大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

ウグイスの初音 大阪城公園 2022.2.28

2022年02月28日 | Weblog
 2/25の朝、飛騨の森でウグイスの初鳴きと大将から。そろそろブログのネタにしようと考えていた矢先だった。
 2016年までの初鳴きの日は 「大阪城公園の野鳥 145頁」 に記載している。その後については次のとおり。
・ 2017年 3月3日
・ 2018年 2月15日
・ 2019年 2月23日
・ 2020年 2月11日
・ 2021年 2月22日
 詩歌で 「初音」 とするとウグイスとホトトギスの初鳴きを表し他の鳥では使わない。ウグイスの初音は春の訪れ、ホトトギスの初音は夏の訪れを表すと。

 飛騨の森 わが歳思い 初音降る  鳥鳥子

 東外堀のミコアイサ今日で81日目。20日はいたのに私が行った21日には見られない。23日はいたのに私が行った24日は見られない。なのに翌日の25日はいると大将から。

 このミコアイサ、私の登城日を避けているとしか思えない。多くの人は私の観察が悪いと思われているかも。でも24日は私以外に真面目に観察する二人の方も居ないとの事だった。

 26日はまたいなくて、27日はひでキングによると東外堀の南側で観察されている。そして今朝は南寄りの石垣沿いで観察できた。しかし最近は、どこかと行き来し始めたようだ。飛去が近いかも。

 もみじ園のゴミ集積場東側のアカハラは滞在中。やはりこの場所が気に入っている。
 
 一番やぐら前のトラツグミは見られなかった。10分ほどの観察なので、もっとねばって待っていれば出てきたかもしれない。
 
 ハチジョウツグミを見ようと、カモをカウントしながら北外堀沿いを歩いていると、女性が声をかけてきた。「ゴイサギはどこにいるのか?」

 ん!!。私は耳を疑った。 不思議な女性だった。きっと初心者で間違っているんだろうと思った。「ハチジョウツグミじゃないですか」「いいえゴイサギです」
 ゴイサギなら大阪城にわざわざ来なくても、あっちこっちの水辺で見られる。もう一度聞きなおしたが彼女はゴイサギだと。
 大阪城公園にゴイサギを探しにくるなんて 「よっぽどの素人か宇宙人」 しかないと思った。
 
 私の怪訝な顔を見て「イスカの・・」と彼女。あーあ!あの時の方ですか。イスカを観察し情報を提供していただいた方だった。その節はありがとうございました。
 もう感謝しかない。大切な方。素人や宇宙人なんて失礼な事を。心の中で思っただけなので知られていないと思う。

 ゴイサギのねぐらに案内しようとすると、自分で探しますから、こんなの慣れているのでと、私が示した方に去って行かれた。うまく見つかればいいけど、ゴイサギの事だ。多分大丈夫だろう。

 その後20分程桃園でハチジョウツグミを探したが見つからなかった。日差しも暖かくなって散歩の人も多く、ベンチにも座っている。あのフレンドリーなハチジョウツグミも行ってしまったのだろうか。
 桃が開花して花と一緒に撮影できれば人気も出るだろう。赤い桃の花と赤い胸と競っている写真もいい。そんな事を思っていたのだが。

・オカヨシガモ 1羽♂ 内堀
・ヒドリガモ 54羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・カルガモ 4羽 東外堀
・マガモ 9羽 西外堀、内堀、北外堀
・ハシビロガモ 92羽 南外堀、内堀、北外堀
・ホシハジロ 201羽 南外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 148羽 すべての堀
・オオバン 40羽 全ての堀
・ミコアイサ 1羽 東外堀
・カワセミ 2羽 東外堀 追いかけ合うように水面低く飛ぶ
・ハクセキレイ 8羽
・アオサギ 5羽
・カワウ 9羽 南外堀ほか
・カイツブリ 1羽 西外堀
・セグロカモメ 1羽 第二寝屋川
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀

・モズ ♀1羽 太陽の広場東の森
・ツグミ 6羽 みどりのリズムほか
・シロハラ 11羽 もみじ園ほか
・シジュウカラ 6羽
・アカハラ 1羽 もみじ園
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・ジョウビタキ 2羽 西外堀、梅林

■■ウグイス(2011.1.3 梅林)
 今メインに使っているデジタルカメラはキャノンEOS 7Dである。100―400のズームを付けて持ち歩いている。最大の魅力は、見つけると即撮影できる事だ。しかもランニングコストがほぼゼロ。その結果写真が増える一方。
 パソコンに保存しているが容量が膨大になる。結果、外付けハードデスクに保存している。もちろんバックアップも。
 パソコンが苦手な私が何度も失敗しここまで使えるようになった。本来ならパソコンは得意になるタイプである。こういうものに大変興味を持って当然の性格なのだ、高校生くらいまでであれば、のめり込んで非常に詳しくなっていると思う。
 パソコンは使い始めたのが50歳の頃からだ。仕事で決まった操作だけだった。55歳のころから自分のパソコンを使い始めた。失敗や分からない事ばかり。高齢で保守的になっている。横文字の表現も操作も気に入らない。
 しかし、パソコンのない生活は考えられなくなっている。デジカメのない野鳥の記録も考えられなくなっている。ウグイスさえこんなに簡単に撮れるんだから。
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トラツグミ、アカハラ、ハチジョウツグミ 2022.2.24

2022年02月24日 | Weblog
「春は苦味を食え」 と言う。スーパーで菜の花を買った。少し前に徳島県産を目にしたが買いそびれていた。今日は香川県産。四国は南国の印象、陽当たりもよく春が早いかと。

 さっと湯がいて、辛子醤油でおひたしを作る。ほろ苦味にピリッとした辛子。口の中に広がる春。これをつまみながら一杯やるとたまらない。
 四国に春は来たようだが、大阪城公園の春は夏鳥が到着した時。3月の下旬になるだろうからまだ少し早い。

 ミコアイサ、前回は見られなかった。しかしその後は普通に見られている。それなら今日は見られるだろと東外堀に向かった。
 ところが居ない。ミコアイサが居ない。キンクロハジロの群れの中にいると聞いていたが居ない。南端の小群以外、キンクロハジロの群れも居ない。またまた私だけ空振りなのか、それとも本当に行ってしまったのか。豊国神社裏で出会ったさかなやさんは昨日は居たと言う。

 アカハラの場所に行った。もみじ園ごみ場の東側である。シロハラとともにすぐに見つかった。この場所が気に入っている様子。

 トラツグミの場所。一番やぐらの柵の中である。下草や木が茂っていて見づらい場所だ。でもシロハラとともにすぐに見つかった。こっちを気にしているようで、そうでないような雰囲気が奴らしい。

 ハチジョウツグミ。北外堀沿いにカモのカウントしながら進むと、数人のカメラマンが雑談の様子。酒の会理事長に居のるか?と聞くと、桃園を指さしてあそこに居るとの返事。

 地面で採餌しているのがすぐに見つかる。一人のカメラマンがいたがすぐに去っていく。私一人になってハチジョウツグミ撮影自由。10メートルほどの距離にいるが全く気にしないフレンドリーな奴。十数枚撮影してもういいかと。

 人気のない理由が分かったように思う。近距離で撮影し放題。すぐに飽いてしまう。このハチジョウツグミは胸から腹の赤褐色は見劣りしない素敵な奴だけどあまりに簡単なので飽きられる。

 人の心とは。。。もうすぐやって来るサンコウチョウは、ハチジョウツグミより圧倒的に多い。でも人は追いかける。簡単に撮らしてくれないから。
 いつでも会える、いつでも撮れる。ではなくて、なかなか会えない事が心を燃やす。「会えない時間が愛を育てる」 と言う。

 死ぬほどの恋をして反対を押し切って一緒になった二人も3年も過ぎると喧嘩する。一緒になれなかったら死のうと思ったのは何だった。本当の恋をするなら世の中に認められない恋、隠れて忍ぶ恋。辛い道。

・オカヨシガモ 5羽 南外堀1、北外堀4。吉岡君は見られず。
・ヒドリガモ 43羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
・マガモ 18羽 西外堀、内堀
・カルガモ 4羽 東外堀、北外堀
・ハシビロガモ 128羽 南外堀、北外堀
・ホシハジロ 166羽 南外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 218羽 全ての堀

・カイツブリ 4 東外堀、南外堀
・オオバン 31羽 東外堀、内堀、北外堀、西外堀、第二寝屋川
・カワウ 12羽 東外堀、南外堀、内堀
・ハクセキレイ 13羽 各所
・ゴイサギ 3羽 北外堀
・アオサギ 4羽 北外堀

 今日の西外堀はクレーン車が幕状のものを吊り下げていた。西外堀のカモは全滅。
 その他の堀も、赤星君、吉岡君、白星君、そのうえミコアイサも全滅だった。1羽でも残って欲しいが、今後の観察に期待。
 ただし、それだけでなくそろそろ北へ帰る時期でもある。多くのカモは動き始めている。

・シロハラ 7羽 各所
・ツグミ 3羽 南外堀沿いほか
・イカル 5羽 市民の森の南部側。変な声にしばらく探す。しゃがれた「グワァガブウ」とか弱い声で「ピヨロピイ~」などの声で、辺りを探しているとイカル5羽が樹頂部から飛び立つ。こんな声は聞いた事がない。
・アカハラ、トラツグミ、ハチジョウツグミは上記のとおり
・アオジ 4羽 音楽堂西側上
・ウグイス 3羽 太陽の広場東の森ほか
・ジョウビタキ 2羽 内堀、梅林
・メジロ 4羽 梅林
・モズ 1羽 梅林 「キュン・キュン・キュン」 と高鳴き風
・エナガ 4羽 飛騨の森
・コゲラ 2羽 梅林
・カワラヒワ 4羽 沖縄復帰の森

■■ハチジョウツグミ(2011.1.5 青屋門側、北外堀天端)
 1月3日、堀の対岸の石垣に飛んできた鳥がとまる。ツグミかと双眼鏡で見ると印象が違う。腹部の赤が目に入る。青屋門から入って北外堀の天端を進むと、地面から飛び出した鳥が枝にとまる。ハチジョウツグミだ。正月から縁起がいい。
 3日は胸がはっきり見える写真が撮れなかったので再挑戦。ゆっくり天端を進むと植え込みの陰から飛び出した鳥が先の方の木にとまる。ハチジョウツグミだ。数枚撮影すると今朝は内堀の方に飛ぶ。
 その間に飛騨の森の観察記録を済ませ、光の方向を考え再び青屋門の方から天端を進む。今度は植え込みの後ろも注意しながら。しかし飛び出したツグミ大の鳥が下の石垣へ。また失敗かと時間を置いて、三たび青屋門側からゆっくり天端を進むとかなり先の地面で採餌しているのを発見。
 距離は遠いが警戒しているような仕草なので近づかずに、木の陰に隠れて幹の二股の間からじっくり観察。そっとカメラを向けて撮影。飛騨の森や愛の森が近いのになぜ狭いこの範囲に固執するのだろうか。
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ハチジョウツグミ元気 2022.2.21

2022年02月21日 | Weblog
 強烈な寒波と風とのニュースで手袋のほか、今期初ネックウオーマーを付けて出かける。

 ミコアイサ、昨日は見られていて滞在73日。大阪城公園でミコアイサの滞在日数では最長。東外堀にボートが入ると北外堀に避難、その北外堀にボートが入ると東外堀に戻ってくる。こんな事を2~3回繰り返す。他に行ってしまわない何とかわいい奴。

 今年の十大ニュースに 「ミコアイサの長期滞在」 も候補に入れておかないと。
 ところが今朝は東外堀でミコアイサが見つからない。北外堀に行ったかも。途中出会った鳥友に聞くと北外堀でも見ないという。単に見逃しだったらいけど。

 西外堀のメジロガモ×ホシハジロ。昨日のひでキングのブログでは「白星君」と名付けたようだ。しかもいつもの西外堀でなく北外堀で近距離に居たと。
 西外堀はやや遠くて小さくしか観察撮影できない。それなら私もと、北外堀の近距離での観察を期待して出かけたが残念、いつもの西外堀にいる。

 内堀の吉岡君。今朝の内堀のオカヨシガモは6羽しか見られず。じっくり構えて観察しようと思った矢先、特別なことは無かったのに一斉に飛び立ち北の方へ行ってしまう。で吉岡君は居たのか居なかったのか分からない。
 赤星君は、内堀の青屋門前辺りに見られた。お尻の白をチラッと見せながらのんびり。

 北外堀へ向かうと京橋口の辺りで、数人の作業員が石垣に降りて堀にはボート。北外堀にカモは見られない。ミコアイサも見られない。今朝の大阪城公園のカモはほとんど南外堀に集まっている。

 先日OMデジタルソリューションズからミラーレス一眼「OM-1」が発表された。このニュースを見たとたん、懐かしさがあふれた。
 初めて一眼レフを買ったのは50年以上前になる。当時オリンパスから新製品の発表があった。「オリンパスM-1」 だ。
 TVで盛んにCMが流れた。キャッチフレーズもはっきり覚えている 「精密の精機 オリンパスM-1」と。手にするとドキドキするようなカメラだった。しかし予算的に手が出ず、ペンタックスSPを買った。

 しかし頭の中にはいつも 「M-1」 があった。その後ドイツのライカ社にMシリーズがあることで、M-1が違法となり「OM-1」と変更された。やがてデジタルカメラのOM-Dなど種々の変遷を経て、今回最初と同じ名称の「OM-1」 

 「OM-1」 の名称復活に、憧れ続けていた若い頃を思い出した。ただ懐かしい青春時代。結婚したのはペンタックスSPだけど、忘れられない初恋はOM-1。今でも余裕があれば購入し、横に置いて毎日眺めたり撫でたりしたい。

 桃園に向かうと十数人がカメラを構えている。北外堀沿いにハチジョウツグミだ。図鑑によるとハチジョウツグミの識別ポイントのひとつに「上・下尾筒の赤褐色や外側尾羽の赤褐色」がある。
 前回撮影した写真を確認すると、後ろ姿の写真の尾羽は、基部は赤褐色がはっきりしているがその先は見えない。そこでいろいろ調べると、1月16日に大将が撮影の写真では、それらの点がはっきり確認できる。

 今朝も梅林でおでんをあてに一人酒を飲む。心を開放できる時間。
・ 梅見酒 スイセンとキビタキと  鳥鳥子
・ 朝の夢 梅の香り待ち ひとり酒  鳥鳥子

・オカヨシガモ 6羽 内堀
・ヨシガモ 2羽 内堀
・ヒドリガモ 55羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀。随分少なくなった。
・マガモ 14羽 南外堀、内堀、西外堀
・カルガモ 4羽 東外堀、内堀
・ハシビロガモ 120羽 東外堀、南外堀
・コガモ 5羽 東外堀、南外堀、内堀
・ホシハジロ 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀、第二寝屋川
・キンクロハジロ 182羽 すべての堀
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 39羽 すべての堀
・カイツブリ 3羽 東外堀、南外堀
・アオサギ 1羽 東外堀
・カワウ 3羽 南外堀、西外堀
 
・ツグミ 4羽 みどりのリズムほか
・シジュウカラ 6羽
・シロハラ 7羽 各所
・ハクセキレイ 9羽 各所
・ジョウビタキ 3羽 もみじ園ほか
・メジロ 6羽 梅林ほか
・エナガ 4羽 飛騨の森

■■メジロ(2003.3.12 梅林)
 ニコンF80とVR80-400mズームレンズを手に入れた。手ぶれ防止機能が付いている。梅林を群れて飛び回るメジロを撮ってみた。手持ちで撮れるので最適の条件。
 チィーチィーチィーと賑やかに鳴き交わしながらあちらの花、こちらの花と飛び回る。紅色の花にとまるのをまって撮影。
 ひと時もじっとしていない。梅林内を狭しと飛び回る。梅花によって味がちがうのだろうか。それとも喜び遊び飛んでいるのだろうか。
 後をついて回っていると私もメジロになってしまったようだ。花とメジロしか目に入らないひと時が過ぎた。こんな風に生きていたい。幸せとは何だろうか。
 出来上がった写真を見ると、くちばしから下に花粉がいっぱいつけて幸福そうなメジロ。
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ハチジョウツグミ、ミコアイサ 2022.2.18

2022年02月18日 | Weblog
 マクドナルドを 「マクド」 と呼ぶ大阪人をダサいとバカにする東京人も、スターバックスは 「スタバ」 と呼ぶそうだ。 大阪城公園にも 「スタバ」 がある。大阪城ホールの前だ。入った事はないが、あのロゴはよく知っている。「スタバ」 のロゴは鳥に関係がある。

 ロゴの女性はセイレーンと言う。ロゴでは人魚になっている。元のギリシャ神話では、鳥の姿で胸から上が美しい女性の半人半鳥だった。

 魅力的な声で歌い、その声を聞くと船乗りは引きずり込まれて殺されるという恐ろしい女性。現代でも女性のささやきに人生を失敗した男がいるが、それを示唆しているのかも。セイレーンは後にサイレンの語源となった。

 先日面白そうな本を見付けた。「世界鳥類神話 篠田知和基著 八坂書房」 帯には太古の昔、神は鳥だった。とある。 まだ読み始めたばかりだが、上記のセイレーンの話しも出てくるかも。これで雨降りの楽しみが一つ増えた。

 先日から北外堀沿いでハチジョウツグミが出ている。大阪城公園では20羽目の個体だ。見せてもらう写真ではなかなか立派なハチジョウツグミ。
 
 今日の目的は①ハチジョウツグミ、②ミコアイサ、③その他交雑種のカモ。もちろんカモのカウントや全体の観察は当然。
 ハチジョウツグミの場所はいつものコースで最後になる。そこで今朝は逆に1番目にコース変更して向かった。北外堀沿いの 「思い出の森」 である。

 その場所に着いたが、予想に反して誰もいない。しばらく待ったがハチジョウツグミは出ない。不安になって鳥友に電話して聞く、場所は間違いない。昨日も出たと。

 待ちながら北外堀のカモのカウント。ミコアイサは見当たらず。他の観察もあるので数十分でハチジョウツグミは諦めて他の観察へ回る。

 東外堀へ向かうとすぐにミコアイサ発見。また戻ってきているようだ。ボートに追われ東外堀から北外堀へ、そして再び東外堀へ戻る。このミコアイサ、大阪城公園が相当気に入っているようでうれしい。

 空をカモの群れが次々と飛び回る。普通こんな時間に群れが飛び回ることは多くない、理由は分かっている。北外堀にボートが2、石垣に数人の人、南外堀までボートが走る。カモたちがパニックになって飛び上がる。

 カモが消えて広い水面は、掃除機で吸いとったみたいにさざなみが揺れるだけ。やはり悲しい。カモたちにとって大阪城公園の堀は休める場所ではないのか。

 一通りの観察を終えて最後にもう一度思い出の森へ。ハチジョウツグミは見当たらない。周りを見回しているとツグミ風の鳥が園内道路向いの桃園の木にとまる。

 99.99パーセント、シロハラかツグミ。双眼鏡を向けると。。。何と!胸が赤い!ハチジョウツグミだ!急いで道を渡り向いへ。
 とまったのはどの木だったかと探していると、近くから声が 「下に降りています」 それから20メートルほどの距離で観察、撮影し放題。

 正面も横も背面もあらゆる角度を撮影。よかったー。今まで大阪城公園で撮影のハチジョウツグミでは一番赤褐色が映える個体かも。
 写真でよく見ると、大雨覆いの先端は擦り切れているがわずかにバフ斑が残っている。第1回冬羽の個体だろう。

 想像するに、昨年の4月頃にロシアの東シベリアで兄妹とともに卵から孵り、しばらく親に育ててもらったが、冬が近づき中国の方へ越冬のために多くの仲間と旅立った。
 親は
「おまえは、おっちょこちょいやから仲間とはぐれないよう気を付けや」 
「まっすぐ南へ行くんやで。間違っても海を渡ってはあかんよ」

 注意されていたのに、仲間とはぐれ日本海を渡って日本へ。福井県辺りに到着し、訳も分からず飛んでいて、気が付けば大阪城公園。
「あーあ お母ちゃんの言うことを聞かなかったらこんな所に来てしまった」
「毎日カメラ向けられスター気分や。でも、またお母ちゃんに怒られる気がする」

 西外堀のメジロガモ×ホシハジロ。内堀の吉岡君も観察出来た。ただし赤星君は見つけられなかったが、なかなかいい出合いの半日だった。

・オカヨシガモ 6羽 わずかこれだけ。春が近い。吉岡君は今朝も。日本のカモ識別図鑑によると、♂頭部の個体差として頭の赤褐色の個体もあるらしい。今回の吉岡君については、頭部の赤褐色ほかに、嘴の額の白斑。三列風切りの長さ。なども合わせて確認しないといけない。
・ヒドリガモ 35羽 北外堀、東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・マガモ 9羽 北外堀、南外堀、西外堀、内堀
・カルガモ 6羽 北外堀、第二寝屋川、東外堀
・ハシビロガモ 77羽 北外堀、内堀
・コガモ 1羽 南外堀
・ホシハジロ 77羽 すべての堀
・キンクロハジロ 210羽 北外堀108、東外堀8.南外堀28、西外堀46、内堀20
・オオバン 27羽 すべての堀
・ツグミ 5羽 北外堀、東外堀、西の丸庭園入口
・シロハラ 11羽 各所
・ハクセキレイ 6羽 各所
・ミコアイサ 1羽 東外堀
・シジュウカラ 5羽
・ウグイス 1羽 市民の森
・メジロ 6羽 
・セグロカモメ 2羽 第二寝屋川
・モズ 1 飛騨の森
・コゲラ 2 飛騨の森
・エナガ 4羽 梅林

■■ハチジョウツグミ(1997.3.22 梅林)(1997.4.12 梅林)
 昨秋に初認された亜種ハチジョウツグミ。亜種ツグミとの中間的な個体が多いと聞くが、この個体は胸の赤味が美しく、眉斑の色、背面の色などから若い亜種ハチジョウツグミでなないだろうか。
 記録では大阪城公園への飛来はこれで4回目である。これからするとサンコウチョウやノゴマなどよりずっと少なく珍鳥である。
 しかし幸いなことに人気はそれらより低く、カメラマンが集まって取り囲むことはなかった。春の渡りを前に夏鳥に気持ちがいっているのだろう。
 越冬場所が梅林であるため、梅花の時期には花見の賑わいに耐えきれずに飛去してしまうだろうと予想していた。
 ところが意外なことに、花見の人出が多くなるまでの早朝は梅林内で採餌し、人が多くなってくると南側の林内に避難して過ごしていた。なかなか頭のいい奴である。
 結局4月13日まで滞在した。春が近付くと昨秋より胸の赤味がより鮮やかになったように見えるのは気のせいだろうか。
 ここで過ごした数か月の行動圏は驚くほど狭く、毎回探すことなくほぼ確実に決まった場所で観察することができた。
 これからすると、越冬中の他の亜種ツグミたちも同じように狭い行動圏で過ごしているのだろうか。
コメント (2)
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赤星君と吉岡君と・・。2022.2.14

2022年02月14日 | Weblog
 東外堀のミコアイサはすぐに確認。青屋門に近い方はボートが入り石垣には人。ミコアイサは南側で普通に過ごしているので大丈夫そうだったが。

 前回のブログ、人工川でメジロがつる状の実にぶら下がって食べていたのは何かと、すると2/11のひでキングのブログに、これちゃうか?と写真と共にヘソカズラと。
 知っている名前だ。確かにそれだった。その時手で触ってみたがカラカラに乾いて食べるようなものには思えなかったが。

 それにしても 「屁糞かずら」 とはひどい名前、ネットで調べるとサオトメバナ(早乙女花)と可愛い名で呼ぶ地方もあるらしい。この差の激しい事。
 当日の写真は、ぶら下がって実を食べようとするメジロの可愛い姿が撮れていた。タイトルは 「ヘクソカズラとメジロ」 より 「サオトメバナとメジロ」 にする。

 今の大阪城公園にはカモの交雑種。随分前からの西外堀のメジロガモ×ホシハジロ。そして内堀では、アカハジロ×ホシハジロとヨシガモ×オカヨシガモが越冬中。

 聞くところでは、アカハジロ×ホシハジロは赤星君。ヨシガモ×オカヨシガモは吉岡君。と呼ばれているとか。メジロガモ×ホシハジロはどう呼べばいい。

 雁木坂を下ると左が内堀で赤星君や吉岡君がいる。右は梅林でローソンがある。坂を下りながらどちらを先にするか心が千々に乱れる。
 左の彼らは急に居なくなることはないだろうと心に言い聞かせ右の梅林に入る。

 厚揚げ、こんにゃく、軟骨入り串、焼き豆腐に焼酎。いい気分。ひょうひょうYさんがやってきてしばらく昔話。
 その後、北外堀を観察中カップルが北外堀にミコアイサが居たという。朝に東外堀で観察しているが北外堀に移動してきたのか。確かにボートが走っていたし石垣に人も下りていた。

 北外堀を探したがミコアイサは見られず。おかしいなー。あのカップルがわざわざ声を掛けてくれて間違うはずはない。
 どこかで会ったカップルのように思うが相変わらず失顔症。とりあえず青屋門ローソンで酎ハイ購入。ローソンの2軒目はしご! その後、大将から北外堀でミコアイサ確認と。やはり移動していたのか。

 青屋門ローソン裏で飲んでいると、2人連れの女性から元山さんですね!と声をかけられた。M林ですと。あー神戸のM林さんの奥さんだ。
 M林さんは私の師匠。浜甲子園で初めて出会って以来数十年。珍鳥情報もよく知らせていただいた。はがきで「鳥だより」として各地の珍鳥をいただいた。
 私が始めた「大阪城公園 鳥だより」もそこからいただいた。なつかしい。聞くと師匠は80数歳、施設で車いす生活も元気でいるとの事。

・オカヨシガモ 19羽 南外堀、内堀、北外堀。内堀は吉岡君ことヨシガモとの交雑種。非常にややこしい。9割はオカヨシガモ寄り。とりあえずの識別点は頭部にオカヨシガモと違って赤褐色がある。
・ヨシガモ 7羽 美し♂成鳥5♀2 南外堀、内堀内堀上記吉岡君
・ヒドリガモ 65羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
・マガモ 16羽 東外堀、内堀、北外堀
・カルガモ 4羽 東外堀、内堀、北外堀
・ハシビロガモ 126羽 内堀、北外堀
・コガモ 5羽 南外堀、内堀、北外堀
・ホシハジロ 195羽 南外堀51、西外堀4、北外堀140
・キンクロハジロ 203羽 東外堀22・南外堀38・西外堀27・内堀8・北外堀108
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀。赤星君。
・ミコアイサ 1羽 東外堀から北外堀へ
・オオバン 41羽 すべての堀
・カワウ 365羽 南外堀~第二寝屋川310±・第二寝屋川水上バス乗り場着水47羽・南外堀・西外堀ほか。
・セグロカモメ 2羽 第二寝屋川
・ミコアイサ 1羽 上記のとおり
・カイツブリ 5羽 東外堀、南外堀、西外堀
・ゴイサギ 3羽 北外堀
・アオサギ 2羽 北外堀

・シロハラ 17羽 各所で目にする。声がする。
・アオバト 1羽 市民の森で「アーオーアーオーアオアオ」
・ハクセキレイ 7羽
・アカハラ 1羽 もみじ園ごみ集積場横
・ツグミ 4羽 音楽堂西側上、教育塔裏、西外堀
・アオジ 6羽 音楽堂西側上
・エナガ 7羽 南外堀沿いサクラ並木
・シジュウカラ 4羽
・モズ ♂1羽 梅林
・ジョウビタキ 5羽 梅林ほか
・オオタカ 1羽 幼鳥西の丸庭園

■■メジロガモ(2006.12.5 内堀)
 今日も内堀でホシハジロ十数羽と一緒に行動している。オオアカウキクサを盛んに採餌しながら泳ぎ回る。時々潜水する。鶴見でパンなどに寄ってきたらしいので人なれしたのか、もともとそうだったのか、人が来るとホシハジロとともに寄って来て激しく奪い合う。ホシハジロがくわえたパンを追いかけて横取りする。かなり積極的なタイプだ。額に傷跡がある。鶴見の個体にもあったそうだ。同一個体で間違いないだろう。
 羽ばたくと翼下面の白と風切上面に白帯が目立つ。じっくり観察すると、頭部の赤褐色、白い虹彩、背の黒褐色、下尾筒はわずかに白、腮に白斑、翼上面に白帯、黒い嘴爪と周囲は灰白色、メジロガモ♂の特徴をすべて備えている。風切羽などの先端が針のようになっていることから第1回冬羽の個体だ。
 水面で羽ばたいている写真では、喉の白もはっきり見える。腹は白くない。換羽中でひと月もすれば下尾筒も真っ白で胸も赤褐色の光沢で輝いているだろう。
 その後、鶴見緑地で定着し換羽が進み美しい♂の成鳥になった。
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ミコアイサ 東外堀から北外堀へ 2022.2.10

2022年02月10日 | Weblog
 梅林の全体の印象では2分咲きから3分咲き程度。
 今のところ梅見客も少ない。ベンチも空いてるので気を使かわずに座って、おでんをつまんでのんびり飲む。私の最高のリラクゼーションのひととき。
 
 上空をツグミ程の大きさの鳥が 「ケッ・ケッ・ケッ」「タッ・タッ・タツ」 と鳴きながら北へ飛んで行く。ん・・・何か? 飛び方や鳴き方その他、ツグミのようだがツグミではないと感じる。頭に鳥が浮かばない。まぁいっか。若い頃なら、とことん答えを出さないと収まらなかったのだが。

 昨年の暮れから3月初めまで内堀で滞在したアカハジロ♂ × ホシハジロ♀を、2月3日に北外堀で再び観察したと大西さんから。合わせて内堀でオカヨシガモ × ヨシガモも観察と。
 彼は 「日本の野鳥650 平凡社」 の解説もしているプロと言うか超ベテラン。ライフリストを聞いた事はないが多分、野鳥の鉄人か仙人レベルだろう。

 今日はこれらの雑種カモの観察と、東外堀のミコアイサやカンムリカイツブリの様子。そして飛騨の森のアリスイなどなどに合えたらいいと頭の片隅に。

 南外堀のカモをカウントしていて振り返ると大将。二番やぐら跡で胸の赤いハイタカが観察撮影されていると、そして東外堀のカンムリカイツブリは見当たらないがミコアイサは残っていると。その後、一番やぐら前のトラツグミや西の丸庭園のオオタカの情報も。

 残念ながらこれらの交雑種はいづれも確認できなかった。見逃しの可能性がゼロではないが、多分いないのだろう。

・オカヨシガモ 6羽 南外堀、内堀、北外堀。ヨシガモとの交雑種と思われるものは見られなかった。オカヨシガモの数自体が減少している。
・ヒドリガモ 97羽 全ての堀
・マガモ 19羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・カルガモ 3羽 内堀、北外堀
・ハシビロガモ 85羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・コガモ 5羽 南外堀、内堀
・ホシハジロ 71羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 227羽 すべての堀
・アオサギ 6羽 内堀、北外堀、第二寝屋川
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・オオバン 47羽 すべての堀
・カイツブリ 4羽 西外堀、東外堀、南外堀
・セグロカモメ 2羽 第二寝屋川、南外堀
・ハクセキレイ 11羽 各所
・カワウ 22羽 南外堀、西外堀、第二寝屋川。
・ミコアイサ 1羽 東外堀。東外堀は堀に作業員2名、ボートが走る。カンムリカイツブリは飛去したが本種は滞在中。
 帰途大将からライン。ミコアイサは北外堀へ移動したと。人やボートで驚くも、大阪城公園から逃げずに堀を変えて滞在とは嬉しい限り。鶴見緑地のトモエガモも越冬中。

 それにしても堀の清掃の時期を考えてほしい。大阪城公園パークセンターって。この時期でないといけないのか 「水鳥が憩う市民の安らぎの場」 なんて絶対に使うなよ。

・ウグイス 3羽 みどりのリズムほか
・シロハラ 18羽 各所、地面での行動多い
・シジュウカラ 5羽
・ジョウビタキ 3羽 各所
・カワラヒワ 9羽 沖縄復帰の森、高い木の頂にとまる
・ツグミ 7羽
・トラツグミ 1羽 一番やぐら
・ハイタカ 2羽 1羽は二番やぐら跡で撮影される。胸の赤褐色タイプ。梅林上空飛翔
・メジロ 12羽 人工川では草に絡まって伸びるツルの実にぶら下がって食べる。ひでキングならこの実の植物が分かるんだろう。5ミリほどの薄茶色の球形。
・オオタカ 1羽 西の丸庭園
・ハイタカ 梅林上空飛翔
・ムクドリ 18羽 飛騨の森で地面に群れる

 バーダースペシャル「ジョウビタキ、ルリビタキ、オジロビタキ」2021文一総合出版。を購入。気軽に読めて楽しい。そして新しい事も知る。お勧めです。

■■オカヨシガモ(1999.12.19 北外堀)
 この冬は暖かい日が続いた。これまでも暖冬と言われた年は何度かあったが、私が体感するところでは、今冬が最も暖かい冬だ。
 地球の温暖化が叫ばれて久しく、種々の対策も出されているが、実際のところ今後の変化については正しく予想できないだろう。
 今期は大阪城公園のカモに変化があった。話題になったメジロガモやアカハシハジロの初飛来。そして十数羽であるが北外堀にオカヨシガモが定着した。これが暖冬の影響なのか判断できないが、今後も変化し続けることは確かであろう。
 12月19日に北外堀を見て驚いた。オカヨシガモが18羽もいる。その後、数の増減はあるが毎回見られ定着している。
 移動中群れがたまたま立ち寄って、翌日にはいなくなってしまうことはよくある。今回は違うようだ。
 観察記録も10年目に入ってきて、ようやくこうした変化が見えるようになってきた。見続けることで見えてくるものがある。自分がカモ好きになっていることにも気づいた。
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ミコアイサ、カンムリカイツブリ。 2022.2.7

2022年02月07日 | Weblog
 朝は手先が冷たくて手袋が欲しかった。しばらく歩いている内に暖かくなってきて忘れている。

 ツミは昨日から見られていない。結局1/15~2/5まで22日間滞在した。
 鬼が笑う話しだが、これだけの期間ツミが見られたので、来年正月発表の2022年十大ニュースに入るのは確実だろう。

 前にも書いたが、私のツミ観察の大部分は秋の渡りの時なのでハチクマやサシバと同じ夏鳥の印象が強い。
 しかし実際は、夏鳥または留鳥となっている。冬が近づくと、何割くらいが日本を後にして東南アジア方面に出掛け、何割くらいが日本に残って暮らすのだろうか興味がある。

 撮影も2回出来たので一安心だが、人の欲はとまらない。空抜けでなく緑の背景で撮影したかったとか、羽を広げて飛んでいる姿も撮影しかったとか。でも行ってしまった。さようならツミ。ありがとうツミ。

・ミコアイサ 1羽 東外堀。いつもと変わらず。60日目。恐れていた堀の清掃ボートがとうとう東外堀に。明日以降観察されるだろうか。
 
・カンムリカイツブリ 1羽 東外堀。2/4から滞在中。しかしミコアイサと同様に東外堀にボートが入ったことで飛去しないか心配。堀の清掃は分かるが時期を考えてほしい。

・トラツグミ 1羽 一番やぐら前柵の中。1/15から断続的に観察されている。今年は寅年だった。

・トビ 1羽 北外堀天端から西側のかなり上空をゆっくり円を描いて帆翔。さすがに、この高度になるとカラスのモビングもない。

・モズ ♀2羽 太陽の広場東の森、梅林。梅林のベンチに座っておでんをあてに飲んでいると、モズが飛んできてとまる。ちょうど枝の間に抜けてすっきり見える。ベンチに座ったままカメラを向ける。ずぼらカメラマン。
 梅林のモズ。悪くない。ただし梅がごく一部パラパラ咲いているだけ、これが半分以上咲いていたら、梅花とモズのいい写真が撮れて酒が一段と旨くなるところ。

・オカヨシガモ 12羽 南外堀、内堀
・ヨシガモ 1羽 内堀。美しい♂
・ヒドリガモ 84羽 すべての堀
・マガモ 15羽 人工川、西外堀、内堀、北外堀
・カルガモ 3羽 内堀、北外堀
・ハシビロガモ 108羽 内堀、北外堀
・コガモ 6羽 東外堀、南外堀、内堀
・ホシハジロ 148羽 南外堀、内堀、北外堀。西外堀に全く見られないのはどうしたのだろう。いつも一緒にいた雑種もいない。
・キンクロハジロ 186羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀。西外堀に何かあったのか。

・オオバン 61羽 すべての堀と第二寝屋川。第二寝屋川は16羽と多かった。
・カイツブリ 6羽 東外堀、南外堀
・カワウ 7羽 南外堀
・ハクセキレイ 9羽 太陽の広場東の森、市民の森、南外堀ほか
・アオサギ 3羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀

・ジョウビタキ 4羽 ♂内堀、♀みどりのリズム、南外堀、飛騨の森
・シロハラ 22羽 各所で目につく。木の上より地面での行動が目立ってきた。
・ツグミ 15羽 各所
・ウグイス 2羽 修道館横、豊国神社東
・その他、シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■トラツグミ(2011.1.9 豊国神社東側)
 公園への車の進入が難しくなってきた。当初は早朝なら自由に入る事ができて、出るのは京橋口だった。徐々に規制が強くなり、城南地区に駐車場ができてからは一段と厳しくなった。仕方ないだろう。
 現在のマンションに転居する条件に、大阪城公園へ徒歩の距離としていた。カメラと双眼鏡をリュックサックに詰めて、私の早い足では15分で大阪城公園に着く。自転車という手もあるが、出し入れなどが面倒で歩く方が楽でいい。
 3時間4時間と園内を歩きまわるのだから、その程度はたいした負担ではない。車が必要な時は駐車場に入れればいいのだから。
 徒歩なら、そのまま京橋へ行く事もできる。ただし、夏になると観察もほどほどにビールを飲んでしまう可能性がある。
 まぁいいか。観察記録のポイントは十分に身についている。情報を集めることもできる。無理をしないで気楽にやるのが一番。古希までは続ける。そして本にまとめる。これが最後の目標。
豊国神社東側で滞在中のトラツグミが飛び上がって木にとまった。
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ツミ2回目 撮影成功! 2022.2.4

2022年02月04日 | Weblog
 昨日コロナワクチンの3回目接種を受けてきた。大阪城がいいと思ったが、一杯になって取れなかった。どこでもいいからと、孫に早い場所を予約してもらった結果、アベノにある 「やすらぎ天空館」
 初めての場所なのでネットで調べると、大阪市立葬祭場だった。なんだかな―と思ったが特にこだわりはない。

 接種が終わって着衣しながら医師と雑談。アベノは久しぶりなので飲んで帰ろうと思うと話すと、こんな時間に空いてる店があるか?と言う。昼から営業の飲み屋はけっこうあると答える。医師はそうかーと笑い声で。

 接種日のアルコールは控えるようになっているが、1回目も2回目も普通通りに飲んだ。何も変化はなかった。そして今回も、医師に言ってるのに 「だめだ!飲んではいけない!」 など全く言われなかった。

 昨夜は快調だった。ところが今朝起きると、時々ズキーンと頭痛が走る。体の節々が痛くて体がだるい。・・・でも、こんなことは年に1回や2回はあるので、ワクチンの影響かどうか分からない。体温を測ると平熱。

 ツミが気になるので、ゆっくり歩いて行ってピースおおさか辺りで半日待ってもいいと出掛けた。大阪城公園に着くと、沖縄復帰の森でツミと大将から。これは大変と小走りに急ぐ。ワクチン明けなのに走る、走る。

 着くと数十人が撮影中。よかった間に合った。結局2時間も同じ場所にとまっていた。同じ写真ばかり撮っても仕方ないと余裕も。羽の手入れをして種々のポーズを取るのでそれらも撮影。

 ツミは2回目の撮影だと言うと、4回目や5回目の人も。大阪城公園に通う日数に比例するかも。前回は胸に木の影が入っていたが、今回はすっきり撮影出来て大満足。

 昨日は一番やぐら→梅林南側上桜広場→梅林。今朝は沖縄復帰の森を飛び立つと、中央大通りのビルを超えて南へ。
 今週も毎日観察されているが、場所はピースおおさかや沖縄復帰の森辺りが多い。以前の市民の森では見られなくなった。滞在21日目。

・ミコアイサ 越冬中、東外堀。滞在57日目。堀の清掃ボートが内堀まで来たので、次は東外堀では。ミコアイサが心配。
 先日ミコアイサの羽ばたきを撮影したので 「日本のカモ識別図鑑」 を参照して調べてみた。①雨覆は褐色の羽縁により汚れた白色に見える。②三列風切から雨覆の白色部は一旦途切れる。これにより第1回冬羽の個体と思われる。
 それにしてもこんな詳細点まで観察して、図鑑にまとめた著者の氏原 氏にはあらためて驚く。

 もう一つ、先日撮影のカワウの大群。写真をA4サイズで4枚にプリントして、赤ボールペンで印をつけて数えてみた。
 その結果合計数は378羽。ひと目見たイメージの数よりかなり多かった。カメラを向けない時はカウントに集中するので、実数との誤差はもっと少ないと思うが、意外に多かったのに驚いた。

・トラツグミ 1羽 一番やぐら。先日より見られている。
・アカハラ 1羽 もみじ園ごみ集積場横。
・カンムリカイツブリ 1羽 東外堀との事。

 コロナワクチン明けなので無理しないで帰宅した。今日はツミに合えただけで十分。

■■ハイタカ(2008.2.1上空)
 今期のハイタカは結構気が強い。市民の森でカラスとハイタカが飛ぶのを見かける。樹冠部の比較的低いところだ。見え隠れするのを目で追って、隠れた辺りへ行って探すとハイタカがとまっている。近くに数羽のカラスが騒いでいる。
 しばらくするとハイタカが突然カラスに襲いかかる。カラスは逃げる。ハイタカは逃げるカラスを追って激しく急旋回や急降下を繰り返す。
 やがて諦めたのかハイタカが木にとまると、カラスが回りにとまりはやす。再びハイタカが飛び立って追いかける。カラスは逃げる。そんな事を何度か繰り返している。 
 ハイタカもカラスのモビングにはかなり腹が立っているのだろう。そんな感じを受ける行動だった。
 追いかけるだけでなく実際に襲ったらと思うが、ハイタカは本気ではなく少し腹を立てた程度だろうか。見方によれば遊んでいるようにも見えない事もない。
 そして今日は上空で、同じようにカラスと追いかけ合いをしている。しかし今日もとことん追いかける事はない。青空で2羽が戯れているようにも見える。
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