m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

土岐のタイル巡り

2022-03-08 | 多治見&土岐の旅2022

前日は多治見のモザミューから土岐にやって来て宿泊。
10時にお約束したケラモスアートさんのギャラリーに行く前に、ホテルで貸してもらったママチャリで散策。


タイル貼りのクリーニング店。


丸太っぽい模様の入ったタイル。


焦茶の濃淡タイル。



こちらは元スナックの入口周り。


貼り方が独特。
凸凹感がおもしろい。


角の部分もこんな感じ。





「待屋」という喫茶店でモーニングすることに。


卵サンドのモーニングを。
コーヒーはポットに2杯分もうれしい。


土岐川の土手


セラトピア土岐の玄関ホールには、大きなスケールの陶板があった。





何屋さんだったか?お店の店先に埋め込まれた陶片。


元クリーニング店?の廃店舗には玉石タイルの腰壁。



グリーンのタイルで縁取りされてる。



住宅の壁面に貼られてたタイル。
かすかに中央が上下に膨らんでる?
ひょっとしたら錯覚タイル?と思ったけど、


寄ってじっくり見たら、やはり中央部分が膨らんだタイルだった。
珍しい〜初めて見たかも。


このタイルも真ん中がふっくら。


民家の玄関先に敷かれてたタイル。



粗目の土に渋い色合いのタイル。


こちらは凸凹した感じがプリントで表されてるのが面白いタイル。


タイルに囲まれた建物を発見。
隣向いの建物から出てきた方に伺うと、陶器商会のショールームだったそう。


ミントグリーンのモザイクタイルが貼られた柱。


両脇の腰壁には、発色がきれいな布目のボーダータイル。



玄関ポーチはブルーと白の市松模様。




両脇にあった窓周りにもタイルが貼られてた。



ショールームの後ろには、事務所棟が続いてる。



事務所の腰壁は茶系の型押しタイル。


更に続く建物の玄関ポーチのタイルも渋い。


ひとつの建物に何種類ものタイルが使われてるのは、タイルの町ならではで楽しい。


「山豊陶器株式会社」と陶器の看板。






お花付きのベランダフェンスが可愛い。


ケラモスアートさんの見学の後は、土岐市美濃陶磁歴史館へやってきた。
特別展の「小山富士夫と美濃」を鑑賞。



美術館へのアプローチもタイルでデザインされてる。


扉の引き手ももちろんやきもの。


エントランスには、こんなタイル壁面。



縦に貼られたボーダータイルに、小花のタイル。


展示室の扉の引手も色違いの陶器製。



美濃陶磁歴史館のそばには巨大な登り窯があった。



階段状に連なる連房式登窯では、茶道具、懐石道具、文房具などの
多種多様な織部製品が生産されたそう。

これにて、多治見&土岐の旅は終了。
やっぱりやきものの町の町巡りはワクワク楽しい~
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多治見のタイル巡りその三

2022-03-04 | 多治見&土岐の旅2022

多治見の続き、、
土岐川沿いにあるカフェノイへ。
こちらもまだ入ったことがなかったので、一休みにお茶しに立ち寄った。


入口周りには縦長のグレー系のモザイクタイルが貼られ、ガラスブロックが入っている。



グレー、ブルー、白、黒とさまざまな色が重なり複雑な色合いを見せるタイル。



角の丸い大きな窓が明るい店内。



温かいチャイを頂いた。


カフェのすぐそばにあるこちらは元演劇場として建てられた建物。


玄関ポーチに立つ光沢のあるモザイクタイル柱。
レストランや、英会話教室などが入ってる。



お手洗いに入ると、かわいい色のヘキサゴンモザイクが貼られてた。

橋の袂にもタイル貼りの欄干。


公衆トイレはモザイクタイルで彩られている。








窓だらけのこの建物は写真館。


入口周りは、とても美しい宇宙?タイルが。


うっとりする美しさ。





色褪せ感が絶妙なシャッターの絵。


店先に敷かれたモザイクタイル。
大小さまざまな形のモザイク片。


アンティークショップ三角屋。



ここの軒周りのタイルもきれい。


明かりの灯った店内は、窓際に並べられたカラフルなガラスが光を通してきれいだった。


敷き瓦もあった。



更に奥にも、デッドストックの食器いろいろ。


ながせ商店街までやってきた。
元時計屋さんがリノベーションされて、ブック&カフェ、「ひらく本屋」と「喫茶わに」に。

元時計屋さんということで?階段に下がるシャンデリアは、メガネのレンズを再利用したものだそう。


階段の柱はタイル貼り


2階にあった書架(ディスプレイ棚?)はタイルで装飾されたものだった。


タイルは、市民のワークショップで貼られたものらしい。




こちらは隣接している「喫茶わに」
夕飯が近い時間だったので、お茶は飲まず。





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多治見のタイル巡りその二

2022-02-28 | 多治見&土岐の旅2022
多治見市陶磁器意匠研究所を後にし、モザミューへ向かう。
研究所向かいにあるタイルも味わいがあって大好き。


窯変具合がうっとりする。


玄関ポーチのタイルもひと癖あるタイル。


星ケ台運動公園の外壁には、陶板で抽象的な図案が描かれてる。



うっすらと織部釉がかかる。

この辺り、登り坂でやたらとしんどかった、、こんな所に来てまでヒルクライムか〜と思ってたら、なんと借りた自転車が電動だったことに気付き慌てて電源入れた。この後急な下りもあり、、
駅から直でモザミューだと平坦のようだが、陶磁器意匠研究所経由だと一山越さないといけなくなる感じ。


星ケ台保育園の看板もモザイクタイルでできていた。
さすがにタイルの町。あらゆるところにタイルが用いられてる。


夜空に浮かぶ月と星がイメージされてるようで、青のグラデーションがきれいだった。





細かめのマーブルタイルが貼られた元店舗?




ガラスブロックとモザイクタイル。


カフェの入口壁面にはブルーがさわやかなモザイクタイル壁。


長さも大きさもマチマチ?!手でランダムに千切った感のあるタイル。


こちらも前回発見した元理容院のタイル尽くしファサード。


出窓の下部にも丁寧に貼られたモザイクタイル。


玄関ポーチは立方体に見えるモザイクタイル。


モザミューに到着〜
広場に自転車止めて。
こんな手洗い場があった。


オレンジっぽいベンチ。


こちらはスイカ。


モザミュー後は、再び多治見駅へ向かいつつタイル巡り。


いつも立ち寄ってしまう「しあわせなお家」は昭和20年代に建てられたモザイクタイルの貼り場だった建物。
DIYで改装し、活用されている。


外回りには、貼板にならべられたタイルがディスプレイされていて、見飽きない。


このパズルモザイクも一見複雑に見える。




モザイクタイルシンクも。
レトロなタイルの組み合わせがかわいい。
シンクはこちらで制作されていて、
メルカリでも販売されているようだ。


足元のタイルもいいなー





隣の建物もスクラッチタイル貼り。


この後、モザミューでも写真で見た笠原神明宮に山内逸三の神馬の陶壁を見に行ったのだが、、どこにあるか分からなかった;


途中で出くわした滝呂中央公園にあったアーチの門。


この門が味わい深かった。


所々織部釉が染み出したようにかかり、


そのアーチの天井がとてもきれいな発色のタイルに覆われていた。


所々、剥がれかかっているのもよい感じ。


モザイクタイル画で表された小学校がずらりと並ぶ道があったり、


外回りがタイル尽くしに彩られた住宅もあった。


そのお家にはいろんなタイルが用いられていたが、こんなイルカのタイルも。

その三に続く、、




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多治見市陶磁器意匠研究所のタイル

2022-02-26 | 多治見&土岐の旅2022
レンタサイクルで、多治見駅からタイル巡りしながら多治見市陶磁器意匠研究所へやってきた。
ここの外壁のタイルは、自分的に最高に好きなタイルのひとつ。



前回は休館日で開いてなかったけど、今回は開館していて、多治見のやきものの企画展と卒業制作展が開催中だった。


まずは外壁をじっくり愛でる。


グリーンを基調として、グリーンからブルーの濃淡や、グリーンから黄色みを帯びたタイルも所々に入れられていて、
それが絶妙な彩りに。



所々に白い陶板が入ってる。


同じような色合いのタイルも、よく見るとひとつひとつ表情が違い、やきものの美を感じる。


タイル壁を見上げる。
真っ青な空に奥行きのある色味のタイル壁が映える〜〜最高ー


正面玄関。



志野焼の扉の引手。



そして、前回は外からしか見えなかった、ロビーのタイルに対面できた。


これまためちゃめちゃきれいなタイルに吸い込まれそう。


トルコ釉の濃淡は、濃紺から薄い水色まで。


一枚のタイルの中にも、中央部の模様の凹みで濃淡がつき、


更にそれぞれのタイルが凹凸つけて貼られていて、より複雑な表情に。


2階展示室から、正面玄関を望む。


1階の男子トイレが、こんな辰砂釉のタイル貼りに。


辰砂の赤と洗面ボールの白の対比が鮮やか。


そして、扉の外からチラッと見えた副所長室のタイル。
受付の方に見学をお願いして見せて頂いた。


壁一面に貼られた大ぶりなタイルは、表面がガラス質で見たことのないような質感。


水色のガラスタイルが所々にアクセントに入れられている。


受付の方の話によると、ここの職員さんが作られたとか。


そして、受付の奥にチラッと見えたモザイクも見逃さなかった。
近くで見させてもらう。


マットな色の釉薬のタイルが、ランダムに割られて貼られていた。


グランド側からのタイル壁面は、色味は同じだけど、表とはまた違ったボーダータイルが貼られている。

とても発色がきれいな透明感のある緑。


もう一つの棟と下部にはこんな大きな陶板が貼られてた。





そして、、建物の外、低い塀には、モザイクタイルがずらりと。


多治見市陶磁器意匠研究所を大満喫!
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多治見タイル巡り他

2022-02-22 | 多治見&土岐の旅2022

モザイクタイルミュージアムへ行く前、
多治見の駅北口に降り立つと、いつも出迎えてくれる公衆トイレ。
タイル尽くしで、柱から持ち送りまでが一体となり優雅なラインにうっとりする。



持ち送りの先端まで、丁寧にタイルが貼られてる。



その軒裏には、小花のタイルがびっしりと。



壁面のタイルもニュアンスのある地模様が入っている。そして真ん中には一列、ライト風の意匠の穴あきタイル。
後ほど見学したケラモスアートさんで同じものを見つけ、ケラモスアートさんで作られた物と判明。


中もタイル尽くし。
白の大きさがランダムなタイルに、真ん中にピンクのタイルが一列に入ってる。
男子トイレは、このピンクの部分が青になってる。

この後、予約していたレンタサイクルを借りに行った。
いつもはバスに乗るのだけど、バスの本数が少ないのと、寄り道しながらモザミューへ向かおうと思ってたので、今回初レンタサイクル。


着いたのがもうお昼だったので、まずは腹ごしらえに「コーヒー&スパゲッティK」へやって来た。
一度入ってみたいと思ってたお店。


外観も可愛い。
赤いテントの入口。2階にはアーチのついた窓。


2階の壁面には、6角形と正方形を組み合わせた蜀江文様のタイルが貼られてる。


1階の窓。
窓上のアイアンの飾りもいいな。


店内へ。


クラシカルな椅子や天井、鏡。


床のタイルも美しい〜


お手洗い手前には、こんな小窓があって、周りの壁面はタイル。





名物、玉子引き鉄板ナポリタンスパゲッティのセットを頼んだ。
熱々のスパゲッティ、私には濃すぎるくらいだったけど、美味しかった。


ホットカフェオレも可愛いスタンド付きのガラスカップで出てきた。


ランチの後は、タイル巡りしながら、
最終モザミューを目指す。
タイル貼りの旧郵便局の建物。


庇の内側にも念入りに多種類のタイルが貼られてる。


Y字路に立つ住宅の腰壁にもタイルがめぐらされている。


経年変化で変色したタイルのグラデーション。


古い写真館があった。


玉突=ビリヤード店?
遠目で見ると玉石タイルっぽかった腰壁が、


近寄ると石が詰まった壁だった。


タイル貼りの理容ロビン


入口足元に貼られてたモザイクタイル。



いろんな型板ガラスも。


そして元町公民館まで、鹿に会いに。


細かいモザイクで描かれた鹿と山並。


公民館がこんなモザイクに覆われているなんて、さすがにタイルの町。


松の木もリアル。


こちらのタイルの渋い色どりもきれいだなあ。




入口周りには、擬木が描かれていたり、山の絵が描かれてたり、
不思議な玄関周り?だった。


元お風呂屋さんの廃墟?
入口にコラベルタイルが貼られてた。





多種類のモザイクタイル貼り浴槽?!


ピンクのタイル、可愛い。




表面が波打つピンクのモザイクタイル。


こちらは地模様のあるまだらタイル。
今まで見たことないかも。



喫茶店の入口。
色違いのボーダータイルを縦に貼って
デザインされていた。

この後は、多治見陶磁器意匠研究所へ。
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土岐市ケラモスアートギャラリーへ

2022-02-17 | 多治見&土岐の旅2022

岐阜ではもう一つ、インスタを拝見していた土岐市のケラモスアートさんへ訪れるのも楽しみにしていた。
ケラモスアートさんは、全国の数々の有名近代建築のタイルやテラコッタの復元を手掛けられている。去年の夏にギャラリーをオープンされ少し前に訪れた京都タイルギャラリーでもタイルの実物を拝見していて、とても興味を抱いていた。


ギャラリーへ訪れると、外壁には、色とりどりの渋いスクラッチタイルが貼り巡らされていた。
なんというインパクト!
なんという美しさ!


これらの味わいのあるタイルは、神戸女学院の第三期の修復工事に携わった際に何度も焼き直し、試行錯誤した試作品なのだそう。


茶色に緑混じりや青混じり、グレー、さまざまな色味のタイルが美しい。


タイルは、湿式の押し出し成型で作られ、
一枚一枚、手作業でスクラッチを入れたもの。
機械では出せない味わいがある。



スクラッチタイルに見惚れてしまって、なかなかギャラリーに入れず、、


ご兄弟2人で、タイル制作をされながら運営されているギャラリーは、陶板、陶俑作家さんでおられたお母様の作品の常設展示をはじめ、オリジナルのハンドメイドタイルが展示、販売されてる。
あれもこれも欲しい、見たいものばかりで焦る、、



まずは、今まで近代建築の修復時にタイルの復元を手掛けられたものの資料を見せて頂いた。
京都市美術館の旧玄関のこのタイルもいくつか修復されてたんだなあ。


別府公会堂の藍色の布目タイルも!



銀座の奥野ビルの1階部分のスクラッチタイルも!

他にも京都図書館、京都大学、北海道大学、ロームシアター京都、山の上ホテル他多数、、あの近代建築も、この近代建築も数々の名だたる近代建築の修復に携わられていたのだった。
大手ではなかなかできないきめの細かな対応で、質の高い復元タイルをたった2人で作られているというのが驚きだった。



先斗町歌舞練場外壁の復刻タイル。


布目がよじれるように入ってる別府公会堂の布目タイル。


山の上ホテルの修復時に階段から出てきたというタイルの復元も。


なんとあの大阪の小川香料のアールのついた軒のテラコッタの復元品まで作られていたとは!


敷き瓦も。


イシュタール門のミニチュア。

大手の会社ではなかなか対応できないといったものが最後に回ってくることが多いのだとか。


復元だけでなく、他にも特殊な金型で作られた押し出し成型によるオリジナルデザインのタイルを手掛けられている。


お花の形をしたオブジェもかわいいし、


複雑な形を抜いた透かしブロックのようなタイルも美しい!
こんな風に積み上げて使っても、一個だけでも存在感がある。


そして別棟の展示室には、色とりどりのレリーフタイル!
ホームセンターの鉄筋を使って作られたというディスプレイ棚が、ローコストでシンプルなのにセンスよく、タイルの可愛さがめちゃめちゃ引き立ってる!


この中から欲しいものいくつか選ぶのに困難をきたす。
棚ごと買い占めたいレベル。


他にも様々な手作りタイルを見せて頂いた。
これもすごく面白いなあ。組み替えると又違ったデザインになるようだ。


作業場も見せて頂いた。
1250度まで上がる窯は、焼き上がりは6日間かけてじっくり冷ますという。
じっくり冷やすことで、結晶など風合いが生まれるようだ。
他にも粘土を圧縮して、押し出し成型する機械や、その口金となる手作りされてる金型、石膏型から空気を送り込んで粘土を外す機械など、興味深いものをいろいろと見せて頂けた。


更にはスクラッチ体験まで。
一本が半筒状の針を並べて作った器具を使って、フリーハンドで真っ直ぐ引っ掻く。
思ったより深めに引っ掻かないと、もろもろしたわらびが出ない。
引っ掻いた後は、ローラーで軽く押しつける。3回目でちょっとそれらしいのができたかな?!


お庭には、さまざまなタイルの試作品などが敷き詰められていて、一向に飽きない。



織部の敷瓦なども。


エントランスは、オリジナルのレリーフタイルが散りばめられている。


レリーフタイルの周りは筑波大学に使われた復刻タイル。



悩みに悩んで選び購入。



可愛い干支のトラのオブジェも。

ちょうど急ぎのお仕事があるにもかかわらず、丁寧に応対して頂き、
タイルの世界を超満喫させて頂いた。

復刻タイルなど、本物を再現するためには、質感や色味などきめ細かな調整が必要で、何度も焼き直しが繰り返され、手間と時間、コストのかかる大変な作業。採算が合わず閉業されていく同業者が多々ある中、ケラモスアートさんでは平成元年創業以来、制作を続けておられる。
見学をさせて頂き、近代建築の修復にも多大な貢献をされているこのような小さな会社があるということをより多くの人に知ってもらいたいなと思った。

ケラモスアートさんのHP→
一部通販されてます→☆

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多治見市モザイクタイルミュージアムこだんみほ『銭湯幻視ーモザイク湯』展へ

2022-02-13 | 多治見&土岐の旅2022

多治見のモザイクタイルミュージアムで2/11から開催中の、こだんみほさんの『銭湯幻視ーモザイク湯』展へ初日に訪れてきた。
モザイクタイルの聖地と言われる、多治見市笠原町にあるモザイクタイルミュージアムには、ミュージアムの前身であるモザイク浪漫館時代から幾度となく訪れていた。
そんな大好きな美術館でこだんさんの作品が見れるとは~興奮!!


この日は快晴のタイル?!日和。
青空との対比が美しい建物は、藤森照信設計、
タイルの原料の粘土を切り出す採土場をデザインしたもので、土に覆われ、所々に陶器の破片が埋め込まれているというユニークな外観。


はやる心を抑えつつ、まずは常設の4階へ。
オープンエアの展示室には明るい光が差し込んでいる。


真っ白なモザイクタイルが貼られた展示室には、懐かしい味わいのモザイクタイルが所狭しと展示されている。
中央にそびえるのは竹を模したタイルが寄せ集まったタワー。


大壁面には銭湯に貼られていたような東郷青児風裸婦のモザイク画や風景を描いたタイル画が集められている。


モザイクタイルのシンクや浴槽などは、様々なモザイクタイルの競演が見られる。


色合わせやデザインも愛らしいなあ。



そしていよいよ3階の企画展示室へ。
大きな垂れ幕がかかっている。


そしてこだんさんのタイル絵を発見!
とても細かいドットで表された金魚の絵は、名古屋の平田温泉の改修前のタイルをイメージし、描かれたものだとか。
一粒一粒細かいドットが艶やかに盛り上がり、本物のマイクロミニサイズのタイルみたいで可愛い!


こちらは新地湯のファサードを模したものだそうで、
古材との相性もよく、渋い。


作品の合間には本物のなつかしさあふれるモザイクタイルの展示。


台紙に貼られタイル見本そのままの展示もたくさんあり、
昔のそのデザインのタイルの名称がいろいろ分かって楽しい。



「菊」と名付けられたこのモザイクタイルもこのピンクとオレンジのカラーの取り合わせが最高に可愛い。


そしてその「菊」をデザインに取り入れたこだんさんの作品。
円形浴槽を模したという木工房KOKOさんによる額も工夫が凝らされていて
すばらしい~



解体されたあかし湯のカランを使った作品。
ついに作品は立体へと進化!


ウェーブという名前のタイル。
水の流れでも表しているんだろうか?
動きがあって面白い。


ウェーブが取り入れられ、こだんさんの「おかまドライヤー」と題された作品は、
旧あかし湯のスィッチ部分が活用されていて、とてもユニークだなあ。


靴箱の扉とタイル絵が融合したおなじみの作品も勢ぞろい!



こちらは「クインスノー」というデザインのタイル。


私も以前ご一緒させて頂いた都湯の釜場にあるバルブの並んだ配管がモチーフだそう。
木の円柱と本物のバルブを使った額も大胆で面白いなあ。
あの時見たものが、このような作品に変貌を遂げるとは、、!

作品はまだまだたくさんあるけど、行ってのお楽しみがなくなるといけないのでこの辺で。

モザイクタイルの可愛さが詰まったこだんさんの作品が、
ミュージアムの所蔵品の本物のモザイクタイルと肩を並べ展示されてる様子を観て胸が熱くなった。


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