大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

イカルのさえずり響く ♪ ♪ 2020.1.31

2020年01月31日 | Weblog
 コロナウイルス肺炎はますます増加。とうとうWHOが緊急事態宣言。しかし大阪に住む普通の市民としては、祈ることしかない。

 昨年の12月の始めころ、武漢市の動物市場で・・・ちょとニュースになっていたが、あの時に緊急対応していたらと思う。
 原因の動物は、食用にしているネズミ、アナグマ、ハクビシン、ヘビ、キツネ、サソリ、コウモリ、クジャクなどなど。

 そんなものまで食べるのかと驚くが、中国では 「足が4本あるものは、机以外何でも食べる」 と言われる。これも食文化の違いとしか言ようがない。 タコを食べる日本人に顔をそむけた外国人の話しを読んだことがあるがそれと同じかも。

 クジャクまで食べる、昔読んだ本を思い出した。「小さな博物誌」 小林清之介著 昭和47年6月5日 毎日新聞社  この中に 「象煮」 という項がある。

 象を食べた話しである。その中には、どの部分は脂が乗っているとか歯ごたえとか。一方キリンがいい、ライオンの方がうまいとか・・・ちょっとついていけないような話も。
 興味がある方は、上記の本をぜひ。ただし、その本が手に入るかどうか。 

 今朝の大阪城公園。さすが観光客は少ない。大まかには4分の1程度。観光客相手の店は影響を受けるだろうなと思う。
 バスから降りてくる観光客は皆マスク。案内ガイドさんもマスク。

〇 オカヨシガモ 24羽 東外堀、南外堀、内堀
〇 ヒドリガモ 45羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇 マガモ 6羽 人工川、内堀
〇 ハシビロガモ 68羽 東外堀、南外堀、西外堀
〇 コガモ 10羽 南外堀、内堀
〇 ホシハジロ 87羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇 キンクロハジロ 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀

〇 オオバン 48羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川
〇 カンムリカイツブリ 1羽 北外堀 
 前回はボートが走り石垣に人が下りる状況だった。今朝もカモは激減。それまで北外堀のカモの総数は200羽を超えていたが今朝はわずか10数羽。
 いつも中央付近で見られたカンムリカイツブリも居ないだろうと思っていたが、西端の京橋口の近くで確認。良かった! カンムリカイツブリ可愛い奴!

〇 カイツブリ 1羽 東外堀
〇 ゴイサギ 3羽 北外堀
〇 セグロカモメ 4羽 第二寝屋川

〇 イカル 1羽 沖縄復帰の森 
 沖縄復帰の森からピースおおさか周辺。イカルの澄んだ声が響く。どこだろうと声の方を探すが見付けられない。
 しばらくして沖縄復帰の森で1羽を発見。しかしすぐにバス駐車場の方に飛んで行く。
 声からすると周辺に複数羽いたと思うが、目で確認できたのは1羽のみ。

〇 ツグミ 19羽 各所で声も
〇 シロハラ 8羽 みどりのリズム、飛騨の森ほか
〇 エナガ 7羽 ピースおおさか
〇 ウグイス 1羽 六番やぐら
〇 シメ 2羽 飛騨の森

● 今日の鳥たち
 オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、シロハラ、カイツブリ、ハクセキレイ、ツグミ、エナガ、イカル、カワウ、ウグイス、シジュウカラ、シメ、ゴイサギ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆スズメ(1993.11.14 梅林)
 梅は桜ほどの華やかさはないとされているが、満開になると決して地味ではない。香りに誘われてたくさんの人たちも梅見にやってくる。
 梅らしさは全体でなく、1本の枝やひとつの花など部分的に見るとよく伝わる。格好のよい枝を探してしばらく待っていると、ちょうどスズメがやってきて枝にとまった。
 泥をつついてきたのだろうか、くちばしを汚していかにもスズメらしい。
 梅には、蜜を求めてたくさんのメジロがやって来るので、それを撮影するつもりでいたのだが、メジロを待つ間の退屈しのぎ程度の気持ちで撮影。
 しかし、出来上がった写真を見ると意外に梅とスズメがよく合っている。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンムリカイツブリぎりぎり確認。 2020.1.29

2020年01月29日 | Weblog
 今週も空模様に振り回されて予定が狂う。異常に暖かい。昨日の大阪の最高気温は19度を超えた。100数年ぶりだそうだ。
 ここ十数年来、気象の激しい変化、数十年ぶりや観測以来初などなど。これからの地球はどうなるのだろう。

 明日30日は、24節季をさらに細かく分けた、72候の 「鶏始乳」 にわとりはじめてとやにつく。意味は、鶏が春の気配を感じ、卵を産み始める頃だそうだ。春の気配を感じ・・・。

 新型コロナウイルスのニュースで持ち切り。TVのどのチャンネルでも取り上げている。患者は日増しに増加。死者も。
 ご承知のとおり大阪城公園は中国人の観光客が多い。ある鳥友は、観光の団体さんと離れて歩いているという。どの程度注意すればいいのか不安。

〇 オカヨシガモ 22羽 南外堀、内堀

〇 ヒドリガモ 46羽 東外堀、西外堀、北外堀

〇 マガモ 15羽 南外堀、内堀。内堀で観光船が来ると、他のカモはほとんど飛び立つのに、マガモとオオバンは平気。これは何だろう?

〇 カルガモ 4羽 東外堀

〇 ハシビロガモ 33羽 東外堀、南外堀、北外堀

〇 コガモ 17羽 南外堀、西外堀。

〇 ホシハジロ 94羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀

〇 キンクロハジロ 149羽 東外堀、南外堀、北外堀、西外堀

 北外堀に清掃ボートが入り、石垣に清掃員がロープで下りる。カモたちは一斉に逃げる。そのため、これまで北外堀に最も多かったカモたちが今日はごく少ない。
 清掃の時期を考えてほしいとの思いがある。相談してくれれば、応えられる積み重ねはある。

〇 オオバン 42羽 すべての堀と第二寝屋川

〇 バン 1羽 西外堀。今朝は西側の石垣沿いにオオバン2羽と一緒。やがてオオバン2羽がバンを攻撃。バンはあわてて逃げて飛び上がり、1メートルほど上の石垣に。
 よく見える場所に上がったので、よし。とカメラを構えシャッターを押すが、・・・だめ。切れない。

 何これ? 先に音楽堂西側上でエナガを撮影していたら、ピッ・ピッ・ピッと音が鳴って、赤いランプが点滅していた。
 バッテリー切れかと点検するも大丈夫。帰って調べようと思っていた。

 なんと 「カードがいっぱいです」 の表示。こんなのは初めて。確かにしばらく放っていた。
 使っているCFカードは、サンディスクのエクストリームプロ 32GB 容量は大きい方だがRAW(ロウ)で撮影しているので一杯で1000枚ちょっと。

 パソコンに移したあと、数か月削除していなかったので一杯に。

〇 カワウ 15羽 南外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川

〇 カイツブリ 2羽 南外堀、西外堀

〇 セグロカモメ 6羽 第二寝屋川

〇 ユリカモメ 69羽 第二寝屋川で群れが、着水22羽を含め62羽、東外堀7羽。多い。今期最多かと記録を開いたら、1/2の84羽だった。

〇 カンムリカイツブリ 1羽 北外堀。 大変幸運♪♪。ボートや清掃員が入ったのでカモは飛び立ってごく少ない。

 いつもキンクロハジロなどと一緒に休んでいたカンムリカイツブリ。一緒に飛び立っているはず。なのに数羽のキンクロハジロと一緒に残っている。
 そして、数分も観察しないうちに見えなくなった。ちょっと遅れていたら、今日は観察できずとなっていた。危ない!危ない!

〇 ツグミ 4羽 わずか。

〇 モズ 3羽 市民の森、もみじ園、人工川

〇 アオジ 6羽 音楽堂西側上、修道館裏。音楽堂西側上の1羽、目先が真黒で下面の黄色が鮮やか。美しい~アオジ♂。カメラを向けたら逃げられた。

〇 エナガ 8羽 沖縄復帰の森~音楽堂西側上

〇 ヤマガラ 1羽 沖縄復帰の森から音楽堂西側上

〇 カワラヒワ 11羽 本丸、飛騨の森

〇 ハイタカ 2羽 桜門から本丸方向へ。水上バス乗り場ドバトが騒いで、下流側へゆっくり飛ぶ。ひでキングのブログにあった、下面の赤い奴かまったく確認できず。気になっている。

〇 シメ 1羽 飛騨の森

〇 ウグイス 2羽 市民の森、音楽堂西側上

〇 アトリ 6羽 飛騨の森

●今日の鳥たち
 オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ユリカモメ、ツグミ、モズ、アオジ、シロハラ、メジロ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、カワウ、カイツブリ、バン、カワラヒワ、ハイタカ、シメ、ハクセキレイ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、コゲラ、ウグイス、アトリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日もカンムリカイツブリ 2020.1.24

2020年01月24日 | Weblog
 家を出るとキリかモヤか白くかすんでいる。こんな時ネットが非常に便利。検索してみた結果、今朝のは、靄(もや)だろう。
 
 暑くなり途中でニット帽をリュックに入れる。梅林では花を開いている木もある。名札を見ると、赤い寒紅や白い緑鍔など。もう春が近い。

〇オカヨシガモ 20羽 東外堀、南外堀、内堀、第二寝屋川

〇ヒドリガモ 54羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇マガモ 10羽 人工川、西外堀、内堀

〇カルガモ 15羽 人工川、南外堀、西外堀、内堀、北外堀

〇ハシビロガモ 33羽 南外堀、内堀、北外堀

〇コガモ 19羽 南外堀、人工川、内堀

〇ホシハジロ 115羽 南外堀、北外堀

〇キンクロハジロ 159羽 東外堀、南外堀、北外堀

〇オオバン 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川

〇ハクセキレイ 13羽 各所

〇カワウ 8羽 南外堀、第二寝屋川ほか

〇カイツブリ 3羽 南外堀、西外堀

〇ゴイサギ 3羽 北外堀

〇カンムリカイツブリ 1羽 北外堀 キンクロハジロなどの群れの中で休んでいる。

〇セグロカモメ 2羽 第二寝屋川

 今年はオリンピック・パラリンピックが楽しみ。多くの競技があるが楽しみのひとつに卓球がある。中でも平野美宇選手を応援している。前回五輪には参加できず辛い思いをしていた。

 堪えきれない涙を流している姿をTVでみて、東京五輪は何としても。結果女子シングルの2名には入れず。団体での選出だった。ぜひ金メダルを首に提げている姿が見たい。

 もう一つはモータースポーツ。F1。今年は3月15日オーストラリアGPが開幕戦。ホンダは2チームにエンジンを供給している。
 ひとつはワールドチャンピオンが期待される 「レッドブル・ホンダ」 もうひとつは、今年から名前が変わって 「アルファタウリ・ホンダ」 これは何と思ったらファッションブランド。

 そのうち、キタやミナミで 「アルファ」 を着ている人を見かけるだろう。ファッションに興味はないが、ホンダファンとして、何かひとつ身に着けようかと、帽子をネットで検索。

 高い、ブランド品はやはり高い。やっぱり酒代に使おうかな。

〇シロハラ 3羽 市民の森、音楽堂西側上、沖縄復帰の森

〇ツグミ 5羽 市民の森、梅林ほか

〇メジロ 12羽 音楽堂西側上。集まって黒い実を食べている。この木何だったか?

〇アオジ 3羽 音楽堂西側上

〇エナガ 7羽 沖縄復帰の森 8時41分通過とのこと

〇ヤマガラ 1羽 沖縄復帰の森

〇ジョウビタキ 1羽 沖縄復帰の森

●今日の鳥たち
 オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、シロハラ、ツグミ、メジロ、アオジ、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、ジョウビタキ、カワウ、カイツブリ、ゴイサギ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆ゴイサギ(1997.11.8 人工川)
 人工川の前で生活しているホームレスと知り合いになった。寂しいのだろうか話し好きで近くを通ると声をかけてくる。
 主食は道路向かいのホテルの宴会の残り物。ウナギは国産の高級品しか食べないとか、輸入ものはまずくて食えないなど贅沢な話をする。ホームレスの人生には興味はないが鳥のことを多少知っているので人工川の様子を聞くこともある。
 コサギをシラサギといいハクもセグロも共にセキレイと話すが、理解できる範囲のことで翻訳して聞けば問題はない。何しろ人工川を24時間定点観察しているようなもの。私が知らない時間の様子も詳しい。ゴイサギとカルガモの様子やマヒワの飛来など彼からの情報も参考にした。
 ホームレスは増える一方で至る所にブルーのシートやテントが氾濫している。食事や暖を取るための火がたかれ林の中を煙がただよう。鳥の生息に影響しなければいいがと心配。
 人工川の向かいの桜にゴイサギがとまっていたが、私を警戒して飛び去った。彼に聞くと早朝は毎朝来ているとのこと。翌朝にカメラを用意して出かけると同じ場所にとまっていた。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱりカンムリカイツブリ 2020.1.22

2020年01月22日 | Weblog
 出かけた時はやや寒いが、やがて寒さを忘れ、気付けば汗をかいて上着のチャックを下ろしている。
 気持ち良い快晴。青空にところどころ雲が浮かんでいる。実にさわやか。もみじ園に着いて空を見上げ深呼吸。

 東の空からハイタカがゆっくり飛んでくる。滑空しながら時にパタパタと羽ばたき再び滑空。カラスのモビングもなくのんびり、ゆったり。
 どんどんやって来て、まさに自分の真上でゆっくり旋回し元の方へ戻って行く。雄姿を私に見せるために飛んで来たみたい。

 十数枚シャッターを切る。青空バックにすっきりした写真が撮れた。悪くない気分。

 ピースおおさかで久しぶりに大将と出会う。仕事がかなり忙しいらしい。彼はまだまだ若い。私らのようなリタイア組に入るまで、もうしばらく。

 明日から当分は天気が悪いとの予報。鳥たちと同じように春が待ち遠しい。

 前回のブログのヒゲを読んだと、知り合いの女性からメールがあった。彼女は、にわかではないラグビーファンで花園に何度も行っている。
 ひげの形は、リーチマイケル型より福岡堅樹型の方がかっこいいなどと勝手に勧める。

 おいおい! 何の勘違い。相手は若くてかっこいいスター選手。こっちは高齢の酒飲みじじい。年老いたヤギのような、みじめなヒゲがちょちょろ。

 20代の頃にヒゲを伸ばしたことがあった。チャールス・ブロンソンの 「う~んーマンダム!」 とかっこいい男性用化粧品のCMにほれて、つい自分もとヒゲを伸ばした。

 顎ひげでなく鼻ひげ。しかしひげの両端が口に沿って垂れてくる形。中国人の老人によくある形になってしまい何とも不細工。
 必死に両端を剃ってチャールス・ブロンソンのような、かっこいいヒゲを目指したが半年ほどで諦めた。職場で異端児に見られてしまった。
 今回はいつまで続くか。できるだけ頑張ろうと思っているが・・・・。

〇ハイタカ 1羽 上記。

〇ヤマガラ 1羽 ピースおおさか。

〇エナガ 7羽 ピースおおさか。

〇コゲラ 1羽 ピースおおさか。

〇シジュウカラ 10羽 修道館、梅林その他。

〇ジョウビタキ 4羽 音楽堂西側上、人工川、梅林、北外堀。

〇ツグミ 5羽 大変少ない。

〇シロハラ 2羽 みどりのリズム、飛騨の森。

〇アオジ 8羽 音楽堂西側上、修道館裏

 第二寝屋川を前に飲んでいると、2羽のカモが並んで下流側へ、かなりのスピードで飛んでいく。マガモのカップルようだ。
 意外に思われるかも知れないが、カモの飛ぶ速度はかなり早い。

 本で調べてみる。渡りの時の巡航飛行速度は、早い印象のあるツバメでは時速32キロ。ところがマガモは時速65キロ。圧倒的にツバメより速い。

 夜間に大阪城公園へ帰ってくるカモの調査をした時は、シューシューと鋭い音を立てて風を切って下りてくる。この音はいかにも早い物体が飛んでいると感じさせ迫力があった。
 
 堀で休んでいる姿はいかにも鈍重。そんな早く飛べるとは思えないが。あのスピードで日本海を渡ってくる。カモは意外と逞しいやつ。

〇オカヨシガモ 9羽 東外堀、西外堀、北外堀

〇ヒドリガモ 33羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀

〇マガモ 16羽 東外堀、人工川、内堀、第二寝屋川

〇カルガモ 19羽 人工川

〇ハシビロガモ 36羽 東外堀、北外堀

〇コガモ 15羽 南外堀、人工川

〇ホシハジロ 94羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀

〇キンクロハジロ 151羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀

〇カイツブリ 7羽 東外堀、南外堀、西外堀

〇オオバン 37羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川

〇ハクセキレイ 8羽

〇コサギ 1羽 南外堀上飛翔

〇ゴイサギ 3羽 北外堀ねぐら

〇カンムリカイツブリ 1羽 北外堀 ホシハジロやキンクロハジロの群れの中で休む

〇ユリカモメ 11羽 北外堀上空飛翔

〇カワウ 15羽 南外堀、西外堀、内堀

●今日の鳥たち
 オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、オオバン、ハクセキレイ、メジロ、アオジ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、
ジョウビタキ、コサギ、カワウ、ツグミ、シジュウカラ、ゴイサギ、カンムリカイツブリ、ユリカモメ、シロハラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆カワウ(1996.1.1 南外堀)
 12月29日早朝、小雨の振るなか南外堀でカモのカウント中にカワウが着水。急いで車に駆け戻りカメラを取り出す。心臓の鼓動が激しく胸が苦しい。最近こんな一生懸命走ったことがない。体力の低下を感じる。
 その時、一段と雨足が強くなってくる。無情。眼鏡が水滴で曇りよく見えない。カメラにも雨。15分ほどで飛び去る。無念。
 翌日早朝、上空を4羽のカワウが飛翔。南外堀の上を旋回して南に飛び去る。高度からすると南外堀から飛び立った様子。
 正月の三が日はカワウに賭けることにする。3日間の間で何とか撮影を成功させたい。やって来る可能性は十分あると自分に言い聞かせる。
 元日5時過ぎ目が覚める。窓の外を見ると、いまだ夜は明けず真っ暗、しかし雨は降っていない。しばらく床の中でまどろみながらカワウを夢見る。
 6時半起床、朝食。7時南外堀に到着。午後から来る可能性は低いと思われる。午前中が勝負だろう。
 7時半カワウ現れ低く飛ぶ。降りてくれと心の中で祈りながら目で追う。カワウ着水。暗くて露出が厳しいうえ距離も遠い。前回の行動から、こちらの方向に来ると予測し、追いかけずに植え込みに体を隠して待つ。
 カワウは潜水を繰り返しながら徐々に近づいてくるが、距離は約100m。逆光の水面が輝く。狙いを波紋にカワウのシルエットに変える。
 十数枚シャッターを切るが条件は非常に悪い。もう少し明るくなってくれ。しかし願い空しくカワウ飛び立つ。双眼鏡の中でカワウが小さくなっていく。今しばらくいてほしかった。ああ残念辛い悔しい。
 風が出てきて寒い。芯から冷える。カメラの前を行ったり来たりして体を温めながら待つ。
 1時間、2時間。冷える。冷える。体が冷える。
 突然目の前をカワウが飛翔通過し着水。20cmを超える魚を飲み込む。日も昇って条件は完璧。
カワウの動きに合わせて移動しながら撮影を続ける。ファインダーの中でカワウと目が合う。約100枚ほど興奮して撮影。成功。
 カワウ飛び立つ。小さくなっていくカワウに心に中で手を振りながら見送る。緊張感から一気に開放される。その場に座り込んで煙草を吸う。うまい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンムリカイツブリ今日も 2020.1.20

2020年01月20日 | Weblog
 この時期にしては暖かい。手が冷たくて手袋が、なんて事はない。ぐずついた風邪がようやく治った。こんなに長引くのも年齢の影響か。

 大阪城公園は、毎回のように書いているが鳥が少ない。そして出会う鳥見人やカメラマンもほとんどいない。

 沖縄復帰の森で、ひょうひょうYさんと出会う。今日出会って会話したただ一人の鳥友。数分立ち話して別れ際にヒゲを見て
 「似合っている。剃ったらあかん。そのままにしとき」
 こう言われたのは始めて。ちょっといい気分になる。

 ひでキングのブログを見ると、よく植物が出てくる。もちろん草の名前も出ている。しかし私は積極的に覚えようとしない事や、数が多くて記憶に残らない。もし必要なら、その時に彼に聞けばいいとの考え。

 そのため道端の草はすべて 「雑草」 ところが面白い事を知った。三省堂の 「新明解国語辞典」 で雑草を調べると、2・3の意味のほかに

 雑草とは 「自分の知識が乏しいために、名前を言うことができない草」

 まさしく私にとって、大阪城公園のほとんどの草は雑草。

〇カワウ 53羽 内堀、北外堀、西外堀、第二寝屋川。第二寝屋川では46羽が着水。

〇オオバン 39羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀、西外堀、第二寝屋川。かつてのように一気に増えることはない。
 右肩上がりに日々増加し、200を超えた2016年から17年にかけての冬は何だったのだろう。いずれ数羽しか見られなくなるのではないか。

 ヒドリガモを思う。かつて数羽しか見られなかったのが、南外堀の浮草を餌に日々増加し、驚く毎日。ちょうどオオバンの増加と同じように。 やがて、ヒドリガモは日々減少し、今朝も多くない。 長期の記録を見ると大きく変化している事がよく分かる。

〇ユリカモメ 7羽 東外堀、第二寝屋川。わずか7羽。

〇ハクセキレイ 14羽 各所

〇カイツブリ 2羽 南外堀、西外堀。

〇アオサギ 2羽 東外堀、内堀

〇コサギ 1羽 内堀

〇カンムリカイツブリ 1羽 北外堀。飛騨の森側からの観察で見付けられず、ちょっと不安な気持ちで外側から再度観察して見つける。 
 これまでの個体は積極的に潜るなどの活動が見られたが、今期の個体は眠っていることが多いように見える。何故だろう。

〇セグロカモメ 5羽 第二寝屋川。一度に5羽でなく単独での観察合計。

〇ゴイサギ 5羽 北外堀。

〇オカヨシガモ 12羽 東外堀、内堀、北外堀

〇ヒドリガモ 42羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇マガモ 12羽 南外堀、人工川、内堀、北外堀

〇カルガモ 13羽 人工川、北外堀

〇ハシビロガモ 37羽 東外堀、北外堀

〇コガモ 9羽 南外堀、少なくなった。

〇ホシハジロ 64羽 東外堀、南外堀、北外堀、第二寝屋川

〇キンクロハジロ 137羽 東外堀、南外堀、北外堀

〇シロハラ 4羽 みどりのリズム、市民の森、飛騨の森

〇ツグミ 52羽 太陽の広場東の森、市民の森、六番やぐら、飛騨の森など、特に南外堀上を37羽が群飛。

〇アオジ 3羽 音楽堂西側上

〇メジロ 14羽 音楽堂西側上ほか

〇エナガ 4羽 音楽堂西側上。

〇ジョウビタキ 4羽 愛の森、音楽堂西側上、梅林南側上桜広場、飛騨の森

〇アトリ 5羽 飛騨の森

■今日の鳥たち
 オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、カワウ、ユリカモメ、シロハラ、ツグミ、ハクセキレイ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、カイツブリ、アオサギ、コサギ、ジョウビタキ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、アトリ、ゴイサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆カイツブリ(2000.10.29 東外堀)
 東外堀で大阪城公園初記録のカンムリカイツブリを撮影している時、偶然近いところに顔を出した。狙っていた訳でなくついでの撮影だった。一瞬とまっていた時間があり数枚撮影のチャンスがあった。
 カンムリカイツブリはその日限りで見られなくなったが、カイツブリはその後も潜水を繰り返し採餌する姿をいつも目にした。
 偶然私の近くに浮かびあがり、驚き慌てた様子で水面を羽ばたき、滑走して奥へ逃げるカイツブリもいる。
 しかしこの個体は釣り人で慣れているのか、比較的警戒心が弱いようで、十数メートルなら人を気にしないで潜水を繰り返したり羽の手入れをしたりしてリラックスしていた。
 これは第1回冬羽のようだ。いずれこの個体のように、近くで見られる成鳥夏羽の個体が現れることを願っている。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンムリカイツブリ 滞在中 2020.1.15

2020年01月15日 | Weblog
 風もあって寒い朝だった。
 大阪城公園で出会った鳥友はわずか4人。聞くと各地で出ているレンジャクを見に行ってるのではないかと。 私はレンジャクが大阪城公園に来てくれるのを待っている。

 昨年の暮れ、ほっておいた無精ひげが伸び放題。久しぶりに髭を剃っていて、ふと、顎は残してみようと思った。
 それからしばらくした今日。白髪が混じった髭がちょろちょろ。決して格好よくない。しかしここまで伸びたのを、刈るのが惜しくて今朝もそのまま。

 動物でヒゲアザラシ、ヒゲクジラなどヒゲの付くのはよくある。
 野鳥ではどんなのがと興味が。コンサイス 「鳥名事典」 三省堂 を開いてみると、次の8種が載っていた。
 ヒゲウズラ、ヒゲガラ、ヒゲチメドリ、ヒゲチャイロチメドリ、ヒゲドリ、ヒゲヒヨドリ、ヒゲフウキンチョウ、ヒゲワシ。

 意外とヒゲとついた名の鳥がいた。名付ける時にヒゲに見えたら 「ヒゲ〇〇」 案外平易な発想でつけられているのでは。
 ヒゲガラは図鑑にあった。正面から見た顔はまさしくヒゲ。これならヒゲと付けてしまう顔。

 このヒゲガラ。日本鳥類目録では、山形、新潟、千葉、東京、島根などで記録がある。大阪城公園に来てもおかしくない。ヒゲ顔が見たい。

〇オカヨシガモ 38羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀。
〇ヒドリガモ 25羽 東外堀、南外堀、西外堀。随分少ない。
〇マガモ 15羽 東外堀、南外堀、人工川、内堀、西外堀。今期は多い。
〇カルガモ 9羽 人工川、内堀。
〇ハシビロガモ 44羽 東外堀、内堀、北外堀。北外堀が大部分。
〇コガモ 21羽 南外堀、内堀。
〇ホシハジロ 117羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀。
〇キンクロハジロ 171羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀。

〇オオバン 63羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川。
〇ユリカモメ 13羽 東外堀、北外堀、第二寝屋川。
〇ハクセキレイ 12羽 各所。
〇カイツブリ 2羽 南外堀。
〇ゴイサギ 2羽 北外堀
〇カワウ 7羽 西外堀、第二寝屋川。既に夏羽になっているものも。何故こんなに早く。
〇コサギ 1羽 第二寝屋川。
〇アオサギ 1羽 内堀。
〇カンムリカイツブリ 1羽 北外堀。同じカモばかりの堀の中で、これがいるとよしよしの気分になる。
 冬に来るようになって、ちょうど5年目になる。同じ個体が毎年来ているのか。目立つ識別ポイントでもあれば確認できるがちょっと難しい。
 飛来の時期は
・ 2014年11月14日4年11月8日から翌年の3月30日まで 
・ 2015年11月28日から翌年の2月6日まで
・ 2016年12月23日から翌年の2月2日まで
・ 2018年1月2日から同年の2月27日まで。年が明けてから飛来
・ 2018年12月11日から翌年の現在滞在中
 飛来日で、最も早かったのは、2014年11月14日。最も遅かったのは、年が明けてからで2018年1月2日。
 飛去日で、最も早かったのは、2017年2月2日。最も遅かったのは、2015年3月30日。

 こうしてみると、飛来も飛去もかなりばらつきがある。今回のカンムリカイツブリはいつまで大阪城公園に滞在するだろう。

〇ツグミ 26羽 各所、特に太陽の広場東の森に多い。
〇シロハラ 4羽 みどりのリズム、音楽堂西側上、飛騨の森
〇ジョウビタキ 2羽 音楽堂西側上、修道館裏
〇エナガ 7羽 沖縄復帰の森
〇ヤマガラ 2羽 沖縄復帰の森ほか
〇ウグイス 1羽 六番やぐら

●今日の鳥たち
 オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ツグミ、ユリカモメ、シロハラ、ハクセキレイ、ジョウビタキ、エナガ、ヤマガラ、カイツブリ、ウグイス、アオサギ、ゴイサギ、カンムリカイツブリ、カワウ、シジュウカラ、メジロ、コサギ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。 

◆◆カンムリカイツブリ(2014.11.10 西外堀)
 十数年前に東外堀で出会ったのが、大阪城公園初記録だった。驚喜し出会いにどれだけ感動したことか。
 時は、優しくもあり残酷。あの感動はどうした・・・。そして再びやってきた。わがままで可愛いカンムリカイツブリ。
 初めての出会いでなくてよかった。翻弄されて自分を見失ってどうなっていたか。今ならわずかに自分を見つめて冷静に判断してカンムリカイツブリを可愛がることができる。
 当初は南側の大手門近い場所。いつも一目で見付けられた。やがて北の方に移動した。すぐに目に入らなくて不安が心をよぎる。でも、やがて見つかるとうれしさ。いるのが当然だろって。
 何度も私の心を乱して、飛去してしまったカンムリカイツブリ。それから10日。突然再び現れた。もちろん胸にくるものがあった。
 しかしなぜそんな行動をとるのか。たまたまそうだったのか、思いがあってのことなのか、お前は困った奴ではある。可愛いだけに困った奴である。ただ、わがままなだけと言ったらいいのか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンムリカイツブリ ひと目見よう。 2020.1.13

2020年01月13日 | Weblog
 土曜日に東外堀で確認されたカンムリカイツブリ。昨日は北外堀で見られている。今期も来たかとの思いで登城。
 ただし、体調がいまひとつ。他の症状は治まったが鼻水が止まらない。昨日はティッシュひと箱半を使ってしまった。

 何度も何度も鼻をかみながら園内を歩く。カモのカウントとカンムリカイツブリをひと目見ようと。
 大手前でU君と出会う。後は一緒に回って観察調査。

 バンは見られず。北外堀のカンムリカイツブリはすぐに見つかった。よしよし。今冬も来てくれた。毎冬来るのと同じ奴か分からないが、多分同じ奴の気分。

 昆陽池のゆきちゃんからメールがあった。初記録の 「 トラフズク」 が出たと。
 大阪城公園とまったく同じで、飛んでいる姿が撮影された。大阪城公園の事もあったので、コミミズクとの識別に注意しトラフズクと判断したという。

 大阪城公園と昆陽池は、時に共通の鳥が出たりして不思議とつながっている。なかなか面白い。次はオオコノハズクが出るかも。・・・もう記録があるのかな。

 ブログ 「2人の記念日 Teacup」 で検索してください。 その中の2020.1.10 「奇跡の トラフズク発見記」 に写真も出ています。また飛んでいる姿でコミミズクとの識別ポイントなども。

〇カンムリカイツブリ 1羽 北外堀
〇カイツブリ 5羽 東外堀、南外堀、西外堀
〇オオバン 37羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、第二寝屋川、北外堀
〇セグロカモメ 4羽 第二寝屋川
〇ユリカモメ 39羽 東外堀、北外堀、第二寝屋川
〇ハクセキレイ 12羽 東外堀ほか
〇カワウ 16羽 第二寝屋川、東外堀、南外堀、西外堀、内堀
〇コサギ 1羽 人工川

 今日は同居の孫娘の成人式。朝から着付けなどなど母親と忙しく出かけた。帰宅すると近所で私が撮影することになっている。
 
 この孫は生まれた時から面倒をみてきた。一緒に風呂に入って遊び相手、毎朝お弁当を作って幼稚園の送り迎えなどなど。
 最近はスマホばかり見て私など相手にしてくれない。 当時は毎日大変だった。しかし、すべて過ぎてしまった今、振り返ると楽しい日々だった。

〇オカヨシガモ 27羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇ヒドリガモ 45羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇カルガモ 9羽 人工川、内堀、北外堀
〇マガモ 13羽 南外堀、人工川、西外堀、内堀
〇ハシビロガモ 34羽 東外堀、内堀、北外堀
〇コガモ 39羽 南外堀、内堀
〇ホシハジロ 112羽 南外堀、西外堀、北外堀
〇キンクロハジロ 151羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀

■山野の鳥も多くない。
〇ツグミ 19羽 各所、樹上。
〇シロハラ 4羽 みどりのリズムなど
〇アオジ 3羽 音楽堂西側上、空堀
〇エナガ 8羽 沖縄復帰の森から音楽堂西側上
〇ジョウビタキ 3羽 沖縄復帰の森、市民の森、梅林南側上桜広場

■■今日の鳥
 オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、セグロカモメ、ユリカモメ、ツグミ、ハクセキレイ、カイツブリ、カワウ、シロハラ、アオジ、シジュウカラ、メジロ、エナガ、コサギ、ジョウビタキ、カンムリカイツブリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆カンムリカイツブリ(2000.10.29 東外堀)
 大阪城公園初記録の種である。撮影できたのは携帯で連絡をくれたO氏のお陰である。これで過去の記録種を入れると146種になった。
 大阪城公園の記録を始めた理由の一つは、過去のデーターがなかったからだ。以前からバードウオッチングをしている何人かに尋ねたが、種名や種数の記録はなくはっきり分からないとの事だった。日本野鳥の会大阪支部でも同じ答えだった。
 記録を始めた当初の考えでは、大阪城公園での種数は80から100ほどだろうから、全種を観察し記録撮影することだった。
 「大阪城公園の野鳥全種の記録」的なものを作成しようと考えた。深く考えもなく数年で完成できるだろうとの思いがあった。
 それがいかに安易な発想だったことは、すぐに鳥たちに教えられることとなった。毎年のように新しい種が観察され驚きの連続だった。
 そして気付けば観察は十年にもなり、記録種数は146にもなっているのだ。珍しい種を期待している訳ではない。あくまでも大阪城公園の鳥類の正確な記録が目的であることは一貫して変わっていない。
 新しい種が飛来した場合は確認し撮影できなければ課題が一つ増えることになる。その意味で今日のように大阪城公園初記録の種が確認でき撮影できた事は実にうれしい。
 バーダーにとってカンムリカイツブリはどこにでも見られるごく普通種であるが、大阪城公園にこだわった私には、これだけの感激をもたらせてくれる存在となる。定点観察を続けている者のみに与えられた喜びである。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

病み上がりで城の鳥 2020.1.10

2020年01月10日 | Weblog
 珍しく風邪を引いてしまった。いつもなら鼻水が出るくらいで、鼻炎用の風邪薬を飲むとすぐに治るのだが、今回は喉も痛くなり、軽い頭痛に微熱。

 さすがに大阪城公園への鳥見は止めた。それでも家の用事はあるし、簡単な買い物にも行く。主夫でもあるので床に臥せっている訳にはいかない。
 ただし、いつもと違うのは酒を飲みたいと思わない。いつもなら朝から飲んでいるのに、昼になっても飲みたくない。
 
 しかし3時頃になると飲んでみようかなと、ビールを持ってきて一口二口。飲めそうかな? でも半分も飲むと美味しくない。口に残るというか、喉にごくごく入っていかない。
 お酒を飲まない人はこんな感じなのかと。もったいないので残りを無理に飲み干す。

 こんな事をしながら数日、家で過ごしていたが大阪城公園が気になる。
 今朝の気分では8割は回復している。これならと大阪城公園へ。出会った数人から鼻声だと指摘される。 何となく熱ぽっくて夢の中を歩いているよう。
 
 タレントの堀ちえみさんがTVのインタビューに答えられていた。会話にはまったく問題はない。あのいつもの笑顔に戻られた。よかった♪♪ 嬉しい。
 
 ちょっと前に水泳の池江璃花子さんが退院したとのニュース、部屋で一人、思わず拍手して、良かった!よかった!おめでとう♪♪ と派手に喜んでしまった。

 お二人とも、闘病の内容を聞くと、どの世界でも一流になる人は違うなーと。私などとても耐えられない。まだリハビリは続くだろうが無事復活された。本当にすばらしい。今後の活躍を心から応援している。

 今日の午後9時から BS朝日で 「フクロウ 森の賢者の秘密」 放映あり。

・今朝の大阪城公園もこれといった出合いはない。いつものカモのカウントから。

〇オカヨシガモ 34羽 東外堀、南外堀、内堀
〇ヨシガモ 3羽 南外堀 本種は、見られたりそうでなかったりする
〇ヒドリガモ 53羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇マガモ 8羽 南外堀、人工川、内堀
〇カルガモ 11羽 東外堀、人工川
〇ハシビロガモ 39羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
〇コガモ 36羽 南外堀、内堀 今朝はやや増加、「ピリッ・ピリッ」 数羽の♂が鳴きながら♀を囲んで求愛行動。
〇ホシハジロ 85羽 南外堀、内堀、北外堀
〇キンクロハジロ 159羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀。すべての堀で見られ数は今期最多。

〇オオバン 36羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川
〇ユリカモメ 45羽 第二寝屋川着水と飛翔、北外堀
〇ハクセキレイ 8羽 各所
〇カイツブリ 4羽 東外堀、南外堀、西外堀
〇カワウ 10羽 西外堀、北外堀、内堀、第二寝屋川
〇ゴイサギ 2羽 北外堀
〇セグロカモメ 3羽 第二寝屋川

・山野の鳥も少ない。レンジャクの便りを時に耳にするが、大阪城公園に来てくれないかな。

〇ツグミ 38羽 この冬にしては多い、すべて樹上。
〇シロハラ 5羽 増えない。
〇アオバト 1羽 沖縄復帰の森で撮影したとモニターを見せてもらう。美しい赤紫の小豆色が輝く♂。
〇ジョウビタキ 1羽 ♀音楽堂西側上
〇ウグイス 1羽 梅林

■ 今日の鳥たち
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ユリカモメ、ツグミ、シロハラ、ハクセキレイ、ジョウビタキ、アオバト、カイツブリ、カワウ、ウグイス、ゴイサギ、メジロ、アオジ、セグロカモメ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

アオバト(1994.12.23 音楽堂西側上)
 以前、岡山県の氷ノ山で遠くから響いてくるような哀感のある声を聞いたのが初めて。その後、梅林南側上桜広場で玲子さんと耳にしたとき、あの悲しそうな「アーオーアーオーアオアオ」の声は聞き間違えようがなく、瞬時にアオバトと二人で顔を見合わせたが、それきりで探すすべもなく、残念な記録として残っているだけだった。
 そして今回、「アオバトが出ている」と玲子さんからの無線の声に、飛騨の森から急いで音楽堂西側上まで駆け戻った。
 その日は一日中座りこむ予定で、厚着をしていたため体中から汗が吹き出す。急いでカメラをセットするが、いつもこの時が一番気の急くとき。心の中で今しばらく居てくれと祈りながら用意を進める。
 時々眼線をちらちら送り、とまっている事を確認しながらセットする。
 準備ができるととりあえず数枚シャッターを切る。しかし急いで駆け付けたことと、興奮でメガネが曇りよく見えない。心臓の鼓動が分かる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪城公園 この冬は鳥が少ない! 2020.1.6

2020年01月06日 | Weblog
 今日は 「小寒」 これから本格的に寒くなる。しかしこの冬は暖かい、寒くなるように思えない。
 大阪城公園を回るにはありがたいが。ただ鳥が少ない。山野の鳥も、カモなど水辺の鳥も少ない。各地でもそうなんだろうか。

 むくどり通信 (日本野鳥の会大阪支部) 1月号が届いた。ぱらぱらとめくって興味を引いた記事から読み始める。

 「小山慎司の日本列島鳥見旅」 が目に付いた。連載記事のスタートで、第1回は 「退職後怒涛の1年間」 この内容には驚いた。定年退職し時間ができたのでと全国への鳥見行三昧。

 ごく一部を紹介すると、石垣・与那国、舳倉島、見島、汐川、松江市、沖ノ鳥島、北海道、九十九里浜、名古屋~苫小牧などなど。まさに北海道から沖縄まで。家にいる時の方が少なかったのでは。まさに怒涛の鳥見。

 小山氏とは30年ほど前からの知り合いで、野鳥雑誌や図鑑などに彼の名前をよく目にした。全国的に著名な超ベテランで、ある意味憧れの鳥見人。

 彼に、何度も教えを乞うたことがある。例えば、昨年の12月23日のこのブログ、最後のハイタカの記事で 「K氏に識別を依頼したところ」 とあるのは実は彼の事。

 今回の記事に、イワバホオジロ、クラウディアムシクイ、アムールサンコウチョウなどなど、この1年で6種のライファーをゲットし、国内でもうすぐ600種と。
 日本初とかそれに近いものばかりで、どれも姿が頭に浮かばない。私などとは桁がちがう。
 
 最後に小山氏を紹介する記事の中に、クロハゲワシが車の屋根にとまって、横で小山氏がピースサインしているのをスマホで撮ったという写真がある。これは何?合成写真!

 クロハゲワシは、数十年前に高知へ見に行ったことがある。ただし100メートルは超える距離で、白いサギを食べていた記憶がある。
 とんでもない大きさで、翼開長は2メートルを超える。つまり畳より大きい。それが、車の屋根にとまり横で並んで撮影するとは・・・!
 頭がクラクラし、にわかに理解できない。

〇オカヨシガモ 11羽 東外堀、内堀、北外堀。少ない。

〇ヒドリガモ 95羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀。多かった西外堀でも51羽とずいぶん寂しくなっている。

〇マガモ 14羽 南外堀、人工川、西外堀、内堀。他のカモが少ない中で、本種のみ多い。理由は分からない。ただ時には、なれ慣れしいと言うか、フレンドリーと言うか、そんなマガモによく出合うのが気になる。

〇カルガモ 12羽 すべて人工川。この連中もフレンドリー。

〇ハシビロガモ 47羽 東外堀、南外堀、内堀、西外堀、北外堀。

〇コガモ 16羽 南外堀、西外堀、内堀。ちょっと前南外堀に一気に増加して喜んで観察していたが再び減少。旅の途中の群れが羽を休めたのだろう。

〇ホシハジロ 78羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川。

〇キンクロハジロ 103羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀。

 今日のカモは以上のとおり。
 全体に少ない。今年だけの事なのか。これから10年くらい記録を続けると分かるだろう。ただ、その理由は簡単には分からないだろう。

〇オオバン 44羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川

〇バン 1羽 西外堀。大手門側から探すも見付けられない。いつもの頻尿で近くのトイレに行って戻ってくる。
 マガモ♂が堀の中央辺りを泳いでいる。すぐ横に小さい奴が。ん!コガモか?と双眼鏡で見るとバン! おーう。バンや!バンや!

〇ハクセキレイ 16羽 太陽の広場東の森ほか各所。

〇カワウ 10羽 東外堀、西外堀、第二寝屋川。早くも頭部と腰に白斑が出た夏羽の個体も。

〇カイツブリ 4羽 東外堀、南外堀。

〇セグロカモメ 5羽 南外堀、第二寝屋川。

〇ゴイサギ 2羽 北外堀ねぐら。

〇アオサギ 1羽 北外堀

〇ユリカモメ 21羽 第二寝屋川

 カモ以外の水鳥も多くない。この冬はこんな様子なのかな。山野の鳥は。

〇ツグミ 28羽 ほぼ各所。ほとんど樹上も水上バス乗り場で1羽が下に下りていた。大手前ではクスノキの実にホバリングしていた。

〇シロハラ 3羽 水上バス乗り場、市民の森など。少ない。

〇ウグイス 2羽 市民の森、修道館裏。ともに笹鳴き。

〇アオジ 6羽 音楽堂西側上。

〇ジョウビタキ 1羽 ♂北外堀。

〇チョウゲンボウ 1羽 北外堀。

●オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ツグミ、シロハラ、ハクセキレイ、カワウ、カイツブリ、ウグイス、アオジ、セグロカモメ、バン、シジュウカラ、メジロ、ゴイサギ、アオサギ、ユリカモメ、ジョウビタキ、チョウゲンボウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■バ ン ①(2009.10.24 内堀)②(2009.11.4 内堀)③(2009.11.5 内堀)


 年が明けると63歳。55歳で退職以来7年8か月になる。今は人生で最もいい時期を過ごしている。ストレスはない。心の欲するままに暮らす日々。
 現在の日本で70歳は「古来希」ではない。100歳を超える人が3万人。1.5倍するとちょうどいいらしい。70×1.5で105歳なら「古来希」と言えるだろう。
 すると私は63÷1.5=42。昔の42歳くらいか。
 バンがやって来た。2007年の10月に初飛来が記録されたが、そうなると不思議と続くものだ。最初に見られたのが内堀の西側。その後は東側に移ってアゾラの中で採餌している。
 このような時期がいつまでも続くとは思っていない。だと言ってストイックに暮らすつもりはない。どちらかに分けると享楽的に生きてきた。これからもそうだろう。
 アゾラの中を独特の動きで採餌しているバンをじっと見ている。ラジオ体操の人たちが横を通り過ぎる。私の目線に歩きながら堀に顔を向ける。「そうかー不惑か」と口に出る。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日のカモたち U君から・・・ 2020.1.4

2020年01月04日 | Weblog
 U君から今日のカモのカウント数のたよりがあった。紹介します。

〇ヒドリガモ 34羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇ハシビロガモ 50羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川
〇キンクロハジロ 99羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇ホシハジロ 46羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇オカヨシガモ 19羽 西外堀、内堀、北外堀
〇コガモ 20羽 南外堀、人工川、内堀、北外堀
〇マガモ 11羽 南外堀、人工川、内堀
〇カルガモ 17羽 人工川、北外堀

〇オオバン 53羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀、第二寝屋川
〇カイツブリ 4羽 南外堀、西外堀、東外堀
〇バン 1羽 西外堀

 この冬はカモの数もやや少ない。他の公園でもそうなんだろうか。昨年の12月に吹田の桃山台で見られたクビワキンクロ。

 その後、行く先不明とのこと。大阪城公園に来てくれないかなと、かすかな期待を持って観察していたが出現なし。

 鳥友からの正月のメールに、ガンカモ調査時にどこかで見つからないかなと? 確かに!今も大阪府内にいるかなぁ。

■ 正月には上の娘家族がやってきて、鍋を囲んだ後は 「百人一首」 でかるた取りをするのが我が家の恒例行事。
 私が読み手になるが、その頃にはいつも酔っぱらっている上、詳しくない。読み間違ったり、区切る所を間違って意味不明になったり。
 しかし、孫たちは超詳しいので、それでも素早く取り合う。

 百人一首の中に鳥が出てくる歌が5首ある。やはり鳥好きで、これが出てくると嬉しい。

・あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
 (山鳥の長い尾のように、長い秋の夜をひとりさみしく寝ることであろうな 柿本人麻呂)

・かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける
 (かささぎが、羽を広げて橋をかけたという天の川 その橋が真っ白に見えることから、随分夜もふけてしまった事だな 中納言家持)

・夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
 (夜の明けないうちに鶏の鳴き声でだまそうとしても、あなたと私の間の逢坂の関は開きませんよ 清少納言)

・淡路島 かよう千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守
 (淡路島から海を渡ってくる千鳥の、もの悲しい鳴き声に、幾夜も目を覚ましてしまっただろう関守は 源兼昌)

・ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる
 (ほととぎすの鳴いた方を見ると、有明の月がひっそり残っている 後徳大寺左大臣)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする