m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

逸翁美術館・西洋ちょこっとアンティーク&小林一三記念館

2019-01-31 | 建築巡り・街歩き【大阪】

先日久々に逸翁美術館へ訪れてきた。

企画展「西洋のちょこっとアンティーク」は小林一三が1935年に初めて欧米へ外遊し、

一年間に及ぶアメリカからヨーロッパを巡る旅の中、各地で買い求めた美術工芸品や、当時の旅行日記などの展示が楽しめた。

日記にはヨーロッパ各地の美術館を巡った時の印象だったり、買い求めた美術品のことだったりとこまめに記されてて

それがとてもリアルで面白かった。美術品は、やきものが多く、ウエッジウッドやマイセン、セーブルなど有名どころの窯元の

ものなどさまざまな器をお茶道具として見立てて購入していたようで、その自由な発想に想像力が掻き立てられて楽しかった。

 

 

美術館のチケットの半券を持っていたら小林一三記念館の入場料が割引というので、

こちらも久しぶりに訪れた。

昭和12年に建てられた小林一三の旧邸が現在記念館とレストランになっている。

 

 

 

 

玄関ホールの正面にはマントルピースと鏡

 

 

マントルピースのグリルのデザインはぶどうの蔓

 

 

玄関ホールの照明

 

 

広間へ

 

 

吹抜けの広間。

 

 

大理石と木で装飾されたマントルピース

 

 

マントルピースのグリルはアールデコ調。

  

 

天井から下がる豪華なシャンデリア。

 

 

大広間から続くこの廊下の先は邸宅レストラン雅俗山荘に。

 

 

廊下の照明

 

 

広間のブラケットは燭台風

 

 

広間にはこんな舞台セットのような華麗な階段も

 

 

階段上から広間を見下ろす。

 

 

2階は資料室になっていて、シャンデリアや

 

 

ヒーターのグリルなどがそのまま残されてる。

 

 

この照明、かわいいなあ。

 

  

こちらは書斎

 

 

応接

 

 

廊下の照明

 

 

家事室の天井は網代に。

 

 

お風呂は浴槽もタイルも洗面台もピンクで統一

 

 

  

 

庭園から見た邸宅。

 

 

椅子席の茶室、即庵。

 

  

椅子席からは畳上と同じ視点で喫茶できるよう工夫されてるそう。

この日は小林一三記念館と美術館、堪能できた。

 

 

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旧加島銀行池田支店

2019-01-30 | 建築巡り・街歩き【大阪】

先日、久しぶりに池田の逸翁美術館へ行ったついでに、旧加島銀行池田支店の建物に立ち寄った。

建物は大正7年に辰野片岡建築事務所設計により建てられたもので、現在はインテリア用品店、河村商店として使われている。

木造モルタル造りの建物のファサードは赤煉瓦と石積みに。

 

 

前を通ると、ウェルカムな雰囲気だったので、内部空間や中の金庫を見せていただくことにした。

 

 

子供の頃、祖母が近くの建石町に住んでいたので、建物の前はよく通っていて、

建物の重厚感や威圧感は子供のころから感じてて興味を抱いてたのをふと思い出した。

今回初めて足を踏み入れたら意外に明るい店内だった。

昔はアーケードもかかっていて、もっと暗めで怪しく近寄りがたい雰囲気を感じてたけど・・

 

 

銀行時代、当初は吹き抜けの1階建てで、廻廊が巡らされていたそうだけど、

現在の河村商店になった時に鉄骨補強され、2階を造られた際に廻廊は取り外されたそう。

銀行時代のカウンターはそのまま使用されている。

 

 

縦長の上げ下げ窓は、ちょうど商品のカーテンを何枚もディスプレイするのにもってこい?!

 

 

 

 

 

フロアのタイルは当初からのものだそう。

 

 

 

 

ご主人が言われるには、当初は入口に銀行らしく、回転扉がついていたとか。

 

 

そして奥の立派な金庫室。

現在は倉庫として使用されてるそう。

 

 

この階段も昔のままのようで、当初から2階の一部に支店長室があったという。

NHKの朝の連続テレビ小説で取り上げられてから見学者も増えてるそう。

この日は偶然見せてもらうことができてよかった。

 

 

 

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マジョリカタイルのある関帝廟他

2019-01-28 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

竹中大工道具館から約30分ほどぶらぶら歩いてやって来たのは関帝廟。

ちょうど前日に友人がここにもマジョリカタイルがある、と教えてくれたので楽しみにやって来た。

 

 

関帝廟は財の神として名高い三国志の武将、関羽を祀った霊廟。

現在の建物は昭和23年に建てられたもの。

日本の伝統的な建築に中国風の意匠や様式が取り入れられ、日中折衷の建物となっているという。

 

 

山門の天井には華やかな彫り物が施され、

 

 

本堂の屋根には二匹の龍が向かい合う。

 

 

そして、本堂の扉脇の壁面に左右対称に入れられたマジョリカタイル!

 

 

2種類のマジョリカタイルが貼られた壁面があった。

台湾で見た寺院を彷彿とさせるタイル使い。

 

 

4枚合わせると花模様が現れるタイル。

縁のモールディングタイルもかわいい。

  

 

こちらは鮮やかな黄色が極彩色のお寺にマッチしている。

 

 

タイルの壁面の上に入れられた透かし彫り。

中国の故事に由来する模様が彫られてるとか。

 

 

片隅にあった一対のシーサーのようなやきものがいい味わいを醸してた。

 

 

帰りがけに、このあずまやに佇んでいた方に声を掛けられた。

ここは相当なパワースポットだそうで、その方は介護疲れを癒すためにちょくちょく通っておられるのだそう。

ここへ来るとその後に必ず一つ二つ良いことが起こるとか・・

他にもここで知り合った方同士が結婚された話など良いエピソードをいろいろ教えてくれた。

来た人にはなんらかの御利益があるらしい。

タイル目当てに来ただけだったけど、いいこと聞いたなあ。

 

  

他にも中国の紫禁城と同じ皇帝色の瓦が使われていたり、

 

 

中門は登龍門と言われ、タイワンヒノキの一刀彫が圧巻。

黄河龍門の鯉が龍になる故事になぞらえたもので、台湾で作られ、船で運ばれてきたものだそう。

 

 

帰りは中華街を通って、林商店で少し買い物をして帰った。

 

 

行きに見つけた入口がモザイクタイル尽くしだった建物。

元銭湯?!

 

 

左右対称にモザイクタイルの円柱が立ち、腰壁もモザイク。

 

 

こちらも左右対称に壁に入ったスリットの中はモザイクタイル

 

 

見上げると2階部分にも一部モザイクタイルが貼られてた。

 

 

建物全体。

 

 

竹中大工道具館から関帝廟へ向かう間にはいくつかの教会も通った。

神戸三宮ハリトリス教会。

 

 

日本基督教団神戸教会

 

 

そして神戸ムスリムモスク。

以前内部に入った時のレポ→

 

 

とあるカレー屋さんの店先。

カラフルなうろこ状の壁面に菱形の窓がかわいい。

 

 

三宮センター街の入口にそびえ立っていたモザイクタイルの壁面。

下半分はアクリル板で覆われてて、せっかくのタイルがよく見えず。

 

 

駅の近くで見た陶製の壁面オブジェ?!

 

 

下一列は赤絵で描かれた孔雀の絵柄のタイルが華麗。

 

 

よく歩いた一日だった。

 

 

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竹中大工道具館・洋菓子の道具たち

2019-01-26 | 美術館・ギャラリー他

とけいやでランチを済ませた後は竹中大工道具館へやってきた。

「洋菓子の道具たち」というこのチラシに一目ぼれしたのだけど、エーデルワイス所蔵のものだと知り

ずっと以前にエーデルワイスミュージアムへ行ったことがあったので同じものなのか?とも思ったが、

展示方法なども違うということだったで行ってみることにした。

 

 

「型で味わうお菓子の歴史」ということで、さまざまな菓子型やその歴史についての展示がいろいろ。

最高峰の工芸菓子、ピエスモンテのデザインや解説について書かれた本。

緻密なデザインだけど、これを菓子で表現するのか・・

 

 

2枚の鉄板の間に挟んで焼き上げるワッフルの型。

花模様や動物、錨などの模様が描かれていて、裏表図案が違ったりして凝ってる。

 


これもまた繊細な模様



ワッフルの起源はカトリックでミサの際に食べられる、小麦粉と水から作られるホスチアというものから始まったとか。

そのホスチアの型は十字架や聖杯など宗教的な図案が描かれている。

 

 

こんな兵隊さんの形をした半レリーフ状のワッフル型も。

 

 

この木型はビスケットの起源であるスペキュロスの木型。

ベルギーやオランダ発祥で、12月初旬に聖ニコラウスのお祝いをするために作られる大きなビスケット。

聖ニコラウスの型がポピュラーだそう。

他にも馬車や聖書のエピソードなどを描いたものなど。

 

 

スペキュロスの材料は小麦粉、ブラウンシュガー、バター、卵、膨らし粉、に必ず基本4種類のスパイスが入るだとか。

貴重な保存食でもあったそう。

どんな味なのか食べてみたいなあ。と思って帰って調べてみたら、

あのロータスのスパイスの入った定番のクッキー(カルディとかで見るやつ)はスペキュロスだった。

 

 

細かい模様の入ったこんな動物の型も。

生地を剥がすのが大変そうでもある・・

 

 

そしてチョコレート型。

チョコレート型は錫メッキの型でできている。

素材が固まりやすく、型から外しやすいのだとか。 

 

 

愛らしい猫ちゃんの型や

 

 

バイクに乗ったサンタクロース

 

 

こんな大きなウサギの型と、実際にその型を使って作ったチョコレート。

 

 

小さなチョコレート型と型のデザインのカタログも

 

 

そして、銅製の菓子型

薄い銅板を裏から打ち出し作るため、高度な技術が必要だそう。 

銅製の菓子型は高価なため、元の所有者は貴族がほとんどで、王冠型が定番の一つだったという。

 

 

ベルランゴ飴というテトラポット型の四面体にストライプ模様のついた飴の製造機。

手作業で作られた飴を最後にこの機械に入れてテトラポット型に折り目をつける。

  

 

飴の製造のVTRも流れてて、機械から折り目が付けられた飴が出てくる様子は楽しかった。

 

 

飴の形によって付け替え可能な製造機。

 

 

最後はお菓子の缶のコーナー。

何冊かの本をベルトで束ねたようなデザインの缶はイギリスのビスケットの缶。

おしゃれだなあ。

 

 

フランス製のトラム型のビスケット缶。

 

 

チョコレート自動販売機型のチョコレート缶はドイツ製。

 

 

バスケット風の缶も面白いなあ。

お菓子の缶のセレクトもツボで、膨大だったエーデルワイスミュージアムのコレクションから絞り込まれた100点の展示も

見ごたえがあって楽しかった。

でもまた本家の方へも見に行きたくなってしまった。

 

 

今回は常設展は流して、奥の休憩室でゆっくりすることに。

前回訪れた時の常設の模様など。→

 

 

ここでセルフのコーヒーとシフォンケーキでしばし休憩。

ぽかぽかと日が差し込んで居心地のいい休息所だった。

この後は、マジョリカタイルがあるという開帝廟へ向かった。

 

 

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とけいや

2019-01-25 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

先日、竹中大工道具館へTちゃんと行った時、友人に教えてもらったタイルがすごいという「とけいや」で

ランチしてきた。

お店に入ったとたん、目に入ったのはエントランスホールの床を埋め尽くすタイル。

 

 

うおーーっ!

このタイルは新しくも見えるが、古いものなのだろうか?お店の方に聞いてみると、

今は補修しようとしても同じタイルがない、と言われていたので、昭和37年創業当時のものだろうか、

どこの産地のものなのか?もお店の方は詳しくないようだった。

 

 

 

 

玄関天井には大きなとけいのオブジェが貼り付いてる。

「とけいや」というだけあって、お店のあちこちには古い時計がたくさんあった。

 

 

タイルだけでなく、階段周りも素敵で、

 

 

重厚な親柱の装飾に、

 

 

煉瓦の壁面

 

 

とけいやオリジナル?煉瓦なのか「ト」の刻印が入れられてた。

 

 

食事は地下へ案内された。

 

 

階段に使われてる素材もおもしろい。

 

 

 

 

地下へ下りた所には重厚な鉄の門扉が

 

 

 

 

 

そして食事処の床にもいい感じの大判のタイルが敷き詰められていた。

 

 

 

 

部屋の入口にはとけいやの名前が入った照明。

持ち送りも素敵。

 

 

廊下の壁面は上の階の煉瓦とはまた違って、装飾が施された腰壁があったり、繊細な軒飾りがあったり、洋風にまとめられてた。

 

 

トイレの入り口も可愛いなあ。

 

 

こちらは女子トイレのタイル。

 

 

周りではしゃぶしゃぶや、すき焼きの肉を焼く音が響き渡っていたが・・

私たちはそんな余裕もないので、シンプルな牛丼を頂いた。

 

 

炭酸水も美味しかった。

 

 

この後は竹中大工道具館へ向かった。

 

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国立民族学博物館

2019-01-21 | 建築巡り・街歩き【大阪】

去年の秋、関西文化の日に訪れた万博の国立民族学博物館。

何度も訪れたことはあるけれど、その前にイケフェスで黒川紀章の建物をいくつか見ていたので

この日は主に建物を見ようとやってきた。

国立民族学博物館は1977年黒川紀章設計により建てられた博物館。

黒っぽいタイル貼りの外壁にアルミの縁取りがされた外観。

1978年から1989年の間に4度増築されているそう。

 

 

水が貼られた池の中にある館銘板は東洋学者であり、書家、篆刻家でもある藤枝晃によるもの。

南米産黒御影石が使われているという。

 

 

正門のこちらの館名も同じく藤枝晃作だそうで、どちらも力強く味わいのある文字だなあ。

 

 

外壁タイルは「利休ねずみ」と言われる日本の伝統色だという。

所々にアクセントの突起がぽつぽつと。

 

 

伝統的な外壁タイルの部分と近未来的なアルミのメタリックな部分が対照的。

 

 

 

 

正面入り口へ。

 

 

エントランス天井の照明

 

 

エントランスホール天井はアルミ・ダイキャストの天井パネルで、指紋を意識した粟津潔によるデザインだそう。

 

 

中央の階段を上がると、

 

 

階段の踊り場からは中庭が見える。

 

 

未来の遺跡と名付けられた中央パティオ。

 

 

床面はインド産の砂岩、越前焼の大壺と深鉢が置かれている。

 

 

そして2階は中庭を取り囲むように展示室が設けられている。

 

 

 

 

 

展示室は回遊式になっていて、どこからでも入って、どこからでも抜けられるように工夫されている。

たしかに全てゆっくり見ようと思ったら膨大な展示量なので、ピンポイントで見て、どこからでも抜けられるのはいいなあ。

  

 

中庭にも前面部分が飛び出していたカプセルのようなメタリックなビデオテークのコーナー

 

 

世界中のさまざまな民族学的な資料を映像で見ることができる。

 

 
 

エスニックランチメニューが食べられる1階にあるレストランみんぱく。

 

 

レストランの内壁はタイル貼りになっていて、そのタイルは大きさも厚みも様々なタイルがランダムに貼られてて面白い。

 

 

 

 

みんぱくのシンボルマークが散りばめられた扉。

地球とその中に躍動する諸民族を表わしているそう。

 

  

建物は周りの公園の自然との調和が考えられ、縦ではなく横へ広がる低い建物を意識して建てられているという。

 

 

多くの収蔵庫が必要とされ展示物も増え続ける中で、これまでに4度の増築が繰り返されてきたという。

黒川紀章の「メタボリズム」という建築思想が生かされ、建物は広い敷地を利用して横へ増殖されているそうだけど、

新たな建物も当初の建物と見分けがつかないくらい馴染み、増殖がいい感じに進んでいるようだった。

 

 

 

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台湾タイルスタンプを使ってタイル(カフェテーブル)を作る・その一

2019-01-17 | 陶芸&タイル作り

以前、台湾タイル博物館の徐さんにお土産に頂いたタイルスタンプを使った、タイルを製造中。

 

 

このスタンプは以前にも紹介したことがあるけど博物館のミュージアムグッズにもなっている

マジョリカタイルがデザインされたスタンプ。

 

 

そのマジョリカタイルのスタンプと手持ちのいろんなにわかスタンプを使ってミニタイルを作ってみた。

 

 

 

 

素焼き終了後のタイル。

 

 

本焼きが終わった数枚。

本物のマジョリカタイルのように、塗り分けをしてみようかと思って、口先を細くしたスポイドで色付けしてみたけど、

かなり細かいので難しい。

これからいろいろと試行錯誤してみて、最終的にはできたタイルで天板を作って小さなカフェテーブルを作りたいなあと妄想中。

 

 

 

 

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カレンダー封筒?!

2019-01-12 | クラフト

年末年始になると、6年前に投稿したカレンダー再利用?!の記事にアクセスがちょこちょこあるようで

皆やはりもらった有り余るカレンダーをどう処理しようか悩んで?るのかなあと・・

しかしあれから、カレンダー封筒以外に特にいい再利用法も見つからないまま、

やはり今年もちょっとよさげなカレンダーだけ封筒にした。

 

 

日本画家、加山又造の絵が使われてたカレンダーを封筒に。

使用されてる紙もちょっと和紙ぽくて、高級感ある感じ。

 

 

一枚の絵から、封筒は大小1枚ずつくらい取れた。

テンプレートは以前にも使ったこのサイトから

クリアファイルを使って型を起こしたものを使用。

 

 

鶴が描かれた絵を使ったら、ちょっとおめでたい感じの封筒に。

 

 

秋の草花。

 

 

猫の絵もかわいいなあ。

 

 

日本画なので、和風テイストのちょっと贅沢な?封筒がたくさん出来上がった。

 

 

 

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クリエイティブセンター大阪(名村造船所旧大阪工場跡)

2019-01-10 | 建築巡り・街歩き【大阪】

去年イケフェスで北加賀屋の旧半田文化+千鳥文化ツアーへ参加し、その近くの旧名村造船所跡地へも

一度行ってみたいと思ってたので月一の見学会へ行ってきた。

北加賀屋は昭和の初め頃、主に造船業などで栄え、木津川沿いには造船所が立ち並んでいたという。

 

 

そのひとつ、名村造船所大阪工場跡は2007年に近代化産業遺産に認定され、現在はクリエイティブセンター大阪として

活用されている。

 

 

クリエイティブセンターを囲む防潮堤には壁画プロジェクトによるアーティストの作品が描かれている。

人間とエイリアンとロボット、動物たちが仲良く手をつないでる絵が面白い。

ギリシャ人のアーティストの作品だそう。

 

 

ツアーはこの4階建ての総合事務所棟から案内していただいた。

 

 

1と2階が吹き抜けになっているブラックチェンバーといわれるホール。

演劇やダンス、音楽イベントなどに使用されているそう。

 

 

ホワイエギャラリー

 

 

2階にあるホワイトチェンバーと呼ばれる白い壁で覆われたホールは造船所時代には会議室として使われていたそう。

さまざまなイベント時に使用されてるという。

結婚式の披露宴に使われる方もおられるのだとか。

一見、殺風景だけど、どんな風に使われるのか興味深いなあ。

 

 

3階に上がると広大なスペースがあり、こちらは造船所時代は社員食堂として使われていたそう。

こちらも現在はイベント展示などに使用されてるとか。

 

 

更に4階へ上がると、屋根裏が圧巻の広大なスペースが。

造船所時代は原寸の設計図を作成していた空間だったそうで、

 

 

床面には当時の設計図が直接描かれていて、貴重。

 

 

 

 

当時の作業の様子。

 

 

このスペースは撮影などに使われるそうで、

ちょうど映画の撮影に使用するために打ち合わせに来られたというグループがおられた。

  

 

2階にある資料室へ。

造船所時代の写真。真ん中辺りの白い屋根の建物がこの事務所棟になるらしい。

 

 

当時こちらで造られていたいろいろな船が進水記念絵はがきで紹介されてた。

 

 

このような大型タンカーを製造するようになり、こちらの造船所では手狭になり、

現在、名村造船所は伊万里へ移転しているのだそう。

 

 

1階のブランクチェンバーのホールを造る際に出た石のがれきをそのまま残したコーナーがあって、

コスプレ撮影などでも人気のスポットらしい。

 

 

レッドフレームと呼ばれる屋根のみの建物では野外イベントなどで使用されている。

 

 

 

 

レッドフレームの奥の建物にはスタジオパルティックと呼ばれる、

リハーサル用のスタジオが備えられていて、

 

 

数々の有名人がリハーサルに使用してきたそうで、通路の壁にはサインがびっしり。

去年9月の台風21号による被害ではスタジオなどが浸水し、復旧作業が大変だったという。

こちらの壁も1m以上の高さまで浸水し、その名残が残されていた。

 

 

更にその奥の普段立ち入りできないという敷地へ。

こちらも映画の撮影などにも使用されてきたそう。

 

 

対岸には製鉄工場があって、こちらは廃工場でもなく、細々使われてるそう。

以前は何度か対岸の工場内の見学ツアーも行われていたそうだけど、かなり危ないらしい。

  

 

気になるなあ。

そんなツアーがあれば参加したい。

 

  

敷地内ドック。

見学ツアーは3、40分で終了。

この日はイベントなど何も行われてないのでガランと寂しい印象を受けたけど、

又イベント時の活気ある造船所跡の雰囲気も味わってみたいなあ。

 

 

見学ツアー前後に歩いたところいろいろ。

こちらの三つのアパート、白馬荘、乗鞍荘、穂高荘はかつて名村造船所で働いていた人たちの宿泊所だったところだそう。

 

 

今も現役のアパートのようで、建物と建物の間の路地には自転車がびっしり並んでた。

 

 

 乗鞍荘玄関周りのタイル。

オレンジ色のタイルに細い糸ミミズが這ったような模様の入ったタイル。

 

 

穂高荘の玄関周りもタイルに囲まれてた。

 

 

玄関ポーチのタイル。

 

 

アートスポットも点在。

 

 

 

 

青のグラデーションからなる壁画?!

 

 

民家の玄関扉脇に貼られてたタイル。

  

 

植物にすっぽり覆われた喫茶店。

 

 

 

 

玉出商店街。

 

 

金魚屋さんの店先には

 

 

足元に玉石タイル

 

 

この入口周りのタイルもインパクトがあった。

 

 

ゴツゴツした存在感のあるタイル。

 

 

寿楽温泉。

 

 

モザイクタイルで文字が書かれてるのかな?と思ったが、

モザイクの上に黒で文字をいれたような。

 

 

足元はふっくら飴釉タイルが

 

 

お花のある面格子のついた可愛い窓辺。

 

 

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リクシルギャラリー・吉田謙吉と12坪の家

2019-01-06 | 美術館・ギャラリー他

昨日はぷにょさんと梅田で待ち合わせをしたので、ちょうどリクシルギャラリーで開催中の

「吉田謙吉と12坪の家」の企画展を見てきた。

吉田謙吉のことは知らなかったのだけど、舞台美術家、映画の美術監督、衣装デザイナー、タイポグラフィ作家、

更には店舗設計や後の考現学誕生のきっかけとなった路上観察などのスケッチと、多彩なジャンルで活躍された人だそうで、

興味深い展示がいろいろあった。

 

 

こちらは12坪の家の模型。

ホール兼居間を中心に、台所、浴室・便所、家事室兼寝室、書斎、

そして舞台美術家らしく居間との境に緞帳がつけられたステージ兼アトリエまで設けられていて、

12坪という省スペースながら、工夫とオリジナリティのあふれた設計に。

居間には造り付けのテーブルの付いたバースペースなどもあって、こだわりの暮らしぶりも楽しそうな家だった。

 

 

ステージ兼アトリエが再現されたコーナーも。

天板が寄木貼りのテーブルは実際に使われてたもので、もともとは座卓だったものに

脚をつけ足してテーブルとしても使えるようにしたものだとか。

 

 

雑誌に描かれた12坪の家の理想形。

 

 

家のホールで度々開催されたという蚤の市のチラシは毎度手作りだったそう。

手作りのチラシいいなあ。蚤の市も楽しそう。

 

 

店舗の設計も手掛けていたそうで、こちらは神田にあったという「小さな家」というバー。

小さな家のモチーフがあちこちにちりばめられてるとても可愛い内装なのだ!

他にも内装が鉄板で張り巡らされた、バー機関車なども。

 

 

こちらは実現しなかったという喫茶アラビアンのデザイン画は興味深い意匠が盛りだくさん。

 

 

この喫茶アラビアンのマッチのデザインもツボるー

 

 

街中を歩き回って風俗の記録調査をしたというイラストによる記録も面白いなあ。

 

 

ヨーロッパのお土産を描いたイラスト。

スケッチやイラストを見ていると、昔はまってた妹尾河童の細密画を思い出す。

こういう細かく描き込んだ絵は好きなのでとても楽しかった。

まだまだたくさんの展示があって、

今回も小さなギャラリースペースながら、効果的にパーテーションが使われ、

まさに12坪の家的にぎゅっと詰まった盛りだくさんな展示を楽しめた。

 

 

 

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