Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

加藤直樹著『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』

2024-05-18 | Weblog

加藤直樹さんの新著、『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』。

「ロシアによるウクライナ侵略」について、今ひとつ腑に落ちないという方は、どうか読んでいただければ幸いである。

とくに、ロシア擁護派の皆さんには、ご一読いただきたい。

「「反侵略」の立場から他民族蔑視に陥らず、歴史の主体としてのウクライナ人に連帯し、歪んだ戦争観を批判。「フリー・ガザ」も視野に普遍的な「新しい世界的公共性」を希求する思想論」ということである。

おかしいと思われることを、おかしい、と言うことだけで、まず、スタートラインは共有したいものだ。

 

きょうも、思いがけないところで、「だってウクライナも問題があるでしょう」と、平然と語る方々に出会った。

「いえ、でも、ロシアが侵略したことはお認めになるんでしょう?」と尋ねると、「もちろん」、と、返ってくる。

「だけどウクライナだって……」と、その後に続く言葉は、ちょっと、驚かされる。

 

『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(ころから)の劇化でお世話になった加藤直樹さんだが、じつはかなり昔からの接点がある。

それはさておき、彼が自分にとって、あるべき、必要な本を書いたということ自体が、「まだまだ諦めないぞ」という気持ちにさせられて、すがすがしい。

 

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