大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

ハヤブサ飛ぶ 2021.7.29

2021年07月29日 | Weblog
 今朝も暑い。セミの声の中を歩く。
 大阪城公園の鳥たちはひっそりと目立たないように行動している。

 豊国神社東で石段に座って鳥友たちと雑談。前を飛ぶチョウに 「ツマグロヒョウモン」 との声。名前は知っているがよく似たチョウと区別ができない。

 さかなやさんの観察で下記のハヤブサとセンダイムシクイ。大阪城公園探鳥四天王のひとり、さすがに彼はよく見ている。

・ハヤブサ 2羽 西の丸庭園から飛騨の森の上空、旋回後東へ飛翔
・センダイムシクイ 1羽 飛騨の森
・シジュウカラ 3羽 市民の森
・エナガ 1羽 幼鳥市民の森、単独行動
・ハクセキレイ 1羽 成鳥 もみじ園
・ツバメ 1羽 本丸上空飛翔
・カルガモ 2羽 内堀
・カワウ 3羽 第二寝屋川ほか
・アオサギ 1羽 第二寝屋川飛翔

 オリンピックのTV観戦で一人盛り上がっている。今回のオリンピック、優勝候補とされる選手が予選で落ちる事が多いように思う。いかに厳しい世界を戦っているのかと。

 例えば、テニスの大坂、バトミントンの桃田、体操の内村、水泳の瀬戸、卓球の張本などなど。義務とは言え直後にインタビューに対応しないといけないのが辛くて見ていられない。

 ネットのニュースでは、平静に対応していた選手が、部屋に入ったとたん、激しい号泣がドア越しに聞こえてきたと。

 一方、大逆転も多い。例えば卓球の混合ダブルス、野球、体操個人総合などなど。
 負けているのを見るのが嫌いで、劣勢になるとチャンネルを変えてしまう。しかし後に大逆転して勝ったとニュースを見ると、しまった!見続けるとよかったと後悔。
 
 スポーツは筋書きのないドラマと言うが、勝った選手の涙、負けた選手の涙。魂を揺さぶられる。オリンピックって凄い!!

■■ドバト (2000.2.23 内堀)
 日本野鳥の会、日本鳥類保護連盟、日本鳥学会と三つの組織の会員になっている。会員といっても会費を払うだけの会員で、特別に活動しているわけではない。送られてくる会報などにより最新の情報や鳥類学の方向を知るのが主な目的だ。また、会員が増えることは鳥の保護にもつながるだろうとの思いもある。
 その中で、鳥学会は英語ができなければ役に立たない。会報や学会誌は英語が基本であるからだ。私には猫に小判だ。
 現在改訂が進められている日本鳥類目録の第6版ができるのを待っている。もちろん会員でなくても入手できるが会員には早く連絡があるだろう。学会誌に改訂内容の解説があったが、その中ではコジュケイは野鳥から外される予定だそうだ。つまりドバトと同じ扱いになる。
 ドバトは飼い鳥でも野鳥でもない。大阪城公園の記録として入れていないが、一部の方から記録しないのはおかしいとの声もあった。
 本種は羽色の変異が多いので、とりあえず一通りは撮影記録する予定である。写真はドバトの基本型のものだ。
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チョウゲンボウ飛ぶ 2021.7.27

2021年07月27日 | Weblog
 暑い、セミがうるさい。何度もお茶を補給しながら歩く。
 昨日は飲み過ぎたので、汗ぼとぼとになっているがビールを飲みたいと思わない。鳥も少なく軽く回って帰宅。

・ツバメ 1羽 内堀
・シジュウカラ 4羽 豊国神社裏
・チョウゲンボウ 1羽 修道館上ホバリング。バッグからカメラを出している内に見失う。後に出会った赤帽さんから、チョウゲンボウが天守閣を北に飛んで行ったと聞く。
・カルガモ 2羽 内堀
・カワウ 4羽 第二寝屋川、南外堀、内堀

 この土日はオリンピック三昧。素晴らしい試合が次々と。朝から晩までTVのチャンネルをあっちこっち回して種々のスポーツを楽しむ。やはりオリンピックは特別感があって感動の連続。

 柔道の阿部一二三、詩兄妹の金メダルも感激した。素晴らしいゲームばっかりだが、あえて一つ選ぶと卓球。
 感動、泣いた、しびれた。混合ダブルス、水谷隼&伊藤美誠コンビがついに中国に勝って金メダル。卓球界の夢! 解説の愛ちゃんも良かった。

 昨日の時点で日本の金メダルは8個! アメリカ7個、中国6個を抜いて世界一!メダル数を云々と言う意見もあるが、勝ち負けを争うのがスポーツだから競うのは当然。

■■カルガモ(2008.5.29 西外堀)
 親子カルガモはすぐに見つかった。雛を連れたカルガモがいると聞いて西外堀へ駆け付けた。京橋口から出て追手門学院の前辺りである。
 カルガモの親子は各地で何度も目にしているが、この感激は定点観察している者のみに与えられた喜びだろう。雛は2羽。明らかに少ない。離巣してしばらく経過するのだろう。カラスなどにやられたか鯉に飲まれたか。
 営巣場所が分からない。元自衛隊の赤レンガ建物の辺り寝屋川沿いなら繁殖に適した場所があるが。
 日を改めて西外堀沿いを隈なく探した。西の丸庭園の中も探した。しかし営巣跡らしき痕跡は見当たらなかった。謎である。
 推定ではあるが、西の丸庭園内の乾やぐら周辺の堀沿いだろうと判断した。他の場所では猫などに襲われたり人に見つかってしまったりする可能性が高い。
 ただし西の丸庭園内では、雛があの高い所から堀の中に飛び込むことができたのかとの疑問も残るが。オシドリの雛が巣穴から飛び出す映像などからすると、不可能ではないだろう。今後の繁殖を期待し早めに調査観察をこっそり続ける予定だ。
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コウノトリ大阪城を飛ぶ (7/19) 2021.7.22 

2021年07月22日 | Weblog
 先日スーパーで買い物中、大将から昨日コウノトリが撮影されているとラインをもらった。撮影者は赤帽さんとのこと。
 驚いた!!! コウノトリはいずれ大阪城公園を通過すると思っていたが来たか! 頭がいっぱいになって気も動転。混乱して献立など買い物が手に着かない。
 最低限の買い物で即帰宅。ビールを飲んで一息ついて。あらためてスマホを開く。

 小さいカメラの動画でこれ以上の拡大は無理。コウノトリは足環の色や番号が分かれば個体識別できるようになっているのだが。

 近年コウノトリは大阪各地でも時々観察されている。そのうち見られるだろうと予想していた。7月16日のブログでも、いずれ大阪城公園の上を通過するだろうと書いたばかりだった。
 まさかこんなに早く予想通りに観察されるとは・・・。

 その時の詳しい状況が聞きたくて、今朝はコサメビタキより赤帽さんに会うのが目的だった。青屋門から入ると数人の鳥友たち。その中に赤帽さん。

 ちなみに赤帽さんの本名はYさんである。何年か前にアカショウビンかアカゲラがよく出た当時、赤い帽子をかぶると出会える確率が高くなると言っていた。失顔症の私はそれから彼を赤帽さんと覚えている。

 彼の話しでは 7/19 12:50 大手門を出ると頭上を大きな鳥が舞っている。アオサギと思ったが違う!コウノトリだ。それから興奮状態だったらしい。
 気持ちはよく分かる。私なら頭に血が上って脳出血で倒れたかもしれない。
 
 今年はまだ7月なのに大阪城公園初記録が4種も。イスカ、カラフトムジセッカ、アカエリヒレアシシギ、コウノトリ。
 こんなことは想像がつかない。野生は常に人の想像を超える。

 再び合える確率では、コウノトリが一番だろう。二番はアカエリヒレアシシギ。
 大阪城天守閣にコウノトリがとまることを夢みながら歩く。ついつい目が空に向いてしまう。

 ※ 足環を確認できれば 「コウノトリ個体検索」 でいつどこで生まれたなど調べることができる。

・ヒドリガモ 1羽♂ 越夏個体 今朝は内堀と北外堀で観察される。最近北外堀はよく見られるようだ。
・ツバメ 5羽 内堀、北外堀 
・エナガ 2羽 みどりのリズム、北外堀沿い
・オオタカ 1羽 六番やぐら近く
・ハクセキレイ 1羽 西の丸庭園から西へ
・アオサギ 2羽 内堀、第二寝屋川
・カワウ 2羽 内堀、第二寝屋川

■■シジュウカラ(1994.5.8 市民の森)
 毛虫は多いが青虫は探してもなかなか見つけられない。ところがシジュウカラはどこから捕えてくるのか、♂♀が十数分間隔で次々と運んでくる。
 いろいろな種類を捕えてくるが、この青虫は特に大きく派手な縞模様で気味が悪いほどだ。
 巣の入り口の前の枝にとまると、回りの様子を見て安全を確かめてから中に入る。しばらくするとフンをくわえて顔を出し、回りを見てから一気に飛び出す。
 中の様子は分からないが、きっとかわいい雛が大きな口を開き、餌をねだっているのだろう。
 5月の中旬から幼鳥をよく見かける。親鳥に甘えて羽を震わせ餌をねだる姿はかわいい。いかにも幼鳥といった仕草が初々しい。
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コサメビタキに合えて やれやれ 2021.7.19

2021年07月19日 | Weblog
 梅雨が明けると一気に猛暑日。全身汗びっしょり。熱中症とコロナと両方に気を付けないと。

 ペットボトルのお茶を持参し時々飲むようにしている。今日も目的は飛騨の森。昨日はコサメビタキにセンダイムシクイが見られている。

 途中ひょうひょうYさんと出会う。「コムラサキ」 がここに出るので待っていると言う。 「オオムラサキ」 なら国蝶としてTVなどでもよく紹介されるので知っているがコムラサキ?

 若いころ給料のほとんどを酒とねーちゃんにつぎ込んでいたが 「小紫」 そんな源氏名で和服の似合うねーちゃんがいたような。

 飛騨の森に着くが誰もいない。今日は頑張って探そうと端から端まで何度も歩き回るが見つからない。途中で植物女子もやってきて探すが見当たらない。
 とうとう諦めてヒドリガモを見て帰ろうと内堀のいつもの辺りを見るがこれも居ない。

 実は昨日悲しい出来事があって、やや落ち込んで出かけてきたのだが、3種ともフラれるとは・・・弱り目に祟り目。
 内堀沿いのベンチに座ってしばらく休む。カルガモ2羽とアヒル雑種とアオサギも休んでいる。そこに1.5メートルほどのシマヘビが現れる。
 
 カルガモの足元まで近づいてくる。何が起こるか、ちょっと退屈だった心に好奇心が沸き起こって興味深々で見つめる。
 カルガモはとっくに気付いていて、じっとヘビを見ている。どんどん近づいてきて、いよいよ噛みつくかと思いきや、カルガモはすっと水面に避難する。ヘビは何もなかったように先の草むらの中に入って行く。

 なーんだ。事件は現場でも起こらなかった。 
 北外堀の売店でビールでも飲んで帰ろうかと立ち上がったところへ自転車の赤帽さんが来て、大将から連絡ないか? 豊国神社裏でコサメビタキが出てるで!
 その時スマホが鳴る。大将からだった。急いで豊国神社裏へ。

 マダム、大将、さかなやさんがコサメビタキが2羽いたと。でも今は行方不明。マダムが探し回って再び見付けてくれる。やれやれこれで今朝の空振りから逃れられた。
 それにしても大阪城公園の鳥のメンバーは、鳥にも優しいが仲間にも優しい。感謝感謝。

 さかなやさんが今朝撮影した3個体の写真を見るとそれぞれ別個体。先日の飛騨の森の個体もまた別個体とはっきり確認できる。

 7月に入ってコサメビタキが4羽も。過去の記録を調べてみると、昨年をのぞいて2017年から毎年観察されていることが分かった。
 私はいずれ大阪城公園でコサメビタキが営巣すると考えている。

・ ヒドリガモは極楽橋の西側にいたと大将から。
・ ツバメ 2羽 北外堀、内堀~梅林
・ アオサギ 2羽 内堀、東外堀
・ コサメビタキ 3羽 豊国神社裏周辺
・ オオタカ 1羽 修道館裏
・ コサギ 2羽 飛翔

■■コサメビタキ(1999.10.9 西の丸庭園)
 癒しがブームになっている。癒し系の音楽とかグッズがよく紹介されている。いづれにしても商業ベースであおられているのだが。
 しかし現代において人々が癒しを求めているのは間違いのないことで、人それぞれの癒しの方法がある。
 私の場合はもちろん鳥見である。鳥見で緑の自然に触れることが最大の癒しになる。
 西の丸庭園でたまたま出合ったコサメビタキ。サメ三兄弟の中ではもっともよく見られるが、どういう訳か気に入った写真がない。
 今回も比較的近くで見られるのでカメラを向けたが見上げる角度になってしまった。顔に黒頭巾をかぶったようになって、後頭部も冠羽のように突き出して角張って見える。ちょっと印象が違うがやはりコサメビタキだろう。
 写真としては不十分で不満が残る。しかしストレスはたまらない。思うような出合いがない鳥見でも、残念に思うがストレスはたまらない。
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コサメビタキも ヒドリガモも 合えた。2021.7.16

2021年07月16日 | Weblog
 いよいよ梅雨明け間近。蝉の声がうるさく なってきた。

 昨日のマダムのブログ 「鳥写真マンガ」 を見てびっくり。ヒドリガモが戻っている。
 今日の目的は、そのヒドリガモとコサメビタキ。コサメビタキは先日の大将の情報で、今日は青屋門から北外堀 沿いを歩く。
 愛の森でさかなやさんとマダムが何かを撮影中。行ってみるとまさにコサメビタキ。噂のコサメビタキにやっと合えた。ヒドリガモは内堀のいつもの所 、今日は2種とも目的の鳥に合えたので上出来。

 コサメビタキは、おきらく先生が見付けて以来観察されている。ヒドリガモは10日の土曜日から行方不明になっていた。もう合えないと思っていたが意外な行動。

・メジロ 1羽 愛の森
・エナガ 3羽 飛騨の森
・ヒドリガモ 1羽 内堀
・コサメビタキ 1羽 愛の森
・カルガモ 1羽 北外堀
・ゴイサギ 1羽 北外堀
・ツバメ 1羽 内堀
・アオサギ 1羽 北外堀上空飛翔

 7月14日に福井県小浜市でコウノトリのヒナ3羽が巣立ったとのニュース。同地での巣立ちは1961年以来60年ぶりと。うれしいニュース。コロナでなく、こんなニュースを毎日聞きたい。

 コウノトリは兵庫県豊岡市のコウノトリ郷公園がよく知られる。2005年9月の初放鳥は今もはっきりと覚えている。余談だが、その時3メートルほどの近距離で秋篠宮紀子さまを見た。皇室の方をこんな近くで見たのは初めて。
 その後の野生復帰事業は順調で、次々と数を増やし各地で営巣も確認されている。巣立ちも観察に行った。徳島県鳴門市の営巣も観察に行った。コウノトリには特別な思いがある。

 コウノトリはもともと全国に生息していた鳥。人々はこれをツルと混同していて 「松に鶴」 などの言葉も残っている。
 実際のツルは松など木の上にとまらない。コウノトリと間違っていたようだ。民話の 「夕鶴」 に出てくるのもコウノトリだと言われている。
 全国の地名にある、鶴見や鶴橋などの 「鶴」 の地名は、ほとんどコウノトリの事だと読んだ記憶があるがその本が分からない。

 いずれ大阪城公園の上をコウノトリが通過するだろう。あわてないで足環が確認できるようなシャープな写真を撮ろう。
参考図書
・「大空に飛べ コウノトリ」 佐藤一美 講談社

■■モ ズ (1994.5.22 城南地区人工川)
 夕日も低くなりやや疲れも出てきたので、そろそろ引き上げようかと考えていると逆光に光る枝にモズ幼鳥がとまった。新緑とモズが光の中で輝く。
 こんな時は露出に迷う。少しの間とまっていたのであえて逆光狙いに絞って、数段階の露出で撮影、後はでき上った結果を見て選ぶ。
 5月下旬になると鳥影も減少して寂しくなるが、今年はこのモズ幼鳥が残っていたのでいろいろと楽しませてもらった。
 28日を最後にして、思い出をたくさん残して大阪城公園を旅立ったようだ。
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この時期にコサメビタキがいると。2021.7.13

2021年07月13日 | Weblog
 いよいよ梅雨明けか。おきらく先生が観察撮影している飛騨の森のコサメビタキを探そうと、いつもと反対に飛騨の森から回る。
 あの大将さえ「今日は何もいない」と言うくらいだから、推して知るべし。

 2番やぐら跡で数人が集まって雑談している。こんな時に大阪城公園をうろうろするのは高齢者が多い。
 ワクチン接種済みの人も増えてきた。そのワクチンの予約で面白い話しを耳にした。

 大将が予約しようとスマホを操作するも、何度やつても出来ない。「取れない・取れない」 と嘆いていると、近くに居たともちゃんが、ささっと操作し 「取れたよ!」

 大将はスマホの操作を人に教えたりしてたので詳しいと思っていたが・・・出来なかったのか? ニュースでは操作できない高齢者が、子や孫に予約を取ってもらったとよく聞いた。私もそのひとり。

 まさか大将が私達の仲間とは。ちょっとニヤつく。
 しかし最後のボタンは大将に押させたらしい。最後の決定ボタンを押せば、予約を取ったのは自分だと宣言できる。

 九州男子の誇りを傷つけないように。最後のボタンを残したのはともちゃんの優しさだったのか。

・ コサメビタキ 1羽 帰宅時スーパーで買い物をしていると大将から、愛の森でコサメビタキと。愛の森にいたのか。昨日はさかなやさんが飛騨の森で観察撮影している。私も何とか確認したい。
・ 越夏ヒドリガモはいない。9日の金曜日を最後に見られていない。今さら日本海を超えて飛んで行きたいとの本能に抗えなかったのか。いずれにせよ元気でいる事を願う。
・シジュウカラ 1羽幼鳥飛騨の森
・ツバメ 2羽 本丸上飛翔。
・ キジバト、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ。

■■コチドリ(1993.4.24 西の丸庭園)
 コチドリが出たと聞いたがこの公園で生息するような環境が思いつかず耳を疑った。西の丸庭園の芝生の上で2羽が採餌していたとの事だった。
 水辺と離れすぎているように思ったが、信頼できる人の情報だったので西の丸庭園に向かった。しかし芝生の上には見られず、しばらくすると観光客や幼稚園児たちがやって来て走り回った。
 翌日は開園と同時に入って待っていると、昼前になって芝生の上を歩くコチドリを見つける。遠距離から数枚のシャッターを切ったが、短時間で北の方へ堀を越えて一気に飛び去る。こんな写真ではあるが大阪城公園でのコチドリの初写真である。
 翌、日曜日も開園と同時に入るが、人出が増加してきて観察することはできなかった。
 芝生の上をハクセキレイが採餌している姿は時々見かけるので、小さな虫などがいるのだろう。夏鳥なので渡りの途中に立ち寄ることはあるかも知れないが、コチドリまで飛来するとは驚きだ。大阪城公園では、どんな種でも飛来の可能性があると考えておく必要がある。楽しみが増えたと同時にまた目標が一つ増えたようだ。
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ずぶ濡れになる 2021.7.9

2021年07月09日 | Weblog
 朝7時の天気予報では、9~10時頃に雨となっている。今日は大阪城公園は止めようとTVを見ながら横になっていると、窓の外がやけに明るい。

 太陽の陽ざしが輝いている。パソコンで天気予報を確認すると、晴れに変わっている。雨は午後から。急いで出かける用意。

 ささっとショートコースを回って青屋門から出ると、コンビニの裏に、ひょうひょうYさん、さかなやさん、ダンディーHさん、赤帽さんなど鳥友数人が集まっている。
 雑談している内に一人帰り二人帰り、さかなやさんと二人残った。缶ビールを飲んでいると雨粒がぽつぽつ落ちてきたので帰ることに。

 どんどん雨脚が強くなり全身ずぶ濡れ。自転車のさかなやさんも濡れたのでは。

・シジュウカラ 5羽 大阪城公園駅前、音楽堂西側上、梅林
・カワウ 4羽 南外堀
・ヒドリガモ 1羽 内堀越夏中。同じ場所にアオサギ、雑種アヒル、雑種カモも。
・ツバメ 2羽 北外堀上空飛翔
・その他 キジバト、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ

 「ファーストペンギン」 という言葉がある。最初に海に飛び込むペンギンのこと。天敵がいるかも知れないが最初に飛び込む。勇気のあるペンギンだ。
 リスクも大きいが、たくさんの獲物にありつける可能性がある。びびり性の私はだめ。2番目も3番目もだめ。その他大勢の中に混じって、そっと海に入る情けないペンギンだ。

 ところでペンギンの名前の由来をご存知だろうか。もともと北半球に生息していたオオウミガラスが、現在のペンギンに非常によく似た鳥で、ペンギンと呼ばれていた。(諸説あり)

 オオウミガラスは乱獲され激減した。絶滅の危機が叫ばれるようになると、逆に希少価値で高額取引されるようになった。
 ハンターたちにとって魅力的な獲物となり、わずかに残ったものを探し回って狩った。

 1844年アイスランド沖のエルディ島で2羽のオオウミガラスが抱卵中だった。そこに上陸してきたヨン・ブランズソンとシガラー・イスルフソンの二人がそれを見つけ殺してしまった。最後の2羽だった。
 この日1844年6月3日 地球上からオオウミガラスが絶滅した。

・「最後の1羽 オオウミガラス絶滅物語」 アラン・エッカート著 浦本昌紀・大堀聰訳 平凡社
・「ペンギンはなぜ飛ぶことをやめたのか」 田代和治著 実業之日本社

 前者の本のエピローグにこうある。
 「芸術作品の美と本質は、たとえその最初の物質的表現がついえ去ったとしても、もう一度思い浮かべることができるかもしれないし、消え失せてしまったハーモーニーであってもふたたび作曲者の心にひらめくかもしれない。
 しかし、一つの生き物の最後の個体が息をひきとってしまえば、このような生き物がもう一度生まれてくるには、もう一つの宇宙ともう一つの地球が生成発展しなければならないのだ」

■■ササゴイ(1995.8.13 城南地区人工川)
 これまで68回仕事を変わったとニッカボッカ姿の男が話かけてきた。秋田県の出身で、全国を転々としたが大阪が一番暮らしやすい。こんな格好をしていても誰も気にしない。東京なら変な目で見られるから。
 鳶の収入はいいが、歳を取ると危険なのでそろそろ土方に変わろうと思っている。これまで知り合いが何人も足場から落ちて死んだ。歳を取るととっさの判断が遅れる。
 人恋しくて誰かと話がしたいといった感じで、その男は問わず語りに話を続ける。
 時々大阪城公園にやってきて、自転車で回るのが楽しみ。特にこの人工川の付近が気に入って座りこんで故郷を思い出すそうだ。
 男の故郷はどのような山河が広がっているのだろうか。心の中にある風景はどんなだろうか。
緑が心を安らかにしてくれる。心を豊かにしてくれるのは自然。水や青空や落ち葉など、当り前の自然が普通にあり、その中で普通に暮らすことが人の幸せだろう。人工川を前にした男の安らぎに、私も入りたいと願った。先ほどからササゴイがじっと動かず水面を見つめる。 
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梅雨の晴れ間 2021.7.6

2021年07月06日 | Weblog
 梅雨のため大阪城公園で鳥見できる日が少なくなるが、7月は大阪城公園で最も鳥の少ない月。落胆することはない。
 数人の鳥友と出会ったが鳥はだめでトンボを撮影していた。日曜日に大川で観察撮影されたオオハムのきれいな夏羽の写真を見せてもらった。大阪城公園に来てくれないかなと思った。

 先日のF1オーストリアGPでレッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝♪♪これでフランスGPから3連勝!チームのレッドブル・ホンダも第5戦のモナコGP以降5連勝。

 ホンダの5連勝は、マクラーレン・ホンダ時代以来33年ぶり。あの年は勝ち続け、伝説の開幕以来11連勝。F1ブームが起こった。アイルトン セナの名前はご存知だろう。

 フェルスタッペンもセナ以来の天才ドライバー。ホンダのF1参戦は今期で終わると発表されている。選手権、チーム共にワールドチャンピオン獲得して有終の美を飾ってほしい。
 次回はイギリスGP。また眠れぬ夜を過ごしそう。

・オオタカ 修道館西 成鳥1
・カワウ 6 南外堀、上空飛翔、第二寝屋川
・ヒドリガモ 1 ♂内堀越夏個体
・アオサギ 2 東外堀、第二寝屋川
・シジュウカラ 2 梅林南側上桜広場
・その他 キジバト、ハシボソガラス、ムクドリ、スズメ

 家屋が突然がけ下に崩落したニュースで驚いた。残っている1軒の住民のインタビューで、突然警察が来て 「今すぐ家を出て下さい」 何も持たず逃げてきたと話す。

 自分だったら、パソコンだけ持って行かせてください。崩落して死んでも構いません。
 大阪城公園の野鳥記録は私の命と同じ。このために人生設計をしてきた。記録を失って生きていても意味がない。

 これまでデーターを無くさないように種々の方法をとってきた。記録は時代とともにフロッピーや、MOや、CDや、DVDにコピーして結婚した娘の家に保存。

 写真が増えると容量に限界が来た。やり方が分からなくて種々調べた結果、外付けHDDがいいとヨドバシカメラへ行った。
 ミラー・・・とか言ってバックアップすると同時に2つのHDDに保存されると店員が勧めた。ちょっと高かったが仕方がない。でも帰宅して使おうとしたが、説明を読んでも理解できないので無駄になった。
 次にもっと単純なものを買ったがこれも安くない。またも理解できず。無駄なお金を・・・知識が無いので。

 たまたまポータブルHDDというのを見付けた。これは気に入った。インストールも何も不要。USBに差し込むだけ。これはいい!
 大いに気に入って以後はこれに保存、数年ごとに購入し今は5台。写真はすべてRAWで撮影しそのまま保存しているので容量がどんどん大きくなる。

 最近ネットで見ているとHDDよりSSDがいいとある。・・・ん。また怪しいのが出てきた。半日以上ネットで勉強した。
 しかし、SLC(シングル)からMLC(マルチ)・・・QLCまで4段階ある。耐用年数がSLCなら100年、QLCなら2~5年と大きな差がある。
 これはどういう事か。知識が無いので悩む。今後HDDでいくかSSDにするか頭が痛い。

 1T以上の容量で、MLCで、2万円以下で、10年くらいの耐用年数があって、USBに差し込むだけで使えるものが欲しいと思っている。

■■アマツバメ(1998.11.7 桜門から上空)
 桜門の3倍くらいの高さを飛ぶ鳥を見付けて目で追うが、高度をどんどん上げて小さくなる。双眼鏡でとらえたまま、頭の中で図鑑の頁を高速で繰るが、大阪城公園の欄には載っていない。
 やがてその鳥が双眼鏡の中で反転すると、鎌形のシルエットがはっきりする。思わず「アマツバメ」と声に出る。
 次は細部を意識して観察する。上空をゴマ粒のようになって高速で飛び回るので見づらい。下面は黒く、時々腰の白が目立つ。尾は角尾に見えたり燕尾のように見えたりする。翼は極端に細長い。時々羽を震わせるようにひらひらさせるが、主に滑空して上空を飛び回る。
 やがて一緒に飛び回るものが目に入る。合計7羽となって南から南西方向に見えなくなる。観察時間は約10分。撮影成功。大阪城公園初記録種の登場だ。
 飛び去った後一息入れて興奮を冷ます。そうするとこれまで各地で見たアマツバメは、もう少し大きく見えたような気がして若干不安になる。ヒメアマツバメだったのか。燕尾も確認したがやや心配。ただしヒメアマツバメであっても大阪城公園初記録でうれしさに変りはない。数日後できあがった写真を確認してアマツバメとはっきりする。写真を手に再び熱くなる。
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雨に打たれる 2021.7.2

2021年07月02日 | Weblog
 早くも梅雨。詳し予報を見ると昼過ぎまでは曇り空も降水はない。それなら運動を兼ねて軽く回ろうと出かける。

・カワウ 9羽 南外堀、第二寝屋川、内堀
・ヒドリガモ 1羽 内堀越夏個体
・シジュウカラ 2羽 市民の森
・アオサギ 1羽 第二寝屋川
・カルガモ 2羽 第二寝屋川を下流へ飛ぶ
・コゲラ 1羽 豊国神社裏
・メジロ 1羽 音楽堂西側上
・その他 キジバト、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ。

 予報が外れて小雨が降りだす。やや急ぎ足になって帰りに向かう。雨脚が強くなってくる。この時期だから濡れたって風邪をひくことも無いと覚悟。逃げ込むようにスーパーに駆け込んで晩の買い物。外へ出るとほぼ止んでいた。

 一昨日に2回目のワクチン接種を受けてきた。2回目の方が副反応が出やすいと聞いていたので、 頭痛や微熱など多少気にしていたが全く何ともない。普通に飲んで過ごす。何か 拍子抜けといった感じ。

 アルコール性肝炎でお迎えがきたら甘んじて受け入れるが、コロナではこの世に未練が残りそう。しかし、ワクチン接種したのでコロナでの死亡確率はほぼゼロとの事。かなり気が楽になった。

 内堀で越夏中のヒドリガモが今日も青屋門近くの石垣の上で休む。柵越しに人がのぞいてもまったく気にしない。
 撮影しようとした人が、柵の間からスマホ差し出したらさすがに水面に下りて少し離れる。

 ヒドリガモの語源である頭部の赤褐色に、頭頂部は黄白色が目立つが今はそれがすっかりなくなって頭部全体が赤褐色。頭頂の黄白色は婚姻色なのか。

 このヒドリガモは、もともと東外堀で過ごしていた。5/23にU君が北外堀、内堀への移動を観察。6/26の4:35には、おきらく先生が西外堀の北西角で確認。同日ひでキングが内堀の極楽橋上を飛ぶ姿を観察撮影。
 これまで東外堀、北外堀、西外堀、内堀で観察されている。多少の飛翔能力がある。いつまで大阪城公園で過ごすのか。

■■ヒドリガモ(1999.12.3 内堀)
 大阪城公園の観察も10年近くなると変化が見えてくる。カモではハシビロガモとオカヨシガモの定着化であろうか。今シーズンだけのことかもしれないので、まだ定着したとは断言できないが。私の予想では来期もくるだろうと思っている。
 ホシハジロとキンクロハジロは変わらず圧倒的な数を占めているが当分変わることはないだろう。そしてこのヒドリガモも変わっていない。十数羽前後の個体数も、場所が内堀であることも大きな変化はない。そのためかヒドリガモのまともな写真がない。
 そこで♂♀一緒に撮影するというカモ撮影の基本テーマに沿って300ミリ手持ちで狙ってみたが、わずか30分程度の撮影では完全なものはできない。かろうじて2羽が入った写真ができた。しかし♂♀のバランスや2羽の光線状態などなど気に入らない。
 年が明けてから2月ごろに飛去までの完全な繁殖羽で一番美しくなった時期に本腰を入れて撮影しないといけない。スコープ用と短いレンズ用にカーボンの軽量三脚の購入を考えているので、それのデビューにやってみようか。
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