ポチの女房

専業主婦のつぶやき

映画 嘘八百 なにわ夢の陣

2024-03-06 22:51:21 | 映画
U-nextで、視聴しました。
昨年の公開映画なので、まだ有料ですが。
ポイントを使いました。
嘘八百シリーズ 第3弾です。

中井貴一さん演じる小池則夫と佐々木蔵之介さん演じる野田佐輔コンビのお話というのは、シリーズを通して変わらず。
主なメンバーも一緒。
違っていたのは、「土竜」のメンバー。
マスター役が、木下ほうかさんでしたが、土平ドンペイさんに。よっちゃん役の坂田利夫さんに代わり、息子の2代目よっちゃん役に、酒井敏也さんになりました。
今回の骨董品は、豊臣七品のひとつ、鳳凰の銘がついた茶碗。

小池則夫の娘役が、森川葵さんで、前2作では誰?という感じでしたが、今では、メインに出演するようになりました。

前2作と違って、贋作をつくり、だます、そして、最後はスカッとするというのがありませんでした。
小池則夫と野田佐輔の絡みも少なかったですし。
わけがわからないカリスマアーティストの部分も、余計だったように感じました。
正直、前2作が、ずっと良かったと思いました。
第4弾がつくられるかどうかは、不明ですが、次作は、原点に戻って欲しいと思いました。

ブギウギ 第109回

2024-03-06 21:11:24 | ブギウギ
4カ月ぶりに鈴子が日本に帰ってきましたとナレ。
恥ずかしがる愛子。
鈴子の方は、愛子を抱きしめたくてしょうがない様子。
「おおきなったなあ。よう我慢してくれたなあ。会いたかったで。」
愛子は、マミーよりチョコがええ。
子供って、そんなもんですよね。適応能力が高いですから。

昭和26年(1951)秋
鈴子は、すっかりご近所さんとなじんでいました。
いったい笠置シズ子さん、どこに引っ越したのでしょう?高級住宅街っぽいです。ご近所さん、奥様って感じです。

善一は、2000曲つくった記念に、ビッグパーティーを企画。
「ウメキチキトク」の電報が届きます。
梅吉は、癌闘病半年とか。
香川へいく鈴子と愛子。
六郎の亀、まだ生きていたのですね。鶴は千年、亀は万年といいますものね。

◎今回のウキウキ
梅吉が鈴子に、「うれしゅうて、2時間ほど、寿命のびたわ。」と言ったところ。相変わらずの梅吉に、鈴子も安堵した様子。

鈴子は梅吉が撮った写真をみに、倉庫へ。
そこには、笑顔の写真がたくさん。
梅吉の人となりなのでしょう。
女性の水着の写真があったのも、梅吉らしいです。

梅吉は、障子のそばにいる愛子に手招き。つづく。

*次回への期待度○○○○○○○(7点)

映画『52ヘルツのクジラたち』

2024-03-06 20:03:59 | 映画
観に行きました。
公開直後でしたが、観客は、20人ぐらいだったでしょうか。
暗い映画化もと思いながら、主演が、杉咲花さんだったので、それにひかれて観に行きました。
前情報は、ほとんどなし。




ネタバレを含む感想を書きます。





最初は、東京から大分にくる貴瑚。
そこで出会う親からの虐待をうける男の子を助け。
3年前に戻り、血がつながらない父親の介護をする貴瑚が、母親から虐待を受けるという場面に目を覆いたくなりました。
しかし、貴瑚を救ってくれる二人が現れます。
岡田安吾と牧原美晴です。
二人の存在は、貴瑚の人生を変えました。
悲しい境遇を経て、救われる瞬間です。
安吾には、大きな秘密があって。それは、トランスジェンダーであること。
てっきりゲイなのかと思っていましたが、本来の性が、女性でありながら、男性の心を持っている人でした。

虐待にしても、トランスジェンダーにしても、理解できないです。
虐待に関しては、我が子を虐待する人の気持ちが全くわかりません。
我が子は、可愛いと思うし、宝だと思うからです。
登場人物の中で、愛の母親は、ひどかったですね。
子供に対する愛情というのが、全くないなんて、あり得ないことだと思います。しかし、昨今、幼児虐待のニュースが、日常化しているなあとも感じていました。まだ、愛が、亡くなるほどの虐待を受けたわけではないので、ましなのかもしれません。それに、愛を可愛がってくれる伯母の存在があったようです。貴瑚との出会いも、愛の救いになりました。
トランスジェンダーに関しては、そういう人たちを受け入れられる社会であって欲しいと思いました。世間の目のために、自分を責め、安吾は自殺してしまったのではないかと思いました。

貴瑚にとって、愛する人が現れますが、その人は、自己中心的な人でした。まあ、こんな人が世間的には多いのではないでしょうか。
あくまでも、貴瑚の幸せを願う安吾とは、真逆です。
本当の愛とは、考えさせられました。男女の愛、親子の愛、友情とありますが、そういうこととは別次元の人を愛すると言うことを。
人の価値も考えさせられました。
映画の中で、崇高な愛を与えることができる安吾。素晴らしい人だと思いました。自殺してしまったのが、残念です。
貴瑚と美晴との友情も感動的でした。
美晴のような友達、素敵です。困ったときにはかけつけると言った美晴のことばに、ウルウル。
愛は、貴瑚が救ってくれたと同時に、貴瑚にとっても、救いになったと思います。愛が、貴瑚のことを「キナコ」と呼んだときにもウルウルしてしまいました。

映画の中で、「魂のツガイ」という言葉が出てきます。
貴瑚にとって、安吾にとって、二人は、「魂のツガイ」ですね。
「魂のツガイ」の二人が、結ばれることができなかったのは、悲しいことだと思います。しかし、今後、貴瑚は、「魂のツガイ」とまで言える人はいなくても、伴侶を得ることはできると思うのです。あの大工さんと幸せになって欲しいなと思ってしまいました。

杉咲さんの演技力にも感動でした。
泣きの演技が、特に凄かったです。
『おちょやん』で、杉咲さんを見直しましたが、改めて良い女優さんだと思いました。応援したいと思いました。
失礼かもしれませんが、杉咲さんは、不幸な女性が似合います。
不幸でも決してくじけない女性が、ピッタリ。
良い映画を観たなあと思いました。