大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

今年最後の城 たくさんの出会い。 2019.12.31

2019年12月31日 | Weblog
 意外と暖かい大晦日。

 もみじ園でひでキングと出会い立ち話。日曜日に出たオナガガモ、昨日も確認に来たが見られなかったと。

 沖縄復帰の森に着くと、ひと月ぶりの大将と出会う。仕事が忙しくて週6日働いていたとお疲れの様子。木の根っ子に座っていた。
 一緒にいた、酒の会の会長の奥さんと、なっちゃん。やっぱり久しぶり。

 その後、マダムと、ひょうひょうYさんとも出会う。 その先では山男Tさんとも出会う。高校生U君は堀の鳥を観察してくれている。

 年の暮れというのに多くの鳥友たちと出会う。ちょっと立ち話して観察情報をいただく。今年一年間も、多くの鳥友たちに感謝、感謝。

 鳥友たちとの出会いを思いながら梅林横の雁木坂を下っていると、下からランニングしてくる男に気付く。おー!!ラグビー日本代表・・TVでよく見た顔。誰だったか?

 帰宅後ネットで顔写真を見ながら、この人か?この人か? 多分この3人の内の一人だろう。情けないかな失顔症で答えが出せない。

・ヘル ウヴェ選手
・アマナキ・レレイ・マフィ選手
・松島 幸太朗選手

 はっきり覚えているのは、右腕にびっしりと細かい入れ墨があった事。ラグビーファンならこれだけで分かるのでは。ネットで顔写真を見るかぎり、松島 幸太朗選手ではなかったかと。・・・自信ないけど。

〇オカヨシガモ 46羽 南外堀、西外堀、内堀
〇ヨシガモ 7羽 南外堀、内堀
〇ヒドリガモ 52羽 東外堀、南外堀、西外堀
〇マガモ 18羽 第二寝屋川、東外堀、西外堀、内堀
〇カルガモ 10羽 人工川、内堀
〇ハシビロガモ 50羽 東外堀、内堀、北外堀
〇コガモ 69羽 南外堀、内堀
〇ホシハジロ 73羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇キンクロハジロ 110羽 内堀、東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇いつも悩ませるバン~♪ 日曜日のひでキングのブログでも観察されている。そして今日もU君が観察。
 西外堀で越冬しているのは間違いないだろう。私の努力不足も否めないが、相性の悪さもあるだろう。

〇オオバン 42羽 東外堀、南外堀、内堀、西外堀、北外堀、第二寝屋川。

〇ユリカモメ 63羽 久しぶりにこんなにたくさん見た。第二寝屋川、北外堀。
〇セグロカモメ 10羽 第二寝屋川 早朝上流へ向かう小群も。

〇カイツブリ 6羽 南外堀

〇ゴイサギ 3羽 北外堀

〇カワセミ 1羽 人工川

 山野の鳥は

〇シロハラ 5羽 太陽の広場東の森、音楽堂西側上、飛騨の森など
〇ツグミ 41羽 
〇カワラヒワ 5羽 梅林など
〇モズ 2羽 音楽堂西側上、人工川
〇ウグイス 3羽 音楽堂西側上ほか
〇イカル 5羽 元射撃場東のメタセコイヤ
〇エナガ 8羽 沖縄復帰の森
〇ヤマガラ 2羽 沖縄復帰の森
〇シメ 1羽 沖縄復帰の森
〇アオジ 3羽 音楽堂西側上
〇オオタカ 1羽 飛騨の森でカラスのモビングを受けて飛ぶ
〇ハイタカ 1羽 飛騨の森、みどりのリズム

 今年もいよいよ大晦日。年男だった 「亥」 年が終わる。多くの鳥たちとの出合いがあった。除夜の鐘を聞きながら振り返えろう。

 毎年この時期には、今年亡くなられた方々を追悼し、生前の業績を紹介するTV番組がある。今年の事なのにそうだったと思い出すことも。 「去る者は日々に疎し」  

・ 市原悦子さん 「まんが日本昔ばなし」 味のある語り口が忘れられない。あの昔ばなしの雰囲気は彼女以外できないだろう。

・ 小出義雄さん 金メダルの高橋尚子さんの監督。大酒のみで、TVで見る姿はいつも酔っぱらっていたように思う。

・ 梅宮辰夫さん 映画やテレビで活躍。つまらない男にひっかかった娘を心配する親の姿を見るのが辛かった。

・ ク・ハラさん 韓国の 「KARA」 元メンバー。ヒップダンスは魅力的。その後、リベンジポルノや裁判。ネットに誹謗中傷で自殺。匿名だから無責任に書き込む輩。若くて美しい女性だった、ただただかわいそう。

・ 八千草薫さん 映画女優。歳をとってもいつまでも可愛い女性。今ごろあの世でも多くの男性ファンに囲まれているだろう。

・ 竹村健一さん 辛口コメントで知られる評論家、関西弁の 「だいたいやね」 若い方は知らないだろうが、この言葉懐かしい。

・ 田辺聖子さん 文化勲章受章の作家。若い頃読んだ、小説かエッセイの一文が、強烈に胸に刺さって忘れられない。ここでは紹介できないが、今も頭の中にある。

 今年の大阪城公園の野鳥 十大ニュースは、明日元日のブログに掲載します。
1年間ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
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虹 ふたつ 新年の鳥は  2019.12.27

2019年12月27日 | Weblog
 風の強い朝。東外堀でカモを数えようとして、北の空を見上げると虹がかかっている。大空に伸びる虹、この前はいつ見たか思い出せない。

 上の娘が、いつかオーロラが見たいと言う。オーロラも虹も原理は分かっているが夢を感じる現象。

 ピースおおさか裏のトイレに入ると床にきれいな虹。光りの方角を探してみると、鏡の端の角から反射した太陽が床に虹を映していた。
 今朝ふたつ目の虹。来春はいい事がありそう。

〇オカヨシガモ 36羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇ヨシガモ 10羽 南外堀。♂の頭部が朝日に輝く
〇ヒドリガモ 124羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀。西外堀はやや減少
〇マガモ 7羽 南外堀、西外堀、内堀
〇カルガモ 12羽 人工川、西外堀、第二寝屋川
〇ハシビロガモ 34羽 東外堀、内堀、北外堀
〇コガモ 56羽 東外堀、南外堀、内堀。特に南外堀に多い。近年の記録を開くとこの数を超えるのは、2001.12.23の61羽だった。

〇ホシハジロ 73羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇キンクロハジロ 91羽 南外堀。西外堀、北外堀

〇オオバン 42羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇カイツブリ 4羽 東外堀、南外堀
〇ハクセキレイ 8羽 各所
〇カワウ 8羽 西外堀、上空飛翔、北外堀
〇セグロカモメ 1羽 上空飛翔
〇ユリカモメ 3羽 上空飛翔。やはり少ない
〇ゴイサギ 3羽 北外堀

 最近、私の中のブーム曲は 山下久美子 「バスルームから愛をこめて」  随分昔の曲なのに歳のせいか。歩いている時、用事している時、ふと頭の中に流れている。

 「♪♪ 男なんてシャボン玉 きつく抱いたら こわれて消えた ♪♪」

〇ツグミ 24羽 太陽の広場東の森、飛騨の森ほか各所。太陽の広場東の森では5羽が地面に下りている。
〇アオジ 4羽 音楽堂西側上
〇ヤマガラ 2羽 沖縄復帰の森 アラカシの冬芽を
〇カワラヒワ 1羽 沖縄復帰の森
〇シロハラ 2羽 豊国神社裏、修道館裏
〇ジョウビタキ 1羽 豊国神社裏
〇シメ 1羽 梅林

 新年1月1日の NHKBS1スペシャルで 「最速に挑む! ホンダF1はなぜ勝てたのか」 が放映される。
 BSは契約していないので・・・画面に障害文が出るが見えないこともない。

◆◆セグロカモメ(1996.2.3 南外堀)

 初めて出合った時の事は今もはっきり記憶している。南外堀のカモをカウントしていると目に入ったセグロカモメ。しかしカメラを持っていない。
 考えが頭の中を駆け巡る。自宅へ取りに戻るには駐車場まで行く時間が不安。しかも時間的に公園内には入れないので路上駐車しなければならない。次にタクシーで戻る方法。この場合は車まで戻る時間と駐車の心配がない。先の案と同じだがその間に飛び去ることが不安。
 結局カメラを持ってくるよう自宅に電話する。これなら取りに戻る時間が短縮できる。しかし長いレンズは持ってこられないので500ミリミラーを指定して待った。この待つ時間の長いこと。
 その内に、妻の出かける前の準備時間の長さを思い出し不安になってきた。私が往復するより時間がかかってしまう。
 いらいらしてたまらず駆けだして車に戻り自宅のカメラを持って路上に駐車して南外堀に駆け付けたが悲しい結果。セグロカモメは見当たらなかった。
その後撮影できたので今日の出合いは余裕十分。ゆっくり準備して撮影する。セグロカモメも今日は落ち着いているように見える。
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全体に鳥が少ない 2019.12.25

2019年12月25日 | Weblog
 高校生U君から、冬休みになったので大阪城公園に来ている、カモなどは数えるとライン。
 これはラッキー。頼むでー、など数件のラインを送るが返信がない? 例の既読というのもつかない??

 おかしいなぁと思いながらも、まぁいいか。堀の方は彼に任せて中を回る。
 おかげで早く観察調査は済んで、いつもの場所で焼酎を飲んでいると彼がやってきた。

 私がライン送ったと言うと、スマホを取り出して、来てないと画面を見せる。確かに届いていない。
 でも、私のスマホでは送った事になっている。
 これってどういう事。彼が電話を試すと。普通に届く。電話は通じるのにラインはダメ。仕組みが分からない・・・。

 何度か試していると、これまでの数時間のラインが一気にまとめて届く。こんな事もあるのか。

〇オカヨシガモ 31羽
〇ヨシガモ 3羽
〇ヒドリガモ 79羽
〇カルガモ 17羽
〇マガモ 16羽
〇ハシビロガモ 53羽
〇コガモ 45羽
〇ホシハジロ 68羽
〇キンクロハジロ 98羽

〇オオバン 52羽
〇カイツブリ 4羽
〇カワセミ1羽 東外堀
〇キセキレイ 1羽 南外堀
〇バンはさかなやさんが確認されたとの事
〇コサギ 本丸日本庭園池と上空の2羽
〇ゴイサギ 4羽 北外堀
〇ユリカモメ 4羽 少ない
〇カワウ 12羽 
〇ハクセキレイ 6羽

〇ツグミ 7羽 
〇ジョウビタキ 2羽
〇アオジ 2羽
〇モズ 1羽 北外堀沿い
〇ヤマガラ 1羽 元射撃場
〇エナガ 8羽 音楽堂西側上、飛騨の森
〇シロハラ 3羽 音楽堂西側上、豊国神社裏

 水鳥も含めてこの冬は鳥が少ない。越冬するトラツグミやルリビタキなどもいない。今年も後6日。
 TVのニュースで、除夜の鐘がうるさいと近隣からの苦情で、鐘をつくのをやめている寺があるそうだ。寂しいなあ。
 今夜はポトフ風の夕食にするつもり。

◆◆オカヨシガモ(1995.1.1 内堀西部)
 内堀に立ってカウントしようとすると、数羽のホシハジロやキンクロハジロが水面をツーと滑るように寄ってきて餌を求める目で見上げる。
 パンをちぎって投げると、奥の方で休んでいた他のカモたちも一斉に動き出し、中には激しく水音をたてて水面を助走するようにして飛んでくるのもいる。
 この日もパンを投げながら、集まってきたカモの中からマガモの♂♀を数えていた。ところが見慣れない奴を見つける。マガモの♀と思っていた1羽はオカヨシガモ♂だ。
 他のカモと同じようにパンを食べながら比較的近くに寄ってくるので、昨年の出会いよりゆっくり十分に観察できる。
 嘴の付根に橙色部分、上下尾筒の黒色がまだら、V字形の脇の羽先などから、第1回夏羽への換羽途中なのだろうか。
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大阪城にオオタカ、ハイタカ舞う 2019.12.23

2019年12月23日 | Weblog
 もうすぐクリスマス。大阪城公園駅前ではジングルベルが聞こえる。正直今の私は、全く興味も関心もない。遠い昔、十三やキタのアルサロで、ミニスカサンタ祭り♪ 会話もできない大音量のジングルベルで騒いで飲んだなぁ・・・と思い出程度。

 世界の子供たちが待っているサンタクロース、今地球上のどこを走っているのか?

 クリスマスイブの明日から、アメリカとカナダが共同で運用するNORAD(ノーラッド、北アメリカ航空宇宙防衛司令部)はレーダー、人工衛星、サンタ・カメラ、ジェット戦闘機など最新鋭システムを活用してサンタクロースの追跡を行う。

 そして世界中を駆け巡るサンタクロースの様子がインターネットで公開される。

 2019大阪城公園の野鳥十大ニュースの選考が終わった。かなり迷ったがようやく決定。例年のように、お正月のブログで発表します。

 わずか1年の事なのに、最初からページを繰っていると懐かしく思いに浸ります。鳥たちとの出合いは、必ずしも嬉しかったことだけでなく悔しかったこともあった。

 10件を選出するのも悩み、順位をつけるのも悩む。しかし出合った鳥たちには感謝。

 皆さんも選んでみてはいかがでしょうか。結構難しくて困りますよ。そして今年一年を振り返るいい時間になります。

〇オカヨシガモ 24羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
〇ヨシガモ ♂3 東外堀、南外堀 東外堀の♂1羽はちょっと前から必ず見られる
〇ヒドリガモ 157羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇マガモ 12羽 人工川、内堀
〇カルガモ 16羽 人工川
〇ハシビロガモ 30羽 東外堀、南外堀、北外堀
〇コガモ 37羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
〇ホシハジロ 57羽 東外堀、南外堀、北外堀
〇キンクロハジロ 63羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀 

〇セグロカモメ 1羽 第二寝屋川
〇カイツブリ 9羽 南外堀、東外堀
〇オオバン 47羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀、第二寝屋川
〇ユリカモメ 3羽 東外堀、北外堀
〇ハクセキレイ 8羽 各所
〇カワウ 7羽 各所
〇キセキレイ 1羽 南外堀

〇ツグミ 12羽 水上バス乗り場、市民の森、大手前、飛騨の森ほか
〇コゲラ 1羽 市民の森
〇オオタカ 1羽 市民の森から沖縄復帰の森にゆっくり飛ぶ。飛騨の森でも観察情報。
〇エナガ 10羽+ 音楽堂西側上。シジュウカラ、メジロと混群。
〇ジョウビタキ 2羽 豊国神社裏、人工川
〇アオジ 5羽 音楽堂西側上、豊国神社裏
〇シロハラ 3羽 飛騨の森、豊国神社裏、音楽堂西側上
〇ハイタカ 青屋門で上空をカラスのモビングを受けて舞う


◆◆ハイタカ(①1996.1.2 ②1.7 沖縄復帰の森)

 タカが突然林の中に低く飛び込んでくる。ドバトはパニック状態で騒ぎ逃げる。地上1~2mほどの高さを、巧みに木を避けながら林の中を追う。急に大きく広げた羽の背面が急旋回したと見えたが、そのまま見失う。
 双眼鏡でその辺りを探すと、木陰になった暗い場所で足にドバトを押さえ付けたハイタカを見つける。誇らしげに辺りを見回している。押さられているドバトは必死に暴れる。逃すまいと羽を広げ強くつかんで押さえている様子。
 足に捕えたまま、数メートルほど先へ3回ほど移動。周りを見回し、肉を引き裂いて食べ始める。
 2羽のハシブトガラスがやって来て横取りしようとする。足につかんだまま低く飛び、逃げようとするが執拗なカラスの行為に堪らず、ドバトを離して飛び去る。ハシブトガラスが集まって食べ始める。
 激しい心臓の鼓動も感じない。目がかすむ。今少し撮影条件の良い場所に動いてくれ。人が来ないでくれ。ピントが合わせられない。露出計が見られない。0.1ミリも視線が動かせない。千分の1秒間目を離すのが恐い。男が近づいて来て「何を撮っているのか?」と声をかけてくる。犬を散歩させている女性がハイタカの方に近づいて行くのに気づく。
 「あーッ」思わず悲鳴に似た声が出てしまう。男性が私の気迫に押されるようにその女性に叫ぶ「行ったらあかん!」
 女性は驚いて訳も分からず、犬とともに戻る。男性は「ハトですか?」と声をかける。見向きもしないまま「タカです」と切り口上に答えてしまう。顔を横に向ける1秒がないのだ。
 1/2と1/7撮影分についてK氏に識別を依頼したところハイタカの♀若で、1Wか2Wだろうとのこと。識別の要点は次の通り。
1 足が体に比べて細い(オオタカは比較して太い)
2 頭がスマートに見える。
3 目の周りが黒いのはハイタカ若の特徴。アイシャドー風。
4 初列風切の裏の線が6本。オオタカは7~8本で細い。
5 尾羽が長い。
6 胴体太い、尾羽付け根が太い。
7 後ろから見ると尾羽がすっぱっと切れている。オオタカはすっぱと切れずやや丸み。
8 尾羽上面の縞の黒が濃いのは若く、成鳥になると薄くなる。これははっきりしているので若。
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この冬 マガモが多い 2019.12.19

2019年12月19日 | Weblog
 TVからカモと聞こえたので目をやると 「外交団鴨場接待」 のニュース。毎年この時期に各国の駐日大使夫妻らを招き、伝統の鴨猟を紹介する皇室の恒例行事らしい。
 場所は宮内庁が管理する千葉県の新浜鴨場。

 鴨場で捕獲の行事は何となく知っていたが、具体的には知らなかった。特に通路に導いて・・・がよく分からなかった。

 見ていると、幅2メートルもない狭い水路に多くのアヒルがぞろぞろ入ってくる。その中にマガモ、オナガガモ、ハシビロガモなどが混ざっている。

 両側で網を持った数人が構えていて、飛び立つカモを次々と捕らえる。

 訓練されたアヒルとのことだが、何故この狭い水路に入ってくるのか、また野生のカモは何故アヒルと一緒に入ってくるのか。
 などなど詳しくは理解できないが、大体の方法は分かった。推定だが普段からこの通路ので餌をやって、人馴れさせているんだろう。

 捕獲したカモは記録して足環をつけて放鳥される。昔は多分、食べていたに違いない。
 ニュースでは眞子さまと佳子さまが、それぞれ手にしたカモを放鳥される場面。

 鳥見人としては、お二人が放鳥された事より、そのカモの種が気になる。手元を見ると、眞子さまがハシビロガモの♂、佳子さまがハシビロガモの♀だった。

 種が分かってほっとする。これは鳥見人の習性か本能みたいなもの。

〇 オカヨシガモ 6羽 南外堀、北外堀
〇 ヨシガモ 6羽 東外堀、南外堀、内堀
〇 ヒドリガモ 122羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇 マガモ 10羽 人工川、西外堀、内堀 今期は本種が多い
〇 カルガモ 12羽 人工川
〇 ハシビロガモ 46羽 
〇 コガモ 20羽 南外堀、人工川、内堀
〇 ホシハジロ 64羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇 キンクロハジロ 49羽 東外堀、南外堀、北外堀

〇 オオバン 52羽 第二寝屋川、東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 ハクセキレイ 13羽 各所
〇 ユリカモメ 12羽が、早朝に上空を東へ群れて飛び去る
〇 コサギ 1羽 人工川
〇 カイツブリ 2羽 南外堀
〇 カワウ 16羽 西外堀、北外堀、第二寝屋川
〇 セグロカモメ 3羽 第二寝屋川 1羽は着水し浮いた大きな魚を食べる

〇 ツグミ 27羽 太陽の広場東の森、市民の森、西の丸庭園入口、飛騨の森ほか
〇 ジョウビタキ 4羽 もみじ園、修道館裏、梅林南側上桜広場、豊国神社裏
〇 チョウゲンボウ 1羽 豊国神社裏で、上空を南へゆっくり飛ぶ
〇 アオジ 4羽 一番やぐら、修道館裏
〇 カワラヒワ 33羽 一番やぐら 木に群れて採餌していたが一斉に飛び立つ
〇 アトリ 1羽 飛騨の森
〇 エナガ 10羽 沖縄復帰の森
〇 コゲラ 1羽 梅林
〇 シメ 1羽 飛騨の森

●オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、エナガ、コゲラ、シメ、ツグミ、ユリカモメ、シジュウカラ、ジョウビタキ、コサギ、カイツブリ、カワウ、メジロ、チョウゲンボウ、アオジ、カワラヒワ、アトリ、セグロカモメ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


◆◆ユリカモメ(1992.5.10 第二寝屋川)

 餌付けされている公園などで投げられたパンを空中で上手にキャッチしている。その行動は子どもたちに大変人気がある。水上を大きく反転して飛び回る姿は大変スマートで、アジサシのようにホバリングすることもある。
 秋になると北から渡ってくる冬鳥だが、かなり内陸までやってくるようだ。大阪城公園にやってくるものは大阪湾で夜を過ごしているのだろう。
 第二寝屋川と平野川の合流点から北外堀で多い。ここでもパンくずを持ってきて投げ与える人を見る。数十のユリカモメがその周りを飛び交い、たまたま通りかかった人も足を止めて見入っている。
 飛来当初は若い個体も混じった頭の白い群れで、目の後ろに黒斑のある冬羽であるが春が近づくと頭が真っ黒になった夏羽も見られる。
 歴史を感じる大阪城公園の緑をバックにしても、OBPの近代的なビル群を背景にしても、スマートな白い姿はよく似合っている。
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たかがバン、されどバン♪♪ 2019.12.16

2019年12月16日 | Weblog
 見事な快晴の空、ちょっと冷たい空気が美味しい。

 今日は何としても 「バン」 を見付ける覚悟で出かけた。何しろ先日居ないと結論を出したら、さかなやさんが見たと連絡・・・・。その前はおきらく先生が。

 そして昨日のひでキングのブログでも観察と、高校生U君も観察。
 なぜか私一人取り残された気分。正直言って、悲しいと言うか、辛いと言うか、悔しいと言うか。

 今日は見つけるまで西外堀を動かないぞ! まず初めに、先日見られたという府庁前の方から探す。石垣に沿ってじっくり。じっくり。草の下もじっくり。端から端まで双眼鏡を動かす。
 ・・・居ない。何度やっても居ない。私だけ何故、こんな思いを。

 このまま北部へ回ろうか、いつものように京橋口側から探そうか、西の丸庭園に入って違う角度からはどうかなどなど、絶望の心のまま大手門側へ。

 私が一度だけ出合った千貫櫓下を見ると。いたー!! 脇の白斑がはっきり。バンがいたー!
 神は私を見捨てなかった。大酒を飲む以外に、神に見捨てられるような行為をした覚えがないのに試練の日々。よかったー。楽になった。

〇 オオバンの方は徐々に増加、今日は計58羽。しかしかつての数ほどではない。
〇 ハクセキレイ 16羽 各所。
〇 カイツブリ 7羽 南外堀の5羽が多かった。
〇 ユリカモメ 13羽 北外堀に12羽着水と第二寝屋川で1羽。やはり少ない。でもうれしい。
〇 セグロカモメ 1羽 第二寝屋川。
〇 ゴイサギ 2羽 北外堀。
〇 キセキレイ 1羽 内堀。

 音楽堂西側上の小道にはドングリがいっぱい落ちている。歩くと砂利を踏むようにザクザクとドングリを。北外堀にもこんな所があって、やはり踏んで歩く。

 以前に鳥取県の日野町にオシドリを見に行った事がある。観察小屋の小窓を開くと、目前にオシドリが数百羽。圧倒されるオシドリの群れ。

 当時は巨大なレンズを使っていた。興奮気味に小窓からカメラを突き出そうとしたら係の人が飛んできてダメ。
 レンズを出すな、声を出すな、ゆっくり行動しろ。などなど厳しい規制。

 大阪城公園で拾い集めたバケツ1杯ほどのドングリを提供すると、一気にやさしくなってここからがいいなど位置を案内してくれた。

 結局レンズが長すぎていい写真は撮れなかった。目の前からずっと先までオシドリだらけ。手持ちの短いレンズが良かった。
 当時の事を思い出しながらザクザク踏んで歩く。

〇 オカヨシガモ 5羽 西外堀、内堀
〇 ヨシガモ ♂3・♀1 東外堀、南外堀。山男Tさんにヨシガモは? よく聞かれるがそんな時は見られなくて。今日は山男Tさんに会わない。
〇 ヒドリガモ 207羽 東外堀、南外堀、西外堀。
〇 カルガモ 11羽 人工川
〇 ハシビロガモ 51羽 東外堀、西外堀、北外堀
〇 コガモ 19羽 南外堀
〇 ホシハジロ 46羽 東外堀、南外堀、北外堀、第二寝屋川 
〇 キンクロハジロ 90羽 東外堀5・南外堀6・内堀3・北外堀76

〇 ハイタカ 第二寝屋川の流れを見ながら、持参の焼酎を飲んでいるとドバトが騒いでいる。向かいのビルにタカが舞う。
 いつものチョウゲンボウだろうとレンズを向ける。青空をバックにゆっくり旋回。太陽の光が下面に当たる時に連射。ハイタカだ。カラスにも見つからず旋回している。

 モニターを確認すると背景の青い空がいい。ハイタカは時々首を横にして下を見ているのが分かる。すっきりしたハイタカの写真撮影成功。
〇 シメ 1羽 もみじ園
〇 ジョウビタキ 2羽 音楽堂西側上、人工川
〇 シロハラ 6羽 音楽堂西側上、人工川、豊国神社裏ほか
〇 アトリ 9羽 飛騨の森
〇 ウグイス 1羽 人工川
〇 ツグミ 19羽 教育塔裏、西外堀沿い、大手前、梅林南側上桜広場、飛騨の森ほか
〇 アオジ 6羽 豊国神社裏
 
●今日の観察種 
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、バン、ハクセキレイ、カイツブリ、シジュウカラ、メジロ、シメ、ジョウビタキ、シロハラ、アトリ、ウグイス、ツグミ、カワウ、バン、アオジ、ユリカモメ、ハイタカ、セグロカモメ、ゴイサギ、キセキレイ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆オシドリ(1994.12.4 南外堀)

 今年2月28日に内堀でカモのカウントをしていた時、偶然に視野の片隅にオシドリが入った。
 瞬間に全身が熱くなった。同時に撮影しなければと車に駆け戻った。興奮状態の中にも極限を通り越した心理状態で、落ち着いてカメラを用意していたと思う。
 しかし、戻ってきた時に石垣の上で大声を出す若者のグループ。オシドリは見当たらなかった。
 夢だったのかと自分を疑う気持にもなったが、後にIさんから大阪城公園でオシドリを撮影した人がいるとの話を聞き、間違いでなかったと分かった。
 考えてみれば見間違う鳥ではない。なおさら残念で悔しい気持ちがつのった。今後再び出合えるのは何年後になるだろうか。ほんのわずかな時間の差が忘れられずにいた。
 ところが、今年の冬もいゆものようにカモのカウントで南外堀を双眼鏡で眺めていると、視野の中にオシドリが飛び込んできた。
「いた!オシドリ!」心の中で叫び。驚く。わずか1年後に合えるとは。3羽が堀の中をゆっくり泳ぐ。今まで見たオシドリの中で一番輝いて見えたのは気持ちのせいだろうか。
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主にカモのカウント 2019.12.13

2019年12月13日 | Weblog
 一通りの観察が終わって、昼飯は寿司が食べたくなった。京橋の回転すし大起水産へ向かう。
 以前はよく通った店。焼酎の湯割りを飲みながら食べる。黒板にある今日のおすすめの、ヒラアジやハマチの腹身ほか。
 サンノジ。注文してから、何だったか?。前にも食べた記憶があるが・・・。以前なら帰ってから調べるところだが、若者のように素早くスマホ取り出して検索。

 支払いも PayPay OK。酔っていても簡単にスマホ決済。サンノジの検索も、店の支払いもスマホ。たいしたもんだ。使いこなしている W

 大阪城公園は特に変わらず。カモのカウントが主。その中で再び・・・??

 西外堀ではバンを確認しようとして意識的に探している。決して手抜きしている訳ではない。しかし今日も見られなかった。
 ひでキングにも負わせるつもりはないが、8日の彼のブログでも見られなかったと。

 ところが、さかなやさんからライン。西外堀に 「バン」 と。・・・ん。どうなってるねん。
 何故、私には見つからない!

〇 オカヨシガモ 2羽 西外堀。少ない。
〇 ヨシガモ ♂1羽 東外堀。もう居ないと思って手帳に欄は作っていなかったが、突然見つかる。
〇 マガモ 6羽 人工川、南外堀
〇 カルガモ 14羽 人工川
〇 ハシビロガモ 44羽 東外堀、内堀、北外堀    
〇 コガモ 13羽 南外堀、内堀
〇 ホシハジロ 66羽 南外堀、西外堀、北外堀
〇 キンクロハジロ 94羽 南外堀、北外堀 今日はホシハジロを逆転

〇 オオバン 47羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 ハクセキレイ 8羽
〇 カイツブリ 4羽 南外堀。一か所に集まっていた
〇 セグロカモメ 3羽 第二寝屋川飛翔。ユリカモメは見られず。

〇 ツグミ 12羽 みどりのリズム、市民の森、大手前ほか
〇 シロハラ 2羽 市民の森、音楽堂西側上
〇 アオジ 6羽 音楽堂西側上、一番やぐら
〇 ヤマガラ 1羽 飛騨の森でドングリの木で、茶色の丸いドングリになる前の小さな砲弾型の緑色の実を食べる。
 出会った知人がそれをかじったら、ドングリと同じように渋かったと。
〇 エナガ 10羽 沖縄復帰の森
〇 カワラヒワ 7羽 沖縄復帰の森
〇 ジョウビタキ 2羽 元射撃場、豊国神社裏
〇 モズ 1羽 ♀一番やぐら
〇 ウグイス 1羽 青屋門
〇 シメ 1羽 飛騨の森水場

●今日の鳥たち
 オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、バン、ツグミ、ハクセキレイ、シロハラ、アオジ、ヤマガラ、エナガ、カワラヒワ、ジョウビタキ、メジロ、カイツブリ、モズ、ウグイス、シメ、カワウ、セグロカモメ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


◆◆バ ン(2008.4.30 内堀)
 不思議だ。昨年の秋に内堀でバンの幼鳥が初認されて感激していると西外堀でもバンが短期間観察された。これまで観察されなかったバンが2羽。同じ時期に観察されるとは。
 内堀のバンはそのまま越冬し、主に西の丸庭園側で過ごしていた。日によって見られたり見られなかったりして春まで過ごしていた。
 ところが春のある日突然、成鳥のバン2羽が内堀の西の丸庭園側で確認された。
 よく理解できない。昨秋から越冬していた個体が換羽して成鳥羽になり、そこへ成鳥のバンがたまたま飛来したというのか。
 あるいは、越冬した個体は去って新たに成鳥のバン2羽が一緒に飛来し、たまたま越冬していたと同じ場所に現れたのか。
 個体識別できないので推定だが、前者と考えるのが普通ではあるだろう。その後、成鳥バンは1羽のみがしばらく見られることが続いた。この写真はその個体である。
 いまだに年々いろいろな事が起こる。大阪城公園通いはまだ卒業できそうにない。
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ユリカモメ見られず・・・ 2019.12.11

2019年12月11日 | Weblog
 太陽の広場に府警のパトカーや白バイほか警察車両。通路の各所に警察官が立っている。空にはヘリコプターが舞う。何かものものしい感じ。年頭の視閲式のよう。

 第二寝屋川ではセグロカモメ2羽を観察。しかしユリカモメはまったく確認できず。これまで、冬期のユリカモメはごく普通。堀では必ず目にした。減少が言われて久しいが、こんな状態になるとは。

〇参考に、過去5年間の冬期間の一日最多数は次のとおり。毎年減少していることが分かる。ちなみに15年ほど前の2004年12月9日には381羽を観察している。毎日100~200羽は普通だった。

・2014-2015年の冬 =120羽 (2/18)
・2015-2016年の冬 =107羽 (1/2)
・2016-2017年の冬 =103羽 (12/11)
・2017-2018年の冬 =72羽 (12/4)
・2018-2019年の冬 =91羽 (1/7)

 ユリカモメで思い出したのが 「ユリカモメの通勤」 という本。随分前に買ったものだが、大変興味深く読んだ覚えがある。久しぶりに書架から取り出してみた。
 副題に ー京に勤めるユリカモメを追って15年ー とある。藤本秀弘著 平成10年サンライズ出版。

 京都鴨川のユリカモメが、どこから来るのかどこに帰るのか興味を持ち、移動するユリカモメを追い続けた著者。少しずつ飛んだ先を探し、次はその辺りで待ち、次はその先と繰り返し、いよいよ東山山系を超え琵琶湖方面に。大変な労力と時間を掛けねぐらを探す。

 反対に琵琶湖のねぐらを立ったユリカモメが、京都へ出勤する群れを追いかけ順に追いかけ、ようやく、京都と琵琶湖の通勤コースを解明。15年間調査しその結果を本にまとめたもの。

 主に写真であるが、それぞれのキャプションに、鴨川を飛び立つ、橋を越えて北の終結場所へ(荒神橋)、大文字山をバックに南下する群団、近江富士をバックに南下する小群団、浜大津上空へ上昇してきた先頭群団などなど詳しく説明されている。写真とともに読んでいて心が躍る。

 多分仕事をしながらだろうから、今日はここまで、来週はこの続きと、ひたすらユリカモメを追い続けた15年だったのだろうと感動する。それを本にまとめて残された。

 正直私はこんなのが大好き。ちょっと羨ましい。自分が京に住んでいたなら、このテーマを見付けたなら、やっていた。大変な努力の結果に感激する。

 同書の、あとがきの書出しは 「明日の朝も行くのですか?」 恨めしそうな妻の声。・・・・ユリカモメの出勤前に琵琶湖岸に佇むためには、4時すぎには床を離れなくてはならない。・・・

 どれだけ大変だったか。生活の大部分を掛けて調査を継続。その中で生きがいを感じておられたのではないか。足元にも及ばないが、大阪城公園の調査記録している者として、思いが伝わっていっぱいになる。
 現在はどんな調査をされているのだろう。

〇オカヨシガモ 9羽 東外堀、南外堀
〇ヒドリガモ 159羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇マガモ 6羽 人工川、内堀
〇カルガモ 6羽 人工川
〇ハシビロガモ 47羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
〇コガモ 7羽 南外堀
〇ホシハジロ 68羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇キンクロハジロ 79羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀

〇オオバン 47羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇セグロカモメ 2羽 第二寝屋川
〇ハクセキレイ 6羽 各所
〇カイツブリ 2羽 南外堀
〇コサギ 1羽 人工川
〇カワウ 6羽 西外堀、北外堀、第二寝屋川

〇カワラヒワ 3羽 音楽堂西側上
〇アオジ 3羽 音楽堂西側上、豊国神社東
〇ウグイス 3羽 音楽堂西側上、修道館裏、飛騨の森
〇ヤマガラ 1羽 沖縄復帰の森
〇シロハラ 2羽 市民の森、元射撃場
〇ツグミ 12羽 元射撃場、六番やぐら、青屋門、飛騨の森ほか
〇アカハラ 1羽 飛騨の森
〇アトリ 1羽 飛騨の森
〇ハイタカ 1羽 上空飛翔
〇モズ ♀1羽 梅林
〇ジョウビタキ 2羽 飛騨の森、豊国神社裏

●今日の観察種
 オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、セグロカモメ、ハクセキレイ、シジュウカラ、カワラヒワ、アオジ、ウグイス、ヤマガラ、シロハラ、ツグミ、カイツブリ、コサギ、カワラヒワ、アカハラ、アトリ、ハイタカ、モズ、ジョウビタキ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆キンクロハジロ(1996.2.3 南外堀)
 夜にカモの観察に出かけたことがある。日没とともに次々と水面に波を立てながら助走して飛び立つ。中には励まし合うように鳴き交わしながら出かける群れもある。
 やがて早いものは数時間もすると採餌から帰ってくる。東の空から真っ暗な堀の中へ高速で下りてくる。何も見えない堀の中から「シュー」と風切り音が右から左へ通過する。数羽の群れが次々と下りてきた時は、「シューシュー」の音と、その先の水しぶきの小さな音で着水が分かる。
 カモの丸々と太った体つきからは想像できないが飛ぶのがうまい。スピードも相当なもので、滑空してきたカモが近くを通過すると実感できる。これはカモの新たな魅力に接したようで楽しい。
 キンクロハジロは漢字で書くと金黒羽白。目の金色と黒い体に飛んだ時に羽に出る白色からきている。春が近付くと♂はエクリプスから夏羽に変って名前どおり白がはっきりして金黒羽白になる。
コメント (2)
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ユリカモメ 2羽着水 2019.12.9

2019年12月09日 | Weblog
 季節が進む。気が付くと日差しの方を歩いている。ついこの前は木陰を探していたのに。

 今日もユリカモメがほとんど見られない。北外堀で2羽が着水するのを観察したのみ。セグロカモメは観察ゼロ。

 各地でユリカモメが大きく減少しているのは間違いない。京都でも同じようだ。京都でユリカモメと言えば思い出す在原業平の歌。

 「名にし負はば いざ言問はん都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」
 (都の鳥という名なら 都に居る恋いしい人は どうしているのか教えてくれ)

 伊勢物語の東下りの一場面。在原業平が隅田川で目にした白い鳥を船頭に尋ねて、都鳥と聞き歌ったとされる。

 この都鳥は、現在のユリカモメとされている。在原業平は、超色男、超プレーボーイで知られる。

 以前、伊勢旅行のお土産でいただいた酒 「老緑」 実に美味しい酒だった。この酒の名の由来。

 在原業平が、伊勢の斎宮(一生乙女でいる立場)までも口説いて一晩を共にした。翌朝に船出する在原業平を、斎宮が松の陰で泣いて見送ったとされる。
 その松が 「業平松」 と呼ばれ今も浜に残っている。

 その松の緑にちなんで名付けられたのが、銘酒 「老緑」 株式会社 伊勢萬 内宮前酒造場。
 ユリカモメから、鳥と、酒と。色男の話し。

〇オカヨシガモ 15羽 東外堀、内堀
〇ヒドリガモ 163羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇マガモ 11羽 人工川、南外堀、内堀
〇カルガモ 16羽 人工川
〇ハシビロガモ 33羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇コガモ 9羽 南外堀、内堀
〇ホシハジロ 102羽 南外堀、西外堀、北外堀
〇キンクロハジロ 66羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇オオバン 63羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇カイツブリ 2羽 南外堀

 西外堀のオオバンをカウントしている時にスマホが鳴る。急いで出ると生命保険の勧誘。

 全く興味も関心もない。死んだら終了。既に共同墓地も予約している。簡易な葬儀もすべて契約済。私が死んだら電話1本ですべて済むようにしてある。

 生きている時にそんな事に1円も使いたくない。すべて酒に使いたいから。そう言うと、勧誘の男性、粘る気力もなくなってそうですかと電話を切る。

 途中までカウントしたオオバンの数を忘れ、また一から数え直し。これが結構面倒。散らばってバラバラの場所。潜っていることも。

〇ジョウビタキ 4羽 市民の森水場、豊国神社裏、飛騨の森ほか

〇シロハラ 4羽 音楽堂西側上、豊国神社裏、飛騨の森ほか

〇シメ 1羽 豊国神社裏

〇モズ♀ 1羽 豊国神社裏

〇ツグミ 9羽 市民の森、梅林、飛騨の森ほか

〇オオタカ 1羽 上空飛翔

●本日の観察種
 オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ジョウビタキ、メジロ、アオジ、シロハラ、カイツブリ、ハクセキレイ、シメ、ウグイス、モズ、カワウ、ツグミ、コゲラ、ユリカモメ、オオタカ、ゴイサギ、キセキレイ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆トラツグミ(1992.1.18 豊国神社裏
 山地からやって来て公園でしばらく滞在するのか、通過するだけなのか分からないが偶然見かけることがある。
 公園内のどの辺りを探せば見つかるといった確証もないので、運が良ければ出合えるといった鳥である。今までは市民の森や豊国神社裏でよく観察されているようだ。 
 ここで聞いたことはないが、夕刻に「ヒィー」と鳴く声は不気味で、音の方向も分かりにくく初めて聞くと鳥の声とは思えない。
 横溝正史原作の角川映画で 「ぬえの鳴く夜は恐ろしい」とキャッチフレーズに使われていた「ぬえ」の正体はこの鳥と言われ、得体の知れない物の不気味さが伝わる。
 地方によっては棺鳥や地獄鳥とも呼ばれて、声を聞いたり姿をみたりすると縁起が悪いらしい。私の記憶では出合っても何も悪い出来事はない。
 虎を連想させる体の模様は名前とよく合っていて、時には黄金色に輝き、大型ツグミ類の王者の風格さえ感じる。いつも出合いを期待しているが出合えず、思わぬ時に突然目の前に現れるから「ぬえ」なのかも知れない。      
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青空にハイタカ舞う 2019.12.5

2019年12月05日 | Weblog
 一段と寒くなってきた。いよいよ冬の服を着ないといけない。出すのが面倒で我慢していた。

 毎日服装を変える人、特に女性などは大変だろう。私には無理。現役で働いていた頃、毎日ネクタイを変えるのが面倒で、雑誌で読んだ 「黒のニットのネクタイは1本ですべてOK」 を信じてそれで通した。

 やがて、行きつけ飲み屋で葬式の帰りかと言われ、エンジ色ニットに変えた。以後数十年間それで通した。

 ファッションには興味がなくお金を掛けるのがもったいない。一方、酒にはじゃぶじゃぶ金を使った。酒とねーちゃんに稼ぎの大部分をつぎ込んだ。
 今は、ただの酒飲みじじい。華やかだった過去の思い出たち。楽しかりし年月。

 寒くなると鍋がうまい。先日、淡路島へフグを食べに行った。というより飲みに行ったと言うのが正しいかも。
 淡路島では、長期飼育して食べ応えのあるフグを 「3年トラフグ」 と銘打ってブランド化し売り出している。
 てっさもいい、実がたっぷりの焼きフグもいい。透明でぬるっとした泉質の湯から上がってビール、ひれ酒、焼酎の湯割り。酔っぱらって実にいい気分。食べにきたのか飲みにきたのか。

 途中小さな港があったので立ち寄った。水鳥でも居ないかと。ところが港内は数隻の小型漁船が止まっているだけ。
 鳥は全く見られない。海が荒れると港内に鳥が集まると読んだ覚えがあるが、今日は波も静か。数羽のウミネコがゆっくり飛んでいるだけだった。

 随分昔のこと、場所も忘れたが、立ち寄った漁港で数百ものカモメたちが群れていたことがあって、そんな場面をちょっと期待したが残念。

 そう言えば大阪城公園のカモメたちも少なくなった。例えばユリカモメ。かつて数も多かったし遅くまで残っていた。4月は当然。5月まで見られ、頭の黒くなった夏羽もいた。最近は3月中に帰って、4月に目にすることはない。

 頭の黒くなったユリカモメが懐かしい。昔の話しをすると歳を取った証拠らしいが、酔うと昔が懐かしい。

〇 オカヨシガモ 14羽 東外堀、内堀
〇 ヨシガモ ♂1羽 南外堀
〇 ヒドリガモ 126羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
〇 マガモ 13羽 南外堀、人工川、西外堀、内堀。
 今期マガモが多い。しかも馴れ馴れしい。今朝も内堀で遊覧舟が走ってきて、他のカモは飛び立っても、マガモ♂4♀2はすぐ横を平気で泳いでいる。純粋に100パーセント野生のマガモ?
〇 カルガモ 14羽 人工川
〇 ハシビロガモ 35羽 
〇 コガモ 13羽 南外堀、内堀
〇 ホシハジロ 74羽 南外堀、北外堀
〇 キンクロハジロ 67羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 オオバン 45羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 ハクセキレイ 7羽 各所

〇 カイツブリ 2羽 南外堀

〇 コサギ 1羽 人工川

〇 カワウ 11羽 西外堀、内堀、北外堀、第二寝屋川

 ユリカモメもセグロカモメも1羽も見られず。各地で減少傾向と聞いているが大阪城公園でも変わらず。

 数十年後には、大阪城公園でカモメなんて夢のまた夢になってしまているかも。
 「毎日ユリカモメが舞う大阪城公園」 私の記録を見て驚くカメラマンたち。もちろん私は黄泉の国からその姿をみて楽しむつもり。
 これだけ頑張って観察記録を続けているんだからそれくらいの楽しみは。

 バンは今日も見付けられず。おきらく先生が簡単に見つけるのに・・・。

〇 ウグイス 3羽 修道館裏、豊国神社裏、飛騨の森。すべて笹鳴き。

〇 ジョウビタキ ♂4羽 修道館裏、豊国神社裏、飛騨の森

〇 シロハラ 2羽 音楽堂西側上、豊国神社裏

〇 コゲラ 1羽 梅林

〇 ハシボソガラス 2羽 水上バス乗り場

〇 ツグミ 15羽 市民の森水場、豊国神社東、梅林、飛騨の森ほか

〇 ハイタカ 1羽 カラス3羽とともに青空バックに舞う。

〇 アオジ 4羽 音楽堂西側上ほか

● オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ツグミ、ハイタカ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ハクセキレイ、カイツブリ、コサギ、カワウ、ウグイス、ジョウビタキ、シロハラ、コゲラ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

◆◆オオセグロカモメ(2013.2.8 第二寝屋川 水上バス乗り場前)
 普通種だが大阪城公園では初の出合い。もちろん驚き興奮した。66歳を超えて鳥運がかなりいい。すべてうまく運ぶ。いわゆる「とんとん拍子」の上、「とんとんとん拍子」とでも言おうか。
 目の前でゆっくり浮かんで休み、写真もゆっくり撮影できる。設定修正の時間も与えてくれる。もちろんできれば羽ばたいて、違う角度からの姿も見せてくれればもっと素晴らしいが、私の前に現れてくれただけで満点。ともかく今は120点も150点も要求しない。
例えばカワウのように、初めての出合いにあれだけ興奮したものが、今は単に数を記録するだけ。
 ある意味、珍しいだけで消えてくれれば、私的には安心できるとも言えるかもしれない。不思議な心持。決して珍鳥を求めている訳じゃない。
 着水したままゆっくり下流方向へ流れていき、やがて飛び立つとそのまま小さくなった。出会いと別れ。墓の中で思い出す、忘れられないオオセグロカモメかもしれない。
コメント (4)
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