股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

余命10年

2022年08月24日 16時54分05秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2021年
製作国:日本
日本公開:2022年3月4日
監督:藤井道人
出演:小松菜奈,坂口健太郎,山田裕貴,奈緒,黒木華,原日出子,松重豊

映画『余命10年』オフィシャルサイト

6/24 先行デジタル配信、7/22 ブルーレイ&DVD発売。小松菜奈×坂口健太郎W主演、映画全編をRADWIMPSの音楽で紡ぐ、涙よりも切ないラブストーリー!

映画『余命10年』オフィシャルサイト

 


数万人に一人という不治の病を患う、20歳の高林茉莉(小松菜奈)。余命が10年であることを知った彼女は生きることに執着することがないように、絶対に恋をしないと固く心に誓う。地元で開かれた同窓会に参加した茉莉は、そこで真部和人(坂口健太郎)と出会う。恋だけはしまいと決めていたはずの彼女だったが、次第に和人に惹(ひ)かれ、その運命も大きく動き出す。
小坂流加の小説を原作にしたラブロマンス。難病で余命10年の女性と、彼女の同窓生である男性が恋に落ちる。メガホンを取るのは『宇宙でいちばんあかるい屋根』などの藤井道人。主演は『恋する寄生虫』などの小松菜奈、『仮面病棟』などの坂口健太郎。『おとなの事情 スマホをのぞいたら』などの岡田惠和、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」などの渡邉真子が脚本を務め、『天気の子』などのRADWIMPSが音楽を手掛けている。

2017年に逝去した小坂流加氏が書いたフィクション小説の映画化。いわゆる「病気モノ」の作品ですね。余命10年の女性と、死ぬことを決心した男性が互いに惹かれ合い恋に落ちていきます。とても分かりやすくてシンプルな内容でした。2人の出会いから、別れまで。家族、友人、仕事、恋、夢…様々な場面がMVを観ているような感覚で季節感を感じさせつつ、それでいてテンポが良いです。「泣ける映画」「感動する映画」であることは間違いありません。
茉莉が限られた時間を誰とどう生きるのか…。病気モノ映画では毎度思いますが、今回も「自分ならどう生きるか」考えさせられる作品ではありました。病気になって悲しむだけでなく、前を向こうとする気持ち。茉莉が和人や家族に支えられて日々を過ごす姿が印象的でした。
でも茉莉のちょっとしたワガママっぷりというか、和人が振り回されてばっかりに見えてしまったので、感情移入が出来ないシーンも幾つかありました。
映画をあまり観ない人には新鮮な展開だと思いますが、「病気モノ」映画を今までたくさん観てきた僕にとっては「こういう展開になるんでしょ?」「こんなシーン、どっかで観たことあるなぁ…」といった既視感が満載でした。日本映画ってこういう定番THE王道ネタの映画しか作れないのかなぁ?
小松菜奈さんの切ない演技は素晴らしいし、RADWIMPSの主題歌も良かったです。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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