大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

コアジサシ2羽の観察情報 2020.6.28

2021年06月28日 | Weblog
 快晴の空、かなり暑い。大将からコアジサシ2羽北外堀、オオタカ、ヒドリガモの観察情報をもらって、ちょっと楽しみはコアジサシ。

 もう7~8年も前になるが大阪城公園駅の東側の工場跡地でコアジサシが営巣し、盛んに大阪城公園にやってきた。
 ちょうど鳥が少なくなる時期に見られるので大歓迎。やがて見られなくなった。営巣地に何回か確認に行ったがまったく姿が無くなっていた。

 工場跡地は広い更地のままで、新しく工事が始まった様子もなく変化はなかった。
 犬か猫でも入ったのかと想像した。現在もその場所は変わらないまま。

 その後読んだ本でコアジサシは営巣地を移動することがよくあると。特別に影響を受けるような事柄が無くても営巣地を移動すると生態だと。ひょっとするとそれだったのかも知れない。

 今朝は残念ながらコアジサシは見られなかった。コンビニで缶ビールを買って、ベンチに座って北外堀を眺めながら飲む。先年繁殖した場所で再び営巣してくれたらなぁと想像しながら。

 出勤のともちゃんが通りかかる。OLの出勤時間に既に飲んでいる。しかし私も40年近く毎日地下鉄に乗って働きに行ったものだ。今はこんな贅沢も許してもらえるだろう。

●今日の野鳥
 コアジサシ、オオタカ、エナガ、シジュウカラ、ツバメ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ。

 「シギチファン」 という人たちがいる。シギやチドリの観察、特に識別や珍鳥の発見に強く興味を持っている人たちで、バーダーの中でも凝り性の人が多いように思う。

 「ワシタカファン」 という人もいる。カモを熱心に観察する人もいる。山野の鳥では、フクロウだけとか、エンベリザ好きや、ムシクイ専門という人もいる。

 私は大阪城公園の記録に特化しているので、各地へ出かけることは少なくなった。昔はシギチの観察に行くこともあった。
 当時はシギチファンの知り合いもいて、よく珍鳥情報を送ってもらった。今は付き合いもなく、どうされているか分からない。

 一方シギチに全く興味がないという知人もいた。彼の口癖は 「君子シギチに近寄らず」 語呂がいいからか、何度も聞かされて頭から消えない。

 彼はキアシシギもトウネンも知らないほど偏っていて、性格もやや偏っていたが、私には親しく接してしてくれた。
 既にかなりの高齢になっているはずだが、どうされているだろうか。懐かしいセリフをもう一度聞きたい気もする。

■■コアジサシ(2010.6.11 東外堀)
 「大阪城に絶滅危惧種」三流週刊誌(タイトルが大げさで、その割に中身が無い)みたいなタイトルにしてしまった。大阪城公園も鳥が少なくなって、ブログの中身が無い。するとタイトルを大げさにしたくなる。
 ただし、弁解をさせてもらうと間違った事を書いている訳じゃない。東外堀でコアジサシに出合ったのだ。コアジサシは環境省の RDBで絶滅危惧種Ⅱ類(VU)になっている。
 何だ!コアジサシか!と通り過ぎるのは勉強不足。見られなくなって、あの時・・・なんて言っても遅い。
 鳥陰も薄くなったし荷物になるから今朝はカメラを持たずに出かけようとしたが待てよ!そんな時に限っていい出合いがあり後悔するもんだ。これまで何度も地団太踏んで悔しい思いをした事があったことか。
 やはり東外堀でコアジサシ4羽の乱舞。ギィギィギィと鳴きながら後を追いかけたりしているのを見ると、幼鳥が親に餌をねだっているのか。濁って水中が見えないが垂直落下し盛んに飛び込む。こんな所で捕食できるのかなと心配していると小魚をくちばしにくわえている。大したもんだ。飛び回るのに合わせてシャッターを切る。簡単チェックするとOKなのもある。よしよし。カメラを提げてきて良かった。
 今朝は、これだけの事で十分満足。これまでの人生、実にいろいろな事があった。いい事、悪い事含めて満足している。人生の選択肢がほとんどなくなって終着駅に向かうレールの上。でもこれまでの人生で今が一番いい日々を過ごしていると言える。
 もし望み通りにできるなら、20歳に戻りたいか?と問われても今がいいと答える。
 今朝は大手桝形でイソヒヨドリに合わなかった。西の丸庭園では十数人のカメラマンがイソヒヨドリを取り囲んで撮影しているようだが、今日もよく現れているのだろうか。
 市民の森でハクセキレイに合う。多分♂。この時期だから間違いなくこの近辺で繁殖していると思う。やがて大阪城公園で夏季にハクセキレイ見られても、ごく普通の事に思われるようになるのだろう。それをこの目で見るかあの世から見るか・・・「興味を持つ事が多いほど人生は面白い」
 若い頃読んだ小説が突然頭に浮かぶ。“ナタナエルよ、君に情熱を教えよう。行為の善悪を判断せずに行為すること。善か悪かを懸念せずに愛すること。平和な日を送るよりは、悲痛な日を送ることだ。私は死の眠り以外の休息を願わない。・・・・満足して・・あるいは絶望しきって死にたいものだ。” ―アンドレ・ジッド 地の糧よりー 
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散歩がてらに大阪城公園 2021.6.25

2021年06月25日 | Weblog
 野鳥はさっぱりダメの時期がきた。しかし歩かないと体調が保てないので散歩がてらぶらぶらと。エンジンの音がして草刈り中。青臭い草の臭いが鼻に。子供のころの原っぱを思い出す。
 
 大阪城公園の鳥が少なくなると、チョウやトンボの撮影をする人が多くなる。
 随分昔の事、東外堀沿いの藤棚近くで、見慣れないチョウを見付けた。翅を開いた時と畳んだ時の色の違いに、これは何だと驚いた。

 撮影してネットで種々調べたが名前が分からない。そのうちチョウのホームページを見付け、このチョウは何か教えてくださいと送った。
「ウラギンシジミ」 との返事だった。

 チョウは子供のころの野原遊びでなじみがあるが、シジミチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハチョウ、カラスアゲハくらいしか知らない。

 大阪府内に何種くらいのチョウがいて、その内大阪城公園で何種くらい記録されているか興味がある。トンボでも同じだ。
 大阪城公園でチョウやトンボをまとめているのはひでキングしかいないだろう。
 そのうちひでキングにチョウとトンボをまとめた冊子でも作ってもらおう。奥さんの亜子さんは、その方面のプロなので作成には羨ましいい環境。

●今日観察の鳥 シジュウカラ、メジロ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 夜中にトイレで何度も起きる。その都度夢を見て目が覚めるが、ほとんど意味不明の短い夢。
昨夜は珍しく鳥の出てくる夢だった。

 知り合いが案内してくれた所で、段ボール箱の中に冷凍パックされたウソがぎっしりと詰まっている。
 一つをもらって上を切ると、空気がすーと入って膨らみ、あわせてウソにも生気が戻ってきてやがて目も開いて生き返る。
 ウソを両手で包んで、大きな神社の公園を抜けて帰ろうと歩き初める。しかしこれでは帰れないと思っていると、鳥かご屋さんがあって、売れ残った小さな鳥かごが一つぶら下がっている。
 中古340円の表示。これは丁度いいと購入、両手がふさがっているので、店主が大きな紙袋に鳥かごを入れて、紙袋の口を少し開けて差し出すので、ウソを包んだ手を入れて放す。
 
 店主が素早く口を締める。これでやれやれと人混みの中を駅に向かうが、ウソは紙袋の中に鳥かごと一緒、鳥かごの下敷きになると死んでしまう、そんな心配をしてる時に目が覚めた。
 全く意味が分からない。これは夢判断では何を表しているのか。

■■ムクドリ(1992.3.28 )
 この写真は後年にプリントしたもので、実は撮影場所が分からない。フィルムには撮影データーは記入してあるが場所は書いていないからだ。
 普通、私は自分の写真を見れば場所はもちろん、その時の状況や、鳥がとまった枝まで特定することができる。
 ところがこのムクドリは思い出せない。場所も状況もまったく思い出すことができない。
 多分、他の鳥を撮影しようと待っている時に、このムクドリが出てきたので、暇つぶしに撮影したものだろう。
 撮影するまでの思い入れが少ないとこんな事になる。写真を見てもムクドリをこんな状況で写さなければならないとは思えない。
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ホトトギス 2021.6.21

2021年06月21日 | Weblog
 快晴で心地よい。朝に大将からホトトギスと。しかし本人はこれから仕事だと。
 大阪城公園に着いた時、ホトトギスの声は無い。こうなると見付けるのはほぼ無理。散歩がてらにぶらぶら歩く。

 ホトトギスは主にウグイスに托卵する。万葉集の中ではホトトギスが一番たくさん詠まれている。多分、あの独特の鳴き声から人々の心に印象が残るからではないか。
 聞きなしのひとつが 「東京特許許可局」 早口言葉にもあって、私はいまだにこれが言えない。後半が。

 百人一首の中の一句 「ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる」 当時は、夜にホトトギスの鳴くのを待って一句読むという遊びがあったらしい。

 今の月見の夜みたいなのか。勝手な想像だが、暗いうちに庭先にちょっとした料理を用意し、酒をちびちび飲みながらホトトギスの鳴くのを待つ。
 聞こえたら素早く一句読む。なんと優雅な遊び。
 
 これも無知な私の想像だが、当時の連中ときたら、色恋の日々に歌を詠むのが仕事みたいなもの。

 上の句の意味は 「ほととぎすの鳴いた方を見ると、その姿は見えず 有明の月がひっそり残っていた」 もう夜明けが近い、随分待ったんだろうな。そんな優雅な酒が飲みたい。

・ホトトギス 沖縄復帰の森で鳴く 市民の森で観察される
・メジロ 6 沖縄復帰の森、音楽堂西側上ほか
・シジュウカラ 3 
・ツバメ 2 内堀
・ヒドリガモ 1 ♂内堀越夏
・エナガ 4 梅林南側上桜広場
・カワウ 6 内堀、第二寝屋川
・その他 キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 昨日はF1 フランスGPがあった。そこでレッドブル ホンダのフェルスタッペンが優勝!
 後半残り19 周で2回目のタイヤ交換。その間にライバルのメルセデスのハミルトンはどんどん先行。
 コースに戻った時はかなり差が。残り1周に1秒は縮めていかないと追いつかない。相手はそのまま逃げ切ろうと必死、フエルスタッペンも必死、残りが少なくなってくる。間に合うか?
 正に手に汗を握る、神に祈る思い、残り2周で追い付き、一気に追い抜く‼️ そしてゴール。思わずおーっやったー。声が出る。

 これでレッドブルホンダのフェルスタッペンが、ワールドチャンピオンの1位を守っている。チーム(製造者部門)もレッドブルホンダが、メルセデス、フェラーリ、ルノーなどを押しのけて1位を守っている。今年のF1、楽しみで仕方ない。

■■ツツドリ(1992.5.10 ピースオオサカ東側)
 大阪支部の探鳥会があった日、リーダーの I 氏がうれしそうにやって来ていいものを見つけたからちょっと来ないかと誘う。
 何かと聞いても答えない。ともかく来れば分かるからとうれしそうに歩いて行く。
 やがてピースオオサカの近くへ来ると、彼は林の中を指さしてスコープを操作した。のぞくと杜鵑だった。
 カメラをセットしている私に、彼は判断しかねている様子でホトトギスとツツドリの識別ポイントを盛んに話しかける。
 毛虫を捕食するがほとんど動かない。彼が困っているくらいで、私は図鑑を見るより撮影に必死で即座に答を出すことはできない。
 撮影してから調べることにして、とりあえず十数枚のシャッターを切るが高い木の茂みの中で暗く条件は最悪。しかし初めての杜鵑撮影にうれしさで一杯。後日写真でツツドリと確認。
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チョウゲンボウ飛ぶも 2021.6.17

2021年06月17日 | Weblog
 快晴、空は夏色、風は少し冷たくて居心地はいい。コロナの影響か、大阪城公園は全体に静か、カメラマンや散歩の人も多くない。

 梅林の木陰のベンチに座って、ちょっと早い焼酎タイム。カラスとともにチョウゲンボウが飛ぶ。梅林から天守閣方向へ。一人でぼーっとしてるこんな時間が好き。

 まだ6月の中旬なのでサンコウチョウや杜鵑などが出てもよさそうだが、そんな気配もない。市民の森で数人の鳥友と出会ったが、口々に今日もだめ!と言う。いよいよ終わりが近い。今年の春の渡りは前倒しになったのか。

 日本野鳥の会 大阪支部報の 「むくどり通信 6月号」が届いた 。今回の特集記事はツバメだった。
 それで思い出したが 大阪城公園でも、コシアカツバメを一度だけ観察している。飛騨の森から内堀辺りの上を 大きく飛び回っていた。

 カメラは持っていなかったため、撮影できなかったのが残念だった。ただしカメラを持っていたとしても当時の800ミリレンズ、マニュアルフォーカスで追いかけてピント合わすというのは無理だったろうと思う。
 今ならオートで十分可能なので是非もう一度会いたい。

ー 例年この時期のお知らせ ー
 これからの時期は、大阪城公園の鳥が激減します。それにともないこのブログも鳥の情報が無くなってしまいます。
 大阪城公園の野鳥の情報を求めてこのブログを訪問していただく皆さんには、大阪城公園の野鳥情報はありませんのでご了承ください。
 8月の中旬から下旬あたりから秋の渡りの情報発信が始まります。それまでこのブログの訪問はしないようにお願いいたします。
 ただし酔っぱらいの戯言諸々でもいいと言う方は、引き続きよろしくお願いいたします。

 日産セレナEパワーのCMにイカルが出てくる。枝にとまったイカルのと鳴き声、その後走るセレナの横をイカルの群れが並走して飛ぶ。
 ネットで探し停止して見たが間違いなくイカル。CGで作ったのかも知れないがイカそのもの。
 こんなCM、ワシタカやカモメの類を使いそうだがイカルとは。スタッフの中に鳥好きの人がいたのかも知れない。
 プレゼンの中で、イカルの写真を提示しながら、林の中を静かに力強く走るイメージにはこの鳥が・・・とやったはず。などと想像している。

・ハクセキレイ 2羽 成鳥と幼鳥 みどりのリズム
・チョウゲンボウ 上記
・ツバメ 2羽 梅林
・シジュウカラ 2羽
・カルガモ 1羽 梅林上通過
・ヒドリガモ 1羽 内堀越夏個体

■■チョウゲンボウ(2015.11.5 大阪城ホール横第二寝屋川沿い)
 一通りの観察を終えて、大阪城ホールの横、第二寝屋川沿いの道を家に向かっていた。
 今日の出来事や大げさにいえば人生など、歩いている時は何かを考えていることが多い。
 「キーキーキー」大きな音が聞こえていたが、意識が鳥見から外れていたので、鳥の声だとの判断がワンテンポ遅れた。
 見上げると木々の間からチョウゲンボウが舞っている。これまで大阪城公園で見た中ではもっとも低い。
 しかしこの位置では、枝葉が邪魔してすっきり見えない。急いで空が透けた場所に走る。通りかかった車が、私の行動や雰囲気にホーンも鳴らさず、道の途中で止まって待ってくれていたことから、いかに慌てていて、しかも真剣だったか分かるだろう。
 開けた川岸から見た時は、残念ながら対岸の高い空をカラスたちのモビングを受けて飛んでいた。やがてIMPビルの窓にとまるが、カラスたちがなおも攻撃を続ける。たまらなくなったようにチョウゲンボウは飛び立つと、再びカラスの激しいモビングを受けながらビルの陰に見えなくなった。正直な思いは、もう少し早く気付いていればなぁ。
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静かな大阪城公園 2021.6.14

2021年06月14日 | Weblog
 昨日大将から天守閣東側配水池の北でオオルリが鳴いていると連絡をもらった。6月のオオルリは大変少なく。過去2回で今回が3回目の観察になる。
 朝は雨が降っていた。雨の中でさえずるオオルリも大変。そして観察する大将も大変だ。そんな努力がクロハラアジサシやアカエリヒレアシシギを見付けたのだろう。

 以前鳥の知り合いが アメリカへ鳥見旅行に行った。その土産話の中でアメリカでは雨が降ってもバードウォッチングを中止することはないと。
 そこで自分も今後は、雨が降っても鳥見に出かけるつもりだと言っていた。その後、彼がどうしているか知らない。

 私も昔は雨の中でも出かけた。その時のアイデアを紹介したい。
 大きめの傘の先の部分に大きな 「?形のネジ」 をねじ込む。傘をさして鳥見中、両手が必要な時は、?部を頭の上の枝にひっかけると両手は自由になる。

 青屋門近く内堀に面したベンチで休む。ぼんやり堀の水面を眺めていると、さかなやさんが来てちょっと雑談して行ってしまう。ひょうひょうYさんも来てちょっと雑談して行ってしまう。

 しばらくすると女性二人連れが来て、隣のベンチに座って何だかんだとしゃべっている。
 やがて「元山さんのブログに・・・」 と自分の名前が聞こえてきて! 悪口でも聞こえてきたら嫌だなぁと耳に意識が集中。でもその後がはっきり聞こえない。
 バッグひとつで散歩の様子の二人。野鳥に多少興味があるのだろう。

 昔読んだ本を思い出した。自分の周りの人の、3分の1は私を好いている。3分の1は私を嫌っている。残りは私に興味を持っていない。
 その後私は楽になった。悪口が伝わってきても、あぁ3分の1の方だなぁー。

 その本の続きは、「私の周りはみんな味方だ、私を嫌う人はいない」 などと言う人がいれば、そんな人とは危なくて付き合えない。

・ゴイサギ 2羽 水上バス乗り場に成鳥とホシゴイがとまっていた。
・ツバメ 4羽 東外堀、内堀
・ハクセキレイ 3羽 みどりのリズム、西の丸庭園
・シジュウカラ 2羽 市民の森、元射撃場
・カワウ 3羽 内堀
・カルガモ 1羽 内堀
・ヒドリガモ 1羽 内堀、越夏個体
・ダイサギ 1羽 上空飛翔

■■ササゴイ(1993.9.15 北外堀青屋門付近)
 缶ビールを片手に酒の匂いをさせて「どんな鳥がおるんや」と声をかけてきた。早朝の飛騨の森での出来事である。
 相手にしない方がいいだろうと、あいまいに返事していると、その男はなおも寄ってきて、いつもカワセミを見るとか数年前まではコジュケイも多かったとか話しかけてくる。
 そのうち2羽のヤマドリが青屋門近くの倒木にいつもとまっている。ハトよりずっと大きい。でもゴイサギではない。あれはどう見ても「ヤマドリ」だと言い出す。
 その酔っぱらい男の事は信用していないが、これまでの話しからすると鳥のことを多少は知っている様子だ。ヤマドリがいるとは思えないが、ヤマドリと間違う鳥は何だろうかと気になった。
 自分の目で確認するのが一番と、男が去った後その場所に向かった。しかし、男の言うあたりに倒木は見当たらない。しばらく探すと堀の中に倒れ込んだ木にササゴイがとまっているのを発見。男が言う「ヤマドリ」とはこの事か。
 水面に突き出た枝にササゴイがとまる、当初は亀とにらみ合い。亀は水中に逃げる。今までにない構図で気に入った。
 ヤマドリではなかったが、話を聞いた時は取りあえず確認してみるものだと思った。
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かろうじてオオムシクイ1羽 2021.6.11

2021年06月11日 | Weblog
 大阪 真夏日 真夏の猛暑日を思えばまだ耐えられる。鳥はもうみんな行ってしまった。大阪城公園は渡り鳥の中継地だから。

 かろうじてオオムシクイ1羽のさえずりがみどりのリズムで。
 市民の森で出会ったひょうひょうYさんの話しでは、京橋口のイソヒヨドリは一昨日を最後に現れないと。
 いよいよヒナが孵ったのか巣立ちして移動したのか。イソヒヨ好きの彼はちょっと寂しそう。

・シジュウカラ 4
・カワウ 5 第二寝屋川、内堀
・コゲラ 1 梅林
・ヒドリガモ 1 内堀越夏中
・カルガモ 1 内堀 雑種カモと
・ハシボソガラス 2 水上バス乗り場
・その他 キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ

アオサギ(1998.12.6 本丸庭園池)
 服飾に全然興味がなくて、人は外見に関係なく中身が問題だと思って生きてきた。この歳になって変えるつもりはないが、確かに見た目の印象で決めてしまって、後々に影響することがあるのも事実だと思う。
 アオサギはこの姿勢が一番いい。首を縮めて休む姿はずる賢い中年男を連想するし、首を折り曲げて飛ぶ姿はサギ師を連想する。中途半端に伸ばしているのは、首の線が蛇ようで気に入らない。
 ところがこの姿勢はどのラインを見ても無駄がなくバランスがとれて美しい。
 しかし、アオサギにはかわりなく同じである。やはり外見で多少は影響を受ける。中身を磨くのは当然であるが、外見もそれなりに飾って、損をしない程度にしておく方が無難のようだ。
 本丸庭園池のアオサギを撮影するのは2回目だが、前回はサギ師スタイルだった。今回は一番美しい姿を撮影することができた。
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マミジロキビタキ♂ 滞在中 2021.6.7

2021年06月07日 | Weblog
 マミジロキビタキ♂。今日も滞在とは嬉しい♪♪
 
 今日はちょっと場所が違って、範囲はノースロップの森、沖縄復帰の森、音楽堂西側上、もみじ園、市民の森の範囲を鳴きながら盛んに移動する。

 市民の森でも樹冠部を鳴きながら次々移動。声が聞こえるので存在は分かるが、姿を見るのが大変。枝葉の隙間に時々見える。20数人のカメラマンが 「あっちで鳴いた、こっちで鳴いた」 とカメラを携えて右往左往。

 私も樹冠部の葉の間に時々見える姿にカメラを向ける。正直、写真的には今一つもとりあえず撮影する。 

 出会った男性から驚きの情報。6月2日に一番やぐらでマミジロキビタキを撮影したという。  キビタキの鳴き声で探していたら突然現れて撮影したと。離れていてシャープな写真ではないがマミジロキビタキに間違いない。これはびっくり。

 先の土曜日以前、6月2日、3日、4日などに、マミジロキビタキを撮影された方は、ぜひ情報提供をよろしくお願いいたします。期待して待っています。
 
 マミジロキビタキは旅鳥。夏鳥のキビタキとは暮らしが違う。ムギマキも同じ旅鳥だが日本で観察される時期が少し違うのが面白い。
 マミジロキビタキは5月下旬から6月にかけて観察されることが多い。大阪城公園でもキビタキのように4月に観察されたことは無い。

 このマミジロキビタキはいつまで滞在するのか。鳥の少なくなった時期に楽しませてくれるのはありがたい。
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マミジロキビタキ♂ 今日も出る 2021.6.6

2021年06月06日 | Weblog
 「1番やぐらにマミジロキビタキ♂」
 よし行こうと即決。昨日も連絡もらったが、マミジロキビタキの行動から、行ってもダメだろうとの判断。
 しかし今朝は二日目、それなら見られる確率は高いと。急いで駆けつける。鳥友から今日は靴下履いてるか?と冷やかされる。

 一番やぐら前には十数名が柵の中をのぞいている。この冬に越冬したトラツグミがよく見られた場所だ。
 さえずりの声はすぐに分かった。よく鳴いている。しかし暗い木々の中で姿が見えない。多くのカメラマンは既に十分撮影した様子で余裕がある。
 さかなやさんやともちゃんの写真を見る。素晴らしー!いいなぁ♪♪

 靴下は履いたが、急いで来たので飲み物はない。大将が熱中症を心配してペットボトルのお茶をプレゼントしてくれた。
 
 しばらくして、距離は遠いがようやく姿を目にしてシャッターを数枚切る。ゴマ粒みたいに小さく、その上前に枝葉がかかっていてひどい写真だ。でもマミジロキビタキ♂に違いない。

 先々週の土曜日には、飛騨の森でマミジロキビタキ♀が出ている。
 マミジロキビタキは超珍鳥ではないが出合うのが難しい鳥である。しかも大変美しい。あのレモンイエローと言われる黄色が何とも爽やか。
 キビタキの黄色が悪いとは言わないが、マミジロキビタキのレモンイエローには憧れる。
 一週間で♂♀両方が出るとは。大阪城公園は凄い所だとあらためて。

 今日の行動は、一番やぐらの辺りから玉造口辺りを移動。最後は元ヘリポート辺り。居なくなったと分からなくなって、しばらくすると戻ってきて鳴く。
 木々の中をよく動くが、さえずる声を頼りに移動先は分かる。ただし姿を目にするのは大変。

 この2日間の行動は
・6月5日 土曜日 8時半ごろから10時15分ごろまで、梅林南側上~元ヘリポート辺りを行動。鳴き声でおよその場所は分かるが姿を目にするチャンスは少ない。
・6月6日 日曜日 6時ごろから11時30分ごろまで、一番やぐら~玉造口。最後は元ヘリポート。やはりさえずり声はよく聞かれるが姿を見るチャンスは多くない。

 2日間とも午前中がチャンス。午後になって鳴かないと居場所は全く分からなくなる。
 しばらく滞在してくれたらうれしいが。
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一妻多夫!  2021.6.2

2021年06月02日 | Weblog
 今年も6月に入った。年寄りは月日の流れが早い。
 大阪城公園は長い観察記録があるので、今さら初記録の鳥は出ないと思われるが、意外とそうでもない。
 今年はすでに初記録の鳥が3種も。イスカ。カラフトムジセッカ、アカエリヒレアシシギ。
 こんな事を誰が想像できるだろうか。

 先日のアカエリヒレアシシギは変わった鳥だ。いわゆる一妻多夫の鳥。
 1羽の♀が♂と交尾し、卵を産んだら後は夫に任せ、妻は次の男へ向かう。夫は一人で卵を温め孵ったヒナに餌を与え育てる。まさしくイクメン。

 反対に一夫多妻の鳥もいる。オオヨシキリ、コヨシキリ、ミソサザイなどはたくさんの妻を持つと言われる。他に多夫多妻、乱婚なども。
 多くの鳥は、基本的に一夫一妻。基本的にと言うのは、事実は♂♀ともかなり浮気があるとの報告も。

 今回のアカエリヒレアシシギと同じ一妻多夫の鳥は、ご存知のタマシギがある。
 ともに妻が美しく着飾って夫は地味。夫は巣の上でじっと卵を温めているのに、派手な色合いでは目立って仕方ない。
 一方妻は美しい色合の衣装で、卵を夫に任せて新しいイケメンを探す。

 今回飛来の3羽を見ると、1羽は頭も黒く、喉も橙色に染まって美しい♀の夏羽。後の2羽は微妙。換羽の途中なのか♀か♂か私では判断ができない。記録はそのままを記載している。

・ツバメ 3 東外堀、梅林、京橋口
・オオムシクイ 2 六番やぐら、梅林
・イソヒヨドリ ♂1 京橋口
・シジュウカラ 6 各所
・ヒドリガモ 1 越夏♂ 内堀
・アオサギ 1 内堀
・カルガモ 3 北外堀、第二寝屋川
・カワウ 2 第二寝屋川

 大阪城公園での観察記録種が176羽になった。先日更新した一覧表を再度更新。こんな短期間に更新しないといけないとはうれしい悲鳴。プリントしたものを、今朝大阪城公園で出会った鳥友数人に渡した。
 希望の方があれば、このパソコン宛てメールを。折り返し一覧表を添付して返信しますのでどうぞ。

 上記の婚姻生態については、書棚から関連の本を探し出して書いたもの。古い本もあり、あくまで参考に。鳥の世界は日進月歩。新しい研究が次々と発表されている。興味ある方は最新情報を。
1 おしどり夫婦ではない鳥たち 濱尾章二 岩波書店
2 鳥の雑学事典 山階鳥類研究所 日本実業出版
3 一夫一妻の神話 上田恵介 蒼樹書房
4 鳥について300の質問 A&H・クリュックシァンク 青柳昌宏訳

■■ヒドリガモ(1999.1.11 内堀)
 ヒドリガモは顔の緋色から名づけられた。内堀に休むヒドリガモたち。まれに外堀で見られることがあっても翌日には見られない。大阪城公園のヒドリガモは内堀だ。
 カウントを続けてきたことで最近ようやくカモの顔が見えてきた。大阪城公園で見られる範囲のことだから種類はたいしたことはないが、ホシハジロやキンクロハジロなら嫌というほど見ている。
 スズメを見ることで他の鳥たちが見えることがあるように、ホシハジロやキンクロハジロであっても数多く見ていると他のカモを見る時に役立つ。
 相違点に気づくことや見るポイントを教えてくれるような気がする。ようやく、ここがこうだからヒドリガモでなくひと目でヒドリガモと分かるようになった。顔付き、シルエット、浮かび方、全体から出る雰囲気がヒドリガモになっているから不思議。
 それを感じるのも不思議だが、ちょっとヒドリガモに近付けたように思えて悪くない気分。どんどん鳥に近づいて人として現世を去るときはもっと鳥に近づいてみたい。
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