大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

シジュウカラ幼鳥の飲水 2020.6.29 

2020年06月29日 | Weblog
 太陽の広場東の森の道側で数人が集まっているのに気づきそちらに足を進める。近ずくと一人は大将だ。他に酒の会の理事長ほか数人。
 スズメの巣立ちを観察しているとのこと。しばらくすると親がやって来て幼鳥が顔を出す。

 その場を後にして市民の森へ。水場前のベンチに座ってお茶を飲む。熱中症を心配しないといけない時期。クマゼミの声も聞こえる。
 水場に顔の黄色っぽいシジュウカラの幼鳥がやってきて水を飲む。私もお茶を飲む。

 北外堀の青屋門近くで大将と再び出会って立ち話していると 人慣れしたカルガモが2羽、その先にアオサギが1羽。
 しばらくするとウシガエルが 「ボーボー」 と鳴く。第二寝屋川の 水上バス乗り場でもウシガエルが
 「ボーボーボー」 と鳴く。

・カワラヒワ 1羽 太陽の広場東の森
・シジュウカラ 7羽 市民の森ほか
・カルガモ 2羽 北外堀
・アオサギ 1羽 北外堀
・カワウ 1羽 第二寝屋川
・キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
・エナガ 2羽 梅林シジュウカラと 

 夏の間でもエナガが見られるようになって久しい。エナガは大阪城公園の留鳥の仲間に入っている。
もちろん随分前から夏場でも見られたが、年によっては全く見られない夏もあった。

 今は、春に生まれた幼鳥が自立に向かって成長している時期。冬場にカラの混群に入って 「ジュリ・ジュリ」 鳴きながら枝移りしているのを眺めるのもいい。エナガは年中楽しませてくれる。

 プロ野球が始まってテレビを付けたら連敗、連敗の阪神タイガース。まだ始まったばかりなのに、またこれか!
 私はそれほど阪神ファンではないので、勝っている姿しか見たくない。本当のファンは負けている時こそ応援するのだそうだ。

 今週の楽しみは F 1 グランプリがいよいよ開幕!♪ コロナの影響で3月から遅れに遅れた。
 レッドブル ホンダ! 頼むぞー! アルファタウリ ホンダ 頼むぞー! フェルスタッペン期待してるぞー!

 既に F1 雑誌なども買い込み、パソコンで成績記入用の表も作成済み。湯割りを飲みながら出来上がっている。あと4回寝たら!!!!と酔っぱらっている。旨い、酒は飲めば飲むほど旨い。酔えば酔うほど旨い!
 このブログ、後半はいつもぐでんぐでんで書いている。
 江戸時代は粋だねー
 「お酒飲む人 花ならつぼみ 今日もさけさけ 明日もさけ」

■■シジュウカラ(1993.3.21 梅林南側上桜広場)
 湯につかってのんびりしているとシジュウカラの水浴を思い出した。
 いつも散水栓をあふれさせて水たまりを作ると初めにやってくるのはシジュウカラだ。このごろは私のことを覚えてくれたのか、かなり近い所に座っていても平気で水浴びをしている。
 足が浸かる程度の浅い場所で瞬間的に頭を水にくぐらせ、羽を震わせるようにして水を浴びる。
 野鳥にとって羽は私たちが考える以上に重要で、飛べなくなれば、それは直ちに死につながる。常に羽の手入れを怠らず清潔で完全な状態を守り続ける。生死にかかわる厳しさをもって美しさを保っているのだ。
 飼い鳥にない野鳥の美しさはここにある。
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降られてずぶ濡れカラス 2020.6.25

2020年06月25日 | Weblog
 朝にちょっと迷ったが予報で午前中は10パーセントと。 これならと出かけた。
 マスクしていると息が苦しい。ちょっと階段を上がっただけで息が切れてフーフーッ!と苦しい。
 金剛山さえ登った事のない私。キリマンジャロやK2もこんなんや!なんて。 

 もちろん今日も鳥はさっぱりだめ。 シジュウカラ、ツバメ、アオサギ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
 鳥を観察するというより、ショートコースをさっと回って飲んで帰るだけ。

 随分昔、鳥友の先輩たちの会話の中に、分からない用語が出てきて困った。適当に話を合わせてその場をやり過ごし、後で調べたことも。

 例えば 「アボセット」 や 「スレンダー」 との名前が出るが、どんな鳥か分からない。野鳥図鑑で索引を探すが出ていない。

 ・・・・何だろう。会話からすると鳥の名前のはずだが。 後に 「ソリハシセイタカシギ」 「ハシボソカモメ」 などと分かったが、ベテランほどそう使う。学名からの呼び名とは分かったが、これらの鳥は、なぜ和名を使わないのか。

 アボセットはRSPB(イギリス鳥類保護協会)のシンボルの鳥。セイタカシギはぼちぼち見られるが、ソリハシセイタカシギはずっと少なくなる。

 ソリハシセイタカシギの珍鳥情報が入ってくる時、必ずアボセットと言われるが慌てないよう。
 そして鳥友に連絡する時 「アボセット」 と使うとベテラン気分を味わえる。

 スレンダーは超珍鳥。胸がピンクに染まる美しいカモメ。想像しただけで興奮する。これも多くはハシボソカモメが出たなどとは言わないのでご注意を。 「ス」 で索引を探しても出ていない。

 日本鳥類目録改訂第7版を見ても、日本でただ1羽の記録となっている。こんなのに出合ったら興奮して顔がピンクになるか、魂を抜かれて倒れるか。

 大阪城公園を回っている間は曇天も降ってくる心配はなかった。帰途スーパーに寄って晩の買い物。スーパーの袋を持って店を出たとたん、大粒の雨が。

 家まで10分ほど。寒くはないし仕方ないと覚悟を決めて歩く。全身ぼとぼとに濡れる。道端の雨の排水溝から歩道上に激しく流れる雨水。

 靴もずぼずぼ、全身ずぶ濡れ。息はマスクでゼーゼー、荷物で手は痛い。必死に家にたどり着く。これはきついー! K2レベルじゃない! 知らんけど。
 家にたどり着いて、玄関でしばらくへたり込む。体力落ちてきたかもしれんなーと。

■■ハシブトガラス(1992.12.3 本丸庭園池)
 草の上に座って休んでいると池に突き出した松の木にハシブトガラスがとまった。
 カラスは行動などから何となく粗野で図太い神経を持っているように感じるが、案外繊細な精神の持ち主で警戒心も強い。近づこうとするとすぐに飛び立ってしまう。また、いつでも見られるとの気持ちも手伝って今までじっくり観察した事がない。
 この機会にじっくり顔付きでも見てやろうと双眼鏡を手にした。詳しく見ると引き締まった目元の精悍な顔付きと、よく手入れされた羽の光沢が輝いて意外と美しい。
 公園のごみ箱の中身を散らかしている不潔な悪者の印象から想像できないほど魅力的だ。
 唐沢幸一著 「カラスはどれほど賢いか」 によればブラインドテントに出入する人の数をかぞえ、3までの減算もできるらしい。頭の良さは鳥類の中でトップクラスではないか。こうなると才色兼備のすごい奴となる。先入観を持たずに観察すること。
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梅雨の晴れ間のアジサイ 2020.6.22

2020年06月22日 | Weblog
 蒸し暑い。園内ではマスクを外して歩く。熱中症も恐い。

 梅雨の時期。何十年も雨の時間を過ごしてきたが好きではない。楽隠居で縁側に座って庭のアジサイを眺めながら飲むなど夢のまた夢。

 三室戸寺に行ってきたとメールが届いた。アジサイで有名な寺である。添付された写真はなかなか素晴らしい。
 大阪城公園も城南地区の人工川辺りにアジサイ園がある。

 本でコアジサイを見付けて、文意が分からなくなる。何でコアジサシ。で、よく見るとコアジサイ。こんな花があるんだと驚いた。
 鳥のアジサシと、花のアジサイ。似ているなーと思っていたが、 何と! コアジサイとコアジサシまで。これには参った。

 さっと回って青屋門を出たところでビールを買って北外堀を眺めをながら飲む。一息ついてリュックを背にしていると、向いの道路に大将。
 しばらく間の立ち話する。大阪城公園の鳥はほとんどダメ。彼が少し遠出した話しなど。30分ほど話していた。こんなのは久しぶり。

 前から聞こうと思いながら忘れていた事を思い出し確認する。
 5月30日に市民の森の上空を通過したアマサギ。例の亜麻色は観察できたのか? 
 その色を見てコサギではないと確認とのこと。そうだったのかとすっきりする。

 いつも同じ事を言っているが、この時期はほぼ散歩、運動不足にならないように歩いている。同じ歩くなら車の走る道路より、緑の大阪城公園が気持ちいい。

 鳥は、カルガモ、シジュウカラ、コゲラ、エナガ、ツバメ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ。

 この時期は、ちょっと遠くへ出かけて鳥見もいいが面倒になる。これも年齢のせいか。

■■コゲラ(1998.2.11 梅林南側上桜広場)
 梅林南側上桜広場で盛んにドラミングを繰り返す。コゲラのドラミングは、最近時々耳にするようになってきた。
 大阪城公園にコゲラが進出し始めたのは1993年からであるが、最近ようやく定着したと言えるのではないか。幼鳥の観察と周年生息の記録から繁殖していると思われるが、具体的に営巣場所などは確認していない。積極的に探そうとしていないことが大きな理由であるが、記録のためにもそのうちに営巣場所の調査をやろうと考えている。
 営巣場所が知られると悪影響も予想されるので行動は慎重にしなければならない。
 大阪城公園をこれほど有名な探鳥地にした一端はは私にあるが、このことが野鳥や私の調査に悪い影響を与えることになったのは皮肉なことだ。
 梅林南側上桜広場で撮影を始めると、散歩の人や観光客などが集まってきてコゲラのドラミング姿を楽しんでいる。
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カニとハシブトガラス! イソップか。 2020.6.17

2020年06月17日 | Weblog
 快晴。もう夏。マスクは息苦しいが、今朝は比較的涼しいので助かる。

 鳥もほとんど見られなくて散歩の気分で歩くだけ。鳥友にも会わない。遠くにひょうひょうYさんらしき方が歩いているのが目に入っただけ。城南地区人工川の方に向かっている様子。チョウかなトンボかな。

・ ツバメ 1羽 市民の森上空飛翔
・ シジュウカラ 2羽 元射撃場
・ コサギ 1羽 内堀
・ カワウ 4羽 北外堀、第二寝屋川
・ カルガモ 2羽 第二寝屋川
・ ハシブトガラスの幼鳥1羽が梅林南側上桜広場を歩く。親がうるさい。
 今日は、ハシボソガラス、ヒヨドリは見なかった。

 簡単に調査を終えていつものベンチ。ビールを飲んでいると、数十メートル先にハシブトガラスが何か突いている。
 何だろうと双眼鏡で見ると大きなはさみを空に突き出してカラスと争うカニ。ザリガニかと思ったが違う。かなり大きい。リュックからカメラを取り出して近付く。
 このカニは? 甲羅だけでも私の手の甲の大きさがある。足を入れると20~30センチはある。

 ハシブトガラスははさみに注意しながらカニの周りをまわり、すきを見て足を突く、引っ張る。カニは2本のはさみを突き上げて必死に抵抗する。カラスは時々突きながら相手が弱ってくるのを待っている様子。

 このカニの種は何だろう。なぜこんな大きなカニが大阪城公園に。横の第二寝屋川は、垂直に切り立った護岸が2メートルほどもある。カニが登れる場所ではない。不思議だ。鳥なら多少推測できるがカニはだめ。
 カニに詳し方がおられたらぜひ教えてください。

 撮影しておいたが、このままだとカラスにやられてしまうのは目に見えている。正しい行為かどうか分からないが、足で蹴って川の中に落とす。
 助けたつもりだが、実際のところ深い川の中では生きられないカニだったら! でもそのままだったらハシブトガラスに食べられる。
 手出しなかった方がよかったか・・・。その後のビールがやや苦くなったような。

 以前 カメを襲うカラスを見たことがある 道の中央でカメにハシブトガラスが。甲羅に身を隠したカメをカラスは横から突いたり、甲羅の上に乗って引っ張ったりしていた。
 イソップに、カメとカラスの話があれば、これもネタにしようと思って探したが 「カメとカラス」 は見つからなかった。
 「カニとカラス」 はあるのか。後にゆっくり調べてみよう。 

■■カワウ(2017.2.10 第二寝屋川)
 気が付けば70歳。妻は胆管癌で入退院を繰り返し2年過ぎた。同居の孫は来春の大学受験に向けて勉強の日々。最近は朝から飲むことが多い。気付けば一日中飲み続けている。人生の目標がぼやける。
 性格的に何かに凝って、夢中になっていないと、生きがいを感じない。何もしないでのんびり暮らすのが苦手。
 「大阪城公園の野鳥 26年間の全記録」 はこの春に完成予定。その後は何をするんだろう。
 自由にできる大金があれば 「大阪城公園の野鳥 写真集」 を作りたい思いはあるが、もちろんそんな金はない。
 結局、酒を飲んで種々思いを巡らせているだけ。古希を迎えたが健康状態に大きな変化はない。やや回復に時間がかかったり、わずかに疲労感が残ったりする時もあるが、一通りのことはできる。でも燃え上がる情熱が沸かない。
 大阪城公園の観察を一通り終えて、いつもの場所で第二寝屋川を前に飲んでいるとカワウがやってきた。2羽が重なって面白い姿に。
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エナガやシジュウカラ。クマゼミ初鳴き 2020.6.15

2020年06月15日 | Weblog
 梅雨に入った、今週の前半は梅雨の晴れ間。 コロナも大阪は小康状態。心配は第2波。このまま治まってほしいと願う。
 太陽の広場東の森でクマゼミが鳴いている。記憶では例年7月に入ってから初鳴きを耳にする。今年は早い。

 大阪城公園は鳥が多いと言われるが、実際は季節に通過する鳥がほとんどで、年中見られる留鳥はごく少ない。
・ エナガ 6羽 市民の森石の水場、梅林。
・ メジロ 3羽 市民の森石の水場ほか
・ カルガモ 2羽 第二寝屋川
・ カワウ 2羽 第二寝屋川
・ コサギ 1羽 第二寝屋川
・ シジュウカラ 4羽 梅林南側上桜広場
・ ツバメ 5羽 第二寝屋川

 大好きなスーパー銭湯にもしばらく行っていない。ようやくコロナは収束方向、大阪南部の温泉旅館に出掛けた。風呂と料理と酒が目的。自粛していたので、のんびり出掛けるのは久しぶり。

 随分昔、その近くにアオバズクを観察に行った神社があるのを思い出した。 「天見 石清水八幡宮 八幡神社」 である。ごく小さな神社であるが道沿いに数台の駐車場がある。
 時期的にアオバズクが来ていてもいい頃だと探すが見当たらない。

 こんな時は近くの人に聞くのが一番。前も農家の方に詳しく教えてもらった覚えがある。今回もと見回すが農家が見当たらない。数十年も前のことだ。
 私の記憶が違っていたのか、あるいは変わってしまったのか。随分昔の事なので自信がない。とりあえずその辺りを探すと、畑の中で作業している農夫を見付け、あぜ道から声を掛ける。

 「こんにちは!」 全く返事がない。数メートルの場所にいるのに気付かない。
 「こんにちは!」 何度も大声を出しながら近づくと、やっと顔を上げた。

 「フクロウは今も来てますか?」 神社を指さして聞いた。
 「あの楠は・・・」 と全く見当違いの返事。
 「フクロウは来てますか?」 何度聞いても楠の事。

 耳が遠いのだと気付いて、じいさんに近づき 「フクロウ?」 しかしなおも 「楠」
 コロナの関係で近付かない方がいいと頭に浮んだが、耳に口を近づけて
 「フクロウ、フクロウ、フクロウ」 と大声で何度も叫んだ。
 一般的にアオバズクの事でも、フクロウと聞く方が確実なのは私の経験。

 ようやく、楠の事でないと気付いてくれて
 「カメラを持った人がよく来て」  
 「今年も来てますか?」
 「去年から来ていない」

 一昨年までは来ていたのか? などと思いながら温泉につかり窓の外の緑に目をやる。 季節の料理をつまみながら、焼酎湯割りを重ね心地よく酔っぱらう。
 頻尿で何度もトイレへ行く、切れが悪くて床を濡らしてしまう。当時は若かった。もうアオバズクは来ていないようだ。

★ 《お願い》
 例年この時期にお願いしていること。大阪城公園は鳥が少なくなって、ブログのネタに困る。結果、鳥以外のことを書くことに。
 大阪城公園の鳥情報を探す方は、これから当分の間、このブログを訪問しないようにお願いします。鳥情報はありませんのでご了承ください。
 大阪城公園は、8月の中旬~下旬あたりから秋の渡りがはじまります。またその頃に開いてください。
 ただし、このブログは続けます。大阪城公園の鳥でなく諸々の話し。興味のある方は、今後もよろしくお願いいたします。

■■アオバズク(1992.4.26 太陽の広場東の森)
 各地の神社の境内で、樹齢千年数百年というクスの大木を見かける。平安時代から人の歴史を見ながら成長を続けてきた樹にたいして、信仰に近い気持ちが起こる。
 春になるとこの樹にアオバズクがやってきて営巣する。巣立った幼鳥とともに枝に並んだ姿は人気の的だ。
 しかし、大阪城公園では営巣に適した高樹齢木がないため通過するだけのようだ。この時も高い枝の青葉の茂みの中に姿を隠すようにして長旅の疲れを癒していた。餌になる蝉はかなり多いので、樹洞ができるような大木が育てばいいのだが、時間を早送りすることもできず、人間にとっては数百年の気の遠くなるような歳月を必要とする。
 1本の木を切ることは簡単で、それぞれ理由を付けて納得しているが、正しい判断なのだろうか。元に戻すには何代にもわたって守り続けていく、大変な努力と歳月が必要である。あらためて悠久の時を刻んで育ててきた自然の重みに圧倒される。
 人間の英知とは何だろう。アオバズクを見ていると私に話しかけているような気がした。
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サンコウチョウが ホイホイホイ ♪ 2020.6.8

2020年06月08日 | Weblog
 快晴の青空。心地よいと言うより暑い。梅雨入りも近いらしい。
 大阪城公園に着いてマスクを忘れたことに気付いた。公園内は広い空間でまあいいか。でも晩の買い物をしないといけない帰り道。スーパーによっては消毒とマスクと表示してある。
 仕方なく公園内のコンビニでマスクを購入。 洗えるガーゼの云々と書いてあったが。

 市民の森に着くと水場の辺りに自転車が数台。いつもなら数人が集まっているはずが一人もいない。
 何か出ているなと市民の森の中を探すと、南側の方に数人が木々を見上げたりカメラを向けたりしている。 サンコウチョウだろうとゆっくり向かうと大将、サンコウチョウとオオムシクイだと。

 いつものコースを歩きながら上を探す。いた! サンコウチョウの♀だ。飛び回るのを目で追う。反対の方から 「ホイホイホイ」 と声が聞こえる。山男Tさんがやってくる。
 2羽いるんだ。大将も市民の森と音楽堂西側上で3羽と言っていた。やがて1羽の近くにもう1羽が現れる。2羽同時に確認。
 リュックからカメラを出そうかなと迷ったが、まあいいか。見るだけにしよう。

 池波正太郎 「鬼平犯科帳」 火付け盗賊改 江戸時代の特別警察。絶大な権限を与えられ多くの罪人を斬ってきた平蔵。
 罪人とはいえ、それぞれ一人の人間。悪人に生まれてきた訳ではない。生きるなかで物、金、色などや育ちの環境、ちょっとした踏み外しなどなど。

 そんな多くの人生の極限に接し、多くの罪人斬ってきた平蔵だからこそ、人生の突き詰めたところに思う平蔵が一人言風に。

『つくづくこう思う、人と言うもの、生きていると最も大事なことは、
例えば今朝の飯の旨さはどうだったかとか、
何とか暇を見つけてひと時、ぶらりとおのれの好きな場所に出かけ、
好きなものを食べ、ぼんやりと酒など酌みながら、さて夕食は何を食らうかとそのような事を考え、
夜は1合の寝酒をのんびりと飲み、
疲れた体を床に延ばして無心に眠りこける。この事に尽きるなぁ』

・ シジュウカラ、ツバメ、カワウ、カルガモ、エナガ、コゲラ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ。

 先日皮膚科で最後の受診した。先生が言うには、帯状疱疹は治癒した後、数か月後、数年後に激しい痛みが出ることがある。
 元山さんはひどかったので、その可能性が十分にある。神経を修復する薬を続けましょうと。
 そう言えば、同じ病でハナテンさんが5年だと、大将から聞いた記憶がある。今後、いつ痛みが出るかとびくびくして生活しないといけないのか。

■■コゲラ(1993.10.31 梅林南側上桜広場)
 目的の鳥はコガラ。だめならコゲラかエナガを撮影しようと考えて梅林南側上桜広場で朝の7時前から待った。
 昼食もその場から離れないでいいようにローソンで「おにぎり三色セット」を購入。しかし待てども気配もなく昼食が済んでも同じだった。
 午後3時を過ぎて帰る時間を考えている時、カラの混群らしき声が聞こえてきた。たちまち40羽を超える群れに取り囲まれた。シジュウカラ、メジロ、コゲラ、エナガが私の周りを飛び回る。
 コゲラにレンズを向けると横でエナガが枝ぶりの良い場所にとまって私を誘う様。急いでレンズをそちらに向けるとコゲラがいいポーズを作る。再びレンズを向ける。そんな事を繰り返し目移りして狙いが定まらない。
 長い間待たされたところに突然大きな群れであらわれたものだから、うれしさを通り越して焦ってしまう。数羽に分かれて何度も来てくれるとありがたいのだが。
 結局、コガラには出合えなかったがコゲラもエナガも現れてコゲラの撮影が成功した。コゲラの撮影は、前回はF8のミラーだったため高速シャッターが切れなかったので、やむをえずあえてシルエットで撮影にした経過がある。
 今回撮影できたことで前回の借りを返したような気持になった。溜まっていたものがすっきりしたような思い。
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鳥は、ますます少なくなって! 2020.6.4

2020年06月04日 | Weblog
 市民の森に着くと、5~6人がベンチに座って雑談。しばらくあれやこれやと話して後にする。みんな大阪城公園での知り合いで、気楽に冗談を言える。

 大将やマダムから鳥情報を。
・ サンコウチョウ 2羽 飛騨の森と梅林南側。
・ オオムシクイ 1羽 飛騨の森。
・ エナガ 5羽 愛の森。

 カラスのヒナが誕生して親は気が立っている。何か所では頭上で激しく騒ぐ。時には頭を蹴られる。そのため場所によれば小枝を頭にかざして歩く。

 今年も瞬く間に6月になった。髭を伸ばして半年になった。数回はさみでカットもした。暑くなる夏を乗り切るのが大変だとも言われた。

 鳥でもヒゲの鳥がいる。よく聞く名前の鳥は 「ヒゲガラ」 面白い顔をしている。
 他にもと 「コンサイス鳥名事典」 でヒゲで引いてみると、ヒゲウズラ、ヒゲガラ、ヒゲチメドリ、ヒゲチャイロチメドリ、ヒゲドリ、ヒゲヒヨドリ、ヒゲフウキンチョウ、ヒゲワシなど意外と多い。

 なじみのあるヒヨドリがヒゲを伸ばしたら、ヒゲヒヨドリか?など気にる。シンプルなのはヒゲドリ。
 何でこんなヒゲはやしてるんだろと。

 そう言えばサンコウチョウもあんな長い尾で暮らし難いだろうと思うが、その方がモテてより多くの子孫を残せるらしいい。

 今日の梅林南側のサンコウチョウは尾が短かく、アイリングは不明瞭でほぼ見えないとのこと。バードウオッチングで、サンコウチョウの♂♀は、
① 尾が体の2倍くらい長いのは♂でいいだろう。
② 背の色が紫褐色のは♂でいいだろう。茶褐色のは♀でいいだろう。

 この時期は、第1回夏羽(1S)の個体も多い。図鑑によると1Sの個体は、アイリングが不明瞭で尾もそれほど長くないのも多いとの説明もある。
 分からなくなってきた。ともかく上の①②ならはっきりしているが。

・ カルガモ 1羽 梅林上飛翔。
・ ツバメ 1羽 内堀上空飛翔。
・ アオサギ 1羽 内堀。
・ カワウ 1羽 第二寝屋川。
・ コサギ 1羽 第二寝屋川。
・ シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ツバメ(2012.6.13 太鼓やぐら跡空堀)
 初夏には、巣立ちして間もない若いツバメが見られるのが楽しみ。園内では繁殖していないので、公園近辺の住宅街で営巣しているのだろう。
 自宅から鴫野駅への途中でも毎年子育てしている場所もある。高速道路のサービスエリアの通路や、公園のトイレの壁などに営巣しているのを見かける。大阪城公園でもそうなってほしいと期待しているが、やはりカラスの影響が大きいのか。一度も営巣を確認したことはない。
 空堀の西部側でツバメのファミリーを見つける。太鼓やぐら跡の、空堀側に突き出した角の場所。幼鳥5羽が枝にとまり、時々親が近づいてくると餌をねだって騒ぐ。
 本によるとツバメの一腹卵数は4~6個とある。これからすると5羽というのは標準。街のツバメの減少が言われている中、大阪市の中央部でもこれだけのヒナが巣立ちできるのはほっとする。
 撮影しているとハシブトガラスがやって来くる。幼鳥はあわてて飛び立ち逃げる。やがて3羽は元の枝に、2羽は空堀の柵にとまる。柵の前にいる私には全く警戒せず。これはラッキーだ。柵にとまるツバメの撮影成功。幼鳥であっても人には警戒せず、カラスには直ちに反応する。本能的に持っているのか、あるいは育てられる中で教えられたのか。
 人と違ってぼーっと構えていたら一瞬で命が無くなる。厳しい鳥の世界。
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オオムシクイとオオヨシキリ 2020.6.1

2020年06月01日 | Weblog
 早くも6月。 春の渡りもほぼ終わり、太陽の広場東の森で、山男 T さんに出会った。 前回のブログで双眼鏡云々の彼である。

 突然、双眼鏡。例の10万円で買おうかなと言っていたが、振り込まれる前に買ったと。

 覗かせてもらうと、実に明るく隅々までシャープな画像。素晴らしい双眼鏡。機種はニコンEDG10×42。 ニコンの最高級双眼鏡だ。
 「こんな高級品なら死ぬまで使える」 と言うと 「死ぬまでってあと何年? 笑」 彼とは同い年。死ぬまでのセリフが冗談でなく生生しい。

 カメラレンズで、ご承知のニコンのEDレンズ。キャノンでは蛍石やUDレンズを使ったLレンズ。共に異常低分散のレンズ。
 あえて簡単に説明すると、光はガラスで屈折すると、色によって屈折率が違うから七色に分かれて虹がでる。これが一点にピントを結ばないからぼやける。

 ところが、色によって屈折率が変わらない異常なガラスを使ったのが、最高級のレンズ。 これを双眼鏡に使ったのが、彼の買ったニコンEDG10×42。
 ネットで価格をみると定価25万円。さすが高い。スワロスキーもシャープな見え味で人気があるが、性能的には甲乙つけがたい。

 それにしても、嫁の定額給付金まで取り上げて自分の趣味の双眼鏡を買うとは。さすが昭和の山男。ただし、このスタイルは最近流行らないらしい。
 何でも、妻の意見を聞いて、妻を優先して決めなといけないそうだ。平成の草食男子はそれでいいかもしれないが。
 私は、肉食男子、肉食女子の方が、死ぬ時に、全力でいっぱい生きたなぁ。辛かったけど面白かった。さようなら~。と手を振って棺桶に入れそうとの考え。 

 市民の森で高い梢付近から 「ジジロ ジジロ」 オオムシクイが鳴いている。 今日もまずまずの数がいて、市民の森、豊国神社裏、音楽堂西側上、天守閣東側配水池などで計7羽。

 元射撃場の東のヒマラヤスギでオオヨシキリが鳴いていると聞いた。もみじ園に着くとオオヨシキリの声。こちらへ移ってきたようだ。

 コゲラが1羽 音楽堂西側上で。
 エナガ6羽が梅林南側上桜広場で。
 カルガモ1羽 第二寝屋川。
 コサギ1羽 内堀

 梅林の北部、青屋門近くで、天守閣の山里丸辺りから素晴らしい声が聞こえる。イカルのような響きのある大きな声で数回鳴いて終わる。
 んー?答えが出ない。イカルが最有力候補だけれど、ちょっと違うような部分も。結局分からないままでもやもや。

 小包が届いた。送り主を見るとNさん。・・・誰だったかと?一瞬顔が浮かばない。カッコ書きの愛称を見て。あっ彼だ。すぐに分かった。
 中身は湯飲みだった。 「鳥へんの湯のみ」 すし屋にある 「魚へんの漢字が並んだ湯飲み」 と同じで、鳥へんの漢字が並んでいる。
 メモがあって 「たまにはこれで飲んでください」 大きさ、形、デザインといい感じ。これは私の好みにぴったりだ。早速芋焼酎黒霧島の湯割りを飲む。うまい。

 湯飲みの周りに漢字が56文字。書くのはだめでも、読むのはある程度できるだろうと始めると、半分くらいしか読めない・・・。
 ルビがふってあるので、一字ずつ見ていくと、一つだけ読んでも分からない鳥があった。

 「鷴=はっかん」 はっかん? 知らない鳥だ。汗をかいてる場合じゃない。ネットで調べるとキジの仲間で 「白雉」 真っ白で顔が赤く美しい。

 「白雉 はくち」 という年号がある。白いキジが現れ、めでたい兆しとして改元を行ったという。キジのアルビノ個体で白かったのか、あるいは、このハッカンが外国から持ち込まれたのかと。

●今日の鳥
 カルガモ、シジュウカラ、オオムシクイ、コゲラ、コサギ、エナガ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■オオヨシキリ(1995.7.1 空堀南西)
 春の渡りで時々やってくる。いつも独特の鳴き声で気付くのだが、姿がなかなか見られない。鳴き声がすぐそこから聞こえるのに、見つけることができず、悔しい思いをしたことがよくあった。
 また茂みの中に見つけても撮影は難しい。これまで何度か挑戦して失敗したことがある。
 今回は春の渡りの時期でなく真夏にやってきた。今ごろは、どこかの河原で繁殖している頃である。しかしこの鳥は、空堀の上の木にとまり、空堀の中の茂みに飛び込んで採餌し、再び木に戻ってきてさえずることを繰り返していた。
 ヨシ原のオオヨシキリはよく見るが、このような樹木にとまっていると、何の鳥か分からない。詳しい人でも一瞬考え込んでから答えが出る。
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