今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

下鴨神社 古本まつり

2011年08月20日 | 「本」のひきだし
お盆も終盤の15日、少し時間があったので、下鴨神社は糺の森へ古本まつりに出かけました。
毎年この時期になるとニュースとかで見て、一度行ってみたいなぁ、と思っていたのです。

糺の森というバス停で降りると、もうのぼりや看板があって、すぐそこでした。
昼下がりの2時頃、暑い盛りだというのにすごい人です。
どういう人たちが来ているのかといえば、今年は児童書コーナーが設けてあるので、小さい子供さんから、若いカップル、赤ちゃんを抱いたニューファミリー、まさしく老若男女あらゆる人たちがひたすら本を物色しています。

私も最初は律儀に最初のお店から順番に見ていましたが、その数に圧倒されて、最後はどうでもよくなり?目についたお店にふらりと立ち寄るという感じになってきました。
いくら木陰とはいえ、やはり暑い!!  背中を汗が伝います。
すれ違った人のかき氷がうらやましい~ でも売っているのはもっと奥みたい。
時間も来たので途中で引き返すことに。たぶん3分の2も見ていないでしょう。

でももういい。納得しました。会場を変えて春や秋にもあるので、今度は是非その時期に。


入り口の看板。わくわくします。


ずっと奥まで店が。



ちょうど絵本の読み聞かせをしておられました。


横を流れる川。涼しそう~~


今回神社へはお参りせず。すみません。

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我が家のおしょらいさん、もう帰られましたけど。

2011年08月18日 | 「田舎の行事」のひきだし
今年は五山の送り火の薪の件で、ごたつきましたけどお盆も終わってしまいました。
なのに今頃お盆ネタ(__;) ちょっとパソコンのトラブルで今頃に。

私の地方ではお盆に帰ってくるご先祖様のことを、「おしょらいさん」とか「しょうらいさん」と呼びます。
たぶん精霊がなまったものだと思われます。

13日の夕方お寺に迎えに行って、14日の夜まず近くの川に送っていって、15日の朝お寺詣りをすませて、残っておられる方をお墓まで送っていきます。

9日のお墓参りを皮切りに23日の地蔵盆まで、仏壇の火は灯しておきます(電気ですけど)道中暗いといけませんからね。

おしょらいさんが帰っておられる間は、食事のお世話やら、念仏をあげたり、おしょらいさんの事だけをしていたらよい。と教わりました。その昔、帰っておられるのに放っておいて、畑で仕事をしていて家に戻ってみると、寝かしておいた赤ん坊が血だらけになって泣いていた・・・という話があったということです。怒ったおしょらいさんの仕業だと。こわっ!!


それではおしょらいさんの食事メニューです。

                                                                                                     

「しんこ」と呼ぶおだんごを御供えしてお迎えします。麻殻の箸がばらばら(__;)


明くる朝の朝食、ぼたもち。朝から作りました。口直しにきゅうりの浅漬けを添えて。


昼食はさっぱりそうめん。具は畑で採れたもの、茄子と新里芋。


夕食は白いごはん。おかずは味噌汁と、野菜の和え物。


夜食にあんこもちを召し上がります。やっぱりきゅうりの浅漬けと。
そして、白い丸餅をお土産に持って帰られます。

昔は食材とかもっと詳しく、きちんと決まっていたらしいですが、今はあるもので作っています。
決まり事は、魚、肉を使わないということです。
しかし、お餅が好きなんですね~  ほとんどお餅。
食事を御供えしたら、その都度お経をあげます。最後は御詠歌でお送りするのですが、これが長い・・・・
私が生前知っているおしょらいさんはおふたり、ずっと一緒に暮らしていた人をこうしてお迎えして、まつるのは少し不思議な気持ちです。満足して帰っていただけましたでしょうか。

   本日の一句     1年分 お経唱えて 盆終わる






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河野裕子さん

2011年08月13日 | 「本」のひきだし

たなぞうより


詩を呼んで鼻の奥がつーんとしたことはたびたびあるが、短歌を読んで泣いたことは初めてではないだろうか。

河野裕子さん、昨日が命日だった。
昨年、乳ガンのためお亡くなりになった。
本書は、同じく歌人のご主人永田和宏さんとの相聞歌集である。
お二人の出会いから、結婚、子育て時代、そうして闘病、最期のとき。
たった31文字なのに、その中に込められた思い。
うれしさ、楽しさ、悲しさ、寂しさ、悔しさ、切なさ、無念さ・・・
一首、一首が胸に迫ってくる。
そんなに赤裸々に、そんなに激しく歌に詠んでしまって・・・
最後の方はページを繰るのをちょっとためらってしまうほどである。

激しい人だったんだ、河野裕子さん。

たとへば君/河野裕子・永田和宏 著
★★★★★





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ゴーヤはドーヤ!?

2011年08月12日 | 「絵手紙」のひきだし

 
節電、省エネで大流行のグリーンカーテン。
なかでも葉っぱで楽しんで、実も味わえるゴーヤは大人気です。
あの苦みがちょっと・・・・・  いやいやあの苦みが癖になるのよ、と反応はまちまちですが、
あまり実を付けすぎると葉っぱが繁らないとか、一石二鳥はなかなか難しそうです。

さて描いてみると、形は単調、色の濃淡もあまりなく、見た以上に難しいです。
ぶつぶつで表情を作るのですがなかなか・・・・

今日も相変わらずの猛暑! モデルのお役目が済んだら、今夜は素揚げの煮浸しにしていただこうかな。

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津島いさめ

2011年08月11日 | 「田舎の行事」のひきだし
立秋とは名ばかりで、毎日この夏の最高気温を更新しています。平熱よりも高いです。びっくりします。

そんなこの頃ですが、9日は「津島いさめ」という行事がありました。
夕方になると、各家庭では野菜で作った動物を持って、神社に納めに行きます。野菜で作った動物というと、お盆にご先祖様がそれに乗って帰ってこられる、あれを思いますが、この日は神社に持って行くので、それとは違うと思われます。
ってすごくいいかげんですが、由来であるとか、いわれなど家の者に聞いても、誰も正確なことは知らないのです。

「昔からしてるから・・・」とみんな変に威張っていうのです。
私が思いますに、津島さんというのは、津島神社の事だと思うんですね。「いさめ」というのは辞書を引くと慰めるという意味があります。津島神社にまつられている神様をお慰めする行事となりましょう。

昔は、この日は夜には映画を上映したり、カラオケ大会をしたり、一種の夏祭りのように大変盛大にされていたようですが、今は御供えをする家も少なくなって、神主さんが祝詞をあげたあと、関係者の方々が、静かにお酒を酌み交わしたりされるだけです。



我が家の作品。今年はブルーベリーという珍しいアイテムがポイントです。ワニともう一匹は・・・???
必ずろうそくが立つようにします。



皆さんの作品。似たり寄ったりですかね。

この日はお墓参りもしました。
いよいよお盆のはじまりです。


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