林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

銀椀裏に雪を盛る

2007-10-05 | 知ったかぶり

      永青文庫」にて

芸術新潮10月号は細川家特集です。なかなか読みでがあります。
内容については本を読んで頂くとして、表紙を見て、ハッとした。
細川護煕元総理の隣に貴婦人が写っている。

多分、姉上か母上かと思っていたら、何と「まり弥」の源氏名で新橋の粋筋に名を馳せたご婦人なのである。
ま、当時のセレブですかね。
今なら叶姉妹かデビ夫人、あるいはアッキーさんだろうが、どこでどうしてこの落差。

元まり弥さんは、美需品収集家として高名な細川護立侯爵の「秘書のような立場だった」と護煕氏は微妙に語ってる。
また殿様から、「美術品は見るだけでなくだけでなく触れよ」と貴重な美術品を惜しげも無く、直に触らせて貰った。
ご当人の資質もあったのだろうが、やはり殿様が偉かったのだろうねぇ。

翻って、わが.........。危ない、危ない。触らぬ神に祟り無しだ。
まぁ森男が集めているものは、記念切手ぐらいだもの、いくら触らせても凛とはゆかず、鈍と胡坐でっせ。

そう、今日の記事の目的ははこういう愚痴を書くのではなかった。
社会に資する知識を広めるのが目的だった。以下、軌道修正します。

            

          殿様とまり弥さんが仲睦まじいのを見て、からかう手紙を送った偉い先生がいる。
          そうしたら殿様、返事の葉書を寄越した。内容はたった1行。

                 銀椀裏(ぎんわんり)に雪を盛る。

          偉い先生は意味が分からず、大徳寺の長老に尋ねると、長老の答え。

                 銀と雪とは同一に見えるが本質は違う。二人の仲は同一に見えるが、別物だ。

          (........??????。森男にはよく分からないし、これから先は書店でどうぞ。)

          ただ、ご同輩が万万万が一、別口のことで、奥方から切りつけられたら、こう返すと風流だと思う。
          でもお互い無理ですよねぇ。手を出せるのはせいぜい記念切手ぐらいだもの。

          071005



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