大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

オナガガモ♂♀飛来 2020.11.26 

2020年11月26日 | Weblog
 朝は冷え込むとの予報も歩いていると体の中は汗をかくほど。もうすぐ12月と言うのに、どんどん気温が。

 過日筒美京平さんが亡くなられたとのニュース。テレビの追悼番組の中で、これまでの作品が紹介されていた。
 流れる曲は懐かしい名曲ばかり。
 あの歌も、この歌もそうだったのか!よく知っている。すべて口ずさむことができる。

 ブルー・ライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)、また逢う日まで(尾崎紀世彦)、魅せられて(ジュディオング)、木綿のハンカチーフ(太田裕美)などなど懐かしい。
 
 真夏の出来事(平山三紀)は、当時、ドライブに出かけたダム湖沿いの細い道に沿って、ハンドルを切りながら、ラジオから流れてくるのを聞いた。
 彼女の顔は思いだせないが、平山三紀の独特な声は、はっきりと耳に残っている。

 筒美京平さんは80歳天寿をまっとうされたと思う。多くの人に多くの思い出を残された。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

● 東外堀のカモがやや増えてきた。うれしいかぎり。一番観察しやすいのがこの東外堀。
 カウントしているとオナガガモ♂発見。頭を埋めているが長い尾羽や、頭部に白線の一部が見える。
 オナガガモはごく普通のカモだが、大阪城公園ではほどほど珍しいカモ。年に1回ほど見られるかどうか。
 光の方向と、より近い方にと場所を移動。カメラの設定感度を落とす。柵に肘を付けて準備万端。ところが頭を上げない。やがて近くに♀も見付ける。これも頭を上げない。

 周りのヒドリガモなど寝ているカモはいない。動き回っている。他のカモが、オナガガモにぶつかりそうになっても頭を上げない。よほど眠いのだろうか。諦めて後にした。

● オカヨシガモ 5羽 東外堀、南外堀
● ヨシガモ 12羽 内堀
● ヒドリガモ 80羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀。西外堀が減ってきた。
● マガモ 4羽 南外堀、内堀
● カルガモ 4羽 西外堀
● ハシビロガモ 56羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀
● コガモ 9羽 南外堀、内堀
● ホシハジロ 31羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀
● キンクロハジロ 32羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

● ハクセキレイ 11羽 東外堀ほか
● カイツブリ 4羽 南外堀
● カンムリカイツブリ 1羽 南外堀
● カワウ 4羽 南外堀、第二寝屋川

● メジロ 29羽 各所
● ジョウビタキ ♀2 市民の森、豊国神社裏
● コゲラ 1羽 市民の森
● シロハラ 4羽 市民の森、沖縄復帰の森
● シジュウカラ 6羽 市民の森ほか
● アオジ 1羽 音楽堂西側上
● ウグイス 1羽 音楽堂西側上
● トラツグミ 1羽 一番やぐらで撮影された。
● モズ 1羽 ♀梅林~梅林南側上桜広場
● エナガ 7羽 音楽堂西側上
● ハシボソガラス 梅林南側上桜広場

■■ヒドリガモ(1997.2.23 内堀)
 どういう訳かヒドリガモは毎年内堀のみで過ごしている。まれに南外堀など他の堀で見ることもあるが翌日には見られないことが多い。
 ♂4と♀3の7羽の群れがゆっくり泳ぎながら私の立っている極楽橋の下を通って東へ移っていく。動きに合わせて山里丸へ上がって石垣を上からのぞくと、時々こちらを見上げ警戒している。鳥はタカなど天敵が襲ってくる上の動きに非常に敏感である。
 それでもヒドリガモたちはお互いに威嚇し合うようにくちばしを開けたり、弧を描いて追いかけ合ったりしながら戯れるようにして東へ移動していく。つがい形成の行動なのだろうか。
 最近持ち歩いている500ミリのミラーレンズでオート露出のままで撮影した。いつもは露出もピントもすべてマニュアル撮影しているので気楽である。
 しかし結果は水面の暗色に引っ張られてややオーバーになってしまった。また光が硬くてよくない。ヒドリガモは内堀でいつも見られるので安心して、ついでの気楽な撮影ばかりになってしまう。

ー鳥言葉ー
● オジロビタキ 秘密。内緒。
● キレンジャク 嬉しい恋。
● コゲラ そのままに。浮気。
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カンムリカイツブリ越冬中 2020.11.24

2020年11月24日 | Weblog
 今日も快晴の空。紅葉は進んでいるが色合いはそうでもない。数年に1回くらい、素晴らしい紅葉の秋もある。
 その年を100点とすれば、今年はせいぜい50点ほど。気温の変化が影響すると聞いた事があるが、今年は当てはまらなかったのだろう。

「ヨウシュヤマゴボウ」 この秋には、市民の森の北部にあるこの実を求めて、オオルリ、キビタキ、コサメビタキ、メジロなどが集まりカメラマンの人気の撮影場所になっていた。
 夏鳥もいなくなって、静かな市民の森を歩くと、この草がかなり多いことに気付く。以前からこんなにあったように思えない。
 先の台風で新たに植樹された時に混じって入ってきたのか。この時期はヨウシュヤマゴボウを食べにくる野鳥はいない。赤い茎に甘そうな黒い実が熟して下がっている。今なら食べ放題なのに。もったいないなーと横目で見ながら通り過ぎる。

● カンムリカイツブリ 1羽 南外堀で越冬中。 
● ハクセキレイ 10羽 水上バス乗り場ほか
● カイツブリ 1羽 南外堀
● オオバン 38羽 すべての堀

● オカヨシガモ 6羽 南外堀、内堀
● ヨシガモ 4羽 内堀
● ヒドリガモ 54羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀
● マガモ 6羽 南外堀、内堀、西外堀
● カルガモ 13羽 人工川、西外堀、北外堀
● ハシビロガモ 81羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀
● コガモ 11羽 南外堀
● ホシハジロ 8羽 内堀、北外堀
● キンクロハジロ 34羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

● シロハラ 7羽 水上バス乗り場ほか。市民の森と飛騨の森では地面に。
● ツグミ 23羽 市民の森、もみじ園、沖縄復帰の森ほか
● シジュウカラ 9羽
● アカハラ 1羽 市民の森石の水場
● ヤマガラ 4羽 市民の森ほか
● アオジ 2羽 音楽堂西側上、豊国神社裏
● アオバト 1羽 豊国神社裏
● メジロ 14羽 豊国神社裏ほか
● ジョウビタキ 1羽 豊国神社裏
● モズ ♀1羽 一番やぐら

★今日の観察種
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、シロハラ、ツグミ、ハクセキレイ、シジュウカラ、アカハラ、ヤマガラ、アオジ、カワウ、カンムリカイツブリ、カイツブリ、アオバト、メジロ、ジョウビタキ、モズ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

ー【鳥言葉】ー
● イカル ひとり陽気。
● キマユムシクイ 危険な恋。
● モズ 孤高。孤独の力。
● ルリビタキ 秘めた愛。強い心。
● トモエガモ 嫉妬。他人の恋。
● オオタカ 栄光。勝利。

 花に「花言葉」があるように、宝石に「石言葉」があるように、鳥にも「鳥言葉」 
 これから時々掲載していきます。5年以内には日本の野鳥全種の「鳥言葉」を発表したいと思います。
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やっとユリカモメが飛来 2020.11.21

2020年11月21日 | Weblog
 大阪城公園について、しばらくしてスマホを忘れたことに気付いた。あーあ またやってしまった。直ちに困ることはないが落ち着かない。不安・心配。早めに切り上げて帰ろうとの気持ち。

 大阪城公園に鳥見に来た時に、困る忘れ物の順位。人によって違うだろうが、ちょっと想像してみた。

・ 1番は双眼鏡。これが無いと鳥を確認できない。酒飲んで家でひっくり返っているのと同じ。気付いたら直ちに帰宅するか。京橋へ朝飲みに行く。鳥見は取り止め。
・ 2番はスマホ。無くても直ちに困らないが落着かない。アルコールほどではないがちょっとスマホ依存症。
・ 3番は財布。しまった!と思うが、他へ寄らずに帰宅するなら大丈夫。ビールくらいならスマホのペイペイで買える。
・ 4番はカメラ。珍鳥に出合わない事を祈りながら回るだけ、カメラを忘れた時に出合う事はほとんどないだろう。
・ 5番は手帳 ともかく記録を付けないと来た意味がない。

● 快晴の秋空。市民の森に着くと数人が撮影中。聞くとキクイタダキとのこと。2羽と聞いた。1羽は混群の中に確認できた。相変わらずよく動く。

● カンムリカイツブリは今日も南外堀に滞在中。
 先日の負傷カンムリカイツブリ、初めに保護されたのは森の宮1丁目、大阪城公園から直線で東へ500メートルほどの場所。
 南外堀の個体ではないと思っていたが、気になっていた。当日ブログを見て夕方に大将が南外堀へ観察に行ったと。
 無事カンムリカイツブリを確認したので別の個体だと判断、連絡しなかったと聞いた。この行動力が大将の魅力だろう。

● ようやくユリカモメ到着。第二寝屋川を24羽の群れが下流へ。後に同数程度の小群が通過するのを、U君も観察。他に3羽が北外堀に着水も観察している。
 地球の環境が大きく変化していることを、大阪城公園の野鳥を見るだけで分かる。今すぐに答えを発声しないが、近い将来に分かる単純な事。

● ヤマガラ 5羽 市民の森、音楽堂西側上、大手前
● オオタカ 西の丸庭園
● ジョウビタキ 5羽 ♂梅林、♀4市民の森ほか
● ウグイス 6羽 音楽堂西側上、みどりのリズム、太陽の広場東の森ほか
● アオジ 1羽 音楽堂西側上
● カワラヒワ 50羽± もみじ園
● アトリ 15羽 梅林、飛騨の森
● モズ 1羽 飛騨の森
● エナガ 6羽 音楽堂西側上

● オカヨシガモ 8羽 
● ヨシガモ 9羽
● ヒドリガモ 76羽
● マガモ 20羽
● カルガモ 4羽
● ハシビロガモ 114羽 本種が今日の最多カモ
● コガモ 20羽
● ホシハジロ 9羽 
● キンクロハジロ 66羽

● ハクセキレイ 6羽
● コサギ 1羽
● カイツブリ 3羽
● ゴイサギ 2羽
● アオサギ 1羽

◎今日の記録種
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、オオタカ、メジロ、ジョウビタキ、ウグイス、アオジ、カワラヒワ、ハクセキレイ、コサギ、カワウ、ユリカモメ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ゴイサギ、アオサギ、アトリ、モズ、エナガ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ユリカモメ(1994.12.23 北外堀)
 在原業平。平安時代の貴族だ。美男子いわゆるイケメン。色好み。恋多き美男の貴公子。などと伝わる。
 伊勢物語の有名な「東下り。すみだ河」業平を主人公にしたといわれる男の歌がある。船に乗って渡ろうとするが、皆なんとなく悲しくて都には恋しく思う人がいる。そんな折、白い鳥でくちばしと脚が赤い、鴨ぐらいの大きさの鳥が、水面を気ままに動きまわりながら魚を食べている。
 都では目にしない鳥なので皆知らない。船頭に尋ねると「都鳥」との答えを聞いて、歌を詠んだ。それを聞いて船に乗っている人は皆泣いてしまった。
「名にしおはば いざ言問はむ都鳥 わが思ふひとは ありやなしやと」
(おまえが都鳥という鳥ならば 尋ねよう都鳥よう 都にいる恋しい人は どうしているのだうかと)
 ここでいう都鳥は、ユリカモメだろうといわれる。千年も昔のこと。当時は関西では見られない鳥だったのだろう。
 これから千年後は、どんな鳥の世界になっているのか知りたい気もあるが、千年後も人類が地球に生息しているとは思えない。
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傷ついたカンムリカイツブリゆっくり下流へ。 2020.11.18

2020年11月18日 | Weblog
 この時期にしては暖かい。再び上着を止めて夏スタイル。しかし全身に汗。

 山野の鳥も水辺の鳥も大きな変わりはない。歩きながら今日のブロブは、カンムリカイツブリが越冬中としよう。そんな事を考えていた。

 観察を終えて第二寝屋川を前にビールを飲んでいると、男性が近付いてきて
「鳥の関係の人ですか?」 双眼鏡を見て声を掛けてきた様子。
「ん!」 
「その先で鳥がケガをして飛べないんです。ウのようです」
 飲みかけのビールをベンチに置いて、その男の後に着いて行くと、落ち葉の上に鳥がもがいている。あっ!カンムリカイツブリ。

 勤め先の玄関前でカラスに襲われていたのを助けたが、弱っていて飛べない様子。どうしていいか。
 大阪府、天王寺動物園、動物病院などななど電話して相談したがすべて拒否された。野生の生きものなので仕方がないとか、嘴がとがっているので目を突かれると危険とか・・・。

 聞く前から答えは分かっていた。「命を救いたい!」そんな心はない。
 野生の生態系の中の出来事だ。人が関わってはいけないとか。断るための理由付けしているだけ。
 バードレスキュー協会を紹介しようと思ったが、男性はもうこれ以上はできないと。

 山野で襲われている鳥を助けて連れて来たのではない。人が造った都市の中の出来事。人が出すごみやその他が原因でカラスが増加している。公園でネコに餌をやって野ネコが増えている。全て人が関わっていること。

 都市で野鳥を保護することを、生態系を理由に断る事は出来ない。もっと目を開いて客観的に判断しないとだめ。
 
 足元のカンムリカイツブリはバタバタと動く。痛々しいい。この手で保護してやることは簡単。でも自分で治療しないといけない。
 できるか?法的な問題は気にしていないが。目の前の傷ついたカンムリカイツブリを、私は治療できるのか。心の中で激しく迷った。両手を伸ばして捕らえようとした。

 カンムリカイツブリは、頼りない足取りで少しずつ歩きながら川縁に近付き、そのまま水の中に落ちるように飛び込む。
 男性は、アッおぼれるんじゃないか!

 陸にいる方が大変な水鳥だからと説明しながら目で追うと、普通に浮んでいるが、胸や脇の血の跡が痛々しい。

 カンムリカイツブリは頭を縮めて、血に染まった胸や脇をそのままに、第二寝屋川の流れに任せ下流へと少しづつ小さくなっていく。

 何もできなかった自分。
 前回ノースロップの森の事を書いた。緑の木々が人の心を養う。それは野生の鳥だって同じだ。

● カンムリカイツブリ 1羽 上記第二寝屋川のカンムリカイツブリは、いつもの南外堀で観察してから数時間後のこと。別の個体だろうがちょと気になる。
● オカヨシガモ 27羽 南外堀、西外堀、内堀
● ヒドリガモ 145羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
● マガモ 4羽 南外堀
● カルガモ 4羽 西外堀
● ハシビロガモ 81羽 東外堀、南外堀、北外堀
● コガモ 8羽 南外堀、内堀、北外堀 
● ホシハジロ 14羽 南外堀、北外堀
● キンクロハジロ 41羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
● オオバン 35羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
● ハクセキレイ 9羽 東外堀ほか
● アオサギ 1羽 東外堀上を飛翔
● カイツブリ 3羽 南外堀
● カワセミ 1羽 内堀
● カワウ 第二寝屋川
● コサギ 9羽の群れが第二寝屋川を上流へ

● ツグミ 18羽 各所
● ウグイス 3羽 もみじ園ほか
● エナガ 8羽 音楽堂西側上
● ヤマガラ 5羽 音楽堂西側上
● シロハラ 2羽 市民の森
● クロジ 1羽 市民の森
● ジョウビタキ 3羽 市民の森ほか
● モズ 2羽 東外堀沿い
● アオジ 2羽 音楽堂西側上
● メジロ 14羽 音楽堂西側上ほか
● アトリ 4羽 音楽堂西側上
● ハシボソガラス 1羽 人工川
● ルリビタキ 1羽 ♀型一番やぐら

★本日の観察種
 オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、アオサギ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シロハラ、クロジ、ジョウビタキ、モズ、アオジ、メジロ、アトリ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ルリビタキ、カワセミ、カワウ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■カンムリカイツブリ(2015.1.17 北外堀)
 14年ぶりに飛来したカンムリカイツブリに驚喜して観察していたらもう1羽が飛来した。ただただ驚きでしかない。
 3羽目のカンムリカイツブリはちょっと若い個体。まさか大阪城公園で、このようなカンムリカイツブリに出合うとは。こんな事もあるんだとただ驚き感謝し日々喜びに浸っている。
 もうすぐ68歳。この歳になれば、自分の思いのままに人生を生きて終わるのもいいだろう。もし神がいても許してくれるのではないか。そう思って楽しんで日々を過ごしている。
 許されるならあと数年は体が思い通りに動いて今の日々を楽しみたいが、多分途中でだめになるだろう。その時はその時のこと。多少の覚悟もできている。
 人生は何もないより恥をかいた方がいい。恥もいっぱいかいて、人が経験できそうもない事もいっぱい。充実した日々。そんな風に人生に思いを馳せる。カンムリカイツブリの飛来。
 今日も北外堀に1羽。そして西外堀にこの1羽。潜水を繰り返している。 
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静かな大阪城公園 ウソ撮影される! 2020.11.16

2020年11月16日 | Weblog
 鳥は多くない。カメラマンも多くない。時期的にこれが普通なのだが、秋の渡りの賑わいが頭に残っているうちは寂しい。
 山野の鳥だけでなく、何故かカモたちも少ない。

 先日キクイタダキがノースロップの森で観察されたことから、それは何?場所はどこ?等の問い合わせが数件あった。
 場所は沖縄復帰の森から西へ、道を超えて南外堀までの間。南の端の方には、ノースロップの森との小さな表示と説明がある。
 数十年前にこれを読んだことがあった。しかし日本の緑化に尽くしてくれた人くらいの記憶しかない。

〇ノースロップの森
 アメリカの教育家 B・G ノースロップ博士 (1898年没) は、自然を愛し、木を植えることが、子供の性格を作る上に良い影響を与えるという考えのもとに、植樹運動の普及に務め、明治28年には 78歳の高齢にもかかわらず来日され全国にこの運動を広めた。
 第二次世界大戦後、日本では緑の週間が始まり、植樹行事が盛んになるにつれ、ノースロップ博士の業績が改めて認められることになってきた。
 大阪市では緑化100年運動10周年を契機として一層緑化事業を推進するにあたり、大阪城に “けやき“ を初め多数の木を植え博士を偲び 「ノースロップの森」 と名付けた。 昭和49年5月 大阪市

 明治時代に日本の近代化のために尽くされた外国の学者は多い。クラーク博士を知らない人はいない。Boys Be Ambitious(少年よ、大志を抱け) は学校でも習ったような気がする。
 それに比べるとノースロップ博士は知られていない。しかし今回ネットで調べると全国に 「ノースロップの森」 がある事を知った。感謝と尊敬の気持ちで暖かくなった。

● ウソ 豊国神社裏1羽 亜種ウソが撮影されモニターを見せてもらう。特別に珍しい鳥ではないが、大阪城公園では少ない。一般的に亜種アカウソが多いとの説もありいつも気になる。パソコンで詳細に確認すれば、判断できる場合もあると思う。
● ツグミ 13羽 市民の森、西外堀ほか。小群が飛び回る姿は大型ツグミで、本種ではないかと思う。
● ウグイス 4羽 音楽堂西側上、豊国神社裏ほか
● アオジ 4羽 音楽堂西側上ほか
● ヤマガラ 3羽 西外堀、市民の森
● ジョウビタキ 2羽 豊国神社裏、梅林
● アカハラ 1羽 市民の森石の水場に下りてきたとのこと
● モズ 2羽 梅林♀、豊国神社裏 高鳴きも
● シロハラ 1羽 梅林

 水辺の鳥も多くない。
● オカヨシガモ 4羽 西外堀
● ヨシガモ 2羽 内堀
● ヒドリガモ 92羽 東外堀、西外堀、北外堀この時期にしては減少するのは不思議。堀の清掃ボートも入っていないようだし。
● マガモ 5羽 西外堀
● カルガモ 7羽 人工川、西外堀
● ハシビロガモ 59羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀
● コガモ 9羽 人工川、内堀
● ホシハジロ 4羽 北外堀 これからか?まだまだ少ない
● キンクロハジロ 30羽 南外堀、西外堀、北外堀

● オオバン 35羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
● カイツブリ 4羽 南外堀
● カンムリカイツブリ 1羽 南外堀
● ハクセキレイ 6羽 人工川ほか
● コサギ 1羽 人工川

★本日の観察種
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ツグミ、ウグイス、アオジ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハクセキレイ、コサギ、メジロ、ヤマガラ、ジョウビタキ、ウソ、アカハラ、モズ、シロハラ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■ウ ソ(1992.11.14 梅林南側上)
 玲子さんからウソを見たと電話をいただき、翌日教えられた辺りを歩いていると、突然 「フィー」と大きな声が聞こえた。一瞬のことだったためウソの鳴声のようでもあり人工的な音のようにも思えて判断に迷った。
 声の聞こえた付近のアキニレを探していると、食べかすを嘴いっぱい付けてもぐもぐしている1羽のウソの♀を見つけた。
 見られている事を気にせず一生懸命に食べている様子はまるで子供が遊んでいるようで親しみを感じる。しばらくして、少し離れたところから呼びかけるように「フィーフイー」と盛んに鳴く声がして、呼答するように「フィーフイー」と鳴き合うと♂が飛び出してきた。
 しばらくお互いの安全を確かめるように、つかず離れずアキニレをもぐもぐしていたが、やがて寄り添うように飛び去った。
 名前が面白くウソが出たと話すと「嘘」と返事され、「本当」と答える。というのはよく使われる話。
 ウソの語源は、鳴き声が口笛を「うそぶく」如くだからとか、空から聞こえる鳴き声が琴の音に似ていたことから「ソラコトドリ」と呼ばれていたが、変化して空事→ウソになったとか、その他諸々の説があるようだ。どの説が本当でどれが嘘か今となっては分からない。
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セグロカモメ飛ぶ第二寝屋川 2020.11.14 

2020年11月14日 | Weblog
 秋の空の下、観光客もちらほらと。外国人があふれてその間をする抜けるようにして鳥見していた時期とは大きな違い。

 空堀をのぞいていると、後ろで観光客らしきカップルが話している声が聞こえる。「冬の陣で講和したが、その時に外堀ほかほとんど埋められ・・・」
 
 久しぶりの観光客だ。素敵な時間を過ごしてほしい。しかし今の大阪城は徳川のもの。もしも秀吉の大阪城が残っていたら、今の数十倍の大きさがあった。
 
 ふと思った。そこが公園として残っていれば、全域を回るのも一日では無理。一日70~80種の野鳥が見られるかも知れない。ととんでもない野鳥の楽園。わくわくしてくる。家康!何してくれとんねん!

 今朝もU君からラインがあって堀のカモのカウントは任せてください。
 「頼むで!」 と返信。歳とともにずぼらバーダーになってしまった。

● 第二寝屋川を上流へセグロカモメが飛ぶ。久しぶりに目にすると、太い、でかい、大きい。今期は10月24日にU君が初認観察している。
 その後見られなかった。過去の記録を開いても遅くなっているのは歴然。ユリカモメにいたってはいまだに見られない。

● オカヨシガモ 18羽
● ヨシガモ 5羽
● ヒドリガモ 103羽 西外堀が少なくなった。
● マガモ 11羽 
● カルガモ 16羽
● ハシビロガモ 70羽
● コガモ 16羽
● ホシハジロ 6羽
● キンクロハジロ 72羽

● オオバン 30羽 
● ハクセキレイ 3羽
● コサギ 2羽 人工川、第二寝屋川
● キセキレイ 3羽 内堀ほか
● カンムリカイツブリ 1羽 南外堀
● カイツブリ 2羽 南外堀
● カワセミ 3羽 南外堀、内堀
● カワウ 2羽 第二寝屋川

● ツグミ 9羽 各所
● アトリ 24羽 太陽の広場東の森、天守閣東側配水池
● シジュウカラ 10羽 市民の森ほか
● メジロ 8羽 市民の森ほか
● ルリビタキ 6羽 ♀型 音楽堂西側上、天守閣東側配水池、飛騨の森、梅林ほか
● エナガ 14羽 沖縄復帰の森ほか
● ジョウビタキ 4羽 ♀元射撃場ほか
● カシラダカ 1羽 梅林南側
● アカハラ 2羽 豊国神社
● マミチャジナイ 1羽 飛騨の森
● キクイタダキ 1羽 飛騨の森
● アオバト 1羽 飛騨の森
● シロハラ 2羽 みどりのリズム、市民の森
● ヤマガラ 4羽 市民の森、飛騨の森、沖縄復帰の森
● コゲラ 1羽 沖縄復帰の森
● ウグイス 3羽 南外堀ほか
● アオジ 5羽 梅林、音楽堂西側上
● チョウゲンボウ 1羽 第二寝屋川上空飛翔

★今日の観察種
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、ツグミ、アトリ、シジュウカラ、メジロ、ルリビタキ、エナガ、ジョウビタキ、カシラダカ、アカハラ、マミチャジナイ、セグロカモメ、コサギ、キクイタダキ、キセキレイ、アオバト、シロハラ、ヤマガラ、コゲラ、ウグイス、アオジ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワセミ、チョウゲンボウ、カワウ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■セグロカモメ(1995.1.2 南外堀)
 早朝いつものようにカモをカウントしながら南外堀沿いを歩いていると、堀の中をゆったり飛翔するカモメの姿が目に入る。
 ユリカモメにしては大きく印象が違う。双眼鏡で見ると黄色の下嘴に赤斑がある。心臓の鼓動。水面に浮かんでいる物を見つけると着水し、つついたりひっぱったりすることを繰り返している。南外堀の中で4か所に着水した。その内の一か所では、水面に浮かんだ数十センチのコイと思われる魚を採餌している。
 帰宅後、氏原氏のカモメ識別ガイドを参考に調べてみるとセグロカモメの成鳥冬羽であった。もともと不得意な分野で、よく勉強していなかったため、この機会にゆっくり読んでみるといくらか理解できたように思う。
 翌日も北外堀でユリカモメとともに浮かぶ大型のカモメを見つける。褐色の縦斑が目立つ羽色で、カモメ識別ガイドによると第2回冬羽だろう。優雅に帆翔し寝屋川を下流に向かって、印象的な尾羽の黒帯を残して飛び去った。
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秋深まる冬鳥の季節 2020.11.12

2020年11月12日 | Weblog
 昔の勤め先の退職者の会から年に2回ほど会報が送られてくる。いつも最初に見るのは、亡くなった方のお知らせ欄。
 今回二人の知人を見付けてしまった。共に享年76歳とある。机を並べて仕事した事もある、飲みに行ったこともある少し年上の先輩だった。

 リタイアした後は親しく付き合っていないので、事故だったのかご病気だったのか詳しいことは知らない。ただ、彼らは亡くなったという事。人生の一時期を共に過ごした方が亡くなったという事。

 人は必ず人生の終わりを迎える。 「死ぬときに後悔すること25」 大津秀一著 新潮文庫を読んだ。
 1000人以上の人生の最後に寄り添った、緩和医療医が書いた本。
 まさに、その場で聞いた人生最後の言葉、多くの人は何を後悔して死んでいくのだろうか。

 25の後悔から数点を選ぶと、
・ 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
・ 自分のやりたいことをやらなかったこと
・ 自分の生きた証を残さなかったこと
・ 美味しいものを食べておかなかったこと
・ 記憶に残る恋愛をしなかったこと
・ 自分の体を大切にしなかったこと

 自分にとって鳥見は、後悔しない人生のための行為のひとつかも知れないと思った。

● ツグミ 66羽 いよいよ冬鳥が中心になる時期。市民の森で上空を群れが飛び回る。どこかにとまらないか目で追っていると、高い木の先にばらばらととまる。
 即、双眼鏡で確認。思ったとおりツグミだった。他所でも数羽観察、修道館裏で久しぶりに出会った大将も十数羽の群れを観察と。ツグミが増えてきた。
● マミチャジナイ 1羽 市民の森
● ウグイス 3羽 市民の森、豊国神社東、青屋門
● アオジ 3羽 音楽堂西側上、一番やぐら
● クロジ 1羽 音楽堂西側上
● モズ 1羽 人工川
● トビ 1羽 カラスのモビングを受け上空飛翔。情報だが、大阪城公園のトビは結構憧れの鳥。
● ハイタカ 1羽 一番やぐら、飛騨の森
● イカル 10羽 市民の森
● ルリビタキ 4羽 みどりのリズム、梅林、豊国神社東
● アトリ 1羽 豊国神社裏
● ジョウビタキ 4羽 豊国神社裏、梅林、市民の森
● オオタカ 1羽若 沖縄復帰の森 さかなやさんにカメラのモニターを見せてもらった。胸の縦斑が見える。

 東外堀のカモが少なくなっている。水草がほとんど見えなくなっている。

● オカヨシガモ 7羽 南外堀、内堀
● ヨシガモ 2羽 南外堀
● ヒドリガモ 78羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀
● マガモ 9羽 南外堀、西外堀、北外堀
● カルガモ 6羽 人工川
● ハシビロガモ 51羽 西外堀、内堀、北外堀
● コガモ 南外堀、内堀
● ホシハジロ 4羽 南外堀
● キンクロハジロ 49羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

● カンムリカイツブリ 1羽 南外堀、前回見られないと書いたが、見逃したのかもしれない。
● カイツブリ 3羽 南外堀
● オオバン 31羽 南外堀、西外堀、北外堀
● カワウ 4羽 南外堀、第二寝屋川
● アオサギ 1羽 第二寝屋川
● ハクセキレイ 9羽 東外堀、人工川ほか
 
■■オオタカ(1999.9.12 西の丸庭園)
 西の丸庭園の北端の林の中でカラスに追われ地面に降りたのが見えた。数人で探すとオオタカは獲物を足で地面に押えて、周りを数羽のカラスが取り巻いて騒いでいる状態だった。
 動く気配がないので間に合うだろうと、カメラを取りに車まで走った。息も切れ切れでやっとの思いで戻ってきて、あと数十メートルの所まで戻ってきた時、鳥友から「飛んだ!」と無線が入った。
 話では、一人の男性が通りかかったので、後ろを回ってほしいと頼んだところ不満そうに立ち去ったが、乾やぐらの辺りからオオタカの背後に回って、わざと飛ばせてしまったそうだ。
 単なる嫌がらせだろうが実に悔しい。自分が撮影できなかったからでなく、こういう行動をする人が信じられない。何の利益があるのだろうか。
 後で思い出して飛ばせてやった!と楽しいのだろうか。他人に嫌な思いをさせる事が自分の楽しみになるのだろうか。
 その後、飛んだ辺りを探し回った結果、木の間からわずかに見える姿を見つけて撮影した。鳥友たちに心から感謝である。
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ベニマシコ・マヒワ・アトリ 2020.11.10

2020年11月10日 | Weblog
 今朝はちょっと寒かった。上着を1枚着て出かけた。

 山野の鳥は少なくて、カモなど水辺の鳥を楽しみに歩く。しかし、カンムリカイツブリが見当たらない。カモたちはほどほど。オオバンは増えてきた。鳥たちの変化で季節を感じる。

● マヒワ 2羽 修道館裏を東へ進むと、数人のカメラマンがこっちにカメラを向けている。これはダメかとひるんだが、「いいよ。いいよ」 と手招きしてくれる。

 この水たまりに下りてくるんだなと。アトリかと思えば、マヒワ2羽がくるという。しばらくすると、上の枝にマヒワが、そして水たまりに下りる。

 マヒワは水たまりに下りてくる印象がある。私だけなんだろうか。これまでの観察でも、よくそんな場所に下りてきた。

● 空堀にベニマシコ2羽との情報。一瞬、黄色のマヒワか?赤色のベニマシコか?迷ったが、大阪城公園ではより少ない赤と判断し向う。
 数人のカメラマンが堀の中をのぞき込んでいる。聞くと2羽がススキの中に入ったまま。そのうち出てくるだろうという。

 数十分待ってようやく動きが。石垣に飛び出し、ススキの穂にとまる。チャンスだと狙うが風で揺れるし、茂った葉の方にピントがいって悪条件。それなりに頑張って十数枚シャッターを押す。

 やがて2羽は飛び上がり、西の丸庭園のほうに見えなくなる。とりあえず観察できただけでも良かったと見送った。

 冬になると 「マシコ」 がいい。ベニマシコ、オオマシコ、アカマシコ、ギンザンマシコ・ハギマシコなどなど 「マシコ」 赤い鳥の季節。

 ご承知のとおりマシコとは 「猿子」 と書き、猿の尻が赤いことからマシコ。赤い鳥をそう呼んだ。ただサルの尻というより、ただ赤いのをマシコと言ったとも。

● アトリ 16羽 南外堀。
 このアトリも、マヒワやベニマシコと同じ仲間。「アトリ科」 の鳥たち。

 小鳥ショップへ行くとフィンチの餌として、アワ・ヒエ・キビなどが売られている。
 ベニマシコもマヒワもアトリも、みんなフィンチ。一般によく知られているのはカナリア。みんな同じ仲間。

● シロハラ 3羽 太陽の広場東の森、音楽堂西側上
● ジョウビタキ 4羽 市民の森ほか
● ツグミ 17羽 空を飛び回る、多くなってきた
● メジロ 9羽

 カモを始めとして冬鳥たちが増えてきた。
 
● オオバン 西外堀19・内堀1・北外堀9で計29羽。カンムリカイツブリが見当たらない。昨日は居たのだろうか?
● ヒドリガモ 160羽 東外堀、西外堀、北外堀
● コガモ 29羽 南外堀、人工川、内堀、北外堀
● ヨシガモ 12羽 南外堀
● オカヨシガモ 4羽 南外堀、西外堀
● カイツブリ 4羽 南外堀
● ハクセキレイ 3羽 人工川、西外堀
● コサギ 2羽 人工川、西外堀
● ホシハジロ 2羽 南外堀、内堀
● キンクロハジロ 18羽 南外堀、北外堀
● マガモ 4羽 北外堀
● ハシビロガモ 23羽 北外堀
● アオサギ 第二寝屋川

■■ベニマシコ(1993.4.16 音楽堂西側上)
 金曜日の夕方帰宅すると数人から電話が入っていた。仕事から帰宅したばかりで疲れていた。明日の土曜日にしたいとの気持ちが起こった。
 しかし、せっかく連絡いただいた事を無にしてはいけない。そのうえベニマシコは大阪城公園初認だろうと思われる。
 この機会を逃すと次はいつ合えるか分からない。そんな思いを胸にして、心に鞭打って出かけた。
 教えられた場所の音楽堂西側上の小路に着くが誰もいない。しかしすぐに聞いたとおり草の先で採餌している姿を見つけ、急いでカメラを準備する。夕刻で光量が不足気味の中、数枚のシャッターを切る。
 近づいてきた野良猫に驚いたのか、一気に飛び去った。その間わずか数分の出合いだった。とりあえず写真撮影に間に合ったのが幸運。
 大阪城公園ではベニマシコが気に入って採餌できるような植生の場所が思いつかない。観察できるならここしかないのでは。
 翌日出勤前に立ち寄ってみたが、わずかな時間では確認できなかった。その後、多くの人の観察でも一度も観察されなかった。
 結果的には、あの時思い切って出かけたことが唯一の機会だった。友人たちに感謝するしかない。そして、考えているより行動することが求められるとあらためて知らされた。
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2種のカモは見られない! 2020.11.8

2020年11月08日 | Weblog
 昨日は立冬。しかし今朝は暑かった。ハンカチで額の汗を拭きながら歩いた。
 後ろから来た自転車の女性に 「こんにちは!」 と声を掛けられた。多くの人が歩いている場所ではない。私へのあいさつだと 「こんにちは」 と返す。

 その女性、自転車から下りて押しながら 「〇〇の〇〇です♪」 と軽やかに返す。私のあいさつが不審だったので、分からせた方がいいと判断したのだろう。
 相変わらず失顔症。

 金曜日アカハジロ、土曜日トモエガモ。共に当日のみでいなくなった。
 アカハジロは交雑種ではとの意見がほとんど。脇の切り込み、嘴爪の形状、小豆色の胸、白い虹彩などはアカハジロの特徴通りなのだが。頭部の色合いが赤褐色、頭頂部はより赤味。これってメジロガモ・・・。

 トモエガモは、脇の羽からすると幼鳥ではなく成鳥。エクリプスの♂か♀か、それぞれの特徴を図鑑に照らし合わせてみる。
 目の下に黒状の痕跡は見えない、頭部は特に暗色に見えない、肩羽はやや長いようにも見えない事もない、肩羽の羽縁に褐色も見えるような、嘴基部の下に黒。しかし顔の白い柄は♀のよう・・・などなど。ともに答えに届かない。

● ジョウビタキ 8羽 みどりのリズムほか各所
● イカル 6羽 市民の森
● ハイタカ 市民の森、飛騨の森
● アオバト 市民の森、音楽堂西側上、六番やぐらで4羽
● ヤマガラ 3羽 市民の森、音楽堂西側上
● メボソムシクイかオオムシクイ 7羽 市民の森、南外堀、ノースロップの森、元ヘリポート
● キクイタダキ 5羽 ノースロップの森北端部
● ツグミ 1羽 市民の森
● シロハラ 5羽 市民の森、沖縄復帰の森、音楽堂西側上ほか
● アトリ 15羽+ 太陽の広場東の森
● クロツグミ ♀2羽 音楽堂西側上、市民の森
● エナガ 18羽+ 西外堀、豊国神社裏
● マミチャジナイ 1羽 愛の森
● アカハラ 1羽 元ヘリポート
● アオジ 1羽 元ヘリポート
● ウグイス 3羽 空堀ほか

 写真プリント。以前はプリンターを使って自分でやっていた。思うような色が出ないとか、機械の調子が悪くなるとかで、今はネットで注文している。意外と早く届くし値段も安い。

 この秋の撮影分から25枚の2L写真を注文に出した。一週間もしないうちにポストに届く。
 1枚1枚見ながら、シャッターを押した時の興奮を思い出し、いい気分いい包まれる。酒もうまい。

 次は、その1枚ずつの写真へ思いを文字にする。30年近く続けてきた事。もうすぐ900点になる。このブログの最後にあげているのはその文章。すべて写真と対になっている。

 例えばチゴモズの写真。梅林南側上桜広場、多くの鳥友たちと会話を楽しみながら待って、近い場所に出てき撮影成功。書きたいことがいっぱい。
 雨の日は、そんな出来事を忘れないように、あふれる言葉を文字に残して時間を過ごす。

● コサギ 2羽 第二寝屋川を下流へ
● オカヨシガモ 10羽 西外堀、北外堀
● コガモ 37羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀、人工川
● キンクロハジロ 38羽 南外堀、西外堀、北外堀
● カルガモ 3羽 人工川、北外堀
● マガモ 13羽 南外堀、西外堀、内堀
● ハシビロガモ 55羽 西外堀、北外堀
● ヒドリガモ 227羽 西外堀、北外堀
● オオバン 18羽 西外堀、北外堀
● ホシハジロ 1羽 北外堀
● カンムリカイツブリ 1羽 南外堀
● カイツブリ 1羽 南外堀
● カワウ 2羽 西外堀、第二寝屋川
● カワセミ 1羽 本丸日本庭園池
● ゴイサギ 2羽 北外堀
● ハクセキレイ 5羽 東外堀ほか

■■メジロガモ(1999.10.25 南外堀)
 大手前から南外堀のカモをカウント中、やや体形の違う鳥が目に入った。双眼鏡で追ったが逆光で色合いなどはっきり分からない。
 印象としては、変なカイツブリが頭に浮かんだが、そのままカモのカウントを続けた。この間5秒くらいだろう。カウントを終えて先へ進んだ。いつもの行動である。
 しばらく歩いて、カイツブリを双眼鏡で確認し手帳に記入。その時 「先ほどのシルエットはカイツブリではおかしい?」 突然頭に疑問が浮かんだ。大きすぎる、首が長い。ひょっとするとハジロカイツブリかもしれない。大阪城公園初記録種だ。戻って確かめる価値があると判断し急いで南外堀沿いに東へ。
 その日ホシハジロ、キンクロハジロの数は850羽ほど。この中から探すのは大変かもしれないと考えながら双眼鏡で群れの中を探す。すると、ホシハジロの頭より濃い赤茶色の頭と白い目が入った。あっ!メジロガモでは!
 福岡市の大濠公園で見そこねたメジロガモにここで合うとは。偶然か幸運か。
 疑問を感じなかったら、わざわざUターンしなかっただろう。今日休暇を取っていなければどうだろう。
 いつものことながら、ちょっとした事が大きな岐路であった。出合ったメジロガモに乾杯。
このメジロガモは、後日毎日新聞、朝日新聞で紹介に掲載され、大阪府初記録で大変話題になった。
コメント (2)
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夏鳥はほとんど・・ 2020.11.6

2020年11月06日 | Weblog
 雲がだんだん薄れて青空が多くなってくる。やがて秋の空が広がる。

 近年、とみに探鳥能力が落ちている事を実感する。先日も数人で立ち話している時に 「キクイタダキの声がしないなぁ」 との会話を耳にした。
 あぁそうだったと・・・昔の自分を思い出した。今は無理、キクイタダキの声は聞こえない。

 視力もそうだ。今朝、音楽堂西側上の小道を歩いていると、数十メートル先の道の上に鳥が。スズメくらいの大きさ。左向きで尾を上げている。胸の辺りが赤く見える。

 コマドリ?こんな時期に! 急いで双眼鏡で確認すると落ち葉。えっー!もう一度肉眼で見ると間違いなく鳥の形。
 近付いて行くと、落ち葉が絡まって落ちているだけ。・・・ん。聴力も視力も落ちる一方。

 「人生は思い出でできている」 何かで読んだ言葉なのか。突然頭に浮んだ。若い頃は 「人生は夢でできている」 と思っていた。
 しかし、今の能力でも鳥見は楽しめる、情報提供してくれる人たちもいる。決して今が悲しい訳ではない。

● ジョウビタキ ♂4♀5の9羽 不思議と 「ヒッ・ヒッ・ヒッ」 とか 「カッ・カッ・カッ」 の声は聞こえる。
● イカル 東外堀沿い 「オキクニジューシー」 よく通る声で気付いた。樹頂部に目をやると1羽のイカル。
● クロツグミ ♀1羽 音楽堂西側上、先日アオバズクが見られた辺り。枝葉の中をごそごそ動いている。いつものクロツグミらしくない動き。
● ウグイス 1羽 音楽堂西側上 「チャッ・チャッ」 と笹鳴きを続けながらツツジの中を移動する。
● キクイタダキ 沖縄復帰の森南部。今朝も2羽観察と情報を。
● ヤマガラ 2羽 キクイタダキと同じに。
● ツグミ 1羽 玉造口の木の樹頂。
● アトリ 2羽 豊国神社裏の水たまりに下りてきたと。
● マミチャジナイ 3羽 1羽は豊国神社裏の水たまりに。
● シロハラ 1羽 豊国神社裏
● アカハラ 1羽 梅林南側上桜広場
● サンショウクイ 2羽 梅林南側上桜広場上を飛翔と
● ルリビタキ 3羽 すべて♀タイプ 天守閣東側配水池、飛騨の森

 水辺の鳥、ボートでも入ったのだろうか変化があった。
● カワウ 3羽 南外堀、西外堀
● ハクセキレイ 5羽 城南地区ほか
● カルガモ 10羽 人工川、北外堀
● カンムリカイツブリ 1羽 南外堀。
 教育塔前の藤棚で、カモをカウントしていると60代の男性が声をかけてきた。
 あれはカンムリですね? 鳥に興味があるのかと思ったが、先日数人のカメラマンが集まって撮影している時に聞いたようだ。

 高知城とは違うなー。立派な石垣だ、当時の人に思いを馳せて感動の言葉。

 彼は問わず語りに言う。ガンの治療のために四国から来た。切りたくなかったから、全国で数か所しかない重粒子線治療が受けられる大阪に来た。
 保険が無ければ数百万円かかるので受けられなかった。旅費も滞在費もGOTOキャンペーンで助かった。

 詳しく立ち入らなかったが、生死を判断する場面に出合ったのでは。しかし彼は笑顔で、まだまだ話し続けたかったようだった。

 調査中なのでと後にした。彼の思いが伝わり過ぎて、励ましでもない、いたわりでもない、共感の言葉が見つからない事を知っているから。

● キンクロハジロ 42羽 南外堀、西外堀、北外堀
● カイツブリ 2羽 南外堀
● ヒドリガモ 245羽 南外堀、西外堀、北外堀
● オカヨシガモ 10羽 南外堀、西外堀
● マガモ 4羽 南外堀、西外堀
● オオバン 19羽 西外堀、内堀、北外堀
● ハシビロガモ 16羽 西外堀、北外堀
● カワセミ 1羽 本丸日本庭園池

 今日のランチも京橋。大起水産の回転すし。最近使えるようになった言葉がある。「しゃりこま」 前から言葉としては知っていたが、何か気恥ずかしくて使ったことはない。
 「ハマチの腹身しゃりこまで!」 

 寿司といえど私には酒のあて、飯が多いとすぐに満腹になって充分飲めない。結局 「しゃりこま」 で十分に酔っぱらい、ふらふらと帰宅した。
 今晩の献立は金曜日の海軍カレーなので、悩むことはない。

■■イカル(1994.12.24 音楽堂西上北側)
 この木の名が分からない。この実の名が分からない。
アトリ科の仲間に人気があって、次々やって来てついばんでいる。ヒヨドリも来ていたが、特にイカルやシメがよく食べていた。
 葡萄の房のようにたくさん実って下がっていたが、やがて食べつくされてなくなってしまった。あるいは自然に落ちたのかも知れない。
 この木にすれば、下に落ちて子孫へ繋げていくつもりか、鳥に食べられて運ばれるのが望みなのか。鳥たちと木の関係は太古の昔から続いているのだ。人も自然と共生することができるのだろうか。
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