m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

住友活機園特別公開へ

2022-05-31 | 建築巡り・街歩き【その他】

先日は滋賀県石山にある住友活機園の特別公開へ訪れてきた。
住友活機園は、住友財閥2代総理事、伊庭貞剛が引退後に居住した邸宅。
入口の門までの石段のアプローチを上る。
両脇からあふれるような青もみじに迎えられた。


門をくぐって受付を済ませると、建物まで、延々と続く苔ともみじの道。
美しい~最高な時期に来れたのかも。





広大な庭園は伊庭貞剛が自らが苗木を植樹し、自然に任せて育てられたものだそう。


伊庭貞剛はもみじが好きだったそうで、庭園内はもみじの木が特に多い。


先日の大雨の為、苔も水を含んで鮮やか。
今まで見た中で、最も美しいと思った祇王寺に匹敵するくらい。


そして、邸宅の建つ芝生の広場へやってきた。


広い芝生広場にポツンと立つ邸宅は、
和館と洋館を連結させ、玄関がひとつという建物としては日本で初めてのものだそう。


明治37年、野口孫一によりに建てられたハーフティンバーの外観の洋館は、屋根は瓦葺きで、


外壁は木のうろこ壁。湿気に強いさわら材が使われているという。






2階のバルコニーには卍崩しのデザインで、持ち送りは寺院建築で見られるものだったりと、和洋折衷様式に。


ガラス窓に入る桟のデザインも卍くずし。


雨水が木の外壁に直接掛からないように、裾広がりになった壁など、
細かい部分にも丁寧な造りが見られる。


屋根にはハート型の猪目瓦。
ちょうどカラスがとまってた。


内部は残念ながら写真撮影禁止。
内装は、逸材がふんだんに使われているが、上品にまとめられている。
化粧されていないシオジ材が使われた階段は、貞剛の身体に合わせた特注品、2階の居間も見晴らし良く、明るく開放感いっぱい。
各部屋の暖炉は大理石や銘木と併せたタイル使いがそれぞれ異なっていて、部屋の内装共々とても楽しめた。


杉の木立の向こうに見える和館は、洋館と同じく明治37年に八木甚兵衛により設計され、後に増築もされた。
二間続きの広間は、開口部が広くとられ、
自然に任せた庭との一体感が感じられる。
軒には12mの北山杉の一本丸太や、四方柾の床柱など各所に銘木が。
増築部分には、ニ方に広い縁座敷設けられていて、天井には高価な屋久杉の一枚板、逆に欄間の細工には端材が用いられるなど、職人の遊び心も感じられる。
御影石を手彫りしたという座敷暖炉も、和室なのに珍しくて、驚いた。
洋館、和館共、たくさんの見どころを丁寧な解説を聞きながら堪能させて頂くことができた。



帰りはまた杉木立と紅葉、苔の緑を楽しみながら庭園を歩いた。








新緑の時期に真っ赤なもみじも。






見学会の後は、偶然知り合いの方々にお会いしたので、
駅まで町歩きをご一緒させて頂いた。





立派な唐破風の容輝湯へ案内して頂いた。
中にもタイル画があるみたい。
機会あれば又入りに来たいな。


中には化粧地蔵さんがおられた地蔵祠。
さりげなく卍の部分はモザイクタイル。


2階が銅板貼りの本屋さん。


そして、もう一つ行きに見つけられたという「光陽温泉」と書かれた門柱。
この奥にはすでに銭湯などはなく、マンションが建っていて、
門柱と、このタイルに筆書きで書かれた看板だけが残されていた。


ホーロー看板も。


行きに見つけた飲み屋さんが、真っ赤なドアに、白地にブルーのタイル使いが素敵だった。


ブルーのぽたぽたタイルが2パターン貼られてた。


この後は、久しぶりの信楽へ行くことに。
続く・・


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京都タイル巡りその二

2022-05-30 | 建築巡り・街歩き【京都】


東寺の弘法市では、さすがに到着が遅かったので、いつものタイル屋さんからは希望のものは買えず、その代わり古いボタンをいくつか入手。
凸状に模様が入ってるものはタイル作りの印花として使おうと。
今回はたくさん見つかった。



コルクに貼って、スタンプに。


東寺の後は、再びタイルを巡りながら、帰途へ。


深いグリーンの中にメロンのような薄緑色のタイルが混じる。


たしか何かの体験教室?だった建物。



2階のバルコニーの面格子が密なデザインで良かった。


大きな丸い窓と、入口扉の中に見えるカーテンの形が素敵な理容院。



黒い型押しタイルと型板ガラス。
型板ガラスは「からたち」?


タイルとガラスブロックに囲まれた玄関口。


このガラスブロックのデザイン、可愛い。




グリーンが素敵な窓辺。




商店のショーウィンドウ下に残るモザイクタイル。


住宅街に急に立派な連なる蔵が現れたりするのはさすが京都。


この面格子も可愛いデザイン。


モザイクタイルがきれいに貼られた地蔵祠も。


こちらのお家には、三か所に面格子が入っていた。


面格子の菱形に合わせて、中のカーテン模様も菱形なのが素敵。


窓のサイズに合わせて面格子も小さく。









この後、突如現れた緑に覆われた看板のない喫茶店を見つけて休憩していくことに。喫茶QQの様子はこちら→


清々しい木立。


ガラスブロックとタイルの壁。
所々に赤いガラスブロックが混じってた。


窓辺を彩る花と緑。
きれいに手入れされていてすばらしい~








建物の広範囲に使われていたタイル。





型板ガラスに木製のサッシ、面格子とバランスの良い窓。


竹のような格子にふっくらモザイクタイル。


ガラスブロックとタイルのある理容所。


Ⅴ字型の面格子のV字に一ひねり加わったもの。


食堂のウィンドウ下のタイル。
釉薬の独特な表情がおもしろい。


こじんまりと可愛いデザインの面格子。



今回も新たにたくさんのタイルや面格子が収穫できて楽しかった。
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京都タイル巡り・京都大学文学部東館他

2022-05-30 | 建築巡り・街歩き【京都】
この日は京都に住む友人が、京都のタイルスポットを車で案内してくれた。
マル秘スポット2軒連れて行ってもらい、更に京大を散歩中に見つけたタイルがあるというので見せて頂く。


タイルは京都大学文学部東館62番の建物に。



エントランスホールには柱が4本。
その天井と接する付け根を見ると、



モザイクタイルがあった!


淡い、上品な色合いの素敵なモザイク。
上の方は辰砂釉がきれいに発色した陶片が使われている。


4本ともデザインが違っている。


天井との付け根に数十cmくらいの幅で、帯状に入れられたモザイク。
高くてよく見えない部分にこんな華やかな装飾が隠されてるなんて。
よく見つけられたなあ。



他にもタイルはないのか?!
タイルはなさそうだったが、こんな面格子付きの窓があった。



進々堂の裏手にあるタイル貼りの店舗。


ブーランジェリーとの文字が見えるので以前はパン屋さんだったのか?
現在はアロマのお店になっている。



表面にゆるめに凸凹感のあるタイル、
別の所でも見たことのあるものだったが、青い屋根とぴったりマッチしている。


看板の両脇には、こんなやきもののガーゴイルが。
古いものなのかな?
味わいがある。





そして、お昼は進々堂で食べることに。


足元のモザイクタイル。
シックな茶系のピースの中に、色鮮やかなピースが混じる。


腰壁も二層に分かれて風合いの違うタイルが使われている。




この装飾タイルは、コウモリの顔に見えてしょうがない。目の窪みがあって、鼻の穴も二つ開いてて、、


中に入るのはずいぶん久しぶり。
焼きカレーセットにした。
内部は写真はもちろんのこと、この黒田辰秋のテーブルの採寸なども禁じるというような貼り紙あり、、厳しい〜
食事の後は、用事のある友人たちと一旦別れた。


私はレンタサイクルで、タイル巡りしながら東寺の市へ向かう。


元理容院の足元に貼られたモザイクタイル。
目地が赤色で、飴色のモザイクタイルとぴったり。


花にあふれる玄関先。
チラリと覗いたガラスの扉もいいなあ。


1階2階共に面格子が素敵なお家。


面格子とグリーン


1.2階共、ポピュラーなハート形にもう一捻り加わったデザイン。


このライトグリーンのタイルも良い色。





タイル、面格子、型板ガラスと、三拍子揃った窓辺。


真っ黒なタイルは、あるようであまり見かけない。




小窓が二つ、アクセントになったタイル壁。





自分が写り込みそうになるくらいピカピカの、ふっくらモザイクタイル。


こちらは、2階が黒の細かいモザイクタイルで覆われてた。





○と◇が繋がった面格子。


さわやかグリーンのタイル。


縦長の細かいモザイクタイルの腰壁に面格子。





小ぶりだけど華やかさのある面格子。


こちらは閉店してしまった喫茶店のよう。
タイルと赤いテントが可愛い。


グリーンがいい感じに絡みつく。

この後は、東寺の弘法市へ。







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喫茶QQ

2022-05-29 | 純喫茶


東寺の日、帰り道レンタママチャリで走行中、モクモクとした緑に覆われた建物を発見。

何?ここは?
と思わず自転車を停めて観察していると、
中からご主人らしき方が植木の水やりに出てこられた。
どうやら喫茶店のよう。


お店は、やっておられるんでしょうか?とお伺いすると、やってるとのこと。
これは、入るしかない〜


この緑に覆われた入口から中へ〜


魅惑の入口。


中へ足を一歩踏み入れると、そこは別世界。
先客もお一人おられた。



カウンターの後は煉瓦のようなタイル貼りの壁。
素敵な装飾が施された照明と時計。



外から看板が全く見えなかったので、
お店の名前を伺ってみたところ、
「キューキュー」だと。
アルファベットのQが二つ、と言われたので、「QQ」かな?
お店は、45年以上営業されてるという。



窓辺の席は外の緑が目に優しい。





カウンターにずらりと並んでたこの藤椅子もとても可愛かった。


メニューがなさそうだったのでとりあえずコーヒーを頼んだのだが、(写真撮り忘れ)なんとお代金は250円だと、、
ええっ、、安すぎ!
250円で、この素敵非日常空間を味わえてすっかり満足しきった私は、帰途へついた。




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猪名川・想月

2022-05-25 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

久しぶりの友人と、猪名川町にある古民家のレストラン、想月へ訪れた。


建物は築140年の古民家をリノベーションした創作料理店。


入口の前に無人野菜販売があって、
きれいな玉ねぎが激安で販売していたので、速攻ゲット。
やはり帰りにはなくなってた。


玄関を入ると靴を脱いで店内へ。


二間続きの広間が食事スペースになっていて、落ち着いた店内。


床の間や欄間が残されていて、


欄間には大小の菱形のモチーフの透かし彫りが入る。


釘隠し。



こちらの席に。


玄関とのお部屋との境に、ディスプレイ棚が設けられていて、
やきもののおちょこがずらりと並ぶ。
様々な窯元のものがあって、じっくり見ると楽しい。
オーナーの方の趣味で集められたものだそう。





ランチは羽釜炊き白ご飯セットを頂いた。
まずはサラダから。
山芋を使ったオクラと卵の三層仕立てのドレッシングがおしゃれ。


前菜、具沢山のお味噌汁、そして羽釜炊きごはんがセットされ、30分くらいかけて炊き上げられる。

メインは、肉と魚からチョイスできて、鯛の春巻きの方にした。
とても美味しかった。
見た目も美しく、美味しいごはん、1980円のランチセットはコスパがよくて、また別のものも食べてみたいと思った。


個室もあり、もう一つは、蔵を改装した個室もあった。

またの機会にリピートしたい。
この後は、12年前にも家族で訪れたことのある、猪名川町立静思館へ訪れた。
12年前の記録
猪名川町立静思館 - m's diary

猪名川町立静思館 - m's diary

最近土日は子どもたちの習い事を入れてしまったので家族で丸一日お出かけすることはなかなかできなくなってしまったが、昨日は久々半日かけて猪名川町方面へ訪れた。主なお...

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琵琶湖一周サイクリング完走

2022-05-23 | ロードバイク
GW明けたら暑くならないうちにチャレンジしてみようと思ってた琵琶湖一周サイクリングへ。
10年前に小学生の子供たちを連れて1泊2日でレンタサイクルで回ったことがあったが、今回は1日で1周160km。
100km以上は未知の距離だというのに更に欲張って、
木之本、海津、近江今津、近江高島の建物やカフェを巡るという計画を立ててしまった。



自転車は乗用車に2台は積めなかったので、バラして軽トラに積んで、守山まで。


琵琶湖大橋を渡ってすぐの所に、大型ショッピングモールのピエリ守山という施設があり、その巨大な駐車場のEエリアはサイクリストに開放されているとの旦那調べにより、
駐車場のオープン時間の午前7時目指し、少し遅れて7時20分頃に到着。
が、橋を渡ってすぐのパーキング入口はチェーンがかかっていて、
更にその次の入口もチェーンがかかっていたので焦った・・
もう一つ先のゲートが開いていてほっと一安心。
車を停めて、旦那に自転車を組んでもらい、空気圧を調整していざ出陣!


この日の天候は曇りで、涼しく、程よい気候。
青空は見えてないので、写真映えはしないけど、走るには最適だったかも。
ただ立ち寄りたい場所が多かったので、予定した所以外は
全力で飛ばして行かなければ、明るいうちにゴールには辿り着かない。
計画通りにいくかどうかは、全て自分にかかっていた。


周りは田んぼだらけのサイクリングルートを突き進む。
1回目の休息兼朝の補給を木之本に設定してたのだけど、木之本は守山から
遠すぎた;
近江八幡を越え、彦根を越え、長浜を越えて・・
3時間半ほど飛ばし続けてようやく到着;
もう全体の半分弱は到達してるのでは?!


まずはたくあんがサンドされたサラダパンで有名なつるやパンへやって来た。


ここでいくつかパンを購入して、


きのもと交遊館へ。
昭和10年に元湖北銀行木之本支店として建てられた近代建築。
ここの前で休憩して、つるやのパンをかじる。
10年前も同じようにここで小休止してた。


北国街道の宿場町として栄えた木之本には古い町並みも残っている。
「たばこや呉服店」はたばこ屋と呉服店が合体したお店?!


タイル貼りの酒屋さんや


古い町屋の多木肥料代理店。



本陣薬局ギャラリーは江戸時代からの建物。
現在はコロナで休業中で中には入れなかったが、


ずらりと並んだ古い薬の看板は漢方薬局だった明治時代からのものだそう。



木之本で一休みした後は、次の目的地、海津を目指してひたすら漕ぐ。
一部、軽い上りがあったり、こんな煉瓦造りのトンネルがあったり・・
トンネル内はひんやり寒いくらい。


奥琵琶湖の辺りは湖の景色も美しい。





湖畔沿いの道を飛ばして、海津にやって来た。
立ち寄りたかった築200年の米蔵を改装した「古道具&カフェ海津」はなんと休業日。


湖上交通の要として栄えた宿場町、海津には、湖岸には城壁のような石積み
や古い町並みなど独特の風景が残されている。


ゆっくり見て回れなかったのが残念だったけど、自転車で一回り。
入口ガラスに醤油店の文字が残る建物。


魅力的な路地。
突き進んで行きたかったが旦那が既に先を行ってたので断念;





タイルに覆われたお宅もあった。


壁面が三種類のタイルで覆われていて、


玄関扉周りは、立体感のあるタイルが使われ、


玄関ポーチにはこんな花模様のタイルが敷かれてた。



玄関灯もレトロで可愛い。


海津の次は近江今津までぶっ飛ばす。
近江今津にはヴォーリズ通りがあり、ヴォーリス建築が3軒も残されている。
こちらは今津ヴォーリズ資料館。
建物は大正12年に建てられた百三十三銀行今津支店から滋賀銀行今津支店、図書館を経て、資料館に。
現在の建物は復元されたもの。


この日は資料館も開館していた。


すごく高さのある暖炉だけど、
これも実物を復元?!


昭和9年に建てられた日本基督教団今津教会。
幼稚園も併設。


昭和11年に建てられた旧今津郵便局。
土日には?内部も公開されてるようだったが、この日は平日で
内部は見れず。
地域の人たちの憩いのスペースとしても活用されている。


建物前にある赤い丸ポスト。


通りにはタイルもいくつか。
ガラスブロックと鮮やかなブルーのタイル。



表面に凹凸のある形がランダムなタイル。


もやもやタイルグリーン。


もやもやタイルオレンジ。


ヴォーリズ通りを少し散策した後は、遅くなったお昼ご飯に、純喫茶「きく」へ訪れた。
常連さんで賑わうお店。


ランプやステンドグラスの壁掛けが可愛い。


ここでナポリタンを注文すると、具沢山でめちゃめちゃ大盛りで出てきた。
サラダのキャベツもたっぷり。
パスタは旦那に少し食べてもらって、完食。
これが600円で・・


2人でシェアして食べたフルーツパフェも山盛りで、550円という破格値。
この後の走行では、疲れてるはずの体だったのに、食べたものがダイレクトにエネルギーに変換され、自転車をこぐ力になるのを体感。
この時、炭水化物=エネルギーなんだなあとしみじみ実感した。



この後は再びフルパワーで?最終目的地の近江高島目指す。


城下町だった近江高島にも古い町並みが残っていて、
その町屋を改装したびれっじ1号館から8号館までの施設が、カフェやショップとして活用されている。


1号館の脇の筋を入っていき、5、6号館にあるワニカフェへ。


16時オーダーストップだったそうで、ぎりぎりに滑り込めた。





江戸時代の商家の納屋だったという建物を改装した店内は、
天井が高く、梁や柱がむき出しで通っていて、いい雰囲気。


薪ストーブも。


おいしそうな果実シロップ瓶が並ぶ。


奥の建て増しスペースには、雑貨などの販売物のディスプレイ。


カフェコーナーも。


自家製のいちごと杏のシロップのソーダで生き返った。


離れの蔵も予約要の飲食スペースになってるみたい。



高島を出て、白髭神社を通過、琵琶湖大橋を渡り、
そして、起点のピエリ守山まで戻って来れて160km無事完走!
18時前には到着できた。


ピエリ守山で着替えを済ませてから、旦那の友人おすすめの近江八幡のラーメン店、寺田屋で晩御飯。
ラーメンと、チャーシュー丼ミニ、美味しかった!



そして、なんと寺田屋の向かいには、ヴォーリズ建築の旧パーミリー邸を改装し、昨年にオープンしたばかりのカフェ「十人十家ヴォーリズカフェ&アートラボ」があるということを知って、せっかくなので行くことに。


外観は新しいものになっていたようだけど、
内部には、建具や家具など、ヴォーリズ建築の名残が見られる。


クリスタルのドアノブも。



この玄関の靴箱兼ベンチもそう。


喫茶室へ入ると、造り付けの食器棚が。


15年前、このパーミリー邸が柿元邸だった頃に、伺ったことがあり、
たまたま庭に出ておられた柿元さんとお話する機会があり、柿元邸が描かれた
絵葉書を頂いた思い出がある。
若い店主さんに柿元さんのことをお伺いすると、もう90歳になられているが、
お元気でお隣に住まわれてるとのこと。
こちらの邸宅は、柿元さんから購入した方が、改修して保存公開する予定だったが、その方が改修する前に亡くなられてしまい、しばらくの間手つかずだった建物を、建築士でもある今の店主さんが購入し、改修を経て、更にクラファンで足らずの資金を集めて準備し、コミュニティーの場として、
去年カフェ&バーをオープンされたとか。



こちらは柿元邸だった頃の外観写真。


建物を買い受けた時は老朽化が進み、シロアリによる被害も大きかった為、
内装はほぼ新しいもので補われてるようだけど、



暖炉など、引き続き使用できるものは、補修されオリジナルのまま残されている。



奥へも案内して頂けたが、階段ホールや、



クリスタルのドアノブのついた扉、


台所にあったおくどさんなども残されていた。



こちらではプリンとアイスティーを頂いた。
この後はようやく帰途へ。

この日も琵琶湖一周サイクリングだけでなく+αでめいっぱい楽しむことができ、満足の一日だった。


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タイヤとホイール軽量化&妙見山のカフェSTELLINA

2022-05-17 | ロードバイク
自分も重いけど自転車も重い、ということに気づき、
先日、タイヤとホイールを交換してもらった。
機材のことはよく分からないので、旦那とお店に任せて、
この自転車に見合ったコスパよく、より軽いものに交換。
600gほど軽くなって、それでも10.25㎏。


これで少しは速くなるのか?と
今日は試走&タイムトライアルへ勝尾寺へ。
しばらく乗れてなかったので、また1週間開いてしまい、体はしんどかったけど、さすがに軽量化の効果は出て、自己ベストタイムを1分近く更新!
やっと20分台に・・これなら目標の20分を切ることも夢じゃなくなってきた~
一番最初に上った時には、足付きはしなかったけど30分以上かかってたので、
この8か月で少しづつは短縮できてるようでうれしい。
毎度、全力で死にかけで、ラクにはならないけど。


勝尾寺の後は高山まで足を延ばす。
妙見山も試してみたいところだったけど、午後からバドミントンがあったので今日は
断念。
チューブレスのタイヤになったので、少しクッションもよくなったようだし、
今度また妙見山へ上ってみるのが楽しみ。


新緑もきれいで、この季節に山の中を走るのは最も気持ちいいな。






ここからは、前回妙見山へ行った記録。



光に透ける青もみじがきれい。


妙見山山頂にある、信徒会館「星嶺」高松伸設計。











妙見山上にある幻の?バス停。
以前はここまでバスが来てたけど、自家用車の普及により、バスは廃止になり、停留所だけが残されている。




こちらは、以前は旅館として使われていた建物で、
現在は売店兼食事処&写経場所として使われている。



冬に訪れた時に、売店だけ利用したことあったが、季節のいい時期になったので、ここのカフェSTELLINAでピザランチすることに。



2階は写経場ということで、見せてはいただけなかった。


大広間が飲食スペースになっていて、



窓の外は絶景が広がる。



せっかくなので、窓際の席に。



この日は空は晴れ渡って、見晴らしもよかった。







29㎝のちょっと大き目ピザだったので二人でシェア。



窓には型板ガラス、「ほなみ」




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近江八幡・池田町洋風住宅街&ヴォーリズ建築のカフェOZEN

2022-05-14 | 建築巡り・街歩き【その他】
近江八幡の続き・・近江八幡ユースホステルのカフェでランチをした後、
ほんとはレンタサイクルであちこち回る予定だったのだけど、
この日は雨。
友人とヴォーリズ建築のカフェへはしごすることにした。
その前に池田町洋風住宅街を一回り。


ウォーターハウス記念館


吉田悦蔵邸


石橋邸(旧近江家政塾)

焼き過ぎ煉瓦が使われた塀。




同じ間取りの家が左右対称に建つダブルハウス。


公禮八幡宮の湧水。
この湧水に足をつけるとしもやけにならないのだそう。

良いサビ具合のトタン壁。



トタンと土壁と蔦。


モッコウバラが咲き誇る塀も。


タイル貼りの理容院。


三つ並んだ角丸窓が可愛い。


そしてカフェOZENへやって来た。
ヴォーリズ建築の旧広瀬邸だった建物。
ここ、前回に訪れた時はカリフォルニア料理の「ビストロだもん亭」だったお店だ・・その前は日本料理店。
結構ころころ変わってるみたい。


廊下などの内部は変わってないようす。


やはり、2階は立ち入り禁止。
前のだもん亭の時も上がれなかった。









二間続きの広間は、前回来た時には畳敷きの和室として使われていたけど、
絨毯が敷かれていす式になっていた。




窓際のこちらの席に。



抹茶とバニラのジェラートを。


トンボの透かし彫りが入った欄間。


襖の引手は藤の花がデザインされてた。


オーナーさんのコレクションのグラスのディスプレイ。


ここのサンルームのような個室もよさそう。






こんな造り付けのベンチもあった。



お庭から。
ゆっくりお茶したあとは、近江八幡駅へ
歩きつつ戻ることに。


八幡小学校。


八幡商業高校。
ヴォーリズが英語の教師として赴任していた学校。

こんなタイルの壁面があったのは初めて知った。


雨に濡れて水色が鮮やかなタイル。


たねやの近江八幡店の外壁の陶板がインパクトがあった。


1枚1枚が大きくて焼き菓子を思わせるような美味しそうな色合い。

以前訪れたたねやのショップ、ラ・コリーナ近江八幡はこちら→
お堀巡りとヴォーリズ建築他街歩き→

この後は友人おすすめの肉屋のティファニーでコロッケをお土産に購入して
帰途についた。
雨の日だったけど、ゆっくりと楽しめた。


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常滑・喫茶壺&最古のクリンカータイル他

2022-05-12 | 建築巡り・街歩き【その他】
ヒルズハウスセカンドへ宿泊した翌朝、東窯工業見学会準備9時待ち合わせまでの間モーニングと街歩きに出かけた。


東窯工業で見つかったモザイクタイルの貼り板にありそうなデザイン。


ここも通る度につい撮ってしまう、可愛い陶板が入った店先。




「常滑キネマ」のウィンドウのある家。





食堂の玄関周りには玉石タイル。




側面にも大判の渋いタイルが貼られてた。


玄関周りのタイルと穴あきブロックがいい感じの民家。





前日に、東窯工業に出張に来て頂いていたとこなめ陶の森の学芸員さんに
真福寺に最古のクリンカータイルがあるというお話を聞いていたので、立ち寄った。


本堂前に敷かれていたこのタイルかな?!
花模様と唐草模様が合わさったようなちょっと複雑な模様。
明治20年代に試作品として、山下成一により作られたというクリンカータイル。


雨水をを受ける天水桶は常滑ならではの陶器製。


角がアールの窓がポイントになったタイル貼りの民家も。


白いタイルに、濃紺のタイルが素敵な取り合わせ。


ガラスブロックの衝立と赤いタイルが個性的な玄関。


そしてこの日、モーニングに訪れたのは喫茶壺。
朝早くから開いてるようだったのでチェックしていた。
名前のごとく大きな壺が目印。


伊奈製陶から譲り受けたという看板代わりの大壺がすごいインパクト。


入口が2か所あって、こちらが正面玄関?
ワイングラスのような形のウィンドウに、


ここにも壺が飾られている。


店内へ入ると、朝早くから常連のお客さんでいっぱいでにぎわっていた。


こんな天井照明も初めて見た。
丸太に囲まれた照明。






オリジナルで焼き付けてもらったという常滑焼のタイル。


壁付けのバラの花模様が入ったピンク色の照明もかわいい。


そしてモーニングはサンドイッチもついていて、なんと430円。
ちなみに駅前にも壺の支店があって、そちらはサンドイッチは付いておらず400円だったとか。
いずれにしても安い。



お手洗いの壁も渦巻文様が描かれたイナックスのタイルが貼られてた。
お店は昭和47年オープンだそう。
ゆっくりモーニングを食べて、お断りを入れて写真などを撮らせて頂いてる間にも、常連のおじさんたちが入れ替わり立ち代わり入ってこられていて
地域の人たちに愛されてる喫茶店なのだなということがわかった。


喫茶壺から東窯工業へ向かう途中にも天澤院というお寺があり、


その境内にもこのような龍の姿のレリーフのついた天水桶を見た。





ライブミュージアム近くにはやきもの工場をリノベーションした
ハンディクラフトショップがあった。
まだ開店してなかったが。



今回は朝と夕方小一時間ほどの町歩きだったが、いろいろ楽しめた。

以前の常滑の町歩きはこちら↓







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常滑・バー&ビストロ共栄窯他

2022-05-11 | 建築巡り・街歩き【その他】
常滑での晩ご飯に訪れたのは共栄窯。
明治時代から土管を焼き続けてきた窯の中で食事ができるというのを知り、
行ってみることに。


お店の前には窯道具や煉瓦などさまざまなやきものが埋め込まれていて楽しい。




入口の扉がとても変わってた。
古材の扉を用いて、更に一ひねり?上から漆喰のようなものやコケのようなものを塗って、風化したような趣になっていた。


店内へ入ると、煉瓦積みの窯が現れた。
倒炎式角窯といわれるもので、昭和29年に再築窯され、
昭和46年まで土管を焼成していたものだそう。


事前に伺うと、ディナータイムは窯内は喫煙可のテーブルになるようだけど、
せっかくなので、窯内で予約。


テーブル席が数席あり、カウンター席が窯の内壁に沿って並んでる。


窯の内部の壁は長期間に渡って土管を焼成する中で釉薬や塩などが付着し、
煉瓦がガラスコーティングされ独特の景色が生まれてる。
バー&ビストロなんて、うってつけの雰囲気。


間接照明がとても効果的。





オレンジがベースの飲み物に



アヒージョ、そしてパスタを。


夕方、東窯工業を出てから共栄窯へ行く道すがら見たものいろいろ。


土管と植物の競演。


常滑の道を歩くと、いろんな窯道具ややきものを再利用した場面に出くわす。
穴の開いた平たいブロックが積み上げられた塀。
工場の入口付近だったので、こちらの工場で作られていたものだったんだろうか?


土手にもぎっしりときれいに積み上げられていた。


コンクリートの中に埋め込まれた土管や壺も。


こちらも塗り込め系。


渋いスクラッチタイルの塀。


錆びたトタンが素敵な風景もいくつか見た。





蔦が絡んだ真っ赤な扉。



通り道で次々と発見したさまざまなデザインの穴あきブロック。
常滑ならではなデザインいろいろ。



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