股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

殿、利息でござる!

2016年10月18日 16時27分25秒 | 映画評論タ行
製作年:2016年
製作国:日本
日本公開:2016年5月14日
監督:中村義洋
出演:阿部サダヲ,瑛太,妻夫木聡,竹内結子,寺脇康文,千葉雄大,山崎努
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江戸中期、財政の逼迫した仙台藩が領民へ重税を課したことで破産や夜逃げが続出し、小さな宿場町・吉岡宿は困窮し切っていた。このままではダメだと考える商人・穀田屋十三郎と同志たちは、藩に金を貸し付け毎年の利息を住民に配る「宿場救済計画」を考えつく。町の存続を図るため、前代未聞の金貸し事業を成功させるべく、彼らは私財を投げ打ち…。
『武士の家計簿』の原作者・磯田道史による「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」を、『予告犯』などの中村義洋監督が映画化。江戸時代中期の仙台藩吉岡宿が舞台の実話で、年貢の取り立てや労役で疲弊した宿場町を救うため、藩に金を貸して毎年の利息を地域の住民に配る「宿場救済計画」に尽力する人々の姿を描く。町の行く末を案じる主人公を、時代劇初主演の阿部サダヲが演じるほか、瑛太、妻夫木聡という実力派が出演している。

藩に金を貸して利息を頂こうとする人々を描いた実話を基にした本作。江戸時代にこんな出来事があったなんて長年かかってまで実現させようとした昔の人は凄い! 豪華な俳優陣と個性的なキャラクターがたくさん登場して楽しめます。自分を犠牲にしてまで誰かのために尽くせる人間って素敵ですね。しかし実話を基にしているせいか、お金を集めているだけの映画のような印象で盛り上がりに欠けてたかなと思います。登場する人たちが良い人ばかりで、そこまで大変さが伝わってこない。阿部サダヲと妻夫木聡の兄弟の関係性もイマイチ伝わってこなかった…。それなりに良い話だけど、感動とまではいかなかった。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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