Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

昼暖かく、夕方冷える

2010-11-30 | Weblog
23日に東京公演が終わり、3日の足利公演まで間が開くことから、一種の調整稽古を行う。一度通して、細かい部分をチェック。本番中にずれてきていた箇所や、やっとやれるようになったけれど曖昧なところを確認。夜はMONO『トナカイを数えたら眠れない』、座高円寺。土田、マキノ氏やいろいろな方々とホルモンをついばみ、帰る。
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日本よりきれい好き

2010-11-29 | Weblog
ウオッシュレットというかシャワートイレは日本の発明と思われているらしいが、それは電化の場合で、インドネシアはもともと紙ではなくて左手で水で洗う流儀、洋式便所で水道をひねるとノズルの水が局所に当たる仕組みも昔からある。「紙で拭くのでは完全にきれいにはならないだろう?」というのが彼らの見解。……朝7時、成田着。午後から新国立小劇場『やけたトタン屋根の上の猫』千秋楽。常田景子新訳は、短い台詞のやり取りに威力を発揮する。木場勝己さんの説得力。お銀さんの神経戦。寺島しのぶさん、また新しいカードを手に入れている。一瞬のデジャヴ。考えてみれば彼女がこの劇場に出た前二回は、私との作品であった。……沖縄県知事選。今日の結果が大事なのではない、「県外」の約束を守らせるために、これからこそがだいじなのだ、と沖縄からの声。
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スラマット曰く「演劇人はみんなトラジロー」

2010-11-28 | Weblog
東京にもないようなお洒落で広いモールで土産を買う。久々にちゃんとしたミーゴレン(焼きそば)を食べる。熱いのが、うまい。考えてみるとずっと夕飯は弁当だった。……老舗劇団ポプレルのスタジオへ。インドネシア演劇映画界はこの人抜きに語れない、日本事情にも詳しいスラマット・ナハルジョ・ジャロット氏と話。山田洋次監督が好きらしく「黄色いハンカチが待っている家に帰るより、寅さんのようにずっと旅していたいね」。充実した時間はあっという間に過ぎて、慌てて空港へ。出発は夜十時。ねっとり熱い外と冷房の効きすぎたIDRF会場のサミットマスビルとの往復に慣れたところで、寒いらしい日本へ帰る。
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雨季、ひときわの雷雨

2010-11-27 | Weblog
ジャカルタで人気の新文化複合施設サリハラへ。劇場、宿泊施設、ギャラリー、直営カフェを備える。演劇キュレーター、シト氏と話し込む。彼はインヌの一人芝居を演出したばかり。……二時間の渋滞間移動を経て、IDRF3日目。『チトラ』。1940年代日本統治期のメロドラマ。ほんらい口承が中心の当地で検閲のため台本提出を義務づけられたため、この時代の戯曲の多くが残っている皮肉。プロパガンダ的だが、祖国愛を込める。主題歌は著名なヒット曲。続いて、「アジア劇作家会議」でも好評を得たフィリピンのライエッタ・ブコイ作『ドクター・レスレクション:町を治療します 』。ナノ氏が手堅くまとめる。
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異国から足利の話

2010-11-26 | Weblog
朝、ジャカルタ・アートカウンシルへ。ミーティング。スクリプト・バンク見学。……IDRF2日目。出演者からの台本についての質問に応える。夕方、私の公開講座。……リーディング。『寝友達』。台湾に近いシンカワン(西カリマンタン)を舞台にした若手の新作。設定と登場人物だけ聞くとえらく面白そうだったが、プロット不在のため作品としては未消化。戯曲講座の「もったいない」例に最適。しかもインドネシア演劇独特の長い説明台詞の連打。うーむ。続いて、『屋根裏』。この国では想像し難いシチュエーションの劇に果敢に挑んだ俳優たち、お疲れ様でした。しかしこの国は台詞回しがゆっくりすぎるよ。ここ連日、酒も飲まずに帰宿は零時を回る。……日本でタールハイマーの講座に出た清水から「坂手さんの考え方と共通するものを感じました」とメール。さもありなん。……ところで、『3分間の女の一生』高円寺公演を見逃してしまったとお嘆きの関東地方の皆さま。足利公演があります。12月3日(金)7:00開演・足利市民プラザ文化ホール(http://www.alles.or.jp/~rinkogun/3min_asikaga.html)です。
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インドネシア初のリーディング・フェスティバル開幕

2010-11-25 | Weblog
朝、渋滞を潜って10年以上ぶりテアトル・コマ稽古場訪問。ナノ・リアンティアルノ氏と再会。一公演二万人近く集める大手老舗劇団。ここでインヌを選んだ。『南洋くじら部隊』のヒロインだった彼女も今や三児の母。午後、自主管理の青少年スポーツ文化センターみたいな所の中庭でテアトル・テテスのアジャさんらと。野外の縁台にたむろする演劇人たちとお茶、手で食べる鶏肉の遅い昼飯。話は尽きず。……IDRF(インドネシア・ドラマティック・リーディング・フェスティバル)初日。会場に移り、もろもろ打合せ。開幕。 『ラデン・ベイ・スリオ・レトノの物語』。インドネシアのリアリズム初期、1901年オランダ人作。ナノさんが女優である奥さん、劇団後継予定者で最近の主演男優でもある息子と仲良く共演。ドラ息子と溺愛する妻のため自死する会計係の男の悲劇。自らを笑いのネタに提供し、きちんとプロの仕事を見せる。歌舞伎一家のようだ。続いて鄭義信作『杏仁豆腐のココロ』。作品世界の繊細さに真摯に迫ろうとする。……フェスティバル以前に、作品紹介目的のリーディングじたいがこの国では初めてという。昨年末、座高円寺での「アジア劇作家会議」にインドネシア作家招聘を提唱し、佐藤信芸術監督はじめ劇場と劇作家協会のスタッフ・国際交流基金と共同した事業から派生した成果が目の前にある。感慨。そして関係者諸氏に感謝。
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たとえレプリカでも感心する

2010-11-24 | Weblog
午前中、現代美術館。十数年前ジョグジャカルタのアトリエ兼住居にお邪魔したことのある、相変わらずキモかわいいヘリドノ作品。インドネシアの村上隆? 道場のような稽古場にお邪魔したことのある舞踏家サルドノ氏の抽象油絵、他にも振付家による絵画あり、独特のクロスオーバーぶり。なぜかカンディンスキー(本物?)ら一世紀前ロシア前衛特集も。……午後、JF事務所で今回のフェスティバル打合せ。提案。けっこう大きな変更。ムラピ山噴火も影響。……フェスティバル支援者で「インドネシア戯曲大系」を出したばかりの米系L財団へ。英語版をいただく。財団J氏宅でインドネシア家庭料理をご馳走になる。
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ジャカルタへ

2010-11-23 | Weblog
座高円寺の本番を気にしつつ成田へ。八時間の飛行。十年ぶりのジャカルタ。むしむし暑い。夜景を見る限り、消費文明ががんがん入ってきている。二十四時間営業のマクドナルドが普通にある。自動車も新しいものが一杯走っていて、ローン購入が一般化した自動車バブルの現状を目の当たりに。けれど渋滞がすごい。市街地とそこに出入りする道のキャパシティーに対して、来年あたり自動車台数がオーバーしてしまいそうだというのも本当に思える。日本を発ち、着いて、寝ただけの一日。
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高円寺と池袋界隈の日

2010-11-22 | Weblog
劇場に顔を出してから移動、AICT/IATC国際シンポジウム・オン・アジア『国際共同制作と批評の役割』に参加。シンポジウム「東南アジアの現代演劇と演劇交流の可能性」。Tang Fu Kuen(シンガポール)、竹内一郎さんらと。他のプログラムには野田秀樹さん、鄭義信さんらも。……西巣鴨でフェスティバル・トーキョーの五時からのアルゼンチンの演目を観る。全体の内容に目新しさがないからかもしれないが、こんなに映像を使うのなら映画でも作ればいいではないか、と思う。高円寺に戻って自転車をピックアップして帰る。……明日はインドネシアに行くのだが、よく「何をしに行くの?」と聞かれる。はい。昨年12月に高円寺でやったアジア劇作家会議から派生した、ジャカルタでのリーディング・フェスティバルに参加するのです。
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今日も高円寺に一日

2010-11-21 | Weblog
……本番二回の日はヘビーである。他に抱えていることも多く、細かいNOTE(私は「ダメ出し」とは言わない)は書き出して送り、劇場入りを遅くする。ついつい細かく書きすぎて俳優にプレッシャーを与えてしまうということは避けたいが、具体的でなければわからない場合もある。……アフタートークは永井愛さん。新作執筆中のストレスの溜まる中、時間を割いていただいた。……帰宅後、締切を越えてしまった原稿を仕上げる。フェスティバル・トーキョーは魅力的な演目が続いているが、結局、一番観たかったマルターラー作品さえ、観るのは遠い夢と終わる。
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怒濤の一日

2010-11-20 | Weblog
文化庁提出書類の確認を終え、劇場へ。ツアーの道具うちあわせ。まだ終わっていない他の原稿も並行。アフタートークは別役実さん。私の戯曲のフランス語への翻訳者・コリーヌ・アトランさんも来て下さる。彼女はちょうどいま別役作『やってきたゴドー』を翻訳中という。……場当たり中にねじった足を今更だが整骨院で診てもらう。……NY情報。アカデミー賞ドキュメンタリー部門のショートリストで、『天皇と接吻』に出演したJosh Foxの監督した『GAS LAND』が選出されたという。めでたい。
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東京公演折り返し

2010-11-19 | Weblog
午前中から演出者協会で事業部の会議。演劇大学のことなど。新宿まで自転車で出た。天気がよく爽快なのだが、午後は風が強くなってきている。……集合、東京公演以外のための部分稽古など。開演前、大滝秀治さん、山下悟さんらと来年の民藝への書き下ろし新作の打ち合わせ。本日はきっちり完売の客席。終演後、竹下景子さんとアフタートーク。……終えて、大学の同期三人、昔に編集プロの仕事でお世話になったNさんらとお話。意外な過去の事実を知ったりする。……東京公演はちょうど半分を終了。既に噂になったりはしていると思うので未見の方々のお耳にも届いているかもしれないが、まあ、かなり、普通の劇にはない試みを多くしています、必見です。東京近郊の皆さま、23日まで座・高円寺、お見逃しなきよう。
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「3分」力

2010-11-18 | Weblog
昼夜二公演。ハードである。……アフタートーク、ゲストは伊藤真さん。『伊藤真の「3分」力!』という本を出されており、今回公演のトークにはぴったりなのである。司法試験受験の権威であり講義慣れされていることもあり話術も巧み。たいへんありがたい。これからの三夜も竹下景子さん、別役実さん、永井愛さん、トークが続く。
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本番のサイクル

2010-11-17 | Weblog
溜まっていた事務仕事に手をつけるがとても追いつかない。……アフタートーク、ゲストは経済アナリストの森永卓郎さん。『ザ・パワー・オブ・イエス』を「スーパーーモーニング」で特集してもらった。多才な方だが、憲法九条を本気で守ろうとしている方でもある。未来の子供たちのために構想していることがあるという。具体的な計画をお持ちのようで、楽しみである。……終演後、演劇岡山県人会の方々、英文学会の方々など、混じり合いながら交流。
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こんな月曜日

2010-11-16 | Weblog
午前中から千葉で大学の講義。遅い昼食に初めて蒙古タンメンに挑戦。辛いのはいいが、なんだか麺類を食べている気がしない。早めに劇場に入り制作室で仕事。夕方から俳優陣にあれこれ指示。3回目の本番。アフタートーク、ゲストは保坂展人さん、やはり八ッ場ダムの話が多くなる。終えて篠原久美子・円城寺あやコンビ、来年あやさんと親子役をするという初めての燐光群観劇・こゆび侍の佐藤みゆきさんらと焼酎など飲む。本番の日常、はじまる。
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