m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

今年を振り返って2023

2023-12-31 | ブログ

2023年は、コロナ禍開け4年ぶりの海外へ、ハンガリーとチェコへ行けたこと、今回も連日、朝から晩まで体力の続く限り、思う存分タイルや建物を追いかける旅ができたことがまず貴重だった。
3月には自転車で、初の交通事故に遭う。軽症だったが長引く。今まで事故などに遭わず生きてこれたことが奇跡的なことだったのだと実感。
4月からようやく社会人になった子供たち。その前に娘と2人旅で日光&東京へ行けたのも良い思い出。
夏には家族に移されてコロナ初感染。
秋は須田画廊さんで、3回目となった年に一度のタイルの個展を今年も開催させて頂けた。有難いことに年々お客さまも増えてうれしい限り。昨年須田画廊さんで出会った記者さんに取材を受けて、朝日新聞の大阪版「なにわびと」のコーナーに取り上げてもらえたのも恥ずかしながら貴重な体験だった。
個展後は、怒涛の京都神戸の建築祭に突入。
気候の良い時期にイベントごとが集中して、後半自転車にはあまり乗れず、
今年1番の自転車での遠出は、9月の丹後半島一周だった。
しかし、自転車(&バドミントン)で地道に体力づくりしてたおかげで海外旅行で、ここぞという時にフル活動できたんだと思う。リスクもあるけど、日々の鍛錬は大事かも。
好きなことに偏りながらも、自分なりにバランスを取りつつ今年も一年無事に終えることができそう。
今年で18年目になるブログは、写真の整理&記録の為に続けているが、
撮って来た写真を選別するだけでも結構時間くってしまったりするので、ちょっとしんどい気持ちと今まで続けてきたので、まとめないと落ち着かないという気持ち半々。
こんな風に1年を振り返ることもできるし、
なんとかもう少し続けれたらと思う。

今年もご縁のあった皆様、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

※写真は今年作ったタイルたち。



今年出会ったドアノブいろいろ。

今年出会った扉いろいろ

今年出会った引手いろいろ。


今年出会った照明器具いろいろ。








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今年の走り納め

2023-12-30 | ロードバイク

今日は、ポカポカの陽気の中、今年最後の勝尾寺からの妙見山まで無事自転車で走り納めができた。


今年後半は、個展からの怒涛の建築祭などで余裕なかったのと、こわい思いを何度かした為、気分的にも失速気味で、季節のいい時期にあまり走れなかったのだけど、最後にホームグラウンドの?!勝尾寺からの妙見山で締められてよかった。

旦那の朝練メンバーにたまに入れてもらっているが、何十?も歳上の方々に全くついていけてない。
70を超える方が毎年、自己新記録を更新されていたり、母と同い年なのに、大腿骨骨折からの自転車復活して妙見山とか、、超人的な方々を目の当たりにすると、まだまだ自分もがんばれるはず、(自転車だけでなく)といつも刺激を頂いている。
今後も自分のペースで、体力維持の為にも続けていけたらと思う。


紅葉の時期に数度走っていた箕面浄水場からの高山コースの紅葉。



紅葉と新緑の時期は、山の中はほんとに天国。


色とりどりの山並み。


自転車に乗り出してから、より一層、季節や天候、気温を敏感に感じ取れるようになり、
穏やかな気候の有り難さが身に沁みるようになったのも収穫。
今日はその穏やかな天候の中走れたのが何よりよかった。



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カキ食べ放題と太陽公園

2023-12-29 | 食・グルメ

去年、見つけた室津の瀬越海産のカキ食べ放題、めちゃめちゃよかったので、
今年もリピート。
今年は、カキが好きな父も連れてやってきた。


大きなカゴに、すぐそばで水揚げされたばかりのカキを山盛りいれてくれる。
なくなったらお代わり、言って~と。やさしいお姉さん。





プリプリのカキ、美味しい!



しばらく、そのままで食べた後は味変。
ここは、肉類以外は持ち込みOKなので、刻んだニンニクとオリーブオイルでアヒージョに。


昨日近所のパン屋さんで買っておいたバゲットをカットして、アヒージョを乗せて食べると至福~
めちゃめちゃいっぱい食べれて満足。
父も来れてよかった、としきりに言っていた。
更にお土産にむき身をゲット。
家でカキごはんとカキフライにしたい。



テント横で水揚げされるカキ。


水揚げ時には、泥だらけのカキも、この洗浄機で、きれいになって出てくる。




帰りに、相生で小休止。


モザイクタイル貼りの入口のある肉屋さん。


モザイクタイル壁発見。
海に浮かぶ船と、浜木綿の花を表しているそう。




裏には小学生のモザイクタイル作品が可愛い。








そして、帰りに立ち寄り所を探していて、年末も開いていた
「太陽公園」へやってきた。
ここには世界中の建造物の複製が造られているという。
ドイツのノイシュバンシュタイン城は、実物の2/3のスケールで聳え立っている。


/
フランスの凱旋門を模したものや、



兵馬俑の再現度には驚いた。
おびただしい数の兵士たちの俑。


リアルな感じが半端なく迫力があった。



そして石のエリアは、モアイ像をはじめとする、石像のオンパレード。
主にメキシコのものが多かったが


ときどき、ユーモラスな雰囲気のものもあったりで楽しめた。















ここからは、万里の長城が続いてるようだったが、
脚が悪い父を連れてるので、歩くのはここまでに。


城のエリアでは、ケーブルカーに乗って、ノイシュバンシュタイン城へ。





お城の中はいろいろとあやしい撮影コーナーやトリックアートなどがあって、記念写真を撮って遊んだ。





夕日に染まるノイシュバンシュタイン城。

1日満喫できた。





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香里園〜寝屋川【カトリック香里教会~カフェ古虎厨房~喫茶リオ】

2023-12-25 | 純喫茶

香里ヌヴェール学院見学会に当選した日、途中にあったカトリック香里教会へ立ち寄った。
創立は昭和6年。創立者のフランス人、ペトロ・マルモニエ神父が私財を投じ教会を設立。
創立当時からは建物は、建て替えられているようだけど。



見学&撮影もOKとのことで、聖堂内へ。
正面に見える半円アーチのステンドグラス以外は、天井や窓枠など直線的で、
シンプルな空間が広がっていた。



祭壇の後方の半円アーチには、聖母子が描かれたステンドグラス。
手前には天窓があって、そこに吊るされた照明が素敵だった。


薔薇のような花がモチーフのステンドグラスらしきものが入っていて、
細かな細工が施されている。シンプルな空間に、ちょっと違和感。
このシャンデリアだけ古いものなんだろうか?!


壁面の片側は、天井から床までの細長い窓が並ぶ。


壁面は、白いタイルブロックのようなもの。



エントランス。



細長いニッチが二つあって、中はモザイクタイル貼りに。


創立者ペトロ・マルモニエ神父の肖像



入口のステンドグラス。



司祭館の玄関にもこんなステンドグラスが。


民家の塀にたっぷりと使われていた布目の小口タイル。



良い味わい。



香里ヌヴェール学院は、写真撮影&文章もSNS禁止ということで、割愛。
見学後は、たまたま見つけていた厨房機器会社倉庫を改装したカフェへ行くことにしていたので、そこまで歩きを楽しむ。


道中で見つけたタイルいろいろ。
表面が荒々しく凹凸のあるタイルが個性的な家。
凹凸のないタイルと合わせることで、よりタイルの質感が強調されていた。



こちらは散髪屋さんの入口床タイル。


面格子も。






1階はタイル貼り、2階は板貼りの家。


1階のこのタイルも味わいがあるなあ。


40分近く歩いて、ようやくカフェ「古虎厨房」へやって来た。
めちゃめちゃ地味な外観に通り過ぎそうになる。
淡路島の元鉄工所のカフェを彷彿とさせる佇まい。


このガラス扉の向こうがカフェ。



すぐ横は、普通に倉庫として使用されている。



店内は、ガラス越しに見える厨房機器の倉庫がインテリアの一部になっているのがおもしろい。


元倉庫の高い天井には、鉄パイプなどが張り巡らされて、倉庫感そのままの雰囲気に。
中央の長ーいテーブルは、大人数にも対応できそう。



倉庫時代の機械類も残されていて、コーナー毎に、家具やファブリックが違っていて楽しい。


こちらは、ゆったりソファ席。



スパイスカレーのランチセットを頂いた。


カフェからは、寝屋川駅まで再び歩く。
玄関脇に花と葉の面格子。


勝温泉という現役の銭湯も発見。


外壁は、ライトグリーンがきれいなタイル貼り。


タイルと洗い出し仕上げの壁面のあるアパートも。


お隣は、色違いのタイル貼り。


蝶々みたいなデザインも。

更にタイルがふんだんに使われていたアパート。




各家の腰壁に、茶色と、間にきれいなグリーンのタイルが貼られてた。


2階の柱の下部は、モザイクタイル貼りで、上部は、モルタルで、木のような細工が施されていた。おもしろい。


美容室の、凹凸の激しいタイル。





このパターンタイルを今回よく見かけた。


こまやかなニュアンスのあるタイル。

駅前までやって来た。
オレンジと青の可愛いテントの喫茶店リオを発見。

入口の透明感のあるグリーンのタイルにもうっとりし、ここでひと休みしていくことに。


店内も素敵だった。
天井中央部を囲むようについている照明や、
各テーブルのシンプルな照明、


たっぷりとした窓辺のカーテン。


マロンパフェを頂いて、この日の町歩きは終了。


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信楽・信楽窯業技術試験場&陶芸の森陶芸館&黒田園他

2023-12-20 | 建築巡り・街歩き【その他】
先日ついにタイル制作用の電気窯を購入し、その備品の調達や偵察に信楽へやって来た。



高速走行中、すごいいいデザインの橋を見つけた。
アール・デコぽくもある。
帰って調べてみると、新名神高速道路の近江大鳥橋という橋で、
鶴が背中合わせに天に向かって飛ぶ姿を現しているそう。
美しい~。


信楽へ着くと、まずは、立ち寄りたかったアンティーク家具のお店、アンティーク・フレックスへ。
思ったよりスケールの大きなお店で、ものすごい数の家具が所狭しと並んでいてワクワク。(撮影了承済)



ヨーロッパのアンティーク家具、さすがに装飾が半端なく細かく、美しくてうっとり。


アール・ヌーヴォーの飾り棚も。


ライティングビューローも、隅々まで細かく彫刻されている。
引き出しそれぞれに、二つの顔が貼り付いてて、装飾が濃厚。


このテーブルの脚もクセ強いなあ。



そうかと思うと、こんな愛らしい小鳥が装飾されたものも。
リボン付きの鍵穴がまたおしゃれ。




ついつい細部に目がいって楽しんでしまった。
大き目のローテーブルが欲しかったのだけど、残念ながら低めのものはなく・・
お値段もリーズナブルな感じなので、又欲しい家具ができたらここへ来よう。



そして、信楽窯業技術試験場へやってきた。
去年来た時は、まだオープン前だったので、新しくなった施設を見ていこう。
この看板のタイルモザイクが素敵。
様々な質感、釉薬のタイルがモザイク状にデザインされている。



見学は、受付後、1階のみ自由に見学できる。
こちらの施設では窯業技術の研究開発や、後継者育成などが行われているそう。



ロビーの壁面を飾っているのは、旧庁舎場長室にあったという熊倉順吉デザインの陶壁画を移設したものだそう。


信楽らしい焼き締めの素朴な土の味わいが素敵な陶壁。



日本万国博覧会迎賓館用に製作された同じく熊倉順吉デザインの陶壁の一部。


建物内外には、開発された製品などが設置されていて、
こちらの坪庭は、信楽らしいなまこ釉の植木鉢や大小の円形の陶板が組み合わされていた。苔などの植物の緑との調和もいいなあ。



枯山水庭園をイメージしたというタイルの質感が面白い。

ここで、試験場の方からいろいろと説明もしていただき、タイルに興味があると伝えると、今、陶芸の森陶芸館でやってる展示に、こちらの試験場所蔵の建築陶器やタイルが出ていると教えてもらった。
とりあえず、旦那がお腹を空かせているので、後ほど見に行くことにして、まずはランチ場所へ向かった。


この日のランチは、黒田園へそばを食べに行くことにしていた。
土日は、数時間待ちにもなるという人気店だが、平日だったので、すぐ入れた。
風格のある建物は福井の築70年になる古民家を移築してきたもので、移築後20年になるという。






床は、移築時に、信楽焼の陶板を敷いたのだそう。



お座敷席と、囲炉裏端の席があったので、囲炉裏端へ。


火はついてはいなかったが、、



平日限定の海老天セットを。
そばも、サクサクの海老天も、朝宮茶も美味しい~


扉の引手には、鳳凰の彫り物が。



お腹がいっぱいになったのだけど、ちょうど向かいに朝宮茶の老舗、山本園の濃すぎる抹茶ソフトを食べておきたくて立ち寄る。



十分に濃すぎる抹茶ソフトに更に追い抹茶がかけられてる。
最高の風味だった。


大きな陶板の看板を掲げる陶器店。
陶器店で、大きめの土鍋も欲しかったので立ち寄るが、、
原料の影響で土鍋は、今全体的に品薄だそうで、見つからず。


信楽郵便局が、さすがにやきものの町らしく、タイル使いが素敵な建物だった。


三角形に張り出したタイル壁。


透明感のある瑠璃色もきれい。


陶芸材料のマルニ陶料へも立ち寄り、陶芸材料を物色。
ここの壁面のタイルがなんとも言えない風合いで好き。


こちらの陶器店のアプローチに敷かれてた円形と楕円形の陶板も面白かった。


そして、陶芸の森陶芸館へやってきた。






なにしろ特別展のポスターがこんな感じで、岡本太郎が前面に出ていたので、
建築陶器やタイルの展示があるとは、夢にも思わなかった。
どうやら信楽の建築陶器からの岡本太郎の流れらしい。



序章の近代建築と装飾陶器のはじまりから。
近代窯業の祖、ワグネルが開いた窯、旭焼で焼かれた暖炉用の組タイル。


陶磁器試験所で試作された、透かし彫りのレリーフタイル。
とても手が込んでいて、美しい。



獅子の噴水口


レリーフタイル。
陶磁器試験所で作られていた数々の試作品などを見ることができて興奮。


こちらは、陶磁器試験所本館玄関を飾っていたという鬼瓦風の装飾タイル。


孔雀が2羽描かれた華やかな陶板は、トルコ釉の発色が美しく、オリエンタルな雰囲気。


陶磁器試験所にて昭和2年に制作された秩父宮邸陶器製装飾電燈台。
建物は空襲により消失しているので、唯一残されたもの。


1926年フィラデルフィア万国博覧会へ出品された装飾電燈台。
3匹のうさぎが土台で支えている。



滋賀県立窯業試験場指導で製作された滋賀県庁舎の階段のレリーフタイル。
現在も市庁舎で見れる。


大物作りが適していた信楽では、滋賀県立窯業試験場で、このような電燈台などの建築用装飾陶器の開発が進んだのだそう。


動物の噴水口なども作られていた。




旧フェスティバルホールの装飾陶製レリーフや岡本太郎の代表作、万博の太陽の塔も信楽で手がけられたものだそう。
こちらの岡本太郎の「坐ることを拒絶する椅子」も信楽で作られたもので、
他にも様々なパブリックアートが信楽で手がけられてきたという。
岡本太郎と信楽にそんなに密接なつながりがあったとは。


岡本太郎の作品の中で、ダントツ可愛かったのが、この「犬の植木鉢」
岡本太郎が芸術の大衆化を目指し、作ったもののひとつだそうで、
1954年に常滑で最初に作られたのだそう。


何体か作られているようで、このひとつは、刈谷市の中学校に置かれてるようだ。



植物を背負ってる姿も可愛い。

いろいろととても見応えあってよかったので、帰りに陶磁器窯業試験場にご挨拶をしに立ち寄り、展示物の資料なども見せてもらって、更に展示物の写真も撮らせて頂けるとのことで、学芸員さんにお繋ぎくださった。
再び陶芸館へ伺い解説付きで鑑賞させて頂けて、とても満喫することができた。




その後、「かまーとの森」でお茶して帰ることに。
1972年に建設された全長80mのトンネル窯の跡地を使用し、カフェ&ギャラリー、ショップにされている。






入口そばにある円形の建物は、トンネル窯の燃料タンクだったもので、ここから窯に燃料を供給していたそう。
現在は小さなギャラリーになっていて、中には作品が展示されていた。


お店の奥がカフェスペースになっている。






手前がショップに。
かわいい雑貨類がいろいろと。



奥には古いミシンのコレクション。
オーナーの趣味で集められたものだとか。


トイレへの通路は、工場内を通る。


積み上げられた製品の植木鉢。


古い土練機が置かれていた。



おやつに紅茶とワッフルを一枚ずつ。

この日は街中をあまり歩き回る時間がなかったけど、満喫できた。
前回歩き回ったレポはこちら→



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神戸シナゴーグと神戸の町歩き&日台レトロ・モダン建築シンポジウム

2023-12-16 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

日台シンポジウムの日、せっかくなので午前中は、タイルなどを愛でながら町歩きを少ししてから向かうことに。






茶系のタイル壁に赤いテントが映える窓辺。


釉薬の縮れがアクセントになっていた飲食店のタイル壁。


たまに見かけるデザインの華やかな面格子。


手摺がキュビズム味のあるビル。


以前門が閉まってるところを見ていいな~と思ったビル、ブーミン北野。
開いた扉と、後ろのフェンスが重なり過ぎてて混線状態の入口。


ギザギザ階段の手摺。


四層吹き抜けのホール。



全てのフェンス、階段手摺が、立体感のあるデザインに。













手摺だけでなく、各階、デザインの違うタイルや照明が使われていた。
ステンシルで絵付けしたような、ややポルトガルっぽさのあるタイル。




落ち着いたトーンのガラスタイルが貼られた壁面。



イスラム幾何学模様のタイル。


壁面の照明を仕込んだステンドグラスも。



最上階の屋上への門。
デザインの中に英語の筆記体があるような。


更に神戸シナゴーグ目指して歩いていると、地下の飲食店の下り口に貼られた
ブルーのタイルに惹き寄せられた。



小さ目の正方形のタイルは、白化粧で縦横の刷毛目が付いているものもあり、
濃紺の発色が美しい。


そして、神戸シナゴーグへやって来た。
外観しか見れないだろうなと思っていたが、ちょうど人が出入りしていたので、内部見学&撮影の許可を得れた。



神戸シナゴーグは関西唯一のユダヤ教のシナゴーグで、建物は昭和45年に建てられたもの。


扉の装飾。



礼拝堂



中央にはクリスタルのシャンデリアが下がり、



その両サイドには、フルーツを模したガラスの飾りがつくシャンデリア。


ガラスの飾りがとっても可愛くて、ぶどうやレモン、洋ナシ、青りんごなど、
色とりどりのモチーフがぶら下がっている。



両サイドには、アーチ窓が並び、小ぶりのシャンデリアがぶら下がっていた。

礼拝堂の隣には、大きな集会室が備わっていて、ちょうどパーティーの準備中だった。


タイル貼りのマンション。
所々に白いタイルが、貼られているが、規則性なさそうだし、なんだか補修跡のように見える。しかし補修するなら、もう少し馴染む色を選ぶかなあ?!





窓の付き方も、変わっていて、壁が目隠し兼ねて、外観のアクセントにもなっていた。



sky mansion-Ⅱ
ここには、白いタイルが一列整列していたので、、
やはり、外壁も装飾的に入れられてたのかな?!


玄関先の梅の花?のステンドグラスに見惚れてたら、
すぐそばの外灯も梅の花でデザインされていた。
素敵。



こちらの異人館の玄関。


壁のツタも紅葉がきれい。




こちらはグラデーションのきれいな蔦。


門の前に鎖で繋がれた像のある謎な家。


すぐ隣にあった、カフェ「クマとサーモンと」
まずこのネーミングに惹き込まれ、サーモンも食べたいし、お昼に入ってみよう、と2階のカフェへ。
1階もかわいいリースのお店だった。


シンポジウムまで、あまり時間がなくて、急いでる旨を伝えると、
ゆっくりと時間を過ごすカフェであるとのことだったが、
急ぎで作ってくださることに。
小さなお店の半分は雑貨などが置いてあり、使い勝手のよさそうな可愛い食器類もそろってた。



そしてサーモン丼にサラダとみそ汁のセットが登場。
お味噌汁は、メインの具材や大中小を選べて、
メインを鮭で、小サイズ選んだのに、具沢山ですごく美味しかった。
早食いするのがもったいなく、また今度ゆっくり来てみたいお店だった。



ランチ後は、慌ててシンポジウムの会場のクリエイティブセンター神戸へ。







エントランスホールの大理石の階段の親柱、いつ見てもソフトクリームに見える。


ピンクとグレーの大理石のコンビがかわいい。


会場には、台湾の面格子などが入れられた魅力的なアパートなどの写真の迫力の展示。





老屋顔のお二人のトークは、スライドを見ながら、台湾の魅力的な面格子の紹介など。


右のバットやボール、運動する人が見える面格子は小学校の体育用品室のものだったそうだが、、単純なラインのようで複雑。芸術的すぎる・・
今はもうないものだそうだが。



この斬新な3D状の面格子は、凱旋門とシャンゼリゼ通りを表したもの。
娘とのヨーロッパ旅行の思い出を面格子に込めたのだとか。
他にも自分の家の苗字や職業を表したものなど。
台湾の面格子、ほんとに自由だなあ。

この後は、わくわく建築のお二人や先生方のお話、神戸モダン建築祭のご報告など楽しんだ。
年々、「建築を見て楽しむこと」がメジャーになってきて、市民権?を得てきているなあと思う今日この頃。
自分にできることは、今まで通り、巡った建築やタイルを細々と発信してくことで、これまで建物やタイルに関心がなかった人に、少しでも魅力に気づいてもらえることかなと。
これからも建物やタイルを見ることを楽しんでいきたいな。


KIITOのお隣、新港貿易会館の建物コーナーに付くアール・デコな照明。





スクラッチタイルにもうっとり。


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老屋顔さんたちとゆく神戸近代建築巡り

2023-12-13 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

先日は、「日台レトロ・モダン建築シンポジウム」で来日された老屋顔さんおもてなしツアー?!にご一緒させて頂けた。
ツアーは、Q2上屋からスタート。
モダン建築祭で行けず、気になってた建物だったのでうれしい。


神戸市の方がご案内くださった。
昭和7年に建てられた神戸港新港第四突堤Q2上屋は、船のターミナルと鉄道駅を兼ねたもので、Q岸壁の2番目ということでQ2と呼ばれていたのだそう。
こちら船が発着するターミナルで、入国審査などを行っていたという。






1階へ下りると、こちらは鉄道駅のプラットホームだったところ。


アール・デコの意匠の大きな赤い扉が印象的。


お話では、ここからアインシュタインは日本へ上陸し、列車で京都へ向かったのだとか。


赤い扉の中へ入ると、広いホールの両端は、チケット売り場になっていて、
こちらは乗船チケット売り場に。



このチケット売り場のカウンターが、とっても素敵。
アールを描くコーナー、アール・デコデザインの窓の桟。





コーナー部分には、布目タイルが貼られ、額縁のような縁取りや、凹凸など
の変化が付けられていていい感じ。
木綿レンガという風に言われていたが・・布目タイルじゃないのかな?





階段下についていたアーチ窓の中は、階段下のスペースを利用した半地下の御手洗い。


たっぷりとした弧を描く階段の1段目、2段目。


こちらは鉄道チケット売り場のカウンター。
乗船チケット売り場よりちょっと窓が広く取られてた。




鉄道チケット売り場の中。


奥へ行くと、荷物預かり場だったスペース。


貴重品入れのロッカーも。


年季の入った無骨な鉄骨が渋い。


壁の風化具合もいいなあ。



1階から2階への階段ホールは、丸窓とアーチ窓から光が差し込み、柱にはアール・デコの意匠が施されている。







2階までは、お客さんが立入できる場所なので、
階段の幅もゆったり広く取られ、


フロアには、蜀江文様の無釉タイルが貼られていた。


こちらのお部屋は、通信関係の事務所。


部屋の窓からは、階段ホールのアーチ窓が見える。


電信電報室のカウンターの持ち送りも凝ったデザインに。


3階のデッキへ。



待合室のベンチたち。


改装されているが貴賓室だったという部屋。


緩やかに張り出した窓。


最も光が美しく入るという階段ホールへ案内して頂き、
こちらの窓の下で、一人ずつ記念撮影タイム。



老屋顔さんのお二人。



壁は剥がれっ放し、使用されていた当時のままの状態で残されているのがまた貴重で、雰囲気ありまくり。










そして3階の宿直室。
かまどや流し、調理台が残されている。


細工の可愛い流しの排水溝の蓋。


かまどの焚口の蓋のレリーフ。


玉石タイル貼りのお風呂も残されていた。



こちらは、トイレ。



最後は、このQ2の壁を背景に皆で集合写真を。
隅々までじっくり見せて頂けて、Q2上屋を満喫できた。


この後は、海岸通り沿いに建つ近代建築を眺めつつ、ランチ場所を目指す。
クリエイティブデザインセンター神戸。


新港貿易会館。


税関。
こちら側から見ると、まさに船の形。


神港ビルのアール・デコデザインが美しい塔屋。


商船三井ビルディング、海岸ビルディング。


サラダバイキング付きイタリアンのランチをした向かいにあった昭和ビル。
この建物は、初めて見る。かも?


1階にある二つの縦長窓に入る幾何学的デザインの面格子。


1階から2階の階段のアール・デコデザインの透かしが、複雑ですごく凝っていた。何か文字でも隠されているのだろうか?とも思ったが読み取れず。





給湯室だったかな?!
蜀江文様のタイルが床に貼られてた。



御手洗いの扉を開けると、床一面に、無釉モザイクタイルが市松状に。






2階以上は、階段の透かし装飾も少しあっさりしたものに。





通りがかり、ヘアーサロン石田の床も白黒の市松貼りで、とてもモダン。
内装も気になる。



明治44年に建てられた海岸ビルディング。
中を見学。



1階から3階まで、入口入って正面に階段が通っていて、
3階天井には、ステンドグラス。


ステングラスは新しいもののよう。





タイルがめちゃめちゃいい感じのビル。


裏側。




思わず走り寄って見たが、ブルーのグラデーションの美しいタイルだった。






神戸港震災メモリアルパーク。
阪神淡路大震災で被災したメリケン波止場の一部がそのままに、保存、整備されている。



三宮のアーケードの入口。
モザイクタイルがびっしり。


途中に遭遇したパズル風タイル。


このタイルの風合いも良い~



旧神戸市立北野小学校の「北野工房のまち」で時間調整の為、見学&休憩。
入口の布目タイル。


近くにハープの面格子があると聞いて見に行く。
ハープと音符がデザインされた面格子、音楽教室が入っているようだったので、特注で作ったものかな。



バイオリンの看板も素敵だった。



お家の門に嵌められていたトルコ風の絵付けタイル。



双子のようなお家、ピンクの門がかわいい。



レンガ塀と植物


そして神戸華僑総会へ到着。
華僑総会の写真は、モダン建築祭で散々撮ったので→
今回、特別に入らせて頂けた渡り廊下。




渡り廊下の先にあった和室。


前回気になっていた暖炉だけど、よく見たら、1階のダイニングと2階にあった暖炉は、元あった暖炉の前にかぶせるように置かれたものだというのに気付いた。元の鉄板のレリーフが見えてる。




2階のチェストから、いろいろとお宝が出てきて、皆でわいわいと品定め。


ステンドグラスの扉が美しい小さな棚。



この後は、お茶からの食事会へ。
いろいろと楽しく、長い一日だった。



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グランドサロン十三&聖贖主教会

2023-12-06 | 建築巡り・街歩き【大阪】
先日、十三アートフェスで、今まで何度か見学会を逃していたグランドサロン十三の店内見学会があるというので訪れて来た。
昭和44年創業、現在も現役のキャバレーとして、又貸会場としても活用されている。


会場に入ると、煌びやかな舞台に豪華なシャンデリアが目に飛び込んできた。
舞台は電飾が取り囲み、ドレープたっぷりのカーテン、円形に張り出したステージには、カラフルな照明が埋め込まれている。
華やか〜





170名収容できるという客席は、深いブルーのベルベットの半円形のソファに、各テーブルには、スタンドライトが設置。





クラゲのようなアクリルの照明カバーがレトロでかわいい。


店内の各所に付けられた照明いろいろ。


花の形の天井照明。


2階のフェンスの下の壁面に付けられたリボンのような照明のシルエットがすてきだった。ピンクの色もかわいい。


鏡に描かれたもの。


階段ホールを見上げる。
弧を描く階段に、縦長のシャンデリアがぶら下がる、とても美しい階段ホール。


階段ホール壁面は、2種類の布地が使用されクッションウォールになっていてリッチな雰囲気





チェーンのドレープがゴージャスな照明。




階段手摺りの格子と照明。


2階のホール。
舞台は、全く見えないようだけど、客席が設けられてる。



フェンス越しのステージ。


すぐそばに、豪華なシャンデリア。








玄関ホールのシャンデリア。

なかなか入る機会のないキャバレーの内装は、昭和レトロ感満載で楽しめた。
また機会があれば、催し物のステージを見てみたいな。



お昼に純喫茶淀へやってきた。




こちらにもグランドサロン十三を思わせるような縦長のシャンデリアが。


こちらは、ガラスを繋げたもので繊細で美しかった。


店内は、真ん中に階段があって、ちょっと変わったつくりに。中2階と2階を行ったり来たりと、店員さんが忙しそう。


表からも見えていたアーチのステンドグラスの前の席が空いていたのでそこに着席。


オムレツのクリームコロッケのランチを。



そして、少し前に見学会があったという同じく十三にあるヴォーリズ建築の聖贖主教会へ行ってみた。
社会福祉法人博愛社の中にある教会、ちょうど開いていて、見学&撮影可と言われたので、有難く見せて頂いた。

明治40年からの歴史ある教会で、初代の建物は、室戸台風時に全壊し、現在の教会は、昭和11年にヴォーリズ設計により建てられたもの。


ファサードには、飾り壺が二つ乗っていて、
アーチを描く扉周りは、何重にもモールディングが重なる。


扉には、どっしりとしたアイアンのヒンジ。



1階は博愛社の集会室となっていて、聖堂は、2階と言われて、階段を上る。
階段にはクローバー型の透かし模様が入っていた。


アーチに囲まれた祭壇、両サイドには、縦長の大きなアーチ窓が並び、明るい聖堂内。





祭壇後方のステンドグラス。




筒状の縦長照明。
アイアンのカバーの細工も良いなあ。


説教壇にもアーチ模様が。


聖堂脇の小部屋。


こちらの照明の天井装飾が繊細で美しかった。


前方から後方を。


3階には、バラ窓があって、床への色ガラスの映り込みもきれいだった。





3階から、聖堂を見下ろす。



敷地内には、児童養護施設や、老人ホームなどもあって、小橋兄弟記念館という建物には、モザイクタイル画が描かれていた。







こんなかわいい東屋も。


その後は商店街の散策&買い物を楽しで帰宅。










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Bridge Studio(旧岡本医院)展示兼内覧会へ

2023-12-04 | 建築巡り・街歩き【京都】

竹田から浄土寺の方へやって来た。
築約90年の旧岡本医院の建物が23年間空き家だったところ、
手入れされ、今後、シェア工房やアーティストインレジデンスとして活用されるとのことで、この日は展示兼内覧会が行われていた。


タイル貼りの外観、
入口扉上部には「内科・小児科岡本医院」との表示が。



玄関を入ると、下駄箱の上には小さなアーチの小窓。


受付窓口らしき小窓も。


腰壁には、タイルが貼り巡らされていた。
所々に結晶が浮かび上がる黄金色の表情豊かなタイルと縁取りの
モールディングタイルも。


たたきには、モザイクタイルで模様が描かれている。
旧杉江製陶所カタログでも見た定番デザインの模様。
美しい~



周囲は濃い目のタイルで縁取られて、排水溝の蓋も可愛くデザインされていた。


傘立てなのか、大きな甕。
獅子の顔が貼り付いていた。


建物は、洋館の診療棟と後方に和館の住居棟に分かれていて、
玄関ホールのその先は和室に。


玄関ホール床は、市松模様の寄木貼りがモダン。


まずは、洋館部分の2階へ。
2階は待合室になっていたとのこと。
窓が多く、開放感があった。
23年間空家だったというので、ここまできれいにお掃除されるのは、大変だったことだろう。


置かれていたテーブルや椅子、コーナーのキャビネットも
さすがにこの空間にぴったり。


天井がこんなに装飾的なのにも驚いた。
四隅には、デザインされた換気口もついている。


続きのお部屋も広々としていて、


天井も格天井に。


同じデザインの換気口かと思ったら、



同じようで、微妙に違っているのが面白い。


扉の向こうは、和館になっていて、



松梅竹が彫り込まれた欄間は豪華で、


床の間も、様々な木材が使用されていて、削り跡で表情をつけたものもあり、こだわりが感じられた。











和室の天袋の扉には、古代エジプト壁画風の模様が描かれている。
和室にこんなデザイン、モダンでおしゃれだなあ。





和室の窓から見えた丸窓。


丸窓の見えた所は、御手洗いのようだったけど、通路に荷物があって、これ以上は近づけず。
和室から見えていた丸窓は、この右手の壁面にあるはずなので、
この小さなスペースに二つも丸窓が付いているようだった。
真ん中は、開閉できるみたい。


1階の和館の方では、ニューヨーク在住のアーティスト、オーガスト・ヘンリーさんのアートが展示されていて、ご本人も在廊され、片言の日本語と英語でお話することができた。
布に水彩で描いたという紅葉をイメージした作品は、温かみがあって美しい。




布の後ろに入るように言われたので入ってみると・・
光を通して布の紅葉に透け感が出て、正面から見るのとは又違った感じがきれいだった。
午前中に見てきた本物の紅葉のように、光を通すと葉に透明感が増してきれいに見えるのと同じ効果が・・


お庭の紅葉した鯉のぼりは、ガラスへの反射効果も考えられているそうで、
この和館の雰囲気にもぴったり合った展示だった。


1階の旧診察室だった部屋では、残置物のフリマも行われていた。
今後も修理や片付けなどお手伝いの募集もされるとのこと。
23年間も眠っていたこのような素敵な旧医院が活用されることになって、
見学もさせて頂けて有難い限りだった。


見学を終えた後は、あまり歩きたがらない娘を連れてたので、カフェへ行くことに。
途中、ブルーのタイルに覆われたマンション発見。
4階建て全面タイル貼りが圧巻。


ブルーのタイルの濃淡も美しい。



川沿いに鈴なりのミカンが見えた。
黄色がかわいい~



そして近くのカフェ、ゴスペルにやって来た。


が、しかし、扉は閉ざされ、本日貸切とのこと。
がーーん。
カフェを探しつつ歩く・・
もう一軒見つけたけど、外から見るに満席で、カフェ難民状態に。


前から気になってた、ウィーンのセセッション風味のある絵が描かれた陶板。



スクラッチタイルの建物の壁面に、こんな陶板がずらりと並ぶ。



医学図書出版会社のビルのよう。



そして、以前、外観だけ見て素通りした建物のカフェ、
ここも人気のようで、数人の列ができていたので諦めようと思ったら、
ちょうど入れ替わりで、待たずに入れることに。


チーズケーキと、



スコーンを、娘とシェアした。
スコーンは、サクサクした食感で、チーズケーキも濃厚で美味しかった。



可愛い店内。

ひと休みしてから、バスに乗って河原町まで。
自分一人だったら、歩いてたが・・
バスは激混みで、道も混んでてなかなかたどり着かず。
河原町着いてからは、娘の行きたかった店に行ったり、あちこちウィンドウショッピングを。


新京極のお土産店「京の四季」の看板がかわいかった。
真ん中の木の部分は陶板のようで、周りはカラフルなステンドグラス。


お店の床も、こんなタイルが貼り巡らされてた。


渋い色の取り合わせがよかったタイル壁。


鮮やかな青いモザイクタイルが階段ホールにびっしり貼られてた飲食店のビル。
最後にデパ地下寄って帰途につく。
この日も一日よく遊んだ。


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城南宮の紅葉と京都離宮おだしとだしまき

2023-12-03 | 建築巡り・街歩き【京都】

娘のリクエストで、京都の竹田にある「京都離宮おだしとだしまき」へ行くことに。
人気店のようなので事前予約しなければ、と少し前に予約しようとしたらさすがに土日は満席。当日枠もあるとのことだったので、開店時間少し前に到着。
それでも遅くて、自分たちの一つ前から1時台の案内になってしまってた。
なんと、3時間待ち~?!と驚きつつ、一応近くの城南宮へ時間つぶしに紅葉を観に。




神苑をぐるっと一周。
「平安の庭」は、平安貴族の邸宅に造られた庭を映したという庭。
池の周りには紅葉の木が植わっている。



ここからいろんな紅葉が次々と現れて、目を楽しませてくれた。


真っ赤に色づいたものから、オレンジ色、黄色のもの。
光が差し込むと更に輝いて美しく、
まだピークを過ぎていないからか、葉の形がどれもこれもとてもきれいで
見惚れてしまった。




















曲水の宴が行われる小川が流れ苔の生える庭。


とにかく紅葉がきれいで、夢中になってしまった。




スポットライトを浴びる紅葉も、


日陰で、ひっそり佇む紅葉もそれぞれ美しく、色や葉の形に個性があって見飽きない~




えんじ色とオレンジのコンビが美しい紅葉。












グリーンの葉の縁が赤い斑入りの変わり紅葉。













光に照らされて透き通る紅葉。



「室町の庭」には、めちゃめちゃ枝ぶりの良い赤松が生えていた。


下から見上げると、本当に見事としか言いようがない~
細かな枝の折れ曲がり具合が最高。
自然の造形美に惚れ惚れしてしまった。





上からかぶさるような真っ赤な紅葉の中へ入って、天を仰ぐ。
最高のロケーション。





どの葉も欠けておらず完璧。












この紅葉は、葉の先だけちょこんと色が抜けてるのがかわいい。



青空背景の紅葉のシルエット。






滝のように美しいラインを描く紅葉。










城南宮、こんなに紅葉がたっぷり見れて、しかも京都なのにほぼ人がいないという、思いがけず超穴場で、堪能できた。


あっという間に2時間は過ぎて、少し早めにお店へ戻って、店内を少し見て回る。
お店は、築80年の普通の民家だった建物だそうで、外国人の方が住まわれていたとか。

1階は、欄間は、元の建物に使われていたものをそのまま使用されているそうで、
欄間を見ると、かなり凝ったお家だったことがうかがえた。



風景を描いた細やかな透かし彫りの欄間。


中央部は、桐の花がモチーフだろうか?繊細な幾何学模様の組子細工の欄間。



1階部分は、欄間と柱の位置は、元のままだそうだが、他はほぼ改装されているそう。



出しの歴史などの展示スペース。
そうこうしてるうちに、少し早めに順番が回ってきた。

ランチは、「だし巻き御膳と釜炊きご飯」1種類で、最初に4種類の出汁が出てきて、飲み比べし、好きなお出汁で、だし巻き卵を焼いてもらえる。
私も娘もアゴ出汁をチョイス。
好きなトッピングも3種類選んだ。


御膳が登場。
だし巻きがメインで、あとちょこちょこと、前菜などのおかずがついてきた。


だし巻きは、卵3個半使われてるとのことで、出汁がたっぷりでジューシー。


釜炊きご飯も炊き立てで美味しく、幸せランチタイムだった。
娘も大満足だった模様。


食後は、この辺りの名物だという「おせき餅」をお土産にゲット。

写真撮り忘れたが、お餅にあんこが乗ってるこんな感じ。
お餅がふわふわで、とても美味しかった。


この後、予定では、バス乗り継いで、藤田権十郎邸のカフェへ行くつもりだったが、
2人ともお腹がいっぱいで、すぐカフェには行けそうになく、、
少し離れてるが私が行きたかった、建物の見学に娘に付き合ってもらうことに。

















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