股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

荒野にて

2019年10月16日 16時56分39秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:イギリス
日本公開:2019年4月12日
監督:アンドリュー・ヘイ
出演:チャーリー・プラマー,スティーヴ・ブシェミ,クロエ・セヴィニー
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幼いころに母親が家を出てしまい、父親と二人で生きてきた15歳のチャーリー(チャーリー・プラマー)は、少しでも家計を助けようと競走馬のリーン・オン・ピートの世話をする仕事を始めるが、父親が愛人の夫に負わされたけががもとで死んでしまう。悲しみに暮れる中、競馬で連敗しているピートが殺処分されるとの知らせが届く。伯母のもとに身を寄せようと考えた彼は、ピートを連れて旅に出る。
『さざなみ』などのアンドリュー・ヘイがメガホンを取ったドラマ。父を亡くした少年が、世話をしていた競走馬と共に伯母のもとを目指す。『ゲティ家の身代金』などのチャーリー・プラマーが主人公の少年を演じ、その脇を『ゴーストワールド』などのスティーヴ・ブシェミ、『ボーイズ・ドント・クライ』などのクロエ・セヴィニー、ドラマシリーズ「ヴァイキング ~海の覇者たち~」などのトラヴィス・フィメルらが固める。

父を亡くした少年が競走馬と共に伯母を探して旅に出る物語。決して裕福ではない環境で暮らす主人公チャーリーに次々と不幸が襲い掛かります。孤独から抜け出したいと願うチャーリーにとって競走馬のピートがどこか自分と似ていると感じたのだろう。無力の15歳だからこそ、後先考えずに突っ走ってしまうところは何となく理解できてしまう。本音を相手に打ち明けるわけでもなく、ただただ目の前の道を進んでいく。ストーリー自体は淡々としていて少し退屈に感じてしまいましたが、チャーリーの危なっかしい行動をいつしか親目線で観ていました(笑)まぁ若いからと言って犯罪をしちゃダメだよね。後半になって話が失速していったのは残念。もっとピートとの触れ合いを見せてくれればいいのに、ピートとあんなお別れをするとは意外でした。
予想以上に世間は他人に冷たく、生きづらい世の中なのだと感じました。色々辛いことはあったけれど、伯母と幸せになってほしいと、やはり親目線で思ってしまう僕なのでした。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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