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福島&宮城の旅2024【郡山の近代建築他】

2024-04-27 | 福島&宮城タイル旅2024

天鏡閣から郡山にやってきた。
郡山のチェックしていた近代建築などを回ろうと、
まずやってきた吉田薬局。
建物の前にトラックが横付けされて、なんだか不穏な雰囲気。
内部を解体撤去作業中のようで、内部だけ壊して、何かにかわるんだろうか?と思いきや、伺ってみると、全て解体される予定とのこと。


えええぇ、、出会ったばかりなのにショック過ぎる。
吉田薬局は、昭和8年建築のアール・デコの意匠がすばらしい看板建築。
丸窓が縦に、横にと並び、丸窓の中にはモザイクタイルがあしらわれていたり、


各所のデザインも凝りに凝っている。



この角度からの眺めも最高。


階段状になった南面の壁面。



中を見せて頂いてもよいか?&撮影の了承を得て少し見せて頂いた。
うなぎの寝床のように奥行きがあり、和室が並ぶ一階。


ピアノが置かれていた部屋も。


風呂場の床は玉石タイルが敷き詰められ、キッチンには、モザイクタイル貼りのシンクがあった。(様々な物が積まれてた。)


2階へ。


2階は、通りに面してる2室は洋室で、こちらのガラス棚は、かつては薬が並べられていたんだろうか?


通りから見える縦長の窓が入った洋室。


奥の部屋は畳敷の和室になっていた。
幸か不幸か、最初で最後に出会った吉田薬局、解体前に内部を拝見できてよかった。
1階の薬局にかかっていた鏡も頂けて、吉田薬局を後にした。



吉田薬局前の美容室。


散策を再開。
「みどり通り」の看板と家のような形の可愛い照明。


洋風の持ち送り。



もみじと水の流れが表された照明の支え。


お寿司屋さんの前を通りかかり、ランチ800円の文字につられて昼ご飯に入る。
新鮮そうなネタに、小鉢やお味噌汁もついていて、このお値段とは、、安くておいしいランチだった。



たばこ屋さんのショーウィンドウの足元に古びたモザイクタイル。


福島見郡山合同庁舎にやって来た。
昭和5年、郡山市役所として建てられ、現在福島県郡山合道庁舎として活用されている。
2年後新庁舎は移転するそうで、建物の今後の活用方法を検討中だとか。






くるまも寄せの装飾。
階段状にあしらわれたレリーフが豪華な額縁のよう。


平日なので、開館していたので見せてもらえた。
高い天井、シャデリアなどが残されている。


三連アーチのあるエントランス。


階段ホール。


階段に残されていた装飾。


2階も天井が高く、ゆったりした造り、アーチのモチーフが繰り返し使われていた。


床のクリンカータイル。


郡山市公会堂は大正13年に郡山市制施行を記念し、オランダ、ハーグの平和宮などを参考に建てられた。


平成16年に大規模改修され、現在もコンサートホールなどとして活用されている。




大理石象嵌が貼られた車寄せ。





扉の小窓から覗いたホール。


郡山市公会堂と同じ敷地内にあった、郡山市中央公民館は、
震災後、復興のシンボルとして再建されたものだそうで、
郡山市公会堂の外観に寄せたデザインの内装に。


壁面に沿って並ぶユニークなデザインのベンチ。




螺旋階段のある階段ホール。




聖ペテロ聖パウロ教会へやってきた。
現聖堂は、昭和6年に建てられた英国聖公会の流れをくむ教会だそう。
大阪の川口教会と同じ系列とか。
内部見学希望者は、電話をと書かれていたので、電話すると
神父さんが扉を開けてくれて、案内してくださった。









家具などに施された装飾もひとつひとつ意味があり、十字架をモチーフにした隠しデザインがあちこちにあることなど、説明して頂けた。



淡い色彩のステンドグラスも素敵。





敷地内にある司祭館。

聖ペテロ聖パウロ教会のことを広く宣伝しておいてください、と言われた。


更に歩いて、久米正雄記念館へやって来た。
昭和5年に、小説家久米正雄の自邸として鎌倉市に建てられたものを移築復元、現在記念館として公開されている。


郵便受けのデザインが可愛い。


玄関ホールがタイル尽くしに。



床は蜀江文デザインのタイル貼り。


腰壁にも布目のボーダータイル。


1階リビングルームは暖炉のある洋室。






お手伝いさんに、お客さんの人数を知らせる
ためのもの。









よく歩いたので、帰りにひと休みに立ち寄った喫茶店Bon。



手前の部屋は普通の喫茶店だったが、奥の部屋の壁面装飾などがレトロで良い感じだった。


理容ひよりに、モザイクタイル円柱発見。


パステル調のピンクと水色がかわいい取り合わせ。


他で見た床タイル。


廃スナックのアプローチに貼られていたタイル。


こちらは、現役のお店のエントランス。
「マジョリカ」という名前の、マジョリカではないタイルが貼られたお店。



とてもゴージャスなタイル壁面であった。


お店が入っているビルの床は、モザイクタイルで装飾されている。
オーナーはタイル好きなのかなあ?!




この日の宿は、宮城県の村田町だったので、
宿に向かう前に、仙台で牛タンの夕飯を。


たまたま入った牛タンのお店のトイレがタイル壁に、陶製シンク、


床も布目タイルと、タイル尽くしだった。

この後、宿泊地の村田町にバスで向かった。




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