今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

TOKAGE 特殊遊撃捜査隊

2014年01月11日 | 「本」のひきだし

ブクログより




警視庁捜査一課には「TOKAGE」と呼ばれる覆面捜査チームが存在する。

オートバイで行動し、捜査中は表に出てはいけない。
チームを率いるのは、冷静沈着、容姿端麗な女性捜査官。とくれば役者はそろったはずなのに、また題名になるくらいなので、チームが主役のはずなんだけど、銀行のお偉いさんだったり、新聞記者だったり、場面場面で主人公が変わったりして、その役割通りなんだか印象が薄い。

登場人物も多くて、人物像が把握しづらい。



TOKAGE 特殊遊撃捜査隊 / 今野敏
★★★☆☆

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桜ほうさら

2014年01月07日 | 「本」のひきだし

ブクログより





宮部さんの時代物というとあやかし、不思議な話が思い浮かぶが、人情物である。

ある地方の小藩の小納戸役を務める家の次男坊古橋笙之助は、偽の文書で身に覚えのない嫌疑をかけられ、自害に及んだ父の汚名を晴らすため、江戸に出てきて暮らし始める。
貸本屋で写本の仕事をしながらの長屋住まいである。
長屋の人たち、貸本屋の人たちなどの何気ない日常のなかで、つつましく暮らしながらも武士の矜持を保ちながら、謎に迫っていく。

装丁の感じから、のほほんとほほえましいお話かと思いきや、テーマは重くてミステリー仕立てで、終盤にはちょっとひやりとさせられる部分もあり、なかなか気の置けない作りになっている。

そして宮部さんには珍しい?恋愛要素も盛り込まれていて、血なまぐさい場面があるかと思えば、ほっとなごめる場面も用意されている。
ハッピーエンドではないのだけど、この二人の行く末に少し明るい光が見られるところが心憎い終わり方である。


読み始めて、すぐに話に引き込まれてしまい長編ながらすぐに読めてしまったのは、宮部さんの人物の描き方によるものだと思われます。
登場人物が実にわかりやすく、読んでいるうちに、勝手に脳裏で動き出すのです。いつも思うことだけど、宮部さんの登場人物に対する愛情のなせる業だな、と感じます。

ただ、この話はお正月にテレビでドラマ化されて放映されると、新聞に出ていて、笙之助のキャストをそこで知り、ちょっと私のイメージと違ったので、打つ消すのに苦労しました。
でもドラマはドラマで、楽しみに見たいと思います。 (12月28日)

テレビドラマ見ました。
やはり私のイメージではありませんでした。
なんだかコメディ仕立てになってしまってる・・・あんまりです。


桜ほうさら / 宮部みゆき
★★★★☆




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登りはじめは、入道が岳

2014年01月04日 | 「山」のひきだし
お正月の行事もだいたい済まし、さあここらで山へ行きたいな。
2・3の候補をあげるも、遠いだの雪や凍結で道路状況が不明だので却下され、
確実に登り口に行けるであろうと、入道へ出かけました。
実は入道は初めて登ります。年の初めに初めての山、気が引き締まります。

登り口へは確実に行けますが、登り口に到着するのに時間がかかりました。初めてと言うことで、1番ポピュラーであろうと思われる椿神社から登るルートを選んだのです。想像はしていましたが、想像以上でした。お正月の三が日ですからね~
神社の駐車場に入るのはあきらめて、手前の河川沿いの道に強引に乗り入れて、そこに駐車、そのまま河川沿いに歩いていきました。


椿神社を過ぎると、愛宕神社に出てここが北尾根登り口です。



プレートがひとつひとつ付けられた植林の間を歩いていくと、少し明るくひらけました。


ふとひらけた方を見ると・・・お~あれが入道? あんなとこまで行くの?

木の根っこだらけの結構きつい登りが続き、どこか適当な休憩場所を探しながら歩くうちに避難小屋が見えてきました。中より外の日の当たるところで小休止です。


避難小屋、登りの1.3kmは長いなぁ。



でもちょっと近くなってきた。

小屋を過ぎてもキツイ登りが続き、やがて辺り一面馬酔木の群生となりました。
雪もだんだん出てきましたが、登山道はとけてぬかるみになってて歩きにくいです。


視界が開けました。いい天気です。


頂上に着いたの?先がない・・・


北のかしら、でした。鎌ヶ岳と御在所が手に取れるよう、すごい・・・

ここまで来ると、宮妻峡から来る人もあり、大勢の人で賑わっています。
頂上はとっても広くて、本当に入道の頭みたいにこんもりしてるんですね。
皆さん思い思いの場所で、お昼にしたり寝ころんだり、くつろいでいます。
風もほとんど無くて、日射しは暖かで気持ちがいい。





こんな景色を見ながら、餅入り雑炊を食べました。

なかなか名残惜しいのですが、帰ります。帰りは二本松尾根コースで。


もう一度振り返って。


こっちは、ぬかるみも少なく、勾配もあまりなく下りにはいいコースです。
馬酔木の群生地を歩いていくと、こっちにもやっぱり避難小屋があり、小屋を過ぎると
うっそうとした杉の植林地には入り、少々退屈な道になり、土砂で流された林道を横断してしばらくすると終了、無事下山です。


いろいろ注意書きがある登り口の看板。

無事登山ができたので、お礼かたがた神社にお参りをしようと、境内に入りましたが・・・参拝をする人の行列のすごさにびっくり。リュックをしょってとても行列に加わる勇気はなくて、失礼ながら横から手を合わせて帰ったのでした。
もちろん神様の御利益は期待いたしておりません。ついでにお参りだなんてねぇ。

狙ったわけでもないのに、素晴らしいお天気に恵まれ、さい先の良いスタートが切れました。
今年もいっぱい山に行けますように。


平成26年1月3日(金)快晴
入道ヶ岳 906.1m










コメント (6)
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新年あけましておめでとうございます。

2014年01月02日 | 「暮らし」のひきだし



何とか数々の山も片づきまして、めでたく新年を迎えることができました。
元旦は、無理矢理買い物につきあわされたり、昼からはお客様を迎えたりと、あっという間に過ぎました。

アウトレットモールに出かけたのですが、混雑する人の中にいると、つい今日って本当に元旦なの?って思ってしまいます。
1月1日からこんなにあちこちから人が集まってきて、ぼ~としていると普段の土・日のような感覚になります。

そういう私も行ったら行ったで、しっかり品定めをするのでした。
去年、新たに増床された棟にgentenのお店を見つけ、普段使いできそうな帆布と皮のトートバッグを購入。
購入してから、母が昔言っていたのを思い出しました。「財布や袋物は春に買うんやで」と。春ははいる(入る)に通じて縁起がいいのだそうです。
逆に秋は空きに通じて、物(お金)が出て行くというので買ってはいけないのです。

かあちゃん、ちゃんと言いつけ守ったで~
ひとりにんまりしているのでした。

今年も良い年になりますように。




今年のおせち、1


その2


その3、毎年変わり映えしないなぁ。



昨年12月30日、大瀧詠一さんがお亡くなりになりました。
解離性動脈瘤ということで、65歳でした。
突然のことで本当に驚いています。
20代の頃は、よく聞いていました。「恋するカレン」は大のお気に入りでした。
今日はロングバケーションを聞きながら偲んでいます。
ご冥福をお祈りいたします。

あさひまたはカレンでした。
コメント (2)
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