魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

平和連邦

2008年08月24日 | 新鎖国論

日本はもう一度鎖国した方が良いと言うと、江戸時代のような全面鎖国と誤解されるが、そういう意味ではない。

一言で言えば「生き方の鎖国」だろうか。
戦争のない一つの世界のために、地球を人種と文化のルツボにするのは、人為的には不可能だ。

現実的に、地球を一つにするのは世界連邦だろう。
日本列島は、地球村のモデルには、もってこいだ。

世界連邦へは、どの国もできる限り細分化する方が良い。
各地の生活、伝統文化、経済が、それぞれしっかりと息づいて、横の連携を持つ方が、しなやかで堅固になるからだ。
大木は折れるが、蔦葛は折れない。大国主義は時代遅れだ。

日本が日本でいられたのは、島国のおかげだ。
異民族も、一気に押し寄せ塗り替えることはできず、徐々に入ってきた。徐々に融合することによって、日本らしさができあがった。戦国の大混乱の後も、地方は再生した。

その日本がグローバル化して、日本らしさを失ったら、世界に示すものは何もなくなる。
日本は、言葉や力で他人に認めさせることは極めて苦手だが、
その姿を見て理解して貰うには、有り余る提案を持っている。

日本が日本であり続けるために、
経済の自己採算を柱にした、世界との友好を国是としてはどうか。
貧乏でも自給自足できる力を持ち、徳と信望、知恵と美によって世界連邦に貢献してはどうか。

新鎖国主義とは、
文化、経済のグローバル化の波を遮断し、
日本の独自性を守り育てるということだ。
アメリカなどから、日本は特殊だと非難されることを恐れることはない。日本の特殊性こそ、2000年の先進性なのかも知れない。
(これも持論ながら、日本は2000年後のアメリカだ

今後、もっと大切なことは
日本人自身が積極的に世界に出て行き、世界を理解し、しかも世界に毒されない。
そして、スイスのように、世界の人に来て貰う仕掛けを作るべきだ。
国際会議施設、歴史文化伝統の国際組織・・・

鎖国関係
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世界の未来秩序
「し」2(小さな地球は島国ニッポン・日本の持つ最大の可能性)