが……。

 「…人間、精神、精神、…根性などと云うが……肉体をナメチャいけない…、肉体を軽くみないことだ。……肉体をバカにしちゃいけない…。」
  です。

 その通りです!
まさに、その通りなのです。

 都はるみさん自身、そして、インプラントを施した歯科医師も…

 彼女の声が出なくなった原因の1つにインプラントが関わっていたと思っていないのですかね?…?…!

 多くいる真面目な歯科医師で、それなりの入れ歯、義歯、取り外しのものでも、作って、きちんと装着してれば、あの程度だったら歌えた思います。

インプラントにしないで、
 取り外しの入れ歯でも、きちんとケア、メンテナンスしてれば、(少なくとも、今の都はるみさんを見ている限り)
  もう少し声も出て、

 第一、肺や喉も病むこともなく、

 もっと動けて、
 快便、快食、快眠だったような気がしてなりません。

   私はインプラントを全否定するものではありません。

 ただ、口の中は、肺炎菌はもちろん、ウイルス、バイ菌の宝庫です!文字どおり、入り口です。

 ……歯はまず、自身の歯を残しましょうよ!……。

  抜く前に、考えてください。

 私に限らず、
 【ないしは、こんな私でも、診てもらおうかな、と、思ったら、】

  どうか、抜く前、抜かれる前に来てください。

痛い人を明日来てくれとは言いませんが、…


 お互いの都合、事情もあるでしょう…。


  予約が、1週間、2週間先になるかもしれません。


 それまでに、急な痛み、応急処置が必要な際は(私の名を言っても構いません。)


 どうか、 身近なところで、仮に処置してもらってください…。

  抜く前に、抜かれる前に………。

どうか、そうしてください。

 再生医療はまだまだ先、遠い先の話です。


 歯は抜いたら、もう、生えてきません。【はえてこないのです。】


 もちろん、私でも抜くことはあります。

 抜くのも、治療の一環です。(時に、他の歯を守る為にも…。)


 至らないとこも、相性もあります。【相性は大切です。何より、その信頼関係にも。】


  よく聞いて、全力、
 誠意は尽くします…。


 歯は抜いたら生えてきません。はえてこないのです………!


 何事も人生、じっくり構えて、焦らないことです。


 【初心不可忘】
………

ところで、もう1つ!
ねぇ、もうやめてくれませんか、週刊誌さん。


【不当に低い歯科の医療費の不当、理不尽なおかしさ、大多数の真面目な歯医者の報われていない矛盾している事実、現実その現状を、正確に真摯に報道しない】で、


インプラントを煽るのはやめませんか…。


インプラントの需要はアメリカでは減っているのです…。

インプラントの利点を報じるのは結構です。


【私も否定はしません。】

しかし、煽るのは、真面目な優れたインプラントの術者も喜ぶところではありません。


インプラントそのものの危うさを報じないで、【インプラントは自分の歯だ、と、報じるのは、煽るのは、もうやめましょうよ!】

…真面目な医者、歯医者は呆れてます。………!


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どうか無断キャンセルはしないでください。お願いします。

2013-03-10 | 歯科治療

 私は原則ダブルブッキングはしません。(もちろん、私独り、

直接、診断し、治療します。)

  歯を抜かず、残す治療は(とりわけ、他の歯科医院,大学病院等で、抜きます、または、抜いてインプラントに、と、言われた歯を残すには)
 検査、説明を合わせて、1時間はかかります。

更に、その手術は、しばしば、そのほとんどが1時間は越えます。

 私は、歯のブラッシング指導はもちろん、クリーニングも人任せにしません。

思うに……

  たとえ、衛生士が居て、衛生士がクリーニングをしても、

  歯科医師自身が、1度も、口を診ないで、説明もなく終了する日のある歯科医院には、それだけで、

原則その歯科医院には通わない方がいいと思います。

 歯科医院、選択のひとつの大事な大きな目安です。
もう1つ、全く、ドクター独りだけという医院もあります。これも考えものです。(アシスタントも受付も居ないで、これも治療に専念する行き届いた診療は原則困難と思われます。)


さて……
    こんな問い合わせが来ることがあります。    と、云うより、電話であれこれ話すのです。

原則、 電話でわかるわけないのです。

 私は痛い人を、明日来てくださいとは決して言いません。

  しかし、待たせるな、すぐ診ろと言われても、無理な時はあります。

 こういう、ご時世です。患者は多くありません。
 しかし、歯を抜かない、処置、手術は、だいたい、7日~10日、時には、1ヶ月先の予約になります。

  私は、神経の専門医なので、痛みを取るのは、上手いです。その技術《スキル》は、実績と共に、医学的にも認められています。

  だから、私は、治療した後、予約外に、「治療後、痛みが取れないんですけど……。」
とか、等々…予約外に来る患者さんは、少ないですね。
 と、それらは歯科医師会や患者さんからも、(少しホメラレテイマス…)……。

 至らない面もあり、取り柄のない男ですが。

  その《できるだけ歯を抜かない=【残す技術(スキル)】には》……

その10年以上の実績、裏付けも含め、

  東大、慶応等からも、認識、認められています。

 因みに、時節柄もあるのでしょうか?

 レントゲンを嫌がる患者さんが居ます。

  歯科のレントゲンを恐がっていたら、外も歩けません。

  勿論、飛行機なんてとんでもないということになります。

  電子レンジも使わない。電子レンジが野放図に置いてあるコンビニににも行かないのでしょう…か?。

  歯科のレントゲンは心配なく、すぐ尿から排出されます。

  CTなど、先端医療には線量の若干多いのもありますが、普通はそれも心配無用です。

  第一、日本は(医療費は低すぎるのですが)安く、レントゲン診断ができるので、どれだけ多くの命が救われているか……。

  先進国でも、お金のない人は先端医療のレントゲンができず、多くの患者さんが理不尽に死んでます。

 歯科のレントゲンすら受けたくないという知識と見識のない人ほど、原発には賛成したりしてるんですよね。

  私は、勿論、【原則、原発には反対】です。

  歯科のレントゲンすら受けたくないなんて、… 福島の人達に、失礼、無礼、思いやりのない人だと思います。

  私は、ごく普通のレントゲンですが、勿論、気を引き締めて、撮影します。

 歯はその神経は微細なものです。

  骨との関係も含め、レントゲンなしに、普通の治療は勿論、

 歯を抜かない、残す治療など、できるわけないし、

  そのステップも含め、「大丈夫だろう…」なんて気持ちで、医療行為するなんて、とんでもないことです。

 繰り返します。
歯科のレントゲンを恐がっていたら、外も歩けません。

  家に居ても、いつ、中国や、北朝鮮から、相当量の放射線が入って来るか…そっちを真摯に懸念してください。

 原則、恐いのは、内部被爆です。浴びるより、食するのが恐いのです。(特に子供は。)
………

で、
   こんな患者さんが来ました。……
  2軒の歯医者で抜くと言われた…と云うのです。
 (私のところではしばしばですが。2軒、3軒はざらですから。)

上の前歯です。
  左右、4年前に治療し、その治療してもらった歯医者に相談しにいったのです。「右が腫れを繰り返し、揺れていると。」

「左は大丈夫ですが、隣の右は歯周病がひどくて抜かないと駄目です。」
もちろん、この患者さんは、何本か治療してある歯はありますが、奥まで、歯は揃ってます。

まだ30代の女の人です。
    単純に素直に断言します。

  歯周病は全部の歯に及びます。

  全部の歯が揃っていて、一本だけ上の右の前歯だけが腫れたり、揺れているというのは、  「この歯は歯周病がひどくなって……云々…。」  なんてこと、あるわけないのです。

  まず、他の歯はもちろん、4年前に治療した隣のも揺れてないのですから!。

  歯周に及んでいても、悪くなった原因が、歯周病なわけがないのです。
  で…もう一軒、歯周病の専門医に行ったそうです。

  其処では、
「うん、これは悪いです。ここまで歯周病が進んでいると…残すのは困難と思われます…。抜かず残すのに、26万円はかかるかな?…とにかく、歯そのものが悪くなりすぎです。…」

  で、抜くという覚悟も含め、私が診ました。

 まず、26万円かかる云々は、ともかく、歯そのものが悪いというのは、図星です。

  他の歯も、同じ時期治療した隣の前歯は全く揺れてないのですから、断じて原因が歯周病ではないのです。
  まず、原因を、突き止めることです。

 確かに右の上、問題の前歯は、腫れて、揺れています。

 「原因は歯周病ではありません。…!」
 私は余裕で断言しました。
 「えっ?…」
 患者さんはキョトン、びっくりです。

 「レントゲンに写りにくいとこに、亀裂、ヒビ、最悪、破折です。普通は抜くし、抜くのも治療です。…ただ、歯周病ではありません。」

 「…?…。」

 「あとは、直接、手術で、原因を突き止め、患歯を直接見て残せるかどうかです。」

 「もちろん、直接見て、歯を抜かず、残す手術ができるかですが…。…もちろん、絶対ではありませんが、レントゲンと歯肉の色、口と歯、噛み合わせなど直接触った結果、私なら、抜かず、残せるかなと、思えますが…。」

「…。…?……!」

  で、患者さんの快い了解の下、一時間以上、たっぷり、手術しました。
 その後、月二回ぐらいのペースで 専門医の技術と、私独自の治療技術《スキル》を以て-(もちろん医学的裏付けと実績のある)丁寧な治療を施しました。

 で… 2ヶ月(もちろん、予断は許せませんが。)    腫れはもちろん、揺れも治まりました。

 快方に向かってます。

 後は、歯の上物を完成させ、如何にケアとメンテナンスにもっていくかです……。
(尤も、年、2~3回のクリーニングとケアは誰でもが必要不可欠ですが。)

ここ3,4年、専門の手術、施術がいろんな意味で増えましたね。私独自の治療技術《スキル》も合わせ…。

 自惚れず、丁寧にです。

 だからこそです。
 どうか無断キャンセルはしないでください。

 私は【治療は上手い】です。

ただ、… 私は、独りでは、デパート、スーパーマーケットはもちろん、コンビニですら初めての場所には行けません…。
レストランも、コーヒーショップも、最初は独りでは行けません。最初は誰かに連れて行ってもらうのです。

  電球ひとつ、交換できません。

 私は臆病ですから、機器に何かあると、なるべくプロの点検をすぐ受けます。

 私はプロフェッショナルを重んじます。

 まあ、ただ、電球ひとつの交換は、もう11年居る二人の優れた助手に言われます。

 「二度手間になりますから、先生は何もせず、おとなしく何もせず、そこに座っててください。…!」と。

  家でも女房、子供にも呆れられています。


 私は、(芥川賞候補になったこともあり、某有名映画評論家のゴーストライターもやりましたが、)
で、もちろん、文学者にも、国語の先生にも成れず、医者にもなれず、…

あっ、歯科医は医師ですね。
 歯医者は医者ですよね。
 歯医者は医者です。

 改めて、自戒を自戒込めて…。

   どうか、どうか無断キャンセルはしないでください。   …。

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