大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

サンコウチョウ、オオルリ、キビタキ、アリスイなどなど 2019.9.30

2019年09月30日 | Weblog

 9月の最後というのに暑い。ちょっと歩いただけで全身に汗が。 鳥たちは絶好調。基本的に大阪城公園で最も多くの野鳥が観察されるのが、4月と10月!

 大阪城公園に鳥見に来られるならこの時期をお勧めする。

〇コサメビタキ 4羽 みどりのリズム、市民の森、一番やぐら、梅林南側上桜広場

〇オオルリ 11羽 ♂成3・♂若6・♀2 沖縄復帰の森、市民の森、飛騨の森、梅林南側上、音楽堂西側上ほか

〇キビタキ ♂3・♀型9の12羽 市民の森、沖縄復帰の森、みどりのリズム、一番やぐらほか

〇サンコウチョウ 3羽 沖縄復帰の森2、飛騨の森。沖縄復帰の森の1羽は大変フレンドリー。落ち葉の上に下りて動かなかったり、目の前2メートルほどの枝にとまってのんびりしていたりして私を慌てさせた。

 あまり近くてピントが合わない、かといって切り替える時間もない。おい!おい! と心の中で声を掛けながら見つめているだけ。

 今秋はサンコウチョウが多い、ほぼ毎日観察されている。出会った人に聞かれてサンコウチョウも答えるが、関心を持たれることは少ない。 それよりオオルリ♂成鳥と言うと、それはどこ!!と

 これが春ならば、サンコウチョウ♂の長い尾をひらひらさせて舞う姿に、オオルリやキビタキなど相手にされない人気があるのだが。 秋になるとこんな程度。ヒトってこんな生き物だから。

〇アリスイ 豊国神社裏 1羽 昨日も観察撮影されている。

〇コガモ 5羽 南外堀。

〇カルガモ 1羽 南外堀。

〇ヒドリガモ 11羽 西外堀。

 いよいよカモの時期がやってきた。

  私は物をなくさないタイプ。若い頃から大事な物を無くして慌てたなどの記憶がない。 ところが先日レンズのキャップが見当たらない。いくら探しても無い。 帰宅して手帳を取り出すとペンが無い。一緒にしてあるのに。 その上今朝出かけようとすると時計がない。キャップ、シャープペン、時計、3つ連続紛失・・・。

 ショック!。いよいよアルコールが。私の脳みそは奈良漬けと言われる。麹とアルコールでぐちゃぐちゃ ( ;∀;)  毎日毎日、朝から酒づけなので、当然かもしれない。 大阪城公園を歩き回る元気はある。ありがたい。ここまでよくもったもんだ。 終わりが近いのかも。

 なぜ無くしたのか、どこで無くしたのか。一切記憶がない。情けない。あの時こうして・・・など、無くした時の記憶をたどろうとする。 とりあえず湯割りを入れてきて飲みながら思い出そうと頑張る。

〇その他 シジュウカラ、メジロ、エナガ、ゴイサギ、アオサギ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。 

 

◆◆アリスイ(2001.9.21  豊国神社南東角) 

 大阪城公園のアリスイには全て空振りで、まったく出合いがなかった。これまでに出た場所は梅林南東側、飛騨の森、豊国神社東側などだった。

 駆けつけると既に飛び去った後というより、後日耳にすることが多かった。でき上った写真を見せられるという辛い経験もあった。所詮相性が悪いのだろうとやや投げやりな気分になった。

 この日、いつものように一通り公園内を回って、再び豊国神社東側に差しかかった時、Y子さんが興奮気味にアリスイがいたと話かけてきた。 回りの数人のカメラマンは気にする様子もない。写真的な鳥ではないうえに場所も見上げる木の中で興味がわかないのだろう。

 しかし、私の心は激しく反応していた。表向き冷静さを装いながら、その時の状況を詳しく聞き、再び現れる可能性を計っていた。判断した結果はともかくカメラをセットしようだった。

 よく茂った枝葉の中に動くアリスイを見つけたのはそれほど時間が経っていなかった。 高くて暗い繁茂した葉の中、かろうじてシルエット状態で動くのが分かる程度。撮影条件は最悪でもともかく隙間を狙ってシャッターを押した。

  周りの連中は好意的に、より見やすい場所を見つけて知らせてくれた。決して自分のレンズを向けようとしないで。 そのうち突然アリスイは頭上の枝に飛び出してきた。 一瞬の判断で親指はシャター速度を上げ露出の調整、左手はピントを探りカメラを振って構図を追った。

 目はアリスイに釘づけ、ファインダー表示に視線を移す瞬時もない。すべて体が反応した。時間にしてわずか数秒。 これが大阪城公園でアリスイとの初出合いだった。

 数日後、現像結果を見て、絞り5.6開放、シャッター速度1/40で露出はどんぴしゃ。ピントは目にきている、構図もあの状況では最善、シャッターチャンスなど、瞬間によく反応したものだと我ながら大満足。

 もっとも人の協力がなければ出合いもなかったものだ。素直に感謝している。

 

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サンコウチョウ、コムクドリ、マミジロなどなど 2019.9.27

2019年09月27日 | Weblog

 薄日は差すが曇天。この二日間タカの渡りはだめだった。大阪近郊では、ほどほどの数が観察されているので、大阪城公園を通過してもよさそうなものだが・・・。

 大阪城公園はしょせん本来の渡りルートとは違う。外れ者が通るコース。今期は、真面目タカばかりで道草もせず、基本コースを通って行ったのか。 日程としてはまだ可能性はあるが、週間天気予報ではしばらく曇り雨。 タカたちはどうするのか。

 タカはさておき、山野の鳥たちは、昨日ほどはないがそれなりに賑わって楽しませてくれる。

〇サンコウチョウ 1羽 市民の森。

〇オオルリ ♂2♂若1♀3 市民の森、音楽堂西側上、梅林南側、梅林ほか。

〇キビタキ ♂3♀型11 修道館裏、市民の森、梅林南側、梅林、音楽堂西側上、沖縄復帰の森ほか

〇コサメビタキ 2羽 市民の森、梅林

〇エゾビタキ 2羽 市民の森、梅林

〇コゲラ 1羽 市民の森

〇モズ 1羽 市民の森で高鳴き

〇コムクドリ 3羽 一番やぐら。

〇カワラヒワ 5羽 一番やぐら

〇マミジロ ♂1羽 みどりのリズムで観察情報

〇ヤブサメ 2羽 飛騨の森 

 いつものように観察しながら歩いていると、知らない3人のカメラマンが木々を見上げている。何かが出ていそうだとゆっくり後ろに行って、見上げている先を探すが分からない。

 3人の会話が耳に入ってきた。 このブログの話題や 「元山」 と私の名前が・・・。後ろにいる私に気付いているが、その当人とは知らない様子。私を話題にしてしゃべっている。やがて鳥から酒飲みだなどなど。

 やばい! 私の悪口になったらどうしよう。目の前で自分の悪口は聞きたくない! 本人が後ろにいるとは知らないで気軽にしゃべっている3人組。

 こんな時、元山ですと名乗った方がいいのか、その場を去った方がいいのか。 私は後者を選んだ。 ただし、あの3人組がその後、私の悪口を言っていたのか、ひょっとしたら誉めていたかも知れないが。

 昔読んだエッセイにこんなのがあった。 自分の周りの3分の1は自分の味方、3分の1は自分の敵、3分の1は自分に無関心。 それくらいがちょうどいい。 もし、自分に敵はいない。全部味方、などと言う奴がいたら、そんな奴は危なくて付き合えない。

 それ以来、自分によくない感情を持ってそうな人に出会っても 「3分の1」 と思うようにしている。 全部味方などありえない。

 

◆◆ ハチクマ (1996.9.28 梅林) 

 梅林の中央休憩所前の広場に、昼食と飲み物撮影機材その他一式を用意して陣取る。大きめのベンチが今日一日私の過ごす場所。ここから大空に向かって私の宇宙が広がる。

 小さな世界を登ってはいけない。頂にたどり着いてしまうからだ。先へ行くほど広がって、たどり着けなくなるような世界。その中に真実が見える。

 座って後ろに手を付いてみたり、そのまま仰向けに倒れてみたり、立ち上がって周囲を歩き回ったりしながら顔は常に空に向いている。

 雲が形を変えつつ流れ、手をすり抜けた風船が昇っていく。雲の高さに焦点合わせ、ただ空を見続けていると自分がそのまま雲に近づいていく。その距離がなくなって雲の位置に自分がある。

 鳥を待ちながら心の中に深く入り込んで自問自答している。例えば自分が今ここに存在する意味。神よ空にあるならハチクマに乗って教えてくれ。

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絶好の鳥見日和 2019.9.26

2019年09月26日 | Weblog

 今日もタカの渡り絶好の空模様。 昨日はタカ渡り観察メンバーたちの話しでは全然だめだったと。 今日こそは出るだろう。昨日と同じように空の空けた所では立ち止まって観察しながら園内を回るも確認できず。

 最後に第二寝屋川を前にビールを飲みながら1時間ほど観察。上空チョウゲンボウが1羽通過したのみ。旋回して南に向かって見えなくなった。渡りのチョウゲンボウではないようだ。

 今朝も大阪城公園に着いていきなりコサメビタキとキビタキが舞う。タカは不調でも他の夏鳥など賑わう絶好の鳥見日和♪♪  園内どこを回っても何かの鳥たちに出合い退屈しない。

〇コサメビタキ 水上バス乗り場、太陽の広場東の森、市民の森、梅林、豊国神社東などで計9羽。

〇キビタキ ♂2♀型8の10羽 水上バス乗り場、太陽の広場東の森、市民の森、一番やぐら、音楽堂西側上、飛騨の森その他。

〇マミジロ♀ 市民の森と豊国神社裏。

〇マミチャジナイ 1羽 市民の森。

〇クロツグミ♂ 1羽 市民の森。

〇ヤブサメ 4羽 市民の森、天守閣東側配水池、音楽堂西側上。

〇サンコウチョウ 1羽 市民の森。

〇オオルリ ♂2♂若4♀3の9羽 市民の森、豊国神社裏、梅林南側上、飛騨の森ほか。

〇エナガ 3羽 市民の森と沖縄復帰の森。

〇メボソムシクイかオオムシクイ 5羽 市民の森、一番やぐら、天守閣東側配水池。市民の森では2羽が一緒に下草の中を行動。時々上に出てくる。 しばらくついて回ってカメラを向けたが草とともに揺れたり、ピントが合わないうちに移動したりして困難。 あきらめて観察に専念。

〇エゾビタキ 5羽 市民の森、豊国神社裏、ミライザ裏、飛騨の森など。

〇アオサギ 1羽 内堀。

〇ヤマガラ 1羽 沖縄復帰の森。時々確認される。

〇チョウゲンボウ 1羽 上空通過。

〇ゴイサギ ホシゴイ、成鳥 北外堀

〇コサギ 1羽 第二寝屋川

〇カワウ 5羽 西外堀、第二寝屋川

〇カルガモ 6羽 第二寝屋川

〇コムクドリ 20羽+ 一番やぐら

 

◆◆サシバ (2011.9.25 西の丸庭園から上空) 

 西の丸庭園でT氏に出会った。久しぶりだ。いつものように少し立ち話。

 話題がタカの渡りになった時、何気なく空に目が向くとタカが舞っている。「サシバ!」と声を上げ、しばし興奮状態。

 一息ついて、上気した顔を見合わせていると、また1羽。急いで空の開けた芝生の中央に二人走る。西に空にはタカ柱まで見える。

 大阪城公園でのタカの渡りでは、これまでで最も低く見られたのが何よりうれしい。撮影した写真を見ても、尾の横帯まではっきりと確認できる。

 何度も和歌山や徳島へ出かけてタカの渡りを観察したが、どんなに低い距離でたくさん見られても、この大阪城での観察の方がうれしい。

 後日調べてみると、この日は高槻市や宝塚市などの、定点観測されている場所での記録数が突出している。近年では記録的な当り日だったようだ。

 私の推定では、これらのメインのコースから外れたものが大阪城の上空を通過するのだろう。

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タカ渡りの期待・・・・ 2019.9.25

2019年09月25日 | Weblog

 真っ青な秋空。気温も上がって今日は・・・。いつものように園内を回りながら、空が開けた場所では立ち止まって空を見上げる。 しかしだめだった。 一番やぐらで数人が観察を続けているので、その後観察されたかも知れないが・・・。

 9月25日は、大阪城公園でタカの渡りの 「特異日」 正しくは気象について使う言葉らしいが、この日に大阪城公園の上空を通過するサシバやハチクマがよく観察される。

 実際のところは、数十年前にたまたま25日に観察し、以後その日を中心に観察したためそうなった。 もっと違う日にも観察していれば、違う結果になっているかも知れない。 近年は観察者も増えた結果、25日に限らず見られている。

 ただし9月下旬に多いのは変わらない。大阪城公園は、大阪の北部を通過するタカたちの外れの一部が通過していると思われる。 もっと南の和歌山から四国へ渡るコースは10月に入ってからピークを迎える。

〇キビタキ ♂2♀型9の11羽 太陽の広場東の森、元ヘリポート、豊国神社裏、天守閣東側配水池、飛騨の森ほか。

〇カワラヒワ 太陽の広場東の森、修道館裏。

〇コサメビタキ 3羽 もみじ園、天守閣東側配水池、飛騨の森。

〇モズ 2羽 音楽堂西側上で♀1羽観察、今秋は高鳴きを聞いていないなと思った。その後山男Tさんに出会い、山里丸で♂の高鳴きを聞いたと。今秋初だろう。やっぱり秋はモズの高鳴きで始まる。

〇エゾビタキ 4羽 梅林南側、もみじ園、飛騨の森。

〇マミジロ♀ 1羽 豊国神社裏で観察撮影されその後梅林方向へ飛ぶ。

〇オオルリ♂2♂若2♀1 豊国神社裏、梅林南側上、天守閣東側配水池、飛騨の森。

〇サンコウチョウ2羽 市民の森で観察情報いただく。

〇キビタキ、カワラヒワ、コサメビタキ、モズ、シジュウカラ、メジロ、エゾビタキ、マミジロ、オオルリ、サンコウチョウ、カワウ、コゲラ、カルガモ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 TVでサルが大阪市内各所で見られていると。〇区や〇〇通りでなど市内各所で観察され動画にも写されている。 注意するのは当然だができることはない。

 十数年前にも大阪市にサルが出て話題になった。 大阪城公園の元射撃場にも現れた。その後阪神高速で死体が見つかった。今回のサルも大阪城公園でも見られるかも知れないが、何とか山地まで戻ってほしい。

◆◆サシバ(1996.9.28 梅林中央広場から上空)  

 タカの渡りを観察しようとの考えは1993年の秋に上空を渡るサシバを見て以来いつも頭にあったが、秋の渡りの貴重な一日を費やす決心がつかなかった。

 梅林の休憩所前に、昼食や飲み物を用意しカメラもセットして自分の居場所を作る。後はひたすら空を見上げて待つのみ。

 一日目は空振りに終わったが、予想していた通りでそれほど落胆もしない。一人で終日空を見て過ごすことは禅修行と同じことだと気づいた。以前から鳥見は自分の心を見つめ、心を鍛える宗教に似た作用に気づいていたが、まさしくそのとおりであった。

 二日間も空振りは当然で、修道場に入る心境で昨日の場所に落ち着いた。数時間経過して身体が空と混然一体になり鳥見の意識がなくなった頃、東の空に黒い粒が見えた。時計を見ると10時35分。大阪上空を通過する第1陣36羽の勇姿発見であった。

 彼らは戻ったり円を描いたりしてどの方向を目指しているのか分からないほど優雅に舞っているが、数分のうちに南西の空に小さく消えた。

 確実に南の島を目指しているのだ。現実に目覚めるのはこの時。

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それなりに夏鳥も出るが どんより曇り空 2019.9.24

2019年09月24日 | Weblog

 台風一過快晴に恵まれると週間予報だったが、どんより曇り空。 今日は時々空を見上げ、あわよくばタカの渡りも予定だったが、この空では全くだめ。

〇クロツグミ♂1羽 市民の森で観察された。

〇マミチャジナイ1羽 市民の森で観察された。

〇エゾビタキ 3羽 市民の森、もみじ園。

〇キビタキ♀型5羽 市民の森、沖縄復帰の森、修道館裏など。

〇オオルリ♂若♀各1羽 沖縄復帰の森、豊国神社裏。

〇サンコウチョウ1羽 沖縄復帰の森。

〇コサメビタキ1羽 教育塔裏

〇ヒドリガモ1羽 西外堀で観察撮影される。

〇カワセミ1羽 西外堀から西の丸庭園へ。

〇カルガモ8羽 南外堀、西外堀、第二寝屋川。

〇コサギ1羽 第二寝屋川。

〇コムクドリ 豊国神社裏との噂も耳にしたが詳細不明。

〇シジュウカラ、メジロ、コゲラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 

◆◆エゾビタキ(1992.9.27 修道館西) 

 前方の樹間をヒラッと飛ぶ姿が目に入った。明らかにスズメとは違う、切れのいい飛び方だ。 サメビタキの仲間だろうと予想して、見通しの良い枝を探すと、案の定双眼鏡の中に大きな目で白い胸の縦斑が目立つエゾビタキが見える。

 この仲間を見つけた時はサメかコサメか、枝先にとまる鳥を前に意見が飛び交うことも多い。しかし、エゾビタキの場合は、胸の縦斑が見えると簡単に意見が一致する。

 エゾビタキという言葉には特別な響きがあって憧れを感じる。エゾの言葉には、北海道でしか見られない植物や野鳥も多いが、このエゾビタキは北海道で繁殖している訳ではない。サメビタキ属の中で唯一、日本を越えて北から南へあるいは、南から北へ渡る旅鳥だ。 この公園にやってくる他の二種もここを基準にすると旅鳥なので特別な違いはないが。

 しかし、エゾの響きか、胸の縦斑か、それとも旅鳥のためだろうか、他のサメビタキ属とは違って、よりたくましい印象を受ける。

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秋の移動盛ん 次々今期初が 2019.9.20

2019年09月20日 | Weblog

 今朝も秋晴れの快晴。大阪城公園に着いていきなりオオルリ♂成鳥。続いてコサメビタキ。幸先がいい。今日は良さそうな予感。

 市民の森で数人と出会う。4人で立ち話ししていると見事に同じ年代だと分かる。昭和21年・22年・23年生まれ。干支はイヌ・イノシシ・ネズミ。 70数年間それぞれ苦労して頑張って生きてきたんだろう。

 育った場所や環境など皆違うだろうが、同士愛のようなものを感じる。

 今こうしてカメラを携え、鳥を見て生活できる日々の幸せ。感謝。お互いの健康をたたえ合って別れる。

〇オオルリ ♂3・♂若1・♀1の5羽。水上バス乗り場、音楽堂西側上、豊国神社裏、梅林南側上その他。オオルリが一気に到着した様子。

〇カワラヒワ 6羽 太陽の広場東の森。

〇コサメビタキ 4羽 太陽の広場東の森、市民の森、豊国神社裏。

〇キビタキ ♂6・♀型2の8羽 市民の森、梅林南側上、梅林、飛騨の森ほか。

〇エゾビタキ 5羽 市民の森、豊国神社裏、梅林、飛騨の森。今期本種が例年に比べ多いよう。

〇トケン 市民の森で1羽が観察されるが種の特定ならず。

〇サンコウチョウ 1羽 市民の森。

〇オオタカ 1羽 市民の森。本種が現れトケンが逃げたとの話しも。

〇マミチャジナイ 1羽 沖縄復帰の森。

〇ヤマガラ 1羽 沖縄復帰の森。前にあったので今期2回目になる。同一個体かは不明だが、山から下りてきたのだろう。

〇ノビタキ 1羽 梅林。ノビタキを期待して梅林を回ったが出合いなし。飛騨の森で知人から梅林でノビタキ撮影と写真を見せてもらう。 残念。見付けられなかった。

〇トビ 1羽 時々空を見上げながら回って本種1羽を観察。

〇ハチクマ 1羽 その後山男Tさんから電話でかなり上空もハチクマ1羽通過と。

 この三連休辺りからタカの渡りの見時になると予想していたが、空模様が今一つの予報。タカは昼間に上昇気流を使って有視界飛行で渡る。天候は重要。

 例年大阪城公園では9月25日ごろが渡りの絶好日。この様子だと、連休明けの数日が渡りの最盛期になりそう。 

 

◆◆サシバ(1993.9.26 梅林南上空) 

 ここでタカの渡りを観察するなら、退屈しないように、そして疲れないように態勢を整えることが大切だ。

 近いうちに見晴らしがよく、視界の開けた場所を探して敷物を敷いて弁当にビールを用意して丸一日空を眺めて過ごすつもりだ。

 ところが、日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の日に西の丸庭園にいると、世話人をしている娘からサシバが観察されたと無線が入った。

 早速芝生の上に寝て空を見上げる。眠りそうになるのをこらえていると、上空はるか彼方にゴマ粒のように見える点を発見。

 双眼鏡で確認すると間違いなくタカだ。南へ向かうタカだ。日本のいたる所を通過して南へ向かっているのが実感できる。

 日の岬のような距離でないので励ましの声を掛けられないが、心の中では旅の無事を祈った。

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ホトトギスやサンコウチョウ。ヒドリガモも到着 2019.9.19

2019年09月19日 | Weblog

 秋晴れの空に秋の風が。一気に季節が変わった様子。 大阪城公園でいつものローソンに寄ったらおでんの蓋が明けられていた。

 一瞬 「おでんを買おうかな?」 と思った。 AIか何か知らないが、季節や気温や私たちの行動や過去のデーターなど諸々、すべて計算の上で売れそうな物を並べているらしい。 確かに間違ってないと思う。 おでんを買いそうになった。次は買うような気がする。

 大阪城公園に到着、第二寝屋川でヒドリガモ3羽確認。来たかー。今年も来たか! はるばる日本海を渡って数千キロ 大したもんだ。心から尊敬する。 胸がいっぱいになって今期初到着のヒドリガモにカメラを向ける。

 ところが3羽のヒドリガモ、結構厳しい目つきで私を見ながら徐々に向こうの方に離れていく。 シーズンには数が多く、嫌と言うほど目にする。近くに寄ってくる。警戒しない。そんな行動からつい気軽に構えてしまった。

 みんな一緒じゃない。この3羽の兄弟姉妹、卵やヒナなど家族や友人知人。次々と天敵に捕まり食べられ病に倒れ。生き残ったものが死に物狂いで海を渡って、やっと大阪城公園までたどりついた。 警戒心が強い。当然だ。ごめんごめんと怖がらさないようカメラを下げる。

 「今日からは 日本の鴈ぞ 楽に寝よ」 ガンではないが一茶の句が頭に浮んだ。 大阪城公園でゆっくりしてくれ!

 市民の森で数人が集まっている。聞くとホトトギスとのこと。秋のホトトギスは大変だ。ともかく鳴かないから。 それでも大将は撮影。噂が伝わったか十数人に増える。その後見つかったのだろうか。

 東外堀はトライアスロンの準備中、周辺は一部立ち入り禁止。ここ数年大阪城公園は観光化が進み、次々と施設が建てられ行事会場として使われる。

 大都市、大阪の中央にこんな広い土地がある、使わないともったいない。のような発想が基本にある。 この広い緑の空間は決して無駄ではない。というより最も重要な空間。 木を切って建物を建て客を呼んで金を落としてもらう発想がいかに危険か100年もしないで分かるだろう。

 何もしないで、ただただ広い緑の空間は、二度と再現できないことを知らないといけない。一見無駄に見える広い空間が大阪市の中央部に存在することの価値を知らないと後世に禍根を残す。

 もみじ園北のトイレ上にサンコウチョウ。ひらひら。時々ホバリングして何か餌になる虫でもいるのだろう。

 エゾビタキは、市民の森、もみじ園、梅林南側上桜広場。

 コサメビタキは、もみじ園、梅林で計3羽。

 キビタキは、♂2♀型5の7羽 音楽堂西側上、梅林南側、豊国神社裏などなど。

 オオルリは、♂若 梅林南側上

 ヤブサメ 1羽 市民の森

 今日の夏鳥はまあまあ。こんな感じ。 その他メジロ、シジュウカラ、カワウ、コサギ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメなど。

 

◆◆カワウ(1997.11.15  二番やぐら跡下南外堀) 

 南外堀で飛翔姿を見つけて、着水してくれと祈ったあの日。カワウを初めて撮影した時の興奮が嘘のようなこの頃である。 今では、朝だけでなく日中でも飛翔や潜水を繰り返す姿を目にするのは当たり前のようになってきた。

 カワウは安全に休息できる場所に群れて休んでいることが多い。大阪城公園ではどの場所でも人が出入りするのでカワウが安心できる場所は見当たらず、採餌のみに飛来するだけだと判断していた。

 ところが二番やぐら跡の下の石垣にとまっている姿を見るようになった。糞のあとから判断すると頻繁に来ていることが分かる。カワウには尾脂腺がなく、羽を広げて乾かす必要がある。この場所ならそれも可能だ。鳥たちの、適応できる場所を探す能力には素晴らしいものがある。

 餌となる魚が豊富に生息している堀があるので、あとは安全な休息場所を見つけて増え過ぎると、そのうちにカワウ公害などとマスコミに騒がれるようになるかも知れない。

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昨日 ヨタカが出たって! 2019.9.17

2019年09月17日 | Weblog

 豊国神社東で数人が集まっている。カメラも構えている。 多分キビタキかサンコウチョウかな? そこにいた鳥友に声を掛けると、キビタキの♂♀だった。

 昨日飛騨の森でヨタカが出たと聞く。夕刻3時頃なので朝からのカメラマンの多くは帰った後の時間。

 写真を見せてもらう。大きく飛ばないですぐ近くの木に何度も飛び移った。尾や風切りに白斑は無かったことは確実に観察できたと。羽毛は全体に乱れて幼い印象。幼鳥ではないかとの事。

 帰宅後、雌雄を調べたところ、幼鳥でも尾と翼の白斑は確認できるようなので、昨日の個体は、成鳥か幼鳥かは別としても♀だったと思われる。

 今朝は昨日のような賑わいは無かった。鳥も人も。 渡りは波だから多かったり少なかったりして通過していく。 出合いはある意味運次第だろう。 

 毎朝トイレに行く時に野鳥図鑑を持って入るのが習慣になっている。 図鑑を読んで勉強している訳ではない。勉強どころか小さな図鑑の字は読めない。ただ野鳥の写真やイラストを眺めているだけ。 鳥を見ているだけで腹の調子が良く、いい一日になりそうな気がする。

 いつも適当に図鑑のページを開くと中央辺りが多くなる。同じページにならないよう意識して前や後などを開く。今朝は前の方を開いたら、ミズナギドリのページだった。苦手なグループだ。全然識別できない。 

 オナガミズナギドリ、セグロミズナギドリ、シロハラミズナギドリ・・・・何から何までちんぷんかんぷん。 もとより覚えるつもりではないので、ぼーっと眺めているだけ。おかげで快便、快調。 私にとって野鳥の絵やイラストは最良の整腸剤!!

 大阪城公園の記録を付け始めたきっかけはいくつかあるが、その一つが服部緑地。 30年以上も前、服部緑地へ鳥見に出掛けた。  しかしうまく出合えず歩き回るだけ。 たまたま双眼鏡を提げた人に出会って鳥の情報を訪ねた。すると彼は 「Fさんに聞けば何でも分かる」 連絡先を教えてくれた。  

 Fさんは服部緑地の近くに居住し、継続して観察記録を続けている方。そして観察結果を冊子にまとめて上梓されていた。超ベテランの大先輩であった。

  連絡を取り何度も教えを乞うた。大阪城公園に来られたこともあった。 彼の名前を、苦手な私が記憶している理由は、ドラえもんの作者の藤子不二雄氏にそっくりだったから。 これだけでベテランバーダーの方は誰か分かったと思う

  彼は特に海鳥に詳しく、フェリーに乗って北海道まで甲板の先に座り込んでひたすら海を見る。北海道に着くと、折り返しの船に乗って再び甲板で過ごして戻ってくるという鳥見を繰り返していた。

  当時種々の図鑑の解説者の欄に、彼の名前を目にすることがよくあった。 一度くらい無理を言って同行しておれば、ミズナギドリも多少は分かったかも知れない。 

 彼が結婚した時、新婚旅行はもちろん北海道航路。奥さんの話しでは、新婚初夜は船底2等のごろ寝。 夫は私の相手もしないで甲板で海を見ていたと・・・。豪華な部屋で始めての夜を楽しみにしていたのにと。

 随分前に関東の方に転居された。最近は音信がないがきっとお元気で鳥を見ておられるだろう。私が尊敬する鳥見人のひとりである。

〇キビタキ ♂2♀型8の計10羽 太陽の広場東の森、市民の森、梅林南側上、豊国神社東、飛騨の森ほか。

〇エゾムシクイ 1羽 市民の森。

〇コサメビタキ 2羽 沖縄復帰の森、豊国神社東。

〇コゲラ 1羽 梅林。

〇カワラヒワ 9羽 豊国神社裏。

〇オオルリ 1羽 ♂若音楽堂西側上。

〇その他 シジュウカラ、メジロ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆オオルリ(1998.10.18 天守閣東配水池南面)

 オオルリの♂幼鳥と♀。♀も幼鳥かも知れない。天守閣東配水池の南面で、たまたま出てきたのを撮影した。同種だけに♂♀とも目付きや全体の雰囲気がよく似ている。 ♂は頭部や背の色が変わっていないので、羽や尾のブルーがそれだけ鮮やかに映える。この羽で東南アジアなど南へ渡って行き、来春には見事なブルーに身を包み、ソングポストで高らかにさえずるオオルリとなって戻ってくる。

 私にとって、今では当然の事のように話しているが、野鳥を始めるまで、ついこの前までまったく知らない未知の世界だったのだ。オオルリという野鳥がいることさえ知らなかった。

 何度も言うが、もっと前から関心を持っていれば、私の人生は今とは違った道に進んでいただろう。 ただし、あらゆる経験が初めての青春時代に、野鳥一本に絞って進んでいたかと考えると若干の疑問も残る。 結局、かつてどうだった、などと考える事は意味がないようだ。常に前を見て生きる事が、野鳥を知って得た最も重要な道だった。

 この2羽が来春無事に戻ってきて、たくさんの子を育てることができるかどうかが最も重要な人の行動なのだ。

 それが、私たちの未来を明示している事を多くの人が知るべきなのだが、人類至上主義は当然のことと顧みる人は少ない。 私は滅んでしまう事を覚悟している。地球上に出現した最も特異な下等生物として。

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マミジロ、サンコウチョウなど夏鳥賑わう 2019.9.16

2019年09月16日 | Weblog

 汗かきの私にはまだ辛い暑さだった。  一番やぐらでは酒の会会長ほか面々が宴会の準備中。ちょうど買い出しに行っているとことろだと。

 観察情報だけ聞いて早や目に後にする。クワバラクワバラ。 なにしろうわばみみたいな連中だから、捕まったらぐるぐる巻にされて死ぬほど飲まされる。

 今さら言ってもしかたないが、30年ほど前なら、うわばみ相手でも平気だった。その記憶が残っているだけに悲しい。

 市民の森で大将からマミジロ♀の観察情報。もちろん今期初。ちょっと前にクロツグミを聞いた覚えがあるので、大型ツグミとしては2種目。

 その後、酒の会の秘書室長から、マミジロが市民の森の水場に下りてきたと。ちょうど居合わせた方々は幸運。

 奈良の野鳥のグループの方から、今週に大阪城公園で探鳥会を行うと聞いて 「大阪城公園の野鳥 26年間の全記録」 をプレゼントした。 もう2年以上前の本になるがまだ数十冊残っている。

 鳥見の会の後で、ゲームの記念品に使っていただけたらと。 今後大阪城公園で探鳥会を予定しているグループの方は連絡をどうぞ。プレゼントいたします。 

〇コガモ 南外堀で9月14日に1羽が初認されてその後2羽に。

〇サンコウチョウ 1羽 市民の森。

〇コゲラ 1羽 沖縄復帰の森。

〇エゾムシクイ 3羽 沖縄復帰の森、教育塔裏、市民の森。

〇カルガモ 6羽 西外堀。

〇キビタキ ♂9♀型9 市民の森、音楽堂西側上、一番やぐら、梅林南側上桜広場、教育塔裏、飛騨の森その他、各所に多し。特にいつもより♂が目立った。

〇オオルリ ♂3♀4 太陽の広場東の森、一番やぐら、市民の森、教育塔裏、梅林南側上、その他。

〇ヤブサメ 2羽 市民の森、飛騨の森。

〇マミジロ♀ 1羽 市民の森。石の水場にも。

〇エゾビタキ  3羽 天守閣東側配水池、教育塔裏、飛騨の森。

〇メボソムシクイ・オオムシクイ 1羽 教育塔裏。

〇コサメビタキ 1羽 飛騨の森

〇オオタカ 1羽 西の丸庭園上空。

 

◆◆アオサギ(1992.11.28 西外堀) 

 首を縮めて飛ぶ姿はツルのように優雅でないが、長く伸ばして立っている大きな体は、なかなか見ごたえがある。

 2羽が堀の上を飛翔する姿を見かけたので、ゴイサギの集団ねぐらだろうと予想して行ってみると、石垣の間から伸びた木にとまっていた。色づいた紅葉との対比で白い首がよく目立っていた。

 池や川などいたるところの水辺で普通に観察できるが、この公園では多くはない。切り立った堀なので、採餌や休息する場所がないことが理由のひとつだろう。浅い池を造るか堀の中に筏を浮かべておけば、他のサギたちもたくさん集まってくるだろう。

 公園の評価のひとつに、どれだけ多くの野鳥が観察できるかを入れるべきだ。多くの野鳥が生息する多彩な環境は人にとっても良い環境と言える。 公園を設計したり管理したりする側に、このような意識を持ってほしいと考えるのは私だけだろうか。

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コムクドリ、サンコウチョウ、コルリなどなど 2019.9.14

2019年09月14日 | Weblog

 暑さが戻ったかも。でも風もあって日陰に入ると少し楽。 みどりのリズムで高校生U君に出会ってその後一緒に回って鳥見。

 彼はまだまだ初心者だが鳥への思いはなかなかのもの。その姿勢は私にとって好ましい。 歩きながら鳥やカメラなど次々と聞いてくる。 ともに私の得意分野なので彼の好奇心に応えられる。

 天守閣東側配水池でひでキングが、タカの渡りを観察していると聞き向かうが途中で出会う。 だめだったよう。 トビ3・ハヤブサ1のみ観察と。

 そろそろ各地でタカの渡りが観察され始めている。 大阪城公園では9月25日前後がタカ見にお勧めの時期。 もちろんそれ以外でも数は少ないと思われるが通過しているだろう。それを根気よく観察できるかどうか。

  先日京都の一乗寺へ行った。目的は武蔵と吉岡一門との決闘の場 「一乗寺下がり松」  街角のちょっとした場所に小さな松。説明の文字も古くなって読めない。思っていたよりシンプル。周りは住宅地。

 その先の八大神社へ向かう。武蔵の銅像とともに当時の松の一部がある。 説明板の中に有名な 「我神仏を尊んで神仏を恃まず」  武蔵が決闘の朝、この神社の前で勝利祈願しようと立ち止またが、そのまま過ぎた。

 「神や仏は尊ぶが、頼まない」 勝ち負けは自分の努力と。

 私などろくな努力しないで神頼み。 いつもは10円が時には100円入れて必死に願っている。頼むより努力しろと武蔵が言ってるのに、このスタイルで70過ぎまで生きてきた。 1000円入れた時もあった。

 昼食は円山公園の中。途中キビタキやコサメビタキくらいは見られるかと思ったがだめ。すぐ前の山に行ってしまうのだろうか。  料理は京懐石。実に繊細で見事。庭と料理を楽しみながら焼酎の湯割りがすすむ。

 飲むほどに酔い、酔うほどに飲む。何度もトイレに。その途中廊下の絵に気付いた。ジョウビタキだ。足元もおぼつかないのに鳥に気付くところが、トリミニスト。

 色とりどりの落ち葉が下を埋める、中央の大きな岩にも落ち葉。その上にジョウビタキがとまっている。 「ヒッ・ヒッ・ヒッ」 と聞こえたような気がした。

〇カワラヒワ 太陽の広場東の森、市民の森、西の丸庭園、みどりのリズムなど14羽。

〇サンコウチョウ 4羽 みどりのリズム、沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場。

〇キビタキ ♂4♀型5 太陽の広場東の森、沖縄復帰の森、豊国神社東、飛騨の森、市民の森ほか。

〇センダイムシクイ 3羽 市民の森、太陽の広場東の森、みどりのリズム。

〇コサメビタキ 5羽 市民の森、沖縄復帰の森、梅林南側上、西の丸庭園、豊国神社裏。

〇コムクドリ ♂1♀3 六番やぐら。ムクドリなどとともに木の実を採餌。当初はもう少し多くいたらしいがどこかへ移動。

〇コゲラ 2羽 もみじ園。

〇ヤブサメ 1羽 飛騨の森。

〇エゾビタキ 3羽 飛騨の森、六番やぐら、西の丸庭園。

〇オオルリ 太陽の広場東の森♂若1羽。

〇コルリ ♂若1 飛騨の森ユキヤナギ。

〇コガモ 1羽 内堀。今期2羽目の飛来。

 

◆◆コガモ(1994.12.5 西外堀)  

 琵琶湖の湖北野鳥センターへコハクチョウやオオヒシクイを見に行った時は、いつも西池にも立ち寄るのがコース。 西池では係員が給餌すると、最初に集まってきてすぐ近くで警戒もしないで平気で餌を食べていたのがコガモだった。

 反対にカルガモは警戒して遠巻きに見ているだけで近寄ってこない。どちらかと言うとコガモの方がより警戒心の強いカモと思っていたがそうとは限らないようだ。餌付けされていることの影響だろうか。

 大阪城公園のコガモは大変警戒心が強く堀の上から見ているだけでも気にして遠ざかっていく。 内堀でパンに近寄ってくるホシハジロやキンクロハジロのように近づいて来るとうれしいが。

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