Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

この国に、「統合作戦司令部」ができるそうだ。

2024-05-10 | Weblog

この国に、「統合作戦司令部」ができるそうだ。

「日本版ペンタゴン」と言う人がいた、その方がわかりやすい。

 

時事通信によれば、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」創設が柱の改正自衛隊法などが10日、参院本会議で自民、公明両党や立憲民主党などの賛成多数で可決、成立した、と。

日米両政府は、台湾海峡など周辺有事を念頭に指揮統制の機能強化で合意しており、共同対処能力の向上を図るための協議を加速させる。2024年度末までに防衛省がある東京・市谷本村町に240人体制で設置。トップの「統合作戦司令官」は陸海空幕僚長と同格とする。

統合作戦司令部は、反撃能力(敵基地攻撃能力)など日米共同作戦の調整窓口となる。米側も在日米軍司令部の権限拡大などを検討中。米ハワイで2日に開かれた日米防衛相会談では、米軍と自衛隊の相互運用性の強化を確認した、そうだ。

部隊運用は従来、自衛隊制服組トップの統合幕僚長を中心とする統合幕僚監部が、首相や防衛相を補佐しつつ担ってきたが、自衛隊の作戦範囲が陸海空から宇宙、サイバーなどに拡大し、指揮統制を含む部隊間の連携が一層重要となる中、運用部門を独立させた、という説明である。サイバー分野などの民間高度人材を好待遇で任期採用する「特定任期付自衛官制度」新設も盛り込まれた、と、何かいいことみたいに書いてある。

 

立憲民主党も賛成している。真意を問いたい。

 

写真は、与那国志麻の自衛隊基地。

 

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ウクライナとロシア、それぞれの演劇情況 国際演劇協会日本センター刊 『国際演劇年鑑2024』

2024-05-10 | Weblog

国際演劇協会日本センター刊行の最新号『国際演劇年鑑2024』が、web公開されました。

ウクライナとロシアの演劇情況が、続けてレポートされています。続けて読むと、複雑な気持ちですが、演劇人はそれぞれの国で活動を続けています。

ウクライナ:意義を探し求めるウクライナ演劇/マリーナ・コテレネツ
ロシア:誰にロシアは住みよいか?/篠崎 直也

写真は、2022年4月、ロシアによる空襲のさなか、避難先のハルキウの閉鎖された地下鉄で行われた V・A・アファナシエフ記念人形劇場の公演 (撮影:Victoria Yakymenko)。この人形劇場は、ドキュメンタリー映画『戦争と食糧』によれば、劇場としては閉じて、「人道的イニシアチブ」のために食料センターになり、食事を百ヶ所に配達、衣類なども届ける拠点になっているという。

 

 

◎『国際演劇年鑑2024』日本語版

https://iti-japan.or.jp/wp-content/uploads/2024/05/iti-japan_theatreyearbook2024_jp.pdf

 

目次

ワールド・シアター・デイ メッセージ
ヨン・フォッセ(劇作家/ノルウェー)

世界の舞台芸術を知る 2022/23
*前年の公演シーズン(2022年10月~2023年9月)を中心にレポートしています。

〈アジア・アフリカ〉
中国:ポスト・コロナ時代のニューノーマル/奚 牧涼(シー・ムーリャン)
韓国:キーワードで振り返る2023年の韓国演劇/李 星坤(イ・ソンゴン)
台湾:存在と未来についての備忘録/姚 立群(ヤオ・リーチュン)
トルコ:規制の中、希望を求めて/ディクメン・ギュリュン

〈南北アメリカ・オセアニア〉
アメリカ:ポスト・コロナのニューヨーク/塩谷 陽子
キューバ:近年キューバで活躍する演劇人たち/ビビアン・マルティネス・タバーレス

〈ヨーロッパ〉
イギリス:コロナ以降の演劇状況と没入型演劇/本橋 哲也
ドイツ:フェスティバルと公共劇場の現在/内野 儀
フランス:やまぬ戦争と悪化する公共劇場の財政状況/藤井 慎太郎
アイスランド:痛みをともなう成長期/シグリドゥル・ヨンスドッティル
ウクライナ:意義を探し求めるウクライナ演劇/マリーナ・コテレネツ
ロシア:誰にロシアは住みよいか?/篠崎 直也

シアター・トピックス 2023
《生誕100年を機に 安部公房の演劇的実験》
安部公房と演劇/髙橋 信良
安部公房スタジオと同時代の欧米の実験演劇/ジャンルーカ・コーチ
河竹黙阿弥没後130年を機に 黙阿弥と西洋/矢内 賢二
新しい文化の創造に向けて――アフリカ系アメリカ演劇の系譜といま/外岡 尚美

特集 紛争地域から生まれた演劇 15
2023年10月の『イサク殺し』/村井 華代

日本の舞台芸術を知る2023
能・狂言:「深み」と「広がり」/小田 幸子
歌舞伎:加速する世代交代のはざまで~2023年の歌舞伎界/児玉 竜一
文楽:2023年の文楽~試行と挑戦の転換期/亀岡 典子
ミュージカル:日常回帰で百花繚乱 アンサンブルや子役も大活躍/中村 正子
現代演劇:「新しい戦前」と言われた年に、演劇の希望と可能性は/山口 宏子
児童青少年演劇:混沌のなか前進/太田 昭
日本舞踊:保存──伝承の先にある日本舞踊の可能性に期待/平野 英俊
バレエ:コロナ4年目で動きはじめたバレエ地図/うらわ まこと
コンテンポラリーダンス・舞踏:悪弊が露見した社会で、権力や体制におもねらないダンスは腐敗しない/堤 広志
テレビドラマ:『VIVANT』大勝負の先に見えたもの/木村 隆志

【編集長】新野守広
【発行者】公益社団法人 国際演劇協会日本センター

助成:文化庁文化芸術振興費補助金
舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する新進芸術家育成事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

 

 

 

 

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