m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

神戸・松廼家へランチと街歩き

2023-02-28 | 建築巡り・街歩き【兵庫】
お久しぶりのメンバーで近代建築ランチへ。
松廼家を予約してもらっていたので三宮から歩いて、お店へ向かう。


途中カラフルなモザイクタイルの階段を発見。


スペインタイルのような絵付けされたタイルを割って貼ったような感じ。
ちょうど下の階のお店の方が降りて来られたので伺うと、
海外から輸送時に割れたタイルを使用して貼られたのだとか。


船ぽい形のビル。
新しいビルのようだけど、窓回りのタイルの貼り方もこだわりが感じられる。


かわいい入口の喫茶店サンパウロ。
この日は、お茶するところも決めてたので、また今度寄ってみたいな。


何か暗号のような面格子。



こちらは明治20年代に建てられたという最も古い異人館の一つスタデニック邸。
ちょっと奥まったところにあったが、こちらも1階はカフェとして利用できるそう。



こちらは異人館が改装され、フレンチレストランに。


建物前に煉瓦造りの車庫も。
ステンドグラス付き。


そしてランチに予約してもらっていた松廼家へやってきた。
建物は、大正期に建てられ、乾家の手に渡った後、手前の洋館部分が増築されたそう。その後JR西日本三宮ゲストハウスとして使用され、
現在老舗の料亭松廼家が建物を活用し、料亭として営業している。


和館の1階、2階と洋館が食事スペースに。
内部はきれいに改装されているようだった。


建物前には枯山水庭園が整備されている。


洋館の裏に和館の玄関。


松廼家の歴史を写真などで紹介した一室も。
大物政治家からマイケルジャクソンまで訪れてた。



食事は最もリーズナブルなものにしたのだけど、
内容はとてもよくて美味しかった。


食後は、異人館のイタリア館でお茶しようと、
そこまで建物散策しながら歩くことに。

各階に付く赤茶色のテントがかわいいマンション。
大きなヤシの木が2本。



歩いていると、伝統的建造物のグリーンのプレートがつく公開されていない異人館も結構たくさん見かける。



こちらの建物も、主屋の他、門や煉瓦塀なども伝統的建造物に指定されてた。


こちらのお宅もただならぬ雰囲気。


門の照明付きアーチがかわいい。


その奥にあったブルーのテントのマンションも何気に良い。


スカイマンション。


細い路地を歩くと、こじんまりしたお宅も。
木製の扉にタイル、


面格子も素敵。




下見板貼り、緑の木製サッシの入った異人館。


左右対称に2軒が並んだお宅。
アーチのある玄関ポーチや上げ下げ窓など趣深い。


赤いサッシが目を引くお宅。




スクラッチタイルが良い感じに貼られた家。









立派な塀だけが残されているところもいくつか。
こちらは、建物はほぼ改装され結婚式場に。


旧外国人居留地に建っていたという明治時代の門が移築されてた。


こちらは公開異人館の萌黄の館や


風見鶏の館。


ちょっとカッコいいマンション。
なんとなくインド風なネーミング?!


ここの門が梵寿綱ばりのすごいデザインだったけど、
どこかで同じものを見たような・・




門の前の階段もモザイクタイル貼りと凝っていた。



この後はイタリア館へ。

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東京&日光&宇都宮の2人旅2023【西洋料理明治の館】

2023-02-27 | 東京&日光&宇都宮2人旅2023

日光での夕食は、金谷ホテルからも近い、西洋料理、明治の館へ。
近いはずだが、夜で道中がどうなのかよく分からなかったので、行きはタクシーにて。
ライトアップされた洋館がいい感じで、なんだかホラー映画にでも登場しそうないかにもな雰囲気でワクワク。


「明治の館」の建物は、日本コロンビアの前身をつくり、
日本の「蓄音機の父」と呼ばれたアメリカ人、F.W.ホーンの別荘として明治後期に建てられたもの。


稲荷川の日光石を用いた希少な石造りの建築だそう。
外観をもう少しよく見たかったけど、暗いのでよく見えず、、
乱れ石積みという工法で積まれてるそうだ。


扉を開けると、エントランスには、モザイクタイルのカーペットが。
中央部分に白いモザイクを馬目地に貼り、縁にはユリの花と葉がモザイクでデザインされている。
かわいらしいデザイン。






客席には、お客さんは私たち以外誰もおらず、貸切状態。
やはり、昼間にランチで来られるお客さんが多いのだそう。
部屋の中央には、日光石の暖炉が置かれていた。
よく見ると、石で描かれた花模様が二つ。




オムレツライスを注文。オムライスじゃなく?!
たっぷりかかったデミグラスソースが美味しく、プリプリのエビ入りで、ちょっとリッチなオムレツライスだった。


シンメトリーに配置された造り付けの家具も。



階段には、擬宝珠を模したような柱がついている。
アメリカ人の別荘だけど、少し和風が取り入れられているのが面白い。

階段の手すりもなんとなく欄干風。


2階のお部屋も見せて頂けた。



小グループで利用できそうな個室も。
この部屋にも日光石の暖炉があった。



こちらの石はカラフルだなあ。

その暖炉前には、覗き込むとモザイクタイルが貼られてた。
ここにも、うれしい〜

美味しい食事と建物も楽しめて、帰りは身も心も多少暖かくなって、ホテルまで二人で歩いて帰った。



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東京&日光&宇都宮2人旅2023【日光物産商会他】

2023-02-26 | 東京&日光&宇都宮2人旅2023
二日目東武日光駅に降り立った後は、建物見ながらぶらぶらと金谷ホテルへ向かって歩いた。
日光金谷ホテルのふもとにある、チェックしていた日光物産商会は、日光金谷ホテルの土産物店として、明治後期に建てられた登録有形文化財の建物。
日光東照宮を参拝した後に、あらためてやってきた。


日光金谷ホテルから独立した後、お土産店の他、1階には蕎麦屋、金谷ホテルベーカリー、2階にはカフェレストランをオープンし、現在も営業中。


お店の前にある大きな電話ボックスはロープウェイのゴンドラを再利用したもののようだ。最初は、電車?!と思っていたら、娘がロープウェイじゃないか?と、、なるほど、引きで見るとそれとわかる。


1階のお土産店でお土産を購入。
さすが、日光彫などの木工品を扱っているお店なだけあり、レトロな店内のあちこちにも木彫りなどがかけられ、内装も凝っていた。


特にこの「おみやげ処」と書かれた天井から吊り下がったようなしゃもじのような飾りが根元も花型になっていて面白かった。


艶々に磨かれた階段親柱。
2階は、レストランで、ここで食事したいのはやまやまだけど、まだお腹も空いてないし、かといって閉店時間が早いので、夕食時にはここは閉まってる。
お店の方が2階もおひなさまが飾ってるから見て行って〜と言ってくださったので、2階も見せて頂くことに。


階段途中の親柱には、花を背負ったような獅子が乗っていた。


2階のレストランは、ちょうど誰もおらず写真も撮らせて頂けた。
1階は和風だったが、洋食レストランということで、和洋折衷の雰囲気が素敵。


手前と奥に分かれていて、手前は、牡丹の透かし彫りが鴨居や柱に装飾としてつけられていて華やか。


所々に牡丹の彫り物のワンポイントも可愛い。






奥の部屋は、少しシックな感じで、バラの木彫りがあったので、バラの間かな?
折り上げ天井も豪華。


照明も和と洋が混じってた。



受付カウンターも年季が入って艶々の良い味わい。
思わず雛人形の部屋をスルーして、レストランばかりを見てしまった。



階段途中にあった鏡と装飾。
鏡の下は洋風の彫り物に対して、上部は後付けか、鳳凰と椿のような透かし彫りがかけられていた。
お店の方も感じが良くて、短時間で建物も堪能させてもらえてよかった。


ここからは、東武日光駅から、歩き途中に見た建物など。



日光彫のお店のかたわら、人形焼を販売してるお店、みしまやにも立ち寄った。
建物は、新潟の古民家を移築したものだそう。、この日は日光彫りのお店は閉まっていたが、人形焼の方は開いていたので、


見ざる、言わざる、聞かざるの三猿を購入。めちゃ可愛い!
古くからの日光名物なのかと思っていたが、10年ほど前に若夫婦が考案し、金型から栞、包装紙に至るまで作られたのだという。


三猿に陽明門や眠り猫などが加わった日光東照宮セットもあった。


旧日光市役所にも通りかかる。
大正8年に日光を訪れる外国人向けホテルとして建てられたが、
ほぼホテルとしては使用されず、古河電工工員アパートや昭和23年からは役場として使用されてきたそう。
昨年の4月に周辺が公園として整備されて、旧日光市役所記念公園となっている。
が、建物内部は公開されておらず、残念。


ぽつぽつと昔ながらのお店が立ち並ぶ。


ファサードに洋風の意匠のある古い建物を用いたラスク屋さん


老舗の水羊羹屋さん


私が向こう岸にわたって写真を撮っていた時に娘が見つけてくれたモザイク画。浮世絵などを扱うギャラリーだったので、モザイクも浮世絵風?


チップタイルが使われたモザイク。
サインも入っていた。



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東京&日光&宇都宮の2人旅2023【日光東照宮&日光真光教会他】

2023-02-24 | 東京&日光&宇都宮2人旅2023

日光金谷ホテルにチェックインしてからまず向かったのは、日光東照宮。
娘共々まだ一度も来たことがなかったので、参拝&鑑賞したかった。
日光東照宮は徳川家康公を祀る社殿で、三代将軍家光による
「寛永の大造替」により建て替えられ、現在の姿に。
境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が建ち並建び、世界遺産にも登録されている社殿群。
聞くだけでなんだかものすごいスケールの建物群のよう。
杉木立に囲まれた参道を歩きながら期待が高まる。


表門を入ると、三神庫と呼ばれる三つの倉が並ぶ。
校倉造りで建てられた倉の中には、祭礼に使用する祭具がしまわれているそう。



倉の向かいにあるのが、神馬をつなぐ、神厩舎。



この厩舎に、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が八面施されてる。
彫刻といっても浮き彫りのように立体感があり、猿のポーズや表情もユーモラス。


鳥居の先に見えるのは、国宝の陽明門。

江戸初期の職人技が集結したと言われる門は、細やかで濃密な装飾の集合体。そのパワーに圧倒される。



陽明門には霊獣や花鳥、植物、動物、地紋、人物紋など、500を超える彫刻がされていて、それぞれに意味が込められてるのだそう。この門だけでも細かく見ていくときりがなさそう。
平成17年に4年間かけて完成したという大修理で鮮やかに光り輝く。




本殿の入口に建つのは、最も重要な、国宝の唐門。
白い塗料は、貝殻を原材料にした胡粉といわれるもの。



唐門にも夥しい彫刻が施されていて、その数は、611と陽明門を超えるのだとか。



唐門の奥には、本堂や拝殿があり、ここからは撮影禁止。
靴を脱いで参拝し、本地堂の鳴龍も体験。


東回廊には有名な眠り猫。
思ったより小さく、ひっそりとあった。伝説の名工、左甚五郎の作と言われる。
この奥が家康公の眠る奥社に。


細部まで緻密な装飾いろいろ

















写真に撮って後から見てみても、細部にまで隙間なく装飾で埋め尽くされている。
建物に込められた尋常ではない想いを感じることができて、
そのパワーを少しでも授けて頂けたような気がした。
石段も結構急だし、足が弱っていたり、年取ると難しいかも?
この年で行っておけてよかった。


日光東照宮を参拝後、お茶しようとやってきた喫茶ダフネ。
検索して、よさそう~と楽しみにしてたのに定休日でもないのに閉まってた。
ちょうど近隣の方が外におられたので尋ねてみると、
コロナからお客さんが来なくなりそれ以来閉められているとか・・
ええっ、、残念。。


仕方がないのでもう一つの喫茶へ行く途中に、見たかった日光真光教会へ立ち寄る。
大正3年にJ.M.ガーディナー設計により建てられたゴシック様式の教会。
少し黒味を帯びたシックな外壁の石積みは、大谷川から採取した安山岩
が使用されてるそう。
ちょうど前日に東京の立教大学も見学していたのだけど、ガーディナーは
立教大学の校長として来日していた。
日光を愛したガーディナー夫妻はこちらの礼拝堂に眠っているのだそう。


内部も時間内は自由に見学可なのがうれしい。
夏期には定期的にコンサートが催されてるそうで、教会コンサート聞きたかった、、



主祭壇上には花形のステンドグラス。
キリストの変容が描かれてるそうだが、うまく写ってない;



内部の壁面は、鹿沼石が使用されてるそうで、外壁とは違った白っぽい石、
大き目のシンプルなステンドグラスからも光が取り込まれ、
聖堂内は明るい雰囲気。


後方のステンドグラスからも光が差し込む。


キリスト教のモチーフらしき図案が入ったステンドグラス。






扉の「押す」部分・・細かな浮彫が美しい。


外壁のシックな石積みに、ニュアンスのある朱色の扉や窓枠が
マッチしていて素敵だった。


ヒンジのデザインも良いな~


向いにあったローソン。レストハウス風な建物が転用されたのか?
不思議外観。



そして、もう一軒行こうとしてたカフェ、「日光珈琲御用邸通」
が、、なんと定休日だった~無念・・
仕方なく、ホテルに戻って部屋でお茶した。




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東京&日光&宇都宮の2人旅2023【日光金谷ホテル】

2023-02-23 | 東京&日光&宇都宮2人旅2023
まだ岐阜の旅が全然記録しきれてないのだけど、、
4月から社会人になる娘と、忙しくなる前にと2泊3日の2人旅へ行ってきた。日光東照宮と憧れの日光金谷ホテル宿泊メインで、前後に東京と宇都宮へも立ち寄った。
途中、娘がスマホをなくすというアクシデントも勃発しながら2人旅を満喫してきた。

まずは、2日目に宿泊した日光金谷ホテルのこと。
日光金谷ホテルは、明治26年に現在の地で開業した、日本最古の外国人向けの西洋式リゾートホテル。
明治から昭和にかけて増改築を繰り返し、現在の形に。
1873年の創業以来、今年の6月で150周年を迎える。


こちらは、玄関のあるメイン棟だけど、更にこの左手や後方には、新館、第二新館、そして右手前には、現在修復中の別館がある。

エントランスの「KANAYAHOTEL」の木製看板は、この地に移転してから数年後から掲げ続けられているもの。味わいある字体。

エントランス床には、少し大ぶりの布目タイルが敷かれていた。
タイル的には、あとひとつ、みれるとこではマントルピースのタイル以外はないとのこと。改修前に使われてたものがバックヤードにあるらしいが、見るのは叶わなかった。


回転扉から中へ入ると、吹き抜けのロビーは風格漂う空間に。

回転扉。扉上部には極彩色の彫刻。

後ほど館内ツアーに参加して、知ったことには、明治26年建築当初は、この吹き抜けの2階部分が1階で、正面玄関になっていたという。
昭和11年の改築で、地下を掘り下げ、現在のロビーが玄関になったのだそう。
2階が玄関だった頃の玄関扉がそのまま引き戸として残されている。


その玄関ホール吹き抜けの2階部分には、欄干がぐるりと巡らされている。

一見洋風かと思うホテル内には、日光東照宮のモチーフがあちこちに散りばめられ、
和洋ミックス感が楽しい。
お寺の門のような装飾や、大谷石が使われた階段など。

この門の裏には、日光東照宮でもお馴染みの「眠り猫」が潜んでる。


階段のかげに象も隠れてた。


ロビーは、ソファが並べられて、重厚感のある落ち着いた空間に。
現在も使用できるビリヤード台もあった。

大谷石とガラスが市松模様に入った壁の向こうはバー。
中には大谷石の暖炉が現役で使われてるそう。



階段ホールも摩訶不思議。
洋風の手摺に、親柱には、炎のような?モチーフがつき、赤い欄干が巡らされ、階段を支える柱には、2種類の違った素材の竹が使われていたりと、統一感はまるでなしなのがおもしろかった。

3階は、天井に天窓らしきもの。
現在は、塞がれてるようだけど。


メインダイニングルームは、奥の角柱のある部分は、明治の木造、手前の丸柱部分は、昭和に増築された鉄筋部分だそうで、同じ部屋内で、違う時代が混在しているという。

角柱と丸柱


大谷石と、東照宮風の極彩色の彫刻で彩られたマントルピース。


食堂で展示されていたのは、当時のホテルで使用されていた食器など。
富士山の形をしたアイスクリームの型や、紅葉の急須は、当時は、急須でコーヒーをサーブしていたのだとか。
急須とペアの紅葉のデミタスカップも。

東洋陶器が食器を製造していた時の食器。
現在も一部使用されてるそう。


メインダイニングに続く新食堂。
こちらも、柱上部の彫刻や、格天井など華やか。


吹き抜けを見下ろす2階ロビーには、タイルのあるマントルピースがある。


下部は、洋風なのに、上部には鳥居のついた鏡が乗せられ、これまた奇妙。

透明感のあるグリーンのタイルが鮮やか。


上部の鏡の引き出しらしきものがついた部分。
明らかに彫刻が違う雰囲気なので、後から乗せたもの?!

こちらは、最初に食堂として使用されていた部屋。

格天井には、花鳥風月が描かれていて、

部屋の周囲には、ぐるりと、干支の木彫りが掛けられている。


床も明治26年建築当時の材質のもので、足にやわらか。


こちらは、新館のバンケットホール。
明治34年増築当初は、ダイニングルームとして、のちには、ダンスホールなどとしても使われた。
大空間に柱が一つもないのは、2階の床を屋根から吊るという釣り天井の構造が用いられているからだそう。


床も貼るのに手間がかかるヘリンボーンパターンで貼られている。


壁につくブラケットも和風。

大正初期には、集客の為に夏はプール、冬は天然のスケートリンク「竜宮」が作られ、現在も残されている。


翌朝見に行くと、スケートリンクに氷が張ってた。
スケートリンクとして使うには、スタッフがホースで水を撒いて、時間をかけてつくる根気のいる作業だとか。コロナから休止中だそう。


リンクそばの建物。


ガラス貼りで、中からは、外の様子がよく見える。


タイル貼りの暖炉も残されていた。

片隅にあった木馬。


宿泊したお部屋は、第二新館のバス付きツインルーム。


2人ではちょっと広いくらい。


お部屋の鍵は、擬宝珠をかたどったもの。

朝食は、メインダイニングにて。


オムレツのブレックファーストを頂いた。

建物も満喫できたし、良き滞在だった。



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龍野・元病院建築のカフェ旧中川邸他

2023-02-19 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

室津でカキをたらふく食べた後は、お茶して帰るという名目で龍野に立ち寄ることに。
町歩きとかいうと、絶対に寄ってはもらえないので、食べ物でつるしかない。
龍野は、家族で15年前に一度訪れているけど、その時にはなかった、旧病院をリノベーションした多世代交流カフェ旧中川邸、というのができてたので、迷わずこのカフェにした。

建物は、築100年以上になる大正時代からのもので、女性が医師になるのが難しかった時代に、女性医師が二代続いたという中川家。
クラウドファンディングでも改装の資金を集められていたようだ。


受付の小窓も残されている。


喫茶スペースは、土間の方にテーブル席が二つあり、靴を脱いで上がると、


ゆったりしたソファが置かれた席や、キッズスペースが確保された席など、病院時代の診察室などを改装した部屋がある。


中庭が見える窓際の席もいいな。


中庭の奥には、別棟の部屋が見える。
住居として使われてた部屋だろうか、、

スィーツも充実していて、この私が食べた、チョコのムースが絶品で美味しかった。

家族がカフェでくつろいでるうちに、私は一走り、近辺を回ってくることに。
食べるなどの目的以外には、家族3人はできる限り歩かない、そういう好奇心も皆無なので、、
勿体ない、かわいそう、って思うけど、向こうは、こっちがかわいそうって思ってるみたい。

大きな「印刷」の看板が出ていた建物は、印刷物が現役のようで、人影も見えた。
玄関周りは、中ぐらいの大きさのモザイクタイルが貼られてる。


濃い藍色をベースに、鮮やかなライトブルー色の雲がかったような美しいタイル。


町屋だが、ガラスブロックとワンポイントタイルがモダンなお家。


シックでおしゃれなタイル、貼り方も素敵。


植物と半分同化して、こんな玉石タイルが貼られた家も。

そして以前家族で来たことのあるうすくち龍野醤油資料館へもやってきた。
昭和7年に建てられた菊一醤油(現ヒガシマル醤油)の旧本社で、現在は、資料館となっている。
和風建築が立ち並ぶ中、圧倒的な存在感。




大きなアーチ窓から光が差し込む館内。
天井装飾など、そのまま残されてる。

宮中から菊屋の屋号と紋を賜り、菊一醤油であった頃の紋が、2階へ上がる階段に残されている。


2階は残念ながら立ち入り禁止。


資料館には、迫力のボイラー。

展示物もいろいろ、、
とにかく家族を待たせてるので、ゆっくり見れない。

資料館の向かいは、醤油蔵として使用されていた建物も残されている。



水路沿いに醤油蔵が並ぶ風情のある風景。


元料理屋さんのような石貼りの飾りのある建物も。




廃店舗をいくつか見かける。

小回りで一周してきて、カフェに戻る。

うすくち醤油資料館の別館の洋館などもあったようだけど、、
家族連れなので、ここまで来れただけでもよしとしよう。









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室津のタイル&瀬越海産のカキ食べ放題

2023-02-18 | 建築巡り・街歩き【兵庫】
この前、人に以前に行ったカキ食べ放題の話をしてたら、自分たちも久々行きたくなって、珍しく息子も行く、というので、急遽家族4人でカキ食べ放題に行くことになった。
日生や、日生より先の虫明の稲荷丸は何度か行ったことあったが、もう少し手前の室津でもカキ食べ放題をやってるお店を発見したので、今回はその室津の瀬越海産へ予約し、向かった。


室津なら、以前友人にマジョリカタイルスポットを教えてもらったことがあったので、そこも立ち寄れるぞ〜
室津魚港の近くに車を止めて、家族を待たせ、自分だけ走ってタイルを見に。



あった〜!
玄関脇に大小のマジョリカタイルがポツポツ貼られてる。

上の二つと中央のマジョリカは、初めて見るデザインかも。
5つのタイルの貼り合わせのバランスもよく、ひとつひとつのタイルの可愛いさが引き立つ。
それぞれのタイルの保存状態もよく、美しい〜
見れて満足。
家族を待たせてるので、ダッシュで戻る。


途中、寂静寺の門から見えた中の蔵風の建物、
そのなまこ壁になんか違和感、、

なまこ壁に水玉模様?!
5つの玉が盛り上がってる。
こんななまこ壁は、初めて見たけど、、

たつの市室津民俗資料館の前を通るが、家族を待たせてるのでもちろん素通り。

そして、瀬越海産へ到着。
海岸沿いで、カキの水揚げ作業場のすぐそば。


ベルトコンベアで洗浄されて、転がり出てくるカキ。

これは、期待が高まる〜


作業場のすぐそばにテントがあり、その中でカキ食べ放題。

カゴにどっさりカキを入れてもらって、
炭火で焼く。


醤油やポン酢などの調味料は、置いてあるが、他にも使いたい調味料や、パンや野菜などは、持ち込み可(肉や魚などはダメ)と聞いていたので、

オリーブオイルに、ニンニク、きのこ持参で来て、アヒージョに。
これが絶品で、、

バゲットに載せて食べたら最高だった!
塩味が効いてるので、味付けいらず。
次から次へと焼きまくり、、どっさりあったカゴのカキは、ほぼなくなってしまった。
もう食べきれない〜大満足。。
お店のお姉さんは、まだ食べれる、もっと食べて行って〜と、愛想よく、とっても親切だった。
今シーズン、もう一回くらい行きたい感じ。

この後は、龍野へ立ち寄ることに。


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名古屋&津島&岐阜の旅2023【喫茶雲雀他】

2023-02-17 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

岐阜に泊まった朝、モーニングを食べに喫茶店へ。
その前に、矢橋六郎のモザイク画を見に行こうと、岐阜市文化センターへ行ったが、なんと午前中、点検日では入れなかった〜
事前に電話で自由に見れると聞いたのに、、無念。
他にも自転車で回る予定してたけど、11時から川上別邸の見学予約があるし、雨で無理そう。
あ〜、岐阜に泊まった意味が、、


7年前に岐阜に来た時は、この甍というお店でモーニングをした。
懐かしい、、
でもこの日は看板が引っ込んでたのでお休み?

ちょうど、前回来た時はお休みだった向かいの喫茶店雲雀が開いてたので、この日は、そこでモーニングすることに。

前回も、このお店周りに貼られてた水玉タイルが印象的で、写真に収めていた。

お店の中は、椅子やテーブルは、上品なベージュ系で統一されてる。



シンプルなトーストと玉子のモーニングを。

駅に行くまでの途中、繊維問屋街を少し歩いた。
この日は平日だったけど、開いてるお店は、ちらほら。


路地裏にあった素敵アート。
カラフルなデザインも素敵だけど、2匹の猫も可愛い。


花札みたいな構図の鹿と楓。

津島と、この繊維問屋街で捕獲した、シャッターのわびさび。
ただのサビもいいけど、下から違う色が覗いてる剥がれサビも好き。

岐阜のトイレは、こんなタイル貼りだった。


赤は、透明感のあるガラスのようなタイル。

この後は川上別邸へ向かった。
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名古屋&津島&岐阜の旅2023【津島の町並みとタイル】

2023-02-16 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023
旧魚半別邸の見学を終えた後は、翌日は雨の予報だったので、この日のうちに歩けるところを歩いておきたいと、まだ訪れたことがない町、津島へ向かった。上街道沿いなどに古い町並みが残っているということなので歩くのを楽しみに。


住宅街を進むと、不思議なデザインの門があり、


近づいてみると、やきものが嵌め込まれていた。模様も独特で面白い。


2階にはベランダの手すりがついている洋風の下見板貼りの建物


わぁ〜きれいなタイル


このタイルが、1階にも2階にもびっしりと貼られてたお宅。


お隣にあったのは、喫茶飛鳥。
Googleマップには、12時に閉まる風に書いてあったけど、まだ開いてるみたいで、
まだ津島に着いたばかりだけど、入っておこう。


扉を開けると、いきなりのタイルの床にテンション上がる。
モダンな蜀江文柄。色合いもいいな。


もう少ししたら、一旦閉めるところだったらしく、滑り込みセーフ。
Googleマップに12時に閉まると書いてた、と伝えたら、ええっと驚かれ、
12時どころか夜もスナックとして営業してるという。
お店は、50年ほど前からあるそう。
てっきり店主さんかと思ったおじさんは、お世話好きな、ご近所のおじさんだった。


カウンターの足元にもこんなモザイクタイルが貼られてて、細かい所までデザインが
行き届いている。



カウンターの上には、真っ白な大きなカサブランカの生花が、清々しい。
そのカウンターの背後にもモザイクタイル。


大きなガラスブロック窓から、ほんのり明かりが差し込む。
扇型のオレンジのアクリル?窓とブルーのカーテンの色合わせもいい〜




四隅の角が落とされた八角形のテーブル。


店内に二つあったこの菱形の窓も素敵だった。



珈琲を頼んだら、おじさんがお菓子のカゴ盛りを持ってきてくれた。
まだ津島に着いたばかりで、暗くなる前に歩き回りたかったので、一休みさせて頂いたら、出発。


歩いていると、錆びたトタンの奥にタイルらしきものが、チラ見え。


近寄ってみると、タイルではなかったのだけど、木製の六角形のパーツがタイルのように貼り合わせられてた。目地らしきものもちゃんと入っていて、カラフルで可愛いかった。
何のお店だったんだろう?!


こちらは、細かな茶色のタイルと黄土色のタイルが貼られた建物。
ショーウィンドウを見ると、アンティークショップのよう。
窓から見えるカーテンもいい感じで、



この可愛いタイルたちの雰囲気にぴったり似合うお店だった。


他にもタイル貼りの建物もちらほら。


ミントグリーンのモザイクタイルが、一部に貼られた建物。


タイルとガラスブロック、型板ガラスが見えたので駆け寄ると、


玄関ポーチには、カラフルなモザイクタイルが貼られ、手前は、より細かいモザイクで包み込むように貼られてて、その丸みに萌えた。




こちらは喫茶店。
真っ赤なタイルと、庇のように貼られたタイル。タイルの角を並べてギザギザ感を出すなんて、斬新な貼り方。






風化してしまったばこの自販機。



丸窓が開いてるのかと思ったら壁が丸く塗られてた。


風格漂う早川薬局。

昭和4年に建てられた旧津島信用金庫本店の建物が、現在は、津島観光交流センターになっていた。
案内所の方によると、信用金庫の前は、東海銀行だったとか。


中に入ると、吹き抜けの大空間が広がり、
2階には回廊が巡らされている。
観光案内所兼ショップになっている。


正面奥には、大理石に囲まれた大きな金庫も残されてた。


鮮やかなミントグリーンの分厚い鉄の扉は、当初からこんな色だったかは、わからないそう。
岩津金庫の重厚なプレートがついている。


観光案内所を出て、再び歩く。
2階のベランダがアールにカーブを描くタイルが貼られた家。


花々とタイル。


イラボ風にもやっとした釉薬がかかったタイル。微妙にさまざまな色が混じり合ってるのが美しい。


肉のとりじん。
両サイドの柱がモザイクタイル貼りに。


夕日を浴びて輝くパズル風の赤茶色のタイル。


そして、素敵タイル物件が登場。
元美容院だろうか?!
バラエティに富んだモザイクタイルが貼られてる。



両サイドは、正面とは違うタイルでカラフルに。


木製の九つの窓枠、下のモザイクタイルと合って、ピンクなのが可愛い。


コーナーの柱には、縦長のグリーンのモザイクタイルが引き締めてる。


郵便局のタイル。


猫にも出会った。





もう一軒、年季の入った薬局も。

屋根神様の乗った立派な町屋。


コンクリートの覆いをかぶせたようなモダンな造りの美容院。


タオル専門店の店先には、



一見、石のような模様のパズルタイルが貼られてた。

久しぶりに知らない町を歩けてワクワクした〜
暗くなってきたので、撤収。





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名古屋&津島&岐阜の旅2023【喜与女茶寮他】

2023-02-15 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

高速バスにて、お昼前に名古屋に着き、1時からの旧魚半の見学前に、
熱田神宮周辺を歩く。
あわよくば、この2階の喫茶ロアールへ行きたかったのだけど、やはり午前中までのようで閉まってた。


近くにきよめ餅の喫茶部、喜与女茶寮があり、ランチもできそうだったので、そこでまずお昼ご飯。


お店に入ると、手前は和菓子屋さんに、奥には喫茶スペースが広がってた。


日替わりランチがハンバーグで、きよめ餅付き、というのがあったので、
せっかくなのでそれにした。


きよめ餅は2個付き。
ボリュームいっぱいで、美味しかった。


熱田神宮へ行く前に、裏通りを少し散策。


元料理屋さんらしき廃店舗が並ぶ。



2階の面格子。



コンクリートブロックが入口ドア周りに使われてた斬新な建物。


一層ディープなゾーンに突入。

不思議な意匠の建物。
周りの建物もほぼ廃墟のよう。


そして熱田神宮へお参りに。



タイルでできた看板を掲げてたお店。

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