30歳で会社を辞めて“寂れた喫茶店”を開くのが夢!?
仕事と恋愛に情熱を持てない「ゆとりくん」の無気力さ (DIAMOND online)――いや、むしろ素晴らしい存在。実にゆとり世代的。じゃあ、楽しい瞬間っていつ?
ゲームをしているときですね。あとは漫画を読んでいるとき
――ゲームって、プレステとかDSとか?
そうです。あとはオンラインゲームですね。最近は『大戦略web』っていう戦争RPGにはまっています
――オレもゲームは好きで、集中しているときはすごく楽しいけど、どこかで飽きてきちゃうんだよね。そういうのってない?
うーん、「このゲームはもう飽きた」はあっても、ゲームそのものに飽きたことは未だかつて無いですね
――それは危険な気がするな。だって、それはあらゆる外的要因がなければ、家でずっとゲームしているのが楽しいってことでしょう。それって引きこもり的な体質を持っているってことだよ。
否定はできないですね
――彼女と居る時間とゲームをしている時間、どっちが楽しい?
ゲームです。7:3ぐらいでゲームの方が良い
――これが匿名インタビューで良かったね(笑)。ところでさ、そのゲームをしている瞬間は、敵を倒すのに必死になったり、何かアイテムとかを集めるのに必死になったりするわけ?
あ、その瞬間が僕の現在の生活においていちばん必死かもしれない。特にオンラインゲームのなかには、ネットのSNSみたいなコミュニティが生まれているから、義務感もあって。ゲームのなかに居る仲間に『助けて』と言われたら協力せざるを得ないですね
――現実世界の同僚が困っていたら、残業して助ける?
助けないです。あ、梅田さん、僕、自分の行動の矛盾に気付いちゃいました……
――いやー、今日の君の発言は、日本ビジネス界のマネジメント層に一石を投じている気がするよ。つまり、高学歴でクリエイティブ職に就いて、有能な山本君は、仕事でも生活でもなく、ゲームのなかが最も必死なんだよね。あらゆる若者のあらゆる情熱が仕事ではなくゲームにつぎ込まれているとすれば、日本経済の大きな損失だよ。だって、その情熱を仕事に傾ければ、現実世界でお金が生み出せるのに。謎を解く力や、トライ&エラーや、発想の転換がゲームの醍醐味だとすれば、それは全部会社のなかでも有効な能力なのに、それを使っていない。
なんだかインタビュアーのしたり顔が目に浮かぶような書きぶりの記事ですけれど、ここでも昨日と同じことが言えるような気がします。つまり学生(求職者)側は「わかっている」のに、いわゆる社会人側は古い価値観を振りかざすばかりで「わかっていない」ように、ここで「ゆとりくん」と小馬鹿にされている人は「わかっている」けれど、これ見よがしに嘆いてみせる引用元記事の著者はまるで「わかっていない」のではないでしょうかね。
まず、根底にあるのはゲームへの偏見です。これはまぁ、よくあることだと肩をすくめるほかありません。「ゲームそのものに飽きたことは未だかつて無い」ことを指して「それは危険な気がするな」と語られているわけですが、それは要するにゲームだから危険視されているだけではないでしょうか。これがもし「『この球団はもう飽きた』はあっても、野球そのものに飽きたことは未だかつて無い」とか「『この仕事はもう飽きた』はあっても、会社勤めそのものに飽きたことは未だかつて無い」などであったら、決して危険視されることはなかったはずです。もっとも、会社勤めに飽きることがないワーカホリックが定年後や失業後に社会不適応を起こすなどは珍しくないことで、実は危険なことであったりもしますけれど。
ともあれ、総じて「ゆとりくん」が仕事ではなくゲーム(趣味)の方に熱心であることが「日本経済の大きな損失」などと詰られているわけです。だからどうだと言うのでしょうか? ここで掲載誌的にどうしても目を背けざるを得ないこととして、日本経済の発展/損失が日本在住者の発展/損失とは全く結びついてこなかったことが挙げられます。日本経済がいかに成長しようとも、たとえば戦後最長の期間にわたって景気回復が続こうとも、日本国内の給与所得は決して増えることがありませんでした。会社は儲かっても、働く人は儲からない社会へと改革されてしまったのです。「ゆとりくん」がゲームではなく仕事に情熱を傾ければ日本経済にとってプラスになるかも知れませんが、「ゆとりくん」本人がその見返りを受け取ることなどあり得ないわけです。その辺を「わかっている」からこそゆとり世代は会社へ無駄な熱意を注がない、賢明な判断です。
そもそも仕事と違ってゲームは努力を裏切りません。しかるに今の日本でどれだけ献身的に働いたところで、その分だけ昇給に結びつくなんて可能性はほぼ皆無、無駄な努力でしかないわけです。無駄な努力はしない、合理的な判断のできる人間なら仕事を第一にしないのは当然の帰結でしょう。ましてや現代における日本的経営とは「人件費削減で収益を確保すること」です、「ゆとりくん」がいくら頑張って会社の業績を支えたところで、いずれは「ただ乗り社員」呼ばわりされ、石持て追われる日が来ます。その辺がわかっているからこそ、見出しにあるように「30歳で会社を辞めて“寂れた喫茶店”を開くのが夢」にもなるのではないでしょうか。「ゆとりくん」は無気力なのではなく、将来への見通しができているだけです。
一つ上の世代、つまり氷河期世代であれば「偽りの希望」を与えることがある程度まで成功してきたのかも知れません。氷河期世代が機会に恵まれないのは氷河期世代の責任ではなく、無能な先行世代(バブル世代、団塊世代)が居座っているからだ、無能な先行世代を追い出せば氷河期世代にもチャンスがあるのだと、そういう「すり替え」が有効だったわけです。小泉自民党の固い支持基盤となり、昨今の雇用破壊を押し進めることに手を貸してきた世代には、そういう手が通用しやすかったと言えます。しかるにこうした「偽りの希望」「すり替え」がゆとり世代には通用しなくなってきたのではないでしょうか。もはやゆとり世代は会社を儲けさせるために働くことに意義を見いださない、それを「無気力」などと咎めたところで、流れはそう簡単に変えられない、ダイヤモンドの嘘は通じにくくなってきたようです。











ネトゲは未経験なので自分には分かりませんがドラクエ9の最強武器防具なんかよほどの根性と強運がないと全部どころか1個も入手出来る仕様になってませんし(参考→http://www15.atwiki.jp/akaitsubasa-dq9/の最強武具一覧と錬金大成功への道)、ミンサガの青の剣に至っては(「狂人剣」で検索してください)努力という言葉なんて全く無意味だと思い知らされますよ。
あとFFTの源氏装備の様に攻略本に努力を裏切られるというケースも…。
いつの時代も「最近の若者は…」という大人はいなくなりませんね。自分より下を叩き責任転嫁して精神のバランスを取っているのですかね?
ドラクエはやっぱり親切設計なんだなぁ、と思えてしまうのは私がゲーマーだからでしょうか。ネットゲームはもっと凄いですよ。同時接続者数を稼ぐため、あるいは長引かせるためにオフラインのゲームとは比べようにならないマゾ仕様になっているのが当たり前ですから。そうは言っても現実の「プロ」が人生で費やしてきた時間に比べれば驚くほどのことでもないですし、どれほど徒労感があったとしても僅かずつなら前進できるのがゲームの世界です。歩みは遅くとも前には進めますから。
>ローリーさん
どこかに責任転嫁しないと、会社の責任が問われかねないですからね。経営側を守るためには、世代論にすり替えるのが常套手段なのでしょう。居丈高に振る舞うのは、その空虚な世代論に箔を付けたいからなのかも知れません。自信満々に断言すれば、何か根拠のあることであるかのように見えるものですし。
この手の手法はインタビューされる個人次第で何にでもなるんですがね。
ゆとり世代が他世代と比べて「仕事と恋愛に無気力な人が多い」とわかる比較統計でも出してから記事を書けよ、と。
管理人さんの仰る通りここでの「ゆとりくん」の考えは賢明だと思いますが、なによりダイヤモンドの記事の書き方はバカとしか言いようがないですね。
ゆとり世代を上からバカにする特集を組んでるのを見ると、ダイヤモンドの読者層は中堅ビジネスマンなのは確かかもしれません。
まぁ、こんなのを真面目に見てるようだと、実績はないでしょうけれど。
いつもながら物の見方について実に勉強になります。
偏見っていうものについて考えさせられました。(年齢のわりにゲーム苦手なもので)。
無意識的かもしれないですけど、確かに「ゆとりくん」は「わかっている」んですね。きっちり実社会で感じているわけです。
ゲームにハマるよりも、なぜか今
オザワにハマる「左の人たち」の方がよほど危険な気もしますね。こういう人たちに足りないのは、実社会で感じることなのかもしれません。
ネット=正義とか
「豪腕」って何ですか(笑)
ゲームは努力を裏切らないらしいですが、
オザワの方はどうでしょう。
ついこの間の鳩山政権下でさえ、可視化、企業献金廃止等々、約束するも結局は……裏切りです。
それでもまだ応援できる人たちは、
やはり「わかっていない」人たちなのでしょうか。
働く人に見返りを与えてこなかった社会。
そうですよね、ここが全てという気がします。
「ゆとり」という言葉をここまで前面に出して記事を書いてる時点で
「自分達の記事が2chレベルの与太話でしかない」
ということが如実に示されてますよね。
そして「あらゆる若者のあらゆる情熱が仕事ではなくゲームにつぎ込まれているとすれば
〜(略)〜
それは全部会社のなかでも有効な能力なのに、それを使っていない。」なんて説教を垂れるくらいなら、
今の若者がその情熱を会社に注ごうと思えなくなってしまった原因を、
今の社会や会社のあり方からあぶり出すことこそがあんたらのするべき仕事じゃないのかと言いたくなりますね。
そして「ゆとり」君はただ「計算ドリルが好き」なのと同じ、答えを解くのに喜びを感じているだけなのに危険とか言っちゃって「答え」なんて存在しない現実に応用しろだの頓珍漢。むしろ私なら「喫茶店なためにどのくらい貯蓄してる?」とかその辺聞いてみたいです。あまり関係ないけど。
それにしてもダイヤモンドは経済誌の姿を借りた単なる馴れ合い精神安定用雑誌ですねぇ。
まぁ特定の個人を例示して、それで類型化して語るのは偏見を広める際の常套手段ですよね。こうやって偏見を広めることで、現実の問題から目を逸らせたいのかも知れません。
>2823さん
長く働いていれば給料が上がった時代を体験してきた世代でも、途中でリストラされたり、あるいはもう仕事を頑張っても意味はないと変化に気づいた人も少なくないということなのでしょうね。
>Sファイトさん
ある意味、自分たちで作り出したフィクションに嵌っているところもあるような気がします。経済誌は「働けば報われるのだから働け」と説き、小沢信者は「小沢に託せば救われるのだから小沢に任せろ」と迫る、その前提の危うさなど気にもしていないのでしょう。
>毛さん
にもかかわらず、こうした紋切り型の世代論、累計論は好評を博したりしますから困ったものです。まぁ若年層が会社に情熱を注がなくなった原因を真面目に考えると、ダイヤモンドが守ろうとしているものを脅かすことになってしまうだけに、どうしてもこういう方向になってしまうのでしょう。
>Armed Love Powerさん
こちらも仰る意味がわかりかねます。分析することに意味はない、助けろとのことですが、前者は単なる思考停止でしかありませんし、後者は善意を装っているだけで何も指し示してはいませんよね。
>ベースケ改めベン富井さん
構造改革が格差を固定化したように、「イノベーション」とか語る連中ほど古い価値観に縛られているものなのかも知れません。結局、ダイヤモンドを筆頭に経済誌ってのは、その経済誌の「教え」を信じる人々の馴れ合いでしかない、経済ではなく趣味を語る世界でしかないように思えてきます。
そして私が一番情けないと思うのは「ゆとり」という言葉はダイヤモンドのメイン読者層よりも若い人がむしろ好んで使っているように思われることです。
先輩のシゴキを受けて育って世代が後輩に同じことを繰り返すように、俗流若者論が盛んだった時代の若年層が一つ下の世代を指して「ゆとり」と呼ぶケースが目立つような気がしますね。そしてダイヤモンドは何かと氷河期世代を他世代にけしかけるような記事が多いので、むしろ中堅層を捨てて氷河期世代をメインターゲットにしたいのかな、と思うことがあります。
なんだか正体不明の「助け」とやらを求めて、カルトに嵌るタイプに見えますね。あなたの仰る「コドモ」よりも、Armed Love Powerさんご自身のことを心配された方がいいと思います。
そうなんですよね。
90年代に入ってから金持ち優遇政策となり、現在では金持ち減税のために若者などは年収の2〜3割が所得税、健康保険料、年金、介護保険料で持ってかれ、更に消費税増税で持っていかれて…こんなんじゃ仕事に情熱持てないっつーの。
そういう私も社会に出る前にこの現実をネットで知ってしまい、もはや情熱すら出せなくなりました。企業に行ってしたくもない仕事をするよりも、自営業で稼いだほうがマシな気がします…
累進課税は緩められる一方で、社会保険料負担は大きくなりましたからね。更年期世代ともなると老害呼ばわりされてスケープゴートにも選ばれがちだったりしますし、まぁ真ん中より下にとっては、やる気を失わせるための環境が揃っていると言えます。
私は生まれてこの方好景気と言うものを経験した事がありません。残業してあくせくと働いているのにその見返りに合う程の給料はもらえない父親の背中を見てきました。そして就職活動の時期を迎えたと思ったら就職氷河期です。
この人生を歩んで、日本では頑張って働いてもパイが少なすぎてやるだけ無駄になる可能性が高い事、日本で幸せに生きるには運が何よりも大事なのだと悟りましたね。