抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

多すぎて、居ないのが歯医者です。

2016-10-31 | 歯科治療

多すぎて、居ないのが歯医者です。

居なくてもいいのが衛生士です。


《泣きっ面に蜂》ということわざがあります。


的を得ていますが、この手の、ことわざ、成句は、世界中にあるそうですが、人間の共通した性(さが)‥皮肉な運命?なのでしょいか。


《泣きっ面に蜂》、《痛い上の針》‥弱り目に祟り目‥踏んだり蹴ったり‥。


まさに、これらのことわざを、なぞるような、酷い歯医者の治療が重なった患者さんが、山形から私のところに駆け込みました。

(まさに、駆け込んで来たのです。)


山形で、上の前歯、4本(歯)を治してもらおうとしたら、6本(歯)治さないといけない、と言われ、あげく、噛み合わせが悪くなり‥。


で、ネットで探した、(東京まで来て、)新橋の歯医者に通い‥、

今度は、噛み合わせを治すには、「奥の歯も治さなければ‥。」
と言われ、

左の奥を4本(歯)を、削られ、‥


あげくに、神経の治療が駄目で、膿を出したら、
《ガーゼを、歯肉の中に、取り残され、臭くなり。》


またまた、ネットで、今度は、表参道の女の歯医者に通い‥。

さらには、「きちんと治すには、下の奥も治し、左側だけでなく、右の奥も治さなければ。」
と、言われ、


左下奥、4本(歯)、右下奥の4本(歯)、

都合、表参道で、8本(歯)、削られ、


《なんと、山形で、上の前歯、4本(歯)治しに行ったのに、新橋の歯医者を経て、‥表参道の歯医者に来た時は、


都合、18本(歯)の削られたのです。》

で、「耳鳴りまでする。」ということで、

私の所に、駆け込みました。


で、表参道の歯医者は、
「更に、もう少し削り、治療しないと‥。」

と、言ったそうです。


山形、新橋、表参道と、3軒の歯医者で、

月二回位のペースで、二年間、通い、‥


治療費、諸々で、500万円は、かかったとのことでした。


正直、引きずられ、騙された、患者さんにも、問題はあるとは思います。
(また、私は、患者さんだけの意見しか、聞いてないので。)


ただ、私は、患者さんの口と歯を、直接見て、噛み合わせの音を聴いて、口のにおいも嗅ぎ、


レントゲン写真も、見て(診て)、

もちろん、歯も口も、直接触り、精査しています。


《何ゆえ、4本(歯)の歯の治療が、18本(歯)まで、削られたのか?!》


これは、絵空事ではありません。


(私の所には、インプラントの被害も含め、

抜け抜け詐欺、‥


[削られ過ぎ詐欺]て、騙された患者さんが、また、増え、…駆け込んできます。)


  以下、科学的データです。

   歯医者は増えて、衛生教育は行き渡り、…虫歯は、顕著に減りました。

 (長寿になった分、)歯周病は増えましたが、…しかし、また、検診の勧めの普及も、広まっています。


 第一、やたら、検診だ、クリーニングだと、やたら、不要に、患者さんを呼んでいる歯医者が、たくさん、居ます。


  〈本来なら、こんなに、インプラントをする人が増えるのは、歯を抜く(抜かれる)人が増えるのは、科学的にも、おかしいのです‥!〉


 【つまり、インプラントが増えているというのは、

   抜いている(抜かれている)歯が増えているということに他ならないのですから。】


 単純に、おかしくありませんか?


  《抜いているというより、【ただただ、抜かれている】としか、思えないでしょう?》


みんな、騙されているのです。

まずは、インプラント詐欺師達を、減らし、


  技術=スキルと教養のない歯医者(特に、田舎の名士?)を減らし、


  無用に、クリーニングをして、デタラメな歯ブラシ指導をする衛生士を減らせば、自ずと、抜く(抜かれる)歯は、自ずと、減っていくはずです。


  データを、きちんと見て素直に分析すれば、誰でもがわかることです。


  《でも、現実には、実状は、インプラントは増えている。


  インプラント詐欺師達が潤っている。》

  ………
 【抜かれている歯が増えている。】ということです。


 改めて、これ、おかしいでしょう?‥!


  歯医者が増えて、虫歯が減って、衛生教育も向上して、…栄養も良くなっているのに。


  「長生きになったから‥。」と、云う人も居るでしょう。


  しかし、それは、医科ならともかく、歯科では詭弁です。


 老人の医療費は、断トツに増えています。

  しかし、歯科の医療費は、増えていないのです。


  もちろん、ここで云う医療費というのは、通常、保険医療の医療費のことです。


歯科の場合、保険の医療費は増えていない分、


 いかに、老人に、インプラントをしているか、ということになります。


 《現に、90歳の人にインプラントをして、成功した。と、ラジオで、自慢気に言っている歯医者がいました。》


 長寿になったとはいえ、日本人の平均寿命は、幾つだと、思っているのですか!‥?


 (しかも、自分で、自ら、自分の口で、食事のできる、健康年齢を考えてみてください。)


 【詐欺師達の餌食(えじき)になるのは、常に老人です。】


  噛む力の減っている老人に、果たして、インプラントが必要でしょうか?

  医療検査機器のデータを、時には、微妙に狂わせ、


 第一、(ただでさえ、増えている)骨粗鬆症の副作用、リスクのあるインプラントが、老人に、本当に、必要でしょうか?

《もちろん、個々、個人差はあります。》


 私は、インプラントを全否定するものではありません。


 先日、サンデー毎日の取材を受けました。

 (また、取材が増えています。)


   要は、歯医者が過剰で、都会では、家賃も高く、インプラントで儲けられないと、やっていけない。


  都会で、潰れた歯医者が、田舎に逃げる。


(もともとの田舎の地元の名士?‥の歯医者は、勉強もできず。金持ちかもしれないが、治療はできない。)


  概ね、勉強のできない者は、勉強をして、精進しようなどと思わない。

  当然ですよね。


 地元の名士?で、田舎の人の人の好さに甘えて、暮らしているから、向上心もないし、その必要もない。


   《田舎には、都会で潰れた歯医者と地元の名士?の歯医者しか居ない。》


で、かたや、‥

《都会には、都会の喧騒とジャングルの中で、
家賃とゼイタクな生活のために、

  抜け抜け詐欺と、削り過ぎ詐欺の歯医者が、横行している。》

[あと、やたら、患者を、無用に来院させる【呼び過ぎ詐欺】。]


 歯医者が過剰なことと、歯科の保険点数が、医科に比べて低すぎる、

 という制度的な問題もありますが、


何より、歯医者も、(患者さんも、)

《歯では死なないと、頭のどこかで、強く、無意識に、思っているからです。》


  で、悪徳な美容整形のようなものも、加わり、アノテコノテで、口車に乗せられ、騙されるのです。


古今東西、名医は、少ないです。(科学的にも、データでも。)


  ただ、医者は、八割以上が、普通以上のレベルです。
(ダイレクトに、命に関わりますし。)


  歯は、命に関わらないとばかりに、歯医者は、医者と違って、


【歯医者の八割以上は、
(私の実感では、九割以上)が、普通以下のレベルです。】



  サンデー毎日をはじめ、各種、マスコミのデータでも、


   歯医者の過剰と、不要な衛生士と、


 その勉強、学問、知識ののレベルの低下、

 何より、治療技術(スキル)の低下、


  検査機器、材料、道具がよくなったことに乗じて、安易に、歯を抜く(抜かれる)


これらの‥科学的データに基づく事実の増加。


   【結果、歯を残す治療技術(スキル)の、急激な低下。】


 サンデー毎日の記者は、私に言いました。

 「先生、先生のように、歯を残す治療技術(スキル)を持つ歯医者が少なくなり、


   何より、歯を残す治療を、学問的にも、

  技術的にも、教え、直接、指導し、その治療技術(スキル)を伝えられる歯医者が居なくなっているのです。」


 私は、日々、これは、実感、身に沁みて実感しています。


  恐ろしいほどです。



私は、また、繰り返します。

 過剰な歯医者と、不要な衛生士は、(真摯に、紳士に、)

  教育をし直し、介護従事者にすることです。


  でないと、歯を抜き(抜かれ)、


  インプラント詐欺、削り過ぎ詐欺、

   無用、むやみに、患者を、呼び、

クリーニングだ、検診だと、称して、

 (せいぜい、年にニ~三回でいいのに、)


  無用な衛生士の人件費のために、デタラメの、クリーニングと、ブラッシング指導をして、

呼び過ぎ詐欺。


 あげく、「この歯は、残りません。」


 何のための、検診か、クリーニングか、ブラッシング指導か‥。

… …

私の所には、(セカンドオピニオンも含め、)

  全国から来院します。

 恐縮します。


 しかし、同時に、嘆きます。


  私にも、限度、限界があります。


  《ただ、ただ、実感として、何と、多くの残る歯が、残せる歯が、抜かれているか。》


 【中には、何でもない、健康な歯までが、犠牲になっているのを、目の当たりに見ているのです。】


   私は、歯全般では、まだ名医ではないかもしれません。


  日々、勉強、反省、その治療技術(スキル)の向上に、努め、研鑽、修練しています。


 ただ、歯を残す治療では、私は、全国でも、名医かもしれません。


謙虚に、日々、反省、学習していきます。


 【歯科の初心は、まずは、その歯が残るか、残せるか、です。】


  そこから、抜くこと、削ることも含めて、治療が始まるのです。


  むやみに、抜かない(抜かれない)、

  削らない(削られない)ことです。


 時には、(いい意味で)そのままにしておくことです。


  焦らず、急(せ)かされず。煽(あお)られず。

{ …見逃し、見守るのも、名医です。}


 (噛めない、痛いのも、困りますが、)


 [金かけて、噛めない、痛い、治らない、(治せない。)ではね。]


 【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】に続く、

  新しい本が、大手出版社から出ます。


  また、よろしくお願いいたします。


 それまでは、改めて、【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

 を、よろしくお願いいたします。


 いまだ、内容は、古びていません。


 マスコミ各社も、むしろ、先取りしていると、言ってくれます。


 「先生は、むしろ、業界では、おそらく、自身が思っているより有名ですよ。」とも。


  恐縮します。自戒し、より謙虚に、


 (しかして、また、肩の力を抜いて、)


 公私とも、心身共に、改めて、身を引き締めます。… …。

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歯は、抜くのが楽(ラク)‥ 今や、インプラントは、狭き門ではない。

2016-10-01 | 歯科治療




 私は、ここで、改めて、強く、云います。


【私は、インプラントはできるけど、やりません。
   かつ、 …、自身の口にも、やらせません。】

科学者は、やりたがります。試したがります。


 もちろん、そのおかげで、科学の進歩と、救われた命も、‥今更、

云うまでもありません。


  ただ、そこには、常に、犠牲が伴っています。(命=死者も。)


 しかし、まあ、歯は、なんと、軽く、かるく、カルク、扱われ、処理され、犠牲に、と言うより、いい実験台になっています。


織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の、三人それぞれの性格を伝える、言いぐさになぞらえると、

  今、インプラントと自分の歯は、こんな感じです。


 「抜かぬなら、抜いてしまえ。(ホトトギス)」

 「抜かぬなら、抜いて(抜かせて)みせよう。(ホトトギス)」


 「抜かぬなら、抜く(抜ける)まで待とう。(ホトトギス)」


日本人は、豊臣秀吉が好きな人が多いから、


  インプラントをする歯医者達の心境、


インプラントに誘導する歯医者達の心境は、

 豊臣秀吉の性格に例えた、

 「抜かぬなら、抜いて(抜かせて)みせよう!…。」

  というところでしょうか。


しかし、インプラント詐欺=抜け抜け詐欺師達の心境は、


 織田信長のように、

「抜かぬなら、抜いてしまえ!抜かせてしまえ!…」


とばかりに、部下の歯医者達に命じているようです。


  私は、新聞、テレビ、雑誌等に取り上げられてからというもの(以前にも増して、)

全国から、セカンドオピニオンも含めて、来院してくれますが、           (正直、経済的には、潤うどころか、マイナスです。)


  《とにかく、歯医者は、歯を抜きすぎです。》

それが、ますます、実感として、私には、身に沁みます。

   分かります。


 はっきり、言います。
 中には、全く、健康な歯もあります。あるのです。

歯は、抜かない、削らないが、原則、ベストです。


  《インプラントの原点は、なくなった歯を補うのにあたり、

  ブリッジだと、隣接する歯を削る短所があり、
(特に、隣接する歯が、健康な歯なら、なおさらです。)


  義歯は、見映えと、噛み心地に、いくらかの問題がある。ということでした。》


  しかし、義歯は、噛み心地はもちろん、

 見映えも、審美的にも、だいぶ、優れたものができてきました。


   インプラントは、隣の歯を削らない利点が、何よりの原点ですが、

   噛み心地は、よくありません。


  義歯もそうですが、インプラントも、それ自体は、噛んだ感覚は、伝えません。


  《義歯は、歯肉を介在して、

     インプラントは、直接、骨に刺激が伝わります。》


 【自分の歯は、歯根膜という優れた繊維の膜を介在して、刺激が伝わります。】


  歯も臓器です。1本ずつに膜(まく)があるのです。

  人間の臓器は、腹膜、胸膜、脳膜…骨膜……という具合です。…人間は、膜に包まれ、…とりわけ、膜(まく)は、感覚を司っているのです。


  で、私の心境は、こうです。

  【抜くのなら、残してみせよう。(ホトトギス)】です。

  という気概です。


  膜(まく)のないインプラントが、《自分の歯のように、噛めるわけがない》のです。


  インプラントは人工物ですよ。

インプラントも、入れ歯の一環です。


 歯は、(くどいようですが、)そのひとつひとつが、立派な臓器ですよ。

  歯は体の大事な一部です。


近頃、また…

 私は、なんか、(意地になって? )私は、歯を残すことに、執着しています。


  【抜くのなら、残してみせよう。(そんな歯も、どんな歯も。

 …抜くと言われたそんな歯も、どんな歯も。】


  これくらいの気概で構えないと、

  《今や、健康な歯をも、抜いてる(抜かれて)いるのが、現実なのです。》


  セカンドオピニオンも含めて、北海道から沖縄まで、私のところに来院してくれます。(恐縮します。)


  私は、だから、目の当たりに、健康な歯すら、抜く(抜かれる)‥

抜いている(抜かれている)実態を、見、聞き、‥生々しく、実感しているのです。


  【だから、私を、安易に、比較しないでください。】


  レントゲンだけで、あなたの歯を、直接見もしない、触りもしない‥噛み合わせの音も聞かない。(私はにおいも嗅ぎます。)‥そして、何より、口全体を精査しないで、

 「この歯は、抜く以外にありません。」などと‥!

 分かるわけないのです。
だからこそ、
繰り返します。私を、比較しないでください。


【私のところに、来ようと思ったら、

 ネットやらなんやらの、生半可な知識で、ネットサーフィンやらで、
  私を比較しないでください。


 私の直接の診察を、まず、受けてください。】


  そのうえで、改めて、もとの歯医者に戻るなり、他に行くなり、大学病院を検討するなりしてください。


 (但し、大学病院こそ、玉石混淆ですよ。)

大学病院は、教育機関でもあります。


原則、最終的には、責任も含めて、面倒はみてくれますが、

 実験台になることも覚悟して、通うことです。


   《やはり、いきなり、大学病院に行くのは無謀です。》


 私は、大学病院に助けられてもいますが、

 (全国各地の大学病院からの紹介も含めて、)大学病院の尻拭いも、数多くしています。


[渋谷のサイトウなら、この歯を残すかも…。]と、大学病院で言われて来る人も、少なからず、いるのです。


 だから、そんな私を、安易に、(私の診察を、直接、受けもしないで、)比較しないでください。

 【私の、(患者を直接触る診察を受けないで、)私を比較しないでほしいのです。】


 私は、日々、(原則、完全予約制で、)歯を残す治療に、執着し、その治療技術=スキルを研鑽しているのです。


 半端な気構えではないのです。


 だから、また、私は、頑固で、つむじ曲がりです。

 もちろん、それは、治療に於いてです。


【私は、プロフェッショナルだからです。】


私は、自分の患者には、トコトン、親切に、誠意を尽くします。

但し、それには、患者さんの方も、病識(びょうしき)があってのことです。


《病識(びょうしき)というのは、知識ではありません。》


【病気に対する真面目な関心、認識、聞く耳を持つということです。】


とりわけ、私のところには、何軒かの、歯医者を渡り歩いている人、大学病院も含めて、尻拭いの治療もあり、


常に、ストレスとリスクを抱え、日々、プレッシャーの連続です。


(患者さんもストレスですでしょうが、)私も、一生懸命です。疲れます。


尤も、誰でも、真面目に地道に仕事に取り組んでいるプロは、プロフェッショナルほど、当然でしょうが。


【だからこそ、ここは、お互い、初心に還って、聞く耳を持たないといけません。】


[信頼関係を築くことです。]


改めて、断言しますが、私は、患者さんを色眼鏡では、決してみません。
(16年いる優秀な二人のスタッフとも、プライベートで、コーヒー一杯、共にしたことはありません。)


【私は、プロです。

初心と信頼と相性です。

加えて、患者さんの病識(びょうしき)あってこそです。】


 と、云っても、 普段の私は、もちろん、どこにでもいる、平々凡々な男です。


決して、怒らず、人間関係には、不器用です。

 わりと、親切なところはありますが、方向音痴で、人見知りです。


 {話を戻します。}
さてさて、ここで、改めて、真摯に断言します。

 【とりわけ、大事な歯は小臼歯です。】

 歯並びを治す矯正治療で、一般的に抜くのが、小臼歯です。

   《私は、安易に小臼歯を抜かず、大臼歯を抜いて矯正してほしいと、提唱していますが、

どうも、難しいようで、浸透しません。》


  小臼歯を抜いて、歯並びを治した人の副作用として、年が経つにつれ、歯と歯が開いて、いわゆる、[スキッ歯(すきっぱ)]なることがあります。

 結構、悩んでいる人がいます。


   また、小臼歯は、歯をスムーズに動かす司令塔なので、

矯正して、小臼歯が足りないと、
  若干、食べる時に、(工夫しないと、)クチャクチャ音が鳴ったり、いささか、品のない食べ方になります。


  まあ、これらは、個人差もありますが、日々のケアと年2~3回の検診と、工夫で、だいぶ、予防でき、治せますが。


小臼歯がないと、噛む効率が悪くなり、(時に、品がなくなります。)


歯並びを治す、矯正治療に、小臼歯を抜くことがある。ということは、

【歯並びの悪くない人が、

   小臼歯を抜く(抜かれる)と、


    てきめんに、歯並びが悪くなる。経年的に、
   歯並びが悪くなってくる。】

と、云うことなのです。

  シンプルイズベスト。
  《素直に考えれば、誰にでもわかります。
自明です。》

だから、とりわけ、小臼歯は大切にすることです。


   しかし、そんな私も、こんな経験をしました。
 「10軒以上の歯医者に行きましたが、その歯は抜きますと言われました。
  大学病院でもです。」
 と、私に訴えます。

《しかし、何か、最近の治療の形跡もなく、(拙い直感ですが、)妙な感じはしました。》

 「私でも、無理なら、抜くこともあります。」と、説明して、

 一回に、1時間以上の治療をしました。


  しかし、クイシバリが、予想外に強く、問題の歯は、壊れるリスクがあり、残せないかも?と、改めて、説明しました。
すると、その患者さんは、抜きたくないからと、検討する、ということで、しばらく、治療を中断しました。


が、2ヶ月程経ち、‥
 その患者さんから、突然、

「大学病院で、抜くことになったから、6ヶ月分の治療費と交通費を返してくれ。」

 という旨の文書が、私に届きました。

 私には、当然、初めての経験でした。


 6ヶ月といっても、月1回でしたので、私の所には、6回の来院です。


  私は、歯科医師会に相談し、悩みました。


 歯科医師会には、医師、歯科医師だけでなく、弁護士、第三者も控えています。


 しかし、その患者さんは、歯科医師会の話を聞き入れず、

《患者は、弱者だ、犠牲者だ。》といい放ち、‥
私を直に責め続けてきました。


 …結果、何とか、歯科医師会の第三者が納めてくれましたが、

 その患者さんの性別、その他、素性は、守秘義務もあり、明かせませんが、… 医師も含めた、第三者の話だと、

  いうところのクレーマーで、医者、歯医者云々でなく、自分の意にそぐわないと、(モンスター的に)戦っている?そうです。


   私は、家族にまで、恐怖感があったので、警察への相談もよぎりましたが、留まりました。

 《弱者を装う、モンスター?》


   警察の権力が強くなるのは、原則、歓迎しませんが、ストーカーは、本当に、悪質な犯罪行為だと、身に沁みました。


  私は、どこにでもいる平凡な人間です。


 しかし、近年、【歯を抜かない、残す治療では、少し、全国的に有名になり、】

  リスクの多い難しい治療が増えました。


 自身、至らない時は、治療費無しで、治療のやり直しもしていますが、…
(改めて、謙虚に身を引き締めます。)

【医者も歯医者も患者さんを救いたいのです。】

 インプラント詐欺を始め、悪質な医療行為は、もちろん、断罪すべきです。

 しかし、医者もまた弱者です。

 患者さんもまた、徳川家康のように、じっくり構えて、

 「いずれ、ダメになります。」に、騙されず。焦って、抜かない、抜かれないことです。


【この歯医者がヤバい】(幻冬舎新書)に続く、

私の本が、大手出版社より出ることになりました。

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