m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

リスト・ハンガリー文化センターでの講演会&岩の湯

2023-07-13 | 銭湯のタイル巡り
今回のハンガリー&チェコの旅で、参考にしていた本のひとつ、
「ハプスブルグ帝国のアール・ヌーヴォー建築」の著者小谷匡宏氏の講演会が開催されると、ハンガリー大使館観光室の方に教えて頂き、
開催がちょうど旅行から帰ったばかりのタイムリーな時期だったこともあり、
東京まで講演を聞きに行ってきた。


小谷氏は建築設計や介護施設の経営の傍ら、三十数年の間に世界中の大半のアール・ヌーヴォー建築を見て回られたという。
その現地調査と資料によると、世界のアール・ヌーヴォー建築の1/2は東欧に、1/4はハンガリーにあるとのこと。その分布はユダヤ人の人口の分布と一致し、アール・ヌーヴォー建築はユダヤ資本によって建てられたのでは、
という研究の成果や、現地で実際に見られた様々なアール・ヌーヴォー建築の写真をスライドショーと共に解説して頂けた。


スライドショーでは、自分も見てきたばかりのブダペストのアール・ヌーヴォー建築を見て、リアルに思い出したり、まだ訪れていない都市の特徴的なアール・ヌーヴォー建築の数々を見て、次はどこへ行こうかなあ、と思いを巡らせたり・・
セラミックを取り入れた建築は、ブダペストに多く見られたが、
やはりそれはジョルナイ製のものがほぼ100%らしい。
ひょっとして、ヘレンドとかも建築用陶器を扱ってたりするのかなあ、と思ったが、それはないようだった。

最後はお世話になった観光室の方にご挨拶もでき、小谷氏も、ご紹介して頂き、お話することができてよかった。



この日は日帰りで、泊まらず夜行バスで帰る予定だったので、バスに乗る前にどうしてもお風呂に入っておきたく、
前回行き損ねた赤羽岩淵にある銭湯、岩の湯へ行くことに。
晩御飯は、その近くに見つけた洋食屋さん、「キララ」へ。
デミグラスソースのオムライスを注文したら、ソースがめちゃ美味しかった。
サラダもサービスして頂けてうれしい。


そして岩の湯へ。
加藤郁美さんの「にっぽんのかわいいタイル」にも載っている銭湯で、
前にもおすすめされてたので行ってみたかった。


玄関を入ると、たたきに貼られていたモザイクタイル。


そして両脇には、存在感を放つ傘立て、


中央には宝船が描かれたタイル絵が。
入口からテンション上がる~


ちょうど、訪れた時、誰もおらず、、
しばらく女将さんと話をしていたのだが、誰も来られないうちに写真に撮ってもよいと言って頂けたので、激写。
銭湯へ行くことは、泊まりとかじゃなければそうそうないのだけど、
自分は結構な確率で、誰もいない時間によく遭遇して、
こうして撮らせてもらえることが多い。
タイル好きとしては、とても有難く、うれしい〜


圧巻だったのは、この桃太郎のタイル壁画。
洗い場のシャワー&カランブースに、絵巻物のようにずらっと絵が描かれている。


絵のタッチもとても繊細。
絵の上は、マーブルタイルが一列に並ぶ。


床へ目をやると、玉石タイルの中に貝のタイルが混じってる~
可愛い~この貝のタイル、自分も持ってるけど、こんな広範囲で、所々に入れられてるのを見ると、可愛さ際立ち愛おしくなる。


女風呂と男風呂にまたがって描かれてる富士山らしきペンキ絵も大迫力。
サインが入っていたが、2014年に描かれたもののようだ。
銭湯は、女将さんによると、昭和14年ごろから始められたと言われてた。
とにかくお風呂が広くて、天井も高く、洗い場は4列くらいあった。
この午前中に訪れていた江戸たてもの園で保存されてるお風呂屋さんが、
とても広くて、驚いてたのだけど、現役でもこんな大きなお風呂屋さんがあっただなんて、感激。
床面積が広いから掃除が大変だろうなあ。


一方の壁面は全面ガラスブロックになっていた。


浴槽は、横に並んで二つ。
これが、両方ともとても熱い。
自分はどちらかというとぬるめ派なので、耐え切れず・・


カランと玉石タイル。


洗い場の水の排水周りのタイル貼り。


一画にはこんなタイルも貼られてた。


こちらのタイルも少し新し目。


一部、補修のようなツギハギ部分も。



女将さんがとても親切で、タオル、持ってきてるのに余分に貸してくれたり、
いろいろお世話を焼いてくださった。
タイルも見れて、バスに乗る前に汗を流せてさっぱりできてよかった〜
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京都・むらさき湯へ

2021-04-18 | 銭湯のタイル巡り
先日は京都、北大路にあるむらさき湯さんへ。
少し前まで、むらさき湯さんで「ちいさな銭湯展」をされていたこだんさんとむささき湯さんが私の「メトロリスボン」の写真展をむらさき湯さんでどうですか?と有難いご提案をしてくださり、打ち合わせに伺ったのだった。


玄関を入ると、そこにはとてもきれいな発色の丸モザイクタイルが
敷き詰められていた。 


緑寄りのブルーといった感じの色合いのタイルは
透明感があって美しく、あまり見たことのない雰囲気。



このタイルをイメージして、こだんさんが作られたというブローチを見せて頂いたが、雰囲気がそっくりでとても可愛かった。


開店前なので、内側にかかる暖簾。


脱衣所には木製のロッカー。
扉がシースルーになっていて、赤文字で番号が書かれている。


この鏡のあるコーナーも素敵。
楕円の鏡の両脇に付く照明もいいし、椅子もなんだか純喫茶にあるような感じで可愛い。


浴室前の扉周りは、白いタイルで覆われていて所々アクセントに立体感のあるタイルが使われていて面白い。


シャンデリアもレトロ。
銭湯ぽくない感じもいいなあ。


洗面台周り。
シンクはブルーのタイルが敷き詰められていて、周りの白いタイルとの対比がさわやか。
シンクの下部は控え目なお花模様のタイル。


明るく清潔感漂う浴室。





整然と並ぶカラン。


水風呂の周りには小花模様が可愛い紫のタイルに、


ライオンの吐水口も。


奥のコーナーを縁どるモザイクタイル。


ガラスの向こうには、なんと露天風呂も!



湯気抜きの天窓からも明るい光が降り注いでいた。

浴室を見せて頂き、展示のイメージが少しずつ沸いてきた。
銭湯のタイルとメトロリスボンのタイル。
タイル繋がりで、銭湯とメトロリスボンを融合。
風呂に浸かりながら、リスボン地下鉄のタイルを愛で、
リスボンの街角のタイルを愛でるという「メトロリスボン湯」構想が
徐々に固まりつつあるのだった。



打ち合わせの後は、近くのお蕎麦屋さんへ連れて行って頂いた。
知らない人なら通り過ぎてしまいそうになる控えめな看板の「うるめ」
というお店は知る人ぞ知るお店のようだった。



雰囲気のよい町屋の奥の個室のお部屋で、お蕎麦を頂いた。
精進という名前のお蕎麦。具沢山でとても美味しかった~





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京都八幡市・橋本湯見学

2021-02-14 | 銭湯のタイル巡り

八幡市の廃業された銭湯、橋本湯の見学にお邪魔させて頂くことができた。
平成15年に廃業された銭湯で、建物はそのまま残されている。
玄関を入ると、白からグレー黒色の玉石タイルが散りばめられた二段の上がり框がえんじ色のモザイクタイルで縁どられている。


番台の前には洋風の照明が取り付けられていた。


浴室はきれいに改装されていて、タイルはだいぶ新しい感じ。


大小の半円形の浴槽。


奥にはサウナがあり、そのそばの浴槽(水風呂用?)にはライオンの吐水口がついていた。


女湯にはベビーベッド付きロッカー。


緑のプロペラの大きなレトロな扇風機もあった。



そして男湯の脱衣所から居室部分へ向かう通路の先には、
緑の型板ガラスがはめられた扉が。


大きな緑のガラスにはダイヤ柄の桟が入っていて、とても魅力的な扉。
扉の向こうは台所だった。


居室部分も見せて頂くことができた。
欄間の美しい透かし彫り。
松竹梅が瓢箪や扇の中にとても繊細に彫り込まれている。


松の木


瓢箪の中に竹。


扇に竹。


瓢箪に梅が透かし彫りされたもの。



玄関扉上部の玄関灯。
内側に扉が付いていた。


二階の欄間は鳳凰と桐の花が彫られた優雅なもの。


左右、姿の違った鳳凰が彫られていた。


更にこんな型板ガラス尽くしの扉のついた戸棚が。



三種類の型板ガラスが使われ、緑と色の入っていないもの、白のガラスがうまく組み合わさり美しくデザインされていた。

橋本へ行く度気になってた橋本湯、今回見ることができてよかった。
ありがとうございました。

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彦根・旧銭湯山の湯

2020-11-24 | 銭湯のタイル巡り
長浜から彦根へやって来た。
彦根では琵琶湖ビエンナーレが開催中で、旧銭湯の山の湯も会場になっていて
内部も見れるとの情報を頂いたので、やって来た。


明治創業の旧山の湯は140年間銭湯を営んできたが、令和元年8月3日に廃業されたという。
玄関の両脇に貼られた竹を模したタイル。


たたきにはブルー系のこんなモザイクタイルが貼られてた。


傘立てや看板など銭湯時代のままの様子が残されていた。


玉石タイルが散りばめられた玄関入口。


脱衣所からアートの展示場になっていた。


ロッカーから紙吹雪のようなものが飛び出してる?!



アート作品よりも、ついついタイルに目が行ってしまう。
浴室前に敷かれたタイル。
形も色合いもあまり見かけたことのないパズルのようなタイル。


浴室内も展示スペースとなっていて、ボートのようなものが置かれている。


手前に扇型の浴槽が二つ並んでる。
男湯と女湯の仕切りの半分はガラスブロック。


浴室床のブルーのグラデーションのタイル。


洗い場の鏡とタイル。


風車のような形のタイルが貼られてた。


奥にも浴槽があった。
浴槽が赤茶色に変色している。
銭湯時代、名物だったという薬湯の名残りのようだ。


周りには玄関入口に貼られていたのと同じ竹を模したタイルが貼られてた。



浴室の床を見ていくと、補修の跡も所々あって、
補修部分にはいろんな色、大きさのタイルが貼られてて、とても可愛い。


更に大きな補修跡も。


アートの一部に使われていたが、この真ん中の小さな浴槽は何だったんだろう?!


よく見ると柱の部分にはカラフルなモザイクタイルも使われている。


天井の湯気抜き。


こちらは番台。
こんな格子のような模様が入ったものは初めて見るかも。


小さな扉がついてる。


使い込まれた感がある踏み台。





レトロな按摩器


扇風機も。



女湯の方はロッカー付きのベビーベッドもあった。


ええっ、こんなしゃれたドライヤーがあるの?
と思ったら、これはアート作品だった。
ピンクの手触りの良い布で包まれたヘアドライヤー。


浴室前の洗面台。


シンクの中は玉石タイル。


洗面台の仕切りも、ワンポイントに入れられたグリーンのタイルがいいなあ。



こちらの浴室は、先ほどのドライヤーをくるんだ布と同じものが浴室全体に敷き詰められていた。


銭湯のアートとタイルを十分楽しめた。
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西成区・福寿湯見学

2020-09-29 | 銭湯のタイル巡り

先日はタイル画家のこだんみほさんにお声掛け頂き、福寿湯さんの見学会に参加させていただくことができた。
開店前に迎え入れ頂き、多種多様なタイル満載の銭湯内を思う存分見学&撮影を楽しんだ。


入口を入ると、左手方向へUの字型に広がる玄関。


その床にはパステルピンクとブルーのモザイクタイルが敷き詰められている。


立ち上がりには黒の縦長、斑入りのタイル。


マットの下にはこんな玉石タイルが隠されてた。
ブルー系の玉石にオレンジ混じりがとっても美しい~


番台


脱衣所全体の写真を撮るのを失念;
浴室入口の上部にはピンクのモザイクタイルがびっしりと。


ピンクの中に、グリーンとオレンジのちょっとぼかしの入ったタイルが
アクセントに入れられているのがめちゃめちゃ良い!


天井には緑のファンが回る。


女湯のガラスには海の中を魚が泳ぐ様子が描かれたエッチングのガラスが入っている。
当初は隣にも同じものが入っていたそうだが、お客さんが割ってしまわれたとか。
男湯の方は貝の上に乗るビーナスが描かれたものが入っていたという。
同じく今は割れてしまい、普通のガラスになってしまったそうだ。



そして浴室入口そばにある洗面台。
赤とブルー、一番下にはグリーンのモザイクタイルが貼られ、


シンクの中にはこんな魚型のペスカードタイルが貼られている。
先日のこだんさんの作品展でお見掛けしたものだ!


魚に例えられたタイルが不規則に並んでいる様子がとてもいいなあ。
排水口の蓋も可愛い。



浴室前に敷かれたタイルは水色にグリーンや黒が混じった玉石タイル。


浴室内へ。
大判の石が敷かれた床。
福寿湯の創業は大正時代だそうで、当初は煉瓦造りの建物だったという。
昭和37年の改装時に、元々敷かれていた石に追加して敷かれたものだそう。



石の間には玉石タイルが敷かれている。私は初めて見るように思ったが、大阪の銭湯の特徴的な床だそう。


奥の壁面には、赤と黒の鯉が泳ぐタイル画が描かれている。





洗い場の蛇口周りには、珍しい風車のようなピースが入ったパズルタイル。


ここにもやはりオレンジのタイルがスパイスを効かせてる。


補修の跡の継ぎ接ぎに萌える~





浴槽の石の下部に貼られたタイル


真ん中の大きな浴槽は、深めと浅めに分かれている。


この浴槽の縦の石は、なんと一枚石でできているという。
通常だと、縁の上の部分だけ石を使うというのがポピュラーだそうだが、
全て石でできているのは当時でも高価で珍しいものであったとか。


浴槽に付く噴水柱は、いろんなモザイクタイルがにぎやかに貼り付いている。


そして岩風呂も。
こちらは超音波風呂になっていて、
後で入ったが、岩に囲まれ露天風呂のような雰囲気が味わえた。


岩風呂を囲むモザイクタイルのアーチ。


水風呂も。
モザイクタイルが貼られたこの浴槽、色合わせが最高~
角のアールも最高~



男湯の方へ。


男湯の方のタイル画は、山並みや木々が描かれていた。


この日の日替わり湯はラベンダー湯。
魅惑的な色。
他にも生姜湯やよもぎ湯などもあるそう。


男湯の方は色違いのブルーからグレーのグラデーションの風車のパズルタイル。





格子タイルバージョンも。


そして釜場も見せて頂いた。
重油高騰のため、現在燃料は木の廃材を用いられているそう。
住宅を作る際に出る柱などの廃材は、杉やヒノキが原料だという。
無垢の木を使うことで、煙もクリーンになったとか。


配管やバルブが複雑に絡み合う。


この電気装置がとてもレアなのだそうで、
同行者の電気専門家の方が興奮気味に語られていた。


これは釜場についていた小窓。
手作り感いっぱいの面格子が楽しいな。


他にも脱衣所の床に敷かれた籐の敷物は、この脱衣所に合わせた特注品で、
ロッカーの凹凸に合わせて縁が細かく編み込まれているなど、
話をお聞きしないと、気づかないようなことや裏話などいろいろとお伺いしながら、充実過ぎる見学会を楽しんだ。
この後は食事を挟んで、入浴、そして周辺の町歩きへ繰り出した。
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中書島・新地湯へ

2020-09-28 | 銭湯のタイル巡り

中書島の2軒の元遊郭建築のお店、「ふじわら」と「萬平」を案内して頂いた後は、もう遅くなったついでに新地湯へ入って帰ることにした。


玄関靴箱前のモザイクタイルは玉石タイルの中に楓のような葉っぱが混じったもの。
上がり框はカーブに沿ってグリーンの細かいモザイクタイルが貼られている。


色合いも渋く、葉っぱ混じりが風流だなあ。


腰壁に貼られたタイルも入口に向かって弧を描く。


私が入った時は閉店30分以上前だったが、入浴後はお客さんが一人になり、
写真もOKと言われたので、有難く撮らせて頂いた。


浴室前の窓は角が丸くモザイクタイルの縁取りが施され、


床はこんなオレンジのグラデーションと茶色の取り合わせが渋いタイルが敷き詰められている。
足拭きマットが最小限の大きさなので、タイルがたっぷり見れてうれしい。


入口上部にはレトロなチューリップ型照明が二つぶら下がる。


そして浴室前の洗面台。
洗面台の中はブルーのタイル、前面には華麗な模様が入った縦長の真っ赤なタイルが鮮やか。



窓のアールに沿って貼られるモザイクタイル。


洗面台の手前は、濃紺の花模様混じりのタイルが引き締める。


ベビーベッド付きロッカー。


まだ、入り口横に違ったモザイクタイル発見。
浴室前だけでも様々なタイルの競演が見られる。


そして中へ。


突き当りの壁面には、山並みを背景に湖畔に佇む赤い屋根の家が描かれたタイル絵が描かれている。


その絵の左手には竹を模したタイルが長さもまちまちに貼られていた。
モザミューで以前、いろんな種類の竹のタイルをたくさん見たことがあったけど、こんな風に銭湯で使われてたのかー



洋風チックな絵と和風の竹のミスマッチ感がよいなあ。


男湯との境の壁面上部には、こんな花模様の入ったタイルが一列。


そして洗い場周りのタイルもバリエーションに富んでいた。


床のモザイクタイルは以前に見た尼崎の第一敷島湯さんの床と色違いだ。


床から立ち上がりに貼られた蛇口周りのタイルは、
花の模様の入った白いタイルと、


ベージュのタイル。
形は同じだけど、色と地模様が違うと、全く別物に見えるなあ。


大きな円柱にも茶色のモザイクタイルがびっしり。





浴槽は横に三つ並ぶ。


一番手前の浴槽には、底に鯉のタイルが2匹、玉石タイルに囲まれて貼られていた。


片手に赤ちゃん、片手に甕を持つ、器用なビーナス?像。
台の上のカラフル玉石にも萌える。



噴水が流れてる状態。


十分に写真を撮らせて頂き、店主さんとお話していると、
男湯の方は女湯と違ったタイル絵が描かれているよ。と教えてもらい、
男湯はまだお客さんがいるから、撮ってきてあげる!
と親切に写真を撮ってきてくださった。


女湯の洋風ぽい風景とは違って、松林や海、海岸が描かれた和の風景。
残念ながら湯気でちょっと曇ってしまったけど、心遣いをうれしく思った。



こちらはお土産として販売されていたラッキー植松さんの絵葉書が可愛い。
「脱衣所の高いローマ式天井」を写すのを忘れてた~

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第一敷島湯見学

2020-02-23 | 銭湯のタイル巡り
先日は、呉竹湯の見学で息子さんとご一緒したご縁で、尼崎、杭瀬にある第一敷島湯さんを見学させていただくことができた。
開店前に伺うと、ご一家の皆さんにお迎え頂けた。
第一敷島湯は創業大正12年、97年の歴史ある銭湯で、建物も当初のままだそう。
立派な唐破風屋根の玄関に迎え入れられる。


入口から可愛いモザイクタイルにテンションが上がる~
入口の両脇にはパステルカラーのピンクと水色のモザイクタイル。


玄関床は少し大きめのヘキサゴンタイルが花模様を形作る。


下駄箱


親子のツバメのマークの靴箱の鍵。


こんな傘入れも。寝かせて入れる傘入れは初めて見たかも?
雨の日だったので、使わせて頂いた。


男湯の脱衣所の壁面には、鯉が滝を上る?モザイク画!


浴室への扉周りには細かいモザイクタイルがびっしり貼り巡らされている。


浴室入口床に敷かれたタイル。


窓からは坪庭的なものも眺められて和む。


そして浴室へ。
ぎゃーーっ、可愛い浴室!!


中央にはさまざまなモザイクタイルに彩られた円形の浴槽に、


壁面には岩山から流れ落ちる滝が迫力のモザイク画。
細かく上がった水しぶきがリアル。


岩の間からは木々が、そして手前には松の木がレイアウトされてる。


モザイク画の中に入り込んだ蛇口。


床のタイルはこんな特徴的なデザイン。


洗い場に貼られたさまざまなモザイクタイルの競演。


円形浴槽の縁。
ここからのタイルの眺めも最高~!


丸モザイクタイルも。


このビスケット風タイルもいいなあ。
後ほど入浴中にこの青バージョンも発見。


銭湯のタイルはほんとにバリエーションに富んでいて楽しいなあ。
こんなに細かいモザイクタイルの目地などをきれいなまま維持していくのは
本当に大変だと思うけど、お陰でこうして美しいタイルを見ることができて有難いなあ。


こちらは女湯の脱衣所に貼られたモザイク画。


女湯も同じく円形の浴槽


モザイクタイル画は同じく滝を描いたものだけど、少しデザインが違うような?




こちらは少しぬるめの浴槽。


ライオンの吐水口からお湯が流れ出る。


女湯の蛇口周りのタイルは朝顔の絵のついたタイルが華やか。


そして脱衣所のベビーベッド。
マットがレトロで可愛い。
裏表違う柄になってる。


看板猫ちゃんもお出迎えしてくれた。
この日はちょうど、2月22日の猫の日。


チャオチュールを必死に食べる姿に萌えた~


奥の部屋にしまわれていた昔のロッカーも見せて頂いた。
すごい迫力。
この後、ゆっくりお湯に浸からせていただいた。


お湯を楽しんだ後は釜場も見せて頂けた。
現在も廃材などを利用し、薪を使われて釜焚きを続けておられるのだそう。


複雑な配管・・
使われてないものもあるそうだけど。


煉瓦壁は中にモルタルが挟まれていて、浴室との間に60cmほどの厚さになるのだとか。




釜場から突き出る煙突。

現役の銭湯でゆっくりタイルを愛でることができ、その後の銭湯タイムも至福。。
最高のひと時を過ごすことができた。
営業時間前のお忙しい中、温かく迎えて頂き、又いろいろとお話も聞かせてただいてありがとうございました。

銭湯へ伺う前に歩いた商店街や純喫茶へ、
続く・・

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呉竹湯内部見学

2020-01-27 | 銭湯のタイル巡り

先日はタイル画家のこだんみほさんにお声掛け頂き、昨年末に閉店したばかりの
伏見桃山の呉竹湯さんへの取材に同行をさせていただく機会に恵まれた。
呉竹湯さんへは以前この付近を町歩きした時に外観を見たことがあるだけで、
中へは入る機会がなく、タイルもすばらしいということで楽しみにやってきた。


呉竹湯さんへ行く前に駅前の中華料理「呉竹」でランチして、お隣の
喫茶「呉竹」でお茶し、「呉竹」尽くしで準備万端?!


呉竹湯では91歳になられるご主人とその娘さんにお迎え頂けた。




入口にはお店を閉められるにあたってのご挨拶がご主人直筆で書かれたものが貼りだされている。
経営者の老化、ボイラー等の機器類の傷み、建物の老朽化との理由と
「ホットする反面、淋しい気持ちでいっぱいです。」とのご主人のお言葉も。


入口にかかる女湯の表示板。


下駄箱の上にはご主人が描かれた絵がかけられている。


玄関のたたきに貼られていたタイル。



お風呂上りに休めるお部屋があり、まずはそちらへ案内していただいた。
レトロな照明付きの鏡。


こちらの部屋で、ご主人を囲み、お話をいろいろ聞かせて頂いた。
91歳の方とは思えないくらいお元気でしっかりされた話しぶり、ひとつひとつの言葉が心に響いてくる。
とてもよいお人柄を感じることができ、さぞ人気のご店主さんだったのだろうなと思わせられた。



最も驚いたのは50歳の時から始められたという「心の糧」と題されたノート。
毎日読む新聞の中から自分の心に響いた言葉を書き留められているそうで、
その数はノート40冊にも上るという。


そのノートを拝見すると、美しく整った字で、はっとさせられる名言や格言から、
新たに得られた知識などが細かく記述されていて、
ご主人が勉強熱心で、ありとあらゆるジャンルに好奇心を示されている様子がうかがえる。
本当にすごいなあと・・ずっと読んでいたいと思うくらいすばらしいノートで、
ご主人のお話を聞いていると、91歳になる今まで常に勉強されてきて、得た知識を見事に実践してこられてきたんだなあと感動させられた。


他にも回顧録と題されたご主人が20代のころに書かれたスケッチつきの文章やたくさんの書や絵を見せていただくことができた。
本当に資料館ができそうなくらい貴重なものがたくさん。


お話の合間に浴室内外も見学させていただいた。
浴室へ入る手前の床に敷かれていたタイル。
淡いパステル調の色合いの玉石タイルが美しい。


縁には水色の役物タイルが使われていて、その取り合わせにもうっとり。


段差の立ち上がりにもまた違ったモザイクタイルが。


そして洗面台周りにもさまざまなタイル。


天井からはレトロなデザインの照明が下がる。





こちらは番台。


女湯の脱衣所のベビーベッド兼ロッカー。


天井は波打ったような変わったデザインに。


そして浴室内へ。


真ん中の仕切りには大きなタイル画が描かれ、浴室内はさまざまなモザイクタイルの競演が見られる。





そして、浴槽の中には鯉のタイル!!


赤や黒の鯉のタイルが水色の玉石タイルの中にちりばめられている。


お湯が張られると、本当に泳いでるように見えるんだろうなあ。
タイルをじっくり見るにはお湯が抜かれた浴槽が有難い。


ああ、素敵な浴槽。。


貝の上に正座する女性像。
貝から浴槽へお湯が注ぎ込まれていたようだ。


奥の浴槽にはイルカ?に乗る少年像。



浴槽のヘリには赤いモザイクタイルが貼られる。
コーナーに貼られたタイルがたまらない~


緩やかに弧を描くアール・・ここからのタイルの眺めもいいなあ。


こちらは水風呂の浴槽。


ライオンの湯口。


浴槽の外側に貼られてるこの大小花模様のタイルも可愛い!


この複雑な色味が混じり合ったグリーンのタイルも美しい~


こだんさん注目のこのモザイクタイルも、真ん中に丸く乗った釉薬が味わい深い。


この角度からだとひとまとめにタイルが撮れると言われて激写!
ああ、タイルを思う存分味わえて幸せすぎるひと時だった。

最後にはご主人と娘さんは私たちが見えなくなるまで丁寧に見送ってくださった。
タイルの美しさもさることながらご主人や娘さんの温かいおもてなしとお人柄に触れ、こちらも温かい気持ちになった。
呉竹湯のご主人、娘さん、ここへ連れてきてくださったこだんさん、ご一緒したみなさんどうもありがとうございました。


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伊賀上野日帰り旅【てくてく銭湯・一乃湯他見学ツアー】

2019-07-22 | 銭湯のタイル巡り

午前中に薫楽荘池澤湯栄玉亭とタイルチェックポイントを巡り、もうすでに一仕事も二仕事も終えた気分だったけど、

この日のメインイベントは12時半からのてくてく銭湯の一乃湯見学ツアー。

集合場所の上野駅へ急いだ。

 

 

上野駅から町歩きを開始。

先ほど歩いた通りを歩いていた時、スタッフの方に「タイルが好きで、見たい、」というような話をしていると、

このかぎや餅店には「マジョリカタイルがある」と、いきなりのサプライズ情報を教えてくれた。

ええっ!何ーーーっ!

さっきは時間もなく、お店が気になりつつも素通りしていたのだけど、

奥の厨房にマジョリカタイルがあると・・

外から見るとたしかにマジョリカ壁らしいものがある。

団体行動なので、今は見れないけど、後で銭湯タイムをブッチしてでも見にこようと思った。

 

 

そしてツアーはすぐそばの「むらい萬香園」へやって来た。

こちらでは店主の忍者トークを聞きつつ、忍者猫とふれあい、手裏剣体験も。

忍者猫は忍者の衣装を着ると固まってしまって、微動だにしなかった。

撮影慣れ?してるのか、かわいそうなくらい動かなくてちょっと心配になった;

 

 

こちらでは更に抹茶スィーツまで頂いたが、レモン風味の抹茶がさっぱりとして美味しかった。

こちらで少しフリータイムがあったので、失礼して、先ほどの

「かぎや餅店」へダッシュで行ってくることにした。

 

 

レトロなお菓子の瓶が並ぶ店内。

お土産のお菓子を購入しつつ、店主に、奥のマジョリカタイルを見せて頂きたい、

とお願いすると、

 

 

了解を得ることができた。

あの先にあるのがマジョリカタイル。

たしかに、外からはなかなか気づけない・・

これは教えてもらわないとわからなかったなあ。

 

 

そして近寄らせてもらって、間近で見たマジョリカタイル。

シンクで少し隠れた感じになっているけど、シンクの下の方は白地のタイルなので、

シンクを置いて見える部分だけマジョリカタイルが貼られたのかなあ。

こんな厨房の奥にマジョリカタイルが眠っているなんて・・

 

 

雷紋のボーダーマジョリカと共に本当にきれいに残っているなあ。

本当に、ツアー初っ端からこんなお宝スポットを教えてもらえるなんて、ラッキーだった。

 

 

「むらい萬香園」を出た後は一乃湯へ向かって町歩き。

BarBerヨネムラのいい感じのタイル貼りの建物。

 

 

縁取りがかわいい郵便受け。

 

 

後ほどツアーでも伺った北川牛乳の牛乳箱。

 

 

 

 

サビサビのトタンと面格子。

 

 

 

 

伊賀上野でよく見かけた型押しタイル。

 

 

そして一乃湯へ裏手からのアプローチ。

ご主人に出迎えて頂いた。

煙突は当初は26mあったものを短くされたそう。

 

 

まずはボイラー室からの見学。

 

 

建物は大正15年に建てられたもの。

石柱の門の上にはネオンサインで「一乃湯」

 

 

石畳のアプローチを進むと、唐破風屋根の玄関が現れる。

 

 

中へ入る前に、忘れないようチェックポイントのトイレのタイル。

 

 

緑と白の市松模様のタイルは目にも鮮やか。

 

 

そして玄関の中へ。

 

 

こちらはタイルっぽいけどフロアシート。

 

 

脱衣所。

窓の向こうには中庭が見える。

 

 

男湯と女湯の仕切りには虫食い風の欄間が

 

 

天井は折り上げ格天井に。

 

 

中庭との間のガラスには、赤、青、緑の色ガラスが入っていた。

 

 

 

 

懐かしさ漂うおかま型ドライヤーに体重計。

 

 

ちょっとした寛ぎのコーナーが設けられてる。

 

 

リビングみたいにゆったり。

 

 

浴室手前にはタイル貼りの洗面台が。

女湯は色違いでピンクのシンクだった。

 

 

浴室入口上部には透かし模様の入ったアーチに、真ん中は花模様のテラコッタのレリーフ。

 

 

入口床のタイル。

 

 

そして浴室へ。

床のヘキサゴンのタイルがお花模様のようで可愛い。

 

 

 

 

浴槽の中も花柄だー!

 

 

そして富士山を描いたタイル絵。

 

 

水風呂には、

 

 

鯉の滝登り?的なオブジェが目を惹く。

 

 

そしてライオンの吐水口。

 

 

モザイクタイルに囲まれたシャワーブースもあった。

 

 

下の方に地味に貼られてた可愛いタイル。

思う存分タイル写真が撮れてうれしかったー

見学の後はツアー続行。

後ほどゆっくり入浴させて頂くことに。

 

 

一乃湯の隣には一乃湯プラス(別館)があって、休息場などとして使われているそう。

 

 

 

 

中へ入ってみると、座敷への上がり口にマーブルタイルが残されていた。

 

 

モザイクタイル貼りのシンクも。

 

 

ディティールマニアのOさんが大いに反応していた岡波病院のフォント。

ほんとに病院ぽくないフォントだなあ。

 

 

この日は閉まってたけど、元旅館、九重旅館だった建物を利用したうどん屋さんもあった。

 

 

そしてツアーは北川牛乳店へやってきた。

ここでミルクジェラートのおやつ。

生クリームのような?不思議な食感のミルクジェラートは超美味だった。

 

 

 

 

この後は、茅町駅から忍者電車に乗って移動。

行きの駅でもみたけど、駅のあちこちには忍者が潜んでる。

 

 

ここにも。

 

 

そして電車はくノ一のラッピング

 

 

行きに乗った電車は青パターン。

 

 

 

 

そしてやって来たのは「中村こうじ店」

店の写真を失念・・中村こうじ店の犬。

こちらでは甘酒の試飲をさせてもらった。

 

 

グリーンタイルがきれいな家。

 

 

テラコッタのレリーフが貼られた家。

 

 

 

 

 

この家のタイルも変わった風合いのものだった。

この後は、一乃湯へ戻り、入浴した後、

 

 

忍者ちらしで懇親会。

蓋をあけると頭巾をかぶった忍者が現れ・・

 

 

忍者をどんでん返しの術?で皿にひっくり返すと、中から具沢山なちらし寿司が現れた。

面白いアイディア!そしてとても美味しかった。

名物の豆腐田楽も頂いた。

おやつもついた至れり尽くせりのツアー、マジョリカタイルのサプライズ付きでとっても楽しめた~

 

 

帰り道はOさんと一緒に、タイル探ししながら駅へ向かった。

伊賀上野はタイルだけでなく、コンクリート透かしブロックのバリエーションも豊富で、

飾り瓦も凝っていて、ディティールマニアにはたまらない町歩きの楽しい町だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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伊賀上野日帰り旅【池澤湯他】

2019-07-18 | 銭湯のタイル巡り

 

 

薫楽荘でゆっくり見せて頂いた後、女将さんがお向かいの旧いとう旅館さんにもヘリテージカードをもらいに行っては?

と言ってくださったので、皆で伺った。

旧いとう旅館本館は明治後期に旭楼として建てられて、昭和33年に旅館に転業。

現在は旅館は閉められていて内部は非公開となっている。

お声をかけて、カードを頂き、玄関先を見せて頂けた。

 

 

同じく旧いとう旅館。

繊細な組子の欄間が美しい。

 

 

「伊藤」の名前が入った特注瓦。

他のお家でも名前の入った特注瓦をよく見かけた。

 

 

その後はお昼に栄玉亭で皆と待ち合わせることにして、一旦解散?!

行きに駅からダッシュで来たので、もう一度、通った気になる建物を見に行く。

桑町集議所&桑町ポンプ庫は洋風の建物。

 

 

こちらは後の町歩きでも再びやって来たが、旧銭湯の建物だそう。

 

 

スクラッチタイルの柱の上部には花の浮彫のテラコッタが貼られてる。

 

 

稲森商会の建物にはぽたぽたとシミが浮き上がったようなタイルがびっしり。

 

 

ぽたぽたタイル?シミタイル?いや、カビタイルか?!

とにかく独特な風合い・・

 

 

そして、閉まっているだろうけど外観だけでもと見にやってきた池澤湯。

ちょうど銭湯の前にやって来た時に、脇道から人影が・・

伺うと、池澤湯のご主人だったので、チャンスとばかり、中の見学をさせて頂けないか?頼んでみた。

うどん屋さんと兼業されてるご主人はこれからうどんの仕込みに行かなければいけない、と言われたので

無理だなあと思ったのだが・・

 

 

なんと、3分待ってくれたら、開けてくださるとのこと!

やったー!!

 

 

入口には富士山らしき絵が描かれたタイル絵。

 

 

浴室へ入ると、そこはタイルパラダイス。

 

 

五月に新たに描き直されたというペンキ絵は色鮮やか。男湯は赤富士

 

 

 

 

この右側のタイルが一番古いと言われてた。

他のタイルは少しずつ貼り替わっているそうだ。

腰掛部分は濃紺の丸モザイクタイルが貼られている。

 

 

そしてカランの下には、

 

 

かわいい玉石タイルがびっしり~

可愛い色合い。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、あちらこちらにタイル絵が描かれている。

タイル絵は昭和27年創業当時のものだそう。

 

 

金魚の絵がとってもリアル。

 

 

風景タイル画も。

 

 

 

 

そしてご主人が天井にも魚が泳ぐ。

と言われて、なんと浮かび上がってきたのは真っ白な天井にプロジェクターで映し出された魚たちの映像。

 

 

ご主人が考えられたアイディアだそうで、このプロジェクターを使って男湯と女湯の間でメッセージを送り合うこともできるという。

カップルの愛の告白にも使われたこともあるのだとか。

銭湯もいろいろと進化してるんだなあ。

 

 

脱衣所もレトロ。

 

 

脱衣所にある洗面台のシンクはモザイクタイル貼りに。

 

 

このタイル絵は外の壁に貼られていたもの。

どことなく洋風の佇まい。

 

 

お風呂屋創業当時はとても繁盛していて、順番待ちの行列ができていた話や、

この風呂屋の脇の小道はその昔は水路になっていて、先にある料亭からうなぎが何匹も流れてくるので

毎日のお昼ごはんはうな丼だったなどなど、池澤湯さん全盛期の頃の楽しいお話をいろいろ聞かせて頂くことができた。

お忙しいところ見学させて頂いてありがとうございました。

 

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