芦ノ湖の出会い。

私は有給の消化の為　家でゴロゴロ、
兄も仕事が休みの為　朝から猫たちと戯れ、
姪たちは期末試験で昼には帰宅、
そういったタイミングがうまく重なった日、
なんとなく皆で遠出のランチがてら
ドライブへ行くことになりました。

やって来たのは久々の鎌倉！
一年ぶりかな？

鎌倉育ちの母が、通り過ぎる家や店を見ては
「懐かしいわぁ～。ココの娘はまだ元気なのかしら？」
と、ボケ老人のように同じことを繰り返しておりました。
（実際、ボケ老人の域に足を突っ込んでは居るのですが…）

鎌倉駅周辺はさーっと流す程度で通過して、海辺へ出ます。
「鎌倉高校駅」は　やっぱり江ノ電の名所ですね。
湘南の景色といい、レトロな風情といい。


駅のホームからこんだけ海が見えるってステキです。


とか何とか云っているうちに江の島登場！


今日は江の島へ渡ってみました。
この橋が、いつも長くてダレるんだけど
車だと速くて楽っすね。

姪（高1）は、明日も友達と鎌倉＆江の島へ来るらしく
「明日はココを歩くんだな～…めんどくさい」
と萎れておりました。

さてさて。
寄り道に寄り道を重ねた果てに
ようやく辿り着きました
本日の目的地である‘ジョリーシャポー’
辻堂の住宅街にあるお店です。

ウチの兄が大好きなお店でして…。

行きの車中で　お菓子を食べたり　
お茶を飲んだりしてたので、さほど空腹でない私は
いつも頼むオムハヤシを完食する自信がありませぬ。
なので、今日はエビピラフ


食事の後は特にあてもなく
湘南の海岸沿いをひた走ります。
箱根まで行ってみようか～、てなノリで箱根の山越え。

子供の頃は、年に１～２回位の勢いで
泊まりに来ていた箱根小涌園を
「懐かしいなぁ～。よくゲームセンターで遊んだなぁ」とか
「ポリネシア風呂に入った後に、アイス買って食べたよね～」
などと思い出話で盛り上がりながら通過。

ホントに箱根小涌園にはよく来ていた。
私たち一家は、小涌園が大好きだった。

きょうだい4人で誰がベッド、
誰が布団で寝るかを奪い合ったり、
部屋で甘栗を狂ったように食べて　手が真っ黒になったり、
夜、腹を空かせた父が「そううん」という名の広間の案内を見て
「おい！‘そうめん’があるぞ！食うか?!」と早トチリしたり、
そりゃあもう色んな思い出がある。

兄がイタズラで夜中の3時にアラームをセットしたもんで
夜中に心臓が口から出る勢いで　目を覚ました事もあった。
仕掛けた本人も、その事をすっかり忘れて
一緒に飛び起きてたけど。


夕方、観光客が既にお宿や家路に向かった後の寂しい時間に
寂しい感じの芦ノ湖へ到着しました。


ここでトイレ休憩にするか…と車を停めたところ
湖岸に数匹の猫の姿を発見！
皆でどっと押し寄せます。

どうやらボートハウスの看板猫たちのようです。
自己紹介写真が役職入りで貼ってありました。
「社長」だの「営業部長」だのといった名札も下げてました。
そんなお偉い方々とは露知らず…
気安くナデナデした　ご無礼をお許しください！

あっ！
ぷ…ぷち～っ
ぷ～ち～っっ（；Д；）

皆で「ぷち！ぷち～！」と呼んだけど　全く知らん顔です。
そりゃそうだ。
この子は、このボートハウスの営業部長さんであって
数年前に他界した　我が家の‘ぷち’ではないのだから…。

この猫だまりに１匹、お腹の大きい子が居ました。
もう、じきに産まれるだろうと思われるほどお腹がパンパン！

家に帰ってから、兄貴が
「１ケ月後位に、また行かなきゃイカンなぁ～」と云うので
「何で？」と訊いたところ
「その頃には小さいの（赤ちゃんたち）が居るだろうから」との返答。

１ケ月後、仔猫用のご飯を持って　また芦ノ湖へ行くことになりそうです。