m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

名古屋&津島&岐阜の旅2023【名古屋・最古のコメダ&中産連ビル&モザイクタイル巡り他】

2023-03-31 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023
犬山から名古屋へやってきた。
名古屋では、まだ見たことなかった中産連ビルへ行こうと高岳駅から向かう途中、
前回閉まっていた日本最古のコメダ珈琲店へリベンジ、お茶することに。


日本で2番目にできたコメダらしいが、
1番目はもうないので、現存する最古のコメダだそう。



レトロな店内。


壁に描かれた壁画。


赤いベルベットのソファに古時計。



壁面の飾りは何を意味してるのか?
と思ったら、漢字で「珈琲」と書いてあるのだとか。


シロノワールで一休み。


休憩後、更に歩く。
ブルーのタイルに覆われた5階建てのスリムなビル。


各階の窓の横に付く面格子が可愛いな。



女子力高いビルだった。


そしてやってきた中産連ビル。
昭和38年坂倉準三設計により、社団法人中部産業連盟の研修施設として建てられた。



改めて見てみると、縦長、横長、正方形の窓がランダムな感じで並んだ窓の配置が面白いなあ。
グリーンのグラデーションのタイルも素敵。
もっと近くで見たかった。


1階の回廊。


深緑混じりの大理石が使われた壁面も。


1階階段ホール。



床に入れられた真鍮のラインが優雅な曲線を描く。


鮮やかなブルーの階段、


つややかな木製の手すり。








1階のカフェ。

う〜ん、タイルが良い色。


その後は、まだ名古屋で見てないモザイク巡りを。
名城大学八事キャンパス、薬学部の体育館棟外壁に設置された矢橋六郎による「薬と生命」


全体を見渡した後は、やはり細部が気になる。色とりどりの大理石、目の覚めるようなブルーのモザイクガラスがきれい。





遠目で見ると、色合いが単調に見える箇所も、寄って見ると、さまざまな色合いのモザイクが使われている。


淡い色合いのモザイクもきれいだなあ。


八事駅のモザイク画。






こちらの、ベンチが一体となったモザイクタイル柱も素敵!
楕円の柱にガラスモザイクがびっしり貼られている。



メロン色のモザイクもきれいだな。


そして最後に名古屋メトロ鶴舞線原駅へ。
長〜い壁面に貼られたモザイクが圧巻。


鳥や木々が見える。森や空の色だろうか、ブルーからグリーン系のモザイクがさわやかで、うっとり。


所々、光沢のあるピースが入っていて、それが効いてる。



透明感のある色彩も素敵。



こうして、1泊2日の名古屋、津島、岐阜の旅は、終了〜
建物とタイル、がっつり楽しめてよかった〜&今頃になったけど記録が終結できてよかった;
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名古屋&津島&岐阜の旅2023【犬山の街並み】

2023-03-31 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

迎賓館サクラヒルズの川上別荘旧後藤別荘を見学した後は、名古屋へ向かう途中に、犬山を通るようだったので、久しぶりに犬山へ立ち寄ることに。
駅近くの孔雀のビル、これはモザイクタイルのようだ。
いきなりスケールの大きいタイル物件。




バラの花をかたどった華麗な面格子発見。



今にも落ちそうな「R」が絶妙な理容院。





そしてまずやって来たのは、レストラン開晴亭。
前回来た時には閉まっていたので、リベンジしたかった。
ちょうど閉店間際の駆け込みで、セーフ。


壁面を飾るこのタイル。
フリーハンドで描いたようなやわらかいラインがいいなあ。


腰壁のタイル。


店内は、お昼をとっくに過ぎ、閉店時間近かったのでだれもおらず。


藤のパーテーションと椅子も素敵。


カニクリームコロッケのランチを。
美味しかった。


食後、街中をぐるりと一周。
やきもの店のショーウィンドウ下のタイル。


ふっくら厚めのクリーム色。


豆腐屋さんのタイル。


ガラスブロックとタイル。


何屋さんだったか?パステル調のモザイクタイルが可愛い入口。



もやっとタイル。

慶長2年創業、荵苳酒 という薬用酒を製造されている小島家の建物。
蔵を改装した味噌カツ丼のお店。


お土産屋さんで活用されてたモザイクタイルのショーケース台。


赤い目地に白いレリーフタイルが映える。


ベンガラ色の赤い壁、旧遊郭らしき一画も。


扇形の透かし彫りが入ったうっすらピンクのコンクリートブロック。


腰壁に細かいえんじ色のモザイクタイル。




玄関脇にグリーンと白の市松模様のタイル。










この後は、駅へ向かい、一路名古屋へ。 
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将軍塚青龍殿へお花見

2023-03-30 | 季節の花・自然

春の「京都を歩く会」、この日は、友人のチョイスで、将軍塚青龍殿へやってきた。
今年は、桜が早いと聞いていたので、だいぶ前から約束してたこの日は、もう見頃過ぎてるかも?と心配だったが、
天気が良い上に、満開〜


特にこの枝垂れ桜が、かわいいピンク色。



青龍殿は、大正2年に大正天皇の即位を記念して建てられた武徳殿を移築再建したもの。
建物内部は、撮影禁止だったが、吹き抜けの高い天井に、広大な空間が広がっていた。



青龍殿の前にあったこの枝垂れ桜が良い枝ぶり。







お参りした後は京都市内を一望できる大舞台へ。
バスでかなり高いところまで上がってきてたので、さすがの見晴らし。



桜越しに街を見下ろせるところも。









俳優の近藤芳正が写真撮影に来てたり、他にも山歩き番組?テレビ撮影隊も来てた。


展望台から見る桜も見事。


桜と青空とのコントラストも最高。






枯山水庭園もあり、


桜と庭園、楽しめた。


バスで下って、蹴上から水路閣、


南禅寺を通り、


哲学の道を少し歩く。
花筏を期待してたが、逆にそれには早過ぎた。



哲学の道はさすがの大賑わいで、
途中、バス停近くでランチして、河原町まで。

河原町で食べた伸びるカマンベールチーズ入りのタコパン美味しかった。。
















コメント (2)
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ワークセンターかじま 杉江製陶所タイルテラス竣工お披露目会

2023-03-28 | 建築巡り・街歩き【その他】

先週末は、常滑のワークセンターかじま
杉江製陶所タイルテラス竣工お披露目会のお手伝いへ行ってきた。
杉江製陶所見本室タイルの解体が決まり、初の見学会が開催されてから約1年。
クラウドファンディングに始まり、さまざまな交渉事、複雑な手続き等、
加藤さんをはじめ、実行委員の皆様の超絶なる実行力、支援者の皆様のおかげで、ベストな形で保存することができて、本当に感謝!


除幕式で、徐々に姿を現すタイルテラス。


今後は、こちらのワークセンターかじまにて、誰もが目にすることができ、テラスとしても活用されるという、最も良い形での保存がすばらしい〜
竣工式後は、にざまつ散歩道店特設会場にて、グッズ販売やフロッタージュワークショップのお店番を。
かじまにタイルテラスを見に来られたお客様などが、時折立ち寄ってくださった。

木版画の晴三さん×杉江社長コラボデザイン手ぬぐい二種、Lindenさんデザインのクリンカータイル手ぬぐい。

Lindenさんによるニューデザインの絵葉書いろいろ

杉江製陶所で発掘された、クリンカータイルをはじめとする様々なタイルを使った
誰もが夢中になれるフロッタージュコーナー。

この他、加藤さんのスライドトークなども行われ、2日間、まったりと無事終了。



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名古屋&津島&岐阜の旅2023【迎賓館サクラヒルズ•旧後藤別荘】

2023-03-24 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

萬松園と同じ敷地内、サクラヒルズ創寫舘に建てられているのは、旧後藤別荘。
日本で初めて毛織業を始めた後藤恕作の別荘で、木曽川の下流にあったものを
移築し、リノベーションしたもの。

赤煉瓦造りの外観に瓦屋根が乗り、唐破風の車寄せがつく、ちょっと不思議な和洋折衷風。


エントランスホールは、格天井、同じく格子の装飾や窓ガラス、擬宝珠のような階段親柱など和風の造り。



玄関入って右手の部屋は、折上げ格天井に寄木貼りの床、壁に描かれた桜が華やか。桜は後から描かれたものだそうだが、結婚式場の雰囲気にぴったり。


お部屋の入口にもこんな唐破風が乗っている。
螺鈿の装飾が細かく入り、


入口両サイドには、瓢箪や扇子などの細かい象嵌細工が可愛い。





格子が細かい格天井。



3Dに見える寄木貼りの床。


2階への階段は一部鏡貼り。


アンティークの家具調度品も雰囲気にぴったり。





各部屋天井装飾が異なり、



1階のホールはヴォールト天井の縦長の広いホールに。
新しい部材で復元された箇所もあるだろうけど、新旧が馴染み、アンティーク家具と共にセンスのよいリノベーションで楽しめた。

萬松園と併せて、和洋どちらも写真映えするスポットが充実してて、結婚式場としても、良いなと思った。



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名古屋&津島&岐阜の旅2023【迎賓館サクラヒルズ川上別荘(萬松園)見学

2023-03-23 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

岐阜の続き・・今回の旅のもう一つのメインは、岐阜の「迎賓館サクラヒルズ川上別荘」萬松園の見学ツアー。
萬松園は昭和8年、川上貞奴が菩提寺である貞照寺に年三回の参拝時に滞在する為に建てられたという別邸。
貞奴自ら内装に4年かけて完成したというこだわりの26部屋は、細部に渡って趣向が凝らされ、見どころ満載の建物だった
各部屋、解説を聞きながら、案内して頂いた。



茶色く見える建物の屋根瓦は、特注の鋳物製だそう。実物が庭の片隅に置かれてて、触らせてもらったが、ずっしり重く、当時は、今の値段で1枚3万円ほどもしたとか。



「桐の間」は天井も高く、折り上げ天井、桐文様の透かし彫りの入った欄間、
福沢桃介と開発した桃山発電所の風景が描かれた襖絵があり、



三間の広い畳床、壁面は打雲紙貼りが施され、花頭窓も。


源氏香をモチーフとした襖の引手。

「梅枝の間」には杉戸に、中国風の意匠「胡蝶の夢」をテーマにした絵が描かれ、皮付きの赤松、大きな節が現れたこぶしがインパクトのある天井が見られた。





最も興味深かった部屋は、中国風の「藤袴の間」。
ガラス戸に雷文、羅漢竹で氷割れ文様がデザインされ、



金唐紙が使用された引戸や、棚板の裏の見えない部分にも施された網代など、細部にまで、行き届いた細工がされている。



ガラス戸の下部は、蝙蝠の意匠で細かく編み込まれ


天井の網代も渋い。

仏間として使われていた「御法の間」は、天井には天女が描かれ、


襖に金泥で描かれた菩提樹から、



腰壁に描かれた蟻の行列が仏間を回り、菩提樹へ戻る様子は、輪廻転生を表している


こちらのお部屋は船底天井に、大きな欠け円窓があり、絣のようなデザインの竹節の桟が入っている。

そして唯一の洋室のサンルームは、床がタイル貼り。
窓ガラスはひし形のステンドグラス。外の庇も、光が取り込めるよう、
ガラスの庇が使用されている。

床は、つやつやと光沢のある、グレー~黄土色のタイルが貼り巡らされる。


広い風呂場には、木製の浴槽が二つ。床と腰壁にはタイルが使用されていた。

茅葺屋根の民家風の部屋も。


部屋毎に趣向が凝らされた引手いろいろ。

廊下の壁にかかる、鳳凰の彫刻が施された額は、


蓋を開けるとスイッチプレートが隠されているなど、見た目の細やかな配慮がされている。


他では見たことのない金属の板を透かし彫りし、扉の装飾に使用したものも。



4年間かけて、内装を手がけたと言われるだけあり、ひと部屋ひと部屋、細部にまでこだわりが感じられ、とても見応えのある建物だった。





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アトリエ松田・ピアノコンサートと泰山タイルたち

2023-03-20 | 建築巡り・街歩き【京都】

友人にピアノコンサートの情報をもらって、京都のアトリエ松田さんに伺ってきた。
以前、泰山タイルがすばらしいと聞き、
コンサートの折にでもお伺いしたいなと思っていた。


門柱は、それ自体もタイル貼りだが、
こんな透かし彫りの照明カバーらしきものが、L字型に入れられていた。
アールデコっぽい意匠だが、菊文の一部のようなワンポイントも入り、和の雰囲気もある透かし陶板が、すばらしい。


こちらの建物は、元彫刻家、松田尚之氏の自邸であった建物。
当時、建築にも需要のあった彫刻の仕事の為、武田五一により京都へ招かれた際に、建てられた自邸で、
現在は、お孫さんであり、演奏家、指導者である松田紗依氏によりピアノ教室として、コンサート会場として活用されている。


玄関周りもさまざまなタイルで覆われていた。



玄関に貼られた陶板は、元彫刻家の松田尚之氏が作られたものだそう。


玄関ポーチには、市松状に布目タイルが貼られ、立ち上がりには、布目の鉄赤っぽい釉薬が掛かったタイルが引き締めている。


軒を支える柱の根本には、小石が貼られてるのかと思いきや、こちらも小石のようなモザイクタイルだとか。
こんなタイルは、初めて見た。面白い〜
滑らかで形もさまざま。


玄関ホールは、また違ったタイルで彩られている。


正方形の大小組み合わせのタイルは、
乳白色の大き目タイルと、赤いタイルは辰砂釉?なのかとても美しい発色。


隅の排水口の蓋も美しくデザインされている。


腰壁に貼られたタイルは、地模様にやはり布目が入り、これまたとても美しい窯変が見られる。
朝焼けの空のような、複雑で深みのある色合い。


なんとも言えない美しさにうっとり。
こちらのお屋敷の中で、最も好きなタイルかも。
玄関は、華やかながら抑えめな色調のタイルが組み合わされ、上品に美しくまとまっていた。


お庭に片隅に置かれてたタイルは、お風呂を改装した際に、剥がされたタイルの一部だそう。
お風呂は、木製の浴槽に床や壁などにタイルが用いられていたという。



もう一方にあった出入口の脇には、このようなL字型の塀が設けられていて、玄関ポーチのタイルより少し明るめの透明感のあるブルーのタイルが貼られてた。


そして、コンサート会場になっている元アトリエへ。
8mの吹き抜けの天井、漆喰の壁に囲まれたホールは、アトリエとして使用されていた時から何の音響効果も施されてないそうだが、ピアノの音色もやわらかく響き、演奏者がすぐそばなので臨場感もたっぷり。


ホールの片隅にはタイルで囲まれた手洗いも残されていた。


ライトブルーのモザイクタイルも、一枚一枚表情が違っていて美しい。


ホール内には、松田尚之氏の彫刻作品も飾られていて、音楽を聴きながら
彫刻も愛でることができる芸術空間がすばらしい。



他にも立山の黒部ダムにある殉職者慰霊碑の彫刻も手掛けられたそうで、
アトリエには、その縮小モデルもあったのだが、撮影を失念;

演奏者はこちらのピアノ教室へ子供の頃から通われていたというお弟子さんである大学院生のピアニストのお二人。
会場もお客さまで満席、心温まる素敵なコンサートで、よい午後のひとときを過ごすことができた。
本来はアトリエとして造られたお部屋が、コンサート会場となり、又別の形で活かされているのも素晴らしく、タイルや彫刻と共に音楽も楽しめる空間が、本当に尊いと思った。
今後もこのようなサロンコンサートを開催されるそうなので、又機会があれば
お伺いしたいなと思う。

(写真掲載了承済み、通常非公開)


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東京&日光&宇都宮2人旅2023【宇都宮の大谷石巡り他】

2023-03-19 | 東京&日光&宇都宮2人旅2023

3日目の午前、日光を散策した後、やって来たのは宇都宮。
まずは、お昼に宇都宮餃子で腹ごしらえ。
レンタサイクル屋のおじさんに、おすすめは「みんみん」と聞いたが、
長蛇の列ができていたので諦め、バリロンという駅ビルに入っていたお店へ。
焼き餃子と水餃子、美味しかった。
食後、娘は、前日に落として捕獲してもらってたスマホを古河駅まで取りに行き、再び宇都宮で合流することに。



駅ビルの中にあった楓のタイル壁。
色とりどりの渋めの楓の陶板がきれいだな。


この後は、娘が戻ってくるまで、私はレンタサイクルで、タイル&大谷石巡りへ。
なんと、宇都宮駅西口の市営の?レンタサイクルは、100円で自転車を借りることができる。駐輪場代?っていうような値段なので、さすがに人気のようで、最後の2台だった。娘の分も押さえておいた方がいい、と言われて2台借りておく。


自転車こいでると、ふと目に止まった歯科医院。黒崎歯科の部分が、モザイクタイル貼りだった。




入口周りもいい感じで、古い建築に少し手を加えて、修復した建物のよう。
持ち送りや玄関灯、


ドアの型板ガラスも、いろいろなパターンの模様が入っていて、可愛い。


更に自転車を走らせると、模型屋さんだったか?ショーウィンドウ周りに、タイルが貼られてた。


独特な雰囲気のタイルは、形も大きさもまちまち、2色の釉薬が掛けられてる。


こんな手作り感のある陶板も一面に入れられていた。


そして、まず向かった4代目の旧栃木県庁舎。
昭和13年に地元、栃木県出身の建築家、佐藤功一設計により建てられ、
65年間県庁舎として利用されてきた。
現在、昭和館として、一般公開&イベントなどに活用されている。


この昭和館の1階から4階までの階段ホールが布目の泰山タイルで覆われている。加藤郁美さんの写真で拝見していたが、ものすごいスケールで驚いた。


壁や柱がこのワンポイントのレリーフタイル混じりの布目タイルでびっしりと覆われている。
一枚一枚、型で成形したであろうタイルがこんなにも大量に作られ、広範囲に貼られているとは!


そしてその布目タイルは、縁が立っているのだ。
ノーマルな平なタイルよりも、より高級感が感じられる。


美しい~
赤みを帯びた目地はベンガラが使用されているそう。
レリーフ文様のおかげで、和の雰囲気の布目タイルが、洋風感増してる。



階段壁にも。


泰山タイルパラダイスに興奮。。


階段の踊り場にあるステンドグラスはとてもシンプルなデザイン。
まるでタイルがメインとでもいうかのように。




タイル貼りの柱にもうっとり。
直角に折れた役物タイルが使われている。



階数表示もモザイクタイルで。


貴賓室。
マントルピースは建築当時のままのもので、照明器具、絨毯、家具などは復元とのこと。


最上階の4階へ。



特別な行事などに使用される正庁の間。
アーチ状の天井には細やかな石膏レリーフの装飾が残されている。


シャンデリアは昭和47年に改修したものだそう。
旧栃木県庁舎昭和館を堪能できた。


事前に、まちなか大谷石マップというのを観光案内所から取り寄せてたので、
そのマップにある大谷石スポットを、娘と合流するまでにできるだけたくさん回るのだ~と、自転車を漕ぐ・・
マップに載ってなくても、こんな大谷石の蔵が突然出現したりする。
さすが、石の町、宇都宮。
沖縄でよく見かける琉球石灰岩の質感がとても好きなのだけど、大谷石も雰囲気が似ていて好き。


日本聖公会宇都宮聖ヨハネ教会へやってきた。
教会は、幼稚園と同じ敷地内にあり、



こちらの現在愛隣幼稚園の園舎となっている建物が、
明治45年に最初にできた仮の礼拝堂だそう。
こちらは大谷石造りで、今も園舎として現役で使われている。


教会は鉄筋コンクリート造り、大谷石貼りで昭和8年に建てられた。


礼拝堂の内部も見学させて頂けた。







栃木信用金庫桜通り支店。
大きく張り出した庇に、存在感のある大谷石の壁のような柱が並ぶ。
ちょっとオレンジ味を帯びた大谷石だった。


そして栃木中央公園へ。
公園内には、昭和3年に建てられた旧商工会議所の遺構が残されている。


大谷石やスクラッチタイルなども貼られ、ライト風の細かな彫刻も入っている。


こちらは土蔵造りの大谷石と鉄平石とのコラボの蕎麦屋さん。


めちゃめちゃ仲良しの2匹の猫ちゃんたちにも遭遇。



すりすりし合ってた。


橋のたもとにあった公衆トイレも大谷石貼り。


元タバコ屋さんのウィンドウにはがれ落ちかけたモザイクタイル発見。

この後、娘から宇都宮へ戻ってきたと連絡あったので、
駅まで迎えに行き、今度は自転車2台連ねて、少し回る。


宇都宮の豪商であった藤原家の蔵。


大谷石の蔵をカフェに改装したお店、cafe SAVOIA s-21。
この日は閉まっていたが、ランチやカフェができるみたい。
2階の2つ並んだ赤い扉や、



入口のこの錆びた扉もいいなあ。



オレンジのテントとブルーのカーテンと黒いタイルのコントラストがよい感じの洋食屋さん


そして、カトリック松が峰教会へやってきた。
昭和7年にマックス・ヒンデル設計により建てられた、大谷石では現存する最大級の建築だそうで、風格漂い、異国の雰囲気。


二つの塔がそびえる正面玄関。
階段を上がり、2階が聖堂入口に。
聖堂内は、自由に見学できるようになっていた。





聖堂内は、大谷石の柱が繋ぐアーチが連なり、アンバー色の光に包まれていて、えもいわれぬ雰囲気、、(写真は白っぽく写っているが)
強いて言うなら?神戸女学院のソールチャペルのような、、


祭壇や、柱は、大谷石でできていて、



鋳物との組み合わせ、デザインも素敵で、石の質感も引き立っていた。
祭壇後方のガラス使いも石のような塊ガラスの存在感がたっぷり。


柱頭には、ケルト文様のような彫刻。
蝋燭を模した照明も、雰囲気ぴったり。


大谷石の壁面に組み込まれた絵画、間に架けられた十字架。


いつまでも佇んでいたい、と思わせるような聖堂だった。


入口のステンドグラス。



松が峰教会のすぐそばにあった飲食店も大谷石の蔵が活用されてた。
宇都宮、あちこちに大谷石の建物が活用されてて、それが町の特色となり、良い景観が作り出されてた。

この後は、駅へ向かい、レンタサイクルを返却し、一路東京へ。


帰りの新幹線では、娘が念願?!だったという「新幹線で駅弁」を食べて、宇都宮で仕入れた「とちおとめ」やイチゴ牛乳、いちごどら焼きで、いちごパーティも🍓

短くも長かった3日間の旅を無事終えることができた。
振り返ってみたら、結構建物やタイルをがっつり見てたかも?!マズかったかな?と思いきや、娘は、今までで一番楽しい旅だったと、、
美味しいもの食べれたし、自分の行きたかった所も行って、欲しいものも買えたからよかったらしい。
よかった〜〜
また機会あれば2人旅したいな。


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マイクロ豚カフェと旧質美小学校のカフェ他

2023-03-16 | 建築巡り・街歩き【京都】


2、3月は、家族強化月間?で、娘が行きたいと言っていた豚カフェへ先週末、家族で訪れてきた。


昼過ぎからオープンの京丹波の豚カフェへ行く前に、近くで廃校になった小学校のカフェを娘が見つけたので、そこでランチしていくことに。

2011年に廃校となった京丹波町立質美小学校。
自分たちが通った小学校を壊したくない、という地元住民の声を聞き入れ、建物はそのままに、様々なテナントや団体が入る複合施設となったそう。
お目当ては、その中のイタリアンカフェpandozo cafe。

中庭に残る赤い丸ポストや池。



二宮金次郎も。


渡り廊下には、タイル貼りの流し。
なつかしい小学校らしいアイテムがあちこちにそのまま残されている。


靴を脱いでスリッパに履き替え、廊下に足を踏み入れると、スライドで映し出される案内板。

廊下に並ぶ教室にはお店がいろいろ入ってるはずだが、この日はしんとしていて、 お休みのようだった。




そして、予約していたpandozo cafe。
小学校の教室らしく、黒板にメニューが書かれている。

私たちは一番乗りだったが、すぐに予約客で席が埋まった。
人気のお店のよう。

窓の外は中庭。

生パスタと釜焼きピザの種類が豊富で、
悩みつつ、海老のクリームパスタに。
大きめのエビはプリプリでパスタはもちもちで美味だった〜

廊下に何気に置かれてた、黒豆を箸で掴んで移動させる「黒豆選手権」に、時間があったので、我々も挑戦していくことに。
3分間?の砂時計が落ちるまでにどれだけ
箸でつまんで移動させることができるか?
結果、娘70個.旦那106個、自分はなんと140個。
置いてあった記録表の中でも一番じゃない?!
これはちょっと、自慢かも(笑)

調理実習室の部屋を覗いたら、立派なタイル貼りの調理台&シンクが残されていた。


地元の人たちの力で、新たな活用方法が見出された小学校。
建物好きとしては、うれしく思った。

その後、近くに気になるパン屋、「ゾンネ・ウント・グリュック作野商店」に立ち寄る。

ドイツ風木組の外観、三角屋根が目を惹く。

鋳物の看板もかわいい。

まだ時間あるのでティータイムしていった。
食後だったので、クグロフを半分だけにしたけど、ハード系の惣菜パンなどもいろいろ美味しそうで、また機会あれば試してみたい。

オープンテラス席が気持ちのいい日だった。見晴らしもよくてのどか。
家族がくつろいでる間。
JR胡麻駅まで散歩してきた。

そして、楽しみにしていたマイクロ豚カフェへ。
こんなマイクロ子豚が3匹。
かわいい〜
豚は、地面から足が離れると、不安がって、すごい声で鳴く。最初はその声に驚いたが、、

抱っこするのに持ち上げると、声を出すが、落ち着くと、意外に大人しい。
毛並みは硬いけど、そんなに密集してないからか、ダイレクトに豚の体温が伝わってくる。


エサをねだる豚。
鼻と手がかわいいな。




豚の他にも、ウサギやモルモット、犬にヤギも。
普段は、近くの広い敷地で動物を飼育されていて、日曜のみカフェスペースを借りられているよう。
ヨーロッパの農場のように、いろいろな動物とふれあえる機会をつくりたいとのこと。


モルモットは、ちょっと大きめ、
芋を齧る姿に萌える〜




そして、ヤギも。
リードをつけると犬のように散歩もできる。
犬のように鳴いたり、噛んだりしないし、庭で飼うと、雑草を食べてくれるのも便利だとか。



かわいい~~





そして、ヤギも抱っこさせて頂いた。
ヤギも抱っこできるなんて・・
ヤギに負担はないのかな?と思いきや、
そうでもないらしく、かなりの間おとなしくじっと膝に座り、



体をよじって甘えるようなしぐさも。
いやがってるのではなく・・
このままうっとりと、半目になっていた。

1時間たっぷり、動物と触れ合える体験をさせて頂けて、とても癒された~
ペットもOKなので、今度は、うちのハチも連れて行きたいなあ。













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東京&日光&宇都宮2人旅2023【築地・聖路加国際病院旧館&築地本願寺の朝ごはん他】

2023-03-14 | 東京&日光&宇都宮2人旅2023
東京での宿泊は築地のホテルだったので、朝食までの間、一人散歩に出かけた。


以前、築地本願寺に宿泊して、この辺りをうろうろしたことがあったが、
その時にもたくさん見かけた銅板貼りの建物がまだいくつか残されていた。


銅板貼りのお米屋さん


亀甲文様とタイルっぽい文様の切り替えが良い感じの扉があったり、



銅板貼りの建物では目を惹く三階建ての宮川食鳥鶏卵店も健在。


聖路加国際病院へも久々訪れてみた。


敷地内に残るトイスラー記念館。
初代医院長トイスラーが昭和8年宣教師会館として建てたものが移築されている。


旧館を見学。


孔雀がデザインされた照明がとても美しい。


側面にも孔雀文様。


大理石の階段の両脇につく照明も、デザインが細かくて美しいなあ。



花モチーフの天井照明。


ホールの壁や床に埋め込まれてるさまざまな虫や動物のリアルなレリーフたち。





階段を上がって、旧病棟があったホールへ。
十字架を表すような照明。


旧病院時代の待合室。
閉まっていたのか?聖ルカ聖堂を見るのを忘れてた、、


そして、築地本願寺へやってきた。
以前はここの伝道会館へ宿泊したこともあったが、去年から伝道会館での宿泊はできなくなってようだ。


翼の生えた狛犬。


エントランスの大理石モザイクの床。


ちょうど朝の勤行が終わったところのようで、まずはお参りを。





入口上部のステンドグラス




唐草文様の溝蓋。


郵便受け


伊東忠太の動物探しを。
やはり階段の手すりを吐いてる怪物が気になる。


この後は一旦ホテルに戻って娘と合流し、チェックアウトして、
再び築地本願寺へやってきた。

この日の朝ごはんは、娘と一緒でもあるので、ちょっとリッチに?
築地本願寺ビューのカフェtsumugiにて、18品目の朝ごはんを予約していた。


最初に温、冷選べる緑茶がサーブされて、


お盆にずらりと並べられた18品目の朝ごはんが登場。
小皿を持ち上げると、それぞれのおかずのお品書きが書かれてる。
どれから食べようか迷ってしまう~

朝ごはんを食べた後は、日光へ向けて出発。
この後は、電車の遅れや、乗り換えた電車に娘がスマホを落とすなど、アクシデントが勃発しながらも、日光に着くまでの間に、スマホの位置情報を調べ、JRに連絡取り、無事保護してもらってることがわかり一安心。。
翌日に取りに行くということで落ち着いた。
どうもポケットへ入れたつもりが、浅めだったので立ち上がる直前にスルッとシートに落ちていたみたい。
この後は、日光編へ続く。





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