m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

古材とタイルの壁掛け

2019-06-27 | 陶芸&タイル作り

古材の額?に合わせて作ったタイルの壁掛けが完成・・

 

 

ロハスの古道具屋さんで手に入れたこの装飾のついた壁掛け風のもの。

 

 

この中にタイルをデザインして入れてみた。

菱形の模様を入れたタイルを中心に、周りはパズル風に分割。

 

 

今回は白土と赤土を織り交ぜて、地模様には100均で買ったレースのテーブルクロスを使って、

やや洋風よりの模様をイメージしたけど、模様を押し付けた段階ではなんだかイメージと違ったクロコダイル調になってしまった;

 

 

釉薬を掛けたら地模様も少し控えめになっていい感じになったかも。

 

 

ブルー系のタイルでまとめてみようと、なまこ、瑠璃、織部、均窯に飴をワンポイントにして、

白萩をそれぞれに吹き付け。

 

 

今回は元々ある額に合わせてタイルを焼いたので、収縮率とかも計算して、元の作るタイルの大きさを決めたのだけど、

横幅はぴったりだったものの、縦は少しはみ出してしまった(写真では少し重ねてる)

なので、縦もぴったり入るよう一組のタイルは作り直し中。

 

 

そして久々の手びねりで、足りなかった小鉢を四つ。

一個は焼き上がり待ち。

 

 

次回作は・・

ミニ壁泉、の予定。

ライオンの吐水口を作ろうと思ったら、こんな恐い顔に・・

ただ今修正中。。

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大傳梅梅&トルコ至宝展他

2019-06-23 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

先日Kさんと京都近代美術館で開催されているトルコ至宝展へ行ってきた。

その前に、前から気になってた木屋町通りにある中華料理店「大傳梅梅」へランチしに。

 

 

青みがかったスクラッチタイルの外壁の洋館は大正時代の建物で、

 

 

前に見た時は「大傳月軒」という店名だったけど、最近リニューアルオープンしたようで、

大傳梅梅」という名前の北京ダックが売りの中華料理店になっていた。

 

 

建物は9代続いたという数寄屋大工だった北村伝兵衛氏の邸宅だった建物で、「大工の伝さん」と

呼ばれていたところから店名の「大・・」がついたとか、店員の方が話してくださった。

 

 

オリジナルの照明は当初からのもので、どことなく中華料理店にぴったりな中華風。

 

 

手前が洋館でこの廊下の奥は明治時代の町家になっている。

 

 

こちらの和館でランチタイム。

 

 

洋館の方のお部屋も見せて頂けた。

部屋の中はほぼ新しく改装されていて、調度品なども新しく入れられたものだそう。

 

 

しかしアンティークな家具はお部屋の雰囲気にぴったりマッチしてた。

 

 

こちらは洋館部分だけど、入口の襖や天井や障子など和室風に造られた部屋も。

 

 

更に3階のお部屋も。


 

こちらは改装時に壁紙を剥がすと、中からこんな文字の書いた紙が全面に貼られてたそうで、

面白いのでそれをそのままむき出しにすることにしたという。

 

 

なんか味があっていいなあ。

 

 

この部屋の照明も、オリジナルだけど、まさに中華風。

 

 

もう一つの部屋も素敵な内装。

各個室は一人500円のチャージ料で貸し切りできるそうだ。

 

 

 

 

このストーブ置きやストーブはオリジナルだろうか?!

 

 

スイッチプレートの剥げかけた感もいい。

 

 

ランチに大傳梅梅弁当を。

日替わりの魚、肉料理に点心、野菜料理、、、ボリュームもいっぱいで、お味もとても美味しかった!

友人の頼んだ担々麺と点心もすごく美味しくて・・大満足。

 

 

お隣の席の人が頼んだ北京ダック・・

席まで、切り分け、サーブしに来てくれるみたい。

お腹もいっぱいになり、ゆっくりできたので、美術館へ向かった。

 

 

トルコ至宝展では宝石の大きさ、数に圧倒される装飾品の数々やチューリップモチーフの美術工芸品を堪能。

トルコでは「ラーレ」と呼ばれるチューリップがそんなに重要な花だったとは知らなかった。

30年前くらい?!に行ったトプカプ宮殿秘宝展という美術展を思い出す。

それがきっかけで、初ヨーロッパへの旅でトルコへも行くことになり、想い出深い旅になった。

 

 

美術館の後は、ちょうどKさんが行きたかったというお店へ訪れた後、すぐそばにあったカフェでひと休みすることに。

 

 

私は自家製しょうがシロップのしょうがミルクかき氷にしたけど、これがかなり美味しかった~

家でもまたしょうがシロップ作ろう~。

この後は帰途へ。

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リクシルギャラリー・椅子の神様 宮本茂紀の仕事

2019-06-18 | 美術館・ギャラリー他

先日、リクシルギャラリーで開催中の「椅子の神様 宮本茂紀の仕事」へ訪れてきた。

椅子張り職人として、又日本人初の家具モデラ―として第一線で活躍する宮本茂紀さんの携わった作品や資料の

展示を見ることができた。

モデラ―というのはデザイナーや建築家と職人との間を繋げる仕事だそうで、これまで数々の名だたる建築家やデザイナーとの

椅子の試作開発が行われたそうで、その開発された椅子の展示もいくつかあった。

 

 

今年の4月に発表されたばかりの佐藤卓氏デザインのソファ「SPRING」

自然素材と伝統技術にこだわった作品で、初めて使用するという鹿革張りだそう。

座り心地にもこだわり試行錯誤されたお話も興味深い。

この椅子のパンフレットがあったけど、そのお値段にも驚愕・・

試し座りしてみたかった・・

 

 

通常では見れない椅子の中身が見れるのも興味深い。

全てにおいてこだわりぬかれたソファ「SPRING」の断面。

普通クラスのソファの中身はどうなってるのか?比較できないのでどれほどすごいのかわからないけど・・

 

 

札幌のイタリアンレストランのために内装を手掛けたというザハ、ハディドの「フラッフィーチェア」の試作。

 

 

宮本茂樹さんが明治時代から現代までのクッション構造の変遷を職人へ教えるために作ったというスケルトン状の椅子。

明治時代のものには馬毛やバラバネというものが使われていたが現在になるとそれがウレタンフォームへ。

 

 

各椅子の座り心地も試すことができるように、試し座り用椅子も用意されてたので座ってみた。

なるほど、微妙に硬さや沈み具合が違う・・

 

 

旧鹿鳴館で使われていたという椅子の背や脚は見た目竹だけど、

 

 

実は木にわざわざ節をつけて、竹に見せかけたものだそう。

その木には漆が塗られ、蒔絵が施されているという。

  

 

実物はなかったけど、この「ZO」という椅子も面白いなあ。

文字通り象のイメージのフォルム。

 

 

Mychairはイージーオーダーチェア。

宮本茂樹さんの小柄な奥さんに合うためのSサイズの椅子づくりを思い立ったところから始まったという、

あらゆる体型やデザインの好みにも対応できる椅子の生産システムが考案されたそう。

この椅子は170cm用だけど、それより10cm以上低い私でも座り心地はかなりよかった。

自分の身長と体型にぴったり合った椅子に一度座ってみたいものだなあ。

 

 

他にも一枚の板から各パーツを切り出した椅子などなど、いろいろな椅子や椅子の中身も見ることができて楽しい展示だった。 

 

 

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花型タイル

2019-06-16 | 陶芸&タイル作り

お花の形のタイル製作。

髪留めにしようか?ブローチにしようか?マグネットか?

他のモザイクと合わせて壁掛けorトレイもいいかなあ?!


 

 

 

 

 

 

 

 

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埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡り2019【ホテルニューグランド他】

2019-06-14 | 埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡り2019

 

横浜の近代建築巡りも終盤に。

海岸通りに立ち並ぶレトロなビル。

横浜海洋会館は昭和4年建築。

 

 

同じくスクラッチタイル貼りの建物は昭和7年建築の昭和ビル。

 

 

階段の手前の床はこんなタイル貼り

 

 

階段の壁面や2階の腰壁には布目タイルが貼られてた。

  

 

更に同じ並びの横浜貿易会館は昭和4年に横浜貿易協会の事務所として建てられた。

現在は3階に貿易協会の事務所、1、2階はレストランが入っている。

 

 

横浜海岸教会は日本最古のプロテスタント教会。

現在の建物は昭和7年に建てられたもの。

 

 

通りを歩いていたら、ふと面白いタイルアートを見つけた。

 

 

大きな円の中に、パッチワークのようにタイルがツギハギされてる。

タイルの模様は縫い目のようでもあって面白い。

 

 

 

 

山下公園にあるインド水塔。

昭和14年に建てられたもの。

 

 

内側の天井にはモザイクで花模様描かれている。

 

 

緻密で美しいモザイク。

 

 

 

 

そしてホテルニューグランドへやってきた。

昭和2年に建てられたクラシックホテル。

設計は銀座和光などを手掛けた渡辺仁。マッカーサー元帥やチャップリンなど、多くの著名人が訪れている。

 

 

エントランスの柱や壁には細かい布目模様に上品なライトブルーな釉薬がかかったタイルが貼られていている。

 

 

 

 

エントランスを入ると目の前の大階段はニューグランドブルーといわれる絨毯が敷かれ

華やかさと重厚感たっぷり。

 

 

階段の壁面、親柱にも光沢のある美しいタイルが使われている。

 

 

柱頭には花籠?のような飾り。

 

 

 

 

 

正面のエレベーター上部のアーチの中には川島織物で天女奏楽之図が描かれている。

 

 

2階へ上がると、階段のタイル、石造りの柱、漆喰装飾が施された天井の梁、ブルーの絨毯、

そして東洋風デザインの照明が優雅で素晴らしい雰囲気を造り出していた。

 

 

うっとりするこのタイルとこの空間。

 

 

 

 

 

 

天井の梁の装飾。

 

 

和の雰囲気の照明

 

 

 

 

 

階段下のタイルと椅子

 

 

裏階段

 

 

 

 

昭和11年に建てられた横浜郵船ビルは2代目のビルで、現在は日本郵船歴史博物館として公開されている。

16本のコリント式柱が並ぶ古典主義様式の建物。

 

 

大理石の柱に天井は花の模様の漆喰装飾。

 

 

ちょうど閉館時間になってしまったので、中へは入れなかった。

 

  

横浜第二合同庁舎は大正15年に再建された旧横浜生糸検査所の建物が使用されている。

 

  

昭和4年に建てられた旧富士銀行横浜支店の建物は現在は東京藝術大学大学院の校舎として使用されている。

ルスティカ積みの外壁が印象的。

 

 

神奈川県立歴史博物館は明治37年に建てられた旧横浜正金銀行本店の建物が使われている。

設計は妻木頼黄。

ネオバロック様式の壮麗な建物。

 

 

向かいはオフィスビルの馬車道大津ビル。

昭和11年に建てられた旧東京海上火災保険ビル。

アールデコのシンプルな建物。

 

 

YCCヨコハマ創造都市センターは昭和4年に建てられた旧第一銀行横浜支店を使用した建物。

 

 

馬車道十番館は横浜開港の頃の明治の西洋館を再現して昭和42年に建てられたレストラン。

 

 

お店の前にはタイル貼りの牛馬飲水槽。

大正6年に当時、横浜の陸上交通の主力だった牛馬のために設けられたものだそう。

 

 

いよいよ暗くなってきた。

横浜指路教会は前教会が関東大震災で倒壊した後に大正15年に再建された建物。

ゴシック様式の建物は尖塔アーチやバラ窓が見られる。

その後、食事を予定してた洋食屋さんが、どれもこれも閉まっていたため途方に暮れてしまったが

なんとか食事にありつけ、

 

 

最後、日の出町から横浜駅へ戻ると言ったら、TTKメンバーが教えてくれたモザイクアート!

なんとホームには三浦半島をかたどったモザイク画があった。

 

 

よく見ると、細かい・・正確に地形を表わしてるのだろうか?!

 

最後もタイルで締めくくることができ、これにて1泊2日の埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡りが終了。

全力を尽くして歩き回り、2日間とは思えぬような充実のタイル&建築巡りができて満足感でいっぱいに~!

情報提供など協力してくれた皆さんありがとうございました~。

 

 

 

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埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡り2019【神奈川県庁舎&横浜税関】

2019-06-11 | 埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡り2019

 

横浜三塔のキング、神奈川県庁舎へやって来た。

現在の建物は四代目で、昭和3年にコンペにより当選した小尾嘉郎の設計案を基に建てられた。

外壁はスクラッチタイル貼りで、中央には塔が立ち、和風の屋根を備えた帝冠様式で建てられ、

 

 

玄関車寄せの柱や軒、

 

 

窓のグリルにはアールデコの意匠が見られる。

 

 

エントランスの照明もシンプルなアールデコ

 

 

エントランスホール

 

 

床にはモザイクで花模様が描かれている。

 

 

ホールの照明

 

 

エントランスホールからの階段。

 

 

大理石でできた階段の親柱には陶製装飾灯が置かれ、そのデザインは宝相華がモチーフ。

 

 

階段手摺のグリルにも宝相華のデザインが使われ、あちこちで宝相華が見られる。

 

 

照明の天井装飾もアールデコ。

文字のようにも見える装飾。

 

 

曲線と直線で華麗にかたどられたハンチ

 

 

こちらは階段状に。 

 

 

エレベーターの階数表示らしきものがついていた扉。

元エレベーター?

 

 

大理石の床の中に布目タイル

 

 

2階へ。

 

 

渋い布目タイルに囲まれたステキ空間

柱も床もタイルーーいい色。

 

 

 

 

こちらのグリルも宝相華。

 

 

3階も柱は大判の布目タイルが覆っていた。

 

 

 

 

4階の旧正庁前廊下には大きな宝相華の組レリーフタイル?がすごい迫力!

 

 

 

 

開庁時間は屋上も見学できるということで、屋上へ。

 

 

屋上から塔を見上げる。

 

 

 

 

そして神奈川県庁舎の向かいに建つ神奈川県庁新庁舎。

 

 

ここの外壁のタイルがめちゃめちゃきれい。。

 

 

ブルーの濃淡の中に茶系のタイルが混じって、とても好みの色合いだった。

 

 

 

 

 

 

そして”クィーン”の横浜税関へ。

昭和7年に三代目税関庁舎として建てられた。

外壁はベージュの磁器タイルがやわらかな印象で、イスラム風の緑青色のドームのある塔が立つ。

 

 

正面玄関には半円アーチが並ぶ。

 

 

資料室は見学自由だけど、内部は改装されていた。

更に横浜近代建築巡りは続く・・

 

 

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埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡り2019【横浜市開港記念館】

2019-06-10 | 埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡り2019

ルミエールド・パリを出た後は近代建築巡りに突入。

横浜市開港記念館は横浜開港50周年を記念し、市民の寄付により大正6年に建てられた。

大正12年の関東大震災で、外壁を残して屋根と内部を焼失し、その後昭和2年に再建されたという。

昭和34年からは公会堂として利用されている。

 

 

赤煉瓦の外壁に白い花崗岩が用いられた辰野式でデザインされた建物。

開港記念会館の時計塔は”ジャック”と呼ばれ、神奈川県庁本館の”キング” 、横浜税関の”クィーン”と並び

横浜三塔として親しまれているとか。

  

 

玄関を入ると、ホールの床には魔除けを意味する宝相華のモチーフがモザイクタイルで描かれている。

 

 

 

 

天井の照明。 

 

 

最大481人入れるという講堂。

 

 

 

 

階段一段目をモザイクタイルが縁取る。

 

 

階段の踊り場にはステンドグラス。

 

 

2階の広間には宇野澤組ステンドグラス製作所による開港当時の交通の様子を描いたステンドグラスがあり、

 

 

どちらもデザインが思い切り和風なのがおもしろいなあ。

「呉越同舟」

  

 

「箱根越え」

 

 

中央には「鳳凰と横浜市の市章」

 

 

階段の踊り場にあったものと同じデザイン。

 

 

資料室の端には時計塔への螺旋階段がある。

とてもコンパクトで美しい装飾の階段。

 

 

貴賓室は八角形の部屋。

 

 

 

 

貴賓室前の階段には

幕末に来航したペリー提督の黒船 「ポーハタン号」を描いたステンドグラスがある。

こちらは日本第3位のステンドグラスといわれる。

 

 

日本3位といわれるだけあり、緻密なデザインに、一枚一枚のガラスの色合いも複雑できれい。

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど貴賓室の真下の1階は出入口になっていた。

 

 

こちらもまた八角形。

 

 

 

 

 

お花がモチーフのようなモザイクタイルがかわいい。

 

 

 

 

 

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中村軒のかき氷とイルカのステンドグラス他

2019-06-08 | 建築巡り・街歩き【京都】

桂離宮へ訪れた時に、近くにある老舗の和菓子店、中村軒へかき氷を食べにやってきた。

 

 

創業明治16年、現在の建物は明治37年に建てられたものだそう。

中村軒の看板と、中の囲炉裏は桂大橋改修時の廃材が再利用されているという。

 

 

歴史が感じられる店内。

奥にはイートインスペースのお座敷があって、その奥には椅子席も。

 

 

いちごのかき氷を頼んだら、シロップはいちご感いっぱいで超満足。。

しかし、桂離宮の見学時間が迫ってたので大急ぎでかき込み、ゆっくりできなかったのが残念;

 

 

中庭

 

 

ランチは寺蔵カフェにて。

 

 

寺蔵ランチは自家製野菜のせいろ蒸し付き。

ボリュームもあって美味しかった!

 

 

行きに歩いていたら、小児科医院の窓辺にステンドグラスらしきもの。

 

 

 

 

 

中から見てみたいなあ、とお願いすると、快く見せて頂けた。

外からはよく分からなかったけど、イルカのデザインのステンドグラス。

 

 

さまざまな青で表された海の中のイルカがきれい。

 

 

 

 

一番奥には丸窓に小魚がたくさん。

 

 

素敵な待合室だった。

 

 

 

 

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桂離宮

2019-06-07 | 建築巡り・街歩き【京都】

先日、京都を歩く会で桂離宮に申し込んで行ってきた。

20ウン年前にこの面子で行ったと思ってたが、修学院離宮だけで、桂離宮は初めてだったと行った後気づいた;

桂離宮は江戸時代の17世紀に皇族の八条宮の別邸として建てられた建築群と庭園からなる。

 

 

こちらは茅葺切妻屋根の御幸門。

この先には桂離宮の正門である表門がある。

 

 

御幸門はあべまきという自然木の皮付丸太で支えられている。

野性味あふれる木だなあ。

 

 

御幸門から表門への道は長く見えるように、先へ行くほど道幅を狭めるなど視覚的な効果が考えられ、

小石を敷き詰めた道は着物の裾が濡れないようにと、水はけをよくするため、中央が少し盛り上がっている。

 

 

後ほど、外から回って見た桂離宮の正門の御成門

檜丸太の門柱に磨き竹を隙間なく並べたもので、特別な場合以外は開けられることはないという。

意外とシンプルで質素だった。

 

 

外腰掛は茅葺寄棟造りの屋根を皮つき丸太が支えている。

茶室松琴亭の待合い腰掛。

左端には便所がついていて、そこは使われることはないが常にきれいに掃除されていて、

もてなしの心を表わしている。

 

 

その向かいには島津家から献上されたという蘇鉄山があり、

 

 

腰掛の前には自然石と切石が組み合わさった「真・行・草」の「行」の飛び石が長く延びている。

 

 

その先には回遊式庭園が広がる。

黒い石が敷き詰められた洲浜の先端には灯籠があり、岬の灯台に見立てて海を演出。

向こうに見える橋は天の橋立に見立てたものと言われているのだそう。

 

 

どこから見ても正面になるという回遊式庭園は、どこから撮っても絵になる感じ。

立派な松の枝ぶりにも惚れ惚れ。

 

 

向こうに見える建物は松琴亭。

松琴亭は桂離宮の中でも最も格の高い茅葺入母屋造りの茶室。

桂離宮には茶室が4つ点在していて、それらは春夏秋冬をモチーフにした四季の茶屋となっている。

ちなみに松琴亭は冬の茶屋だそう。

 

 

茶室は三畳台目、遠州好みの八窓の茶室。

 

 

一の間

 

 

二の間

青と白の市松模様の襖はとても大胆で斬新。

以前は加賀奉書が使われていたそうだけど、現在は越前奉書が使用されているとか。

 

 

袋棚には狩野探幽の絵が描かれている。

 

 

深い軒の軒桁はあべまき丸太、垂木は竹と、自由に作られていて、

 

 

縁側に突き出したところにはかまどや棚など水屋が置かれ、オープンな茶席を演出。

 

 

右手には石作りの長炉といわれる部屋をあたためるものが設置されている。

 

 

 

 

賞花亭は小高い島の上にある素朴な茶室で、峠の茶屋と呼ばれている。

茅葺切妻屋根に皮付きの柱が用いられ、

 

 

竹の連子窓からは緑が目に入る。

風の通る吹き放しの開放的な賞花亭は春の茶室に。

 

 

園林堂は元持仏堂だそうで、現在は建物だけが残っている。

 

 

 

 

 

 

 

笑意軒は田舎屋風の茶室。

茅葺寄棟造りの屋根にこけら葺の庇がついている。

 

 

腰高障子の上に六つの丸い下地窓。

 

 

 

 

障子の引手はボートの櫂をモチーフにしたもの

 

 

 

 

 

 

踏み石は「草」の踏み石だそうで、自由奔放に並べられてる。

 

 

こちらの引手はなんと矢の形。

 

 

矢の羽の部分が引手になるようで、面白いなあ。

 

 

笑意軒からは先ほど見てきた園林堂の全景が見える。

太鼓橋と共にいい眺め。

 

 

こちらは桂離宮の中核をなす書院群で、右手から古書院、中書院、楽器の間、新御殿と雁行して並んでいる。

書院の見学は外からのみ。

建物は川の氾濫に備えて、又庭の鑑賞の為に、高床式になっていて、こけら葺の屋根は20年に一度、ふき替えられるという。

建物前の広場では弓場や蹴鞠なども行われていたそう。

 

 

 

 

 

月波楼は秋の茶室で観月の為に設えられたものだそう。

 

 

天井は竹の垂木が船の底のような形に組まれ、舟底天井に。

 

 

襖の引手は機織りの道具を表わしているという。

 

 

窓からは池を眺めることができる。

 

 

こちらの茶室も水屋はオープンになっていた。

 

 

書院の玄関である御腰寄。

中門からは切り石が敷き詰められた延段が延び、緊張感のある真の踏み石になっている。

ここでぐるりと一周回ってくることができた。

約1時間のガイドツアーもお開きに。。

 

 

 

 

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埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡り2019【横浜市役所と喫茶ルミエール・ド・パリのモザイク画】

2019-06-06 | 埼玉&東京&横浜のタイル&建築巡り2019

目黒総合庁舎から横浜へやって来た時にはもう3時半すぎていた。

まずはインスタで見て、モザイクタイルの壁画がすごい!と、うなった横浜市役所へ

ぜひこの目で見たいとやって来た。

 

 

横浜市役所は横浜開港100年記念事業のひとつとして、昭和34年に村野藤吾設計により建てられた。

鉄筋コンクリート2階建ての建物は、外観はコンクリートの柱に壁面はタイル貼りに。

 

 

エントランスを入ると、タイルを使ったレリーフが壁面を覆う。

 

 

レリーフは彫刻家、辻晋堂氏の作品だそう。

タイルは泰山タイルが使われているという。

 

 

近寄ると、とてもダイナミックな凹凸が見られる。

 

 

床を見ると、まるで木製のような色合いの茶系のタイルがヘリンボーン状に貼られている。

渋いなあ。

 

 

エントランスを突き進むと、市民ホールが目の前に開ける。

二層吹き抜けの大空間に、壁面いっぱいにレリーフが彩る。

幅50m×高さ7mのタイルを使った巨大なレリーフは圧巻!!


 

無機質なコンクリートの柱との対比もおもしろい。

レリーフの作品名は「海・波・船」

 

 

 

 

天井につく照明はドレープのように波打つ

やはり波をイメージしてるのかなあ

 

 

 

 

 

 

エレベーターホールの壁面に貼られた藍色のこのタイルもきれいだなあ。

このタイルは海をイメージ?!

 

 

 

 

一枚一枚表情の違うタイルたち

 

 

レリーフはホールだけでなく、2階にも

 

 

 

 

現代アートもこの空間にぴったりマッチ。

 

 

ホールには幅の広いゆったりとした階段がつく。

 

 

段差もゆるやか。

 

 

ヘリンボーン状タイルと壁の藍色タイルのコラボ

 

 

市庁舎を見学した後は、コーヒーの大学院、ルミエール・ド・パリへやって来た。

ここにはお花のモザイク画があるとうかがってた。

 

 

喫煙席を通り、奥の禁煙席へ案内されると、

 

 

ちょうど目の前にこのモザイク画のある席が空いてたので、そこへ陣取る。

 

 

モザイクを眺めながらの至福のティータイム。

 

 

 

 

それにしても独特の内装の喫茶店・・

モザイク画はこの奥の席にも2カ所あった。

 

 

 

 

この壁面はクロスかな?と触ってみたら、タイルだった。

 

 

座った席の足元を見ると、こんなタイルが。

 

 

銅製のカップに入って出てきたアイスコーヒー。

 

 

入口近くの壁は石のモザイク。

ひと休みした後は、建築巡りも最終コーナーへ突入。

 

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